JPH0577075U - 微細部品用キャリアテープ - Google Patents
微細部品用キャリアテープInfo
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- JPH0577075U JPH0577075U JP2696392U JP2696392U JPH0577075U JP H0577075 U JPH0577075 U JP H0577075U JP 2696392 U JP2696392 U JP 2696392U JP 2696392 U JP2696392 U JP 2696392U JP H0577075 U JPH0577075 U JP H0577075U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本考案は、微細部品を個別に収納するための凹
状容器が流れ方向に多数連設してなるキャリアテープに
おいて、電子部品等の如何なる複雑な形状の微細部品で
あっても、これを所定の位置に正確かつ安定に収納・保
持して、搬送中に微細部品が変形・破損するのを防止す
ることのできる構造のキャリアテープを提供する。 【構成】この微細部品用キャリアテープ1は、前記凹状
容器3の底面に微細部品を保持するための予め別途に成
形した突起部材6を着設してなるものである。
状容器が流れ方向に多数連設してなるキャリアテープに
おいて、電子部品等の如何なる複雑な形状の微細部品で
あっても、これを所定の位置に正確かつ安定に収納・保
持して、搬送中に微細部品が変形・破損するのを防止す
ることのできる構造のキャリアテープを提供する。 【構成】この微細部品用キャリアテープ1は、前記凹状
容器3の底面に微細部品を保持するための予め別途に成
形した突起部材6を着設してなるものである。
Description
【0001】
本考案は各種電子部品、精密機器部品などの微細部品を多数収納する微細部品 用キャリアテープ(以下、キャリアテープとする)に関するものである。
【0002】
従来、例えば電子部品用のキャリアテープでは、一枚の平坦な熱可塑性プラス チックシートから、プレス成形または真空成形により、電子部品を個別に収納す るための流れ方向に多数連設した凹状容器と、収納された各電子部品を保持して 変形・破損を防止するための凹状容器の底部に設けた突起部とを、同時に成形し ていた。
【0003】 電子部品の高集積化、小型化、薄型化が進むにつれ、電子部品のリード数が増 加すると共にリードピッチが狭小化し、リードが変形し易くなってきている。そ の上、形状が複雑となり、熱可塑性プラスチックシートからのプレス成形や真空 成形では、突起部の幅や高さを成形することが困難な品物も増えてきている。
【0004】 例えば、ICでリードが4方向に出たクアッドフラッドパッケージ(QFP) の場合、リードの変形を防止するためには凹状容器の底に幅 0.4mm以下、高さ 0 .3〜 4.0mmの突起部を設けることが望まれているが、従来のプレス成形または真 空成形により可能な突起部の寸法は幅、高さとも 0.5mm以上のものしかできなか った。
【0005】 さらに、ICを静電気から保護するために熱可塑性プラスチックシートにカー ボン・ブラックなどの導電物を練り込んでいたため、成形の際にプラスチックシ ートが充分伸ばされず、突起部に穴あきなどの成形不良の発生することが多かっ た。
【0006】
したがって、本考案の目的は、微細部品を個別に収納するための凹状容器が流 れ方向に多数連設してなるキャリアテープにおいて、電子部品のリード部等の如 何なる複雑な形状の微細部品であっても、これを所定の位置に正確かつ安定に収 納・保持して、搬送中に微細部品が変形・破損するのを防止することのできる構 造の凹状容器を有するキャリアテープを提供するものである。
【0007】
本考案によるキャリアテープは、前記凹状容器の底面に微細部品を保持するた めの予め別途に成形した突起部材を着設したことを特徴とするものである。
【0008】 以下、本考案の一実施態様を添付した図面にしたがって、さらに詳細に説明す る。 図1は本考案のキャリアテープをロール状に巻き取ったときの状態で示す斜視 図で、キャリアテープ1は流れ方向に微細部品2‥を個別に収納するための多数 の凹状容器3‥を連設すると共に、各凹状容器3‥の側方に誘導用の小孔4‥を 1列に穿設したものからなり、通常は図示のように、各凹状容器3‥の開口縁に 沿って、これを被覆する可撓性のトップテープ5を貼り合わせた後、ロール状に 巻回して、運搬、保管の用に供せられている。
【0009】 図2は各凹状容器3をさらに拡大して示した縦断面図で、この凹状容器3は底 面に微細部品を保持するための予め別途に成形した突起部材6が、接着剤または 超音波溶着等によって着設されている。
【0010】 つぎに、本考案のキャリアテープ1の製造法を、上記図1〜2に示したキャリ アテープを例として説明すると、まず素材の熱可塑性プラスチックシートからプ レス成形または真空成形などにより、図3に示すように凹状容器31‥が流れ方向 に多数連設されたテープ状物11を成形する。その際、後述する突起部材61を取り 付けるために、この容器31の底面31aは扁平にしておくことが好ましい。
【0011】 この成形に用いられる熱可塑性プラスチック材料としては、ポリエステル、ポ リスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、塩化ビニルなどの樹脂が例示 され、凹状容器3に収納する微細部品2が静電気により破壊され易いものの場合 には、これらの材料樹脂にカーボンブラックなどの導電物を練り込んだものが使 用される。
【0012】 つぎに、収納する微細部品2を凹状容器3内で保持、安定させるために、図4 に示すような、微細部品2の外郭形状、例えば、それが電子部品であれば、これ を変形・破損させない外郭形状に対応した形状の突起部材61を、予め別途に射出 成形等により成形する。
【0013】 この成形材料としてはポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカ ーボネート、ABSなどの樹脂が例示され、凹状容器3に収納する微細部品2が 静電気により破壊され易いものの場合には、これらの材料樹脂にカーボンブラッ クなどの導電物を練り込んだものが使用される。
【0014】 つぎに、前記図3に示されるように、テープ状物11の凹状容器31の底面31aの 所定位置に接着剤(図示せず)を塗布した後、その上に前記突起部材61を置いて 接着させるか、上記所定位置に突起部材61を置いて超音波溶着させるなどの手段 によって着設される。 ここで使用される接着剤にはアクリル系、酢酸ビニル系、ウレタン系、ポリエ ステル系、エポキシ系などの各種のものが挙げられるが、その中でも速硬性のも のが好ましい。
【0015】 なお、本考案のキャリアテープ1の使用に際しては、各凹状容器2‥に微細部 品1‥を個別に順次挿入した後、各凹状容器2‥の開口縁をトップテープ5によ って被覆することで、また、その取り出しはこの逆の手順で、いずれも専ら機械 的自動手段によって行うことができる。 また、本考案のキャリアテープ1は微細部品の形状に適した突起部材61を用い ることにより、形状の異なる微細部品を収納することが可能である。
【0016】
本考案のキャリアテープは、微細部品を個別に収納するための凹状容器を、流 れ方向に多数連設してなるものにおいて、前記凹状容器の底面に微細部品を保持 するための予め別途に成形した突起部材を着設したものであるため、如何なる複 雑な形状、例えば電子部品のリード部のように細くて長い突起部を有する微細部 品に対しても、常に安定に保持することができる。
【0017】
以下、本考案の具体的態様を実施例により説明するが、本考案はこれらの記載 にのみ限定されるものではない。 実施例1. まず、カーボンブラックを練り込んだ塩化ビニルシートを素材として、図5に 部分図として示される、底面寸法:16.5mm角、深さ: 2.3mmの扁平な底面32aを 有する凹状容器32が流れ方向に多数連設した形状のテープ状物12を、プレス成形 により作成した。
【0018】 別工程で、カーボンブラックを練り込んだポリスチレン樹脂を用いて、中央に 8.0mm角の孔を有する外のりが14.0mm角の環状基板62aの上面に、基板と同じ外 のりで厚さ: 0.4mm、高さ: 1.5mmの電子部品のリード部21bを保護するための 角環状突起62bと、基板の角孔と同じ内のりで厚さ: 1.0mm、高さ: 1.0mmの電 子部品のモールド部21aを支持するための角環状突起62cとを備えた突起部材62 を、射出成形により成形した。
【0019】 次に、凹状容器32の扁平な底面32aの所定位置に、アクリル系接着剤7を塗布 し、その上に、上記突起部材62を置いて接着させることにより本考案に係わるキ ャリアテープを製造した。
【0020】 このキャリアテープの突起部材62上にQFPタイプのIC21を載置したところ 、そのモールド部分21aが角環状突起62bにより外側面を保持されると共に角環 状突起62c上に保持されるため、IC21は凹状容器32内で極めて安定であり、運 搬中にICのリード部分21bが変形・破損することがなかった。
【0021】 実施例2. カーボンブラックを練り込んだ塩化ビニルシートを素材として、図6に部分図 として示される、底面寸法: 8.3mm× 8.9mm、深さ: 3.9mmの扁平な底面33aを 有する凹状容器33が流れ方向に多数連設した形状のテープ状物13を、プレス成形 により作成した。
【0022】 別工程で、カーボンブラックを練り込んだポリスチレン樹脂を用いて、図7に 示される形状の、 4.0mm× 3.0mmの長方形の孔を一側に有する外のりが 7.0mm× 6.0mmの大きさの角環状基板63aの上面に、その他側の外壁に沿って設けられた 、幅: 6.0mm、厚さ: 0.5mm、高さ: 2.0mmの電子部品のリード部22bを保護す るための板状突起63bと、前記長方形の孔の内壁に沿って設けられた、厚さ: 1 .0mm、高さ: 1.5mmの電子部品のモールド部22aを保持するための角環状突起63 cとを備えた突起部材63を、射出成形により成形した。
【0023】 次に、凹状容器33の扁平な底面33aの所定位置に、上記突起部材63を置いて超 音波溶着することにより本考案に係わるキャリアテープを製造した。 このキャリアテープの突起部材63上にQFPタイプのIC22を載置したところ 、前例と同様IC22は凹状容器33内で極めて安定であり、ICのリード部分22b も変形・破損することがなかった。
【0024】
本考案のキャリアテープは、予め別途に成形した突起部材の形状を異ならせる ことにより、如何なる複雑な形状の微細部品にも対応し、微細部品を正確かつ安 定に収納・保持して、搬送中の微細部品の変形・破損を防止することができる。 また、従来の1枚の熱可塑性シートからのプレス成形または真空成形では製造 することのできなかった 0.5mm未満の突起部も、本考案のキャリアテープでは予 め別途に成形した突起部材を用いることにより製造可能となり、用途を一層拡大 させることができる。
【図1】本考案に係るキャリアテープの一実施態様を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】図1に示したキャリアテープの要部の拡大縦断
面図である。
面図である。
【図3】図1に示したキャリアテープを製作する際に用
いられるテープ状物の部分拡大斜視図である。
いられるテープ状物の部分拡大斜視図である。
【図4】図1に示したキャリアテープを製作する際に用
いられる突起部材の部分拡大斜視図である。
いられる突起部材の部分拡大斜視図である。
【図5】本考案の実施例1に記載のキャリアテープに微
細部品を収納した状態を示す部分拡大縦断面図である。
細部品を収納した状態を示す部分拡大縦断面図である。
【図6】本考案の実施例2に記載のキャリアテープに微
細部品を収納した状態を示す部分拡大縦断面図である。
細部品を収納した状態を示す部分拡大縦断面図である。
【図7】本考案の実施例2で用いた突起部材を拡大して
示した斜視図である。
示した斜視図である。
1‥キャリアテープ、 2‥微細部品、 3‥凹状容
器、 6‥突起部材、7‥接着剤。
器、 6‥突起部材、7‥接着剤。
Claims (1)
- 【請求項1】微細部品を個別に収納するための凹状容器
が流れ方向に多数連設してなるキャリアテープにおい
て、前記凹状容器の底面に微細部品を保持するための予
め別途に成形した突起部材を着設したことを特徴とする
微細部品用キャリアテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2696392U JPH0577075U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 微細部品用キャリアテープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2696392U JPH0577075U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 微細部品用キャリアテープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577075U true JPH0577075U (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=12207815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2696392U Pending JPH0577075U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 微細部品用キャリアテープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577075U (ja) |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP2696392U patent/JPH0577075U/ja active Pending
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