JPH0577045B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0577045B2
JPH0577045B2 JP61282058A JP28205886A JPH0577045B2 JP H0577045 B2 JPH0577045 B2 JP H0577045B2 JP 61282058 A JP61282058 A JP 61282058A JP 28205886 A JP28205886 A JP 28205886A JP H0577045 B2 JPH0577045 B2 JP H0577045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape memory
memory alloy
flexible tube
alloy material
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61282058A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63136014A (ja
Inventor
Shigeo Hirose
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan
Original Assignee
Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan filed Critical Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan
Priority to JP61282058A priority Critical patent/JPS63136014A/ja
Publication of JPS63136014A publication Critical patent/JPS63136014A/ja
Publication of JPH0577045B2 publication Critical patent/JPH0577045B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、曲がりくねつた細い通路を通して移
動させることのできる可撓管に関するもので、特
に、その移動に伴つて可撓管を能動的に屈曲させ
るようにした、可撓管の能動屈曲装置に関するも
のである。
(従来の技術) 生体の胃、腸、気管などの内臓器官の検診や、
原子力プラント、ジエツトエンジン、ボイラ等、
外部から見ることのできない各種工業機器の内部
あるいは裏側の点検などを行うときには、通常、
曲がりくねつた細い通路に挿通することのできる
柔軟な内視鏡が用いられる。そのような内視鏡
は、一般に、光フアイバ束を用いたフアイバスコ
ープを、可撓性の管体からなる体幹内に挿通した
ものとされている。
ところで、特に医用の内視鏡の場合には、挿入
される大腸等が大きな移動性を有しているので、
その体幹を大腸等の屈曲形状に応じて能動的に屈
曲させることができるようにすることが望まれ
る。
そこで、従来の医用内視鏡は、その体幹の先端
部内周面に4本のワイヤを接続し、そのワイヤを
外部から選択的に引つ張ることにより、体幹の先
端部を任意の方向に屈曲させることができるよう
にされていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、そのように体幹の先端部のみを
能動的に屈曲させるようにしたものでは、他の部
分は腸壁等の反力によつて受動的に屈曲させなけ
ればならず、挿入操作に高度の熟練を要するばか
りでなく、患者に不快な圧迫感を与えるという問
題があつた。
体幹全体を能動的に屈曲させることができるよ
うにすればよいのであるが、従来のようなワイヤ
の引張による屈曲装置では、そのようにしようと
すると、多数のワイヤを互いに干渉することのな
いようにして体幹内に挿通しなければならないの
で、体幹を大径のものとすることが必要となる。
そのために、できるだけ小径とすることが求めら
れる内視鏡には、そのような能動屈曲装置は適用
することができなかつた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、軟性内視鏡の体幹等を
構成する可撓管を、小径のものでありながら、全
体を任意の形状に能動的に屈曲させることができ
るようにすることである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、可撓
管を屈曲させるアクチユエータとして、形状記憶
合金(Shape Memory Alloy、以下、SMAと略
称する)材を用いるようにしている。可撓管は、
両端にフランジを有する複数個の可撓性セグメン
トを直列に連結することによつて形成されてい
る。SMA材は、変態点以下の温度で伸長変形さ
せた状態で、各セグメントの両端のフランジ間に
複数本、円周方向に間隔を置いて張設されてい
る。各SMA材は、可撓管内に挿通されるリード
線を介して外部の制御装置に接続されている。そ
の制御装置は、先端セグメントのSMA材に指令
電流を加える屈曲角指令部と、その先端セグメン
トの屈曲角と可撓管の移動速度とに応じて、後続
するセグメントのSMA材に加える電流を制御す
るシフト指令部とを備えている。
(作用) このように構成することにより、可撓管を移動
させながら、先端セグメントのSMA材に指令電
流を加えると、SMA材は銅の約25〜50倍の電気
抵抗を有しているので、そのSMA材がジユール
発熱する。そして、その熱によつて、SMA材が
変態点以上の温度に達すると、そのSMA材は記
憶している元の形状に戻ろうとする。したがつ
て、変態点以下の温度で伸長させてフランジ間に
張設されたSMA材は、それ自体の熱によつて収
縮する。その結果、先端セグメントは、収縮する
SMA材側に向かつて指令された角度だけ屈曲す
る。
そして、その先端セグメントと可撓管の移動速
度とに応じて次のセグメントのSMA材に加える
電流を制御すれば、次のセグメントが先端セグメ
ントの位置していたところに達したとき、そのセ
グメントが先端セグメントと同様に屈曲する。こ
うして、先端セグメントの屈曲が、後続する各セ
グメントに順次伝播され、可撓管が曲がりくねり
ながら移動するようになる。
リード線は微細なものでよいので、多数本のリ
ード線であつても、十分に小径の可撓管の内部に
挿通することができる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
図中、第1〜3図は本発明による可撓管の能動
屈曲装置を大腸内視鏡に適用した実施例を示すも
ので、第1及び2図はその内視鏡の体幹の縦断面
図及び横断面図であり、第3図はその内視鏡のシ
ステムの説明図である。
第1,2図から明らかなように、可撓管である
体幹1は、複数個のセグメント2,2,…を直列
に連結したものとされている。各セグメント2
は、円筒状の外装3によつて覆われた中心骨格と
なるステンレス製のコイルスプリング4の両端
に、その軸線に直交するサイドフランジ5,5を
取り付けたもので、隣接するセグメント2,2の
フランジ5,5はジヨイント6によつて互いに結
合されている。各セグメント2には、両端のフラ
ンジ5,5間に更に一対の中間フランジ7,7が
設けられている。そして、このように連結された
複数個のセグメント2,2,…全体が、人工血管
と同様な材料からなる柔軟な外被8によつて覆わ
れている。
こうして、各セグメント2は、曲げ剛性は小さ
いが伸縮及びねじりに対する剛性は大きい可撓性
の管体として構成されている。
各セグメント2の中心のコイルスプリング4内
には、体幹1の全長を通してその一端から外部に
まで延びるフアイバスコープ9と往復一対の冷却
水管10,10とが挿通されている。また、コイ
ルスプリング4の外装3と外被8との間の空間に
は、6本のSMA材11と多数のリード線を束ね
た一対のリード線束12,12とが配設されてい
る。
SMA材11は、微細な線材を外径1mm程度の
コイルスプリング状に形成したもので、変態点以
上の温度で密着巻きの状態となる形状を記憶させ
てある。そして、変態点以下の温度で伸長変形さ
せた状態でセグメント2の両端のフランジ5,5
間に張設され、両端がそのフランジ5,5にそれ
ぞれ固定されている。したがつて、そのSMA材
11は、変態点以上の温度にまで加熱すると収縮
する。
SMA材11は、近接して配置された3本が1
組とされ、その2組がそれぞれ中央のコイルスプ
リング4の両側の互いに軸対称な位置に配設され
ている。この3本1組のSMA材11は、その端
部が適宜互いに接続され、電気的に直列となるよ
うにされている。そして、このように電気的に直
列に接続されたSMA材11の一端は、リード線
束12中の独立したリード線に接続され、他端は
リード線束12中のアース線に接続されている。
リード線束12は、各セグメント2の屈曲の中
立面内に配置され、体幹1の運動性に影響を与え
ることのないようにされている。このリード線束
12は、体幹1の全長を通して延び、その一端か
ら外部にまで延出して、各SMA材11に独立し
て電流を加えることができるようにされている。
中間フランジ7には、これらSMA材11及び
リード線束12が挿通される貫通孔13,13,
…が設けられている。
第3図から明らかなように、大腸内視鏡は、上
述のように構成されたセグメント#1,#2,
…,#nからなる体幹1を備えている。そして、
その体幹1が大腸14内に挿入され、その先端か
らフアイバスコープ9によつて腸壁等を観察する
ものとされている。
体幹1の外部には、その体幹1を挿入移動させ
るサーボモータ15と、体幹1の挿入及び屈曲を
制御する制御装置16と、体幹1内の冷却水管1
0,10を通して冷却水を循環させる水ポンプ1
7とが設けられている。
制御装置16は、各セグメント#1〜#nの屈
曲角を制御する指令部としてのサーボユニツト1
1,182,…,18oと、体幹1の移動速度を
制御するモータサーボユニツト19とを備えてい
る。これらのサーボユニツト181〜18o,19
は、入出力装置20によつて与えられるマイクロ
コンピユータ21からの指令に基づいて作動され
るようになつている。
各セグメント#1〜#nの屈曲角を制御するサ
ーボユニツト181〜18oは、対応するセグメン
ト#1〜#nのSMA材11に、上述のそれぞれ
独立したリード線を介して電流を供給するもの
で、そのサーボユニツト181〜18oには対応す
るSMA材11の電気抵抗値がフイードバツクさ
れるようになつている。すなわち、そのサーボユ
ニツト181〜18oは、第4図に示されているよ
うに、SMA材11と一定抵抗値の3個の抵抗R
とをブリツジ回路に組み、SMA材11の抵抗値
をフイードバツクして入力信号に加える回路によ
つて構成されている。そして、各サーボユニツト
181〜18oは、対応するセグメント#1〜#n
の2組のSMA材11を同時に制御するものとさ
れている。
この制御装置16は次のように働く。
すなわち、この内視鏡を用いるときには、医師
が、フアイバスコープ9からの映像を見ながら、
先端方向制御用操縦レバー22及び挿入動作用操
縦レバー23を操作する。手動で与えられるこれ
らの指令は、入出力装置20からマイクロコンピ
ユータ21に導かれ、そのマイクロコンピユータ
21によつて処理された後、再び入出力装置20
を通して各サーボユニツト181〜18o,19に
与えられる。先端方向制御用操縦レバー22から
の指令はサーボユニツト181に与えられ、その
サーボユニツト181から先端セグメント#1に
指令電流が送られて、先端セグメント#1が指令
された方向及び角度で屈曲される。すなわち、こ
のサーボユニツト181が屈曲角指令部となつて
いる。挿入動作用操縦レバー23からの指令はモ
ータサーボユニツト19に与えられ、その指令信
号に基づいてサーボモータ15が駆動されて、体
幹1が指令速度で移動される。また、これらの指
令がマイクロコンピユータ21によつてシフト指
令に翻訳され、サーボユニツト182〜18oから
対応するセグメント#2〜#nに指令電流が送ら
れて、それら各セグメント#2〜#nが指令され
た方向及び角度で屈曲される。このシフト指令と
は、先端セグメント#1の屈曲を、体幹1の移動
速度に同期して、後続するセグメント#2〜#n
に順次伝播させるもので、それによつて体幹1
は、大腸14の屈曲形状に沿つて屈曲しながら移
動することになる。すなわち、これらのサーボユ
ニツト182〜18oがシフト指令部となつてい
る。
次に、第1,2図のように構成された体幹1の
作用について説明する。
各セグメント2のSMA材11には、上述のよ
うにして制御された電流が加えられる。SMA材
11は、約70℃の変態点以下の温度では比較的柔
軟で伸びやすい性質を有するが、変態点以上に加
熱されると、固くなつて記憶している形状に復元
する。したがつて、各SMA材11に通電されて
いない状態では、セグメント2はコイルスプリン
グ4の弾性力によつて直線状に延びているが、い
ずれかのSMA材11に通電すると、ジユール熱
によつてそのSMA材11が変態点以上の温度に
達し、記憶形状に収縮する。その結果、そのセグ
メント2が、収縮するSMA材11の側に屈曲す
る。SMA材11は、相変態に伴つて電気抵抗値
が変化するが、上述のようにその抵抗値をフイー
ドバツクして入力電流を制御することにより、そ
の屈曲角は指令されたとおりの角度となる。
SMA材11への通電を停止すると、そのSMA
材11は、冷却水管10を通して循環する冷却水
によつて冷却され、変態点以下の温度となつて収
縮力を失うので、セグメント2はコイルスプリン
グ4の弾性力により直線状に復元する。
この間において、SMA材11は3本が1組と
され、それらが電気的に直列に接続されているの
で、次のような効果を得ることができる。
3本1組のSMA材11の電気抵抗が極めて
大きくなる。したがつて、そのSMA材11に
電流を送るリード線の抵抗が無視できるように
なり、そのリード線を細くすることができる。
また、セグメント2の屈曲角のモニタ値とし
て、SMA材11の相変態に伴う電気抵抗値の
変化を利用する場合、全体の抵抗が大きくなつ
た分だけその変化量も大きくなり、正確な屈曲
角の計測が可能となる。
SMA材11の表面積が大きくなるので、電
流遮断時の冷却が速やかに行われ、応答速度を
速くすることができる。
各SMA材11が小径のものであつても、1
本の大径のものと同等の駆動力を得ることがで
きる。
こうして、各リード線は、絶縁外被を含めて直
径0.1mm程度の微細なものとすることが可能とな
り、各セグメント2ごとに独立したリード線を束
ねても、そのリード線束12の径は極めて小さな
ものとなる。したがつて、体幹1の径は全体でも
10〜15mm程度に抑えることができ、大腸内視鏡と
して十分に満足し得るものを得ることができる。
この内視鏡は、SMA材11が軸対称な位置に
配設されているだけであるので、その屈曲は1自
由度しか有していないが、大腸14の2次元的な
配置からみて、十分実用に供することができる。
なお、操作性をよりよくすることが求められる場
合には、先端のセグメント12には3組のSMA
材11を120°間隔に配置して、2自由度の屈曲を
行わせるようにすることもできる。
第5〜7図は本発明による可撓管の能動屈曲装
置を心臓カテーテルに適用した実施例を示すもの
で、第5図はその体幹の一部を示す破断斜視図で
あり、第6及び7図はその体幹の骨格を形成する
合成樹脂チユーブのそれぞれ異なる実施例を示す
斜視図である。
第5図から明らかなように、体幹30は、シリ
コンゴムあるいはナイロン等の弾力性を有する合
成樹脂材からなるチユーブ31の両端にフランジ
32,32を取り付けた複数個のセグメント33
を、ジヨイント34を介して直列に連結すること
によつて構成されている。そのチユーブ31は、
第6図に示されているように、中心に血圧測定や
採血等を行うための作業孔35を有するもので、
その周壁には、2本ずつ3組のSMA材挿通孔3
6及び3本のリード線挿通孔37がそれぞれ120°
の間隔を置いて設けられている。また、フランジ
32には、チユーブ31の中心作業孔35、
SMA材挿通孔36、及びリード線挿通孔37に
対応する中心孔38、SMA材係止孔39、及び
リード線挿通孔40がそれぞれ設けられている。
SMA材41は、変態点以下の温度で伸長変形
させたワイヤ状のもので、一方のフランジ32側
において屈曲されるとともに、そのSMA材係止
孔39に固定され、チユーブ31内に近接して配
置された1組のSMA材挿通孔36に挿通されて
いる。そして、そのSMA材41の両端は、他方
のフランジ32のSMA材係止孔39に固定され
るとともに、リード線挿通孔37,40に挿通さ
れるリード線束42中の独立したリード線及びア
ース線にそれぞれ接続されている。こうして、
SMA材41は、近接して位置する2本が1組と
され、それらが力学的には並列で、電気的には直
列となるようにされている。
各リード線は、第1〜4図の実施例と同様の外
部制御装置に接続されている。
次に、このような体幹30を有する心臓カテー
テルの作用について説明する。
心臓カテーテルは、血管中に挿入して心臓や大
動脈等の各部に到達させ、その血行状態等を調べ
るもので、その挿入操作は、例えばX線の透視下
で、血管等の屈曲に合わせて体幹30を屈曲させ
ながら挿入していくということによつて行われ
る。
体幹30の屈曲は、第1〜3図の実施例と同様
に、各セグメント33のSMA材41に加える電
流を制御することによつて行われる。例えば1組
のSMA材41に電流を加えると、そのSMA材4
1がジユール熱によつて変態点以上に昇温し、そ
のSMA材41が収縮する。したがつて、セグメ
ント33は収縮するSMA材41側に屈曲する。
また、2組のSMA材41,41に電流を加える
と、セグメント33はそのSMA材41,41の
中間に向かつて屈曲する。こうして、体幹30を
任意の方向に屈曲させることができるようにな
る。
このような心臓カテーテルは、一般に体温がほ
ぼ一定であるので、その使用温度環境がほぼ一定
に保たれる。そして、通電を停止したときの
SMA材41の冷却は、体熱によつて十分に行わ
れる。したがつて、第1〜3図の実施例のような
冷却水管は省くことができる。
また、SMA材41を上述のようにワイヤ状の
ものとすることによつて、その収容スペースも極
めて小さくてよくなる。その結果、体幹30の直
径は3〜5mm程度とすることができ、心臓カテー
テルとして適したものとなる。
心臓カテーテルの場合には、上述のように体幹
30全体が2自由度の屈曲を行い得るものとする
ことが望ましいが、比較的屈曲の少ない血管等に
挿入されるカテーテルの場合には、先端セグメン
ト33のみをそのように2自由度で屈曲させるこ
とができるものとし、後続するセグメント33は
1自由度でのみ屈曲させるようにすることもでき
る。その場合には、後続するセグメント33の合
成樹脂チユーブ31を、第7図に示されているよ
うに、SMA材挿通孔36及びリード線挿通孔3
7がそれぞれ軸対称な位置に設けられているもの
とすればよい。このように2組のSMA材挿通孔
36が軸対称に配置されるものとすれば、その挿
通孔36を多くして、例えば図のように4本1組
のものとすることもでき、それらに挿通される
SMA材41によつてより強い屈曲力を作用させ
ることができるようになる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、SMA材をアクチユエータとして用い、その
SMA材に電流を加えてジユール発熱させ、記憶
形状に収縮させることにより、可撓管を屈曲させ
るようにしているので、そのアクチユエータ自体
を小径のものとすることができるとともに、各
SMA材は、それぞれ微細なリード線を介して外
部の制御装置に接続すればよく、そのリード線を
可撓管に挿通するようにしても、可撓管を大径の
ものとする必要はなくなる。したがつて、可撓管
を小径のものとしながら、その可撓管を構成する
多数のセグメントをそれぞれ能動的に屈曲させる
ことができるようになる。
そして、先端セグメントを指令した角度に屈曲
させるとともに、その屈曲角を、可撓管の移動速
度に同期して後続するセグメントに順次伝播させ
るようにしているので、その可撓管は曲がりくね
りながら移動するようになる。したがつて、複雑
な通路であつてもその可撓管はスムーズに挿通さ
れるようになり、特に医用の内視鏡に適用した場
合、患者に不快感を与えることが軽減されるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による可撓管の能動屈曲装置
を適用した大腸内視鏡の体幹の一実施例を示す縦
断面図、第2図は、その体幹の横断面図、第3図
は、その大腸内視鏡のシステム図、第4図は、そ
の内視鏡の制御装置の一部の回路図、第5図は、
本発明による可撓管の能動屈曲装置を適用した心
臓カテーテルの体幹の一実施例を示す要部の切り
欠き斜視図、第6図は、その体幹を構成する合成
樹脂チユーブを示す斜視図、第7図は、その合成
樹脂チユーブの異なる例を示す斜視図である。 1……体幹(可撓管)、2……セグメント、5
……フランジ、6……ジヨイント、9……フアイ
バスコープ、10……冷却水管、11……形状記
憶合金材、12……リード線束、14……大腸
(通路)、16……制御装置、181〜18o……サ
ーボユニツト(指令部)、30……体幹(可撓
管)、32……フランジ、33……セグメント、
34……ジヨイント、41……形状記憶合金材、
42……リード線束。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 曲がりくねつた通路に沿つて移動される可撓
    管を、両端にフランジが設けられ、直列に連結さ
    れる複数個の可撓性円筒状セグメントによつて構
    成し、 各セグメントの両端のフランジ間に、変態点以
    下の温度で伸長変形させた複数本の形状記憶合金
    材を、円周方向に間隔を置いて張設するととも
    に、 各形状記憶合金材に、前記可撓管の内部を通し
    て外部に導かれる独立したリード線をそれぞれ接
    続し、 そのリード線の外端を、先端セグメントの形状
    記憶合金材に指令屈曲角に応じた電流を加える屈
    曲角指令部と、その屈曲角と前記可撓管の移動速
    度とに応じて後続する各セグメントの形状記憶合
    金材に加える電流を制御するシフト指令部とを備
    えた制御装置に接続してなる、 可撓管の能動屈曲装置。 2 前記形状記憶合金材がコイルスプリング状の
    ものとされている、 特許請求の範囲第1項記載の可撓管の能動屈曲
    装置。 3 前記形状記憶合金材がワイヤ状のものとされ
    ている、 特許請求の範囲第1項記載の可撓管の能動屈曲
    装置。 4 前記フランジ間に張設される形状記憶合金材
    が、互いに近接して配設される複数本ずつの複数
    組とされ、 各組をなす複数本の形状記憶合金材が電気的に
    直列に接続されている、 特許請求の範囲第1項記載の可撓管の能動屈曲
    装置。 5 前記形状記憶合金材が、各セグメントの軸対
    称な2位置に配設されている、 特許請求の範囲第1項記載の可撓管の能動屈曲
    装置。 6 前記形状記憶合金材が、各セグメントの円周
    方向に120°の間隔を置いた3位置に配設されてい
    る、 特許請求の範囲第1項記載の可撓管の能動屈曲
    装置。 7 前記可撓管内に、前記形状記憶合金材を冷却
    させる冷却水管が設けられている、 特許請求の範囲第1項記載の可撓管の能動屈曲
    装置。 8 前記制御装置が、各形状記憶合金材の電気抵
    抗値をフイードバツクしてその形状記憶合金材に
    加える電流を制御する抵抗値フイードバツク系を
    備えている、 特許請求の範囲第1項記載の可撓管の能動屈曲
    装置。
JP61282058A 1986-11-28 1986-11-28 可撓管の能動屈曲装置 Granted JPS63136014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61282058A JPS63136014A (ja) 1986-11-28 1986-11-28 可撓管の能動屈曲装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61282058A JPS63136014A (ja) 1986-11-28 1986-11-28 可撓管の能動屈曲装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63136014A JPS63136014A (ja) 1988-06-08
JPH0577045B2 true JPH0577045B2 (ja) 1993-10-25

Family

ID=17647606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61282058A Granted JPS63136014A (ja) 1986-11-28 1986-11-28 可撓管の能動屈曲装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63136014A (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4930494A (en) * 1988-03-09 1990-06-05 Olympus Optical Co., Ltd. Apparatus for bending an insertion section of an endoscope using a shape memory alloy
US5005558A (en) * 1988-05-16 1991-04-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Endoscope
US5524180A (en) * 1992-08-10 1996-06-04 Computer Motion, Inc. Automated endoscope system for optimal positioning
US5873817A (en) * 1997-05-12 1999-02-23 Circon Corporation Endoscope with resilient deflectable section
JP4722245B2 (ja) * 1999-09-29 2011-07-13 オリンパス株式会社 内視鏡及び可撓管の湾曲部への付勢解除を行う内視鏡の作動方法
US6800056B2 (en) 2000-04-03 2004-10-05 Neoguide Systems, Inc. Endoscope with guiding apparatus
US8888688B2 (en) 2000-04-03 2014-11-18 Intuitive Surgical Operations, Inc. Connector device for a controllable instrument
US8517923B2 (en) 2000-04-03 2013-08-27 Intuitive Surgical Operations, Inc. Apparatus and methods for facilitating treatment of tissue via improved delivery of energy based and non-energy based modalities
US6468203B2 (en) 2000-04-03 2002-10-22 Neoguide Systems, Inc. Steerable endoscope and improved method of insertion
US6610007B2 (en) 2000-04-03 2003-08-26 Neoguide Systems, Inc. Steerable segmented endoscope and method of insertion
US6835173B2 (en) * 2001-10-05 2004-12-28 Scimed Life Systems, Inc. Robotic endoscope
CA2472207A1 (en) 2002-01-09 2003-07-24 Neoguide Systems, Inc. Apparatus and method for endoscopic colectomy
US8882657B2 (en) 2003-03-07 2014-11-11 Intuitive Surgical Operations, Inc. Instrument having radio frequency identification systems and methods for use
US20070161857A1 (en) 2005-11-22 2007-07-12 Neoguide Systems, Inc. Method of determining the shape of a bendable instrument
WO2007137208A2 (en) 2006-05-19 2007-11-29 Neoguide Systems, Inc. Methods and apparatus for displaying three-dimensional orientation of a steerable distal tip of an endoscope
EP2249690B1 (en) 2008-02-06 2021-09-29 Intuitive Surgical Operations, Inc. A segmented instrument having braking capabilities
CN102962850B (zh) * 2012-11-05 2014-12-10 南京航空航天大学 形状记忆合金丝驱动的柔性机械臂机构及其柔性机械臂
CN105437228B (zh) * 2015-12-22 2017-05-03 中国计量学院 一种气动肌肉
CN114562435A (zh) * 2016-09-14 2022-05-31 智能合金有限公司 具有应变计传感器和位置估计的形状记忆合金致动器及其制造方法
CN107627295B (zh) * 2017-09-20 2021-04-06 深圳市行者机器人技术有限公司 一种蛇形机器人
CN108858221B (zh) * 2018-07-10 2021-04-20 大连理工大学 可重构线驱动连续型机器人
JP2020121403A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 学校法人谷岡学園 リニアアクチュエータ及びリニアアクチュエータを用いたロボット
CN110216663B (zh) * 2019-07-05 2021-05-14 哈尔滨迅动科技有限责任公司 一种自稳定绳驱蛇形机械臂
CN111203912B (zh) * 2020-01-16 2022-04-26 哈尔滨工业大学 流体与腱绳混合驱动的五自由度柔性臂

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63136014A (ja) 1988-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0577045B2 (ja)
US4838859A (en) Steerable catheter
US5531664A (en) Bending actuator having a coil sheath with a fixed distal end and a free proximal end
US5482029A (en) Variable flexibility endoscope system
US4601705A (en) Steerable and aimable catheter
Menciassi et al. Robotic solutions and mechanisms for a semi-autonomous endoscope
EP1432342B1 (en) Robotic endoscope
Breedveld et al. A new, easily miniaturized steerable endoscope
Szewczyk et al. An active tubular polyarticulated micro-system for flexible endoscope
JPH01139076A (ja) 可変形状の案内装置
AU2002343535A1 (en) Robotic endoscope
JP2014521454A (ja) 連続体マニピュレータ
CN101061943B (zh) 医疗管状组件
JP2022512850A (ja) 医用装置のための支持構造及びその製造方法
Makishi et al. Active bending electric endoscope using shape memory alloy coil actuators
JPH06285009A (ja) 可撓性管状挿入具の湾曲装置
JP3288116B2 (ja) 内視鏡
JP3135134B2 (ja) 可撓管の湾曲装置
JPH1014862A (ja) 湾曲部付可撓管装置
JPH08110480A (ja) 可撓管
JPH0546214B2 (ja)
JP3075306B2 (ja) 湾曲可能な可撓管
JPH08206061A (ja) 湾曲装置
EP0330712A1 (en) System for controlling shape and direction of a catheter,cannula,electrode,endoscope or similar article
JP3115880B2 (ja) 医療用プローブ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term