JPH0576A - シート状製品の押出成形用ノズル - Google Patents
シート状製品の押出成形用ノズルInfo
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- JPH0576A JPH0576A JP3177659A JP17765991A JPH0576A JP H0576 A JPH0576 A JP H0576A JP 3177659 A JP3177659 A JP 3177659A JP 17765991 A JP17765991 A JP 17765991A JP H0576 A JPH0576 A JP H0576A
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Abstract
得るに際し、幅、厚みの異なる製品の製造に対応して
幅、厚みを任意に調整でき、凹凸のない表面平滑性に優
れたシート状製品を製造するための押出成形用ノズルを
提供する。 【構成】 原料流路を上下の厚み調整壁板2、3と、左
右の幅調整壁板5、6で構成し、可動に構成した上側厚
み調整壁板2の幅調整壁板5、6と接する端縁に、該端
縁に沿って幅調整壁板5、6の移動とともに進退動して
該幅調整壁板5、6の内面側に常に当接する補助壁板1
2、13を設け、ノズル開口部8の幅と厚みとを任意に
調整できるようにした。
Description
用ノズルに関する。
塑性を有する原料を押出機より押し出してシート状に成
形したシート状製品は、近年、その取扱の簡便さから主
としてマーガリン、ショートニング、チーズ等の食品類
を中心に普及しつつある。これらのシート状製品は、粘
弾性塑性原料を押出機から、所定の幅、厚みの開口部を
備えた成形用ノズルを通して押し出すことによりシート
状に賦形して得られる。
用目的等に応じて様々であり、同一製造ラインにおいて
幅や厚みの異なる製品を製造する必要があり、ノズル開
口部の幅、厚みを変えることのできないノズル開口部固
定型の成形用ノズルを用いる場合、所望する開口部幅、
厚みを有する種々のノズルを用意しておき、幅や厚みの
異なる製品を製造する際に、ノズル全体を交換する必要
がある。しかしながら、この作業は非常に煩雑であり、
多品種少量生産を行う現場では極めて非能率的であり、
改善が望まれていた。
構成した厚み調整用のゲートを設けたノズルも提案され
ている。この成形用ノズルは製品の幅のみを調整するよ
うに構成されているが、ノズル開口部付近に更に幅調整
用のゲートを設ければ、一つのノズルで製品の幅と厚み
とを同時に調整することができる。しかしながら、マー
ガリン、ショートニング等の粘弾性塑性物を賦形する場
合、ノズル開口部付近に設けたゲートによって製品の幅
や厚みを調整しようとすると、押し出される粘弾性塑性
物の流れに抵抗が加わり、この結果、得られるシート状
製品の表面に凹凸が生じ、またゲート内側の滞留により
シート状製品が蛇行するという問題があった。
押し出される粘弾性塑性物の流れに急激な抵抗を加える
ことなく、幅と厚みを自在に調節して成形することがで
き、表面に凹凸等がなく、蛇行の発生のない任意幅、厚
みのシート状製品を容易に得ることのできるシート状製
品成形用ノズルを提供することを目的とする。
品成形用ノズルは、押出機内から粘弾性塑性物を押し出
してシート状に賦形するための押出成形用ノズルであっ
て、該ノズルは押出機から押し出された粘弾性塑性物が
通過する原料通路が、少なくとも一方がノズルの開口部
厚みを調整する方向に可動するように構成された上下の
厚み調整壁板と、少なくとも一方がノズルの開口部幅を
調整する方向に可動するように構成された左右の幅調整
壁板とによって構成され、該左右の幅調整壁板の内面側
は可動厚み調整壁板の端縁と当接し、且つ可動厚み調整
壁板の可動幅調整壁板と当接する側の端縁には該縁部に
沿って、可動幅調整壁板の移動とともに進退動して該可
動幅調整壁板の内面側に常に当接する補助壁板を設けた
ことを特徴とする。本発明において、可動厚み調整壁板
を回動せしめてノズル開口部の厚みを調整するように構
成することが好ましく、また可動幅調整壁板も回動せし
めてノズル開口部の幅を調整するように構成することが
好ましい。
する。図1〜図3に示すように本発明の押出成形用ノズ
ル1は、押出機(図1においてノズル1の左側が図示し
ない押出機に連結される。)より押し出された粘弾性塑
性物が通過する原料通路2を、上下の厚み調整壁板3、
4と、左右の幅調整壁板5、6とによって構成してあ
り、上側の厚み調整壁板3は軸7に回動可能に軸支さ
れ、該厚み調整壁板3を回動せしめることによってノズ
ル開口部8の厚みを調整できるように構成されている。
また左右の幅調整壁板5、6も同様に軸9、10に回動
可能に軸支され、該左右の幅調整壁板5、6が相互に接
近、離反する方向に回動せしめることによってノズル開
口部8の幅を調整できるように構成されている。該左右
の幅調整壁板5、6は板バネ23、24によって内側に
付勢されている。
板5、6の内面に端縁が接するように位置せしめられ、
該厚み調整壁板3は、厚み調整壁板駆動軸11を回転さ
せることによって上下に回動し得るように構成されてい
る(厚み調整壁板駆動軸11は図示しない駆動装置によ
って回転され得るようになっている。)。上側の厚み調
整壁板3の幅調整壁板5、6と接する側の両端縁には、
幅調整壁板5、6の内面側に常に縁部が当接するように
構成された補助壁板12、13が設けられている。該補
助壁板12、13は、左右の幅調整壁板5、6を軸支す
る軸9、10と近接した位置において軸14、15によ
って幅調整壁板5、6方向に回動可能に厚み調整壁板3
に軸支されている。
スアーム16が設けられ(該クロスアーム16の軸17
は、クロスアーム16の伸縮が可能なように厚み調整壁
板3に固定されておらず、クロスアームの各アーム16
a、16bを軸着しているのみである。)、各アーム1
6a、16bの一側の先端部はそれぞれ補助壁板12、
13の先端部に軸18、19によって軸支されている。
またアーム16a、16bの他方の端部には、それぞれ
ネジ棒20、21が連結され、各ネジ棒20、21の他
端は、図示しない駆動装置によって回転されるように構
成されたネジ受け22に螺挿されている。上記ネジ棒2
0とネジ棒21とは逆ネジとなっており、ネジ受け22
の回転によってクロスアーム16の各アーム16a、1
6bの先端間の距離が狭められると、補助壁板12、1
3は相互に接近する方向に回動し、ネジ受け22の回転
によってクロスアーム16の各アーム16a、16bの
先端間の距離が広げられると、補助壁板12、13は相
互に離反する方向に回動するように構成されている。
及び左右の幅調整壁板5、6を回動せしめることによっ
て開口部8の厚み及び幅を調整するようにしたが、厚み
調整壁板3及び左右の幅調整壁板5、6は回動以外の方
法で可動し得るように構成して開口部8の厚み及び幅を
調整するようにすることもできる。また上側の厚み調整
壁板3を可動し得るように構成する場合に限らず、下側
の厚み調整壁板4を可動し得るように構成しても、或い
は両方を可動し得るように構成しても良い。更に左右の
幅調整壁板5、6は両方を可動し得るように構成する場
合に限らず、どちらか一方が可動し得るように構成して
もよい。しかしながら好ましい態様は、図示した如く上
側の厚み調整壁板3を回動せしめるようにし、左右の幅
調整壁板5、6も両方を均等に回動せしめるように構成
することである。さらに、補助壁板12、13を相互に
接近又は離反する方向に動かすための方法としてとして
は、上記したクロスアーム16による方法以外の方法を
採用しても良い。また幅調整壁板5、6は補助壁板1
2、13が幅調整壁板5、6の動きに伴って常に幅調整
壁板5、6と当接するように構成されていれば、補助壁
板12、13の動きにによって動かすように構成する場
合に限らず、別の方法によって動かすようにしても良
い。尚、製品をシート状に賦形する過程において、製品
の冷却または保温を行う目的で、上下の厚み調整壁板
3、4内に冷媒または加熱媒体を供給できるように構成
しても良い。
ト状製品を成形する場合、厚み調整壁板駆動軸11を、
厚み調整壁板3を下方に回動させる方向に回転させるこ
とにより、図4に示すようにノズル開口部8の厚みを薄
くすることができる。また厚み調整壁板駆動軸11を逆
方向に回転させることにより、厚み調整壁板3は上方に
回動し、以てノズル開口部8の厚みを厚くすることがで
きる。一方、異なる幅のシート状製品を成形する場合、
クロスアーム16のアーム16a、16bの先端間の距
離が広がる方向にネジ受け22を回転せしめると、補助
壁板12、13が相互に離反する方向に回動し、この補
助壁板12、13に押されて左右の幅調整壁板5、6は
板バネ23、24に抗して左右に広がり、開口部8の幅
が広げられる。逆にクロスアーム16のアーム16a、
16bの先端間の距離が狭まる方向にネジ受け22を回
転せしめると、補助壁板12、13が相互に接近する方
向に回動し、左右の幅調整壁板5、6は板バネ23、2
4の復元力に押されて相互に接近し、図5に示すように
開口部8の幅が狭められる。以上のようにして製品の所
望する厚み、幅に応じた大きさに、ノズル開口部の幅及
び厚みを無段階に調節することができる。
ン、ショートニング、チーズ等の食品を成形してシート
状製品を得るためのノズルとして好適であるが、原料が
上記食品類と同様の粘弾性塑性を有するものであれば、
上記食品類に限らず原料を押出してシート状に成形する
ために利用することができる。
ノズルは、ノズル開口部の幅及び厚みを製品の幅、厚み
に応じて任意に無段階で調整することができるから、開
口部の大きさが固定されている従来のノズルのように、
幅や厚みの異なる製品を製造する度にノズルを交換する
手間が不要であり、短時間で種類の異なる製品製造に切
り換えることができるから、多品種少量生産の現場にお
いても製造効率の向上が図れる。また原料通路を形成す
る壁板全体を動かしてノズル開口部の大きさを調整する
から、ノズル開口部にゲートを設けて厚み等の調整を行
う方法のように粘弾性塑性物の流れに抵抗、滞留を生じ
る虞がなく、表面に凹凸がなく表面平滑性に優れたシー
ト状製品を蛇行することなく製造できる効果を有する。
更に厚み調整壁板及び幅調整壁板を動かす各駆動装置
は、モーターを介して電気信号でコントロールすること
ができ、離れた場所から操作できるのでシート状製品が
食品等の場合にも非常に衛生的である。
である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 押出機内から粘弾性塑性物を押し出して
シート状に賦形するための押出成形用ノズルであって、
該ノズルは押出機から押し出された粘弾性塑性物が通過
する原料通路が、少なくとも一方がノズルの開口部厚み
を調整する方向に可動するように構成された上下の厚み
調整壁板と、少なくとも一方がノズルの開口部幅を調整
する方向に可動するように構成された左右の幅調整壁板
とによって構成され、該左右の幅調整壁板の内面側は可
動厚み調整壁板の端縁と当接し、且つ可動厚み調整壁板
の可動幅調整壁板と当接する側の端縁には該縁部に沿っ
て、可動幅調整壁板の移動とともに進退動して該可動幅
調整壁板の内面側に常に当接する補助壁板を設けたこと
を特徴とするシート状製品の押出成形用ノズル。 - 【請求項2】 可動厚み調整壁板を回動せしめてノズル
開口部の厚みを調整するとともに、可動幅調整壁板を回
動せしめてノズル開口部の幅を調整するようにした請求
項1記載のシート状製品の押出成形用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17765991A JP3220957B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | シート状製品の押出成形用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17765991A JP3220957B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | シート状製品の押出成形用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576A true JPH0576A (ja) | 1993-01-08 |
JP3220957B2 JP3220957B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=16034860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17765991A Expired - Fee Related JP3220957B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | シート状製品の押出成形用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220957B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5424018A (en) * | 1994-01-13 | 1995-06-13 | General Electric Company | Variable width die and method for extruding sheet products |
US6030199A (en) * | 1998-02-09 | 2000-02-29 | Arizona Board Of Regents, Acting For And On Behalf Of Arizona State University | Apparatus for freeform fabrication of a three-dimensional object |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102266190B1 (ko) * | 2019-12-05 | 2021-06-17 | 유영길 | 휴대 단말기용 무선 충전 거치대 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP17765991A patent/JP3220957B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5424018A (en) * | 1994-01-13 | 1995-06-13 | General Electric Company | Variable width die and method for extruding sheet products |
US6030199A (en) * | 1998-02-09 | 2000-02-29 | Arizona Board Of Regents, Acting For And On Behalf Of Arizona State University | Apparatus for freeform fabrication of a three-dimensional object |
US6372178B1 (en) | 1998-02-09 | 2002-04-16 | Arizona Board Of Regents Acting For And On Behalf Of Arizona State University | Method for freeform fabrication of a three-dimensional object |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3220957B2 (ja) | 2001-10-22 |
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