JPH0576717A - 吸着塔 - Google Patents
吸着塔Info
- Publication number
- JPH0576717A JPH0576717A JP3240900A JP24090091A JPH0576717A JP H0576717 A JPH0576717 A JP H0576717A JP 3240900 A JP3240900 A JP 3240900A JP 24090091 A JP24090091 A JP 24090091A JP H0576717 A JPH0576717 A JP H0576717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adsorbent
- wire mesh
- wire net
- wire
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】吸着剤支持部近傍に粒径の大きい吸着剤４を充
填することにより吸着剤落下防止用金網５の線径を大き
くする。また、粒径の大きい吸着剤４と粒径の小さい吸
着剤７の間に仕切り用金網８を設ける。 【効果】吸着剤落下防止用金網の腐食による強度低下の
進行を遅らせることができる。また、金網が破損しても
吸着剤落下量を最小にして吸着性能を損なわないことが
できる。
填することにより吸着剤落下防止用金網５の線径を大き
くする。また、粒径の大きい吸着剤４と粒径の小さい吸
着剤７の間に仕切り用金網８を設ける。 【効果】吸着剤落下防止用金網の腐食による強度低下の
進行を遅らせることができる。また、金網が破損しても
吸着剤落下量を最小にして吸着性能を損なわないことが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気分離装置おいて、原
料空気中の水分，炭酸ガスを吸着，除去し原料空気を乾
燥，精製する吸着塔に係り、特にその吸着剤支持構造に
関する。
料空気中の水分，炭酸ガスを吸着，除去し原料空気を乾
燥，精製する吸着塔に係り、特にその吸着剤支持構造に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術では吸着剤の充填密度が高く
吸着塔の容量を小さくできる粒径の小さい吸着剤が充填
され、吸着剤落下防止用金網の線径は小さいものとなっ
ていたため、金網の腐食による強度低下の進行を遅らせ
る配慮がされていなかった。また、吸着剤落下防止用金
網近傍に吸着剤落下を制限する仕切りが設けられていな
いため、金網が破損した時の吸着剤落下を最小にする配
慮がされていなかった。なお、この種の装置として関連
するものには例えば特開昭５７−１００７６号が挙げら
れる。
吸着塔の容量を小さくできる粒径の小さい吸着剤が充填
され、吸着剤落下防止用金網の線径は小さいものとなっ
ていたため、金網の腐食による強度低下の進行を遅らせ
る配慮がされていなかった。また、吸着剤落下防止用金
網近傍に吸着剤落下を制限する仕切りが設けられていな
いため、金網が破損した時の吸着剤落下を最小にする配
慮がされていなかった。なお、この種の装置として関連
するものには例えば特開昭５７−１００７６号が挙げら
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、吸
着剤落下防止用金網の腐食による強度低下、及び金網が
破損した時の吸着剤落下に対する配慮がなされていない
ため、腐食による金網の強度低下に起因する金網の破損
が早い時期に発生して吸着剤が落下する。この吸着剤落
下は破損部を中心に吸着剤の充填層を陥没させるため、
吸着塔の炭酸ガス吸着能力が低下し、炭酸ガスが吸着塔
を通過する。この通過した炭酸ガスは空気分離装置の熱
交換器や精留塔を閉塞させて運転を不可能にする。
着剤落下防止用金網の腐食による強度低下、及び金網が
破損した時の吸着剤落下に対する配慮がなされていない
ため、腐食による金網の強度低下に起因する金網の破損
が早い時期に発生して吸着剤が落下する。この吸着剤落
下は破損部を中心に吸着剤の充填層を陥没させるため、
吸着塔の炭酸ガス吸着能力が低下し、炭酸ガスが吸着塔
を通過する。この通過した炭酸ガスは空気分離装置の熱
交換器や精留塔を閉塞させて運転を不可能にする。
【０００４】本発明の目的は、金網に腐食が発生しても
腐食による強度低下の進行を遅くする吸着塔の吸着剤支
持構造を提供することにある。また、金網が破損した場
合、吸着剤の落下を最小にして吸着性能を損なわないよ
うにすることにある。
腐食による強度低下の進行を遅くする吸着塔の吸着剤支
持構造を提供することにある。また、金網が破損した場
合、吸着剤の落下を最小にして吸着性能を損なわないよ
うにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、吸着塔内部の吸着剤支持部近傍に粒径の大きい吸着
剤の充填層を設けることにより、吸着剤落下の防止用金
網の線径を大きくして、腐食による強度低下の進行を遅
らせるようにしたものである。また、吸着剤粒径の大き
い充填層を金網押えの高さまでとして、吸着剤粒径の小
さい層との間に金網の仕切りを設けて、吸着剤落下防止
用金網が破損した場合、吸着剤の落下量を最小にして吸
着性能を損なわないようにしたものである。
に、吸着塔内部の吸着剤支持部近傍に粒径の大きい吸着
剤の充填層を設けることにより、吸着剤落下の防止用金
網の線径を大きくして、腐食による強度低下の進行を遅
らせるようにしたものである。また、吸着剤粒径の大き
い充填層を金網押えの高さまでとして、吸着剤粒径の小
さい層との間に金網の仕切りを設けて、吸着剤落下防止
用金網が破損した場合、吸着剤の落下量を最小にして吸
着性能を損なわないようにしたものである。
【０００６】
【作用】粒径の大きい吸着剤充填層を設けても、吸着剤
の充填量はほとんど変わらず、吸着剤落下防止用金網に
かかる荷重は一定である。金網の腐食速度も線径の大小
にかかわらず一定である。このため金網にかかる荷重が
一定で金網の腐食が進行した場合、線径の大きい方が強
度低下の進行は遅くなる。また、粒径の大きい吸着剤の
高さも金網押えまでとし、粒径の小さい吸着剤との間に
金網の仕切りを設けると、吸着剤落下防止用金網が破損
した場合、破損部を中心に粒径の大きい吸着剤が金網押
えの高さ相当だけ落下し、粒径の小さい吸着剤は金網の
仕切りがあるため落下しない。このため吸着剤落下によ
る陥没はわずかであり、吸着性能を損なうことはない。
の充填量はほとんど変わらず、吸着剤落下防止用金網に
かかる荷重は一定である。金網の腐食速度も線径の大小
にかかわらず一定である。このため金網にかかる荷重が
一定で金網の腐食が進行した場合、線径の大きい方が強
度低下の進行は遅くなる。また、粒径の大きい吸着剤の
高さも金網押えまでとし、粒径の小さい吸着剤との間に
金網の仕切りを設けると、吸着剤落下防止用金網が破損
した場合、破損部を中心に粒径の大きい吸着剤が金網押
えの高さ相当だけ落下し、粒径の小さい吸着剤は金網の
仕切りがあるため落下しない。このため吸着剤落下によ
る陥没はわずかであり、吸着性能を損なうことはない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１，図２により
説明する。
説明する。
【０００８】図１は吸着塔の構造図で、吸着塔１の内部
は吸着剤２を吸着剤支持部３で支える構造となってい
る。
は吸着剤２を吸着剤支持部３で支える構造となってい
る。
【０００９】図２は本発明による吸着剤支持部の構造図
で、サホート１２，グレーティング９上に粒径の大きい
吸着剤４が通過しない最大のメッシュで線径の大きい吸
着剤落下防止用金網５を設け、金網押え６に金網押え固
定ボルト１０をサポート１２，グレーチング９を介して
通し、金網押え固定ナット１１を締付け固定する。粒径
の大きい吸着剤４は吸着剤落下防止用金網５上に、金網
押え６の上端まで充填される。粒径の大きい吸着剤４充
填後、粒径の小さい吸着剤７が通過しない仕切り用金網
８を粒径の大きい吸着剤４上に設け、その上に粒径の小
さい吸着剤７を充填したものである。
で、サホート１２，グレーティング９上に粒径の大きい
吸着剤４が通過しない最大のメッシュで線径の大きい吸
着剤落下防止用金網５を設け、金網押え６に金網押え固
定ボルト１０をサポート１２，グレーチング９を介して
通し、金網押え固定ナット１１を締付け固定する。粒径
の大きい吸着剤４は吸着剤落下防止用金網５上に、金網
押え６の上端まで充填される。粒径の大きい吸着剤４充
填後、粒径の小さい吸着剤７が通過しない仕切り用金網
８を粒径の大きい吸着剤４上に設け、その上に粒径の小
さい吸着剤７を充填したものである。
【００１０】本構造によれば、吸着剤落下防止用金網５
の線径は従来から使用している粒径の小さい吸着剤７を
支えている仕切り用金網８より大きくすることができる
ので、腐食による強度低下の進行を遅らせることができ
る。また、吸着剤落下防止用金網５が破損した場合、破
損部を中心として粒径の大きい吸着剤４が落下するが、
粒径の小さい吸着剤７は仕切り用金網８があるので落下
することはなく、吸着剤落下を最小に止めることがで
き、吸着性能を損うことがない。
の線径は従来から使用している粒径の小さい吸着剤７を
支えている仕切り用金網８より大きくすることができる
ので、腐食による強度低下の進行を遅らせることができ
る。また、吸着剤落下防止用金網５が破損した場合、破
損部を中心として粒径の大きい吸着剤４が落下するが、
粒径の小さい吸着剤７は仕切り用金網８があるので落下
することはなく、吸着剤落下を最小に止めることがで
き、吸着性能を損うことがない。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、吸着剤支持部の吸着剤
落下防止用金網の腐食による強度低下の進行を遅らせる
ことができる。また、金網が破損した場合、吸着剤落下
量を最小にして吸着性能を損なうことがない。
落下防止用金網の腐食による強度低下の進行を遅らせる
ことができる。また、金網が破損した場合、吸着剤落下
量を最小にして吸着性能を損なうことがない。
【図１】本発明による吸着塔の構造図である。
【図２】本発明による吸着材支持部の構造図である。
１…吸着塔、２…吸着剤、３…吸着剤支持部、４…粒径
の大きい吸着剤、５…吸着剤落下防止用金網、６…金網
押え、７…粒径の小さい吸着剤、８…仕切り用金網、９
…グレーチング。
の大きい吸着剤、５…吸着剤落下防止用金網、６…金網
押え、７…粒径の小さい吸着剤、８…仕切り用金網、９
…グレーチング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住谷 峯宣 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (2)
- 【請求項１】吸着塔内部の吸着剤支持部において、吸着
剤落下防止用金網の線径を大きくし吸着剤支持部上面に
粒径の大きい吸着剤充填層を設けたことを特徴とする吸
着塔。 - 【請求項２】請求項１において、粒径の大きい吸着剤の
充填層を金網押えの高さまで設け、金網の仕切りを介し
て粒径の小さい吸着剤充填層を設けたことを特徴とする
吸着塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3240900A JPH0576717A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 吸着塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3240900A JPH0576717A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 吸着塔 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576717A true JPH0576717A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17066353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3240900A Pending JPH0576717A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 吸着塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0576717A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5538544A (en) * | 1994-12-27 | 1996-07-23 | Praxair Technology, Inc. | Adsorption flow distribution |
| EP1041348A3 (en) * | 1999-03-31 | 2001-07-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for installing air conditioner |
| JP2017119277A (ja) * | 2012-02-10 | 2017-07-06 | インテグリス・インコーポレーテッド | ガス精製器 |
| CN110102149A (zh) * | 2019-05-18 | 2019-08-09 | 山西汾西重工有限责任公司 | 大直径制氮吸附塔中支撑花板结构及其加工组装方法 |
| CN115959762A (zh) * | 2023-03-16 | 2023-04-14 | 四川省生态环境科学研究院 | 农村饮用水处理方法 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3240900A patent/JPH0576717A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5538544A (en) * | 1994-12-27 | 1996-07-23 | Praxair Technology, Inc. | Adsorption flow distribution |
| EP1041348A3 (en) * | 1999-03-31 | 2001-07-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for installing air conditioner |
| JP2017119277A (ja) * | 2012-02-10 | 2017-07-06 | インテグリス・インコーポレーテッド | ガス精製器 |
| US10245554B2 (en) | 2012-02-10 | 2019-04-02 | Entegris, Inc. | Gas purifier |
| CN110102149A (zh) * | 2019-05-18 | 2019-08-09 | 山西汾西重工有限责任公司 | 大直径制氮吸附塔中支撑花板结构及其加工组装方法 |
| CN115959762A (zh) * | 2023-03-16 | 2023-04-14 | 四川省生态环境科学研究院 | 农村饮用水处理方法 |
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