JPH0576444B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0576444B2
JPH0576444B2 JP59192234A JP19223484A JPH0576444B2 JP H0576444 B2 JPH0576444 B2 JP H0576444B2 JP 59192234 A JP59192234 A JP 59192234A JP 19223484 A JP19223484 A JP 19223484A JP H0576444 B2 JPH0576444 B2 JP H0576444B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated
pigment
production example
present
mma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59192234A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6169708A (ja
Inventor
Tadao Nakamura
Koichi Iyanagi
Yutaka Takasuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP19223484A priority Critical patent/JPS6169708A/ja
Publication of JPS6169708A publication Critical patent/JPS6169708A/ja
Publication of JPH0576444B2 publication Critical patent/JPH0576444B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/11Encapsulated compositions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/41Particular ingredients further characterized by their size
    • A61K2800/412Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/42Colour properties
    • A61K2800/43Pigments; Dyes

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な化粧料に関するものであり、体
質顔料の持つ透明感、流動性、皮膚上での滑らか
な伸び、付着力等の優れた特性を生かしつつ、且
つ、過度の光沢を抑制した新規な効果を有する化
粧料、特にメークアツプ化粧料を提供するもので
ある。 (従来技術) 通常メークアツプ化粧料に配合する体質顔料は
薄板状の形状をしたものが多く、それ故、多少な
りとも独特の光沢を有するものが多い。この光沢
の強度は、各々の体質顔料の種類、原石の産地、
製法、粒度分布等の条件により各々固有のもので
ある。 一方、メークアツプ化粧料はその化粧効果上の
性質から種々の異つた光沢、特に光沢強度を要求
されてくるものであり、この要求に応える為、従
来はシリカ粉末や炭酸カルシウム等の如き殆ど光
沢を有しない体質顔料と、雲母、セリサイト等の
如き強い光沢を有する体質顔料とを適宜に組合
せ、その配合量を調節することにより、系全体の
光沢度を調整することが行なわれてきた。 しかし、上記、強い光沢を有する体質顔料を多
く使用すると、皮膚に塗布した場合に、外観上て
かてかしたり、不自然な光沢を与える傾向がみら
れたのである。そして、この問題を解決するに
は、光沢を有する体質顔料の配合量を少なく抑え
なければならなかつた、その結果として、体質顔
料の有する透明感、流動性、皮膚上での滑らかな
伸び、付着力等の優れた特性を十分に発揮するこ
とができないのが現状であつた。 (発明者らの改良点) そこで、本発明社等は、このような現状に鑑
み、有用な粉体を開発すべく鋭意研究を行なつた
結果、体質顔料の表面をアクリル樹脂の一種又は
二種以上からなる微細粒子により一定範囲内で被
覆することにより、体質顔料の有する不自然な上
記光沢を減じることができ、これにより、従来に
おける体質顔料の配合量の調節を要することな
く、それぞれの化粧料に望まれる光沢を得ること
を可能とした。こうした樹脂により顔料を被覆す
る試みは、パール顔料の機械的強度補強剤(特開
昭52−93440号)や、塗装用金属顔料の表面処理
(特開昭56−161470号)などではすでに行なわれ
ているものであるが、本発明において実施される
ような、体質顔料表面にアクリル樹脂をコーテイ
ングしこれを化粧料に応用するということは従来
行なわれていないのである。本発明者らは種々の
樹脂を体質顔料表面にコーテイングしその特性を
検討した結果、透明感が高く、すなわち可視光線
透過率が大であり、機械的強度にも優れた樹脂が
好ましいことを見出し、このような樹脂としてア
クリル樹脂が最適であることを発見したのであ
る。又、かくして得られた被覆顔料は、被覆する
前の体質顔料が有している透明感、流動性、皮膚
上での滑らかな伸び、付着力等の優れた特性を有
していることを見出し、本発明を完成するに致つ
た。 更に光沢の調整を可能にするためには体質顔料
を被覆するアクリル樹脂形状が微細粒子であり、
且つ体質顔料を一定範囲内で被覆することが重要
であり、アクリル樹脂が平坦な皮膚形状である、
又は体質顔料全体が被覆されている場合にはかえ
つて光沢が増強し、逆効果となることをつきとめ
た。 本発明はかかる知見に基づく化粧料を提供する
ものである。 本発明はタルク、雲母、カオリン、セリサイト
から選択される薄板状体質顔料の表面をアクリル
樹脂の1種又は2種以上からなる微細粒子により
被覆せしめた被覆顔料であつて、前記体質顔料と
前記アクリル樹脂との組成比(重量比)が95:5
〜60:40である被覆顔料を、少なくとも1種以上
配合することを特徴とする化粧料に関するもので
ある。 (本発明の構成) 以下本発明の構成について詳述する。 本発明で用いられる体質顔料とは、薄板形状を
していて光沢を有するものであり、タルク、カオ
リン、雲母、セリサイトから選択されるものであ
り、これらを一種又は二種以上、もしくは混合物
として用いるものである。 又、本発明においては、これらの顔料は平均粒
子径が1μ〜50μの範囲のものが好ましく使用され
る。平均粒子径が50μを超える場合は、化粧料使
用時に感触面での異和感が生じ易く、又、1μ未
満の場合は透明感や流動性が低下し、好ましくな
い。 次に、本発明の被覆顔料に適用される被覆物質
であるアクリル樹脂としては、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸
エステル、メタクリ酸、メタクリ酸メチル、メタ
クリ酸ブチル等のメタクリ酸エステル、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート等のアクリル系
モノマーより誘導されるポリマー又はコポリマー
が使用される。本発明においてはアクリル系樹脂
の大半が使用可能であるが、分子内にシアノ基や
塩素が含まれる場合は安全性上の理由から本発明
の化粧料には適さないものとなる。 又、本発明で用いられるアクリル樹脂の平均分
子量は、1万〜20万であり、好ましくは2万〜15
万である。皮膚上の物質の経皮吸収性は、その物
質の分子量が増加するにしたがい吸収しにくくな
ることが知られており、分子量が1万以上の高分
子物質はほとんど経皮吸収されないことがわかつ
ている。この経皮吸収されないということは皮膚
安全性上重要な意味を持つているので、本発明に
おいて用いられるアクリル樹脂の平均分子量の下
限は1万とする。上限については、平均分子量が
20万を超えても、本発明の目的に関して、支障は
来さないが、これ以上の重要度は不必要なことで
あり、経済面からもコストアツプにつながるの
で、好ましくない。 次に、前記のアクリル樹脂からなる微細粒子を
前記の体質顔料表面に被覆する方法としては公知
の方法が利用でき、例えば以下の2つの方法があ
げられる。 1 体質顔料を界面活性剤を含む水中に分散させ
ておき、これにアクリル系モノマーと過硫酸カ
リウム、亜硫酸水素ナトリウム等の開始剤を加
え、加温、撹拌しながら重合反応を行ない、ろ
過、水洗をくり返してアクリル樹脂被覆体質含
量を得る方法。 2 アクリル樹脂をベンゼン、トルエン等の有機
溶媒に溶解させておき、これに体質顔料を加え
て撹拌、分散させ、次にメタノール、エタノー
ル等のアルコールを加えて体質顔料表面にアク
リル樹脂を析出させ、ろ過、洗浄してアクリル
樹脂被覆体質顔料を得る方法。 以上の方法等により本発明で用いられる被覆顔
料を製造することが可能であり、得られる被覆顔
料において、体質顔料と被覆物質であるアクリル
樹脂との組成比は重量比で95:5〜60:40の範囲
であり、この範囲内で目的とする光沢に応じて適
宜調節する。被覆物質が体質顔料に対して上記比
率より少ない場合は求める光沢調整効果が不十分
であり、又、被覆物質が上記比率より多い場合は
均一な被覆をすることが困難であり、二次粒子の
形成やケーキング等の問題が起こり易く、本発明
に適さない。 本発明で用いられる被覆顔料は体質顔料を用い
る化粧料に広く利用可能であり、本発明によつて
得られる化粧料としてはフアンデーシヨン、粉お
しろい、固形おしろい、ほほ紅、アイシヤドー等
のメイクアツプ化粧料があり、均一性のある優れ
た調整された光沢を有する、安全性の高い使用感
に優れた、物理的特性の優れた化粧料を提供す
る。配合の方法は従来の体質顔料と同様の方法で
化粧料に配合でき、配合量は化粧料の性質に応じ
て任意に選択されるが、化粧料成分全重量中5%
〜90%である。これは体質顔料が本来有している
透明感、流動性、皮膚上での滑らかな伸び、付着
力等の優れた特性を生かし、かつ、適用する化粧
料の光沢を調整する為には最低5%以上の配合が
必要となるからである。又、上限については特に
制限的ではないが、着色料、油分、香料等の添加
を考慮すると90%ぐらいが好ましい。 次に本発明に用いられる被覆顔料の製造例を示
す。 製造例1 ポリMMA被覆雲母の製造 ジ−2−エチルヘキシル−スルホコハク酸ナト
リウム75%(W/W)水溶液2.4g及び白色雲母
片80gを精製水900mlに加え、デイスパーにて分
散させ、これを丸底セパラブルフラスコに移し、
温度40℃で撹拌を行ないながらN2ガスをハブリ
ングし脱酸素する。次にメチルメタアクリレート
(以下MMAと略す)48gを加えさらに過硫酸カ
リウム0.5g、亜硫酸水素ナトリウム0.5gを加え
て2hr撹拌を続け重合反応を行なつた後、冷却し
てろ過水洗を3回くり返し、得られた粉体物を80
℃で12hr乾燥し、ポリMMA被覆雲母120gを得
た。 (被覆比率;雲母:ポリMMA=8:5) 製造例2 ポリMMA被覆タルクの製造 製造例−1の雲母がタルクであるもの (被覆比率;タルク:ポリMMA=8:5) 得られたポリMMA被覆タルクの電子顕微鏡写
真を図1に示す(右側)。図1からタルクの表面
がポリMMAの微細粒子により被覆されているこ
とがわかる。 製造例3 ポリMMA被覆セリサイトの製造 製造例−1の雲母がセリサイトであるもの (被覆比率;セリサイト:ポリMMA=8:
5) 製造例4 (MMA:BMA*=7:3)コポリマ
ー被覆雲母の製造 BMA*:ブチルメタアクリレート ラウリル硫酸ナトリウム1.8gと白色雲母片80
gとを精製水900mlに加え、デイスパーにて分散
させ、これを丸底セパラブルフラスコに移し、温
度40℃で撹拌を行ないながらN2ガスをバブリン
グし脱酸素する。次にMMA35g及びBMA15g
を加え、さらに過硫酸カリウム0.5g、亜硫酸水
素ナトリウム0.5gを加えて2hr撹拌を続け重合反
応を行なつた後、冷却してろ過水洗を3回くり返
し、得られた粉体物を80℃で12hr乾燥し、
(MMA:BMA=7:3)コポリマー被覆雲母
121gを得た。 (被覆比率;雲母:MMA・BMAコポリマー
=8:5) 製造例5 ポリMMA被覆雲母の製造 メチルメタクリレートポリマー50gをベンゼン
1000g中に溶解した溶液中に白色雲母80gをデイ
スパーにてよく分散する。撹拌を続けつつ、メタ
ノールを液中に500g/hrのスピードで添加し、
最終的に1500gのメタノールを加え、雲母粒子上
にアクリルの微細粒子を析出させる。ろ過した後
メタノール洗浄を行い40℃、24hrにて乾燥するこ
とでポリMMA被覆雲母125gを得た。(被覆比
率;雲母:ポリMMA=8:5) 製造例6 ポリMMA被覆タルクの製造 製造例−5の雲母がタルクであるもの。(被覆
比率;タルク:ポリMMA=8:5) 製造例7 ポリMMA被覆セリサイトの製造 製造例−5の雲母がセリサイトであるもの。
(被覆比率;セリサイト:ポリMMA=8:5) 以上の如くして得られた被覆顔料は、薄板状の
体質顔料の表面にアクリル樹脂が微細粒子の形で
付着被覆したものとなつている。(図1参照) 比較製造例1 ポリMMA被覆雲母の製造 メチルメタクリレートポリマー50gをベンゼン
1000g中に溶解し、この液中に、白色雲母80gを
デイスパーにてよく分散する。撹拌を続けなが
ら、引圧下40℃にて徐々にベンゼンを揮発回収
し、最終的にメチルメタクリレートによつて被覆
された白雲母130gを得た。仕上として、ヘンシ
エルミキサーにて粉砕し、使用した。(被覆比
率;雲母:ポリMMA=8:5) 比較製造例2 ポリMMA被覆タルクの製造 比較製造例−1の雲母がタルクであるもの。
(被覆比率;タルク:ポリMMA=8:5) 比較製造例3 ポリMMA被覆セリサイトの製造 比較製造例−1の雲母がセリサイトであるも
の。(被覆比率;セリサイト:ポリMMA=8:
5) 以上の如くして得られた被覆顔料は、薄板状の
体質顔料の表面にアクリル樹脂がほぼ均一な皮膚
状の形で被覆したものとなつている。 次に本発明化粧料の実施例を示す。 実施例1 クリームフアンデーシヨン Aステアリン酸 グリセリルモノオレート セチルアルコール 流動パラフイン ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 製造例−2のポリMMA被覆タルク 二酸化チタン 弁 柄 黄酸化鉄 黒酸化鉄 1.0重量部 1.0 2.5 12.0 0.5 11.0 3.0 1.0 2.0 1.0 Bプロピレングリコール 1%水酸化ナトリウム水溶液 精製水 パラオキシ安息香酸ブチル 5.0重量部 13.6 46.2 0.2 AおよびBを各々80℃に加温し、BをAに徐々
に添加し、乳化釜にて混合、乳化し、その後撹拌
を続けながら30℃まで冷却し、容器に充填して製
品とする。 実施例2 ケーキ状フアンデーシヨン A製造例−2のポリMMA被覆タルク 製造例−4のMMA・BMAコポリマー被覆雲母 二酸化チタン 弁 柄 黄酸化鉄 黒酸化鉄 ステアリン酸アルミニウム 珪酸カルシウムビーズ 54.5重量部 20.0 4.0 1.0 2.0 1.0 3.0 6.0 B〔流動パラフイン 8.5 Aをヘンシエル型ミキサーに混合し、ハンマー
ミルにて粉砕し、次にBを添加しヘンシエル型ミ
キサーにて混合、ハンマーミルにて粉砕し、金型
中にプレスして製品とする。 実施例3 フイニツシングパウダー A製造例−2のポリMMA被覆タルク 〃 −1のポリMMA被覆雲母 〃 −3のポリMMA被覆セリサイト 二酸化チタン 弁 柄 黄酸化鉄 黒酸化鉄 シルクパウダー 珪酸カルシウムビーズ ミリスチン酸亜鉛 45.0重量部 15.0 15.0 4.0 1.0重量部 2.0 1.0 5.0 6.0 3.0 B〔流動パラフイン 3.0 Aをヘンシエル型ミキサーにて混合し、ハンマ
ーミルにて粉砕、を添加しヘンシエル型ミキサー
にて混合した後、ブロアーシフターによつて処理
し、容器に充填して製品とする。 実施例4 クリームフアンデーシヨン 実施例−1中の製造例−2のポリMMA被覆タ
ルクを製造例−6のポリMMA被覆タルクに置換
した。 比較例1 クリームフアンデーシヨン 実施例−1中の製造例−2のポリMMA被覆タ
ルクを比較製造例−2のポリMMA被覆タルクに
置換した。 実施例5 ケーキ状フアンデーシヨン 実施例−2中の製造例−2のポリMMA被覆タ
ルクを製造例−6のポリMMA被覆タルクに、製
造例−4のMMA・BMAコポリマー被覆雲母を
製造例−4と同様にして得られたMMA・BMA
コポリマー被覆カオリンにそれぞれ置換した。 比較例2 ケーキ状フアンデーシヨン 実施例−2中の製造例−2のポリMMA被覆タ
ルクを比較製造例−2のポリMMA被覆タルク
に、製造例−4のMMA・BMAコポリマー被覆
雲母を比較製造例−1のポリMMA被覆雲母にそ
れぞれ置換した。 実施例6 フイニツシングパウダー 実施例−3中の製造例−2のポリMMA被覆タ
ルクを製造例−6のポリMMA被覆タルクに、製
造例−1のポリMMA被覆雲母を製造例−5のポ
リMMA被覆雲母に、製造例−3のポリMMA被
覆セリサイトを、製造例−7のポリMMA被覆セ
リサイトにそれぞれ置換した。 比較例3 フイニツシングパウダー 実施例−3中の製造例−2のポリMMA被覆タ
ルクを比較製造例−2のポリMMA被覆タルク
に、製造例−1のポリMMA被覆雲母を比較製造
例−1のポリMMA被覆雲母に、製造例−3のポ
リMMA被覆セリサイトを、比較製造例−3のポ
リMMA被覆セリサイトにそれぞれ置換した。 (効果) 次に本発明に用いる被覆顔料の光沢を調べる
為、被覆前の体質顔料と本発明に係る被覆顔料及
び比較品として本発明とは被覆形態が異なる被覆
顔料とについて、光線反射率を測定し、表−1に
示した。反射率が大きいほど光沢が大きいことを
示している。試験方法は下記の通りである。 光沢テスト: 牛皮上にマイクロクリスタリンワツクスを均一
にコーテイングし、これに試料である粉体を馬毛
ブラシにて均一にのばしたものを検体とし、その
光線反射率を測定した。測定は日本電色工業製
GROSS METERを用いて75°の反射光を測定し
た。
【表】
【表】 以上の如く、本発明に用いる被覆顔料は内芯物
質である顔料よりも光線反射率が少なく、つまり
光沢が抑制されている。一方、比較品の被覆顔料
は体質顔料の光線反射率と同等かそれ以上の値を
示し、光沢が増強されている。従つて、本願発明
は単にアクリル樹脂で体質顔料を被覆しただけで
はなく、その被覆形態にも特徴を有するものであ
る。即ち本願発明はアクリル樹脂の微細粒子が一
定範囲内で体質顔料を被覆することによつて初め
て達成され、皮膚に塗布した場合に、外観上てか
てかしたり、不自然な光沢を与えない化粧料を提
供することができる。 次に本発明に用いる被覆顔料の透明感を調べる
為、被覆前の体質顔料と本発明に係る被覆顔料及
び比較品として本発明とは被覆形態が異なる被覆
顔料とについて白色度を測定し表−2に示した。
白色度の低いものほど透明性が大きいといえる。
試験方法は下記の通りである。 透明性テスト: 光沢テストで用いたと同様に試料を処理し検体
とした。このものについてJIS L 1074「白色度」
に準じて村上色研製高速色彩計を用いて白色度を
測定した。
【表】
【表】 以上の如く、本発明に用いる被覆顔料は内芯物
質である無被覆の顔料及び比較品の被覆顔料と近
似した白色度の数値を示し、つまり、同等の透明
性を有しており、有用な化粧品用粉体である。 次に本発明に用いる被覆顔料の流動性を調べる
為、被覆前の体質顔料と本発明に係る被覆顔料及
び比較品として本発明とは被覆形態が異なる被覆
顔料とについて安息角を測定し表−3に示した。
安息角が小さいほど流動性が大きいことを示して
いる。試験法は下記の通りである。 流動性テスト: 試料をそのまま、細川ミクロン製パウダーテス
ターを用いて安息角を測定した。
【表】
【表】 以上の如く、本発明に用いる被覆顔料は内芯物
質である無被覆の顔料及び比較品の被覆顔料と近
似した安息角の数値を示し、つまり、同等の流動
性を有しており、化粧品製造時における取扱いが
便利であるとともに、皮膚上においてはなめらか
な伸びを有している。 次に本発明に適用される化粧料(実施例1〜
6)について官能評価を行ない結果を表−4に示
した。このとき比較品として比較例1〜3の化粧
料を対照品として各々の化粧料について本発明に
用いる被覆顔料の代りに被覆処理をしていない顔
料(加工粉体の内芯物質)を配合したものを調製
し、官能評価した。試験方法は下記の通りであ
る。 官能テスト: 男女混合計10名のパネラーにより官能評価項目
として化粧した肌の光沢、皮膚上での伸びのなめ
らかさ、化粧した肌の透明感の3項目について下
記のような基準において評価し、10名の平均値を
評価点とした。
【表】 非 割 少 どちら 少 割 非
常 合 し とも云 し 合 常
に えない に
【表】 数値は官能テスト評価点
以上の如く本発明に適用される化粧料は実際に
皮膚上に塗布した場合にも、化粧した肌の光沢が
強すぎることがなく、外観上てかてかしたり、不
自然な光沢を与えることがなく、又、皮膚上での
伸びのなめらかさ、化粧した肌の透明感などの官
能特性は従来の対照品及び比較品と同様であつ
た。 このような本発明に用いる被覆顔料は従来の顔
料の持つ優れた特性を有すると同時に、新規な光
沢調節能を合わせ持つており、従来の化粧品用顔
料には見られない優れた特性を有する粉体である
ことがわかる。
【図面の簡単な説明】
図1は無処理の体質顔料と本発明に係る被覆顔
料の粒子構造を比較した電子顕微鏡写真(SEM)
であり、左側は無処理のタルクの粒子構造を示す
電子顕微鏡写真であり、右側は製造例−2により
製した本発明に係るポリMMA被覆タルクの粒子
構造を示す電子顕微鏡写真である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タルク、雲母、カオリン、セリサイトから選
    択される薄板状体質顔料の表面をアクリル樹脂の
    1種又は2種以上からなる微細粒子により被覆せ
    しめた被覆顔料であつて、前記体質顔料と前記ア
    クリル樹脂との組成比(重量比)が95:5〜60:
    40である被覆顔料を、少なくとも1種以上配合す
    ることを特徴とする化粧料。
JP19223484A 1984-09-13 1984-09-13 化粧料 Granted JPS6169708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19223484A JPS6169708A (ja) 1984-09-13 1984-09-13 化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19223484A JPS6169708A (ja) 1984-09-13 1984-09-13 化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6169708A JPS6169708A (ja) 1986-04-10
JPH0576444B2 true JPH0576444B2 (ja) 1993-10-22

Family

ID=16287882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19223484A Granted JPS6169708A (ja) 1984-09-13 1984-09-13 化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6169708A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2630428B2 (ja) * 1988-05-24 1997-07-16 株式会社コーセー 着色顔料及びこれを配合した化粧料
JP2572665B2 (ja) * 1990-04-24 1997-01-16 花王株式会社 被覆顔料及びこれを含有する化粧料
FR2673372B1 (fr) 1991-02-28 1993-10-01 Oreal Composition cosmetique capable d'estomper les defauts de la peau.
JP2002363444A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Daito Kasei Kogyo Kk 化粧料用顔料およびそれを含有する化粧料
JP4731053B2 (ja) * 2001-06-28 2011-07-20 日揮触媒化成株式会社 樹脂被覆球状多孔質粒子、その製造方法、および該粒子を配合した化粧料
FR2989277B1 (fr) * 2012-04-16 2016-08-19 Greenphyt Poudre pigmentaire a base de particules colorees enrobees dans un film de resine durcie utilisable dans des preparations cosmetiques, et procede d'obtention correspondant
TW202227240A (zh) 2020-12-22 2022-07-16 日商發那科股份有限公司 機器人裝置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5299234A (en) * 1976-02-12 1977-08-19 Pola Kasei Kogyo Kk Cosmetics
JPS5327773A (en) * 1976-08-26 1978-03-15 Bendix Corp Master cylinder
JPS5852208A (ja) * 1981-09-21 1983-03-28 Shiseido Co Ltd 化粧料

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5299234A (en) * 1976-02-12 1977-08-19 Pola Kasei Kogyo Kk Cosmetics
JPS5327773A (en) * 1976-08-26 1978-03-15 Bendix Corp Master cylinder
JPS5852208A (ja) * 1981-09-21 1983-03-28 Shiseido Co Ltd 化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6169708A (ja) 1986-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69107945T2 (de) Überzogene kosmetische Materialien und Verfahren zum Überziehen von kosmetischen Materialien.
JPH0225411A (ja) 化粧料
JP2007277415A (ja) 表面処理酸化亜鉛粉体及びこれを含有する化粧料
JP2007302800A (ja) 被覆粉体及びこれを含有する化粧料
JP3501817B2 (ja) 化粧料
JP2018517692A (ja) 紫外線遮断効果に優れた化粧品及びその製造方法
EP1867664B1 (en) Cosmetic for eyelash
JPH0576444B2 (ja)
JPS62174002A (ja) 化粧料
JPS61161212A (ja) 化粧料
JP4931184B2 (ja) 表面処理剤、表面処理粉体及び化粧料
JP2007269729A (ja) メイクアップ化粧料
JPH0747526B2 (ja) メ−キヤツプ化粧料
KR20060093103A (ko) 흑색 광휘성 박편 및 그것을 배합한 화장료, 도료 조성물,수지 조성물 및 잉크 조성물
JP7356703B2 (ja) 固形粉末化粧料
JPS60228406A (ja) 化粧料
JP2004124045A (ja) 複合ポリマー粒子及びその製法
JP3925951B2 (ja) 粉体化粧料
JP3229651B2 (ja) 化粧料
JPH07291834A (ja) 被覆顔料および化粧料
JPS63119411A (ja) 化粧料
JP2004307409A (ja) 化粧料用顔料及びそれを含有する化粧料
JP4944476B2 (ja) メイクアップ化粧料
JP2909924B2 (ja) 粉体入り油性化粧料
JP2007269699A (ja) 固形粉末化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term