JPH0575756A - フアクシミリ信号と音声信号の同時双方向通信を行うフアクシミリ装置 - Google Patents
フアクシミリ信号と音声信号の同時双方向通信を行うフアクシミリ装置Info
- Publication number
- JPH0575756A JPH0575756A JP3236518A JP23651891A JPH0575756A JP H0575756 A JPH0575756 A JP H0575756A JP 3236518 A JP3236518 A JP 3236518A JP 23651891 A JP23651891 A JP 23651891A JP H0575756 A JPH0575756 A JP H0575756A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一般加入回線または２Ｗ専用線を使用し、フ
ァクシミリ信号のやり取り、または電話の音声信号、あ
るいは両者を時分割で使用していた。これは使用する回
線の帯域が０．３ＫＨｚ〜３．４ＫＨｚまでであり、前
記各々の信号はこの帯域を専有するために、同一の回線
で同時に使用することができないという欠点がある。本
発明は信号の多重化、エコーキャンセル技術等によりフ
ァクシミリ信号と電話の音声信号を同時にかつ双方向に
電送することを目的とする。 【構成】 基本的にＶ．３３準拠の多重化部（ＭＵＸ）
１と、Ｖ．１７準拠のトレリス符号化及び軟判定ビタビ
復号化部２と、Ｖ．３２準拠の全二重エコーキャンセラ
部３とからなる。 【効果】 １本の回線でファクシミリと電話を同時に使
用できるために、作業時間、電話経費、設備費等を削減
できるという効果がある。
ァクシミリ信号のやり取り、または電話の音声信号、あ
るいは両者を時分割で使用していた。これは使用する回
線の帯域が０．３ＫＨｚ〜３．４ＫＨｚまでであり、前
記各々の信号はこの帯域を専有するために、同一の回線
で同時に使用することができないという欠点がある。本
発明は信号の多重化、エコーキャンセル技術等によりフ
ァクシミリ信号と電話の音声信号を同時にかつ双方向に
電送することを目的とする。 【構成】 基本的にＶ．３３準拠の多重化部（ＭＵＸ）
１と、Ｖ．１７準拠のトレリス符号化及び軟判定ビタビ
復号化部２と、Ｖ．３２準拠の全二重エコーキャンセラ
部３とからなる。 【効果】 １本の回線でファクシミリと電話を同時に使
用できるために、作業時間、電話経費、設備費等を削減
できるという効果がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置の通
信方式に関し、特に、ファクシミリ信号と音声信号を一
般加入回線を用いて両者がディジタル化された状態で一
定の回線速度を適当な速度に各々割当て、多重化するこ
とにより同時通信を実現し、かつエコーキャセルにより
回線における遠端、近端の両エコーをキャンセルし、主
に電話による音声信号の双方向通信を実現し、さらにフ
ァクシミリ信号を高速化する通信方式に関する。
信方式に関し、特に、ファクシミリ信号と音声信号を一
般加入回線を用いて両者がディジタル化された状態で一
定の回線速度を適当な速度に各々割当て、多重化するこ
とにより同時通信を実現し、かつエコーキャセルにより
回線における遠端、近端の両エコーをキャンセルし、主
に電話による音声信号の双方向通信を実現し、さらにフ
ァクシミリ信号を高速化する通信方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のファクシミリ装置は、Ｃ
ＣＩＴＴ勧告に則り、ファクシミリの変調方式はＶ．１
７、通信手段はＴ．４、Ｔ．３０にそれぞれ準拠してい
た。従って、ファクシミリ信号の通信しかできず、送受
信の双方で通話を行いたい時には通話予約によりファク
シミリ通信の終了後か、または別回線の電話機により相
手方に送達の確認や内容の打ち合せ、あるいは受信側か
らの内容の確認、再送要求、その他打ち合せ等を行って
いた。
ＣＩＴＴ勧告に則り、ファクシミリの変調方式はＶ．１
７、通信手段はＴ．４、Ｔ．３０にそれぞれ準拠してい
た。従って、ファクシミリ信号の通信しかできず、送受
信の双方で通話を行いたい時には通話予約によりファク
シミリ通信の終了後か、または別回線の電話機により相
手方に送達の確認や内容の打ち合せ、あるいは受信側か
らの内容の確認、再送要求、その他打ち合せ等を行って
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファク
シミリ装置は、一般加入回線または２Ｗ専用線を使用
し、ファクシミリ信号のやり取り、または電話の音声信
号、あるいは両者を時分割で利用していた。これは使用
する回線の帯域が０．３ＫＨｚから３．４ＫＨｚまでで
あり、前記各々の信号はこの帯域を占有するためであ
る。従って、ファクシミリ信号と電話の音声信号を同一
の回線で同時に使用することができないという欠点があ
る。
シミリ装置は、一般加入回線または２Ｗ専用線を使用
し、ファクシミリ信号のやり取り、または電話の音声信
号、あるいは両者を時分割で利用していた。これは使用
する回線の帯域が０．３ＫＨｚから３．４ＫＨｚまでで
あり、前記各々の信号はこの帯域を占有するためであ
る。従って、ファクシミリ信号と電話の音声信号を同一
の回線で同時に使用することができないという欠点があ
る。
【０００４】また、通常電話の音声信号は双方向である
が、ファクシミリ信号は、ＣＣＩＴＴ勧告のＴ．３０に
あるように、高速信号と低速信号により半二重でやり取
りするので実際に伝送すべき高速信号（ＰＩＸ信号）に
対するオーバヘッドが大であり、回線の利用効率が時間
的、料金的に悪いという欠点があった。
が、ファクシミリ信号は、ＣＣＩＴＴ勧告のＴ．３０に
あるように、高速信号と低速信号により半二重でやり取
りするので実際に伝送すべき高速信号（ＰＩＸ信号）に
対するオーバヘッドが大であり、回線の利用効率が時間
的、料金的に悪いという欠点があった。
【０００５】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記諸欠点を解消することを可能とした新規なファ
クシミリ装置を提供することにある。
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記諸欠点を解消することを可能とした新規なファ
クシミリ装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るファクシミリ信号と音声信号の同時双
方向通信を行うファクシミリ装置はＣＣＩＴＴ勧告の
Ｖ．３２の２Ｗ全二重エコーキャンセラ手段とＶ．３３
のデータマルチプリックス手段を用いＶ．１７でＣＣＩ
ＴＴ勧告Ｔ．３０相当の手順を高速信号で送受信する変
復調手段と、前記Ｖ．３３のデータマルチプレクス手段
においてＣＣＩＴＴ ＳＧ１７でオプションとなるであ
ろうトレリスコーディングモードの１４．４Ｋｂｐｓを
ファクシミリ信号には９．６Ｋｂｐｓ、音声信号には
４．８Ｋｂｐｓを割当て、該音声信号には送信時に一般
加入回線の高域限界３．４ＫＨｚのうち音声エネルギー
の主要部分を占める２．４ＫＨｚで低域通過させるフィ
ルタ手段と、該フィルタ手段の通過信号を４．８ＫＨｚ
でサンプリングする手段と、受信時には前記送信側から
送られてきた音声信号をＤＡ変換する手段とを備えて構
成する。
に、本発明に係るファクシミリ信号と音声信号の同時双
方向通信を行うファクシミリ装置はＣＣＩＴＴ勧告の
Ｖ．３２の２Ｗ全二重エコーキャンセラ手段とＶ．３３
のデータマルチプリックス手段を用いＶ．１７でＣＣＩ
ＴＴ勧告Ｔ．３０相当の手順を高速信号で送受信する変
復調手段と、前記Ｖ．３３のデータマルチプレクス手段
においてＣＣＩＴＴ ＳＧ１７でオプションとなるであ
ろうトレリスコーディングモードの１４．４Ｋｂｐｓを
ファクシミリ信号には９．６Ｋｂｐｓ、音声信号には
４．８Ｋｂｐｓを割当て、該音声信号には送信時に一般
加入回線の高域限界３．４ＫＨｚのうち音声エネルギー
の主要部分を占める２．４ＫＨｚで低域通過させるフィ
ルタ手段と、該フィルタ手段の通過信号を４．８ＫＨｚ
でサンプリングする手段と、受信時には前記送信側から
送られてきた音声信号をＤＡ変換する手段とを備えて構
成する。
【０００７】
【実施例】次に、本発明をその好ましい一実施例につい
て図面を参照して具体的に説明する。
て図面を参照して具体的に説明する。
【０００８】図１は本発明の一実施例を示すブロック構
成図である。
成図である。
【０００９】図１を参照するに、Ｖ．３３準拠の多重化
部１（ＭＵＸ）には、ホストからの入力として一つは
９．６Ｋｂｐｓのファクシミリ信号１１、もう一つは
４．８Ｋｂｐｓの帯域圧縮された電話の音声信号１６が
入力される。これにより合計１４．４Ｋｂｐｓの多重化
データ１２を構成する。ここでのデータは６ｂｉｔ１シ
ンボルで扱われ、このうち４ｂｉｔがファクシミリ信
号、２ｂｉｔが音声信号として割り当てられる。Ｖ．１
７準拠の変復調部（ＭＯＤ）２は多重化データ１２をト
レリス変調する。回線上に生ずる遠端エコーおよび近端
エコーを打ち消す全二重エコーキャンセラ（ＥＣ）３に
より双方向通信を実現する。また音声入力は低域通過フ
ィルタ（ＬＰＦ）４でナイキスト周波数以上の成分を除
外される。その後サンプリング定理に基づく４．８ＫＨ
ｚで標本化する標本化部（ＳＡＭＰ）５により標本化音
声データ１６をシリアルで多重化部（ＭＵＸ）１に送
る。同様にファクシミリ信号１１もシリアルで入力され
る。
部１（ＭＵＸ）には、ホストからの入力として一つは
９．６Ｋｂｐｓのファクシミリ信号１１、もう一つは
４．８Ｋｂｐｓの帯域圧縮された電話の音声信号１６が
入力される。これにより合計１４．４Ｋｂｐｓの多重化
データ１２を構成する。ここでのデータは６ｂｉｔ１シ
ンボルで扱われ、このうち４ｂｉｔがファクシミリ信
号、２ｂｉｔが音声信号として割り当てられる。Ｖ．１
７準拠の変復調部（ＭＯＤ）２は多重化データ１２をト
レリス変調する。回線上に生ずる遠端エコーおよび近端
エコーを打ち消す全二重エコーキャンセラ（ＥＣ）３に
より双方向通信を実現する。また音声入力は低域通過フ
ィルタ（ＬＰＦ）４でナイキスト周波数以上の成分を除
外される。その後サンプリング定理に基づく４．８ＫＨ
ｚで標本化する標本化部（ＳＡＭＰ）５により標本化音
声データ１６をシリアルで多重化部（ＭＵＸ）１に送
る。同様にファクシミリ信号１１もシリアルで入力され
る。
【００１０】以上によりファクシミリ信号と音声信号の
多重化がなされ、かつ全二重化された変調信号が一般加
入回線１４を経て送出される。
多重化がなされ、かつ全二重化された変調信号が一般加
入回線１４を経て送出される。
【００１１】一方受信側では受信番号は、全二重エコー
キャンセラ（ＥＣ）３を経て、変復調部（ＭＯＤ）２で
軟判定ビタビ復号され、多重化部（ＭＵＸ）１で音声と
ファクシミリにディジタルで分離され、ファクシミリの
方は通常のシリアル受信され、同時に電話はディジタル
／アナログ変換部（ＤＡＣ）６により音声信号に変換さ
れる。
キャンセラ（ＥＣ）３を経て、変復調部（ＭＯＤ）２で
軟判定ビタビ復号され、多重化部（ＭＵＸ）１で音声と
ファクシミリにディジタルで分離され、ファクシミリの
方は通常のシリアル受信され、同時に電話はディジタル
／アナログ変換部（ＤＡＣ）６により音声信号に変換さ
れる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＣＣＩＴＴ勧告Ｖ．３３準拠のデータ多重化方式を信号
入力部に用いてファクシミリ信号と電話の音声信号をＢ
ＡＵＤ単位で多重化することにより、また１本の加入回
線を両者で効率良く使うことによって、時間の削減、電
話の経費の削減ができる効果が得られる。
ＣＣＩＴＴ勧告Ｖ．３３準拠のデータ多重化方式を信号
入力部に用いてファクシミリ信号と電話の音声信号をＢ
ＡＵＤ単位で多重化することにより、また１本の加入回
線を両者で効率良く使うことによって、時間の削減、電
話の経費の削減ができる効果が得られる。
【００１３】また、本発明によれば、同じくＣＣＩＴＴ
勧告Ｖ．３２準拠の全二重での２Ｗエコーキャンセラ機
能により、通常の加入回線の使い方では０．３ＫＨｚ〜
３．４ＫＨｚの帯域をそれぞれ占有するので双方向の通
信を全二重で行うには４Ｗの専用線を用いる必要があっ
たが、音声信号はもとよりファクシミリ信号までも一般
家庭の２Ｗ加入回線で双方向同時通信が可能で電話とフ
ァクシミリに２回線も引く必要がなくなり経費、設備費
を低減出来る効果が得られる。
勧告Ｖ．３２準拠の全二重での２Ｗエコーキャンセラ機
能により、通常の加入回線の使い方では０．３ＫＨｚ〜
３．４ＫＨｚの帯域をそれぞれ占有するので双方向の通
信を全二重で行うには４Ｗの専用線を用いる必要があっ
たが、音声信号はもとよりファクシミリ信号までも一般
家庭の２Ｗ加入回線で双方向同時通信が可能で電話とフ
ァクシミリに２回線も引く必要がなくなり経費、設備費
を低減出来る効果が得られる。
【００１４】さらに本発明によれば、変復調部にＣＣＩ
ＴＴ勧告Ｖ．１７準拠のトレリス符号化、軟判定ビタビ
復号を用いることにより理論的に３〜４ｄＢそのＳ／Ｎ
ＶＳ Ｂ．Ｅ．Ｒを改善することができ、ファクシミ
リ信号、音声信号の両方共高品位に受信することができ
る効果も得られ、また、通常のファクシミリ装置はＣＣ
ＩＴＴ勧告Ｔ．３０に則り手順信号は３００ｂｐｓの低
速信号で行っていたが、呼接続以降双方同時通信を維持
するため変復調方式の切り替えは行えないために、全手
順を１４．４ｋＢＰＳの高速信号で行うので、通信手順
に要する時間を短縮することができる効果がある。
ＴＴ勧告Ｖ．１７準拠のトレリス符号化、軟判定ビタビ
復号を用いることにより理論的に３〜４ｄＢそのＳ／Ｎ
ＶＳ Ｂ．Ｅ．Ｒを改善することができ、ファクシミ
リ信号、音声信号の両方共高品位に受信することができ
る効果も得られ、また、通常のファクシミリ装置はＣＣ
ＩＴＴ勧告Ｔ．３０に則り手順信号は３００ｂｐｓの低
速信号で行っていたが、呼接続以降双方同時通信を維持
するため変復調方式の切り替えは行えないために、全手
順を１４．４ｋＢＰＳの高速信号で行うので、通信手順
に要する時間を短縮することができる効果がある。
【図１】本発明に係るファクシミリ信号と音声信号の全
二重双方向同時通信機能を有するファクシミリ装置の一
実施例を示すブロック構成図である。
二重双方向同時通信機能を有するファクシミリ装置の一
実施例を示すブロック構成図である。
１…Ｖ．３３準拠多重化部（ＭＵＸ） ２…Ｖ．１７準拠変復調部（ＭＯＤ） ３…Ｖ．３２準拠全二重エコーキャンセル部（ＥＣ） ４…音声信号ＬＰＦ部 ５…音声信号標本化部（ＳＡＭＰ） ６…音声信号ＤＡ変換部（ＤＡＣ） １１…ファクシミリ信号（シリアル） １２…多重化信号 １３…変復調信号 １４…一般加入回線（２Ｗ） １５…電話の音声信号（送話） １６…電話の帯域制限された標本化信号 １７…電話の音声信号（受話）
Claims (1)
- 【請求項１】 ＣＣＩＴＴ勧告Ｖ．３２に於ける２Ｗ全
二重エコーキャセラ手段とＶ．３３のデータマルチプレ
ックス手段とを用いＶ．１７でＣＣＩＴＴ勧告Ｔ．３０
相当の手順を高速で送受信する変復調手段を有し、前記
Ｖ．３３のデータマルチプレックス手段に於いてＣＣＩ
ＴＴ ＳＧ１７でトレリスコーディングモードの１４．
４Ｋｂｐｓをファクシミリ信号には９．６Ｋｂｐｓ、音
声信号には４．８Ｋｂｐｓを割当て、該音声信号の前処
理として送信時に一般加入回線の高域限界の３．４ＫＨ
ｚのうち音声エネルギーの主要部分を占める２．４ＫＨ
ｚで低域通過させるフィルタ手段と、該フィルタ手段の
通過信号をサンプリング定理で与えられる４．８ＫＨｚ
でサンプリングし前記変復調手段の音声信号を入力とす
る手段と、受信時には該音声信号をディジタル／アナロ
グ変換する手段とを有することを特徴としたファクシミ
リ信号と音声信号の同時双方向通信を行うファクシミリ
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236518A JP2812010B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ファクシミリ信号と音声信号の同時双方向通信を行うファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236518A JP2812010B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ファクシミリ信号と音声信号の同時双方向通信を行うファクシミリ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575756A true JPH0575756A (ja) | 1993-03-26 |
| JP2812010B2 JP2812010B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17001893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3236518A Expired - Fee Related JP2812010B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ファクシミリ信号と音声信号の同時双方向通信を行うファクシミリ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2812010B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5854830A (en) * | 1994-06-03 | 1998-12-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Concurrent voice and data communication |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3236518A patent/JP2812010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5854830A (en) * | 1994-06-03 | 1998-12-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Concurrent voice and data communication |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2812010B2 (ja) | 1998-10-15 |
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