JPH0575609U - フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置 - Google Patents

フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置

Info

Publication number
JPH0575609U
JPH0575609U JP1414092U JP1414092U JPH0575609U JP H0575609 U JPH0575609 U JP H0575609U JP 1414092 U JP1414092 U JP 1414092U JP 1414092 U JP1414092 U JP 1414092U JP H0575609 U JPH0575609 U JP H0575609U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test roll
plate glass
roll
test
molten tin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1414092U
Other languages
English (en)
Inventor
元貴 阪下
久志 平石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1414092U priority Critical patent/JPH0575609U/ja
Publication of JPH0575609U publication Critical patent/JPH0575609U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 板ガラスの要求品質に合わせたロールを選定
することができるようにする。 【構成】 溶融錫17を収容するための錫収容容器4を
設け、テストロール6を、その周面が溶融錫17の上面
に接触自在となるように配置した状態で、そのテストロ
ール6を回転自在に支持するテストロール支持装置8を
設けてある。テストロール6の上方に板ガラス支持装置
10を設け、板ガラス9とテストロール6とを圧接させ
るための圧接機構18を設けてある。圧接機構18によ
って、板ガラス9とテストロール6とを圧接させた状態
で、テストロール支持装置8と板ガラス支持装置10と
を、テストロール6の径方向で、かつ、溶融錫17の上
面に沿う方向に相対移動させる送り機構を設け、板ガラ
ス9とテストロール6とを加熱する加熱装置3を設けて
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フロート法に用いるガラス製造用ロールは、溶融錫の付着の度合いが 進むにつれて表面が粗くなり、これに起因して板ガラスにも傷が多く発生するよ うになるが、ロールの表面粗度の変化に対応する板ガラスの傷の量は把握されて おらず、従来、そのようなロールの表面粗度の変化と、板ガラスの傷の量との関 係を測定する検査装置はなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、ロールの表面粗度の変化と、板ガラスの傷の量との関係を測定す る検査装置がなかったために、板ガラスの要求品質に合わせたロールを選定する ことが困難であるという欠点があった。 本考案は、上記従来の欠点を解消し、板ガラスの要求品質に合わせたロールを 選定することが容易にできるようにするためのフロート法に用いるガラス製造用 ロールの表面検査装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、溶融錫を収容するための錫収容容器 を設け、テストロールを、その周面が前記溶融錫の上面に接触自在となるように 配置した状態で、そのテストロールを回転自在に支持するテストロール支持装置 を設け、前記テストロールの上方で板ガラスを支持する板ガラス支持装置を設け 、前記板ガラス支持装置で支持した前記板ガラスと前記テストロールとを圧接さ せるための圧接機構を設け、前記圧接機構によって、前記板ガラスと前記テスト ロールとを圧接させた状態で、前記テストロール支持装置と前記板ガラス支持装 置とを、前記テストロールの径方向で、かつ、前記溶融錫の上面に沿う方向に相 対移動させる送り機構を設け、前記板ガラスと前記テストロールとを加熱する加 熱装置を設けてあることを特徴とし、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
つまり、テストロールを、その周面が錫収容容器内の溶融錫の上面に接触する ように配置して、テストロール支持装置で回転自在に支持しておくとともに、板 ガラス支持装置によって、テストロールの上方で板ガラスを支持しておき、圧接 機構を作動させて、板ガラスとテストロールとを圧接させ、その状態のまま送り 機構を作動させて、テストロール支持装置と板ガラス支持装置とを、テストロー ルの径方向で、かつ、溶融錫の上面に沿う方向に相対移動させる。なお、板ガラ スとテストロールとは、これらの操作の間中、加熱装置で加熱する。テストロー ルは、テストロール支持装置で回転自在に支持してあるから、テストロール支持 装置と板ガラス支持装置とを上記のように相対移動させると、それに伴ってこの テストロールが回転し、前記溶融錫上面部で付着した溶融錫を板ガラスの表面に 付着させる。テストロールは、溶融錫の付着の度合いが進むにつれて表面が粗く なり、これに起因して板ガラスにも傷が多く発生するようになる。 上記の状況は、テストロールと板ガラスとの関係についてみれば、高温下でテ ストロールが回転し、それに伴って、テストロールに接当した板ガラスが、テス トロールによって溶融錫を付着させられながら、その回転方向に送られるという ことであり、これは、フロート法において板ガラスを製造している状況、すなわ ち、高温の板ガラスが、フロートバス内で溶融錫の上に浮かびながら流れていき 、溶融錫を付着させたままロールに到達して、そのロールによって徐冷窯に送ら れ、徐冷窯内を、そこに設けた別のロールで搬送されていくといった状況とほと んど変わりがなく、結局、本考案にかかる上記構成によれば、フロート法におい て板ガラスを製造している状況とほぼ同様の状況をつくりだすことができるので ある。 その結果、上記構成の装置によって、ロールの表面粗度と、この表面粗度に起 因する板ガラスの傷の量とを、溶融錫の付着の度合いごとに測定することができ 、そのように測定することで、板ガラスの傷の量を、前記表面粗度の数値の変化 に対応させた状態で把握できるようになる。 この場合、本考案にかかる上記構成においては、錫収容容器に溶融錫を収容し て、溶融錫の上面にテストロールを直接接触するようしてあるから、テストロー ルへの溶融錫の付着の度合いを高めることができ、溶融錫の付着の進み具合を、 フロート法における実際のそれよりも早めることができて、測定期間を短縮化で きる。
【0006】
【考案の効果】
従って、板ガラスの傷の量を、テストロールの表面粗度の数値変化に対応させ た状態で把握できるから、板ガラスの要求品質に合うロールを選定できるように なり、かつ、前述の傷の量を把握するための検査を行うに際し、その測定期間を 短縮化できるから、効率よく検査することができるフロート法に用いるガラス製 造用ロールの表面検査装置を提供できた。
【0007】
【実施例】
次に、本考案にかかるフロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置 を、図面に基づいて説明する。 図1に示すように、アングル部材で枠組みして直方体状の枠体1を形成し、枠 体1の中央部に、断熱壁2で囲繞して形成した加熱炉3(加熱装置の一例)を設 け、加熱炉3の中央部に有底円筒状の錫収容容器4を、円筒状の支持台5を介し て据え付け、テストロール6を外嵌したテストロール支持棒7を、加熱炉3内に 水平に配置するとともに、このテストロール支持棒7を回転自在に支持する軸受 け部8(テストロール支持装置の一例)を設け、テストロール6の上方で板ガラ ス9を水平に支持する板ガラス支持装置10設けてフロート法に用いるガラス製 造用ロールの表面検査装置を構成してある。
【0008】 前記支持台5の下方には、錫収容容器4を昇降させるための昇降装置11設け てある。この昇降装置11は、支持台5の下部に、その支持台5の軸芯に沿って 延設した雄ねじ軸12を、枠体1に固着したナット部材13に螺合するとともに 、前記雄ねじ軸12を回転操作するためのハンドル14を設けて構成してある。
【0009】 前記板ガラス支持装置10は、ガラス支持枠15と、このガラス支持枠15を 吊り下げ支持する支持装置本体16とからなる。
【0010】 前記軸受け部8は、加熱炉3を挟んで左右に一対設けてあり、テストロール6 の周面が錫収容容器4内の溶融錫17の上面に接触自在となるような位置に配置 してある。この軸受け部8には、板ガラス支持装置10で支持した板ガラス9と テストロール6とを圧接させるための圧接機構18を設けてある。前記圧接機構 18は、軸受部8の底部に回転自在に取り付けたボルト19を、枠体1の側壁部 に固着した板材20の第1雌ねじ部21に螺合させて構成してあり、雄ねじ軸1 2を回転させることで、軸受部8を昇降させることができるようにしてある。
【0011】 図2、図3に示すように、前記枠体1の天井部には、板ガラス支持装置10を 水平方向に往復移動させるための送り機構22を設けてある。この送り機構22 は、枠体1の天井部で、前記テストロール支持棒7に直交する方向に架設した送 りねじ軸23に、前記支持装置本体16の第2雌ねじ部24を螺合させるととも に、送りねじ軸23を回転させるモーターMを設けて構成してある。なお、送り ねじ軸23に沿って2本のガイドバー25を架設してあり、このガイドバー25 に支持装置本体16を緩やかに外嵌してある。
【0012】 上記構成におけるガラス製造用ロールの検査装置の使用方法は次の通りである 。 まず、加熱炉3内を加熱して、そこを、ガラスの軟化温度に近い約650℃に 保つ。そして、圧接機構18によって、板ガラス9とテストロール6とを圧接さ せるとともに、ハンドル14を回転操作して錫収容容器4を上昇させ、テストロ ール6の周面を錫収容容器4内の溶融錫17の上面に接触させておき、モーター Mを回転駆動して、送りねじ軸23を一定間隔で正逆に回転させる。すると、板 ガラス支持装置10は水平方向に往復移動し、それに伴ってテストロール6が回 転して、溶融錫上面部で付着した溶融錫17を板ガラス9の表面に付着させる。 前記往復移動を多数回繰り返し、テストロール6の表面粗度と、この表面粗度に 起因する板ガラス9の傷の量とを、溶融錫17の付着の度合いごとに測定する。
【0013】 〔別実施例〕 前記圧接機構18として、軸受部8と板材20との間にジャッキを設けるよう にしてもよい。
【0014】 前記板ガラス支持装置10とテストロール6とは、水平方向に相対移動できれ ばよく、例えば、上記の実施例とは逆に、前記板ガラス支持装置10を固定して おいて、前記テストロール6を水平移動させるように構成してもよい。また、両 者とも水平移動させるように構成してもよい。
【0015】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス製造用ロールの表面検査装置の正面図
【図2】ガラス製造用ロールの表面検査装置の側面図
【図3】ガラス製造用ロールの表面検査装置の平面図
【符号の説明】
3 加熱装置 6 テストロール 8 テストロール支持装置 9 板ガラス 10 板ガラス支持装置 17 溶融錫 18 圧接機構 22 送り機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融錫(17)を収容するための錫収容
    容器(4)を設け、テストロール(6)を、その周面が
    前記溶融錫(17)の上面に接触自在となるように配置
    した状態で、そのテストロール(6)を回転自在に支持
    するテストロール支持装置(8)を設け、前記テストロ
    ール(6)の上方で板ガラス(9)を支持する板ガラス
    支持装置(10)を設け、前記板ガラス支持装置(1
    0)で支持した前記板ガラス(9)と前記テストロール
    (6)とを圧接させるための圧接機構(18)を設け、
    前記圧接機構(18)によって、前記板ガラス(9)と
    前記テストロール(6)とを圧接させた状態で、前記テ
    ストロール支持装置(8)と前記板ガラス支持装置(1
    0)とを、前記テストロール(6)の径方向で、かつ、
    前記溶融錫(17)の上面に沿う方向に相対移動させる
    送り機構(22)を設け、前記板ガラス(9)と前記テ
    ストロール(6)とを加熱する加熱装置(3)を設けて
    あるフロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査
    装置。
JP1414092U 1992-03-17 1992-03-17 フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置 Pending JPH0575609U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1414092U JPH0575609U (ja) 1992-03-17 1992-03-17 フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1414092U JPH0575609U (ja) 1992-03-17 1992-03-17 フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0575609U true JPH0575609U (ja) 1993-10-15

Family

ID=11852850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1414092U Pending JPH0575609U (ja) 1992-03-17 1992-03-17 フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0575609U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101512607B1 (ko) * 2011-10-28 2015-04-15 아사히 가라스 가부시키가이샤 리어 롤의 클리닝 방법 및 유리판 제조 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101512607B1 (ko) * 2011-10-28 2015-04-15 아사히 가라스 가부시키가이샤 리어 롤의 클리닝 방법 및 유리판 제조 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106045573B (zh) 一种多工位自动电瓷上釉机
KR20130077794A (ko) 태양전지용 탭리드의 솔더링 장치
CN111763961B (zh) 一种电解炉自动出金属生产线及控制方法
CN108790440A (zh) 一种板材上料压印机构
JP2825977B2 (ja) 大形高純度石英ガラス板、その製造方法及び製造装置
JPH0575609U (ja) フロート法に用いるガラス製造用ロールの表面検査装置
CN214768886U (zh) 一种铝棒加工炉
CN113634617B (zh) 一种无缝不锈钢管的制造工艺
JPH0669314A (ja) ウエハボート回転装置
CN105775716A (zh) 适用于陶瓷ptc装配的铝管送料机
FI60188C (fi) Stoed- och transportanordning foer glasskiva
CN218886342U (zh) 一种液晶显示屏生产热压机构
CN211613945U (zh) 一种新型的生产防火窗用的数控折弯机
CN111571025A (zh) 一种led灯管堵头自动上料激光打标机
US20240165651A1 (en) Chain-type roller coating apparatus and use thereof
CN215250392U (zh) 一种浮法玻璃生产用电加热装置
CN211637721U (zh) 一种轧辊带温轧制装置
KR950014690B1 (ko) 박판(薄板)글라스의 제조방법 및 장치
CN220902124U (zh) 一种平面热压的夹持机构
TW202120721A (zh) 濺鍍靶及其製造方法
JPH074470Y2 (ja) 搬送装置
CN209829811U (zh) 一种印制线路板钢板清洁用防护结构
CN213580972U (zh) 一种平板玻璃高精度定位检测工作台
CN218036493U (zh) 适用于浮法光学玻璃基板冷端的在线抽检装置
CN220056644U (zh) 一种退火装置