JPH0575506B2 - - Google Patents

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JPH0575506B2
JPH0575506B2 JP28493589A JP28493589A JPH0575506B2 JP H0575506 B2 JPH0575506 B2 JP H0575506B2 JP 28493589 A JP28493589 A JP 28493589A JP 28493589 A JP28493589 A JP 28493589A JP H0575506 B2 JPH0575506 B2 JP H0575506B2
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JP
Japan
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casting
mold
hot water
movable
cutting
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JP28493589A
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Inventor
Ryoji Kato
Masahiro Okuno
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Kamioka Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Kamioka Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kamioka Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Kamioka Mining and Smelting Co Ltd
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Publication of JPH03146256A publication Critical patent/JPH03146256A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は鋳造機によつて成形された鋳物を切断
機まで搬送しその鋳物の湯道を切断する移載切断
装置に関する。
<従来の技術> 第20図に従来の鋳造装置を示す。同図に示す
ように、溶解炉201は床面に設置されており、
側部に鋳込み湯の給湯を行なう給湯部202が設
けられている。そして、この給湯部202には給
湯口203及び給湯ハンドル204が取付けられ
ている。給湯口203の下方には中間保持炉を兼
ねた鋳込み桶205が設けられている。この鋳込
み桶205は水平軸によつて傾動できるようにな
つている。また、鋳込み桶205の下方にはヒー
タ206が設けられており、この鋳込み桶205
に隣接して鋳造機207が設置されている。この
鋳造機207は鋳金用のカドミウムをペンシル状
に成形するものであつて、一度に5本一組の鋳物
208を複数組鋳造できるようになつている。
第21図及び第22図にこの従来の鋳造機を示
す。同図に示すように、鋳型211は左右2つ割
りのものであつて、架台212上に多数並設さ
れ、それぞれの両側部が左右のガイドレール21
3に沿つて移動自在に支持されている。多数並設
された鋳型211の一方にはねじ軸214の一端
が連結されている。このねじ軸214は架台21
2に回転自在に支持されたリングねじ215に螺
合しており、このリングねじ215には連結プー
リ216、ベルト217、駆動プーリ218を介
してモータ219に駆動連結されている。
また、多数並設された鋳型211の他方には3
つの連結軸220の一端が連結され、各連結軸2
20の他端は架台212に支持されている。
而して、鋳造作業を行うには、第20図に示す
ように、作業者が給湯ハンドル204の操作によ
つて鋳込み湯(溶かしたカドミウム)を溶解炉2
01から鋳込み桶205に給湯する。そして、こ
の鋳込み桶205を傾けることによつてこの湯が
鋳造機207に供給される。
第21図及び第22図に示すように、鋳込み桶
205の湯は作業者によつて各鋳型211に鋳込
まれる。そして、自然冷却またはエアパージ冷却
によつて湯を冷却し固める。冷却後、モータ21
9を駆動してリングねじ215を回転させること
でねじ軸214を第24図左方に移動させる。こ
れによつて鋳型211も引かれて同方向に移動
し、各鋳型211は互いに離間する。作業者は離
間した各鋳型211から鋳物208を抜出す。
この鋳物208は、第20図に示すように、5
本一組の製品が湯道によつて連なつた形状をなし
ており、出荷するにはこの湯道を切断する。従来
は図示しない切断機、例えばのこ盤などによつて
この湯道を切断し除去していた。そして、湯道が
切断された各鋳物は搬送コンテナに積み込まれ
る。
ところで、鋳物208が抜出された各鋳型21
1は再び鋳造できるように、各鋳型211の内
面、即ち、鋳物を成形する鋳型面を点検し、必要
に応じて掃除を行うと共に、その鋳型面に離型剤
を塗布していた。
<発明が解決しようとする課題> このような従来の鋳造装置にあつては、鋳造機
によつて成形された鋳物においてその湯道の切断
はのこ盤などの切断機によつて作業者が手作業に
よつて行つていた。そのため、作業者に多大な労
力がかかると共にその作業時間も長くかかつてし
まうという問題点があつた。
本発明はこのような問題点を解決するものであ
つて、鋳物の切断作業の作業効率の向上を図つた
移載切断装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上述の目的を達成するための本発明の移載切断
装置は、鋳造機によつて成形された鋳物を切断機
まで搬送し該鋳物の湯道を切断する移載切断装置
であつて、支持台上の一端に鋳造機と対向して設
置された切断機と、前記支持台上に前記鋳造機と
切断機との間を移動自在に支持された移動台と、
該移動台に基準垂直下降位置と鋳物を受取る上昇
位置とに移動自在であると共に該垂直位置と水平
位置とに回動自在に支持された箱状のケースとを
具えたことを特徴とするものである。
<作用> 垂直下降位置にあるケースを上昇させ、このケ
ースの上昇位置にて鋳造機から抜出された鋳物を
保持する。そして、このケースを下降させて基準
位置にもどし、この垂直位置から水平位置まで回
動すると共に移動体を切断機まで移動することで
鋳物を所定の位置の位置決めし、切断機によつて
鋳物の湯道が切断される。
<実施例> 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。
第1図及び第2図に本発明の一実施例に係る自
動鋳造装置を示す。
第1図及び第2図に示すように、本実施例の鋳
造装置は、溶解炉1と、給湯装置2と、保持炉3
と、鋳造機4と、切断機5を有する移載切断装置
6と、ブラツシング装置7と、スプレー装置8
と、搬送コンベア9とを備えている。
溶解炉1は地金の融点や組織、溶解量などを考
慮してその温度を設定され、内部に地金、本実施
例ではカドミウムを溶かして鋳込み湯の状態で保
持している。
給湯装置2は保持炉3に鋳込み湯を供給するた
めのものであつて、この保持炉3内の湯面レベル
によつてバルブを開閉制御し、溶解炉1から保持
炉3に自動的に鋳込み湯の給湯を行うことができ
るようになつている。
第3図及び第4図に保持炉を示す。
保持炉3は往復ポンプ式の鋳込み機を内蔵して
いる。同図に示すように、本体21内には耐火材
22を介して湯桶23が固定されており、この湯
桶23の外周部には複数のヒータ24が取付けら
れている。そして、湯桶23内にはシリンダチユ
ーブ25が貫通しており、湯桶23とシリンダチ
ユーブ25とは開口26によつて連通している。
シリンダチユーブ25内にはピストンロツド27
に支持されたプランジヤ28が軸方向移動自在に
嵌合している。
プランジヤ28は、図示しないバルブを内蔵し
ており、シリンダチユーブ25内の上下の部屋を
連通できるようになつている。そして、ピストン
ロツド27の基端は本体21の上部に取付けられ
た油圧シリンダ31に接続されている。
本体21には鋳込み湯の供給管32が内蔵され
ている。この供給管32は基端部がシリンダチユ
ーブ25の下部に接続される一方、先端部が外部
に突出して鋳造機4の上方に位置し、後述する鋳
型51内に鋳込み湯を供給できるように5つの供
給口33が形成されている。
従つて、油圧シリンダ31を作動させピストン
ロツド27を介してプランジヤ28をシリンダチ
ユーブ25内を上昇させると、バルブが開放し、
鋳込み桶23内の鋳込み湯がシリンダチユーブ2
5内のプランジヤ28の下方に所定量供給され
る。そして、油圧シリンダ31を逆に作動させプ
ランジヤ28を下降させると、バルブが閉鎖し、
鋳込み湯が供給管32を通つて各供給口33から
鋳型51に鋳込まれる。
また、この保持炉3には、第4図に示すよう
に、鋳込み桶23内の鋳込み湯の湯面レベルを検
出する検出装置34が設置されている。鋳込み桶
23の上部にはフロート35が上下移動自在に支
持されており、上端にストツパ兼検出部36が取
付けられている。そして、このフロート35の検
出部36に隣接して上下に2つの近接スイツチ3
7が並設されている。この近接スイツチ37は鋳
込み桶23内の湯の液面のレベルを検出するもの
であつて、図示しない制御装置を介して前述した
給湯装置2の油圧シリンダ16に接続されてい
る。
なお、第4図中、38は鋳込み桶23の温度を
検出する熱伝対(センサ)、39は鋳込み桶23
内の鋳込み湯を排出する排出管である。
従つて、鋳込み桶23内の湯が鋳型51に鋳込
まれて減少するとその液面のレベルが下り、これ
を各近接スイツチ37が検出し制御装置が給湯装
置2の油圧シリンダ16を作動させることで溶解
炉1から保持炉3に鋳込み湯が供給される。
第5図乃至第8図に鋳造機、第9図及び第10
図にその鋳型を示す。
鋳造機4は回動自在なベツド上に左右一対で一
組をなす鋳型が二組互いに対向して配設されて構
成されている。
第5図乃至第10図に示すように、ベツド41
はその下面中央部に支持軸42が固結されてい
る。この支持軸42は架台43に取付けられた軸
受44によつて回動自在に支持されている。更
に、床面には油圧モータ45が設置されており、
この油圧モータ45の駆動軸46がたわみ軸継手
47を介して支持軸42に連結されている。従つ
て、この油圧モータ45によつてベツド41を回
動できるようになつている。
ベツド41上には左右一対で一組をなす鋳型5
1が二組互いに対向して配設されている。この左
右一対の鋳型51は第5図において左右対称に配
設されており、同様の構成をとるため一方につい
てのみ説明し、他方について符号を付して説明は
省略する。
鋳型51は固定部52と移動型53との一対で
一組をなしている。固定型52はその両端部がブ
ラケツト54によつてベツド41上に固定されて
おり、移動型53と対向する面には複数(本実施
例では5つ)の鋳型面55が形成されている。ま
た、この固定型52には鋳物の表面にJISマーク
や製造者マークなどを形成するための複数のマー
クピン56が内蔵されている。
一方、移動型53はその両端部がベツド41上
に敷設された一対のガイドレール57に沿つて移
動自在に支持されている。更に、ベツド41上に
は移動手段としての各空圧シリンダ58が固定さ
れており、この空圧シリンダ58の各ピストンロ
ツド59先端が移動型53の両端部に接続されて
いる。また、この移動型53には固定型52と対
向する面に複数(本実施例では5つ)の鋳型面6
0が形成されている。
従つて、移動型53は各空圧シリンダ58を作
動させることによつて固定型52に対して接近離
反自在であつて、この移動型53が固定型52に
接近して密着したときに互いの鋳型面55,60
によつて鋳型51が構成され、鋳込み湯を供給可
能な状態となる。
また、第6図及び第7図に示すように、固定型
52には凝固した鋳物を抜出す押出ピン61が内
蔵されている。この押出ピン61は固定型52の
各鋳型面55から突出できるようにそれぞれの上
下部に嵌合している。各押出ピン61の基端は密
着して固定されたセツトプレート62,63に取
付けられており、このセツトプレート62,63
の両端部はベツド41上に固定されたブラケツト
64のガイドピン65が嵌合している。そして、
セツトプレート62,63の中央部はベツド中央
部に固定された空圧シリンダ66のピストンロツ
ド67先端が連結されている。
従つて、鋳込み湯が凝固した後に移動型53を
固定型52から離反させ、空圧シリンダ66を作
動させてセツトプレート62,63を介して押出
ピン61を第6図左方に押出すことで固定型52
の鋳型面55に付着した鋳物を抜出すことができ
る。
固定型52と移動型53には、第9図及び第1
0図に示すように、鋳込まれた湯を冷却するため
の冷却水循環路71が設けられている。固定型5
2及び移動型53の各鋳型面55,60を形成す
る凹部の両側にはそれぞれ下部が開口する冷却路
72が形成されており、各冷却路72内にはこの
冷却路72より若干短い冷却管73が遊嵌されて
いる。また、固定型52及び移動型53の下部に
は一方の側部が開口する冷却水供給路74と冷却
水排出路75が形成されている。そして、各冷却
路72の下部が排出路75と連通する一方、冷却
管73の下部が供給路74と連通している。
なお、供給路74と排出路75の開口した一端
には図示しないホースを介して冷却水循環装置が
接続されている。
従つて、各供給路74に供給された冷却水は冷
却管73を通つてそれぞれの冷却路72に流通し
て鋳型51を冷却し、排出路75を通つて外部に
排出されることとなる。
第11図乃至第13図に移載切断装置、第14
図乃至第16図に切断機を示す。
移載切断装置6は切断機5を備え、鋳造機4に
よつて成形された鋳物を受け取つて搬送し、その
鋳物の湯道を切断機5によつて切断するものであ
る。
第11図乃至第13図に示すように、支持台8
1上の一端には切断機5が鋳造機4と対向して位
置に取付けられており、両者の間には一対の平行
なガイドレール82が敷設されている。ガイドレ
ール82には移動台83が移動自在に支持され、
油圧シリンダ84のピストンロツド85先端が連
結されている。また、移動台83上にはフレーム
86が取付けられ、そのフレーム86には上下方
向に沿うガイドレール87が固着されており、ガ
イドレール87には昇降台88が上下移動自在に
支持されている。
昇降台88には鋳物を保持する箱状のケース8
9が位置し、このケース89の両側部の回動軸9
0が昇降台88上に固定された軸受91によつて
回動自在に支持されている。そして、回動軸91
の一端は昇降台88上に固定されたロータリアク
チユエータ92の駆動軸93に連結されている。
フレーム86の上部にはシユータ94が取付け
られている。このシユータ94は鋳型51から落
下した鋳物を受け、これをケース89に案内する
ためのものであつて、ケース89の上方に位置し
ている。また、支持台81には空圧シリンダ95
が固定されており、そのピストンロツド96が上
下方向に移動自在で且つ、先端部が昇降台88の
下方に位置している。
従つて、ケース89は空圧シリンダ95を作動
させピストンロツド96の先端が移動台83を貫
通して昇降台88を押し上げることで、第11図
中実線で示す下降位置から2点鎖線で示す上昇位
置に移動することができる。また、ケース89は
ロータリアクチユエータ92を作動させること
で、第11図中実線で示す垂直位置と2点鎖線で
示す水平位置と傾斜位置とに移動することができ
る。更に、ケース89は油圧シリンダ84を作動
させ移動台83を移動させることで、鋳型51の
下方に位置し第11図中実線で示す鋳物受取位置
と、切断機5に接近し2点鎖線で示す鋳物切断位
置とに移動することができる。
切断機5は支持台81上に載置されている。第
14図乃至第16図に示すように、支持台81上
にはフレーム101が固定されており、このフレ
ーム101の内側には一対のガイドレール102
が固着されている。そして、一対のガイドレール
102には昇降フレーム103が上下動自在に支
持されている。この昇降フレーム103にはその
取付部104にボルト105によつて切断刃10
6が取付けられている。一方、この切断刃106
に対向してフレーム101の下部には切断台10
7が固定されている。
また、昇降フレーム103には上部押え板10
8が固着されており、この上部押え板108には
2つの支持軸109が移動自在に嵌合している。
そして、支持軸109の上端部にはストツパとし
てボルト110が螺合する一方、支持軸109の
下端部には下部押え板111が固定され、上部押
え板108と下部押え板111との間にはスプリ
ング112が装着されている。
フレーム101の上部には油圧シリンダ113
が取付けられている。そして、油圧シリンダ11
3のピストンロツド114の先端が昇降フレーム
103に接続されている。
従つて、油圧シリンダ113を作動させ昇降フ
レーム103を下降させることで、まず、切断台
107上に載置された鋳物を下部押え板111が
スプリング112の付勢力によつて押え付け、続
いて下降した切断刃106が鋳物の湯道を切断す
ることができる。
第17図乃至第19図にブラツシング装置及び
スプレー装置を示す。
ブラツシング装置7は鋳物を抜き出した鋳型5
1の鋳型面55,60を掃除するものであり、ス
プレー装置8は掃除された鋳型面55,60に離
型剤を吹き付けるものである。
第17図乃至第19図に示すように、架台12
1には一対のオイルレススライドリフター122
が固定されており、このスライドリフター122
にはスライド軸123が移動自在に支持されてい
る。そして、各スライド軸123を下端には支持
部材124が固定されている。
この支持部材124の下面にはブラケツト12
5を介してブラシサポート126が固定され、こ
のブラシサポート126には外方を向いて直線状
のチヤンネルブラシ127が取付けられている。
このチヤンネルブラシ127は鋳型51の鋳型面
55,60に付着した付着物を除去するためのも
のである。
また、この支持部材124には2つの支持軸1
28が垂下して固定され、この各支持軸128に
はそれぞれ2つづつのスプレーガン129が取付
けられている。2つのスプレーガン129はそれ
ぞれ異なる方向を向いて取付けられ、2つの鋳型
面55,60全面に離型剤を吹き付けることがで
きるようになつている。なお、架台121の一端
には離型剤が入つたタンク130が設置されてお
り、図示しないチユーブによつて2つのスプレー
ガン129と接続されている。
架台121の上部であつて各スライドリフター
122の間に位置して空圧シリンダ131が固定
されている。この空圧シリンダ131のピストン
ロツド132は架台121を貫通して、その先端
部が枠体125に連結されている。
従つて、この空圧シリンダ131を作動させ支
持部材124を上下動させることでチヤンネルブ
ラシ127の先端が鋳型面55,60を摺動して
これを掃除することができる。そして、スプレー
ガン129から離型剤を噴射することで鋳型面5
5,60にこの離型剤が吹き付けられる。
第1図及び第2図に示すように、移載切断装置
6に下方には搬送コンベア9が配設されている。
この搬送コンベア9は切断された鋳物あるいは湯
道を所定の位置に搬送するためのものである。即
ち、所定の距離をもつて床面に設置された軸受台
141,142にはチエーンホイール143,1
44が回転自在に支持されており、このチエーン
ホイール143,144には駆動チエーン145
が掛け回されている。そして、一方のチエーンホ
イール144には連結チエーン146を介して電
動機147の駆動軸148が連結されている。
また、駆動チエーン145上には内部が3つに
分かれた製品コンテナ151と湯道コンテナ15
2が載置されている。
従つて、切断機5によつて切断された製品と湯
道は製品コンテナ151と湯道コンテナ152に
それぞれ投下されて搬出される。
而して、以上説明した自動鋳造装置の作用につ
いて説明する。
まず、溶解炉1内の鋳込み湯(カドミウム溶
湯)を給湯装置2によつて保持炉3に給湯する。
そして、次に、保持炉3内に給湯された鋳込み湯
を所定量鋳造機4の鋳型51に鋳込む。
第3図及び第4図に示すように、油圧シリンダ
31を作動させるとシリンダチユーブ25内の下
部(第3図実線位置)に位置していたプランジヤ
28が所定の位置(第3図2点鎖線位置)まで上
昇する。このとき、プランジヤ28の下方のシリ
ンダチユーブ25内に所定量の鋳込み湯が給湯さ
れる。そして、油圧シリンダ31を前述とは逆に
作動させるとプランジヤ28が下降し、シリンダ
チユーブ25内に給湯された鋳込み湯が供給管3
2を通つて鋳型51に供給される。このように油
圧シリンダ31の一往復作動によつて一回の鋳込
みに必要な所定量の湯が保持炉3内から鋳造機4
に供給される。
このとき、鋳込み桶23内の湯が鋳型51に鋳
込まれて減少するとその液面のレベルが下がるた
めこれを各近接スイツチ37が検出し制御装置が
給湯装置2の油圧シリンダ16を作動させること
で随時溶解炉1から保持炉3に鋳込み湯が供給さ
れる。
第5図乃至第10図に示すように、鋳造機4に
おいて、給湯位置に位置した鋳型51は各空圧シ
リンダ58によつて移動型53を移動して固定型
52と密着させておき、互いの鋳型面55,60
によつて鋳込み湯を供給可能な状態としておく。
この状態で鋳込み機によつて湯が鋳込まれる。
鋳型51に所定量の湯が鋳込まれると鋳型51
内の冷却水循環路71を冷却水が循環することで
この鋳型を冷却して湯を固める。即ち、鋳型51
(固定型52、移動型53)の各供給路74に供
給された冷却水は冷却管73を通つてそれぞれの
冷却路72に流通し、排出路75を通つて外部に
排出される。これによつてこの鋳型51を冷却し
て鋳込まれた湯を固め鋳物としてのカドミウムペ
ンジルを成形する。
そして、所定時間冷却して鋳込み湯が凝固する
と油圧モータ45によつてベツド44を180°回動
させ、湯が鋳込まれた鋳型51を鋳物抜き出し位
置に移動させる一方、空の鋳型51を供給位置に
移動させる。
その後、各空圧シリンダ58を作動させること
によつて移動型53を固定型52から離反させ、
空圧シリンダ66を作動させて押出ピン61を押
出すと固定型52の鋳型面55に付着した鋳物が
抜出される。
次に、鋳造された鋳物を移載切断装置6によつ
て載置して切断する。第11図乃至第16図に示
すように、鋳型51の固定型52と移動型53か
ら抜出された鋳物は複数(本実施例では5本)の
カドミウムペンシルが湯道によつてつながつた状
態で成形される。この状態の鋳物が鋳型51から
抜出されて落下すると、シユータ94に案内され
て、空圧シリンダ95によつて第11図に2点鎖
線で示す上昇位置に押し上げられたケース89が
受け取る。そして、この空圧シリンダ95を作動
させ昇降台88を下降させることで、同図中実線
で示す下降位置に移動させる。
次に、ロータリアクチユエータ92によつてケ
ース89を垂直位置から同図2点鎖線で示す水平
位置に回動すると共に、油圧シリンダ84によつ
て移動台83を同図2点鎖線で示す切断位置に移
動させる。
切断位置に位置決めされた鋳物は、第16図に
示すように、油圧シリンダ113を作動させ昇降
フレーム103を下降させて切断台107上に載
置された鋳物を下部押え板111がスプリング1
12の付勢力によつて押え付け、続いて下降した
切断刃106によつて鋳物の湯道が切断される。
切断された湯道は搬送コンベア9上の湯道コン
テナ152に投下される。また、切断された製品
としてのカドミウムペンシルはケース89に保持
され、油圧シリンダ84及びロータリアクチユエ
ータ92を順に作動させることによつてこのケー
ス89を第11図に2点鎖線で示す傾斜位置に移
動し、搬送コンベア9上の製品コンテナ151に
投下される。なお、製品コンテナ151製品の落
下位置は一回ごとに変えられ、製品が製品コンテ
ナ151内に正しく投下されるようにしている。
また、鋳物が抜出された鋳型51はブラツシン
グ装置7によつて掃除がなされると共に、スプレ
ー装置8によつて鋳型面55,60に離型剤が吹
き付けられる。
第17図乃至第19図に示すように、鋳物が抜
出された固定型52と移動型53は互いに離間し
た位置にある。従つて、空圧シリンダ131を作
動させ支持部材124を上下動させることによつ
てチヤンネルブラシ127が鋳型面55,60を
掃除する。そして、スプレーガン129から離型
剤を噴射することで掃除された鋳型面55,60
に離型剤が吹き付けられる。
鋳物が抜出された鋳型の鋳型面55,60の掃
除及び離型剤の吹き付けが行われるのと同時に給
湯位置にある鋳型51には湯が鋳込まれて固めら
れている。従つて、各鋳型51の作業が終了した
後にベツド41を再び180°回動させることで各鋳
型51の位置が反転し前述と同様に鋳造作業を連
続的に行うことができる。
なお、上述の実施例において、鋳造の地金とし
てカドミウムを使用してペンシル状に成形した
が、本発明はこれに限るものではなく、他の地金
を使用し別の形に成形してもよいものである。
また、本実施例では、左右一対で一組をなす二
組の鋳型51が回動自在なベツド41上に取付け
られた鋳造機4によつて製造された鋳物の移載切
断装置として説明したが、本発明の移載切断装置
はこの鋳造機に限定されるものではなく、鋳物が
垂直落下して抜出される鋳造機であればよいもの
である。
<発明の効果> 以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本
発明の移載切断装置によれば、鋳造機と切断機と
の間を移動自在に支持された移動台に基準垂直下
降位置と鋳物を受取る上昇位置とに移動自在であ
ると共にその垂直位置と水平位置とに回動自在な
箱状のケースを支持したので、鋳造機から抜出さ
れた鋳物のケースでの確実な受取り、その鋳物の
切断機までの搬送及び正しい位置決め、その鋳物
の湯道の切断の各作業を自動的に行うことができ
ると共にその作業時間を短縮することができる。
その結果、作業者による鋳物の運搬、切断位置決
め作業が不要となり、移載切断作業の作業効率を
向上させることができると共に作業者のけがが防
止され作業の安全性をも向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る移載切断装置
を備えた鋳造装置の正面図、第2図はその平面
図、第3図は保持炉の要部断面図、第4図は第3
図と異なる位置での保持炉の断面図、第5図は鋳
造機の平面図、第6図は第5図の−断面図、
第7図は第5図の−断面図、第8図は第5図
の矢視図、第9図は第8図の−断面図、第
10図は第9図の−断面図、第11図は移載
切断装置の正面図、第12図はその平面図、第1
3図はその右側面図、第14図は切断機の正面
図、第15図はその側面図、第16図は第14図
の部詳細図、第17図はブラツシング装置及
びスプレー装置の正面図、第18図は第17図の
−断面図、第19図は第18図の部
詳細図、第20図は従来の鋳造装置の概略図、第
21図は従来の鋳造機の正面図、第22図はその
平面図である。 図面中、1は融解炉、2は給湯装置、3は保持
炉、4は鋳造機、5は切断機、6は移載切断装
置、7はブラツシング装置、8はスプレー装置、
51は鋳型、81は支持台、83は移動台、84
は油圧シリンダ、89はケース、92はロータリ
アクチユエータ、95は空圧シリンダである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋳造機によつて成形された鋳物を切断機まで
    搬送し該鋳物の湯道を切断する移載切断装置であ
    つて、支持台上の一端に鋳造機と対向して設置さ
    れた切断機と、前記支持台上に前記鋳造機と切断
    機との間を移動自在に支持された移動台と、該移
    動台に基準垂直下降位置と鋳物を受取る上昇位置
    とに移動自在であると共に該垂直位置と水平位置
    とに回動自在に支持された箱状のケースとを具え
    たことを特徴とする移載切断装置。
JP28493589A 1989-11-02 1989-11-02 移載切断装置 Granted JPH03146256A (ja)

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