JPH0575292B2 - - Google Patents
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- JPH0575292B2 JPH0575292B2 JP25410986A JP25410986A JPH0575292B2 JP H0575292 B2 JPH0575292 B2 JP H0575292B2 JP 25410986 A JP25410986 A JP 25410986A JP 25410986 A JP25410986 A JP 25410986A JP H0575292 B2 JPH0575292 B2 JP H0575292B2
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- Japan
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- diode
- gate
- photothyristor
- voltage
- load
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- ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N nobelium Chemical compound [No] ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 13
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Landscapes
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
- Thyristor Switches And Gates (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はトライアツクトリガ用光結合半導体
素子の改良に関するものである。
素子の改良に関するものである。
従来の光結合半導体素子とトライアツクを組合
せた交流負荷制御回路の一例を第2図に示し説明
する。
せた交流負荷制御回路の一例を第2図に示し説明
する。
図において、100はトライアツクトリガ用光
結合半導体素子で、このトライアツクトリガ用光
結合半導体素子100は赤外発光ダイオード10
1と受光素子102より構成される。そして、こ
の受光素子102の両端は負荷電力を制御するト
ライアツク103のT2−ゲート端子間に接続さ
れ、交流電源104と負荷105および上記トラ
イアツク103の端子T2−T1間からなる負荷制
御の主回路を制御するように構成されている。な
お、106はトライアツク103のゲートと一方
の極との間に接続された抵抗である。
結合半導体素子で、このトライアツクトリガ用光
結合半導体素子100は赤外発光ダイオード10
1と受光素子102より構成される。そして、こ
の受光素子102の両端は負荷電力を制御するト
ライアツク103のT2−ゲート端子間に接続さ
れ、交流電源104と負荷105および上記トラ
イアツク103の端子T2−T1間からなる負荷制
御の主回路を制御するように構成されている。な
お、106はトライアツク103のゲートと一方
の極との間に接続された抵抗である。
このように構成された交流負荷制御回路は次の
ように動作する。
ように動作する。
まず、赤外発光ダイオード101に順電流が供
給されないときには、受光素子102は端子T2
−T1間に電源電圧が印加されるが、阻止状態で
あり、したがつて、トライアツク103にゲート
電流が供給されないので、トライアツク103も
阻止状態で、負荷105には電力は供給されな
い。
給されないときには、受光素子102は端子T2
−T1間に電源電圧が印加されるが、阻止状態で
あり、したがつて、トライアツク103にゲート
電流が供給されないので、トライアツク103も
阻止状態で、負荷105には電力は供給されな
い。
つぎに、赤外発光ダイオード101に順電流が
供給され、受光素子102が導通すると、 交流電源104−負荷105−受光素子102
−トライアツク103のゲート・T1間−交流電
源104の経路を通してトライアツク103にゲ
ート電流が供給され、トライアツク103がトリ
ガされて、端子T1−T2間が導通して負荷105
に電力が供給される。このとき、トライアツク1
03のオン電圧は通常1V程度と低くなる。また、
トライアツク103の端子T2−ゲート間の電圧
もこの値より若干低い値となり、この電圧が受光
素子102の保持に必要な電圧(保持電圧)未満
となることによつて受光素子102には電流が流
れなくなる。すなわち、リセツトれる。
供給され、受光素子102が導通すると、 交流電源104−負荷105−受光素子102
−トライアツク103のゲート・T1間−交流電
源104の経路を通してトライアツク103にゲ
ート電流が供給され、トライアツク103がトリ
ガされて、端子T1−T2間が導通して負荷105
に電力が供給される。このとき、トライアツク1
03のオン電圧は通常1V程度と低くなる。また、
トライアツク103の端子T2−ゲート間の電圧
もこの値より若干低い値となり、この電圧が受光
素子102の保持に必要な電圧(保持電圧)未満
となることによつて受光素子102には電流が流
れなくなる。すなわち、リセツトれる。
そして、次の1/2サイクルで、負荷電流が減少
して零(ゼロ)となつた位相で、トライアツク1
03が逆方向の阻止能力を回復し、受光阻止10
2に電源電圧が印加されるようになる。このと
き、赤外発光ダイオード101に順電流が十分供
給されれば、受光素子102は再度導通し負荷1
05に継続して電力を供給することができる。ま
た、順電流供給を停止すれば、上記動作により停
止した時点より1/2サイクル以内に負荷105へ
の電力供給を停止することができる。また、赤外
発光ダイオード101に流す順電流を交流電源1
04の位相と同期して、適当な位相角で与えるこ
とにより、負荷105の位相制御が可能となる。
して零(ゼロ)となつた位相で、トライアツク1
03が逆方向の阻止能力を回復し、受光阻止10
2に電源電圧が印加されるようになる。このと
き、赤外発光ダイオード101に順電流が十分供
給されれば、受光素子102は再度導通し負荷1
05に継続して電力を供給することができる。ま
た、順電流供給を停止すれば、上記動作により停
止した時点より1/2サイクル以内に負荷105へ
の電力供給を停止することができる。また、赤外
発光ダイオード101に流す順電流を交流電源1
04の位相と同期して、適当な位相角で与えるこ
とにより、負荷105の位相制御が可能となる。
以上の動作が第2図に示す回路に期待されるも
のであるが、従来の光結合素子は第3図に示すよ
うに、単に、赤外発光ダイオード101の光を受
けてオンするnゲート形光サイリスタ107,1
08を逆並列に接続し、それらのゲート・陰極間
をそれぞれ抵抗器109,110で短絡した構造
である。
のであるが、従来の光結合素子は第3図に示すよ
うに、単に、赤外発光ダイオード101の光を受
けてオンするnゲート形光サイリスタ107,1
08を逆並列に接続し、それらのゲート・陰極間
をそれぞれ抵抗器109,110で短絡した構造
である。
上記のような従来の光結合素子では、負荷のイ
ンピーダンスが高いかまたは誘導負荷を制御角
150°で位相制御するときなどトライアツクの電流
定格に比べ実際に流れるオン電流が1/10位と小さ
いとき、トライアツクのオン電圧は低い値となる
ものの、原理的にp−n接合のえん層電圧+α以
下にはならない。一方、トライアツクのゲート−
T1、端子間電圧は数十〜数百mVオン状態で誘
起されるが、この電圧はトライアツクの製造プロ
セスや外付抵抗106(第2図参照)の抵抗値に
よつてかなり変わる。特に上記外付抵抗106を
数十Ω以下と低くすると、この電圧は低くなり、
トライアツク103のT2−ゲート端子間電圧は
上記p−n接合のえん層電圧+αの値に近くな
る。
ンピーダンスが高いかまたは誘導負荷を制御角
150°で位相制御するときなどトライアツクの電流
定格に比べ実際に流れるオン電流が1/10位と小さ
いとき、トライアツクのオン電圧は低い値となる
ものの、原理的にp−n接合のえん層電圧+α以
下にはならない。一方、トライアツクのゲート−
T1、端子間電圧は数十〜数百mVオン状態で誘
起されるが、この電圧はトライアツクの製造プロ
セスや外付抵抗106(第2図参照)の抵抗値に
よつてかなり変わる。特に上記外付抵抗106を
数十Ω以下と低くすると、この電圧は低くなり、
トライアツク103のT2−ゲート端子間電圧は
上記p−n接合のえん層電圧+αの値に近くな
る。
一方、第3図に示すような従来の光結合素子の
受光素子では、その保持電圧がp−n接合のえん
層電圧よりも若干高い0.8V程度であり、高温で
は0.6V程度まで低下する。
受光素子では、その保持電圧がp−n接合のえん
層電圧よりも若干高い0.8V程度であり、高温で
は0.6V程度まで低下する。
そして、負荷電流が小さい場合には、このよう
にしてトライアツク103のT2−ゲート端子間
電圧が受光素子102の保持電圧よりも大きくな
ると、前記第2図に示す回路の動作で説明したリ
セツト効果がなくなつて、トライアツク103が
オンしても、受光素子102にまだ負荷電流の一
部が流れ続けることになる。このようになると、
受光素子102は負荷電流が零(ゼロ)をきつ
て、トライアツク103が転流する際に同時に転
流する状況となる。そして、この受光素子102
にとつて、トライアツク103と同時に転流する
ことは困難で、次の1/2サイクルまで導通を維持
してしまう場合がある。このとき、負荷制御がオ
ン・オフ制御の場合は阻止の応答が1/2サイクル
遅れる応答性の低下がおこり、位相制御では半波
導通状況となつて、制御不能になる場合があると
いう問題点があつた。そして、従来の受光素子で
は、このような問題を素子感度を低下させるよう
な方法で対策を図つていたが、その効果は十分で
なかつた。
にしてトライアツク103のT2−ゲート端子間
電圧が受光素子102の保持電圧よりも大きくな
ると、前記第2図に示す回路の動作で説明したリ
セツト効果がなくなつて、トライアツク103が
オンしても、受光素子102にまだ負荷電流の一
部が流れ続けることになる。このようになると、
受光素子102は負荷電流が零(ゼロ)をきつ
て、トライアツク103が転流する際に同時に転
流する状況となる。そして、この受光素子102
にとつて、トライアツク103と同時に転流する
ことは困難で、次の1/2サイクルまで導通を維持
してしまう場合がある。このとき、負荷制御がオ
ン・オフ制御の場合は阻止の応答が1/2サイクル
遅れる応答性の低下がおこり、位相制御では半波
導通状況となつて、制御不能になる場合があると
いう問題点があつた。そして、従来の受光素子で
は、このような問題を素子感度を低下させるよう
な方法で対策を図つていたが、その効果は十分で
なかつた。
この発明はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、制御できる負荷範囲を広くとること
のできるトライアツクトリガ用光結合半導体素子
を得ることを目的とする。
れたもので、制御できる負荷範囲を広くとること
のできるトライアツクトリガ用光結合半導体素子
を得ることを目的とする。
この発明によるトライアツクトリガ用結合半導
体素子は、トライアツクの第1の電極と第2の電
極間に電源を介した負荷が接続され、前記第1の
電極とゲート間に接続されるトライアツクトリガ
用光結合半導体素子において、赤外発光ダイオー
ドと、この赤外発光ダイオードの光を受けてオン
するnゲート形光サイリスタと、このnゲート形
光サイリスタの陰極に陽極が接続されたダイオー
ドと、前記nゲート形光サイリスタのゲートと前
記ダイオードの陰極間に接続された抵抗器と、前
記ダイオードの陽極と陰極間に接続された抵抗器
からなる一方向性をもつ第1の導電路と、この第
1の導電路と同じ構造をもち方向性が逆となつて
その第1の導電路と並列に接続された第2の導電
路とを備えてなるようにしたものである。
体素子は、トライアツクの第1の電極と第2の電
極間に電源を介した負荷が接続され、前記第1の
電極とゲート間に接続されるトライアツクトリガ
用光結合半導体素子において、赤外発光ダイオー
ドと、この赤外発光ダイオードの光を受けてオン
するnゲート形光サイリスタと、このnゲート形
光サイリスタの陰極に陽極が接続されたダイオー
ドと、前記nゲート形光サイリスタのゲートと前
記ダイオードの陰極間に接続された抵抗器と、前
記ダイオードの陽極と陰極間に接続された抵抗器
からなる一方向性をもつ第1の導電路と、この第
1の導電路と同じ構造をもち方向性が逆となつて
その第1の導電路と並列に接続された第2の導電
路とを備えてなるようにしたものである。
この発明においては、nゲート形光サイリスタ
にオン電流が例えば1mA程度流れていれば、こ
れに直列接続されたダイオードに順電圧降下がp
−n接合のえん層電圧の程度発生する。このた
め、受光素子ではホトサイリスタの保持電流が1
mA程度あれば、保持電圧はp−n接合のえん層
電圧の2倍以上となる。
にオン電流が例えば1mA程度流れていれば、こ
れに直列接続されたダイオードに順電圧降下がp
−n接合のえん層電圧の程度発生する。このた
め、受光素子ではホトサイリスタの保持電流が1
mA程度あれば、保持電圧はp−n接合のえん層
電圧の2倍以上となる。
以下、図面に基づきこの発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
第1図はこの発明によるトライアツクトリガ用
光結合半導体素子の一実施例を示す構成図であ
る。
光結合半導体素子の一実施例を示す構成図であ
る。
図において、1は赤外発光ダイオードを示し、
2,3はそれぞれ導電路を示す。
2,3はそれぞれ導電路を示す。
そしてこの導電路2は、赤外発光ダイオード1
の光を受けてオンするnゲート形光サイリスタ
(以下ホトサイリスタと呼称する)21と、このホ
トサイリスタ21の陰極に陽極が接続されたダイ
オード22と、ホトサイリスタ21のゲートとダイ
オード22の陰極間に接続された抵抗器23と、ダ
イオード22の陽極と陰極間に接続された抵抗器
24からなる一方向性をもつように構成されてい
る。また、導電路3は導電路2と同じ構造をも
ち、すなわち、赤外発光ダイオード1の光を受け
てオンするホトサイリスタ31と、このホトサイ
リスタ31の陰極に陽極が接続されたダイオード
32と、ホソタイリスタ31のゲートとダイオード
32の陰極間に接続された抵抗器33と、ダイオー
ド32の陽極と陰極間に接続された抵抗器34から
なり、かつ方向性が導電路2と逆となつてその導
電路2と並行に接続されている。
の光を受けてオンするnゲート形光サイリスタ
(以下ホトサイリスタと呼称する)21と、このホ
トサイリスタ21の陰極に陽極が接続されたダイ
オード22と、ホトサイリスタ21のゲートとダイ
オード22の陰極間に接続された抵抗器23と、ダ
イオード22の陽極と陰極間に接続された抵抗器
24からなる一方向性をもつように構成されてい
る。また、導電路3は導電路2と同じ構造をも
ち、すなわち、赤外発光ダイオード1の光を受け
てオンするホトサイリスタ31と、このホトサイ
リスタ31の陰極に陽極が接続されたダイオード
32と、ホソタイリスタ31のゲートとダイオード
32の陰極間に接続された抵抗器33と、ダイオー
ド32の陽極と陰極間に接続された抵抗器34から
なり、かつ方向性が導電路2と逆となつてその導
電路2と並行に接続されている。
このように、赤外発光ダイオード1の光を受け
てオンするホトサイリスタ21とホトサイリスタ
31とが互いに逆並列状に接続されるのは、従来
のものと同様であるが、各ホトサイリスタ21,
31の陰極にダイオード22,32がそれぞれ直列
に接続されており、このダイオード22,32の各
両端は1KΩ程度の抵抗器24または抵抗器34でそ
れぞれ短絡されている。また、ホトサイリスタ2
1,31の各ゲート抵抗、すなわち、抵抗器23ま
たは抵抗器33はそれぞれホトサイリスタ21,3
1の各ゲート端子とダイオード22,32の各陰極
端子との間に接続されている。
てオンするホトサイリスタ21とホトサイリスタ
31とが互いに逆並列状に接続されるのは、従来
のものと同様であるが、各ホトサイリスタ21,
31の陰極にダイオード22,32がそれぞれ直列
に接続されており、このダイオード22,32の各
両端は1KΩ程度の抵抗器24または抵抗器34でそ
れぞれ短絡されている。また、ホトサイリスタ2
1,31の各ゲート抵抗、すなわち、抵抗器23ま
たは抵抗器33はそれぞれホトサイリスタ21,3
1の各ゲート端子とダイオード22,32の各陰極
端子との間に接続されている。
つぎにこの第1図に示す実施例の動作を説明す
る。
る。
この発明によるトライアツクトリガ用光結合半
導体素子は上記のように構成されているので、第
2図に示すような回路で用いると次のような動作
をする。
導体素子は上記のように構成されているので、第
2図に示すような回路で用いると次のような動作
をする。
まず、赤外発光ダイオード1に順電流を流す
と、ホトサイリスタ21またはホトサイリスタ31
が電源の極性に応じて導通し、トライアツク10
3をトリガして負荷105に電力が供給されるの
は従来のものと同様である。
と、ホトサイリスタ21またはホトサイリスタ31
が電源の極性に応じて導通し、トライアツク10
3をトリガして負荷105に電力が供給されるの
は従来のものと同様である。
そして、トライアツク103が導通中は前記の
従来のものの説明どおり、トライアツク103の
T2−ゲート端子間電圧が、p−n接合のえん層
電圧+α程度であるのに対し、この発明による光
結合半導体素子では、例えば、ホトサイリスタ2
1にオン電流が1mA程度流れていればこれに直
列接続されたダイオード22に順電圧降下がp−
n接合のえん層電圧の程度発生する。
従来のものの説明どおり、トライアツク103の
T2−ゲート端子間電圧が、p−n接合のえん層
電圧+α程度であるのに対し、この発明による光
結合半導体素子では、例えば、ホトサイリスタ2
1にオン電流が1mA程度流れていればこれに直
列接続されたダイオード22に順電圧降下がp−
n接合のえん層電圧の程度発生する。
このため、この受光素子では光サイリスタの保
持電流が1mA程度あれば、保持電圧はp−N接
合のえん層電圧の2倍以上となるので、第2図に
示すような回路で使えば、トライアツク103の
T2−ゲート端子間電圧(p−n接合のえん層
電圧+α)程度ならば確実にリセツトされること
になる。ここで、逆の極性でも同じ動作をする。
持電流が1mA程度あれば、保持電圧はp−N接
合のえん層電圧の2倍以上となるので、第2図に
示すような回路で使えば、トライアツク103の
T2−ゲート端子間電圧(p−n接合のえん層
電圧+α)程度ならば確実にリセツトされること
になる。ここで、逆の極性でも同じ動作をする。
したがつて、従来の光結合半導体素子でおこつ
たリセツトが十分でないための誤動作は防止する
ことができるので、より小さな電流の負荷まで安
定に制御することができるようになる。また、第
1図に示す回路構成では、ホトサイリスタ21ま
たはホトサイリスタ31が光トリガされるときダ
イオード22またはダイオード32の両端電圧は発
生していないので、この回路がない場合と同じト
リガ感度とすることができる。なお、オン電流が
流れていれば、ダイオード22またはダイオード
32の順電圧降下により、抵抗器23または抵抗器
33を通して、各ホトサイリスタ21,31のゲー
ト・陰極間が逆バイアス状態になるので、ホトサ
イリスタの保持電流が増加し、この受光素子のリ
セツトをより容易にすることができる。
たリセツトが十分でないための誤動作は防止する
ことができるので、より小さな電流の負荷まで安
定に制御することができるようになる。また、第
1図に示す回路構成では、ホトサイリスタ21ま
たはホトサイリスタ31が光トリガされるときダ
イオード22またはダイオード32の両端電圧は発
生していないので、この回路がない場合と同じト
リガ感度とすることができる。なお、オン電流が
流れていれば、ダイオード22またはダイオード
32の順電圧降下により、抵抗器23または抵抗器
33を通して、各ホトサイリスタ21,31のゲー
ト・陰極間が逆バイアス状態になるので、ホトサ
イリスタの保持電流が増加し、この受光素子のリ
セツトをより容易にすることができる。
そして、この受光素子はプレーナ形のIC構造
で、ホトサイリスタとダイオードおよ抵抗を容易
に1チツプ上に集積することができるので、ダイ
オードや抵抗を追加することによる経済的な負担
は減微にすることができる。
で、ホトサイリスタとダイオードおよ抵抗を容易
に1チツプ上に集積することができるので、ダイ
オードや抵抗を追加することによる経済的な負担
は減微にすることができる。
この発明は以上説明したとおり、各ホトサイリ
スタの陰極にそれぞれダイオードが直列に接続さ
れ、この両端はそれぞれ1KΩ程度の抵抗で短絡
されており、また、ホトサイリスタのゲート抵抗
はホトサイリスタのゲート端子と上記ダイオード
の陰極との間に接続されるという簡単な構成によ
り、制御できる負荷の範囲を広くとることがで
き、また、従来の素子でおこつたリセツトが十分
でないための誤動作を防止することができ、より
小さな電流の負荷まで安定に制御することがで
き、さらに、受光素子のリセツトをより容易にす
ることができるので、受光素子のリセツト動作の
確実化のみならず、トリガ感度が高く、応答性の
低下をも防止改善できるなど、実用上の効果は極
めて大である。
スタの陰極にそれぞれダイオードが直列に接続さ
れ、この両端はそれぞれ1KΩ程度の抵抗で短絡
されており、また、ホトサイリスタのゲート抵抗
はホトサイリスタのゲート端子と上記ダイオード
の陰極との間に接続されるという簡単な構成によ
り、制御できる負荷の範囲を広くとることがで
き、また、従来の素子でおこつたリセツトが十分
でないための誤動作を防止することができ、より
小さな電流の負荷まで安定に制御することがで
き、さらに、受光素子のリセツトをより容易にす
ることができるので、受光素子のリセツト動作の
確実化のみならず、トリガ感度が高く、応答性の
低下をも防止改善できるなど、実用上の効果は極
めて大である。
また、受光素子は、プレーナ形のIC構造で、
ホトサイリスタとダイオードおよび抵抗を1チツ
プ上に集積することができるので、ダイオードや
抵抗を追加することによる経済的な負担を軽微に
することができるという点において極めて有効で
ある。
ホトサイリスタとダイオードおよび抵抗を1チツ
プ上に集積することができるので、ダイオードや
抵抗を追加することによる経済的な負担を軽微に
することができるという点において極めて有効で
ある。
第1図はこの発明によるトライアツクトリガ用
光結合半導体素子の一実施例を示す構成図、第2
図は光結合半導体素子とトライアツクを組合せた
交流負荷制御回路の一例を示す回路図、第3図は
従来のトライアツクトリガ用光結合半導体素子の
一例を示す構成図である。 1……赤外発光ダイオード、2……導電路、2
1……ホトサイリスタ、22……ダイオード、23,
24……抵抗器、3……導電路、31……ホトサイ
リスタ、32……ダイオード、33,34……抵抗
器。
光結合半導体素子の一実施例を示す構成図、第2
図は光結合半導体素子とトライアツクを組合せた
交流負荷制御回路の一例を示す回路図、第3図は
従来のトライアツクトリガ用光結合半導体素子の
一例を示す構成図である。 1……赤外発光ダイオード、2……導電路、2
1……ホトサイリスタ、22……ダイオード、23,
24……抵抗器、3……導電路、31……ホトサイ
リスタ、32……ダイオード、33,34……抵抗
器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トライアツクの第1の電極と第2の電極間に
電源を介した負荷が接続され、前記第1の電極と
ゲート間に接続されるトライアツクトリガ用光結
合半導体素子において、 赤外発光ダイオードと、この赤外発光ダイオー
ドの光を受けてオンするnゲート形光サイリスタ
と、このnゲート形光サイリスタの陰極に陽極が
接続されたダイオードと、前記nゲート形光サイ
リスタのゲートと前記ダイオードの陰極間に接続
された抵抗器と、前記ダイオードの陽極と陰極間
に接続された抵抗器からなる一方向性をもつ第1
の導電路と、この第1の導電路と同じ構造をもち
方向性が逆となつて該第1の導電路と並列に接続
された第2の導電路とを備えてなることを特徴と
するトライアツクトリガ用光結合半導体素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61254109A JPS63107223A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | トライアツクトリガ用光結合半導体素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61254109A JPS63107223A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | トライアツクトリガ用光結合半導体素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63107223A JPS63107223A (ja) | 1988-05-12 |
JPH0575292B2 true JPH0575292B2 (ja) | 1993-10-20 |
Family
ID=17260346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61254109A Granted JPS63107223A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | トライアツクトリガ用光結合半導体素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63107223A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5198701A (en) * | 1990-12-24 | 1993-03-30 | Davies Robert B | Current source with adjustable temperature variation |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913422A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ゲ−ト・タ−ン・オフ・サイリスタのドライブ回路 |
JPS5943630A (ja) * | 1982-09-02 | 1984-03-10 | Sharp Corp | ソリツドステ−トリレ− |
-
1986
- 1986-10-23 JP JP61254109A patent/JPS63107223A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913422A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ゲ−ト・タ−ン・オフ・サイリスタのドライブ回路 |
JPS5943630A (ja) * | 1982-09-02 | 1984-03-10 | Sharp Corp | ソリツドステ−トリレ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63107223A (ja) | 1988-05-12 |
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