JPH0575211U - ゴミ投入装置 - Google Patents

ゴミ投入装置

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JPH0575211U
JPH0575211U JP1271892U JP1271892U JPH0575211U JP H0575211 U JPH0575211 U JP H0575211U JP 1271892 U JP1271892 U JP 1271892U JP 1271892 U JP1271892 U JP 1271892U JP H0575211 U JPH0575211 U JP H0575211U
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JP1271892U
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泰夫 常見
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富士車輌株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下のゴミ搬送通路に地上からゴミを投入す
るゴミ投入装置において、ゴミの排出口に設けた開閉部
材の動きをゴミの重量に関係なく確実に行なえるように
する。 【構成】 地下のゴミ搬送通路1と地上を連通するゴミ
導入管6の排出口8に、上下方向に回動する開閉シャッ
タ16を取付け、その開閉シャッタ16を駆動シリンダ
18により駆動する。この構造では、導入管6に貯留さ
れたゴミが、回動する開閉シャッタ16に沿って滑り落
ちて排出されるため、ゴミの重量によりシャッタの動き
を押し止める抵抗が作用しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ゴミを地下に設けたゴミ搬送通路に投入するためのゴミ投入装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下スペースをゴミの収集運搬するスペースとして有効に利用するため に、ゴミを地下に設けた搬送通路に投入し、その搬送通路を通して収集するよう にしたシステムが提案されている。
【0003】 図8はその提案の一例を示すもので、地下に空気吸引機41と連結するゴミ搬 送通路42を設け、地上の積込ステーションに、上記ゴミ搬送通路42の上部と 地上とを接続する複数のゴミ投入装置43を設置し、その投入装置43を通して 搬送通路42に投入したゴミを、空気吸引による圧送により収集センタ等へ搬送 する構造になっている。
【0004】 上記従来のゴミ投入装置43は、図9に示すように、搬送通路41と地上の間 に設けたゴミ導入管44の上部に、投入タワー45を取付け、その投入タワー4 5にゴミの投入口46、47を形成し、導入管44の下部に、搬送通路42に開 放する排出口48を設けている。
【0005】 また、ゴミ導入管44の途中には、投入されたゴミを一時貯留するためのゴミ 貯留室49が設けてあり、そのゴミ貯留室49の下部に、水平方向にスライドす る開閉扉50と、それを駆動するシリンダ51を設け、開閉扉50の開閉により 貯留室49と搬送通路42の連通状態を切換えるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の構造では、ゴミ貯留室49が満杯近くなり、大きなゴミの重 量が開閉扉50に加わった場合、ゴミ重量により下向きに働く力が水平にスライ ドする開閉扉50に対してその動きを押し止めようとする抵抗力として作用する ため、開閉扉50の開閉の動きが悪くなるという欠点がある。
【0007】 特に、投入されるゴミが厨芥などの水分を多く含んだゴミである場合、ゴミの 重量が著しく大きくなるため、開閉扉50の開閉に支障が生じやすくなる。
【0008】 そこで、この考案は、投入されるゴミの重量に関係なく、排出口の開閉を確実 に行なうことができるゴミ投入装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案は、地下に設けたゴミ搬送通路と地上と の間を、上下方向のゴミ導入管で接続し、その導入管の上部にゴミの投入口を設 け、導入管の下部に上記ゴミ搬送通路と連通する排出口を設け、上記排出口に、 排出口の上部に設けた水平軸を支点として上下方向に回動する開閉シャッタを取 付け、その開閉シャッタに、それを回動駆動する駆動機構を連結した構造とした のである。
【0010】 なお、上記開閉シャッタは、それが回動する方向に複数のシャッタに分割する ようにしてもよい。
【0011】
【作用】
上記の構造においては、開閉シャッタが上下方向に回動すると、その開閉扉に 沿ってゴミが滑り落ちながら排出される。すなわち、ゴミの重量は開閉シャッタ に対して抵抗力として作用しない。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1及び図2において、1は地表面に沿って地中に設けたゴミ搬送通路であり 、この搬送通路1には、底面に軌道レール2が敷設され、その軌道レール2に、 複数の連結されたゴミ積載車両3が起動車両4のけん引によって走行するように なっている。
【0013】 また、図1は、ゴミ積載車両4にゴミを積込むためのゴミ積込ステーションを 示しており、この積込ステーションには、ゴミ搬送通路1の長さ方向に沿って複 数のゴミ投入装置5が設置されている。
【0014】 上記ゴミ投入装置5は、図1及び図2に示すように、ゴミ搬送通路1の上部と 地上との間を上下方向のゴミ導入管6で接続し、その導入管6の上部に、地上に 立設する投入タワー7を取付け、導入管6の下部に、搬送通路1に開放する排出 口8を設けて成っている。
【0015】 また、上記投入タワー7の一方の側面には、地表面から所定の高さで斜め上方 に向かって開口するゴミ投入口9が形成され、その投入口9の前側に、ゴミ容器 11を昇降して投入口9に向かって反転させるゴミ容器反転機10が設置されて いる。
【0016】 また、上記投入口9とは反対側の投入タワー7の側面には、回動する投入バケ ット12を収納するバケット収納部13が突設され、そのバケット収納部13の 上部に、小型の投入口14が形成されている。
【0017】 一方、図2乃至図4に示すように、上記ゴミ導入管6の排出口8の上部には、 ゴミを一時貯留するゴミ貯留室15が形成され、排出口8に、その排出口8を開 閉する開閉シャッタ16が取付けられている。この開閉シャッタ16は、排出口 8の上部に設けた水平軸17に回動可能に取付けられ、その水平軸17を支点と して上下方向に回動するようになっており、開閉シャッタ16の端部に駆動シリ ンダ18が連結されている。
【0018】 上記駆動シリンダ18は、ゴミ導入管6の側面に設けたブラケット19にピン 20を介して揺動可能に取付けられ、そのピン20を支点に駆動シリンダ18が 揺動しつつシリンダのピストン杆が伸縮することにより、開閉シャッタ16を上 下方向に回転駆動させる。また、排出口8を塞ぐ開閉シャッタ16の底板21は 、シャッタの回動軌跡に沿った円弧形状で形成され、排出口8の両側辺は、その 底板21の形状に対応した円弧面で形成されており、底板21が排出口8の側辺 に摺接して排出口8を開閉するようになっている。
【0019】 また、上記ゴミ貯留室15の上部には、ゴミの満杯を検出する検出器22が設 けられ、その検出器22の信号が、上記駆動シリンダ18がゴミ積載車両3の運 行を制御する制御装置(図示略)に出力されている。
【0020】 この実施例は上記のような構造であり、大容量のゴミや形状の比較的大きなゴ ミは、ゴミ容器11に収納し、反転機10によりゴミ容器11を反転させて、投 入口9から投入装置5に投入する。また、小容量のゴミや形状の小さなゴミは、 投入口14からバケット12の内部に入れ、バケット12を反転させてゴミ貯留 室15に投入する。
【0021】 上記のゴミの投入において、ゴミを種類別に分別して収集するには、例えば図 1に示す5個のゴミ投入装置5において、2個の投入装置に可燃ゴミを、その他 の各投入装置に、それぞれプラスチック類とビン・缶類とその他の不燃物とを別 々に投入するように設定する。一方、ゴミ積載車両3を連結した列車23におい ては、上記の各ゴミ投入装置5に投入されるゴミの種類に対応して車両3の順位 等を編成する。
【0022】 上記の状態から各ゴミ投入装置5にゴミが投入され、ゴミ貯留室15の検出器 22から満杯信号が制御装置に出力されると、その満杯信号を出した積込ステー ションに近い空状態の列車23が選択され、搬送通路1を通って積込ステーショ ンまで運行される。
【0023】 列車23が、図1に示すように積込ステーションの各ゴミ投入装置5の下方に 停止すると、その停止信号により、各ゴミ投入装置の駆動シリンダ18が作動し 、開閉シャッタ16を開放させる。
【0024】 この場合、図5に示すように、開閉シャッタ16の底板21にはゴミの重量が 加わるが、開閉シャッタ16が上下方向に回動すると、ゴミはシャッタの底板2 1を滑り落ちながら排出されるため、ゴミの重量は開閉シャッタの動きに対して 抵抗にならない。
【0025】 また、排出口8と開放する開閉シャッタ16との間に一旦すき間24が形成さ れると、そのすき間24へ流れ落ちようとするゴミの圧力が開閉シャッタ16の 回動を助けるように作用するため、開閉シャッタ16はスムーズに回動し、排出 口8を開放する。
【0026】 このように排出口8が開放され、ゴミ積載車両3に対するゴミの積込みが終了 すると、列車23は、焼却炉やリサイクルセンタ等の排出ステーションに順次移 動し、その各地点で焼却や再利用の目的に応じたゴミを排出する。
【0027】 図6は、他の実施例を示している。この例では、開閉シャッタ16’を、排出 口8の中央部から上下方向に回動する2個のシャッタ31、32に分割し、その 各シャッタ31、32をそれぞれ駆動シリンダ18、18により回動させるよう にしている。
【0028】 一方、図7に示す例は、2個のシャッタ31、32の回動支点部に、互いに係 合する歯車33、34を取付け、その歯車33、34の噛み合いにより、1個の 駆動シリンダ18によって各シャッタ31、32を連動して開閉させるようにし たものである。
【0029】 なお、上記の各実施例では、ゴミ導入管6の排出口8近傍の形状をストレート な筒形状としたが、ゴミの滞留によるブリッジ現象を防止するため、ゴミ導入管 6の下部を、下方に向かって拡大するラッパ状に形成するようにしてもよい。
【0030】 また、開閉シャッタは、回動する方向に3個以上のシャッタに分割することも できる。
【0031】 さらに、上記実施例では、ゴミ搬送通路1にゴミ記載車両3を走行させてゴミ を収集運搬する例を示したが、図8に示す構造のようにゴミ搬送通路1を空気吸 収機に連結し、ゴミ投入装置5から投入されたゴミを空気の吸引力により収集運 搬するようにしてもよい。
【0032】
【効果】
以上のように、この考案は、ゴミ投入装置の排出口を上下方向に回動する開閉 シャッタで開閉し、ゴミを開閉シャッタに対して滑り落としながら排出させるた め、ゴミ重量が開閉シャッタの開閉に対して抵抗にならず、ゴミの排出を確実に 行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す縦断正面図
【図2】同上のII−II線に沿った一部縦断側面図
【図3】同上のシャッタ部分を拡大して示す縦断正面図
【図4】シャッタ部分の一部縦断側面図
【図5】実施例の作用を示す断面図
【図6】他の実施例を示す縦断側面図
【図7】他の実施例を示す縦断側面図
【図8】ゴミの収集運搬システムの一例を示す断面図
【図9】従来のゴミ投入装置を示す断面図
【符号の説明】
1 ゴミ搬送通路 3 ゴミ積載車両 5 ゴミ投入装置 6 ゴミ導入管 8 排出口 9、14 投入口 16、16’ 開閉シャッタ 17 水平軸 18 駆動シリンダ 31、32 シャッタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下に設けたゴミ搬送通路と地上との間
    を、上下方向のゴミ導入管で接続し、その導入管の上部
    にゴミの投入口を設け、導入管の下部に上記ゴミ搬送通
    路と連通する排出口を設けたゴミ投入装置において、上
    記排出口に、排出口の上部に設けた水平軸を支点として
    上下方向に回動する開閉シャッタを取付け、その開閉シ
    ャッタに、それを回動駆動する駆動機構を連結したこと
    を特徴とするゴミ投入装置。
JP1992012718U 1992-03-13 1992-03-13 ゴミ投入装置 Expired - Lifetime JP2578940Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921673A (ja) * 1972-06-23 1974-02-26
JPS5131077A (en) * 1974-09-10 1976-03-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Haikibutsuto no chijotonyusochi
JPS6243933U (ja) * 1985-09-06 1987-03-17

Patent Citations (3)

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