JP2799109B2 - ゴミの収集運搬システム - Google Patents

ゴミの収集運搬システム

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JP2799109B2
JP2799109B2 JP4207899A JP20789992A JP2799109B2 JP 2799109 B2 JP2799109 B2 JP 2799109B2 JP 4207899 A JP4207899 A JP 4207899A JP 20789992 A JP20789992 A JP 20789992A JP 2799109 B2 JP2799109 B2 JP 2799109B2
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泰夫 常見
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴミを種類別に分別
収集して運搬するためのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】近年、ゴミの廃却の効率化
や再利用促進の目的から、一般家庭や事務所等から出る
ゴミを可燃ゴミと不燃ゴミに、或いは、紙ゴミやプラス
チック、アルミ缶等の資源ゴミと再利用出来ないゴミと
に分別して収集することが求められている。
【0003】従来、ゴミの収集は、塵芥収集車により各
家庭からゴミを収集して運搬する方法が一般的である
が、大量のゴミを種類別に分別して収集する場合、極め
て多くの塵芥収集車を走行させる必要があり、交通問題
等を引き起こす欠点がある。
【0004】これに対して、図23に示すようにビルや
住宅地の地下に、空気吸引機81と連結するゴミの吸引
通路82を設け、各ビル等に設置したゴミ投入口83か
ら投入したゴミを、空気吸引によりゴミ収集センタ84
に圧送する方法が提案されている。しかし、上記の方法
では、各ゴミ投入口83から投入されたゴミは、吸引通
路82内で混じり合ってゴミ収集センタ84に送られる
ため、ゴミの分別収集が難しい欠点がある。
【0005】そこで、この発明は、地下道でゴミの投入
地とゴミ処理地とを接続してその地下道に積載車両を走
行させることにより交通問題を引き起こすことなく、ゴ
ミを確実に分別して収集運搬することができるシステム
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、ゴミの積込ステーションと排出ステーシ
ョンを地下道で接続し、その地下道の内部に走行路を設
けてその走行路上にゴミ積載車両を走行させ、上記積込
ステーションに少なくとも可燃ゴミと不燃ゴミを投入し
得る複数組のゴミ投入手段をそれぞれ地下道の上部と地
上とを連通するように設け、ゴミ積載車両はゴミ投入手
段に対応する数の複数組とし、かつ各車両の基台上に設
けた荷箱にゴミ排出手段を取り付けたものとしたゴミの
収集運搬システムとしたのである。
【0007】上記の構造においては、積込ステーション
に複数組のゴミ投入手段を設け、地下道の内部に複数の
ゴミ積載車両を走行させたから、積込ステーションにお
いて、ゴミ投入通路から投入されるゴミを種類別に分別
して車両に積載し、排出ステーションに運搬する。
【0008】なお、上記構造において、上記積込ステー
ションに、複数のゴミ投入通路を近接して設けると、複
数のゴミ投入通路に、それぞれゴミを種類別に仕分けし
て投入することにより、各々異なる車両にゴミを分別し
て積載することができる。
【0009】記ゴミ投入手段のゴミ投入通路の途中
閉手段により上記走行路と連通されるゴミの貯留室を
設けると、一時ゴミを貯留しておき、車両が下方に来た
時点で開閉手段を作動してゴミを車両に積載できるた
め、車両の運行の自由度を大きくできる。
【0010】記ゴミ投入通路の下端を複数の通路に分
岐し、その分岐部にゴミ投入通路の上部通路と分岐した
各下側通路との連通を切換える切換え手段を設け、各下
側通路の出口下方にそれぞれ走行路を設けると、ゴミ投
入通路内部での切換え板の切換えにより投入されたゴミ
を仕分けし、それぞれ車両に分別して積載することがで
きる。
【0011】一方、上記ゴミ積載車両を相互に連結可能
とし、その連結した車両を起動車両で走行駆動するよう
にすると、複数の車両にそれぞれ種類の異なるゴミを積
載した状態で各車両を同時にけん引できるので、運搬効
率を向上できる。
【0012】また、上記ゴミ積載車両に、走行用の駆動
機構を設け、各車両を自走させるようにすると、積込ス
テーションのゴミ投入量に応じて複数の車両を自由に運
行することができる。
【0013】また、上記地下道の内部を走行路と、水道
管やガス管等が挿通するパイプスペースとから形成する
と、地下道の有効利用を図ることができ、設備コストを
抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図1において1は地下道であり、この地下
道1は、ビル街や住宅地を貫通する道路等に沿って敷設
され、その端部と途中位置に、ゴミの排出ステーション
となる焼却炉AやリサイクルセンタBが接続されてい
る。
【0015】上記地下道1は、図3及び図6に示すよう
に、ゴミ積載車両4が走行する走行路2と、水道管、電
気・通信用配管、ガス管、冷暖房用配管などの生活材の
供試管が挿通するパイプスペース3とから形成され、地
上表面に沿ってほぼ平行に形成される。
【0016】また、地下道1に沿ったビルの前側空地や
住宅地の広場には、所定の距離をおいて複数の積込ステ
ーションCが設けられており、この各積込ステーション
Cと地下道1の間は、図2に示すような車両4を相互乗
り入れさせ、待機線としても利用できる引込み通路Dに
より接続されている。
【0017】上記積込ステーションCには、図3及び図
4に示すように、走行路2の上部と地上とを連通するゴ
ミ投入通路6が複数個地下道1の長さ方向に沿って配置
されている。
【0018】このゴミ投入通路6は、上部に、地上に立
設する投入タワー7が連結され、下部が走行路2に開口
する排出口6aとなっており、上記投入タワー7の両側
面に、投入口8、9が形成されている。この投入口8、
9のうち、一方の投入口8の前側には、ゴミ容器11を
昇降して投入口8に向かって反転させるゴミ容器反転装
置10が設置され、オフィスビル等から出る大量のゴミ
や比較的大形のゴミの投入に利用される。また、他方の
投入口9には、ハンドルを備えた回動式の投入バケット
12が取付けられ、その投入バケット12の収容量によ
り投入できるゴミの大きさが規制されるようになってい
る。この投入口9は、一般家庭等から出る小形、少量の
ゴミの投入に利用される。
【0019】また、上記ゴミ投入通路6の途中には、投
入されたゴミを一時貯留するゴミ貯留室13が形成され
ている。このゴミ貯留室13の下端には、スライド式の
開閉扉15と、その駆動シリンダ16とから成る開閉手
段14が設けられ、開閉扉15の開閉によりゴミ貯留室
13と走行路2の連通状態が制御される。また、ゴミ貯
留室13の上部には、ゴミの貯留量の満杯状態を検出す
る満杯検出器17が設けられ、図10に示すようにこの
検出器17の信号が、上記開閉手段14の駆動シリンダ
16や、ゴミ積載車両4の運行を制御する中央制御装置
18に送られている。
【0020】一方、上記走行路2は、底面に一対の軌道
レール19が設けられ、その軌道レール19の上に、複
数のゴミ積載車両4が連結した状態で走行するようにな
っている。また、軌道レール19の間には、図8及び図
9に示すように、2条の溝52、52が形成され、その
溝52、52の内部に、所定の間隔をおいてクロスした
通信線53、54が埋設されている。図中の55は絶縁
材料から成る充填材である。なお、上記通信線53、5
4は、溝に埋設せず、走行面上にゴム等で被覆した状態
で取付けるようにしてもよい。
【0021】上記ゴミ積載車両4は、実施例では、積込
ステーションCに設置されたゴミ投入通路6と同じ数の
車両だけ連結され、かつ積込ステーションCに停止した
状態で、各ゴミ投入通路6の下方にそれぞれゴミ積載車
両4が位置するように連結の間隔が設定されており、前
側の車両に連結した起動車両21によりけん引される。
【0022】また、上記ゴミ積載車両4の構造は、図5
乃至図7に示すように、前後に連結具23、23を設け
た基台22の下面に、軌道レール19上を走行する複数
の走行車輪24を取付け、その基台22の上面に、上部
が開口する荷箱25を設けて形成されている。上記荷箱
25は、基台22に対してその側辺に沿って設けた支点
軸26により揺動可能に取付けられ、荷箱25の前後に
設けたダンプシリンダ27、27の駆動により側方にダ
ンプされる。また、荷箱のダンプ時、下側になる荷箱2
5の側板28は、上端を支点に回動可能に取付けられ、
荷箱25の底面との間に設けた固縛装置29を解除した
状態で荷箱をダンプさせると、側板28が自重によって
外側に開放し、荷箱25内のゴミが排出されるようにな
っている。また、荷箱25の上部には、その開口部を開
閉する押え蓋30、30と、それの駆動シリンダ31、
31が取付けられ、荷箱25に投入されたゴミを押え付
け、走行中のゴミの飛散を防止する構造をとっている。
【0023】上記ゴミ積載車両4をけん引する起動車両
21は、図8に示すように、側面に受電用のパンタグラ
フ32が取付けられ、そのパンタグラフ32が走行路2
の側壁に沿って設けた送電用のトロリー線33に摺接す
るようになっており、起動車両21の内部には、その送
電された電流によって車輪24を回動させる駆動機構3
4が積載されている。また、上記起動車両21の下面に
は、通信線53、54からの信号を受信するアンテナ5
6が取付けられ、そのアンテナ56を介して中央制御装
置18から制御信号が入力される車両制御装置35が起
動車両内に積載されており、その車両制御装置35によ
り起動車両21の起動停止や加速減速等の運行が制御さ
れている。
【0024】上記中央制御装置18は、図10に示すよ
うに、通信線53、54を流れる電流を制御媒体とする
軌道制御装置36に接続し、その通信線53、54を通
した通信信号による誘導無線方式により、軌道上におけ
る列車20の現在位置や進行方向を検知し、かつ、各列
車20に積載した車両制御装置35を制御する。また、
上記中央制御装置18は、各積込ステーションCにおい
て、列車20の起動停止やゴミ投入通路6からのゴミ投
入などの積込み作業を制御する複数の積込制御装置37
と、焼却炉AやリサイクルセンタB等の排出ステーショ
ンにおいて、列車20の起動停止等の排出作業を制御す
る排出制御装置38とに接続しており、軌道レール19
や各ステーションにおける列車20の運行や、ゴミの積
込み、排出作業等を相互に関連して制御するようになっ
ている。
【0025】一方、排出ステーションを構成する焼却炉
AやリサイクルセンタBには、図6に示すように、走行
路2の軌道レール19に沿って長く開口するホッパ39
が設置され、荷箱25のダンプによって列車編成された
各車両4のゴミを一括して受入れできるようになってい
る。
【0026】実施例のゴミ収集運搬システムは上記のよ
うな構造であり、次に、上記システムを用いたゴミの収
集運搬作業について説明する。ゴミを種類別に分別して
収集するためには、例えば各積込ステーションCにおい
て、図11aに示すように、2個のゴミ投入通路6に可
燃ゴミを、その他の各ゴミ投入通路6に、それぞれプラ
スチック類とビン・缶類とその他の不燃物を投入するよ
うに設定する。一方、ゴミ積載車両4を連結した列車2
0においては、各車両4の編成を、図11bに示すよう
に、上記各ゴミ投入通路6の投入するゴミ種類に対応し
て各車両の順序等を設定する。
【0027】上記の設定状態から、いま、任意の積込ス
テーションCにおいて、各ゴミ投入通路6にゴミが投入
され、ゴミ貯留室13の満杯検出器17から満杯信号が
中央制御装置18に出力されると、中央制御装置18
は、その満杯信号を出した積込ステーションCに近い空
状態の列車20を選択し、所要のルートで上記積込ステ
ーションに移動させる。
【0028】列車20が、図1に示すように積込ステー
ションCの各ゴミ投入通路6の下方位置に停止すると、
その停止信号により各ゴミ貯留室13の開閉扉15が開
放され、各車両4の荷箱25へそれぞれゴミが投入され
る。
【0029】このゴミの投入が終了すると、列車20は
焼却炉AとリサイクルセンタBに順次移動し、その各地
点で焼却や再利用の目的に応じたゴミをそれぞれ排出す
る。
【0030】なお、上記の例では、列車20を可燃ゴミ
と不燃ゴミの混合編成としたが、図12のa、bに示す
ように、可燃ゴミだけを収集する可燃ゴミ専用列車2
0’と、不燃ゴミを収集する不燃ゴミ専用列車20’’
の2種類の列車を編成し、その各列車20’、20’’
を交互に運行してゴミを分別収集するようにしてもよ
い。
【0031】また、列車の運行は、上述したような満杯
信号等に応じて任意の列車を所定の積込ステーションに
移動させる運転の他に、各積込ステーションのゴミ発生
量に応じて各列車を一定のスケジュールで運行させるス
ケジュール運転により行なうこともでき、また、上記両
方法の運転を組合せて行なうこともできる。
【0032】また、上記の例では、複数のゴミ積載車両
4を連結し、列車20に編成して運行する例を示した
が、各ゴミ積載車両4に、自走用の駆動機構と車両制御
装置を積載し、各車両4を単体で自走させて運行するこ
ともできる。
【0033】このように車両の単体走行の場合、地下道
と引込み通路との連結は、図13に示すように地下道1
と引込み通路Dが交差する位置に、旋回テーブル40を
設け、その旋回テーブル40により車両4の向きを変換
して、各軌道レール19、19’に車両4を相互乗り入
れさせる構造とすることができる。この場合、上記旋回
テーブル40上に、図14に示すように各軌道レール1
9、19’に接続する2組のレール41、42を交差し
て取付けておくと、引込み通路Dに車両4を乗り入れさ
せた状態で、地下道1のレール41上を自由に車両を走
行させることができ、車両の自由な運行を行なうことが
できる。
【0034】図15は、積込ステーションにおけるゴミ
投入通路の他の実施例を示している。この例では、ゴミ
投入通路43の下端を2つの通路44、45に分岐し、
その分岐した各下側通路44、45の出口下方に、それ
ぞれゴミ積載車両4が走行する軌道レール19、19を
設けている。
【0035】また、ゴミ投入通路43の分岐部には、投
入タワー7に接続する上側通路43aと、分岐した各下
側通路44、45との連通状態を切換える切換え板46
が取付けられており、この切換え板46は、中央制御装
置18からの指令信号や投入タワー7に設けた操作ボタ
ン等により作動するようになっている。
【0036】上記のゴミ投入通路43においては、切換
え板46の切換えにより、投入したゴミを量に応じて左
右の車両4に仕分けしたり、種類ごとに分別して各車両
4に積載させることができる。
【0037】なお、上記の例において、各軌道レール1
9、19に重量検出器を取付け、その検出器により車両
4の存在やゴミの積込み状況を検出し、この検出結果に
基づいて中央制御装置18により各車両の運行や切換え
板46の作動を制御させることもできる。これにより、
車両の有効利用ができ、運行の時間短縮を図ることがで
きる。
【0038】図16は、ゴミ積載車両の別の実施例を示
し、この例のゴミ積載車両47は、基台48の下面に、
地下道1の床面を直接走行するゴム製の車輪49を取付
けている。また、基台48の前後には、それぞれ左右に
配置される一対のガイド輪50、50が取付けられ、地
下道1の床面に、そのガイド輪50、50と当接して車
両47の走行を案内する案内面51、51が設けてあ
る。荷箱25やその他の構造については、前述のゴミ積
載車両4と同じであり、説明を省略する。
【0039】図17は地下道の他の実施例を示す。この
例では、地下道1を上下方向に長尺の楕円形状で形成
し、その上部を、駆動用送電線や通信線などの配線スペ
ース57としている。また、地下道1の軌道レール19
の下部に、ゴミや水等が流れ込む貯留部58を設け、地
下道内の清掃作業を容易にしている。
【0040】一方、図18は地下道とゴミ積載車両の別
の実施例を示している。この例では、地下道1の内周面
60を円形の形状で形成し、ゴミ積載車両4の底面に、
地下道1の内周面60に向かって対称な角度で傾斜する
車輪61、62を取付けている。この両車輪61、62
の傾き軸a、bはそれぞれ地下道1の断面中心Oに向う
ように設定されており、両車輪61、62が地下道1の
内周面60に当接しながら走行すると、車輪61、62
と内周面60の間の案内作用によりゴミ積載車両4が地
下道1の中心Oに位置決めされて走行する。このため、
ゴミ積載車両の走行を案内するための軌道レールや、図
16に示すようなガイド輪50、案内面51を設ける必
要がなく、車両や地下道の構造を簡略化できる利点があ
る。
【0041】また、図19の(a)乃至(d)はそれぞ
れゴミ積載車両と起動車両の色々な連結の組合せ例を示
している。図19(a)において、4は相互に連結され
るゴミ積載車両であり、この各ゴミ積載車両4の下部を
それぞれ台車形の起動車両21、21で支持している。
また、図19(b)の例では、ゴミ積載車両4、4の間
に起動車両21を連結し、ゴミ積載車両4、4を走行駆
動するようにしている。
【0042】図19(c)の例では、ゴミ積載車両4を
連結軸63により連結し、その各連結軸63を起動車両
21で受け、ゴミ積載車両4を吊り上げた状態で支持し
ている。また、図19(d)の例では、ゴミ積載車両4
をコンテナ64に収納し、このコンテナ64を連結ジョ
イント65を介して起動車両21に連結している。上述
した各例においては、いずれも起動車両21の駆動によ
りゴミ積載車両4が走行駆動される。
【0043】一方、図20乃至図22は、起動車両によ
って複数のゴミ積載車両をけん引する場合において、各
車両を旋回自在に連結する連結構造の改良案を示したも
のである。
【0044】実際上、住宅地の間に設けられるゴミの積
込ステーションと排出ステーションを接続する軌道レー
ルには、直線部分だけでなく曲線部分も多く存在し、そ
の上を走行する車両はレールの曲線に応じて自在に旋回
できる機能が必要になる。しかし、各々のゴミ積載車両
の前後の車軸にそれぞれステアリング機構をもたせるよ
うにすると、車両の構造が複雑化する問題がある。
【0045】これに対処するため、この実施例では、各
ゴミ積載車両4の前側の車軸66を、前方の車両の連結
具68にピン69と接続部材70を介して回動自在に連
結し、その前側の車軸66の中央部を旋回ベアリング7
1を介して車両4の底面に回転自在に取付けている。こ
れにより、起動車両21が旋回すると、後方のゴミ積載
車両4では、前側の車軸66がジョイントのピン69を
回転中心としてそのピン69を支点に回動するため、各
車両4は前方の車両に倣ってスムーズに旋回することが
できる。このため、各車両4の後側の車軸67は、車両
4の進行方向にのみ回転自在であればよく、旋回する機
能をもつ必要がない。
【0046】また、上記の構造では、平面路において、
先頭の起動車両21を誘導無線方式等によりその走行方
向を誘導してやれば、それに連結されている被けん引車
両4を起動車両21の走行軌跡通りに走行させることが
できる。このため、走行路に、車両の走行を案内するた
めの軌道レール19や、図16に示すような案内面51
を設ける必要がなく、走行路の構造を簡略化することが
できる。
【0047】
【効果】以上のように、この発明は、積込ステーション
と排出ステーションに接続する地下道の内部にゴミ積載
車両を走行させ、積込ステーションには複数組のゴミ投
入手段を設け、ゴミ積載車両も対応して複数組とし、か
つゴミ排出手段を設けたから、その車両にゴミ投入手段
からゴミを投入して分別収集搬送し直接排出ステーショ
ンへゴミを排出することにより交通問題等を引き起こさ
ずにゴミを種類別に確実に分別して収集運搬できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構造を概略的に示す模式図
【図2】同上の地下道の引込み通路を示す模式図
【図3】実施例の地下道と積込ステーションを示す縦断
正面図
【図4】図3のIV−IV線からみた一部縦断側面図
【図5】同上のゴミ積載車両を示す一部切欠き正面図
【図6】同上の排出ステーションを示す断面図
【図7】ゴミの排出作業を示す断面図
【図8】起動車両の給電構造を示す断面図
【図9】通信線の配線状態を示す平面図
【図10】実施例のシステムの制御構造を示すブロック
【図11】aは積込ステーションのゴミの仕分け例を示
す図、bは列車の編成例を示す図
【図12】a、bはそれぞれ列車の編成例を示す図
【図13】地下道と引込み通路の連結構造を示す模式図
【図14】同上の軌道レールの連結部分を示す平面図
【図15】ゴミ投入通路の他の実施例を示す一部縦断側
面図
【図16】ゴミ積載車両の他の実施例を示す側面図
【図17】地下道の他の実施例を示す断面図
【図18】地下道とゴミ積載車両の他の実施例を示す断
面図
【図19】a乃至dはいずれもゴミ積載車両と起動車両
の連結構造の組合せ例を示す図
【図20】起動車両とゴミ積載車両の旋回可能な連結構
造例を示す一部縦断正面図
【図21】同上の底面図
【図22】同上の車輪部分を示す断面図
【図23】従来例を示す断面図
【符号の説明】
1 地下道 2 走行路 3 パイプスペース 4、47 ゴミ積載車両 6、43 ゴミ投入通路 13 ゴミ貯留室 14 開閉手段 19 軌道レール 20 列車 21 起動車両 24、49 車輪 46 切換え板 A 焼却炉 B リサイクルセンタ C 積込ステーション D 引込み通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B65G 47/52 101 B65G 47/52 101B (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65F 5/00 B65G 47/04 B65G 47/44 B65G 47/52 101 B65G 47/88 B65G 67/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミの積込ステーションと排出ステーシ
    ョンを地下道で接続し、その地下道の内部に走行路を設
    けてその走行路上にゴミ積載車両を走行させ、上記積込
    ステーションに少なくとも可燃ゴミと不燃ゴミを投入し
    得る複数組のゴミ投入手段をそれぞれ地下道の上部と地
    上とを連通するように設け、ゴミ積載車両はゴミ投入手
    段に対応する数の複数組とし、かつ各車両の基台上に設
    けた荷箱にゴミ排出手段を取り付けたものとしたことを
    特徴とするゴミの収集運搬システム。
  2. 【請求項2】 前記ゴミ投入手段をゴミ投入口を有する
    ゴミ投入通路とし、そのゴミ投入通路の途中に、開閉手
    段により前記地下道と連通されるゴミの貯留室を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴミの収集運搬シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記ゴミ投入通路の下端を複数の通路に
    分岐し、その分岐部にゴミ投入通路の上部通路と分岐し
    た各下側通路との連通を切換える切換え手段を設け、上
    記各下側通路の出口下方にそれぞれ走行路を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のゴミの
    収集運搬システム。
  4. 【請求項4】 前記ゴミ積載車両を相互に連結可能と
    し、その連結した車両を起動車両で走行駆動するように
    したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    のゴミの収集運搬システム。
  5. 【請求項5】 前記ゴミ積載車両に走行用の駆動機構を
    設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載のゴミの収集運搬システム。
  6. 【請求項6】 前記地下道の内部を、上記走行路と、水
    道管やガス管等が挿通するパイプスペースとから形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    ゴミの収集運搬システム。
JP4207899A 1992-03-13 1992-08-04 ゴミの収集運搬システム Expired - Lifetime JP2799109B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-55287 1992-03-13
JP5528792 1992-03-13

Publications (2)

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