JPH0574641U - 破砕機の粒度調整装置 - Google Patents

破砕機の粒度調整装置

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JPH0574641U
JPH0574641U JP1540992U JP1540992U JPH0574641U JP H0574641 U JPH0574641 U JP H0574641U JP 1540992 U JP1540992 U JP 1540992U JP 1540992 U JP1540992 U JP 1540992U JP H0574641 U JPH0574641 U JP H0574641U
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JP
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movable
ring
movable choke
choke ring
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JP1540992U
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賢昭 谷
衛 中野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シェルとデスチャージリングを締付けている
結合ボルトを弛めずに可動チョークリングを移動できる
ようにする。可動チョークリングの移動により可動チョ
ークリングとロータの間の隙間を調整して粒度調整を行
う。 【構成】 複数の可動チョークリング32を軸と長孔の
摺動を介して半径方向に進退自在とし、この各可動チョ
ークリング32の外端をシェル2の外側に突出させる。
また、シェル2の外側には、上記各可動チョークリング
32を進退させるジャッキ41を各可動チョークリング
32毎に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は円筒状のシェルの上部開口から投入した各種廃棄物などの被破砕物 をシェルの内側に固定したシェルライナと、回転軸の外側に設けたブレーカハン マあるいはブレーカライナと、グラインダなどにより破砕するようにした破砕機 、特にその破砕物の粒度の調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、この種の破砕機における粒度の調整装置は図5、図6に示すようなも のである。 図6、図7において、1は円筒状のデイスチャージリング、2はその上部に固 定したシェルで、このシェル2は上部が広くなった浅いテーパ状となり、上端が 投入口として開口している。また、シェル2の内側には多数のシェルライナ3、 4が固定されているが、このシェルライナ3、4は肉厚のものと肉の薄いものを 適当な順序で配置して凹凸を生ずるようにしてある。
【0003】 5は中央に設けた垂直の回転軸で、その上部にはロータ6、7を固定し、この ロータ6、7の間にブレーカハンマ9の複数組をブレーカピン10により回転自 在に取付け、同回転軸5の上部寄りと下部寄りには上下一対の円板状のロータ1 3、14を固定し、このロータ13、14間に複数のグラインダ15をグライン ダピン16により回転自在に取付ける。
【0004】 デイスチャージリング1の上端のフランジ11とシェル2の下端のフランジ1 2の間には図6に示すように、複数に分割したチョークリング20、21を設け る。 このチョークリング20、21にはそれぞれ複数の長孔22、23を設け、上 記フランジ11、12に設けた複数の挿通孔とチョークリング20、21の長孔 22、23に挿通したボルト24、25とナットによりチョークリング20、2 1を固定する。
【0005】 また、実開昭62−156348号公報により開示された考案は破砕物を通過 させる複数の孔を有する固定チョークリングを設けるとともに、この固定チョー クリングに、回動自在の可動チョークリングを重ね、この可動チョークリングに も前記固定チョークリングの孔に一致する複数の孔を設け、この可動チョークリ ングをシェルライナの外部から回動して両チョークリングの孔のずれにより、通 過する破砕物の粒度を調整するようにしたものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の図6、図7のような従来の調整装置では粒度調整のさいに、ボルト24 、25を弛めて各チョークリング20、21を進退させ、ロータ14の外周と各 チョークリング20、21の内側縁間に生ずる円形の隙間を調整しなければなら ない。このため、調整に手数がかかり、運転中は調整ができないという問題があ った。また、上記実開昭62−156348号公報により開示された考案は上記 の従来例の問題点は解決されるが破砕物を通過させる部分の合計面積が小さくな り、破砕能率が低下し、破砕物が詰まり易くなるという問題がある。
【0007】 この考案の課題は、上記の従来装置に比較して粒度調整が容易であり、しかも 破砕能率も良好な粒度調整装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、講じた手段はシェルの下部に取付けた可動チョ ークリングを複数に分割してそれぞれ半径方向に進退自在とし、この各可動チョ ークリングの外端をシェルの外側に突出させ、シェルの外側と、可動チョークリ ングとをねじ式あるいはシリンダ式のジャッキにより連結したことである。
【0009】
【作用】
この考案は上記の構成であるから、破砕機の運転により、回転軸とともにグラ インダが回転すると、その上方で回転しているブレーカハンマと、その外側のシ ェルライナにより破砕物が破砕され、この破砕された破砕物がその下部のグライ ンダとその外側のシェルライナによってさらに細かく破砕されてその下方の可動 チョークリングの内端とロータの間隙を通って排出口から排出される。
【0010】 また、粒度の調整はジャッキの伸縮により、可動チョークリングを半径方向に 移動させて可動チョークリングの内端とロータの間隙を調整して行う。
【0011】
【実施例】
図1ないし図4は、この考案の実施例を示すもので、破砕機の基本構造は図5 の従来例と同一であるから、異なる点のみを説明する。
【0012】 この図において、31は下部のフランジ11の上部に一体に形成した複数の突 部で、32は上記突部31の間に装着した可動チョークリングであり、33は各 リング32に設けた複数の長孔である。またフランジ11、12は図3のように 複数のボルト34とナットにより一体に結合する。図4の35は前記フランジ1 1、12間に固定した軸で、この軸35の外側にはめた間隔保持筒36により、 フランジ11、12の間を一定に保持し、この保持筒36をチョークリング32 の長孔33にはめて各可動チョークリング32が半径方向に移動できるようにす る。また、上記各チョークリング32の内端面37はロータ14の外周に適合で きる円弧状凹曲面とする。
【0013】 39は各可動チョークリング32の取付部に対応する位置のフランジ12の外 周に設けた複数の支持片で、この片39と各可動チョークリング32の外端にそ れぞれ固定した上向きの支持片40とをジャッキ41により連結する。
【0014】 上記実施例ではねじ式のジャッキ41を用いている。このジャッキ41は支持 片39に内端を回転自在で進退不可に取付けたねじ棒を支持片40に設けたねじ 孔にねじ込み、このねじ棒40をレンチなどで回転させることにより可動チョー クリング32を半径方向に進退させて同チョークリング32の内端面37とロー タ14の外周の間の隙間aを調整する。
【0015】 こうして隙間aを調整したのち、支持片40をロックナットで締め付けるとチ ョークリング32は強固に固定される。
【0016】 なお、上記実施例は回転軸5にブレーカハンマ9を設けたものを示したが、そ の他に図5に示すような回転軸5にブレーカライナ17を固定したものに同様の 粒度調整装置を設ける場合もある。このように、回転軸5に取付ける破砕部材の 構造は自由である。
【0017】 また、上記ねじ式のジャッキ41のかわりに油圧式などのシリンダ式のジャッ キを用いてもよい。
【0018】
【効果】
この考案は前記のように半径方向に進退自在とした可動チョークリングをねじ 式あるいはシリンダ式のジャッキにより進退させるものであるから、シェルとデ イスチャージリングの締結ボルトを緩めずに隙間調整が可能であり、また、可動 チョークリングの分割数を多くすることにより、隙間が0近くのものと全開のも のとの組合せによる破砕物通過部分の調整もできるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】図1のA−A線の横断平面図
【図3】図2のB−B線の拡大縦断面図
【図4】図2のC−C線の拡大縦断面図
【図5】他の実施例を示す一部縦断正面図
【図6】従来例の縦断正面図
【図7】図6のD−D線の横断平面図
【符号の説明】
2 シェル 3 シェルライナ 4 シェルライナ 31 突部 32 可動チョークリング 33 長孔 35 軸 36 間隔保持筒 37 内端面 41 ジャッキ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側にシェルライナを固定した筒状のシ
    ェルの中心に設けた回転軸に、ブレーカハンマやブレー
    カライナあるいはグラインダなどの破砕部材を取付け、
    前記シェルの下部に、破砕物の粒度を調整するための可
    動チョークリングを設けた破砕機において、上記可動チ
    ョークリングを複数に分割してそれぞれ半径方向に進退
    自在とし、この各可動チョークリングの外端をシェルの
    外側に突出させ、シェルの外側と、可動チョークリング
    とをねじ式あるいはシリンダ式のジャッキにより連結し
    た破砕機の粒度調整装置。
JP1992015409U 1992-03-24 1992-03-24 破砕機の粒度調整装置 Expired - Lifetime JP2576722Y2 (ja)

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JP2576722Y2 JP2576722Y2 (ja) 1998-07-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114405610A (zh) * 2021-10-27 2022-04-29 上海明山路桥机械工程有限公司 多层立式粉磨机
WO2022131029A1 (ja) 2020-12-18 2022-06-23 クボタ環境エンジニアリング株式会社 竪型破砕機のチョークリングの交換方法および竪型破砕機

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