JPH057459Y2 - - Google Patents
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- JPH057459Y2 JPH057459Y2 JP1986192803U JP19280386U JPH057459Y2 JP H057459 Y2 JPH057459 Y2 JP H057459Y2 JP 1986192803 U JP1986192803 U JP 1986192803U JP 19280386 U JP19280386 U JP 19280386U JP H057459 Y2 JPH057459 Y2 JP H057459Y2
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- JP
- Japan
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- diaphragm
- poppet valve
- pressure
- supercharger
- chamber
- Prior art date
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Links
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 8
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、機械式過給機としてのスーパーチヤ
ージヤのその下流の加圧空気を、スーパーチヤー
ジヤ上流に配置されているスロツトル弁と上記ス
ーパーチヤージヤとの間に戻すためのスーパーチ
ヤの正負圧制御装置に関するものである。
ージヤのその下流の加圧空気を、スーパーチヤー
ジヤ上流に配置されているスロツトル弁と上記ス
ーパーチヤージヤとの間に戻すためのスーパーチ
ヤの正負圧制御装置に関するものである。
(従来の技術)
スーパーチヤージヤの体積効率は構造上、ロー
タとケースのクリヤランスによつて決まる。ここ
で加工誤差等によつてクリヤランスが設定値より
も小さくなると、スーパーチヤージヤの体積効率
が過大となり、それにより過給圧が過大となる。
そのまま設定値以上の過給を行なつているとオー
バーブーストとなり排気温度が異常上昇しエンジ
ンの耐久性を損うという問題があつた。
タとケースのクリヤランスによつて決まる。ここ
で加工誤差等によつてクリヤランスが設定値より
も小さくなると、スーパーチヤージヤの体積効率
が過大となり、それにより過給圧が過大となる。
そのまま設定値以上の過給を行なつているとオー
バーブーストとなり排気温度が異常上昇しエンジ
ンの耐久性を損うという問題があつた。
また、エンジンの吸気弁が開いた時にシリンダ
ーの内の混合気がまだ燃えていて吸気管内の混合
気に着火し、燃焼が逆流してくる、所謂バツクフ
アイヤが生じると、燃焼がスーパーチヤージヤま
で逆流して来て、スーパーチヤージヤ下流が異常
高圧となり、シヤフトが熱変形しそれにより焼付
き等を起こすという問題があつた。
ーの内の混合気がまだ燃えていて吸気管内の混合
気に着火し、燃焼が逆流してくる、所謂バツクフ
アイヤが生じると、燃焼がスーパーチヤージヤま
で逆流して来て、スーパーチヤージヤ下流が異常
高圧となり、シヤフトが熱変形しそれにより焼付
き等を起こすという問題があつた。
さらに、急勾配な坂をエンジンブレーキで降り
てくるような高速減速時には、スーパーチヤージ
ヤ上流と下流との負圧の比が非常に大きくなるた
めに、スーパーチヤージヤ吐出側の混合気の温度
が異常上昇し、それによりスーパーチヤージヤ内
のロータが熱膨張し、クリヤランスが狭くなり、
焼付くという問題もあつた。
てくるような高速減速時には、スーパーチヤージ
ヤ上流と下流との負圧の比が非常に大きくなるた
めに、スーパーチヤージヤ吐出側の混合気の温度
が異常上昇し、それによりスーパーチヤージヤ内
のロータが熱膨張し、クリヤランスが狭くなり、
焼付くという問題もあつた。
上記問題点を解消するため従来は第3図に示す
ようなバイパス通路を設けていた。同図におい
て、スーパーチヤージヤ1の吸気口2の上流に取
付けられた吸気管3と吐出口4下流に取付けられ
た吐出管5とを結ぶバイパス通路6には吐出管5
内の圧力または大気圧と、吸気管3内の圧力また
は大気圧との差により作動するスーパーチヤージ
ヤ1の正負圧制御弁たるダイヤフラムバルブ7が
設けられており、ダイヤフラムバルブ7はダイヤ
フラム7aによりダイヤフラム室7bとダイヤフ
ラム裏圧室7cとに分けられている。バイパス通
路6よりさらに下流側において吐出管5に接続さ
れた通路8の一端は大気圧と吸気管3内の圧力と
の差により作動するダイヤフラムバルブ9に、他
端はダイヤフラムバルブ7のダイヤフラム裏圧室
7cにそれぞれ接続されており、一方バイパス通
路6よりさらに上流側において吸気管3に接続さ
れたエアー通路10の一端はダイヤフラムバルブ
7のダイヤフラム室7bに、他端は大気リークソ
レノイドバルブ11にそれぞれ接続されている。
そしてエアー通路10よりさらに上流側の吸気管
3内にはアクセルオフ時に閉じるスロツトルバル
ブ12が配置されている。ここでスーパーチヤー
ジヤ1作動中にオーバーブースト圧が吐出管5内
に働くと、吸気管3内は、ほぼ大気圧に等しいた
めにダイヤフラムバルブ9は作動しない。
ようなバイパス通路を設けていた。同図におい
て、スーパーチヤージヤ1の吸気口2の上流に取
付けられた吸気管3と吐出口4下流に取付けられ
た吐出管5とを結ぶバイパス通路6には吐出管5
内の圧力または大気圧と、吸気管3内の圧力また
は大気圧との差により作動するスーパーチヤージ
ヤ1の正負圧制御弁たるダイヤフラムバルブ7が
設けられており、ダイヤフラムバルブ7はダイヤ
フラム7aによりダイヤフラム室7bとダイヤフ
ラム裏圧室7cとに分けられている。バイパス通
路6よりさらに下流側において吐出管5に接続さ
れた通路8の一端は大気圧と吸気管3内の圧力と
の差により作動するダイヤフラムバルブ9に、他
端はダイヤフラムバルブ7のダイヤフラム裏圧室
7cにそれぞれ接続されており、一方バイパス通
路6よりさらに上流側において吸気管3に接続さ
れたエアー通路10の一端はダイヤフラムバルブ
7のダイヤフラム室7bに、他端は大気リークソ
レノイドバルブ11にそれぞれ接続されている。
そしてエアー通路10よりさらに上流側の吸気管
3内にはアクセルオフ時に閉じるスロツトルバル
ブ12が配置されている。ここでスーパーチヤー
ジヤ1作動中にオーバーブースト圧が吐出管5内
に働くと、吸気管3内は、ほぼ大気圧に等しいた
めにダイヤフラムバルブ9は作動しない。
一方ダイヤフラムバルブ7は通路8を通じて伝
播してくる吐出管5内の大気圧以上の圧力と大気
リークソレノイドバルブ11からの大気圧との差
により作動しバイパス通路6を開くためにスーパ
ーチヤージヤ1下流側の空気が上流側へ逃ること
ができる。
播してくる吐出管5内の大気圧以上の圧力と大気
リークソレノイドバルブ11からの大気圧との差
により作動しバイパス通路6を開くためにスーパ
ーチヤージヤ1下流側の空気が上流側へ逃ること
ができる。
またバツクフアイヤ等による異常ブースト圧が
吐出管5内に働くと、これもまた同様に吸気管3
内はほぼ大気圧に等しく、吐出管5内は大気圧以
上のためダイヤフラムバルブ9は作動せず、ダイ
ヤフラムバルブ7によりバイパス通路6が開く。
吐出管5内に働くと、これもまた同様に吸気管3
内はほぼ大気圧に等しく、吐出管5内は大気圧以
上のためダイヤフラムバルブ9は作動せず、ダイ
ヤフラムバルブ7によりバイパス通路6が開く。
また高速減速時の場合には吸気管3内と吐出管
5内はともに大気圧以下となつており、大気リー
クソレノイドバルブ11は完全に、またスロツト
ルバルブ12はほぼ閉つた状態となつている。
5内はともに大気圧以下となつており、大気リー
クソレノイドバルブ11は完全に、またスロツト
ルバルブ12はほぼ閉つた状態となつている。
よつてダイヤフラムバルブ9は吸気管3内の圧
力と大気圧との差により作動し、通路8に大気圧
を流すためにその結果、ダイヤフラムバルブ7は
エアー通路10を通じで伝播してくる吸気管3内
の大気圧以下の圧力と通路8の大気圧との圧力差
により作動し、バイパス通路6を開くので、スー
パーチヤージヤ1下流の異常高温混合気が上流側
に逃げることができる。
力と大気圧との差により作動し、通路8に大気圧
を流すためにその結果、ダイヤフラムバルブ7は
エアー通路10を通じで伝播してくる吸気管3内
の大気圧以下の圧力と通路8の大気圧との圧力差
により作動し、バイパス通路6を開くので、スー
パーチヤージヤ1下流の異常高温混合気が上流側
に逃げることができる。
(考案が解決しようとする問題点)
上述の如く、オーバーブーストまたはバツクフ
アイヤ時のようにダイヤフラム裏圧室7cに正圧
が働く場合にはダイヤフラム室7bには大気圧に
等しい圧力が働いており、この場合の作動圧力が
Aであるならば、高速減速時にはダイヤフラム裏
圧室7cは大気圧に等しい圧力となるので、ダイ
ヤフラム室7bが−Aという負圧にならないと、
ダイヤフラムバルブ7は作動しない。裏を返せば
−Aという負圧になると作動してしまう。つまり
オーバーブースト時またはバツクフアイヤ時にお
いて、吐出管5内の圧力が+Aになつた時にダイ
ヤフラムバルブ7が作動するようにそのばねを設
定すると、高速減速時にダイヤフラムバルブ7が
作動するのは吸気管3内の圧力が−Aの時であ
る。このようにオーバーブースト、バツクフアイ
ヤ時または高速減速時のいずれか一方のダイヤフ
ラム7の作動圧が決まると、他方の作動圧は自ず
と決つてしまうので、その作動圧を任意に選べな
いとい欠点があつた。
アイヤ時のようにダイヤフラム裏圧室7cに正圧
が働く場合にはダイヤフラム室7bには大気圧に
等しい圧力が働いており、この場合の作動圧力が
Aであるならば、高速減速時にはダイヤフラム裏
圧室7cは大気圧に等しい圧力となるので、ダイ
ヤフラム室7bが−Aという負圧にならないと、
ダイヤフラムバルブ7は作動しない。裏を返せば
−Aという負圧になると作動してしまう。つまり
オーバーブースト時またはバツクフアイヤ時にお
いて、吐出管5内の圧力が+Aになつた時にダイ
ヤフラムバルブ7が作動するようにそのばねを設
定すると、高速減速時にダイヤフラムバルブ7が
作動するのは吸気管3内の圧力が−Aの時であ
る。このようにオーバーブースト、バツクフアイ
ヤ時または高速減速時のいずれか一方のダイヤフ
ラム7の作動圧が決まると、他方の作動圧は自ず
と決つてしまうので、その作動圧を任意に選べな
いとい欠点があつた。
またダイヤフラムバルブ7は吐出管5に連結す
る通路8内の圧力とエアー通路10内の圧力とを
比較し、それによりバルブ13を引上げる、つま
り吐出管5内の圧力により直接バルブ13が押上
げられるのではないために、バツクフアイヤ等の
ように瞬間的に燃焼が逆流してきた時などは応答
が遅れ、バルブ13を「開」状態にした時には既
にバツクフアイヤがスーパーチヤージヤ1まで達
していて、スーパーチヤージヤが破損してしまう
という問題があつた。
る通路8内の圧力とエアー通路10内の圧力とを
比較し、それによりバルブ13を引上げる、つま
り吐出管5内の圧力により直接バルブ13が押上
げられるのではないために、バツクフアイヤ等の
ように瞬間的に燃焼が逆流してきた時などは応答
が遅れ、バルブ13を「開」状態にした時には既
にバツクフアイヤがスーパーチヤージヤ1まで達
していて、スーパーチヤージヤが破損してしまう
という問題があつた。
また上記スーパーチヤージヤ1のダイヤフラム
バルブ7の応答には大気リークソレノイドバルブ
11が用いられているが、大気リークソレノイド
バルブ11が詰まり等で作動せずにエンジン及び
スーパーチヤージヤ1を破損させてしまうという
問題点もあり、さらには制御弁としてダイヤフラ
ムバルブ7,9を2個用いなければならず、よつ
てその配管も面倒であり、加えて上述のような大
気リークソレノイドバルブ等も使用するために、
部品点数も多くなり、コストも結構かかつてい
た。
バルブ7の応答には大気リークソレノイドバルブ
11が用いられているが、大気リークソレノイド
バルブ11が詰まり等で作動せずにエンジン及び
スーパーチヤージヤ1を破損させてしまうという
問題点もあり、さらには制御弁としてダイヤフラ
ムバルブ7,9を2個用いなければならず、よつ
てその配管も面倒であり、加えて上述のような大
気リークソレノイドバルブ等も使用するために、
部品点数も多くなり、コストも結構かかつてい
た。
したがつて、本考案は、スーパーチヤージヤの
下流側の圧力が過大に大きくなるのを防止する過
給圧過大防止機能と高速減速時等におけるスーパ
ーチヤージヤの上流側の圧力が過少に小さくなる
のを防止する上流圧調整機能との2つの機能を、
1つのポペツト弁で行い、かつ、各調整機能に関
する開弁圧を所望の値に設定できるスーパーチヤ
ージヤの正負圧制御装置を得ることを目的とす
る。
下流側の圧力が過大に大きくなるのを防止する過
給圧過大防止機能と高速減速時等におけるスーパ
ーチヤージヤの上流側の圧力が過少に小さくなる
のを防止する上流圧調整機能との2つの機能を、
1つのポペツト弁で行い、かつ、各調整機能に関
する開弁圧を所望の値に設定できるスーパーチヤ
ージヤの正負圧制御装置を得ることを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案のスーパーチヤージヤの正負圧制御装置
は上記問題点を解決するためにスーパーチヤージ
ヤの下流に通じるポート、前記ポートに通じるル
ームと、前記スーパーチヤージヤとスロツトル弁
との間の吸気域と前記ルームと結ぶバイパス通路
と、ダイヤフラムによつて仕切られるダイヤフラ
ム室及びダイヤフラム裏圧室と、前記ダイヤフラ
ム裏圧室と前記ルームとを繋ぐシヤフト通路と、
前記ダイヤフラム裏圧室と大気とを結ぶ開放孔
と、前記ダイヤフラム室と前記吸気域とを結ぶエ
アー通路とを有し、前記ダイヤフラム室内に配置
され、前記エアー通路側から前記ダイヤフラム室
に働く負圧に抗して前記ダイヤフラムに作用する
ダイヤフラム用バネと、前記ルームと前記ポート
とを仕切り貫通孔を有するポペツトバルブと、前
記ポート側から前記ポペツトバルブに働く正圧に
抗して前記ポペツトバルブに作用するポペツトバ
ルブ用バネとを備え、前記ダイヤフラムに係止さ
れる基端と、前記シヤフト通路に対して摺動可能
な中央部と、前記ポペツトバルブの貫通孔に緩く
挿入されている先端部と、前記ポペツトバルブの
前記ポート側の端面に裏面周辺が接触している先
端頭部とからなるシヤフトを具備する構成を採つ
ている。
は上記問題点を解決するためにスーパーチヤージ
ヤの下流に通じるポート、前記ポートに通じるル
ームと、前記スーパーチヤージヤとスロツトル弁
との間の吸気域と前記ルームと結ぶバイパス通路
と、ダイヤフラムによつて仕切られるダイヤフラ
ム室及びダイヤフラム裏圧室と、前記ダイヤフラ
ム裏圧室と前記ルームとを繋ぐシヤフト通路と、
前記ダイヤフラム裏圧室と大気とを結ぶ開放孔
と、前記ダイヤフラム室と前記吸気域とを結ぶエ
アー通路とを有し、前記ダイヤフラム室内に配置
され、前記エアー通路側から前記ダイヤフラム室
に働く負圧に抗して前記ダイヤフラムに作用する
ダイヤフラム用バネと、前記ルームと前記ポート
とを仕切り貫通孔を有するポペツトバルブと、前
記ポート側から前記ポペツトバルブに働く正圧に
抗して前記ポペツトバルブに作用するポペツトバ
ルブ用バネとを備え、前記ダイヤフラムに係止さ
れる基端と、前記シヤフト通路に対して摺動可能
な中央部と、前記ポペツトバルブの貫通孔に緩く
挿入されている先端部と、前記ポペツトバルブの
前記ポート側の端面に裏面周辺が接触している先
端頭部とからなるシヤフトを具備する構成を採つ
ている。
(実施例)
以下本考案の実施例を図面を参照しながら説明
する。第1図において、スーパーチヤージヤ1の
上流の吸気管3内にはスロツトルバルブ12が、
下流の吐出管5には本考案の正負圧制御装置10
0がそれぞれ配置されている。この正負圧制御装
置100には、吐出管5に通じるトンネル状のポ
ート20とポート20につながるルーム21とい
う空洞部とがそれぞれ設けられており、スーパー
チヤージヤ1とスロツトルバルブ12との間の領
域(以下吸気域19と記す)とルーム21とはバ
イパス通路22より結ばれている。
する。第1図において、スーパーチヤージヤ1の
上流の吸気管3内にはスロツトルバルブ12が、
下流の吐出管5には本考案の正負圧制御装置10
0がそれぞれ配置されている。この正負圧制御装
置100には、吐出管5に通じるトンネル状のポ
ート20とポート20につながるルーム21とい
う空洞部とがそれぞれ設けられており、スーパー
チヤージヤ1とスロツトルバルブ12との間の領
域(以下吸気域19と記す)とルーム21とはバ
イパス通路22より結ばれている。
一方ルーム21の上方にはダイヤフラム23に
よつて仕切られているダイヤフラム室24とダイ
ヤフラム裏圧室25とが設けられており、ダイヤ
フラム室24と吸気域19とはエアー通路26に
より結ばれている。ここでルーム21とダイヤフ
ラム裏圧室25とを隔てている壁27には直線状
の貫通孔であるシヤフト通路28が設けられてお
り、ダイヤフラム裏圧室25と大気とは開放孔2
9により結ばれている。そして前述したダイヤフ
ラム室24内には、エアー通路26を介して伝わ
つてくる吸気域19の負圧に抗してダイヤフラム
23に作用するダイヤフラム用バネ30(圧縮バ
ネ)が配置されており、その一端は、ダイヤフラ
ム23を両面から挟持する薄板形状のダイヤフラ
ム挟持板31のうちのダイヤフラム室24側の挟
持板31aに、他端は円板状のスプリングシート
32にそれぞれ係止されている。上記スプリング
シート32はダイヤフラム室24の内壁上部に設
けられた円筒状の突起部33内に摺動可能に収ま
つており、その裏面に設けられた凹部32aに
は、ダイヤフラム室24と大気とを結ぶネジ孔3
4に螺合する作動負圧調整ネジ340のダイヤフ
ラム室24側の先端部が収まつている。一方ポー
ト20とルーム21とには、かさ歯車の歯を除去
した形状なる中央に貫通孔35aを有するポペツ
トバルブ35が配置されており、そのかさ部、つ
まりテーパー部35bの裏面に一端が係止され、
他端が前記壁27にそれぞれ係止されているポペ
ツトバルブ用バネ36(圧縮バネ)により、該テ
ーパー部35bはポート20とルーム21との境
目に押つけられてポート20とルーム21とを仕
切つた状態となつている。上記ポペツトバルブ3
5の貫通孔35aには、ダイヤフラム室24側の
挟持板31aとダイヤフラム裏圧室25側の挟持
板31bとからなるダイヤフラム挟持板31と、
ダイヤフラム挟持板31により挟持されているダ
イヤフラム23とを3枚一体で貫き、かつ挟み込
んだ状態で係止する周溝状の基端40aと、シヤ
フト通路28に対して摺動可能に収まつている中
央部40bとを有しているシヤフト40のその先
端部40cが緩く挿入されており、先端部40c
の端面に設けられている円板状の先端頭部40d
のその裏面は、ポペツトバルブ35のポート側の
端面35cに接触した状態となつている。一方こ
の状態で壁27のダイヤフラム裏圧室25側の面
にはシヤフト40と該軸心が一致し、シヤフト4
0に設けられている円板状の突起40eが接触し
ており、シヤフト通路28とシヤフト40の中央
部40bとの間を通過してくるルーム21側から
の空気が、シヤフトの不動時に、ダイヤフラム裏
圧室25に侵入してこないようになつている。
よつて仕切られているダイヤフラム室24とダイ
ヤフラム裏圧室25とが設けられており、ダイヤ
フラム室24と吸気域19とはエアー通路26に
より結ばれている。ここでルーム21とダイヤフ
ラム裏圧室25とを隔てている壁27には直線状
の貫通孔であるシヤフト通路28が設けられてお
り、ダイヤフラム裏圧室25と大気とは開放孔2
9により結ばれている。そして前述したダイヤフ
ラム室24内には、エアー通路26を介して伝わ
つてくる吸気域19の負圧に抗してダイヤフラム
23に作用するダイヤフラム用バネ30(圧縮バ
ネ)が配置されており、その一端は、ダイヤフラ
ム23を両面から挟持する薄板形状のダイヤフラ
ム挟持板31のうちのダイヤフラム室24側の挟
持板31aに、他端は円板状のスプリングシート
32にそれぞれ係止されている。上記スプリング
シート32はダイヤフラム室24の内壁上部に設
けられた円筒状の突起部33内に摺動可能に収ま
つており、その裏面に設けられた凹部32aに
は、ダイヤフラム室24と大気とを結ぶネジ孔3
4に螺合する作動負圧調整ネジ340のダイヤフ
ラム室24側の先端部が収まつている。一方ポー
ト20とルーム21とには、かさ歯車の歯を除去
した形状なる中央に貫通孔35aを有するポペツ
トバルブ35が配置されており、そのかさ部、つ
まりテーパー部35bの裏面に一端が係止され、
他端が前記壁27にそれぞれ係止されているポペ
ツトバルブ用バネ36(圧縮バネ)により、該テ
ーパー部35bはポート20とルーム21との境
目に押つけられてポート20とルーム21とを仕
切つた状態となつている。上記ポペツトバルブ3
5の貫通孔35aには、ダイヤフラム室24側の
挟持板31aとダイヤフラム裏圧室25側の挟持
板31bとからなるダイヤフラム挟持板31と、
ダイヤフラム挟持板31により挟持されているダ
イヤフラム23とを3枚一体で貫き、かつ挟み込
んだ状態で係止する周溝状の基端40aと、シヤ
フト通路28に対して摺動可能に収まつている中
央部40bとを有しているシヤフト40のその先
端部40cが緩く挿入されており、先端部40c
の端面に設けられている円板状の先端頭部40d
のその裏面は、ポペツトバルブ35のポート側の
端面35cに接触した状態となつている。一方こ
の状態で壁27のダイヤフラム裏圧室25側の面
にはシヤフト40と該軸心が一致し、シヤフト4
0に設けられている円板状の突起40eが接触し
ており、シヤフト通路28とシヤフト40の中央
部40bとの間を通過してくるルーム21側から
の空気が、シヤフトの不動時に、ダイヤフラム裏
圧室25に侵入してこないようになつている。
ここでオーバーブースト時またはバツクフアイ
ヤ時のように吐出管5内に異常正圧が生じると、
スーパーチヤージヤ1の上流の吸気域19は略大
気圧であるためにダイヤフラム室24も略大気圧
となるが、ダイヤフラム裏圧室25も大気圧であ
るためにダイヤフラム23は作動しない、つまり
シヤフト40は動かない。ところが吐出管5内の
正圧は、ポペツトバルブ35のポート20側の面
に直接かかつており、ポペツトバルブ35とシヤ
フト40の先端部40cとは前述の如く緩く嵌合
している、つまりポペツトバルブ35は先端部4
0cに対して摺動可能であるために、ポペツトバ
ルブ用バネ36のバネ力より勝る正圧が吐出管5
内に生じればポペツトバルブ35は図における上
方へと、差動ダイヤフラムバルブの場合とは違い
瞬時にスライドするので、吐出管5内の異常正圧
は直ちにルーム21に流れ込み、バイパス通路2
2を伝わつて吸気域19に戻される。ここで上述
のポペツトバルブ用バネ36はオーバーブースト
時、バツクフアイヤ時のような異常正圧がポペツ
トバルブ35に作用した時にポペツトバルブ35
を動かし得るように選定されていることは言うま
でもない。
ヤ時のように吐出管5内に異常正圧が生じると、
スーパーチヤージヤ1の上流の吸気域19は略大
気圧であるためにダイヤフラム室24も略大気圧
となるが、ダイヤフラム裏圧室25も大気圧であ
るためにダイヤフラム23は作動しない、つまり
シヤフト40は動かない。ところが吐出管5内の
正圧は、ポペツトバルブ35のポート20側の面
に直接かかつており、ポペツトバルブ35とシヤ
フト40の先端部40cとは前述の如く緩く嵌合
している、つまりポペツトバルブ35は先端部4
0cに対して摺動可能であるために、ポペツトバ
ルブ用バネ36のバネ力より勝る正圧が吐出管5
内に生じればポペツトバルブ35は図における上
方へと、差動ダイヤフラムバルブの場合とは違い
瞬時にスライドするので、吐出管5内の異常正圧
は直ちにルーム21に流れ込み、バイパス通路2
2を伝わつて吸気域19に戻される。ここで上述
のポペツトバルブ用バネ36はオーバーブースト
時、バツクフアイヤ時のような異常正圧がポペツ
トバルブ35に作用した時にポペツトバルブ35
を動かし得るように選定されていることは言うま
でもない。
また、高速減速時のように吐出管5内と吸気域
19とが負圧で、吸気域19の負圧が非常に大き
い場合には、ダイヤフラム室24は負圧となり、
一方ダイヤフラム裏圧室25は大気圧であるため
に、ダイヤフラムバルブ用バネ30のバネ力より
勝る負圧が吸気域19に生じれば、ダイヤフラム
23は負圧による吸込みにより図における上方へ
とその中央部が引上げられる。するとシヤフト4
0の基端40aがダイヤフラム23に係止されて
いるので、中央部40bがシヤフト通路28を摺
動しながらシヤフト40もダイヤフラム23が引
上げられた分、上方へと引き上げられる。
19とが負圧で、吸気域19の負圧が非常に大き
い場合には、ダイヤフラム室24は負圧となり、
一方ダイヤフラム裏圧室25は大気圧であるため
に、ダイヤフラムバルブ用バネ30のバネ力より
勝る負圧が吸気域19に生じれば、ダイヤフラム
23は負圧による吸込みにより図における上方へ
とその中央部が引上げられる。するとシヤフト4
0の基端40aがダイヤフラム23に係止されて
いるので、中央部40bがシヤフト通路28を摺
動しながらシヤフト40もダイヤフラム23が引
上げられた分、上方へと引き上げられる。
ここでポペツトバルブ35自体は、ポペツトバ
ルブ用バネ36により図における下側に押されて
いるわけであるが、前述の如く、シヤフト40の
先端頭部40dの裏面がポペツトバルブ35のポ
ート側の端面35cに接触した状態となつている
ために、ポペツトバルブ35は先端頭部40dに
引掛かつた、つまり一時的に係止された状態でシ
ヤフト40と一体で上方へと引き上げられる。す
ると吐出管5内の負圧はルーム21に流れ込み、
バイパス通路22を伝わつて吸気域19に戻され
るので、吐出管5内の負圧と吸気域19の負圧と
の比が小さくなり、吐出管5内の温度の異常上昇
が回避される。
ルブ用バネ36により図における下側に押されて
いるわけであるが、前述の如く、シヤフト40の
先端頭部40dの裏面がポペツトバルブ35のポ
ート側の端面35cに接触した状態となつている
ために、ポペツトバルブ35は先端頭部40dに
引掛かつた、つまり一時的に係止された状態でシ
ヤフト40と一体で上方へと引き上げられる。す
ると吐出管5内の負圧はルーム21に流れ込み、
バイパス通路22を伝わつて吸気域19に戻され
るので、吐出管5内の負圧と吸気域19の負圧と
の比が小さくなり、吐出管5内の温度の異常上昇
が回避される。
そうして吸気域19の負圧が小さくなり、ダイ
ヤフラム23作動時直前の圧力まで上昇すると、
ダイヤフラム23と共にシヤフト40は図におけ
る下方へと下がつていくが、この状態においては
ポペツトバルブ35は先端頭部40dに係止され
た状態とはなつていない。ところが、ポペツトバ
ルブ35には前述のようにポート20側にポペツ
トバルブ35を押付けるポペツトバルブ用バネ3
6が係止されているために、ほぼシヤフト40と
一体で図における下方へと下がつていき、元の位
置、つまりルーム21とポート20との境目に押
つけられる状態に戻る。
ヤフラム23作動時直前の圧力まで上昇すると、
ダイヤフラム23と共にシヤフト40は図におけ
る下方へと下がつていくが、この状態においては
ポペツトバルブ35は先端頭部40dに係止され
た状態とはなつていない。ところが、ポペツトバ
ルブ35には前述のようにポート20側にポペツ
トバルブ35を押付けるポペツトバルブ用バネ3
6が係止されているために、ほぼシヤフト40と
一体で図における下方へと下がつていき、元の位
置、つまりルーム21とポート20との境目に押
つけられる状態に戻る。
このように本実施例のポペツトバルブ35はテ
ーパー部35bを有し、該テーパー部35bでポ
ート20とルーム21とを仕切つているために、
ポペツトバルブ35が引上げられた際にポート2
0とルーム21との境目にEGRによるパテイキ
ユレート等の既熱物が付着しても、該既熱物をテ
ーパー部35bにより砕けるようになつており、
ルーム21とポート20とをポペツトバルブ35
が〓間なく完全に仕切れるように構成されてい
る。
ーパー部35bを有し、該テーパー部35bでポ
ート20とルーム21とを仕切つているために、
ポペツトバルブ35が引上げられた際にポート2
0とルーム21との境目にEGRによるパテイキ
ユレート等の既熱物が付着しても、該既熱物をテ
ーパー部35bにより砕けるようになつており、
ルーム21とポート20とをポペツトバルブ35
が〓間なく完全に仕切れるように構成されてい
る。
ところで、上述のダイヤフラム用バネ30は、
高速減速時のような異常負圧がダイヤフラム23
に作用した時にダイヤフラム23を動かし得るよ
うに選定されているわけであるが、その場合には
下方のポペツトバルブ35をもポペツトバルブ用
バネ36のバネ力に抗して引掛けて引き上げるの
で、ポペツトバルブ用バネ36のバネ力も考慮し
て選定されているというのは勿論のことである。
高速減速時のような異常負圧がダイヤフラム23
に作用した時にダイヤフラム23を動かし得るよ
うに選定されているわけであるが、その場合には
下方のポペツトバルブ35をもポペツトバルブ用
バネ36のバネ力に抗して引掛けて引き上げるの
で、ポペツトバルブ用バネ36のバネ力も考慮し
て選定されているというのは勿論のことである。
そしてダイヤフラム用バネ30のバネ力の調
整、つまりダイヤフラム23の作動圧力の調整
は、前述の作動負圧調整ネジ340を締めるか緩
めるかして、スプリングシート32を突起部33
内で摺動させることにより達成される。
整、つまりダイヤフラム23の作動圧力の調整
は、前述の作動負圧調整ネジ340を締めるか緩
めるかして、スプリングシート32を突起部33
内で摺動させることにより達成される。
上記実施例において、スプリングシート32と
シヤフト40の先端頭部40d及び突起40eは
それぞれ円板状とされているが、その形状は円板
状に限られるものではない。またシヤフト40の
基端40aは周溝状であり、そこにダイヤフラム
23を挟んだ格好で係止しているが、周溝部など
設けずに直接基端40aつまりシヤフト端面をダ
イヤフラム23に固着させても勿論良い。
シヤフト40の先端頭部40d及び突起40eは
それぞれ円板状とされているが、その形状は円板
状に限られるものではない。またシヤフト40の
基端40aは周溝状であり、そこにダイヤフラム
23を挟んだ格好で係止しているが、周溝部など
設けずに直接基端40aつまりシヤフト端面をダ
イヤフラム23に固着させても勿論良い。
第2図は本考案の他の実施例を示しており先の
実施例と違う点は略かさ歯車形状のポペツトバル
ブ35に代えて、ポート20側に、ポート20よ
り若干大きい径の座ぐり部135aを有する段違
い円筒形状のポペツトバルブ135を用いている
点である。このポペツトバルブ135を用いた場
合には、先の実施例のようにルーム21とポート
20との仕切りが線接触とはならず、面接触とな
るために若干仕切性は悪くなるが、テーパ部が無
くなるために、その分加工性はかなり良くなる。
そしてそれ以外においては先の実施例と全く同様
な効果が発揮される。
実施例と違う点は略かさ歯車形状のポペツトバル
ブ35に代えて、ポート20側に、ポート20よ
り若干大きい径の座ぐり部135aを有する段違
い円筒形状のポペツトバルブ135を用いている
点である。このポペツトバルブ135を用いた場
合には、先の実施例のようにルーム21とポート
20との仕切りが線接触とはならず、面接触とな
るために若干仕切性は悪くなるが、テーパ部が無
くなるために、その分加工性はかなり良くなる。
そしてそれ以外においては先の実施例と全く同様
な効果が発揮される。
(考案の作用効果)
本考案によれば、オーバーブースト時あるいは
バツクフアイヤ時のように急激にスーパーチヤー
ジヤの下流側の圧力が上昇した場合に、ポペツト
バルブが同バルブ自体に作用する圧力により変位
するように構成されていると共にこのポペツトバ
ルブがシヤフトに摺動自在に支持される構成であ
るため、シヤフトが変位することなくポペツトバ
ルブのみが変位するだけとなる。その結果その異
常正圧により変位する部材がポペツトバルブのみ
となつて重量が軽くなるため、及びシヤフトの先
端部がポペツトバルブの貫通孔に緩く挿入される
構成であるために上流側の吸気域へその異常正圧
を戻す動作としての開弁の応答性が極めて良好と
なるので、スーパーチヤージヤを安全に信頼性高
く確実に保護することができる。さらに、オーバ
ーブースト時あるいはバツクフアイヤ時の正圧に
抗するバネと高速減速時の負圧に抗するバネとを
別々に設定・選定しているために、その正圧によ
るポペツトバルブの開弁圧と、その負圧によるポ
ペツトバルブの開弁圧とを任意に選定できるので
スーパーチヤージヤの安全性及び信頼性が高くな
る。
バツクフアイヤ時のように急激にスーパーチヤー
ジヤの下流側の圧力が上昇した場合に、ポペツト
バルブが同バルブ自体に作用する圧力により変位
するように構成されていると共にこのポペツトバ
ルブがシヤフトに摺動自在に支持される構成であ
るため、シヤフトが変位することなくポペツトバ
ルブのみが変位するだけとなる。その結果その異
常正圧により変位する部材がポペツトバルブのみ
となつて重量が軽くなるため、及びシヤフトの先
端部がポペツトバルブの貫通孔に緩く挿入される
構成であるために上流側の吸気域へその異常正圧
を戻す動作としての開弁の応答性が極めて良好と
なるので、スーパーチヤージヤを安全に信頼性高
く確実に保護することができる。さらに、オーバ
ーブースト時あるいはバツクフアイヤ時の正圧に
抗するバネと高速減速時の負圧に抗するバネとを
別々に設定・選定しているために、その正圧によ
るポペツトバルブの開弁圧と、その負圧によるポ
ペツトバルブの開弁圧とを任意に選定できるので
スーパーチヤージヤの安全性及び信頼性が高くな
る。
その上、本考案によればスーパーチヤージヤの
下流側の圧力が過大に大きくなるのを防止する過
給圧過大防止機能と高速減速時等におけるスーパ
ーチヤージヤの上流側の圧力が過少に小さくなる
のを防止する上流圧調整機能との2つの機能を、
1つのポペツト弁で行つているため、従来使用さ
れていた大気リークソレノイドバルブ及びダイヤ
フラムバルブがそれぞれ1個ずつ不要となるの
で、配管も極めて簡単になりコスト低減が可能と
なる。
下流側の圧力が過大に大きくなるのを防止する過
給圧過大防止機能と高速減速時等におけるスーパ
ーチヤージヤの上流側の圧力が過少に小さくなる
のを防止する上流圧調整機能との2つの機能を、
1つのポペツト弁で行つているため、従来使用さ
れていた大気リークソレノイドバルブ及びダイヤ
フラムバルブがそれぞれ1個ずつ不要となるの
で、配管も極めて簡単になりコスト低減が可能と
なる。
第1図は本考案の一実施例を示すスーパーチヤ
ージヤの正負圧制御装置の概略断面図、第2図は
本考案の他の実施例を示すポペツトバルブの断面
図、第3図は従来技術を示すバイパス通路の概略
構成図である。 1……スーパーチヤージヤ、3……上流として
の吸気管、5……下流としての吐出管、6,22
……バイパス通路、7a,23……ダイヤフラ
ム、7b,24……ダイヤフラム室、7c,25
……ダイヤフラム裏圧室、10,26……エアー
通路、12……スロツトルバルブ、19……吸気
域、20……ポート、21……ルーム、28……
シヤフト通路、29……開放孔、30……ダイヤ
フラム用バネ、35,135……ポペツトバル
ブ、35a……ポペツトバルブの貫通孔、35c
……ポペツトバルブのポート側の端面、36……
ポペツトバルブ用バネ、40……シヤフト、40
a……基端、40b……中央部、40c……先端
部、40d……先端頭部、100……正負圧制御
装置。
ージヤの正負圧制御装置の概略断面図、第2図は
本考案の他の実施例を示すポペツトバルブの断面
図、第3図は従来技術を示すバイパス通路の概略
構成図である。 1……スーパーチヤージヤ、3……上流として
の吸気管、5……下流としての吐出管、6,22
……バイパス通路、7a,23……ダイヤフラ
ム、7b,24……ダイヤフラム室、7c,25
……ダイヤフラム裏圧室、10,26……エアー
通路、12……スロツトルバルブ、19……吸気
域、20……ポート、21……ルーム、28……
シヤフト通路、29……開放孔、30……ダイヤ
フラム用バネ、35,135……ポペツトバル
ブ、35a……ポペツトバルブの貫通孔、35c
……ポペツトバルブのポート側の端面、36……
ポペツトバルブ用バネ、40……シヤフト、40
a……基端、40b……中央部、40c……先端
部、40d……先端頭部、100……正負圧制御
装置。
Claims (1)
- スーパーチヤージヤの下流の加圧空気を、前記
スーパーチヤージヤの上流に配置されているスロ
ツトル弁と前記スーパーチヤージヤとの間の吸気
域に戻すための正負圧制御装置であつて、前記ス
ーパーチヤージヤの下流に通じるポートと、前記
ポートに通じるルームと、前記ルームと前記吸気
域とを結ぶバイパス通路と、ダイヤフラムによつ
て仕切られるダイヤフラム室及びダイヤフラム裏
圧室と、前記ダイヤフラム裏圧室と前記ルームと
を繋ぐシヤフト通路と、前記ダイヤフラム裏圧室
と大気とを結ぶ開放孔と、前記ダイヤフラム室と
前記吸気域とを結ぶエアー通路とを有し、前記ダ
イヤフラム室内に配置され、前記エアー通路側か
ら前記ダイヤフラム室に働く負圧に抗して前記ダ
イヤフラムに作用するダイヤフラム用バネと、前
記ルームと前記ポートとを仕切り、貫通孔を有す
るポペツトバルブと、前記ポート側から前記ポペ
ツトバルブに働く正圧に抗して前記ポペツトバル
ブに作用するポペツトバルブ用バネとを備え、前
記ダイヤフラムに係止される基端と、前記シヤフ
ト通路に対して摺動可能な中央部と、前記ポペツ
トバルブの貫通孔に緩く挿入されている先端部
と、前記ポペツトバルブの前記ポート側の端面に
裏面周辺が接触している先端頭部とからなるシヤ
フトを具備しているスーパーチヤージヤの正負圧
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986192803U JPH057459Y2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986192803U JPH057459Y2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6396235U JPS6396235U (ja) | 1988-06-21 |
JPH057459Y2 true JPH057459Y2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=31148227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986192803U Expired - Lifetime JPH057459Y2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057459Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117137B2 (ja) * | 1980-06-16 | 1986-05-06 | Mitsubishi Electric Corp |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117137U (ja) * | 1984-07-06 | 1986-01-31 | トヨタ自動車株式会社 | 過給機付内燃機関 |
JPH0310347Y2 (ja) * | 1985-02-19 | 1991-03-14 |
-
1986
- 1986-12-15 JP JP1986192803U patent/JPH057459Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117137B2 (ja) * | 1980-06-16 | 1986-05-06 | Mitsubishi Electric Corp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6396235U (ja) | 1988-06-21 |
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