JPH0574515U - 保冷用バンド - Google Patents
保冷用バンドInfo
- Publication number
- JPH0574515U JPH0574515U JP1467992U JP1467992U JPH0574515U JP H0574515 U JPH0574515 U JP H0574515U JP 1467992 U JP1467992 U JP 1467992U JP 1467992 U JP1467992 U JP 1467992U JP H0574515 U JPH0574515 U JP H0574515U
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- Japan
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- water
- absorbent sheet
- cold
- neck
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- Pending
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- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、頭、首、胸、腕、肘など身体の一部
に当てがってあせもを予防したり、日射病を予防するた
めの保冷用バンドを提供する。 【構成】ポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体からなる
吸水性シ−ト1に、保冷材封入体2を着脱自在に装着し
たことを特徴とする保冷用バンド。
に当てがってあせもを予防したり、日射病を予防するた
めの保冷用バンドを提供する。 【構成】ポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体からなる
吸水性シ−ト1に、保冷材封入体2を着脱自在に装着し
たことを特徴とする保冷用バンド。
Description
【0001】
本考案は、頭、首、胸、腕、肘など身体の一部に当てがい、その部分の汗を吸 収すると共に保冷するための保冷用バンドに関する。更に詳しくは、あせもの予 防、太陽光線の遮蔽、汗止めなどに用いる保冷用バンドに関する。
【0002】
あせもは、あわ粒ぐらいの大きさの透明な小さな水ぶくれである。特にあせも になり易い部位は皮膚同士が接触し、皮膚表面から汗が発散しにくい肘関節周辺 、首下の頸椎周辺等である。あせもは、夏、特に乳幼児、子供に多くでき、汗を かいて、それが乾かない間にまた急に汗をかいたときに生じるとされている。そ のため従来のあせも予防は、発汗したあと、汗が早く皮膚の表面から発散、除去 されるように吸収性の良い下着を着用するなどしている。
【0003】 また、ポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体の吸水性シ−トからなる、スポ− ツ時など汗が額より流れ落ちるのを防ぐための汗どめ用ヘッドバンドが知られて おり(実開昭62−145678号)、またポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性 体の吸水性シ−トからなり、直射日光、高温等から後頸部を保護し、冷却するた めのネックバンドが知られている(実開昭63−3812号)。
【0004】
本考案は、ポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体を用いた汗どめ用ヘッドバン ドやネックバンドを改良し、あせもの発生しやすい身体部分、或いは屋外におい て頭部又は後頸部に当てがい、発汗した汗を吸収させ、太陽熱を遮熱し、しかも その部分を長時間保冷して汗をかかないようにし、もってあせも発生を予防し、 日射病を予防し、更には疲労防止するための保冷用バンドを提供することを目的 とする。
【0005】
すなわち本考案は、ポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体からなる吸水性シ− トに、保冷材封入体を着脱自在に装着してなることを特徴とする保冷用バンドで ある。
【0006】 本考案について詳しく説明する。本考案で用いる吸水性シ−トは、ポリビニル アセタ−ル系多孔質弾性体で構成されている。このポリビニルアセタ−ル系多孔 質弾性体は、三次元微細気孔構造であり、その分子構造内に多数の水酸基を有し 極めて親水性に富む。このポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体は乾燥時はゴワ ゴワした感触を有するが、水に濡らして湿潤させると、極めて優れた弾性を有し 且つしなやかになり、しかも多量の水分を吸収する能力を発揮するようになる。 したがって、この吸水性シ−トを首、腕、肘、頭部、後頸部などに当ててもしな やかで肌ざわりが良いので不快感がなく、また吸水性シ−トは汗をよく吸収する ので、保冷用バンドの基材として極めて適する。更にこの吸水性シ−トは、吸湿 性がよく、濡れた状態を保持しているので、保冷効果が効率よく発揮できる。
【0007】 図1は本考案の保冷バンドの1例を示した正面図、図2はその平面図である。 各図において、1はポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体からなる吸水シ−ト、 2は保冷材封入体、3は面ファスナ−の雄ファスナ−部で、吸水性シ−ト1上に 固着されている。また4、5は吸水性シ−ト1の両端に設けられた面ファスナ− の雄ファスナ−部及び雌ファスナ−部である。
【0008】 保冷材封入体2は、粉状保冷材を薄い紙で包み、これを布帛や不織布で覆って 四辺をシ−ルしたものである。この保冷材封入体2の最外層を構成する布帛や不 織布としては、一方の面には、面ファスナ−の雌ファスナ−部の作用を有する布 帛や不織布を用い、他方の面には熱溶着性のある不織布を用いるのが好ましい。 面ファスナ−の雌ファスナ−部の作用をなす布帛や不織布には、濡れた状態でも ケバが失われない布帛や不織布を使用する。この不織布としては、ポリエステル 短繊維の乾式不織布が好ましい。また、保冷材封入体2の最外層を構成する布帛 や不織布の表面に、面ファスナ−の雌ファスナ−部を固着させてもよい。かくし て保冷材封入体2を、吸水性シ−ト1上に固着された面ファスナ−の雄ファスナ −部と繋合させ、着脱自在に吸水性シ−トに装着することができる。
【0009】 吸水性シ−ト1の両端に設けられた面ファスナ−の雄ファスナ−部及び雌ファ スナ−部4、5は吸水性シ−トを腕や首などに巻いたとき固定するためのもので あり、この代わりに、吸水性シ−トの両端にひもを取り付けて結ぶようにしても よい。
【0010】 本考案のあせも予防用バンドは、まず湿潤状態にし、しなやかにした吸水性シ −ト1を身体の所望の部分例えば首に巻きつけ、その両端に固着させた面ファス ナ−の雄ファスナ−部及び雌ファスナ−部4、5を利用して固定する。次いで、 吸水性シ−ト1の上に固着した面ファスナ−の雄ファスナ−部に、保冷材封入体 を着脱自在に装着する。この際、例えばゴム輪で束ねるなどして、保冷材封入体 を複数枚重ねて用いると保冷効果が向上する。そして、例えば厚さ10mmの保 冷材封入体一枚用いるよりも、厚さ5mmの保冷材封入体2枚用いた方が、保冷 材封入体の厚みは同じであっても、保冷効果の持続性は格段に優れている。
【0011】 このように、吸水性シ−トに保冷材封入体を装着することにより、吸水性シ− トは常に冷却した状態に置かれ、この冷却効果は肌に達し、発汗が押さえられる 。そのため吸水性シ−トによる汗の吸収とあいまってあせもの予防が出来る。ま た、屋外でのスポ−ツ及び作業の際などに、頭部や後頸部に、保冷材封入体を装 着した吸水性シ−トを当てがって置くと、太陽光線を遮蔽すると共に、汗を吸収 し、また冷却作用をなすので、汗止め、日射病の予防、疲労防止に役立つ。
【0012】 保冷材封入体が体温のため或いは太陽光線等により温度上昇し、冷却作用をし なくなったら、保冷材封入体を吸水性シ−トからはずし、代わりに冷蔵庫、アイ スボックスなどで冷却しておいた他の保冷材封入体を面ファスナ−を利用して装 着する。なお、その際に吸水性シ−トを改めて水で濡らし絞っておくと保冷効果 が一層よくなる。このように本考案の保冷用バンドにおいては、保冷材封入体を 複数個冷蔵保管しておくことにより、絶えず保冷効果をもたせることができる。 保冷材としては、吸水性高分子化合物であれば何れでもよいが、例えばポリアク リル酸ナトリウム塩などが用いられる。また、保冷材中に水保持剤(保水剤)例 えばパ−ライト、ベントナイト等を混入させておくと、保水状態を維持できるた め保冷効果をより長く保つことができる。なお、使用し、常温になった保冷材封 入体は、再冷却すれば何回でも使用が可能である。吸水シ−トは更に長く数年は 使用できる。
【0013】
図1、2を用いて本考案の実施例を説明する。長さ40cm、幅4cmのポリ ビニルアセタ−ル系多孔質弾性体からなる吸水シ−ト1の中央部に長さ4cm、 幅2cmの面ファスナ−の雄ファスナ−3を固着し、また該吸水シ−ト1の両端 にそれぞれ長さ5cm、幅3cmの面ファスナ−の雄ファスナ−4及び雌ファス ナ−5を固着した。 保冷材封入体2は、長さ4.5cm、幅2cmの原紙2枚で吸水性ポリマ−粉 体を包み、この一面を長さ8cm、幅3cmの大きさのポリエステル短繊維乾式 不織布で、また他面を同じ大きさの熱溶着性不織布で覆い、四辺をシ−ルして作 った。この保冷材封入体に水を吸収させたところ、その厚さは約10mmになっ た。この吸水状態で冷蔵庫に入れ冷却させた。
【0014】 上記吸水シ−ト1を吸湿させしなやかな状態となし、その中央部の雄ファスナ −3に上記冷却した保冷材封入体2を固定した。この吸収シ−ト1を、保冷材封 入体2が後頸部にくるようにして首に巻きつけて、屋外で運動した。後頸部が冷 され、快適に運動することができた。保冷効果は、3時間維持できた。 上記の例は屋外での運動に使用する場合であるが、肘等に巻いてあせもを防止 する場合は、保冷材封入体は例えば長さ6cm、幅3cmと小さくてもよい。
【0015】
【考案の効果】 本考案は、ポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体からなる吸水性シ−トに、保 冷材封入体を着脱自在に装着したので、これを身体に当てがっておくと、吸水性 シ−トが汗をよく吸収し、また保冷材によって肌が冷され発汗が押さえられる。 したがって、本考案の保冷用バンドを、あせもの出来易い身体部分にあてがって おくとあせも防止になり、また屋外でのスポ−ツ及び作業時などに頭部や後頸部 などにあてがっておくと、汗止め、太陽光線の遮蔽にもなり、日射病防止、疲労 防止になる。このように本考案の保冷用バンドは極めて有用である。
【図1】本考案の1例を示す正面図。
【図2】本考案の1例を示す平面図。
1 吸水性シ−ト 2 保冷材封入体 3 面ファスナ−の雄ファスナ−部 4 面ファスナ−の雄ファスナ−部 5 面ファスナ−の雌ファスナ−部
Claims (1)
- 【請求項1】ポリビニルアセタ−ル系多孔質弾性体から
なる吸水性シ−トに、保冷材封入体を着脱自在に装着し
てなることを特徴とする保冷用バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1467992U JPH0574515U (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 保冷用バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1467992U JPH0574515U (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 保冷用バンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574515U true JPH0574515U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=11867905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1467992U Pending JPH0574515U (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 保冷用バンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574515U (ja) |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP1467992U patent/JPH0574515U/ja active Pending
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