JPH0574466U

JPH0574466U - 食器乾燥器

Info

Publication number: JPH0574466U
Application number: JP1260492U
Authority: JP
Inventors: 聡篠田
Original assignee: 株式会社日立ホームテック
Priority date: 1992-03-13
Filing date: 1992-03-13
Publication date: 1993-10-12

Abstract

(57)【要約】【目的】簡単な構成で安価に、段差のあるような場所
でも製品を安定させて置く。【構成】本体３の底部８に４個所の脚部５を設ける。
脚部５のうち少なくとも一個所は、回転させたとき脚部
５の中心とは異なる軸を中心として水平方向の位置を変
化させるよう回転自在に取り付けてある。段差のある場
所に製品を置くとき、段差を避けて製品を安定しておく
ことが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、食器類を収納乾燥する食器乾燥器、特に置場所によらず安定して使用できるようにしたものに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の食器乾燥器は、図３又は図４に示すような構成であった。即ち図３では乾燥手段としての温風発生装置を擁する本体、この本体内に設けられ、前記温風発生装置からの温風が供給される容器、前記本体の開口を覆う蓋を備え、前記本体の底面所定個所に脚部を固定して設けてあった。また図４に示すものは、脚部５のうち少なくとも一個所は、捩じ込み式で高さを調節出来るようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記構成によれば、前者では、高さの調節は全く不可能であり、段差のあるような場所には食器乾燥器は設置出来ないし、設置しても不安定になるという課題があった。また、後者では、高さ調節の出来るねじ部で食器乾燥器ならびに容器に収容した食器類の重量を支えるため強固にする必要があり、コスト的に不利になると共に、ねじが露出して外観を損なうという課題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、本体底部の脚部のうち少なくとも一個所を、脚部の中心とは異なる軸を中心として水平方向の位置を変化させるよう回転自在に取り付けた構成とした。

【０００５】

【作用】

上記構成により、簡単な構成でコスト的に不利にならず、脚部の水平方向の位置を調節出来、段差のあるような場所でも段差を避けて安定して設置出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図１〜図２を用いて説明する。

【０００７】１は容器で、内底面に食器類を立てるための格子状を形成している。２は蓋で、前蓋１５、後蓋１６、ヒンジ部１７とからなり、前蓋１５はヒンジ部１７で回転自在に後蓋１６に連結されており、後蓋１６とヒンジ部１７は容器１に着脱自在に取り付けられ、容器１の上面開口を覆っている。３は本体、４は本体３の底部８に設けられた加熱乾燥手段としての温風発生装置で、ヒータ１１、電動機１２、電動機１２によって駆動されるファン１３とよりなる。５は底部８の下側の４個所に設けられた脚部で、その内の前側２個所の脚部５は、本体側取付部５ａと外脚部５ｂとでなり、この両者の中心軸は異なって構成されている。この脚部５を本体３に取付けた状態で回転させることにより、外脚部５ｂは水平方向の位置を変化させるようになっている。９は水受け板で、本体３の上面開口を覆うように取り付けられている。１０は水受け板９の略中央に設けられた吹き出し口で、温風発生装置４からの温風を容器１に導く。１４は温風発生装置４を制御する操作部である。１８は食器類を収納し乾燥する乾燥室である。

【０００８】上記構成からなる本実施例の作用を説明する。

【０００９】操作部１４を操作すると、ヒータ１１と電動機１２に通電されファン１３が回転して生じた温風が、水受け板９の吹き出し口１０から食器類を収納した容器１側の乾燥室１８へ供給され、食器類は乾燥する。

【００１０】このとき、本体３を置く場所が、段差があったりすると本体３が不安定になるが、段差を避けるべく脚部５を回転させることにより水平位置を調整することが出来、置場所によらず安定して使用することが出来る。

【００１１】なお、脚部５は４個所すべて前記の如き構成としてもよい。

【００１２】

【考案の効果】

以上本考案によれば、本体底部の脚部のうち少なくとも一個所は、回転させたとき脚部の中心とは異なる軸を中心として水平方向の位置を変化させるよう回転自在に取り付けてあるので、非常に簡単な構成で安価に、段差のあるような場所でも食器乾燥器を異質な外観を呈することもなく安定しておくことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す食器乾燥器の断面図で
ある。

【図２】同じく脚部の斜視図である。

【図３】従来例を示す食器乾燥器の断面図である。

【図４】別の従来例の脚部の斜視図である。

【符号の説明】

１容器３本体４温風発生装置５脚部５ａ本体側取付部５ｂ外脚部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】食器類を収納する容器（１）と、この容
器（１）の開口部を覆う蓋（２）と、容器（１）に収納
した食器類を加熱乾燥する加熱装置（４）を有する本体
（３）とからなる食器乾燥器において、本体（３）の底
部（８）に取付けた脚部（５）のうち少なくとも一個所
の脚部（５）は、本体側取付部（５ａ）と外脚部（５
ｂ）の中心軸を異ならせた構成となし、この脚部（５）
を本体（３）に取付けた状態で回転させることにより、
外脚部（５ｂ）の水平方向の位置を変化させるようにし
たことを特徴とする食器乾燥器。