JPH0574372A - 防爆形ブラウン管 - Google Patents

防爆形ブラウン管

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JPH0574372A
JPH0574372A JP23363191A JP23363191A JPH0574372A JP H0574372 A JPH0574372 A JP H0574372A JP 23363191 A JP23363191 A JP 23363191A JP 23363191 A JP23363191 A JP 23363191A JP H0574372 A JPH0574372 A JP H0574372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
panel
metal band
explosion
ray tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP23363191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Iwata
雅樹 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23363191A priority Critical patent/JPH0574372A/ja
Publication of JPH0574372A publication Critical patent/JPH0574372A/ja
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ブラウン管のパネル2の外表面に帯電防止膜
4が設けられ、そのパネルの外側面にテープ12を介して
金属製バンド6が装着されてなる防爆形ブラウン管にお
いて、テープに導電性を付与した。 【効果】 テープによりパネルの外表面に帯電防止膜と
金属製バンドとを従来の防爆処理方法により電気的に接
続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パネルの外表面に帯
電防止膜が設けられ、かつその外表面に隣接する外側面
に防爆用の金属製バンドが装着されてなる防爆形ブラウ
ン管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にブラウン管は、ガラスからなる外
囲器内が高真空に排気されるため、その外囲器に加わる
大気圧に耐えられず、爆縮することがある。この爆縮を
防止するために防爆手段の施された防爆形ブラウン管が
あり、既に各種防爆手段が開発されている。一方、ブラ
ウン管には、電子銃から放出される電子ビームを加速集
束ために、25〜35kV程度の高電圧が印加されるもの
がある。この高電圧が印加されるブラウン管では、その
高電圧のために、蛍光体スクリーンの基板をなすパネル
の外表面が帯電し、その帯電のために、塵埃が付着して
パネルを通して見る画質を劣化させたり、あるいはスパ
ーク放電をおこすことがある。そのため、従来よりパネ
ルの外表面に帯電防止膜を設け、この帯電防止膜を防爆
手段を介して接地し、パネルの外表面の帯電を防止した
ブラウン管がある。
【0003】図3にその帯電防止膜の設けられた防爆形
ブラウン管の一例を示す。この防爆形ブラウン管は、周
辺部にスカート部1が設けられたガラス製パネル2およ
びこのパネル2に一体に接合されたガラス製ファンネル
3からなる外囲器を有し、そのパネル2の外表面に透明
導電膜からなる帯電防止膜4が設けられている。またパ
ネル2のスカート部1の外側面に絶縁性のテープ5が巻
付けられ、このテープ5上に防爆用の金属製バンド6が
取付けられている。この金属製バンド6は、あらかじめ
外囲器のパネル2の外側面の周長より短い内周長の金属
製環状体を成形しておき、この環状体を加熱膨張させて
パネル2のスカート部1の外側面に巻付けられたテープ
5上に装着したのち、この環状体の冷却に基づく収縮に
よりパネル2のスカート部1の外側面を緊締するように
したものである(焼嵌方式防爆形ブラウン管)。そして
パネル2の外表面の帯電防止膜4をこの金属製バンド6
を介して接地するために、パネル2の周辺部の複数箇所
に帯電防止膜4と金属製バンド6とを電気的に接続する
金属箔からなる導電テープ7が貼付けられている。
【0004】なお、図3において、8はパネル2内面に
設けられた蛍光体スクリーン、9は金属製バンド6に溶
接された取付け金具である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来よ
り蛍光体スクリーンの基板をなすパネルの外表面に帯電
防止膜を設け、この帯電防止膜とパネルのスカート部の
外側面を巻付けられた絶縁性テープを介して緊締する金
属製バンドとを金属箔からなる導電テープの貼着により
電気的に接続したブラウン管がある。
【0006】しかしこのブラウン管は、製造に際し、パ
ネルのスカート部の外側面にテープを巻付け、この巻付
けられたテープ上に加熱膨張させた金属製環状体を配置
して防爆処理することは、比較的容易で十分に高い精度
で自動化されているが、導電テープの貼着については、
導電テープ自体が小さく、かつ貼付ける位置が平坦でな
く、しかも貼付ける位置によってその形状が異なるた
め、自動化が困難であり、人手により貼付けている。そ
のため、生産性が低く問題となっている。また導電テー
プは、比較的材料コストが高く、帯電防止膜と金属製バ
ンドとの製造コストの低い自動化可能な接続方法が望ま
れている。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、パネルの外表面に帯電防止膜とパネルの外
側面を緊締する金属製バンドとを電気的に容易に接続で
きる自動化可能なブラウン管を構成することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】ブラウン管のパネルの外
表面に帯電防止膜が設けられ、そのパネルの外表面に隣
接する外側面にテープを介して金属製バンドが装着され
てなる防爆形ブラウン管において、そのテープに導電性
を付与した。
【0009】
【作用】上記のように、パネルの外表面に隣接する外側
面と金属製バンドとの間に介挿されるテープに導電性を
付与すると、従来の防爆処理方法により、パネルの外側
面にテープを巻付けて貼着し、このテープ上に金属製バ
ンドを装着するだけで、テープの導電性によりパネルの
外表面の帯電防止膜を防爆用の金属製バンドに電気的に
接続することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0011】図1にその一実施例であるカラーブラウン
管を示す。このカラーブラウン管は、周辺部にスカート
部1が設けられたガラス製パネル2とこのパネル2に一
体に接合された漏斗状のガラス製ファンネル3とからな
る外囲器を有し、そのパネル2の内面に、青,緑,赤に
発光する3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン8が形
成され、この蛍光体スクリーン8に対向して、その内側
にシャドウマスク10が配置されている。一方、ファンネ
ル3のネック11内に、3電子ビームを放出する電子銃12
が配設されている。また、パネル2の外表面には、透明
導電膜からなる帯電防止膜4が形成されている。さら
に、パネル2のスカート部1の外側面には、この外側面
に巻付けて貼着されたテープ13を介して、防爆用の金属
製バンド6が取付けられている。
【0012】この金属製バンド6は、あらかじめパネル
2のスカート部1の外側の周長よりも短い内周長の環状
体を形成しておき、この環状体を加熱膨張させてパネル
2のスカート部1の外側面に巻付けられたテープ13上に
装着(焼嵌め)したのち、この環状体の冷却に基づく収
縮によりパネル2のスカート部1の外側面をテープ13を
介して緊締するようにしたものである。
【0013】このような金属製バンド6に対して、テー
プ13は、一般的な特性として要求される、(イ)加熱さ
れた環状体を装着しても焼損しない耐熱性を備えるこ
と、(ロ)環状体の強い緊締(加圧)に対して破断およ
び摩耗しない強度を備えること、(ハ)ブラウン管の寿
命(約10年)よりも先に接着力などを劣化しないこ
と、などのテープ特性を保持するうえに、(ニ)導電性
を備えている。そして(b)図に金属製バンド6の幅W
B に対してWT で示すように幅広く形成され(従来の防
爆用テープよりも幅が広い)、パネル2の外表面方向に
大きく延出して、パネル2の外表面に形成された帯電防
止膜4の周辺部を覆っている。
【0014】このようなテープ13は、図2に示すよう
に、長尺の綿布、ガラスクロス、ポリエステル樹脂フィ
ルムなどからなる基材15と、この基材の両面に形成され
た導電性の接着剤層16と、この接着剤層16が形成され長
尺の基材15をロール状に巻取るためにその一方の接着剤
層16の面に配置された剥離容易なラミネート層17とから
なる。このテープ13の導電性は、体積抵抗率で5×10
4 〜108 Ωcm、ラミネート層17を剥がして2層に重ね
合わせ、10kg/cm2 で加圧したとき、36mm×50mm
の面積でのテープ間の抵抗が数 kΩとなる程度の導電性
であり、接着剤層16中に微量の導電性物質、たとえば
銅、アルミニウム、黒鉛などの微粒子を混在させて形成
されたものである。
【0015】ところで、上記のようにブラウン管を構成
すると、パネル2の外表面に形成した透明導電膜からな
る帯電防止膜4を、パネル2のスカート部1の外側面と
この外側面を緊締する金属製バンド6との間に介挿され
たテープ13により電気的に接続して接地することができ
る。しかもこのブラウン管では、テープ13の幅を従来の
テープの幅よりも広くしてパネル2の外表面方向に大き
く延出させ、帯電防止膜4の周辺部との接触面積を大き
くしたので、比較的導電性の低い(体積抵抗率で5×1
4 〜108 Ωcm)安価なテープでも、十分に電気的に
接続できる。したがってこのような導電性テープ13を用
いることにより、コスト高となる従来の金属箔からなる
導電テープが不要となり、かつ自動化された従来の防爆
処理方法により、帯電防止膜4を金属製バンド6に電気
的に接続することができる。
【0016】なお、上記実施例では、カラーブラウン管
について説明したが、この発明は、カラーブラウン管以
外のブラウン管にも適用可能である。
【0017】
【発明の効果】ブラウン管のパネルの外表面に帯電防止
膜が設けられ、そのパネルの外側面にテープを介して金
属製バンドが装着されてなる防爆形ブラウン管におい
て、そのパネルの外側面と金属製バンドとの間に介挿さ
れるテープに導電性を付与すると、このテープによりパ
ネルの外表面に帯電防止膜と金属製バンドとを電気的に
接続することができ、かつコスト高となる従来の金属箔
からなる導電テープを不要とし、従来の自動化された防
爆処理方法により容易に電気的に接続することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の一実施例であるカラー
ブラウン管の構成を示す図、図1(b)はその要部の構
成を示す図である。
【図2】そのテープの構造を示す図である。
【図3】従来のブラウン管の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…スカート部 2…パネル 3…ファンネル 4…帯電防止膜 6…金属製バンド 8…蛍光体スクリーン 13…テープ 15…基材 16…接着剤層 17…ラミネート層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管のパネルの外表面に帯電防止
    膜が設けられ、上記パネルの外表面に隣接する外側面に
    テープを介して金属製バンドが装着されてなる防爆形ブ
    ラウン管において、 上記テープに導電性を付与したことを特徴とする防爆形
    ブラウン管。
JP23363191A 1991-09-13 1991-09-13 防爆形ブラウン管 Pending JPH0574372A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23363191A JPH0574372A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 防爆形ブラウン管

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JP23363191A JPH0574372A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 防爆形ブラウン管

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JPH0574372A true JPH0574372A (ja) 1993-03-26

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ID=16958074

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JP23363191A Pending JPH0574372A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 防爆形ブラウン管

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2317740A (en) * 1996-09-26 1998-04-01 Sony Corp Reinforcement apparatus of a cathode ray tube
GB2338911A (en) * 1998-07-02 2000-01-12 Samsung Display Devices Co Ltd Conductive adhesive tape and CRT employing the same

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2317740A (en) * 1996-09-26 1998-04-01 Sony Corp Reinforcement apparatus of a cathode ray tube
GB2317740B (en) * 1996-09-26 2001-02-21 Sony Corp Reinforcement apparatus for cathode ray tube
GB2338911A (en) * 1998-07-02 2000-01-12 Samsung Display Devices Co Ltd Conductive adhesive tape and CRT employing the same

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