JPH05734U - 粘着ラベル用剥離台紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥離紙上に担持された多数の粘着ラベルを１
枚ずつ確実に送り出すことを可能にさせる。 【構成】 多数の粘着ラベルを担持する連続した剥離台
紙に一定ピッチで孔を穿設する。テープ状に巻かれた製
品を巻戻してラベルを１枚づつ送り出す際に光によって
孔を検知して孔のピッチ長さだけ巻戻すことを断続的に
繰り返すことによりラベルを１枚づつ確実に送り出す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、テープ状に巻かれ、剥離紙に担持された粘着ラベル（以下単にラベ ル）に関し、さらに詳しくは前記テープ状巻取からラベルを１枚づつ確実に送 り出すことが可能な剥離性台紙（以下単に台紙）に関する。

【０００２】

【従来の技術】

粘着ラベルは粘着面を台紙の剥離面に圧着させて一定ピッチを置いて多数のラ ベルが連続した台紙上に担持されており、このラベルと台数の複合物は通常巻き 取られたテープ状となっている。 使用する際にはテープを巻き戻し、ラベルを１枚づつ所定の位置に移し、そこ でラベルを台紙から剥し、目標物に貼着される。この際ラベルを１枚づつ確実に 送るためには、台紙上に担持されたラベルの１ピッチの長だけテープを断続的に 巻き戻す必要があり、テープの軸を断続して駆動する。

【０００３】 テープを一定長さだけ巻き戻す手段として従来は次のようなことが行われてい る。 (1) テープの軸を駆動する際に電気的又は機械的な制御手段によって一定時間だ け駆動させた後に停止させる。 しかしながらこの手段ではテープの繰り出し長さとラベルのピッチとを厳密に 一致させることが不可能であり、微少の差が生ずる。 従って、多数のラベルを送り出してゆくと前記の微少な差が累積され、その結 果遂には１枚づつ送り出すことができなくなる。

【０００４】 (2) またラベルを担持する台紙面と、ラベルの表面とは通常光の反射率が異なる ので、ラベルと台紙の複合物に対し、投光しその反射率を測定することにより、 ラベルが無く台紙が露出する面を識別する。 その識別信号によってテープ軸を駆動させてラベルを１枚づつ送り出す。しか しながら、台紙面に汚れなどがあると反射光による識別ができない場合がある。 本考案は前記問題点を解決し、ラベルを１枚づつ確実に送り出すことができる 台紙を提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は多数のラベルを間隔を置いて担持する連続した台紙に一定のピッチで 孔を穿設する。該孔は各ラベル間の台紙が露出した部分に穿設される。

【０００６】 テープを巻き戻す際にはモーターなどでテープを回転させるとともの光を投稿 し、前記孔を通過した光を受光器を設けて検知して孔を識別する。孔が検知され るとテープの巻き戻しモーターを止め、ラベルが１枚送り出される。 すなわち孔を検知することにより、孔の１ピッチの長さだけテープの巻き戻し を断続的に行うことができ、ラベルが１枚送り出される。

【０００７】 孔の型状及び寸法は特に限定しないが、打抜き加工で穿設する場合には円形の 孔が望ましく、直径は３ｍｍ程度にすれば通過する光を検知することが可能であ る。 本考案は通常使用されているラベル及び台紙にすべて適用できる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案ではラベル台紙に一定ピッチで孔を穿設して孔を検知し、孔の１ピッチ の長さだけテープを巻き戻すことを繰り返すので、ラベルは確実に１枚づつ送り 出される。 また抜き打ちなどにより簡単に加工可能であり、台紙が汚れても影響を受ける ことがない。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のラベルを担持した台紙の平面図

【図２】図１のＡＡ断面図

【図３】台紙の孔を検知する手段を示す概念図

【符号の説明】

１ 粘着ラベルを担持した剥離性台紙 ２ 剥離性台紙 ３ 孔 ４ 粘着ラベル ５ テープ状巻取 ６ 巻戻し用モータ ７ 投光器 ８ 受光器

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 多数の粘着ラベルを間隔を置いて担持す
   る剥離性を有する連続した台紙において、一定間隔ごと
   に孔が穿設されていることを特徴とする粘着ラベル用剥
   離台紙。