JPH0573499B2 - - Google Patents

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JPH0573499B2
JPH0573499B2 JP30183990A JP30183990A JPH0573499B2 JP H0573499 B2 JPH0573499 B2 JP H0573499B2 JP 30183990 A JP30183990 A JP 30183990A JP 30183990 A JP30183990 A JP 30183990A JP H0573499 B2 JPH0573499 B2 JP H0573499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
wooden
repair
volume
repair material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP30183990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04172144A (ja
Inventor
Fumio Murai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は部分的に毀損した鋳物用木型の補修材
に係る。
[従来の技術] 鋳物用木型は繰返し使用される間に部分的に毀
損して表面に亀裂が入つたり、一部が剥脱して凹
みや開口部が生じることがある。また長期の保管
中に木組みに狂いが生じて空隙ができて寸法上不
正確となることも避けられない。
このような木型の瑕疵は直接鋳造品の鋳肌や寸
法にそのまま写し取られて不良品の原因となるこ
とが多いから、造型前にこの瑕疵を修復して正常
な木型に回復する処理が必要である。
従来からこの補修のための充填材として鋳物工
場でよく作用されてきたものには、市販の鉄セメ
ント(鋳物の欠陥部に充填するもの)や板金用パ
テ剤の他、専用の商品として市販されている補修
材(エポキシ系樹脂に硬化剤と促進剤を添加した
もの、たとえば神戸理化学株式会社提供の商品名
「PR剤」など)がある。鋳物工場の木型係ではこ
のような補修材の何れかを使用して木型を点検整
備してきたものである。
[発明が解決しようとする課題] 従来からの使用品のうち、鉄セメントは本来鋳
物の巣などを埋めて表面を整えるための充電材で
あるから金属粉末を主成分として含み、木型の補
修のために充填した後鉋や鋸、鑿などの木工仕上
用刃物を受付けず、これらによる仕上を要しない
場合に限定される汎用性に欠ける。
また板金用パテ剤の場合には乾燥硬化するのに
相当な時間を要し、手早く補修してすぐに製造作
業を始めたいような即応性に欠ける恨みがある。
さらにエポキシ系樹脂の補修材は二液性で処理
が煩わしく、充填や塗布後の仕上げ時に硬度が高
くなり過ぎて研削に大きな労力を必要とする。
補修するために必要な量を正確に調整すること
は不可能だから充填後、食み出した余分の樹脂が
表面に被覆すると、後刻これを削り取るのに煩瑣
な作業と時間を浪費する。
このように従来から使用されてきた補修材には
それぞれ異なつた課題が残されていて、木型工場
と造型工場の接点における一つの障害となつてい
た。
本発明は以上に述べた課題を解説するために手
軽で木型補修に適合した新しい補修材の提供を目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る鋳物用木型の補修材は、石膏粉末
の容積1に対し砥の粉を0.8乃至1の容積比率で
加えて混合し、当該混合粉末の容積1対し0.5乃
至0.7の容積比率で水を徐々に加えてペースト状
に練り上げたことによつて前記の課題を解決し
た。
[作用・実施例] 石膏は硫酸カルシウムからなる天然に産する鉱
物であり、単斜晶系、柱状または卓状の結晶体よ
りなるが、使用に際してあ粉砕、水簸、乾燥した
白色顔料とするか、か焼して焼石膏として陶磁器
の原料とする。その他彫刻材料やギプスとしても
使用される。すなわち親水性であり、水とよく混
和して所望の形状に成形・硬化する作用が発現す
る。
一方、砥の粉は合砥を切り出す際に生じた砥石
の粉末で硬度の高い粉体からなり刀剣などを磨
き、板、柱などの木製構造物の表面に色つけ、目
潰し、ニス塗りの下地などに使用される他、舞台
俳優の化粧の下塗り(皺隠し)にも使用される。
このように両者はそれぞれ化学成分が違うから
水に対する反応もまた違うが、石膏粉末を1とす
るときの砥の粉を0.8乃至1の容積比率に配合す
るのが最も好ましい結果を得る。
すなわち砥の粉が0.8より少ないと補修箇所
(充填後の硬化部)が石膏本来の性質に近づき過
ぎて脆弱となり、鋳物砂で造型中に析角の補修部
が再び破損、脱落する虞がある。また砥の粉がよ
り多くなると、補修箇所の硬度が床くなり過ぎて
手先業で充填後の仕上を行うのに困難を伴つた
り、木工用の刃物をすぐ痛めて鈍化してしまう虞
れがある。
この混合粉末1に対する水の容積は0.5乃至0.7
最も望ましく、水分がこれより少ないと固練りに
過ぎて補修部の狭い空隙の奥まで十分に充填する
ことが困難であり、水分がこれより多いと流動性
が増えて硬化までの時間を要し、硬化後の充填密
度を小さくなり緻密さに劣り強度を低下する。
第1図イ〜ホは本発明の実施例の概念を示す斜
視図であり、図において、 (イ) 石膏粉末1および砥の粉2をほぼ見積つた所
望量に合わせてそれぞれ取り分ける。
(ロ) 石膏粉末との砥の粉を十分に混合し、該混合
粉末3に適量の水4を徐々に加えて十分に練り
上げペースト状とする。
(ハ) 練り上げた補修材5をへらHなどを使つて所
望量掬い取る。
(ニ) 木型M1の天端部に生じた欠損箇所R1や側面
コーナー部の欠損箇所R2に補修材5を押し込
み十分に押圧して空隙部を完全に充填する。
(ホ) 同様に木型M1に嵌め込み部に生じた空隙
(がたつき)R3に対しても同様に空隙深奥部ま
でへらHを使つて補修材5を押し込み完全に充
填する。
以上の手順を終えた後、木型表面にはみ出した
余剰の補修材をへらで掻き取り平滑な外面に仕上
げる。特に限定した適正な配合比の範囲にある限
り、現状の気温や湿度によるものが通常は5分程
度の放置によつて補修材の水和硬化反応は完結し
平滑で緻密な充填部を形成する。
[発明の効果] 本発明は以上に述べたとおり、取扱いが簡単で
ほとんど何の熟練度も必要とせず誰でも容易に木
型毀損部の補修をすることができる。充填後の刃
物による加工仕上も木材とほぼ同様に容易であ
り、仕上げ後の外面は美麗円滑で木材を仕上げた
表面と類似の硬さと強さを保ち造型時の衝撃、振
動などで再び毀損したり離脱したりする虞が少な
い。
その他補修に要する時間が少なく現場で手早く
処理を済ませ得ると言う好能率性が、安価な材料
費と相俟つて実務上大きな利益をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図イ〜ホは本発明の使用手順を示す斜視
図。 1……石膏粉末、2……砥の粉、3……混合粉
末、4……水、5……補修材、M……木型、R…
…木型の毀損部(欠損箇所、空隙)、H……へら。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 石膏粉末の容積1に対し砥の粉を0.8及び至
    1の容積比率で加えて混合し、当該混合粉末の容
    積1に対し0.5乃至0.7の容積比率で水を徐々に加
    えてペースト状に練り上げたことを特徴とする鋳
    物用木型の補修材。
JP30183990A 1990-11-06 1990-11-06 鋳物用木型の補修材 Granted JPH04172144A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30183990A JPH04172144A (ja) 1990-11-06 1990-11-06 鋳物用木型の補修材

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JP30183990A JPH04172144A (ja) 1990-11-06 1990-11-06 鋳物用木型の補修材

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JPH04172144A JPH04172144A (ja) 1992-06-19
JPH0573499B2 true JPH0573499B2 (ja) 1993-10-14

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JPH04172144A (ja) 1992-06-19

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