JPH0572810U - ゴミ貯溜機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タラップ台を使用しないで貯溜機にゴミを投
棄することができるようにする。 【構成】 ゴミ貯溜機１１に於けるドラム１２の支承フ
レーム１３を、接地部材１４に対して適宜の駆動装置１
５により昇降自在に設け、駆動装置によりフレームと共
にドラムを降下させてゴミ投入口を低くする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ゴミ貯溜機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

人の多く集まる施設、例えばテナントビル、ホテル、病院などのゴミは、ゴミ 貯溜機に貯め、貯溜機のゴミは、ゴミ収集車に荷受けするようになっている。

【０００３】 上記のゴミ貯溜機は、設置場合にゴミ収集車及びゴミ投入者の関係を考慮して 据え付けられる。

【０００４】 図４に示すように、ゴミ貯溜機１からシュート２をへてゴミ収集車３にゴミを 荷受けする場合、ゴミ貯溜機１の投入口４の位置が高くなるため、床面５と投入 口４との間にゴミ投入姿勢に無理（ゴミ容器を高く持ち上げないように）が生じ ないようなステップ台６を設けている。

【０００５】 また、ゴミ貯溜機から登り傾斜のコンベヤを介しゴミ収集車にゴミを荷受けし て、ゴミ貯溜機の投入口の位置をシュート方式よりも低くする（図示省略）こと もある。 この場合でもシュート方式よりも若干低いステップ台が必要になる。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

上記のようなゴミ投入方式によると、ゴミの投棄にともないタラップ台を登り 、降りしなければならないと共に、特に重いゴミ容器を持って登るため、重労働 になり、かつ腰痛の原因になる問題があった。

【０００７】 また、タラップ台の設置にともないゴミ貯溜機の投入口の付近に広い空間を必 要とする問題があった。

【０００８】 そこで、この考案の課題は、タラップ台を使用することなくゴミを投棄できる ようにしたゴミ貯溜機を提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案はゴミ貯溜機に於けるドラムの支承フ レームを接地部材に対し適宜の駆動装置により昇降自在に設けた構成を採用した ものである。

【００１０】

【作用】

ゴミ収集車にゴミ貯溜機のゴミを荷受けする場合は、駆動装置の運転によりフ レームを上昇させながら、荷受けに適した位置迄ドラムを上昇する。

【００１１】 また、収集車にゴミを荷受けしたのち、駆動装置の運転によりフレームを降下 させて、タラップ台を使用しないでゴミの投棄に適した位置迄ドラムを降下する 。

【００１２】

【実施例】

以下、この考案に係る実施例を添付図面に基づいて説明する。

【００１３】 図１から図３に示すゴミ貯溜機１１に於けるドラム１２の支承フレーム１３は 、接地部材１４に対し適宜の駆動装置１５により昇降自在に設けてある。

【００１４】 上記の駆動装置１５は、図示の場合、方形枠状の接地部材１４の四角上に下端 をフリーに回転するように軸承して設けた四本の（ドラム１２やフレーム１３な どの重量によって本数を多くすることもある）雄ネジ１６と、このそれぞれの雄 ネジ１６にねじ込むと共に、フレーム１３に固定した雌ネジ１７と、それぞれの 雄ネジ１６の下端に共に回動するよう設けたスプロケット１８と、各スプロケッ ト１８に係合するようかけ渡した無端状のチエン１９と、接地部材１４上に据え 付けたモーター２０と、このモーター２０からチエン１９に伝達する伝達手段２ １（スプロケットなど）とで構成し、モーター２０の可逆運転により各雄ネジ１ ６を回動すると、雌ネジ１７を介しフレーム１３と共に軸承ドラム１２が昇降す るようになっているが、四本のジャッキなどを用いて行うこともある。

【００１５】 図中２２は雄ネジ１７を被う筒状体、２３はドラム１２を被うようフレーム１ ３に取付けたカバーである。

【００１６】 上記のように構成すると、通常ゴミ貯溜機１１は、駆動装置１５の運転により フレーム１３と共にドラム１２を最降下位置迄降下させておく。

【００１７】 上記によってドラム１２のゴミ投入口２４が床面２５に対して低くなるので、 タラップ台を使用することなくゴミを投棄することができる。

【００１８】 また、ゴミ収集車にドラム１２内のゴミを荷受けする場合、駆動装置１１の運 転によりドラム１２と共にフレーム１３を荷受けに最適な位置迄上昇させる。

【００１９】

【効果】

以上のように、この考案に係るゴミ貯溜機によれば、駆動装置の運転によりド ラムの支承フレームが昇降するので、フレームと共にドラムを降下させて投入口 を低くすると、タラップ台を使用しないでゴミを投棄することができ、またフレ ームと共にドラムを上昇すると、収集車に貯溜機のゴミを荷受けすることができ る。

【００２０】 また、ゴミ投棄用のタラップ台が不要になるため、ゴミ貯溜機の投入口付近が 広くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の正面図

【図２】同上の側面図

【図３】図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図

【図４】従来品の正面図

【符号の説明】

１１ ゴミ貯溜機 １２ ドラム １３ フレーム １４ 接地部材 １５ 駆動装置 １６ 雄ネジ １７ 雌ネジ １８ スプロケット １９ チエン ２０ モーター ２１ 伝達手段

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴミ貯溜機に於けるドラムの支承フレー
   ムを接地部材に対し適宜の駆動装置により昇降自在に設
   けたことを特徴とするゴミ貯溜機。