JPH0572723U - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH0572723U
JPH0572723U JP2090792U JP2090792U JPH0572723U JP H0572723 U JPH0572723 U JP H0572723U JP 2090792 U JP2090792 U JP 2090792U JP 2090792 U JP2090792 U JP 2090792U JP H0572723 U JPH0572723 U JP H0572723U
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JP
Japan
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container
middle box
main container
box part
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP2090792U
Other languages
English (en)
Inventor
八郎 吉田
賢一 木原
稔 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Sumitomo Dainippon Pharma Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Pharmaceutical Co Ltd, Sumitomo Dainippon Pharma Co Ltd filed Critical Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 直方体ないし立方体形状の主容器と主容器に
内蔵される複数個の中箱部からなる容器であって、中箱
部の上側面および/または下側面に収容物が貫通する貫
通孔が設けられ、該中箱部の上側面または下側面もしく
は主容器の底面が収容物と接する底として機能すること
を特徴とする容器。 【効果】 本考案の容器は、一体に成形され、折り畳ん
だ状態から一気に立ち上げることができる複数の上げ底
を備えた容器であって、高さを異にする収容物の頭を揃
えて収納することができる。かかる容器を採用すれば、
従来から行われていた間仕切りを容器に装填する操作を
省略することができ、そして、面倒な間仕切りの在庫管
理を必要とせず、場所もとらない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は容器に関する。特に本考案は高さの異なる複数の収容物の頭を揃えて 収納することができる複数の上げ底を備えた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器に関する考案は数多くなされているが、折り畳んだ状態から一気に立ち上 げられる複数の上げ底を備えた容器は知られていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
高さを異にする複数の収容物の頭を揃えて収納することは、日常、しばしば要 請される。その一例としては、診断薬キットの場合が挙げられる。診断薬キット は、種類を異にする複数の試薬が個別に入れられた一組の試薬ビンから構成され ることが多い。例えば、ある酵素の生体内レベルないしはその動向を測定するこ とによって、ある疾患の診断を行う場合、その酵素に対する基質、発色試薬、希 釈液などの試薬が用いられ、これらの使用量は異っており、従って、これらを入 れる試薬ビンの大きさや高さが異なることが多い。深さが一定の容器にこれらの 試薬ビンを収納したときは、背が高い試薬ビンは不安定に収容され、背が低い試 薬ビンは容器中に埋没することとなり、取扱が不便である。特に、試薬ビンの中 身が液体であって、試薬ビンを容器から取り出すことなく液体を採取したいとき 、試薬ビンの頭が揃っていないと極めて取扱が不便である。そこで、収容物の頭 を揃えて収納できる容器が必要とされる。
【0004】 この課題を解決するには、各試薬ビンを一本づつ独立させて収納する間仕切り を設け、そして、各試薬びんの高さに応じた深さの底を設けた容器を用意するこ とである。最も簡単には、各試薬ビンの形状に合わせた形状の窪みを設けた間仕 切りをプラスチックで一体成形したものを容器に装填し、各試薬ビンを収容する ことが行われている。しかし、この方法には、間仕切りの容器への装填が面倒で あるとか、キットの種類が多くなると間仕切りの在庫管理が容易でないとか、場 所をとる、といった課題がある。本考案は、一体に成形され、折り畳んだ状態か ら一気に立ち上げることができる複数の上げ底を備えた容器を提供することによ り、上記課題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、左側面、表側面、右側面、裏側面、底面および蓋からなる直方体な いし立方体形状の主容器と主容器に内蔵される複数個の中箱部からなる容器であ って、中箱部の展開図は主容器の展開図の各側面部または底面部のいずれかと個 々に連設されており、主容器の底面と間隔をもって平行に設けられた中箱部の上 側面には収容物が貫通することができる複数の貫通孔が開けられ、主容器の底面 に接するか又は間隔をもって平行に設けられた中箱部の下側面には中箱部の上側 面の貫通孔と一致する位置に収容物が貫通するように貫通孔が開けられていても よく、中箱部の上側面、下側面又は主容器の底面は収容物が接する底として機能 し、折り畳んだ状態から一気に立ち上げられることを特徴とする高さの異なる収 容物の頭を揃えて収納することができる複数の上げ底を備えた容器に関する。
【0006】 図1は中箱部が3個である場合の本考案の概念を示す断面図である。図1にお いて、Aは主容器であり、B,CおよびDは中箱部であり、Eは収容物(E1は 大試薬ビン、E2は中試薬ビン、E3は小試薬ビン)である。各中箱部と主容器 との連接状態は、後述するが、図1には示されていない。B4は中箱部Bの下側 面であり、距離aを隔てて主容器の底面A8と平行に設置されている。B3は主 容器の底面A8と平行な中箱部Bの上側面であり、収容物E2が貫通することが できる貫通孔が開けられている。即ち、中試薬ビンE2は中箱部Cの上下側面お よび中箱部Bの上側面B3を貫通し、そして中箱部Bの下側面B4を底として収 納されている。小試薬ビンE3は中箱部Cの上下側面を貫通し、そして中箱部B の上側面B3を底として収納されている。大試薬ビンE1の底は主容器の底面A 8である。ここに底の深さ、即ち、上げ底の程度を異にする底が形成され、その 結果収容物の頭が揃うことになる。
【0007】 貫通孔の大きさおよび形状は任意であるが、通常は収容物の横断面に似せて開 けられる。中箱部Bの下側面B4と主容器の底面A8との距離aおよび中箱部C の下側面と中箱部Bの上側面との距離bは、収容物の大きさや高さの違いによっ て決定されるが、ゼロであってもよい。
【0008】 中箱部の数は特に限定されないが、10個以下、好ましくは6個以下、特に好ま しくは1〜3個の範囲から選択される。中箱部が3個の場合は図1や図2に示さ れている。中箱部が4個の場合は、例えば、図2における中箱部Bを左から折れ 目14に達する切り込みを入れ、中箱部Bを分割することにより形成される。中 箱部が5個以上の場合も、前記と同様にして、中箱部B、C、Dを更に分割する ことにより形成される。
【0009】
【作用】
本考案は、一体に成形され、折り畳んだ状態から一気に立ち上げることができ る複数の上げ底を備えた容器であって、高さの異なる収容物の頭を揃えて収納す ることができる容器に関する。
【0010】
【実施例】
図2は本考案にかかわる容器の展開図の一例である。図3は図2の中箱部Bお よびCならびに主容器Aの表側面図A2の部分、即ち、*印を付した部分の拡大 図であり、図4は図2の容器の立ち上がり後の底面図である。
【0011】 図3において、A2は主容器の表側面であり、A81は主容器の底面である。 中箱部Bは折り目1を介して、また、中箱部Cは折り目15を介して主容器と連設 する。B1は中箱部Bの一方の側面であり、B2は他方の側面であり、両者は平 行に対向するように組み立てられる。B3は中箱部Bの上側面であり、B4は下 側面であり、両者は平行に対向するように組み立てられる。B51およびB52 は上側面B3に開けられた貫通孔であり、B53は下側面B4に開けられた貫通 孔である。B6は糊代部であり、側面B1の斜線部分と重ね合わされて貼着され る。
【0012】 中箱部Bは、折り目2、3、4、5を山折りし、B6をB1の斜線部分と重ね 合わせて貼着することにより組み立てられる。組み立てられた中箱部Bにおいて 上側面B3と下側面B4とは平行に対向し、貫通孔B51とB53は収納物が貫 通し、かつこれを支持するような位置にある。下側面B4には貫通孔B52に対 応する貫通孔が設けられていない。貫通孔B52を貫通した収容物は下側面B4 を底として収納される。切り込み片B71およびB72は中箱部Bの脚部である 。
【0013】 中箱部Cも同様にして組み立てられる。 貫通孔C11およびC12はB51およびB53と、また貫通孔C13および C14はB52と、それぞれ一致する位置に開けられている。C11、C12、 B51およびB53を貫通する収容物は主容器の底面A81を底として収納され 、C13、C14、B52を貫通した収容物は中箱部Bの下側面B4を底として 収納され、C15、C16を貫通した収納物は中箱部Bの上側面B3を底として 収納される。ここに底の深さ、即ち、上げ底の程度を異にする複数の底が形成さ れる。
【0014】 かくして、中箱部BおよびCは、概略、図1に示される位置関係を保つ。中箱 部BのB81およびB82は、中箱部Cの脚部C21およびC22の滑り留め用 の切り込み片であり、中箱部BのB91およびB92は、中箱部Cの脚部C23 およびC24の滑り留め孔であり、これらの手段により中箱部BとCの位置関係 が安定化される。
【0015】 次に図2でもって全体について説明する。 中箱部BとCの構造、機能および組み立て方は既に説明したとおりであるが、中 箱部Dも同様な構造、機能を有し、同様にして組み立てられ、概略、図1の位置 関係が保たれる。但し、中箱部Dにおける貫通孔は中箱部BやCのそれとは一致 する位置関係にない。
【0016】 図2において、A1は主容器の右側面であり、A2は表側面であり、A3は左 側面であり、A4は裏側面であり、A5は糊代部であり、これらは折り目6、7 、8、9を介して一方向に連設されている。更に、A81、A82、A83およ びA84は全体として主容器の底面を形成し、A91およびA92は底面用の糊 代部であり、A6は天蓋であり、A71は左蓋であり、A72は右蓋であり、A A1は差し込み部であり、AA2は指かけ孔である。
【0017】 図2の容器は、まず、既に説明した手順に従って中箱部B、CおよびDが形成 されるように折り曲げて貼着を行い、次に折れ目6〜17に沿って箱が形成される ように折り曲げ、糊代部A91を底面A84の斜線部分に重ね合わせ、糊代部A 92を底面A83の斜線部分に重ね合わせ、そして糊代部A5をA1の斜線部分 に重ね合わせ、それぞれ貼着することにより組み立てられる。但し、中箱部Cに おける折り目18のみが谷折りである。次に、各中箱部および主容器を立ち上げ、 中箱部Bの切り込み片BB1を中箱部Dの係留孔D1に差し込み、中箱部Cにお ける切り込み片C31およびC32を中箱部Dの係留孔D21およびD22に差 し込み、中箱部B、C、D同志を緩やかに係留する。かくして立ち上げられた容 器の底面の構造は図4に示される。
【0018】 立ち上げられた容器は、蓋を開けたのち、まず、C31およびC32の切り込 み片を係留孔から外し、中箱部C全体を外に取り出し、次に図4のXおよびYの 方向から力を加えれば容易に折り畳め、逆の手順に従えば一気に立ち上げること ができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案の容器は、一体に成形され、折り畳んだ状態から一気に立ち上げること ができる複数の上げ底を備えた容器であって、高さを異にする収容物の頭を揃え て収納することができる。かかる容器を採用すれば、従来から行われていた間仕 切りを容器に装填する操作を省略することができ、そして、面倒な間仕切りの在 庫管理を必要とせず、場所もとらない。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は中箱部が3個である場合の本考案の概念
を示す断面図である。
【図2】図2は実施例に係わる本考案の容器の展開図で
ある。
【図3】図3は図2の中箱部BおよびCならびに主容器
Aの表側面図A2の部分、即ち、*印を付した部分の拡
大図である。
【図4】図4は図2の容器の立ち上げ後の底面図であ
る。
【符号の説明】
A・・・・・・主容器 A1・・・・・・右側面 A2・・・・・・表側面 A3・・・・・・左側面 A4・・・・・・裏側面 A5・・・・・・糊代部 A6・・・・・・天蓋 A71・・・・・左蓋 A72・・・・・右蓋 A81・・・・・底面 A82・・・・・底面 A83・・・・・底面 A84・・・・・底面 A91・・・・・底面用糊代部 A92・・・・・底面用糊代部 AA1・・・・・・差し込み部 AA2・・・・・・指かけ孔 B・・・・・・中箱部B B1・・・・・・側面 B2・・・・・・側面 B3・・・・・・上側面 B4・・・・・・下側面 B51・・・・・貫通孔 B52・・・・・貫通孔 B53・・・・・貫通孔 B6・・・・・・糊代部 B71・・・・・脚部用切り込み片 B72・・・・・脚部用切り込み片 B81・・・・・中箱部Cの脚部滑り留め用切り込み片 B82・・・・・中箱部Cの脚部滑り留め用切り込み片 B91・・・・・中箱部Cの脚部滑り留め孔 B92・・・・・中箱部Cの脚部滑り留め孔 BB1・・・・・中箱部D係留用切り込み片 C・・・・・・中箱部C C11・・・・・貫通孔 C12・・・・・貫通孔 C13・・・・・貫通孔 C14・・・・・貫通孔 C15・・・・・貫通孔 C16・・・・・貫通孔 C21・・・・・脚部用切り込み片 C22・・・・・脚部用切り込み片 C23・・・・・脚部用切り込み片 C24・・・・・脚部用切り込み片 C31・・・・・中箱部D係留用切り込み片 C32・・・・・中箱部D係留用切り込み片 D・・・・・・中箱部D D1・・・・・・中箱部B係留用係留孔 D21・・・・・中箱部C係留用係留孔 D22・・・・・中箱部C係留用係留孔 E・・・・・・収容物 E1・・・・・・大試薬ビン E2・・・・・・中試薬ビン E3・・・・・・小試薬ビン XおよびY・・力を加える方向 1〜19・・・・折り目 aおよびb・・距離

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左側面、表側面、右側面、裏側面、底面
    および蓋からなる直方体ないし立方体形状の主容器と主
    容器に内蔵される複数個の中箱部からなる容器であっ
    て、中箱部の展開図は主容器の展開図の各側面部または
    底面部のいずれかと個々に連設されており、主容器の底
    面と間隔をもって平行に設けられた中箱部の上側面には
    収容物が貫通することができる複数の貫通孔が開けら
    れ、主容器の底面に接するか又は間隔をもって平行に設
    けられた中箱部の下側面には中箱部の上側面の貫通孔と
    一致する位置に収容物が貫通するように貫通孔が開けら
    れていてもよく、中箱部の上側面、下側面又は主容器の
    底面は収容物が接する底として機能し、折り畳んだ状態
    から一気に立ち上げられることを特徴とする高さの異な
    る複数の収容物の頭を揃えて収納することができる複数
    の上げ底を備えた容器。
JP2090792U 1992-03-06 1992-03-06 容 器 Pending JPH0572723U (ja)

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JP2090792U JPH0572723U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 容 器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2090792U JPH0572723U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 容 器

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JPH0572723U true JPH0572723U (ja) 1993-10-05

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JP2090792U Pending JPH0572723U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 容 器

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JP (1) JPH0572723U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174684A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 大塚包装工業株式会社 包装箱及び箱原板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174684A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 大塚包装工業株式会社 包装箱及び箱原板

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