JPH0572703A - 画像形成用溶媒塗布装置 - Google Patents

画像形成用溶媒塗布装置

Info

Publication number
JPH0572703A
JPH0572703A JP23277391A JP23277391A JPH0572703A JP H0572703 A JPH0572703 A JP H0572703A JP 23277391 A JP23277391 A JP 23277391A JP 23277391 A JP23277391 A JP 23277391A JP H0572703 A JPH0572703 A JP H0572703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
roller
photosensitive material
image receiving
receiving material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23277391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2693062B2 (ja
Inventor
Kazumi Tanabe
和美 田辺
Yoshiyuki Monma
良行 門馬
Atsushi Yamazaki
敦 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP23277391A priority Critical patent/JP2693062B2/ja
Publication of JPH0572703A publication Critical patent/JPH0572703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2693062B2 publication Critical patent/JP2693062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造で確実に画像形成用溶媒を加熱し
て昇温させることができ、かつその温度調整が正確かつ
容易に実施できる画像形成用溶媒塗布装置を得る。 【構成】 塗布タンク64と共に水塗布部62を構成す
るダイド板70の中心部には貫通孔72が形成されてお
り、水供給用のパイプが連結されている。ガイド板70
の上部にはセラミックヒータ102が固定されており、
貫通孔72を流れる水を加熱して昇温させることができ
る。したがって、多量の水を一度に加熱する場合に比べ
て、短時間で昇温させることができ、また正確な温度調
節が容易に実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱現像感光材料に記録
された画像を画像形成用溶媒の存在下で受像材料へ転写
することにより受像材料に画像を得る画像記録装置に用
いられる画像形成用溶媒塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を得る画像記録装置として、
熱現像感光材料と受像材料を用い、熱現像感光材料に画
像を露光した後に熱現像部へと送り、熱現像後の感光材
料に受像材料を密着させて転写工程により受像材料に画
像を得るように構成された画像記録装置が知られてい
る。
【0003】このような画像記録装置において処理され
る熱現像感光材料又は受像材料は転写部へ送られる前
に、転写効率を向上するため、予め水等の転写助剤(画
像形成用溶媒)が塗布されるようになっている。
【0004】このため、従来の画像記録装置において
は、給水パイプが連結され画像形成用溶媒としての水が
充填される塗布タンクとこの塗布タンクに充填された水
に一部が浸漬するローラを配置し、このローラに水を染
み込ませた状態で熱現像感光材料又は受像材料に接触さ
せて水を塗布する構成としたり、あるいは、前記塗布タ
ンク内へ熱現像感光材料又は受像材料を搬送しながら直
接浸漬させて水を塗布する構成としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の画像形成用溶媒塗布装置では、熱現像感光材料又
は受像材料に付与される水の浸透量(浸潤量)を多くす
るために水を昇温させるヒータが設けられているが、こ
のヒータは塗布タンクの底部に固定された構成となって
おり、塗布タンクに水が充填された後にこれを全体的に
加熱する構成であったため、昇温のために長時間を要
し、また何より正確な水温調節が難しい等の欠点があっ
た。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、簡易な構造で
確実に画像形成用溶媒を加熱して昇温させることがで
き、かつその温度調整が正確かつ容易に実施できる画像
形成用溶媒塗布装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成用
溶媒塗布装置は、熱現像感光材料に記録された画像を熱
現像転写部で受像材料に転写することにより受像材料に
画像を得る画像記録装置に用いられ、熱現像感光材料ま
たは受像材料へ画像形成用溶媒を塗布する画像形成用溶
媒塗布装置において、皿状に形成されて内部に画像形成
用溶媒が充填され、この充填された画像形成用溶媒内に
前記熱現像感光材料または受像材料を浸漬させて塗布す
る溶媒充填皿部材と、前記溶媒充填皿部材に対向して配
置され溶媒充填皿部材との対向間隙が材料の通路とされ
て前記熱現像感光材料または受像材料を案内すると共
に、前記溶媒充填皿部材へ連通する給水路が内部に形成
されかつ前記給水路を流れる画像形成用溶媒を昇温させ
る昇温手段を有し、前記溶媒充填皿部材へ画像形成用溶
媒を昇温して給水するガイド部材と、を備えたことを特
徴としている。
【0008】
【作用】上記構成の画像形成用溶媒塗布装置では、溶媒
充填皿部材とガイド部材との間へ熱現像感光材料または
受像材料が搬送されて移動し、溶媒充填皿部材に充填さ
れた画像形成用溶媒内に熱現像感光材料または受像材料
が直接浸漬されて塗布される。
【0009】ここで、溶媒充填皿部材に充填される画像
形成用溶媒は、ガイド部材の給水路を介して供給され
る。この場合、給水路を流れる画像形成用溶媒は昇温手
段によって昇温され、この状態で直接供給されて充填さ
れる。このため、多量の画像形成用溶媒を一度に加熱し
て昇温する場合に比べて、短時間で昇温することがで
き、さらに正確な温度調節が容易に実施できる。
【0010】したがって、溶媒充填皿部材とガイド部材
との間を通過した後の熱現像感光材料または受像材料
は、画像形成用溶媒の浸透量(浸潤量)が多くなり確実
に飽和量に達する。
【0011】
【実施例】図1には、本発明に係る画像形成用溶媒塗布
装置が用いられた画像記録装置10の概略構成図が示さ
れている。また図2及び図3には、この画像記録装置1
0の全体外観図が示されている。
【0012】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉13A、13B、側
面扉15A、15Bおよび下扉17が取り付けられてい
る。各扉を開放することにより機台12内を露出状態と
することができる。なお、各扉には図示を省略した所謂
インターロック機構による安全装置が施されており、扉
が開放されると同時に所定部位の電源が切れるようにな
っている。
【0013】画像記録装置10の機台12内には感材マ
ガジン14が配置されており、感光材料16がロール状
に巻取られて収納されている。この感光材料16の幅方
向寸法は、例えば310mmとなっている。また感光材
料16は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バインダ
ー、色素供与性物質、還元剤を有するものであり、その
感光(露光)面が装置の下方へ向いて巻き取られてい
る。
【0014】図4及び図5に詳細に示す如く、感材マガ
ジン14は、感光材料16の幅方向寸法に対応した長さ
に形成された胴部14Aとこの胴部14Aの両端部に固
定された一対の側枠部14Bから構成されており、機台
12に設けられた収容部200内に収容されている。収
容部200には、マガジン保持用のガイド板202が配
置されている。ガイド板202には感材マガジン14を
押圧保持するための一対の板バネ204が取り付けられ
ている。また、ガイド板202の一端部には突起206
が形成されており、収容部200の透孔208に入り込
むようになっている。ガイド板202の突起206と反
対側の端部にはナイラッチ210が取り付けられてお
り、収容部200の側壁に形成された係止孔212に嵌
合可能である。突起206が透孔208に入り込みかつ
ナイラッチ210が係止孔212に嵌合した状態で感材
マガジン14が収容部200にセットされると、板バネ
204が感材マガジン14を押圧し、感材マガジン14
が収容部200で保持される構成である。また、ナイラ
ッチ210を係止孔212から抜き出してガイド板20
2を取り外すことにより、感材マガジン14を図1紙面
右側すなわち巻き取られた感光材料16の長手方向へ若
干量移動させた後に機台12の前面側(図1紙面手前側
すなわち巻き取られた感光材料16の幅方向)へ引き出
すことが可能となっており、感光材料16のジャム時等
に引き出される。
【0015】また、この収容部200の感材マガジン1
4の引出部分には内扉214が配置されており、感材マ
ガジン14が収容部200内に収納された状態では、機
台12の前面扉13A、13Bが開放した場合であって
も収容部200内に外光が入り込むことが無く、収納さ
れた感光材料16が不用意に感光しないようになってい
る。
【0016】さらに、感材マガジン14の収容部200
には図示を省略した光センサが配置されており、感材マ
ガジン14と、後述する長さ寸法の異なる受材マガジン
106のうち何れか一方を検出可能であり、これによっ
て誤挿入を防止している。
【0017】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。カッタ20は例え
ば固定刃と移動刃から成るギロチンタイプのカッタとさ
れており、移動刃を回転カム等によって上下に移動させ
て固定刃と噛み合わせ感光材料16を切断する構成であ
る。ここで、図6にはカッタ20(移動刃)を駆動させ
るための駆動系の概略構成図が示されている。すなわ
ち、カッタ20の駆動軸220はタイミングベルト22
2を介してギヤ224に連結されており、さらに、この
ギヤ224と一体回転するギヤ226がギヤ228と噛
み合っている。ギヤ228は、正方向回転伝達特性と逆
方向回転伝達特性の回転特性を有した二つのワンウエイ
クラッチを介してギヤ230に同軸的に連結されてお
り、さらに、タイミングベルト232を介してカッタモ
ータの回転軸234に連結されている。これによって、
カッタモータの回転軸234が正回転した場合にのみ駆
動力が伝達されて駆動軸220が回転されカッタ20が
作動する構成である。さらに、前記二つのワンウエイク
ラッチを介して設けられたギヤ228には、後に詳述す
る受像材料108の切断用のカツタ112が連結されて
おり、これによって、単一のカッタモータで感光材料1
6及び受像材料108の両方を切断できる構成である。
【0018】カツタ20の作動後には、ニツプローラ1
8が逆転し、このニツプローラ18に感光材料16の先
端部が僅かにニツプされる程度まで巻き戻されるように
なっている。
【0019】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、29、31、33、3
5及びガイド板27が配置されてり、所定長さに切断さ
れた感光材料16を露光部22へ搬送できるようになっ
ている。ここで、前記複数の搬送ローラ19、21、2
3、24、26、29、31、33、35及びガイド板
27は、感材マガジン14の周囲を周回する状態で配置
されており、これによって、切断後の感光材料16は、
搬送ローラ19、21、23、24、26、29、3
1、33、35及びガイド板27に案内されながら、自
身が収容された感材マガジン14の周囲を周回する搬送
経路(側面視において、「の」字状の搬送経路)を移動
する構成である。
【0020】感材マガジン14の直上部位には感光材料
16の搬送経路の途中に露光部22が配置されている。
露光部22は搬送ローラ24と搬送ローラ26との間に
位置しており、これらの搬送ローラ間が露光部(露光
点)とされて感光材料16が通過するようになってい
る。また、これらの搬送ローラ間にはガイド板28が配
置されると共に、感光材料16の搬送経路上側には露光
面ガラス30が配置され、これによって感光材料16は
平面状となって(変形を矯正されながら)両搬送ローラ
間(露光部)を通過するようになっている。なお、搬送
ローラ24、搬送ローラ26による感光材料16の搬送
速度(露光部の通過速度)は、例えば100mm/se
cとなっている。
【0021】ガイド板28および露光面ガラス30は後
述する露光部22のシェル開時に分離する機構となって
おり、搬送される感光材料16が詰まり(所謂ジヤム)
を生じた場合に容易にこれを解消できるようになってい
る。
【0022】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。露光装置38には、光源40、移動ミラー
42A、移動ミラー42B、固定ミラー44、反射ミラ
ー46及びレンズユニツト48が配置されており、さら
にこれらの部品の上方の機台12上部にはガラス製の原
稿載置板50が設けられている。
【0023】光源40は円柱形状のハロゲンランプ(例
えば、電源電圧80V、380W)とされており、例え
ば原稿面において約5×105 Lxの照度となってい
る。また、この光源40(ハロゲンランプ)の光量分布
は、軸線方向両端部が中央部に比べて若干少なく設定さ
れている。これは、後述する熱現像転写部104の温度
分布に対応させ画像の濃度分布を均一にするためであ
る。
【0024】レンズユニツト48は複数枚(例えば、6
枚)のレンズ群によって構成されており、さらに、図示
しない色調整フイルター(CCフイルター)が組み込ま
れている。また、レンズユニツト48の後方側(固定ミ
ラー44)には、可動式絞りスリツト板52が配置され
ている。
【0025】これらの光源40、移動ミラー42A、4
2Bおよびレンズユニツト48は原稿載置板50に沿っ
て変倍に伴う移動量移動可能となっており、原稿載置板
50上に載置された原稿54へ光を照射しその反射像光
(画像光)を固定ミラー44を介して露光部22に位置
する感光材料16へ走査露光するようになっている。な
おこの場合、移動ミラー42Bの移動速度は、光源40
および移動ミラー42Aの移動速度の1/2となってい
る。
【0026】反射ミラー46は、前述の移動ミラー42
A、42Bや固定ミラー44を介して露光部22へ照射
される画像光の光路内に侵入または離脱可能に配置され
ている。すなわち、通常は、画像光の光路内に侵入した
状態となって移動ミラー42A、42Bや固定ミラー4
4を介して照射される光を略直角方向へ反射させるよう
になっており、一方、原稿54の画像を露光部22に位
置する感光材料16へ走査露光する際には、その光路か
ら離脱して画像の露光ができるようにしている。反射ミ
ラー46が画像光の光路内に侵入した状態となった場合
に、反射された光は光検出センサ56へ入射される。
【0027】光検出センサ56は、青色、緑色、赤色の
それぞれ2種の波長を検知可能な合計6個の感光ヘツド
を備えており、さらに図示しない制御装置に接続されて
いる。この光検出センサ56は、原稿54の画像の画像
濃度を測定し、この測定値を基に前述の色調整フイルタ
ー(CCフイルター)および絞りスリツト板52の露光
条件が設定されるようになっている。
【0028】このような構成による露光装置38は、全
体として一つのユニツトとして構成されて機台12に対
してヒンジ58によって開放可能に取付けられており
(所謂クラムシエルタイプ、図3参照)、このため、露
光装置38を開放状態とすることにより露光部22等の
内部の点検ならびに紙づまり時の所謂ジヤム処理等が容
易に行えるようになっている。
【0029】感材マガジン14の周囲を周回し感材マガ
ジン14の下方を経て構成される感光材料16の「の」
字状搬送経路の終端には、画像形成用溶媒塗布装置とし
ての水塗布部62が配置されている。露光部22で画像
が露光された感光材料16は、「の」字状搬送経路によ
って感材マガジン14の周囲を周回した後に搬送ローラ
29、31、33、35によって搬送されガイド板27
に案内されて水塗布部62へ送り込まれるようになって
いる。ここで、搬送ローラ35の側方(水塗布部62の
直前)のガイド板36にはゴミ取りシートが貼り付けら
れ、感光材料16に付着した塵を除去している。
【0030】図7に詳細に示す如く、水塗布部62で
は、皿状に形成された溶媒充填皿部材としての塗布タン
ク64が配置されている。また、塗布タンク64の感光
材料16搬送方向上流側の端部には一対の供給ローラ6
6が配置されており、さらに、感光材料16搬送方向下
流側の端部には一対のスクイズローラ68が配置されて
いる。
【0031】供給ローラ66およびスクイズローラ68
は、例えば、共に外径20mmのシリコンゴムローラと
されており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ66が
例えば60±5とされスクイズローラ68が例えば40
±5とされている。また、各ローラは、長手方向両端部
においてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1kg)が加
えられている。
【0032】また、塗布タンク64の上方には、塗布タ
ンク64に対向してガイド部材としてのガイド板70が
取り付けられている。ガイド板70はアルミ等の金属材
料によって形成されており、このガイド板70と塗布タ
ンク64との間が感光材料16の通過部となっている。
したがって、塗布タンク64内に水が充填された場合に
は、供給ローラ66によってガイド板70と塗布タンク
64との間へ送り込まれた感光材料16に水が塗布さ
れ、さらに、スクイズローラ68により挟持搬送される
ことによって余分な水が除去されるようになっている。
【0033】なおこの場合、ガイド板70と塗布タンク
64との間における感光材料16の水塗布長さ(感光材
料16が水の中を通過する長さ)は例えば70mmとな
っており、またその浸水時間は例えば3.5秒となって
いる。さらに、水塗布処理後(すなわち、スクイズロー
ラ68通過後)の感光材料16には、15±1gr/m
2 の水が塗布されるようになっている。
【0034】供給ローラ66の感光材料16搬送方向上
流側の近傍には感材センサ74が配置されており、反転
部60から搬送された感光材料16を検出できる。これ
により、感材センサ74が反転部60から搬送された感
光材料16を検出した時点で供給ローラ66及びスクイ
ズローラ68の駆動速度を変化させる。よって、感光材
料16は低搬送速度でガイド板70と塗布タンク64と
の間へ送り込まれ、さらに、スクイズローラ68によっ
て挟持搬送されるようになっている。
【0035】塗布タンク64の底面、すなわち感光材料
16通過面には、図7に示す如く、複数列のリブ76が
感光材料16の搬送方向に対し傾斜して形成されてお
り、感光材料16がガイド板70と塗布タンク64との
間を通過する際の摩擦抵抗を減少すると共に、感光材料
16の一定位置に傷が付くことを防止できるようになっ
ている。また、塗布タンク64には、スクイズローラ6
8の収容部に連通する排水口90、オーバーフロー槽9
2に連通するオーバーフロー口94及び補助オーバーフ
ロー口95が形成されている。
【0036】一方、前述したガイド板70の中心部には
貫通孔72が形成されて水の供給路とされている。ガイ
ド板70の上部には、昇温手段としてのセラミックヒー
タ102が取りつけられており、貫通孔72を通過する
水を昇温(例えば、40±2℃)させて塗布タンク64
内へ充填することができる。
【0037】以上の構成による塗布タンク64、ガイド
板70及びスクイズローラ68は全体として一つのユニ
ットとして構成されている。
【0038】ここで、図8には供給ローラ66及びスク
イズローラ68を駆動させるための駆動系の概略構成図
が示されている。すなわち、供給ローラ66の回転軸2
40はタイミングベルト242を介してギヤ244に連
結されており、さらに、このギヤ244はワンウエイク
ラッチを介してギヤ246に同軸的に連結されている。
ギヤ246は水塗布モータの回転軸248に噛み合って
いる。これによって、水塗布モータの回転軸248が回
転した場合に駆動力が伝達されて回転軸240が回転さ
れ供給ローラ66が回転する。また、前記ワンウエイク
ラッチを介して設けられたギヤ244には、スクイズロ
ーラ68の回転軸250が噛み合っており、供給ローラ
66と同様に駆動力が伝達されてスクイズローラ68も
回転する構成である。したがって、スクイズローラ68
によって挟持搬送される感光材料16は所定の張力で維
持される。
【0039】さらに、前記ワンウエイクラッチを介して
設けられたギヤ244には、タイミングベルト252を
介して後述する受材排出ローラ172の軸254及び感
材排出ローラ158の軸256が連結されており、駆動
力を伝達されて回転するようになっている。さらに、軸
256に噛み合ったギヤ258は、タイミングベルト2
60を介して同様に後述する感材排出ローラ160の軸
262に連結されており、駆動力を伝達されて回転する
ようになっている。すなわち、水塗布モータはこれら複
数の駆動部(供給ローラ66及びスクイズローラ68、
受材排出ローラ172、感材排出ローラ158及び感材
排出ローラ160)を共に駆動している。
【0040】なお、供給ローラ66およびスクイズロー
ラ68による感光材料16の搬送速度(ガイド板70と
塗布タンク64との間の通過速度)は、例えば約20m
m/secとなっている。すなわち、露光部22におい
ては感光材料16は前述の如く例えば100mm/se
cで搬送されるが、感材センサ74が感光材料16を検
出した時点で搬送ローラ29、31、33、35の搬送
速度も約20mm/secに減速されて水塗布部62へ
送り込まれる。
【0041】前述の如く構成された水塗布部62には複
数のパイプが連結されて水を供給できるようになってい
る。ここで、図9には水塗布部62の給水系統図が示さ
れている。
【0042】水塗布部62のガイド板70の貫通孔72
には供給パイプ78が連結されている。この供給パイプ
78の中間部にはポンプ80およびフイルタ82が配置
されており、さらに供給パイプ78の他端は開放蓋84
に支持されて補充タンク86内に位置している。補充タ
ンク86には、画像形成用溶媒としての水が充填されて
いる。このため、ポンプ80を駆動することによって補
充タンク86内の水をガイド板70を介して塗布タンク
64へ充填(補充)することができるようになってい
る。
【0043】一方、塗布タンク64の排水口90には、
一端が補充タンク86に連結された排出パイプ96の他
端が連結されており、さらに、この排出パイプ96の中
間部には電磁弁98が配置されている。この電磁弁98
は、通常は閉鎖状態となっているが、開放状態となるこ
とによって排出パイプ96を介して塗布タンク64内の
水を補充タンク86へ排出することができるようになっ
ている。また電磁弁98は、機台12に対し若干傾斜し
た状態で固定されており、内部に排水が残留することを
防止している。また、塗布タンク64のオーバーフロー
口94には、一端が排水パイプ96の中間部(電磁弁9
8と補充タンク86との間)に連結された排出パイプ1
00の他端が連結されている。さらに、補助オーバーフ
ロー口95には排水パイプ101が連結されており、さ
らに排水パイプ101の他端はタンクトレイ103内に
導かれている。
【0044】供給パイプ78を支持する開放蓋84はヒ
ンジ88によって機台12に取付けられており、補充タ
ンク86内を開放できるようになっている。また、図1
0に詳細に示す如く、補充タンク86内に位置する供給
パイプ78の先端部には、ブラケット79よって水量セ
ンサ81がその基端部および先端部を保持されて取り付
けられている。水量センサ81は自己発熱型サーミスタ
とされており、水量に応じて発熱することにより補充タ
ンク86内の水量を検出可能である。なお、この水量セ
ンサ81は、フロートタイプ等の他の構成のセンサであ
ってもよいことは言うまでもない。
【0045】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された(スクイズローラ6
8通過後の)感光材料16が送り込まれるようになって
いる。
【0046】一方、感材マガジン14の直下の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の幅方向寸法は感光材料16よりも小さく(例え
ば、297mm)形成されている。また、受像材料10
8の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が塗布
されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて巻き
取られている。
【0047】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部106Aとこの胴部106Aの両端部に
固定された一対の側枠部106Bから構成されており、
機台12の前面側(第1図紙面手前側すなわち巻取られ
た受像材料108の幅方向)へ引出し可能となってい
る。ここで、受材マガジン106の胴部106Aは受像
材料108の幅方向寸法に対応した長さに形成されてお
り、したがって、感材マガジン14の胴部14Aよりも
短く形成されている。このため、感材マガジン14と受
材マガジン106とはその長さ寸法が異なっている。
【0048】この受材マガジン106の収容部分には図
示を省略した光センサが配置されており、長さ寸法が異
なる感材マガジン14と受材マガジン106のうち何れ
か一方を検出可能であり、これによって誤挿入を防止し
ている。
【0049】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニツプローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。ここで、図11にはニ
ツプローラ110部分の概略構成図が示されており、図
12にはニツプローラ110を駆動させるための駆動系
の概略構成図が示されている。すなわち、ニツプローラ
110の上側ローラ110Aは、軸270によって回転
可能に支持されたL形ブラケット272の先端部に支持
されており、ブラケット272と共に上下に移動可能で
ある。ブラケット272には引張バネ274が連結され
ており、常に上側ローラ110Aを下側ローラ110B
へ押し付けて所定のニップ圧を付与している。上側ロー
ラ110Aの上方にはニップ解除カム276が配置され
ており、ブラケット272の上壁に係合可能となってい
る。このニップ解除カム276は回転することによって
ブラケット272の上壁を押圧し、引張バネ274の付
勢力に抗してブラケット272を軸270周りに回転さ
せる役目を有しており、これによって上側ローラ110
Aが下側ローラ110Bから離間する構成である。ニッ
プ解除カム276の回転軸278はワンウエイクラッチ
を介してギヤ280に同軸的に連結されており、さら
に、ギヤ280にはギヤ282及び下側ローラ110B
の回転軸284と共にタイミングベルト286が巻き掛
けられている。ギヤ282はギヤ288に同軸的に連結
されており、さらに、ギヤ288は給紙モータの回転軸
290に噛み合っている。これによって、給紙モータの
回転軸290が正回転した場合には、下側ローラ110
Bへのみ駆動力が伝達されてニツプローラ110(上側
ローラ110A、下側ローラ110B)が作動し、一
方、給紙モータの回転軸290が逆回転した場合には、
ニップ解除カム276へ駆動力が伝達されてニップ解除
カム276が回転しブラケット272が上側ローラ11
0Aと共に下側ローラ110Bから離間移動する構成で
ある。上側ローラ110Aが移動してニツプローラ11
0のニツプが解除されることにより、受像材料108の
先端部が長時間ニツプされて表面(画像形成面)が変形
すること及び物性が変化することを防止している。
【0050】なお、下側ローラ110Bの回転軸にワン
ウエイクラッチを装備してもよい。この場合には、ニッ
プ解除時(ニップ解除カム276の回転時)における下
側ローラ110Bの不要な回転を防止することができ
る。
【0051】ニツプローラ110の側方にはカツタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
ギロチンタイプのカッタとされており、移動刃を回転カ
ム等によって上下に移動させて固定刃と噛み合わせるこ
とにより、受材マガジン106から引き出された受像材
料108を感光材料16よりも短い長さに切断するよう
になっている。ここで、前述した図6に示す如く、二つ
のワンウエイクラッチを介して設けられたギヤ228に
は、ギヤ236が噛み合っており、このギヤ236と一
体回転するギヤ237がタイミングベルト238を介し
てカッタ112の駆動軸239に連結されている。これ
によって、カッタモータの回転軸234が逆回転した場
合にのみ駆動力が伝達されて駆動軸239が回転されカ
ッタ112が作動する構成である。すなわち、単一のカ
ッタモータで感光材料16のみならず受像材料108の
切断用のカツタ112も作動できる構成である。
【0052】所定長さに切断された受像材料108は、
受像材料搬送部180によって案内されて熱現像転写部
104へ搬送されるようになっている。ここで、図13
にはこの切断された後の受像材料108を熱現像転写部
104へ搬送する受像材料搬送部180の断面図が示さ
れており、図14には図13に対応する受像材料搬送部
180の斜視図が示されている。
【0053】受像材料搬送部180には上搬送ガイド板
182と下搬送ガイド板184が配置されている。上搬
送ガイド板182は固定板とされており、さらに、搬送
ローラ186が配置されている。この上搬送ガイド板1
82は受材マガジン106から引き出された受像材料1
08の画像形成面に対応している。上搬送ガイド板18
2には受像材料108の搬送方向に沿って複数のリブ1
88が形成されており、さらにテフロン加工が施され、
受像材料108との摩擦を低減して滑りを良くし傷が付
かないようになっている。なお、テフロン加工に限ら
ず、エンボシング加工により表面に凹凸を形成して、あ
るいはテフロンテープを張り付けることにより受像材料
108との摩擦を低減する構成としてもよい。
【0054】一方、下搬送ガイド板184は軸185に
よって回動可能に支持されており、上搬送ガイド板18
2に接離可能である。すなわち、下搬送ガイド板184
は所謂下開きの機構となっており、下搬送ガイド板18
4が上搬送ガイド板182に接近した状態となることに
より、上搬送ガイド板182と下搬送ガイド板184と
の間が受像材料108の搬送経路とされている。この下
搬送ガイド板184には、搬送ローラ186に対応する
ガイドローラ190が取り付けられている。この下搬送
ガイド板184にも、上搬送ガイド板182と同様に、
受像材料108の搬送方向に沿って複数のリブ192が
形成されている。下搬送ガイド板184の内部には引張
スプリング194が収納されている。この引張スプリン
グ194の一端部は前記軸185に係止されており、さ
らに引張スプリング194の他端部にはワイヤ196が
連結されている。ワイヤ196の中間部は、下搬送ガイ
ド板184の先端部に取り付けられたローラ198に巻
き付けられており、さらにワイヤ196の他端部は機台
12に固定されている。これにより、下搬送ガイド板1
84は上搬送ガイド板182に接近する方向へ常に付勢
されており、引張スプリング194の付勢力に抗して下
方へ操作することによって下搬送ガイド板184が軸1
85周りに移動できる構成である。下搬送ガイド板18
4が下方へ回動し上搬送ガイド板182から離間する
と、受像材料108の搬送経路が露出され、例えば受像
材料108のジャム処理等が容易に実施できる状態とな
る。
【0055】受像材料搬送部180の側方には熱現像転
写部104が配置されている。図15に示す如く、熱現
像転写部104は加熱ドラム116と無端圧接ベルト1
18とによって構成されており、さらに、水塗布部62
側の加熱ドラム116外周には貼り合わせローラ120
が配置されている。
【0056】この貼り合わせローラ120と水塗布部6
2のスクイズローラ68との間には、感光材料16の搬
送経路上側にガイド板122が配置されており、スクイ
ズローラ68から送られる感光材料16の裏面(画像形
成面と反対側)に対応してこれを貼り合わせローラ12
0へ案内している。ガイド板122はエンボシング加工
により表面に凹凸が形成されており、これによって、水
塗布後の感光材料16との摩擦を低減すると共に貼り付
きを防止している。また、このガイド板122は感光材
料16の先端ムラ防止のためテフロンコートしている。
【0057】また、ガイド板122に対向する位置には
ブレードガイド124が配置されている。このブレード
ガイド124は、貼り合わせローラ120と受像材料1
08の搬送ローラ114との間へも至っており、搬送ロ
ーラ114から送られる受像材料108に対応してこれ
を貼り合わせローラ120へ案内している。ブレードガ
イド124の表面にはゴミ取りシートが貼り付けられ、
受像材料108に付着した塵を除去している。
【0058】貼り合わせローラ120は、軸線方向中央
部の外径が例えば29mmのローラで、外周面にはシリ
コンゴム(例えば、肉厚3mm)が被覆されており、さ
らにそのゴム硬度はほぼ80とされている。また、貼り
合わせローラ120は、長手方向両端部においてそれぞ
れ所定の加圧力(例えば、15kg)が加えられて加熱
ドラム116外周に圧接されている。この貼り合わせロ
ーラ120は、後述する駆動系を介してドラムモータに
連結されており、ドラムモータの駆動力が伝達されて回
転されるようになっている。なおここで、貼り合わせロ
ーラ120による感光材料16と受像材料108の搬送
速度に対し、スクイズローラ68や搬送ローラ114に
よる感光材料16または受像材料108の搬送速度が若
干(例えば、2%程度)遅くなるように設定されてお
り、これによって、感光材料16および受像材料108
には、貼り合わせローラ120へ送り込まれる際にバツ
クテンシヨンが作用するようになっている。
【0059】加熱ドラム116は、薄肉のアルミパイプ
によって製作されており、本実施例においては、肉厚3
mm、外径156mm、軸線方向有効幅350mmに形
成されている。加熱ドラム116の表面にはテフロンコ
ーテイングが施されており、また、内周面には耐熱黒色
塗装が施されている。
【0060】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ(本実施例
においては20mm)先行した状態で貼り合わせローラ
120と加熱ドラム116との間に送り込まれて重ね合
わせられるようになっている。この場合、受像材料10
8は感光材料16よりも幅方向寸法および長手方向寸法
がいずれも小さい寸法となっているため、感光材料16
の周辺部は四辺とも受像材料108の周辺部から突出し
た状態で重ね合わせられる構成である。
【0061】またさらに、加熱ドラム116の側壁には
カム130が固着されている。このカム130は、後述
する剥離爪176に係合可能となっており、加熱ドラム
116の回転に伴って剥離爪176を回動させるように
なっている。またカム130は、加熱ドラム116と感
光材料16及び受像材料108の位置合わせの検出用に
も使用されている。
【0062】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置されている。ハロ
ゲンランプ132A、132Bはそれぞれ例えば350
Wと350Wの出力となっており、加熱ドラム116の
表面を昇温(例えば、約78℃)できるようになってい
る。この場合、昇温開始時には二つのハロゲンランプ1
32A、132Bが共に用いられ、その後の通常運転時
には一方のハロゲンランプ132Aのみが用いられるよ
うになっている。
【0063】加熱ドラム116の外周に圧接する無端圧
接ベルト118は、織布材をゴムで被覆した構成となっ
ており、本実施例においては幅方向寸法が340mmに
形成されている。織布材は、芳香族ポリアミド繊維(例
えば、ケブラーあるいはノーメツクス:いずれもdu
Pont社の登録商標)等の耐熱性の繊維によって縫製
されている。また、被覆用のゴムはカーボンを含有した
シリコンゴムとされており、導電性を有している。
【0064】この無端圧接ベルト118は、4本の巻き
掛けローラ134、136、138、140に巻き掛け
られており、巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ1
40との間の無端状外側が加熱ドラム116の外周に圧
接されている。
【0065】この場合、図16及び図17に示す如く、
無端圧接ベルト118は感光材料16及び受像材料10
8を加熱ドラム116とによって挟持すると共に、加熱
ドラム116に対し外側に位置する感光材料16の幅方
向両端部は、内側に位置する受像材料108幅方向両端
部から突出して重ね合わされているため、この突出部分
が加熱ドラム116の外周に密着されるようになってい
る。したがって、内側に位置する受像材料108は外側
に位置する感光材料16によって包み込まれるようにし
て保持されることになり、両材料は強固に密着しずれる
ことが防止されている。
【0066】巻き掛けローラ134、136、138は
それぞれアルミ製とされている。また、巻き掛けローラ
136はその軸線方向両端部が外側へ拡がるテーパ状に
形成されており、その長手方向両端部においてそれぞれ
0.6kg(実用範囲は、0.3〜1.7kg)の加圧
力を加熱ドラム116から離間する方向へ加えている。
これによって、無端圧接ベルト118を所定の張力に保
持すると共に片寄りを防止している。
【0067】一方、巻き掛けローラ140はゴムローラ
とされており、さらに後述する駆動系を介してドラムモ
ータに連結されており、ドラムモータの駆動力が伝達さ
れて巻き掛けローラ140が回転されるようになってい
る。巻き掛けローラ140が回転されると、この巻き掛
けローラ140に巻き掛けられた無端圧接ベルト118
が回転され、これに伴って、この無端圧接ベルト118
の回転力が加熱ドラム116との間の摩擦力によって加
熱ドラム116へ伝達されて加熱ドラム116が従動的
に回転される構成である。
【0068】ここで、図18には巻き掛けローラ140
を駆動させるための駆動系の概略構成図が示されてい
る。すなわち、巻き掛けローラ140の回転軸300
は、ギヤ302と噛み合っており、さらにこのギヤ30
2はタイミングベルト304を介してギヤ306に連結
されている。このギヤ306と一体回転するギヤ308
にはドラムモータの駆動軸310が噛み合っている。こ
れによって、ドラムモータの駆動軸310が回転した場
合に駆動力が伝達されて回転軸300が回転され巻き掛
けローラ140が回転する構成である。さらに、タイミ
ングベルト304は、ギヤ312、314、316、3
18のそれぞれに巻き掛けられている。ギヤ312に
は、ワンウエイクラッチが内装された貼り合わせローラ
120の軸320に噛み合っている。これにより、前述
した如く、貼り合わせローラ120による感光材料16
と受像材料108の搬送速度に対し、スクイズローラ6
8や搬送ローラ114による感光材料16または受像材
料108の搬送速度が若干遅くなるように設定し、感光
材料16および受像材料108にバツクテンシヨンが作
用するようにしている。
【0069】また、ギヤ318には後述する屈曲案内ロ
ーラ142の軸322が噛み合っており、駆動力を伝達
されて回転するようになっている。さらに、ギヤ316
には同様に後述する剥離ローラ174の軸324が噛み
合っており、駆動力を伝達されて回転するようになって
いる。すなわち、ドラムモータはこれら複数の駆動部
(巻き掛けローラ140、貼り合わせローラ120、屈
曲案内ローラ142及び剥離ローラ174)を共に駆動
している。
【0070】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で加熱ドラム116のほぼ1/2周(巻き掛け
ローラ134と巻き掛けローラ140の間)に渡って挟
持搬送されるようになっている。感光材料16はこの挟
持搬送時において加熱されると、可動性の色素を放出
し、同時にこの色素が受像材料108の色素固定層に転
写されて画像が得られる構成である。
【0071】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142は、前述の如
く軸322がドラムモータの駆動力を伝達されて回転す
るようになっている。また屈曲案内ローラ142は加熱
ドラム116の外周に圧接しており、このため、加熱ド
ラム116と無端圧接ベルト118とによって搬送され
た感光材料16または受像材料108をさらに挟持搬送
できる。
【0072】屈曲案内ローラ142の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が軸15
6によって回動可能に軸支されている。剥離爪154は
加熱ドラム116の外周に対応しており、図示を省略し
たソレノイドの作動によって加熱ドラム116に接離可
能となっている。この剥離爪154は、加熱ドラム11
6が回転してカム130が所定位置に達した時点で回動
して加熱ドラム116の外周に当接するようになってい
る。なおこの場合、加熱ドラム116が所定位置まで回
転し感光材料16の先端部が剥離位置に達した時点で、
剥離爪154が回動して加熱ドラム116に当接するよ
うに、前述のソレノイドを作動させるためのセンサが検
知するカム130の固着位置等の各部の寸法が設定され
ている。
【0073】剥離爪154が加熱ドラム116に当接し
た状態では、無端圧接ベルト118と加熱ドラム116
との間で挟持搬送される感光材料16と受像材料108
のうち、所定長さ先行した状態で重ね合わされた感光材
料16の先端部のみに係合し、この先端部を加熱ドラム
116の外周から剥離させることができ、さらに、剥離
された感光材料16は屈曲案内ローラ142に巻き掛け
られながら下方へ移動される構成である。
【0074】屈曲案内ローラ142及び剥離爪154の
下方には感材排出ローラ158、160および複数のガ
イドローラ162が配置されており、屈曲案内ローラ1
42に巻き掛けられながら下方へ移動される感光材料1
6を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱178へ集積で
きる。この感材排出ローラ158、160は、前述の如
く水塗布部62駆動用の水塗布モータの駆動力を伝達さ
れて回転するようになっている。また、ガイドローラ1
62の周辺にはヒータ164(乾燥板)が配置されてお
り、感光材料16を乾燥しながら搬送することができ
る。このヒータ164の温度は90℃程度に設定されて
いる。さらに、感材排出ローラ10の近傍には乾燥ファ
ン165が配置されており、感光材料16の乾燥を促進
している。
【0075】一方、剥離爪154の上方には受材ガイド
166が配置されており、感光材料16と分離し加熱ド
ラム116と共に移動する受像材料108を案内してい
る。この受材ガイド166にもテフロン材、テフロン加
工あるいはエンボス板にテフロン加工等をすることによ
り摩擦低減処置が施されており、受像材料108の滑り
を良くし受像材料108が貼り付くことを防止してい
る。
【0076】受材ガイド166の上方の加熱ドラム11
6近傍には、剥離ローラ174および剥離爪176が配
置されている。この剥離ローラ174も前述の如く軸3
24がドラムモータの駆動力を伝達されて回転するよう
になっており、受材ガイド166に案内されて加熱ドラ
ム116と共に移動する受像材料108を、剥離爪17
6と共に作用して加熱ドラム116の外周から剥して屈
曲案内するようになっている。
【0077】剥離ローラ174および剥離爪176の側
方には受材ガイド170が配置されると共に受材排出ロ
ーラ172が配置されている。受材ガイド170も前述
の受像材料108の各搬送ガイドと同様に貼り付き防止
のためにテフロン加工等の摩擦低減処置が施されてい
る。この場合、樹脂によりこれを実施する際にはフッ素
入り樹脂が好ましい。このように、受像材料108の各
搬送ガイドには全て摩擦低減処置が施されており、受像
材料108の滑りを良くし受像材料108が貼り付くこ
とを防止している。
【0078】剥離ローラ174の近傍にはドラムファン
168が配置されている。このため、加熱ドラム116
に沿って移動する受像材料108は、加熱ドラム116
の熱によって乾燥されるのみならず、このドラムファン
168によっても乾燥を促進される。なお、このドラム
ファン168は雰囲気条件に対応して必要な場合に作動
する。これは加熱ドラム116の温度分布を均一に維持
するためである。
【0079】ドラムファン168によって乾燥を促進さ
れながら剥離爪176によって加熱ドラム116の外周
から剥された受像材料108は、これらの受材ガイド1
70及び受材排出ローラ172によって搬送されてトレ
イ177へ排出される構成である。この場合、受材ガイ
ド170の搬送方向下流側端部は、前述の受像材料搬送
部180の下搬送ガイド板184よりも低い位置に配置
されており、両者の隙間へ受像材料108がカールして
入り込むことを防止し確実にトレイ177に集積できる
ようになっている。また、トレイ184は機台12の前
面側(第1図紙面手前側)に設けられており、受像材料
108を加熱ドラム116による搬送方向と直交する方
向へ案内集積可能となっている。
【0080】以上のような構成による熱現像転写部10
4は、全体として一つのユニツトとして構成されてお
り、機台12に対し水塗布部62配設位置と反対方向
(感材マガジン14や受材マガジン106と反対側)へ
移動可能となっている。このため、機台12の側面扉1
5Aを開放した後に熱現像転写部104を開放移動させ
ることによって、感光材料16や受像材料108が搬送
の途中において詰まり(所謂ジヤム)を生じた場合に
も、容易にこれを補修できるようになっている。
【0081】図3にも示す如く、熱現像転写部104
(加熱ドラム116)の近傍には、排気手段としての排
気ファン330が配置されており、機台12内を換気し
ている。一方、図19に詳細に示す如く、熱現像転写部
104と反対側の側面扉15B(すなわち、感材マガジ
ン14及び受材マガジン106の近傍)には、フィルタ
を内蔵した送風手段としての送風ファン332が取り付
けられており、外気を機台12内へ送給することができ
る。この場合、送風ファン332による送給風量の方が
排気ファン330による排出風量よりも多くなるように
両者の能力が設定されている。したがって、機台12内
は換気されて冷却されると共に常に加圧状態とされ、こ
れによって、外部から機台12内へ塵が侵入することを
防止している。
【0082】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
の画像記録装置10では、感材マガジン14が収容部2
00内にセットされた後には、感光材料16がニツプロ
ーラ18によって引き出されカツタ20によって所定長
さに切断される。切断後の感光材料16は、搬送ローラ
19、21、23によって搬送され反転され、その感光
(露光)面を上方へ向けた状態で露光部22へ搬送され
る。感光材料16が搬送ローラ24にニツプされた時点
でこの搬送ローラ24の駆動が一旦停止され、感光材料
16は露光部22の直前で待機状態となる。
【0083】一方、感光材料16が搬送される間に、原
稿載置板上の原稿54のプレスキヤンが行われる。
【0084】ところで、反射ミラー46は通常は露光部
22へ照射される画像光の光路内に侵入した状態となっ
ており、光源40が作動すると移動ミラー42A、42
Bや固定ミラー44を介して照射される光を略直角方向
へ反射させる。反射された光は光検出センサ56へ入射
されて検知され、これによって、原稿54の画像の画像
濃度(換言すれば、原稿54の画像が印刷原稿的である
か、写真原稿的であるか)が測定され、この測定値を基
に色調整フイルター(CCフイルター)および絞りスリ
ツト板52の露光条件が設定される。
【0085】次いで、光源40、移動ミラー42A、4
2Bおよびレンズユニツト48がホームポジシヨン(画
像走査開始位置)へ戻る。
【0086】ここで、反射ミラー46が画像光の光路内
から離脱すると共に、再び搬送ローラ24および搬送ロ
ーラ26の駆動が開始され、感光材料16は露光部22
を所定速度(例えば、100mm/sec)で通過す
る。この場合、露光部22にはガイド板28および露光
面ガラス30が配置されているため、感光材料16は平
面状となって(変形を矯正されながら)両搬送ローラ間
(露光部)を通過する。
【0087】この感光材料16の搬送(露光部22の通
過)と同時に、光源40、移動ミラー42A、42B及
びレンズユニツト48が原稿載置板50に沿って移動
し、原稿載置板50上に載置された原稿54へ光を照射
しその反射像光(画像光)が固定ミラー44を介して露
光部22に位置する感光材料16へ走査露光される。
【0088】露光が開始された後は、露光後の感光材料
16が順次ガイド板27に案内されて反転され(すなわ
ち、画像露光面が下方へ向けられ)た後に搬送ローラ2
9、31、33、35によって水塗布部62へ送り込ま
れる。
【0089】水塗布部62では、搬送された感光材料1
6が感材センサ74によって検出されると、搬送ローラ
29、31、33、35の搬送速度が減速され、供給ロ
ーラ66およびスクイズローラ68の駆動によって、感
光材料16がガイド板70と塗布タンク64との間へ送
り込まれ、さらに、スクイズローラ68によって挟持搬
送される。ここで、塗布タンク64内にはポンプ80の
駆動によって補充タンク86内の水が充填(補充)され
ており、したがって、供給ローラ66によってガイド板
70と塗布タンク64との間へ送り込まれた感光材料1
6に水が塗布され、さらに、スクイズローラ68によっ
て余分な水が除去されながら水塗布部62を通過する。
【0090】なおこの場合、塗布タンク64の底部に
は、複数列のリブ76が感光材料16の搬送方向に対し
傾斜して形成されているため、感光材料16がガイド板
70と塗布タンク64との間を通過する際の摩擦抵抗が
減少されると共に、感光材料16の一定位置に傷が付く
ことが防止される。
【0091】またさらに、ガイド板70にはセラミック
ヒータ102が取りつけられており、供給パイプ78に
よって貫通孔72へ送給された水を所定温度(例えば、
40±2℃)に昇温させて塗布タンク64内に充填しさ
らに充填された水をガイド板70自体が保温して所定温
度に維持しているため、塗布タンク64を通過する感光
材料16の乳剤面への水の浸透量(浸潤量)が多くなり
確実に飽和量に達する。この場合、多量の水を一度に加
熱して昇温する場合に比べて、短時間で昇温することが
でき、また正確な温度調節が容易に実施できる。
【0092】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0093】一方、受像材料108も受材マガジン10
6からニツプローラ110によって引き出されカツタ1
12によって所定長さに切断された後に、受像材料搬送
部180の上搬送ガイド板182と下搬送ガイド板18
4とによって案内されて熱現像転写部104へ送り込ま
れる。
【0094】この場合、受像材料108の切断後にはニ
ツプローラ110によるニツプが解除され、受像材料1
08の先端部(画像形成面)が長時間ニツプされること
による変形及び物性の変化が防止される。また、受像材
料搬送部180の上搬送ガイド板182と下搬送ガイド
板184には複数のリブ188、192が形成されてお
り、さらにテフロン加工が施されて受像材料108との
摩擦を低減しているため、受像材料108に傷が付くこ
となく速やかに搬送される。
【0095】熱現像転写部104では、加熱ドラム11
6外周と貼り合わせローラ120との間に感光材料16
及び受像材料108が送り込まれる。
【0096】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。また、貼り合わせローラ120と受像材料1
08の搬送ローラ114との間にはブレードガイド12
4が配置されており、受像材料108も確実に貼り合わ
せローラ120へ案内される。さらに、貼り合わせロー
ラ120へ送り込まれる感光材料16と受像材料108
には、バツクテンシヨンが作用しているため、皺が発生
することなく送り込まれる。
【0097】さらにここで、熱現像転写部104へ搬送
される受像材料108は感光材料16の搬送に同期し、
感光材料16が所定長さ(本実施例においては20m
m)先行した状態で貼り合わせローラ120と加熱ドラ
ム116との間に送り込まれて重ね合わされる。さらに
この場合、受像材料108は感光材料16よりも幅方向
寸法および長手方向寸法がいずれも小さい寸法となって
いるため、図17に示す如く、感光材料16の周辺部は
四辺とも受像材料108の周辺部から突出した状態で重
ね合わせられる。
【0098】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ1/2周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。感光材料16はこの挟持搬送時に
おいて加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0099】さらに、無端圧接ベルト118と加熱ドラ
ム116とによって挟持される感光材料16及び受像材
料108のうち、加熱ドラム116に対し外側に位置す
る感光材料16の幅方向両端部は、内側に位置する受像
材料108幅方向両端部から突出して重ね合わされてい
るため、この突出部分が加熱ドラム116の外周に密着
される。したがって、内側に位置する受像材料108は
外側に位置する感光材料16によって包み込まれるよう
にして保持されることになる。したがって、必要摩擦力
が確保され、両材料は強固に密着している。このため、
仮に無端圧接ベルト118と加熱ドラム116との間に
おいて回転速度の僅かな差が生じて両材料間に剪断力が
作用した場合であっても、両材料は強固に密着したまま
でずれることが無く、したがって転写ずれのない良質の
画像が得られる。
【0100】またさらに、無端圧接ベルト118は導電
性を有しているので、加熱ドラム116と無端圧接ベル
ト118あるいは感光材料16や受像材料108との摩
擦による静電気の発生が防止され、受像材料108に得
られる画像にカブリが発生することもない。
【0101】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、図
示を省略したソレノイドによって剥離爪154が移動さ
れ、受像材料108よりも所定長さ先行して搬送される
感光材料16の先端部に剥離爪154が係合して感光材
料16の先端部を加熱ドラム116の外周から剥離させ
る。
【0102】剥離された感光材料16は、屈曲案内ロー
ラ142に巻き掛けられた後に感材排出ローラ158に
よって搬送される。さらに、ガイドローラ162に案内
されながらヒータ164によって乾燥された後に、感材
排出ローラ160によって廃棄感光材料収容箱178内
に集積される。
【0103】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、加熱ドラム116とその外周から離間した状態とな
っている剥離爪154との間を経て移動し、受材ガイド
166に案内されて剥離ローラ174へ送られる。この
場合、受材ガイド166にはテフロン加工が施されてい
るため、受像材料108が貼り付くことはない。
【0104】さらにここで、剥離ローラ174および剥
離爪176によって加熱ドラム116の外周から剥さ
れ、受材ガイド170に案内されながら受材排出ローラ
172によって搬送されて、トレイ177上に集積され
る。この場合にも、受材ガイド170にはテフロン加工
が施されているため、受像材料108が貼り付くことは
ない。
【0105】なお、受材ガイド166及び受材ガイド1
70はフッ素入り樹脂を表面ブラスト処理したものを用
いてもよい。
【0106】以上の画像記録処理に際しては、常に排気
ファン330及び送風ファン332が駆動されて、機体
12内を換気している。したがって、機体12内を常に
一定の温度条件に維持することができる。またここで、
この送風ファン332による空気送給量は排気ファン3
30による空気排出量よりも多く設定されているため、
機体12内は常に加圧(正圧)状態とされる。したがっ
て、機体12の機壁の隙間から空気と共に塵が吸引され
て内部に入り込むことがない。換言すれば、機体12の
機壁の隙間からは外気は吸引されず、常に送風ファン3
32によってのみ、除塵された外気が機体12内へ送給
される。
【0107】したがって、感光材料16や受像材料10
8の画像形成面に塵が付着することがなく、良好な画像
が形成され、また装置の作動不良等の原因となることも
ない。
【0108】なお、本実施例においては、画像記録材料
として感光材料16と受像材料108とを用い、感光材
料16を受像材料108の外側に位置するようにして搬
送させる構成としたが、これに限らず、感光材料16が
内側に位置して搬送される場合であっても適用可能であ
り、さらに、これらの材料に限らず他のシート状の画像
記録材料であっても適用可能である。
【0109】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
用溶媒塗布装置は、簡易な構造で確実に画像形成用溶媒
を加熱して昇温させることができ、かつその温度調整が
正確かつ容易に実施できるという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成用溶媒塗布装置が用いら
れた画像記録装置の概略構成図である。
【図2】画像記録装置の全体外観図である。
【図3】各扉が開放した状態を示す画像記録装置の全体
外観図である。
【図4】感材マガジン及びその収容部を示す斜視図であ
る。
【図5】感材マガジン及びその収容部を示す図4に対応
する断面図である。
【図6】カッタを駆動させるための駆動系の概略構成図
である。
【図7】水塗布部の塗布タンク及び周辺部品を示す分解
斜視図である。
【図8】供給ローラ及びスクイズローラを駆動させるた
めの駆動系の概略構成図である。
【図9】水塗布部の給水系統図である。
【図10】補充タンクに配置された水量センサの取付状
態を示す斜視図である。
【図11】ニツプローラ部分の概略構成図である。
【図12】ニツプローラを駆動させるための駆動系の概
略構成図である。
【図13】切断後の受像材料を搬送する受像材料搬送部
の断面図である。
【図14】図13に対応する受像材料搬送部の斜視図で
ある。
【図15】熱現像転写部の加熱ドラムの斜視図である。
【図16】感光材料と受像材料の重ね合わせ状態を示す
平面図である。
【図17】感光材料と受像材料の密着状態を示す加熱ド
ラム及び無端圧接ベルトの部分断面図である。
【図18】巻き掛けローラを駆動させるための駆動系の
概略構成図である。
【図19】側面扉の開放状態および送風ファンを示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料 38 露光装置 62 水塗布部(画像形成用溶媒塗布装置) 64 塗布タンク(溶媒充填皿部材) 70 ガイド板(ガイド部材) 72 貫通孔(給水路) 102 セラミックヒータ(昇温手段) 104 熱現像転写部 108 受像材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱現像感光材料に記録された画像を熱現
    像転写部で受像材料に転写することにより受像材料に画
    像を得る画像記録装置に用いられ、熱現像感光材料また
    は受像材料へ画像形成用溶媒を塗布する画像形成用溶媒
    塗布装置において、 皿状に形成されて内部に画像形成用溶媒が充填され、こ
    の充填された画像形成用溶媒内に前記熱現像感光材料ま
    たは受像材料を浸漬させて塗布する溶媒充填皿部材と、 前記溶媒充填皿部材に対向して配置され溶媒充填皿部材
    との対向間隙が材料の通路とされて前記熱現像感光材料
    または受像材料を案内すると共に、前記溶媒充填皿部材
    へ連通する給水路が内部に形成されかつ前記給水路を流
    れる画像形成用溶媒を昇温させる昇温手段を有し、前記
    溶媒充填皿部材へ画像形成用溶媒を昇温して給水するガ
    イド部材と、 を備えたことを特徴とする画像形成用溶媒塗布装置。
JP23277391A 1991-09-12 1991-09-12 画像形成用溶媒塗布装置 Expired - Fee Related JP2693062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23277391A JP2693062B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 画像形成用溶媒塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23277391A JP2693062B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 画像形成用溶媒塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0572703A true JPH0572703A (ja) 1993-03-26
JP2693062B2 JP2693062B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=16944516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23277391A Expired - Fee Related JP2693062B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 画像形成用溶媒塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2693062B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2693062B2 (ja) 1997-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2693062B2 (ja) 画像形成用溶媒塗布装置
JPH06148857A (ja) 画像記録装置
JPH06123958A (ja) 画像記録装置
JPH0572701A (ja) 画像形成方法
JPH0572702A (ja) 画像記録装置
JP2538035B2 (ja) 画像記録装置
JP2831207B2 (ja) 画像記録装置
JPH04368944A (ja) 画像記録装置
JPH05107721A (ja) 画像記録装置
JPH01193824A (ja) 写真作製装置
JP2846194B2 (ja) 画像記録装置
JPH05341478A (ja) 画像記録装置
JPH05341479A (ja) 画像記録装置
JP2589804B2 (ja) 画像記録装置
JPH05333515A (ja) 画像記録装置
JPH0915817A (ja) 画像記録装置
JP2753348B2 (ja) 画像記録装置
JPH0915818A (ja) 画像記録装置
JPH0695338A (ja) 画像記録装置
JPH0915824A (ja) 画像記録装置
JPH06242580A (ja) 画像記録装置
JPH01193827A (ja) 写真作製装置
JPH1069051A (ja) 現像処理装置
JPH06138629A (ja) 画像記録装置
JPH03111364A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees