JPH0572494U - カーボン印字用消去具 - Google Patents

カーボン印字用消去具

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JPH0572494U
JPH0572494U JP3798491U JP3798491U JPH0572494U JP H0572494 U JPH0572494 U JP H0572494U JP 3798491 U JP3798491 U JP 3798491U JP 3798491 U JP3798491 U JP 3798491U JP H0572494 U JPH0572494 U JP H0572494U
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JP
Japan
Prior art keywords
erasing
adhesive tape
roller
carbon printing
carbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP3798491U
Other languages
English (en)
Inventor
修 伊田
圭子 青木
Original Assignee
丸十化成株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 丸十化成株式会社 filed Critical 丸十化成株式会社
Priority to JP3798491U priority Critical patent/JPH0572494U/ja
Publication of JPH0572494U publication Critical patent/JPH0572494U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 把持ケース1の一端側に、幅4〜12mmの
粘着テープ6aを粘着面を外側として巻回した消去ロー
ラー2が回転自在に軸支されてなるカーボン印字用消去
具。 【効果】 紙面の消去部分上に消去ローラーを押し付け
て転動させるだけでカーボン印字を痕跡を残さずに消去
でき、消去部分が行単位のように広範囲にわたる場合で
も容易に短時間で消去可能であり、消去跡が非印字部分
と同等の削れや着色のない平滑紙面となり、粘着テープ
を使い切るまで長期的に安定した強い消去性を維持でき
る。構造的に簡素で安価に製作できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、タイプライターにて作成したタイプ書面、ワードプロセッサーや パーソナルコンピューターの如きOA機器のカーボンインクリボンを用いたプリ ンターによる印刷書面等のカーボン印字を消去するのに好適な消去具に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、タイプ書面等の文章の校正や修正においてカーポン印字を消去するには 、所謂砂ゴムと称される粗い硬質粒子入りの消しゴムを使用して擦り消すか、白 色の修正液の塗布もしくは白色の修正テープの貼着によって隠蔽消去するのが普 通である。
【0003】 しかしながら、砂ゴムでは、消去に手間がかかり、特に消去部分が行単位のよ うに広範囲にわたる場合には多大な労力及び時間を要して不便である上、紙面が 削り取られるため、消去跡が荒れてざら付くと共に、紙が薄くなって穴あきや破 れを生じ易い欠点がある。また、修正液や修正テープでは、消去は容易であるが 、消去部分が目立って見栄え悪いため、重要書類等の体裁を重視する書面には採 用できないという難点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上述の状況に鑑み、タイプ書面等のカーボン印字用消去具として 、消去操作が容易で広範囲の消去に適し、しかも消去面が削れや着色を伴わず非 印字部分と同等の紙面となるものを提供することを目的としている。
【0005】 上記目的を達成するために、この考案に係るカーボン印字用消去具は、把持部 材の一端側に、幅4〜12mmの粘着テープを粘着面を外側として巻回した消去 ローラーが回転自在に軸支されてなる構成を採用したものである。
【0006】
【作用】
この考案の消去具では、把持部材を片手で握り、消去ローラーの周面ををタイ プ書面等の消去部分上に押しつけ、この状態で該ローラーを転動させることによ り、該書面のカーボン印字を消去する。すなわち、カーボン印字はカーボン粒子 が紙面に単に付着している状態にあり、通常のインキのような紙繊維中への浸透 がないため、上記転動によって粘着テープの粘着面が紙面に貼着して剥離する過 程で、カーボン粒子が紙面からテープの粘着面に転着し、もって書面のカーボン 印字が消去される。また粘着テープの幅は、一般的な文字の大きさ及び行間隔の 書面において、隣(横書では上下)の行にかからずに行単位の消去を行えるよう に、4〜12mmに設定される。
【0007】 しかして、この消去部分は、紙繊維の剥離・転着を殆ど生じず紙面からカーボ ン粒子のみが除去され、着色がなく修正液塗膜や修正テープのように目立たず、 非印字部分と同等の平滑紙面となるので、消去部分への各種筆記具による書き込 みやタイプライター等による印字を支障なく行える。
【0008】 なお、上記の消去操作は、印字書面の紙質、カーボンリボンの種類、印字機種 、粘着テープの粘着強度、消去時の紙面への押圧力等によって左右されるが、通 常では数回の往復転動を行うだけでよい。従って、行単位で消去する場合でも短 時間で簡単に消去可能であるし、転動幅を小さくして一字分の消去も行える。そ して、消去操作の繰り返しでテープ粘着面の消去能力が低下した時は、一周分の テープを剥離除去して消去ローラー全周に新たな粘着面を露呈させればよく、か くして粘着テープの全部を使い切るまで良好な消去性を維持できる。
【0009】
【実施例】
図1〜図3はこの考案の一実施例のカーボン印字用消去具を示す。図中1は合 成樹脂製長箱形の把持用ケースであり、その前端部に突設された一対の軸受片1 a,1a間に消去ローラー2が回転自在に枢支されている。しかして、該ケース 1の前部には図2に示す如く合成樹脂製の前部キャップ3が消去ローラー2の取 付部分全体を覆うように嵌着されると共に、後端部にも同じく合成樹脂製の後部 キャップ4が嵌着されるようになされている。なお、1bはケース1の左右両側 面に設けた係止凸条であり、前部キャップ3の内面に設けた図示しない凹条部と 係合して該キャップ3の抜け止めを果たすもので、後部キャップ4も同様の係止 凸条と凹条部との係合によってケース1に止着される。
【0010】 消去ローラー2は、合成樹脂製の支持ローラー5に粘着テープ巻回体6が嵌装 されたものであり、図3に示すように、支持ローラー5の両側に一体突設した枢 軸5a,5aを軸支孔1c,1cに嵌入することによってケース1に回転自在に 保持される。しかして、粘着テープ巻回体6は紙管6aに幅5〜12mmの粘着 テープ6bがその粘着面を外側にして巻装されたものであり、もって消去ローラ ー2の周面は粘着面にて構成されている。
【0011】 また把持用ケース1内には図3で示すようにスペアの粘着テープ巻回体6,6 が収容されており、これら巻回体6は後部キャップ4を外して該ケース1の後端 開口1dより取り出すことができる。なお、これら粘着テープ巻回体6は、粘着 面保護とケース1内面への付着防止のために外周に離型紙が被着される。
【0012】 上記構成のカーボン印字用消去具にてタイプ書面等のカーボン印字を消去する には、前部キャップ3を取り外したケース1を片手で把持し、消去ローラー2を 書面の消去すべき部分に押し付けて数回、往復転動させればよい。この転動によ って粘着テープ6bの粘着面が紙面に貼着して剥離する過程で、印字のカーボン 粒子が紙面から剥離してテープ6bの粘着面に移着し、もって書面のカーボン印 字が消去される。そして、消去操作の繰り返しで粘着面の消去能力つまり粘着性 が低下した時は粘着テープ6bの最外一周分を剥離除去すればよく、これにより 消去ローラー2の全周に新たな粘着面が露呈するから、粘着テープ6aの全部を 使い切るまで良好な消去性を維持できる。
【0013】 消去ローラー2の粘着テープ6aを使い切ったならば、軸受片1a,1aの材 料弾性を利用して該ローラー2を取り外し、残った紙管6aを支持ローラー2a から抜き取り、代わりにケース1内から取り出した新たな粘着テープ巻回体6を 支持ローラー2aに巻装した上で、軸受片1a,1a間に圧嵌して再装着すれば よい。
【0014】 なお、この考案のカーボン印字用消去具における把持部材及び消去ローラーの 形態は種々設計変更可能である。例えば、把持部材は、上記実施例では長箱形の 把持ケース1として内部にスペアの粘着テープ巻回体6を収容できるようにして いるが、単なる握り部分を構成するものとしてもよい。また、消去ローラーは、 実施例の如く支持ローラー5に粘着テープ巻回体6を嵌装したものとする以外に 、該支持ローラーに粘着テープを直接に巻回したもの、粘着テープ巻回体6のみ を把持部材側の支持軸に枢支させるもの等に構成できると共に、粘着テープを交 換補充しない使い捨て型の構成でもよい。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、タイプ書面等のカーボン印字用消去具として、紙面の消去 部分上に消去ローラーを押し付けて転動させるだけでカーボン印字を痕跡を残さ ずに消去でき、消去部分が行単位のように広範囲にわたる場合でも容易に短時間 で消去可能であり、しかも消去跡が非印字部分と同等の削れや着色のない平滑紙 面となり、訂正文字の書き込みや印字に支障がなく良好な書面体裁を与え、且つ 粘着テープを使い切るまで長期的に安定した強い消去性を維持するものを提供で きる。また、この消去具は、構造的に簡素で、安価に製作できるという利点があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例に係るカーボン印字用消
去具の斜視図。
【図2】 同消去具の前部キャップ装着状態の縦断面
図。
【図3】 図2のIII −III 線の断面矢視図。
【符号の説明】
1・・・把持用ケース(把持部材) 2・・・消去ローラー 6a・・・粘着テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部材の一端側に、幅4〜12mmの
    粘着テープを粘着面を外側として巻回した消去ローラー
    が回転自在に軸支されてなるカーボン印字用消去具。
JP3798491U 1991-04-23 1991-04-23 カーボン印字用消去具 Pending JPH0572494U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3798491U JPH0572494U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 カーボン印字用消去具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3798491U JPH0572494U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 カーボン印字用消去具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0572494U true JPH0572494U (ja) 1993-10-05

Family

ID=12512836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3798491U Pending JPH0572494U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 カーボン印字用消去具

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JP (1) JPH0572494U (ja)

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