JPH0571959A - 光学式微小変位測定装置 - Google Patents

光学式微小変位測定装置

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JPH0571959A
JPH0571959A JP23044691A JP23044691A JPH0571959A JP H0571959 A JPH0571959 A JP H0571959A JP 23044691 A JP23044691 A JP 23044691A JP 23044691 A JP23044691 A JP 23044691A JP H0571959 A JPH0571959 A JP H0571959A
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JP
Japan
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light beam
reflected
reflected light
objective lens
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JP23044691A
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English (en)
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Masaichi Mobara
政一 茂原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物が大きく傾いた場合でも、微小変位
や表面粗さの測定が可能な光学式微小変位測定装置を提
供する。 【構成】 光源101からの光束を被測定物106に照
射する照明光学系を有し、被測定物106からの反射光
束L1 に基づき被測定物106の微小変位を検出する光
学式微小変位測定装置において、被測定物106側と反
対側の開口角が被測定物106側の開口角より大きい対
物レンズ17を介して導く反射光束L1 を、回転するポ
リゴンミラー1の1つの面で反射するとともに回動し、
このように回動走査される反射光束L1 をポリゴンミラ
ー1の回転軸1a方向に伸びるスリット3を介して光検
出器2に入射させることにより反射光束L1 の光束径を
検出することにより、被測定物106の傾きに影響され
ることなく被測定物106の微小変位を検出するように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の微小変位や
表面粗さを光学的手段により測定する光学式微小変位測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、焦点に対する被測定物のずれ
量を検出して被測定物の微小変位や表面粗さを測定する
装置として、例えば臨界角法を用いたもの(特開昭59
−90007号公報参照)、非点収差法を用いたもの
(特開昭60−186705号公報参照)、あるいはフ
ーコー法を用いたもの(光技術コンタクトvol 26,N
o.11,1988,P773〜784)などが知られて
いる。
【0003】これらのうち、臨界角法は、プリズムの有
する固有の臨界角近傍に入射する光ビーム強度が微小な
角度変化に対して急激な変化を呈する性質を利用したも
のである。
【0004】かかる臨界角法による従来の光学式微小変
位測定装置の構成を図5に示す。同図中、101はレー
ザー光源、102はコリメートレンズ、103は偏光ビ
ームスプリッタ、104は1/4波長板、105は対物
レンズ、106は被測定物、107はビームスプリッ
タ、108a,108bは臨界角プリズム、109a,
109bは2分割受光素子である。
【0005】レーザー光源101からのレーザ光はコリ
メートレンズ102により平行光束に変換され、S偏光
で偏光ビームスプリッタ103を介して1/4波長板1
04へ導かれる。この1/4波長板104に導かれたレ
ーザ光は円偏光の光束に変換された後、対物レンズ10
5を介して被測定物106の表面に集光される。被測定
物106で反射されたレーザ光は1/4波長板104で
P偏光にされた後、偏光ビームスプリッタ103を透過
してビームスプリッタ107に導かれ、分光される。分
光された光はそれぞれ、反射面が臨界角に設定されてい
る臨界角プリズム108a,108bで反射され、それ
ぞれ2分割受光素子109a,109bに入射され、光
量が検出される。
【0006】このように、被測定物106が対物レンズ
105の焦点に位置している場合には、反射光は平行光
となり、臨界角プリズム108a,108bにおける反
射率は全光束で一定となり、2分割受光素子109a,
109bに受光される光量は等しくなる。しかし、被測
定物106が対物レンズ105の焦点より遠くに位置し
ている場合には反射光は収束光となるので臨界角プリズ
ム108a,108bに入る光束の入射角はその光軸に
対して臨界角プリズム108aで図中下側、臨界角プリ
ズム108bで図中右側は臨界角より小さくなり、反射
率が低下して、2分割受光素子109a,109bに受
光される光量に差が生じる。
【0007】同様に被測定物106が対物レンズ105
の焦点より近い地点に位置している場合には反射光は発
散光となり、上述した場合とは逆になる。
【0008】この結果、2分割受光素子109a,10
9bに受光される光量に差が生じる。このような光量の
差から被測定物106の、対物レンズ105の焦点位置
からの変位を検出し、被測定物106の微小変位や表面
粗さを測定することができる。
【0009】一方、非点収差法は、円筒レンズを用いて
検出像に非点収差を与え、測定対象物の位置の移動変位
量を像の変形に変換するものである。この方法による微
小変位測定装置では、被測定物が対物レンズの合焦点位
置にある場合には、受光ビームは円形状となるが、結像
位置が近い場合には縦長な楕円形状になり、また、遠い
場合には横長な楕円形状となるので、これを4分割フォ
トダイオードで光電変換し、縦方向,横方向のそれぞれ
の和を求め、更にそれらの差の出力信号を求め、被測定
物の移動変位量に比例した出力を得るものである。
【0010】また、フーコー法による微小変位測定装置
は、光学的ナイフエッジ効果を持つ分割プリズムを用い
て被測定物からの反射光束を2光束に分割し、2分割フ
ォトダイオードに入射させるものであり、対物レンズと
被測定面との距離が変化すると被測定物からの反射光束
の広がり角が変化するため、2分割フォトダイオードの
受光量に差が生ずるので、これにより被測定物の変位量
を求めるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した光学式微小変
位測定装置において被測定物が傾いた場合には、反射光
束軸は入射光束軸に対して平行移動してしまう。例えば
図5に示す装置で被測定物106がθだけ傾いた場合、
図6に示すように、入射光束軸110に対して、反射光
束軸111はΔxだけ平行移動することになる。そし
て、このとき被測定物106は対物レンズ105の焦点
距離をfとすると、 Δx=f tan2θ の関係が成り立つ。
【0012】ところで、図5に示した装置では反射光を
分光してそれぞれを2分割受光素子109a,109b
で受光するようにしており、上述した光軸のずれΔx
は、2分割受光素子109a,109bにおいて互いに
逆向きに生じるので、Δxによる受光光量の差は、原理
的には、相殺される構成となっている。
【0013】しかしながら、被測定物106の傾き角θ
が大きくなった場合、反射光束が2分割受光素子109
a,109bの受光面から外れてしまい、微小変位や表
面粗さを測定できなくなるという問題がある。
【0014】そして、従来の微小変位測定装置は全て同
様な問題を有している。
【0015】本発明は、このような事情に鑑み、被測定
物が大きく傾いた場合でも、微小変位や表面粗さの測定
が可能な光学式微小変位測定装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、
【0017】光源からの光束を被測定物に照射するとと
もに、被測定物からの反射光束から、被測定物の焦点に
対するずれ量に基づく反射光束の収束、若しくは拡散の
程度を検出することにより、前記ずれ量に基づく被測定
物の微小変位を検出するようになっている光学式微小変
位測定装置であって、被測定物に対向して配設され、し
かも被測定物側の開口角が反対側の開口角よりも大きく
なるよう形成されて被測定物からの反射光束を収光する
ようになっている対物レンズと、対物レンズを介して入
射する前記反射光束を反射するとともに、この反射光束
が回動するよう回転駆動される多面鏡と、前記対物レン
ズの光軸に直交する線上に配設され多面鏡の回転軸の軸
方向と平行に伸びるスリットと、多面鏡の一面で反射さ
れて回動するとともにスリットを介して入射する反射光
束を検出し、この反射光束の光強度の最大値を記憶する
とともに、多面鏡の次の面で反射された反射光束の光強
度が前記最大値に対して所定の割合になる時間を記憶
し、この時間と多面鏡の回転速度とから反射光束の光束
径を求める光束径検出手段とを有することを特徴とす
る。
【0018】
【作用】上記構成の本発明によれば、反射光束の光強度
が、その最大値に対して所定の割合になる時間に基づ
き、光強度分布特性上における前記所定割合の幅を求め
ることができ、この幅により、反射光束の収束、若しく
は拡散の程度を反映した光束径を求めることができる。
【0019】このとき、対物レンズは、被測定物と反対
側の開口角が被測定物側の開口角に較べて大きいので、
被測定物の測定部位の変位に対して反射光束の光束径の
変化率が大きくなる。また、多面鏡の回動軸の軸方向に
関し対物レンズの光軸がずれていても、何ら支障なくス
リットを介して光束径検出手段に入射される。
【0020】さらに、本発明では、反射光束を回動して
いるので、被測定物の傾きに起因して反射光束が対物レ
ンズの中心からずれていても、この影響を受けることは
ない。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。なお、図5と同一部分には同一符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0022】図1は本発明の実施例の構成の概略を示す
説明図である。同図に示すように、多面鏡であるポリゴ
ンミラー1はその一面の中心を通り、しかも回転軸1a
の軸方向(図面の紙面に直角な方向)に沿う中心線と、
対物レンズ17の光軸とが、その回転に伴ない交叉する
ような位置に配設されて回転可能に構成してある。かく
して、ポリゴンミラー1は、被測定物106で反射し、
対物レンズ17で集光するとともに、1/4波長板10
4及び偏光ビームスプリッタ103を通過した反射光束
1 を反射して回動する。このとき、対物レンズ17は
被測定物106と反対側の開口角が被測定物106側の
開口角よりも大きくなるように形成してある。
【0023】光検出器2は、前記ポリゴンミラー1の一
面の図中上方で、この一面の中心を通り、前記光軸と直
交する線上に配設してあり、スリット3を介してポリゴ
ンミラー1で回動する反射光束L1 が入射するようにな
っている。このとき、スリット3は、図2に示すよう
に、回転軸1aの軸方向Aと平行に伸びる間隙となって
おり、光検出器2も同方向に関し、充分な長さを有する
ものとなっている。
【0024】光源4、コリメートレンズ5及び光検出器
6は、測定のタイミングの同期をとるためのものであ
る。これらのうち、光源4及びコリメートレンズ5は、
ポリゴンミラー1の図中上下方向の中心線に対し線対象
となる位置にあるこのポリゴンミラー1の他の面の上方
に配設してある。かくして、コリメートレンズ5の光軸
は、ポリゴンミラー1の前記他の面の中心で対物レンズ
17の光軸と直交するようになっている。また、光検出
器6は、その中心が対物レンズ17の光軸上にくるよう
な位置に配設してある。かくして、光束L1 がポリゴン
ミラー1の前記一面で反射して光検出器2に入射する状
態と等価な状態を、光源4から出射した光束L2 が、ポ
リゴンミラー1の前記他の面で反射して光検出器6に入
射することで実現し得るようになっている。
【0025】図3は本実施例に係る光束径検出手段を示
すブロック線図である。この光束径検出手段は、ポリゴ
ンミラー1で反射されて回動する反射光束L1 を光検出
器2で検出し、この反射光束L1 の光強度の最大値を記
憶するとともに、ポリゴンミラー1の次の面で反射され
た反射光束L1の光強度が前記最大値に対して所定の割
合(本実施例では半分)になる時間を記憶し、この時間
とポリゴンミラー1の回転速度とから反射光束L1 の光
束径を求めるものであり、図1に示す光検出器2及び同
期系を構成する光源4、コリメートレンズ5、光検出器
6を含むものである。
【0026】図3に示すように、光検出器2は、入射し
た反射光束L1 を電気信号に変換し、この反射光束L1
の光強度を表わす光強度信号S1 を、アンプ7を介して
A/D変換器8に供給する。A/D変換器8は、前記光
強度信号S1 をディジタル信号に変換してピークホール
ド回路9及び半値期間検出回路10に供給する。発振器
11は、サンプリングタイミングを規定するクロックパ
ルスS2 をA/D変換器8、ピークホールド回路9及び
半値期間検出回路10に供給する。かくして、クロック
パルスS2 の立上りで光検出器2の出力信号である光強
度信号S1 がA/D変換器8に取り込まれてディジタル
信号に変換されるとともに、このディジタル信号がピー
クホールド回路9及び半値期間検出回路10に供給され
る。ピークホールド回路9は、ポリゴンミラー1による
1回目の走査期間、すなわちポリゴンミラー1のある一
面で反射光束L1 を回動する期間における光強度信号S
1 の最大値を記憶する。半値期間検出回路10は、ポリ
ゴンミラー1による次の走査期間、すなわちポリゴンミ
ラー1の次の一面で反射光束L1 を回動する期間におい
て漸増する光強度信号S1 の最大値の半分の値に達した
時点から最大値を経て漸減し、再度、最大値の半分の値
に達した時点迄の時間を、ピークホールド回路9の記憶
内容を参照して検出するとともに、この検出の結果得ら
れる光強度信号S1 の最大値の半分以上の値である時間
を表わす半値期間信号S3 を変位換算部14に送出す
る。
【0027】同期系を構成する光検出器6は、入射した
光束L2 を電気信号に変換し、この光束L2 の光強度を
表わす光強度信号に基づくトリガ信号S3 を、アンプ1
2を介してA/D変換器8及びカウンタ13に供給す
る。かくして、A/D変換器8は、例えば光束L2 の入
射を検出した時点で発生するトリガ信号S3 の供給によ
り光強度信号S1 のサンプリングを開始するとともに、
カウンタ13はトリガ信号S3 の供給毎に、すなわち反
射光束L1 の走査毎にその出力状態がHigh若しくは
Low状態となる。
【0028】カウンタ13の出力状態によりピークホー
ルド回路9若しくは半値期間検出回路10の何れか一方
が動作する。すなわち、反射光束L1 のある走査期間
が、光強度信号S1 の最大値を検出する走査期間である
か、最大値の半値期間を検出する走査期間であるかを識
別する必要があるが、1回の走査毎にカウンタ13の内
容を更新し、その出力信号をスイッチング信号とするこ
とにより前記走査期間の何れであるかを識別してピーク
ホールド回路9及び半値期間検出回路10の何れか一方
を選択的に動作させている。
【0029】ドライバ15はモータ16を駆動するとと
もに、このモータ16の回転速度を表わす回転速度信号
4 を変位換算部14に送出する。モータ16は、ドラ
イバ15により駆動されてポリゴンミラー1を回転させ
る。
【0030】変位換算部14は、半値期間信号S3 及び
回転速度信号S4 に基づき反射光束L1 の光束径を求
め、この光束径を被測定物106の変位に換算してこの
変位を表わす変位信号S5 を送出する。
【0031】上記実施例によれば、反射光束L1 の光強
度が、その最大値に対して半分の値になる時間に基づ
き、前記反射光束L1 の光強度分布特性上における半値
幅を求めることができる。この半値幅は、反射光束L1
の光束径を反映したものとなっている。
【0032】さらに詳言すると、被測定物106の測定
部位が対物レンズ17の焦点より対物レンズ105側に
ある場合、反射光束L1 は拡散光となる一方、対物レン
ズ17の反対側にある場合、収束光となるが、これら拡
散及び収束の程度は焦点からの変位を反映したものとな
っている。このとき、光検出器2で検出する反射光束L
1 の光強度分布特性はポリゴンミラー1の回転に伴な
い、図4(a)〜同4(c)に示すような特性となる。
したがって、図4(a)〜図4(c)に示すような光強
度分布特性上で光強度が最大値の半分になる期間である
半値幅を検出して反射光束L1 の光束径を演算すること
ができる。
【0033】ちなみに、図4(a)は被測定物106の
測定部位が対物レンズ17の焦点より対物レンズ105
側にある場合、図4(b)は焦点上にある場合、図4
(c)は焦点より対物レンズ17の反対側にある場合を
それぞれ示している。これら図4(a)〜図4(c)に
示すように、それぞれの場合の半値幅W1 ,W2 ,W3
は、光束径、すなわち反射光束L1 の拡散・収束の程度
を反映して異なっている。
【0034】上述の如き光束径の検出は、光検出器6に
基づくトリガ信号S3 の立上りにより開始され、モータ
16により回転駆動されるポリゴンミラー1の1つの面
による反射光束L1 の1回目の回動・走査の際、カウン
タ13の出力状態で規定される、例えばピークホールド
期間では、反射光束L1 の最大値を検出するとともに、
ポリゴンミラー1の次の面による反射光束L1 の2回目
の回動・走査の際には、カウンタ13の出力状態が変化
するので、例えば半値幅検出期間となり、半値期間検出
回路10によりクロックパルスS2 に基づき半値期間を
検出して半値期間信号S3 を送出する。その後、変位換
算部14で、反射光束L1 の光束径を求め、この光束径
に基づき被測定物106の変位を検出する。
【0035】このとき、対物レンズ17は、被測定物1
06と反対側の開口角が被測定物106側の開口角に較
べて大きいので被測定物106の測定部位の変位に対し
て反射光束L1 の光束径の変化率が大きくなる。また、
光検出器2及びスリット3は回転軸1aの軸方向に関し
充分な長さを有しているので、対物レンズ17の光軸が
同方向にずれていても確実に反射光束L1 を光検出器2
に入射させることができる。
【0036】さらに、本実施例では、反射光束L1 を回
動しているので、被測定物106の傾きに起因して反射
光束L1 が対物レンズ17の中心からずれていても、こ
の影響を受けることはない。
【0037】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、被測定物が傾いていても、この
傾きに影響されることなく、正確に、反射光束の光束径
を求めることができ、この光束径により一義的に決定さ
れる被測定物の微小変位を正確に検出し得る。このと
き、対物レンズは、被測定物と反対側の開口角が被測定
物106側の開口角に較べて大きいので、被測定物の変
位に対して反射光束の変化率が大きくなる。したがっ
て、その分測定の感度が向上する。また、スリットは多
面鏡の軸方向に対し伸びているので、同方向の対物レン
ズの光軸のずれに影響されることなく良好な所定の測定
をなし得る
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成の概略を示す説明図であ
る。
【図2】前記実施例に係る光束検出手段を示すブロック
線図である。
【図3】スリット及び光検出器を下方から見た状態で示
す説明図である。
【図4】対物レンズの焦点位置に対する被測定物の位置
により変化する反射光束の光強度分布特性を示すグラフ
である。
【図5】従来技術に係る光学式微小変位測定装置の構成
の概略を示す説明図である。
【図6】被測定物が傾いた場合の反射光束の様子を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 ポリゴンミラー 2,6 光検出器 3 スリット 4,101 光源 17 対物レンズ 103 偏光ビームスプリッタ 106 被測定物 L1 反射光束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光束を被測定物に照射すると
    ともに、被測定物からの反射光束から、被測定物の焦点
    に対するずれ量に基づく反射光束の収束、若しくは拡散
    の程度を検出することにより、前記ずれ量に基づく被測
    定物の微小変位を検出するようになっている光学式微小
    変位測定装置であって、 被測定物に対向して配設され、しかも被測定物と反対側
    の開口角が被測定物側の開口角よりも大きくなるよう形
    成されて被測定物からの反射光束を収光するようになっ
    ている対物レンズと、 対物レンズを介して入射する前記反射光束を反射すると
    ともに、この反射光束が回動するよう回転駆動される多
    面鏡と、 前記対物レンズの光軸に直交する線上に配設され多面鏡
    の回転軸の軸方向と平行に伸びるスリットと、 多面鏡の一面で反射されて回動するとともにスリットを
    介して入射する反射光束を検出し、この反射光束の光強
    度の最大値を記憶するとともに、多面鏡の次の面で反射
    された反射光束の光強度が前記最大値に対して所定の割
    合になる時間を記憶し、この時間と多面鏡の回転速度と
    から反射光束の光束径を求める光束径検出手段とを有す
    ることを特徴とする光学式微小変位測定装置。
JP23044691A 1991-09-10 1991-09-10 光学式微小変位測定装置 Withdrawn JPH0571959A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5879869A (en) * 1993-12-15 1999-03-09 Fuji Photo Film Co., Ltd Silver halide color photographic light-sensitive material
KR100444913B1 (ko) * 2002-01-28 2004-08-21 한국과학기술원 변위측정센서

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US5879869A (en) * 1993-12-15 1999-03-09 Fuji Photo Film Co., Ltd Silver halide color photographic light-sensitive material
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