JPH0571672U - 集積回路冷却用ヒートパイプの放熱ブロック - Google Patents

集積回路冷却用ヒートパイプの放熱ブロック

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JPH0571672U
JPH0571672U JP1317892U JP1317892U JPH0571672U JP H0571672 U JPH0571672 U JP H0571672U JP 1317892 U JP1317892 U JP 1317892U JP 1317892 U JP1317892 U JP 1317892U JP H0571672 U JPH0571672 U JP H0571672U
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正孝 望月
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直治 堀野
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅の狭い放熱部と接続できるように、集積回
路用ヒートパイプの放熱ブロックの幅を狭くする。 【構成】 2つのブロック片1,7で構成された放熱ブ
ロックにおいて、各ブロック片1,7の後端部に、互い
に係脱可能な係止部として切欠き4と突起9a,9bと
が設けられており、各ブロック片1,7の先端に、ブロ
ック片1,7同士を固定する固定部5,10が設けら
れ、この固定部5,10でビスにより固定する。したが
ってブロック片1,7の幅を広くすることなく、簡単な
作業でブロック片1,7同士を固定することができる。
幅の狭い放熱部にそのまま接続することができ、設計の
自由度が増す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、集積回路を冷却するために、集積回路からの熱を輸送するヒート パイプに接続し、その熱を受けて放熱板などに伝達する集積回路冷却用ヒートパ イプの放熱ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ICやLSIなどの集積回路は、使用時に発熱するので、これ を冷却するための一手段として、ヒートパイプを用いた冷却装置が使用されてい る。具体的には、図12および図13に示すように、基盤30に取付けたLSI 31の表面に方形板状でアルミニウム合金製の受熱ブロック32が取付けられて おり、この受熱ブロック32内に、ヒートパイプ33の後端側の蒸発部が挿入さ れている。そして、ヒートパイプ33の先端側の凝縮部は、上下に配置した2つ の放熱ブロック片34a,34bで挟持されている。この放熱ブロック片34a ,34bの対向面には、上記ヒートパイプ33の径に合わせた幅を有する断面半 円形の溝35,36がそれぞれ形成されており、この溝35,36内にヒートパ イプ33の凝縮部を収納し、放熱ブロック片34a,34bの四隅をビス37で 固定している。すなわち上記ブロック片34a,34bによって、放熱ブロック が構成されており、上記ビス止めによってヒートパイプ33が放熱ブロックに固 定されている。そして、上記放熱ブロックは、熱を大気などに放散させる放熱用 アルミ板などの放熱部38に連結されている。
【0003】 上記従来の冷却装置では、LSI31の発熱により加熱された受熱ブロック3 2を介してヒートパイプ33で熱輸送され、放熱ブロック片34a,34bで挟 持されたヒートパイプ38の凝縮部で放熱ブロックへと伝熱され、さらに放熱部 によって熱放散され、その結果、LSI31が効率よく冷却される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところでICやLSIなどの集積回路を使用する電子機器では、これらを実装 した基盤を、限られたスペースに可及的に多数収納することが望まれ、したがっ て集積回路から熱を奪って外部に運ぶヒートパイプ式冷却装置の放熱ブロックも 基盤や基盤の収容スペースに合った形状・寸法のものが要求される。例えばアル ミ製の基盤ガイドフレームやフロントパネル(基盤の押え板)を放熱部とし、こ こに放熱ブロックを取付ける場合には、放熱ブロックをそれらの基盤ガイドフレ ームやフロントパネルなどに合せて幅の狭いものとする必要がある。
【0005】 しかるに上述した放熱ブロックは、一対の放熱ブロック片34a,34bをビ ス止めして連結・一体化しているから、その幅方向の寸法としては、挟持するヒ ートパイプの直径および2本のビスの直径ならびにこれらの間に強度上もしくは 加工上必要とする肉厚に相当する寸法を最低限必要とし、幅の狭いものとするに は限度がある。
【0006】 そのため前述した構造の従来の放熱ブロックでは、基盤ガイドフレームやフロ ントパネルなどを放熱部として利用できない場合があり、このような場合には、 放熱部を電子機器の筐体の外部に求めざるを得ず、これが不可能な場合にはヒー トパイプを使用した効率の良い冷却を行えなくなる問題があった。
【0007】 この考案は、上記事情を背景としてなされたものであり、放熱ブロックの幅を 狭くして、幅の狭い放熱部との接続を可能とした集積回路冷却用ヒートパイプの 放熱ブロックを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、集積回路用受熱ブロックに接続さ れたヒートパイプの先端部を挟持する一対のブロック片で構成された放熱ブロッ クであって、前記各ブロック片がヒートパイプ先端部に沿わせる細長い形状に形 成されるとともに、これらのブロック片の長手方向の一端部に、各ブロック片を その対向面に垂直な方向で連結一体化させる係止部が設けられており、さらに各 ブロック片の他端が、挟持したヒートパイプの先端を越えて伸長するとともに、 この伸長部分に各ブロック片同士を固定するための固定手段を取付ける固定部が 設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
この考案における一対のブロック片は、ヒートパイプに沿わせるよう細長い形 状であって、これらのブロック片の一端部は、ヒートパイプを挟持した状態を維 持するよう係止部によって連結され、また他方の端部は、ヒートパイプの先端か ら伸長した部分に、固定手段例えばビスを取付けることにより連結され、こうし て各ブロック片がヒートパイプを挟持する。したがってブロック片を連結するた めに付加する固定手段は一つでよく、しかも幅方向の寸法を必要とするものでは ないので、放熱ブロックの全体の幅を狭くすることが可能になる。
【0010】
【実施例】
以下に、この考案の一実施例を図1ないし図7に基づいて説明する。これらの 図に示す上部ブロック片1は、アルミ製の細長い角棒形状をなし、その下面には 、先端部(図1および図2の左側)を除き、ヒートパイプの径に対応する断面半 円形状の溝2が形成されている。
【0011】 また、上部ブロック片1の下面後端(図1および図2の右側)には、他の部分 よりも下面側に伸長した側壁3a,3bが形成されており、その下端部は、前記 溝2に収納されるヒートパイプの下面を越えて下方に位置している。この側壁3 a,3bの先端側にはそれぞれ後方に向けて切欠き4,4が形成されており、切 欠き4,4の下面は、後端部(図2の右端)が上昇するテーパー状に形成されて いる。さらに上部ブロック片1の先端では、溝2よりも先端側に固定部5が割り 当てられており、この固定部5には雌ねじ6が形成されている。
【0012】 上部ブロック片1と対になる下部ブロック片7は、上部ブロック片1と同様に 、アルミ製の細長い角棒形状をなし、その上面には、先端部(図4および図5の 左側)を除いて、ヒートパイプの径に対応する断面半円形状の溝8が形成されて いる。
【0013】 また、下部ブロック片7の後端(図4および図5の右側)では、両側壁の上部 が後方に伸長した突起9a,9bが形成さており、その突起9a,9bの下面は 、後方側が上昇するテーパー状に形成されている。なお、前記した切欠き4,4 と突起9a,9bとによって係止部が構成されている。
【0014】 さらに、下部ブロック片7の先端では、溝部8よりも先端側に固定部10が割 り当てられており、この固定部10には、上下に貫通するビス孔11が形成され ている。
【0015】 上記ブロック片1,7の固定方法を説明すると、上部ブロック片1と下部ブロ ック片7とを、互いの溝2,8が対向するよう配置し、下部ブロック片7の突起 9a,9bを上部ブロック片1の切欠き4,4に挿入する。そしてその際に各ブ ロック片1,7の溝2,8に収納させるようにヒートパイプ13を配置しておく 。
【0016】 この状態で突起9a,9bの挿入を推し進めると、そのテーパー形状によるく さび作用によって、突起9a,9bが切欠き4,4に強固に係止される。そして この状態では、溝2,8内にヒートパイプ13が収納されており、テーパー形状 によってブロック片1,7には互いに接近する力が作用しているので、ヒートパ イプ13は溝2,8内に密着して挟持される。さらに、ブロック片1,7の固定 部において、ビス孔11を通過するビス12を雌ネジ6に螺合させて、上部ブロ ック片1と下部ブロック片7とを固定する。これらの手順によってブロック片1 ,7同士を容易かつ強固に固定することができる。
【0017】 なお、上記ブロック片1,7によって構成される放熱ブロッ14では、側部に ビス止め用の幅が必要とされず、しかもヒートパイプの先端側に固定部を設けた ので、ブロックの幅を狭くすることができ、通常の設計でガイドレールなどに接 続する場合にも必要とされる8mm以内の幅で放熱ブロックを構成することができ る。
【0018】 つぎに上記放熱ブロックの使用例を添付図面に基づいて説明すると、図8ない し図10は、ガイブレールからなる放熱部に、上記放熱ブロック14を接続した 使用例である。これらの図に示す電子機器用の筐体15の天板15aおよび底板 15bには、多数のアルミ製のガイドレール16,17が設置されており、ガイ ドレール16,16間の溝部16aと、ガイドレール17,17間の溝部17a にLSI18を取付けた基盤19が挿入・設置されている。
【0019】 基盤19に設けたヒートパイプ13は受熱ブロック20から上方に伸長し、基 盤19に沿って上部で屈曲しており、この屈曲部先端を挟持するようにして上記 放熱ブロック14が取付けられている。この放熱ブロック14は、ガイドレール 16の下面に接触するようにして接続されている。また放熱ブロック14の幅は 充分小さく、幅の狭いガイドレール16にも、他の部材と干渉することなく接触 ・接続することができ、しかもヒートパイプ13からの熱をガイドレール16に 有効に伝達している。
【0020】 つぎに図11はフロントパネルに上記放熱ブロック14を接続した使用例であ る。すなわち基盤22に取付けた受熱用ブロック23から水平に伸長するヒート パイプ13は、フロントパネル24の直前で、基盤22に沿って上方に屈曲し、 このヒートパイプ13の先端を挟持するようにして放熱ブロック14が接続され ている。この放熱ブロック14は、幅の狭いフロントパネル24の表面に接触す るようにして、他の部材と干渉することなく接続されている。
【0021】 なお、上記の実施例では、ブロック片同士を係止する係止部を一方に設けた切 欠きに他方に設けた突起を嵌込む構造としたが、この考案は、上記の実施例で示 した構造に限定されるものではなく、要は、ブロック片の幅を増大させることな く、ブロック片同士を係脱可能に係止できる構造であればよい。
【0022】 またブッロク片に設けた固定部は、2つのブロック片を固定できるものであれ ばよく、上記の実施例のビスの他にボルト・ナットなどの各種固定手段を採用す ることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案の集積回路用ヒートパイプの放熱ブロックは、一 対のブロック片のそれぞれの一端部を、各ブロック片に形成した係止部によって 連結し、他方の端部をビスなどの所定の固定手段で連結するよう構成したので、 各ブロック片に各々を連結一体化するための幅寸法が不要になって、幅の狭い放 熱ブロックを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の上部ブロック片の平面図である。
【図2】同じ正面図である。
【図3】同じく拡大側面図である。
【図4】実施例の下部ブロック片の平面図である。
【図5】同じく正面図である。
【図6】同じく拡大図である。
【図7】上下ブロック片を固定した状態の斜視図であ
る。
【図8】実施例の使用例を示す斜視図である。
【図9】同じく一部拡大正面図である。
【図10】同じく一部拡大側面図である。
【図11】他の使用例を示す斜視図である。
【図12】従来例の平面図である。
【図13】同じく正面図である。
【符号の説明】
1…上部ブロック片、 2…溝、 3
a…側壁、4…切欠き、 5…固定部、
6…雌ネジ、7…下部ブロック片、 8…
溝、 9a…突起、9b…突起、
10…固定部、 11…ビス孔、13…
ヒートパイプ、 14…放熱ブロック、 16…ガ
イドレール、24…フロントパネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 望月 正孝 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 益子 耕一 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 伊藤 雅彦 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 斎藤 祐士 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 堀野 直治 東京都港区虎ノ門一丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路用受熱ブロックに接続されたヒ
    ートパイプの先端部を挟持する一対のブロック片で構成
    された放熱ブロックにおいて、 前記各ブロック片がヒートパイプ先端部に沿わせる細長
    い形状に形成されるとともに、これらのブロック片の長
    手方向の一端部に、各ブロック片をその対向面に垂直な
    方向で連結一体化させる係止部が設けられており、さら
    に各ブロック片の他端が、挟持したヒートパイプの先端
    を越えて伸長するとともに、この伸長部分に各ブロック
    片同士を固定するための固定手段を取付ける固定部が設
    けられていることを特徴とする集積回路冷却用ヒートパ
    イプの放熱ブロック。
JP1317892U 1992-02-07 1992-02-07 集積回路冷却用ヒートパイプの放熱ブロック Expired - Lifetime JP2542910Y2 (ja)

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JPH0571672U true JPH0571672U (ja) 1993-09-28
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000356484A (ja) * 1999-04-08 2000-12-26 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートパイプサーマルコネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000356484A (ja) * 1999-04-08 2000-12-26 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートパイプサーマルコネクタ

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JP2542910Y2 (ja) 1997-07-30

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