JPH057165U - ベツドのユニツト構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の構成要素に分離構成することによっ
て、運搬自在に梱包することができ、在宅用として、特
に適したベッドを提供する。 【構成】 ボトム部６と、ヘッドフレーム３、フットフ
レーム４、起動部受け部材５およびハンドル受け部９
と、サイドフレーム２とに分類して、それぞれの大きさ
に対応した、梱包箱Ｐ1、梱包箱Ｐ2および梱包箱Ｐ3に
収納し、運搬可能とする。 【効果】 ベッドを構成する構成体をユニット化して、
箱詰梱包できるようにしたので、住宅事情が悪いところ
でも、通常の配送手段にて、運搬することができ、特
に、在宅ベッドとして活用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は個々の構成要素に分離構成することによって、運搬自在に梱包するこ とができ、在宅用として、特に適したベッドのユニット構造に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

近年、我国における高齢者の占める割合は、増加の一途を辿っており、在宅介 護の必要性がますます顕著になっている。そのために、在宅用ベッドの需要が高 まり、介護者および高齢者の労力削減のうえから、床部等の調節機構(ハンドル 駆動方式、電動式、ガススプリング式)を備えたものが普及しつつある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記した在宅用ベッドにおいては、構成体は分解可能に構成さ れてはおらず、運搬するときは、ベッド本体フレームをそのまま梱包して運搬す るしかなく、在宅用として、各家庭に配送するときは、専門の運搬用トラック、 人員を必要とした。しかも、住宅事情から、室内に運び入れるのが大変であり、 簡単に運び込めるような在宅ベッドが要求されてきた。 そこで、本考案はかかる懸案事項を克服するためになされたものであって、個 々の構成要素に分離構成することによって、梱包可能とし、容易に家庭内に搬入 して組み立てることができる在宅用に特に適合させたベッドを提供することを目 的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記した課題を解決するために、本考案は、組立て自在な個々の構成要素に分 離構成し、前記構成要素を適宜組合せてそれぞれ、運搬自在な構成ユニットとす ることを特徴とするものである。 また、前記ベッドの個々の構成要素を、ボトム部と、ヘッドフレーム、フット フレーム、起動部およびハンドル受けと、背上げ用ハンドル、膝上げ用ハンドル およびサイドフレームとに分類して梱包する構成とすることを特徴とするもので ある。

【０００５】

【作用】

本考案におけるベッドのユニット構造は、ボトム部と、ヘッドフレーム、フッ トフレーム、起動部およびハンドル受けと、サイドフレーム、背上げハンドルお よび膝上げハンドルとに分類して、梱包し搬送することができるので、住宅事情 が悪いところでも、通常の配送手段にて運搬することができ、特に、在宅ベッド に適したものとなる。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案にかかるベッドのユニット構造について、一実施例を挙げ、添付 の図面を参照しながら以下説明する。 図１はベッドのユニット構造の主たる構成要素を分解して示したものである。 すなわち、このベッド１は、ベッド本体枠を示すサイドフレーム２、このサイド フレーム２に取り付けられる脚部兼用のヘッドフレーム３およびフットフレーム ４を有し、前記サイドフレーム２上には、起動部(後述)を軸着保持する起動部受 け部材５、並びに床部を構成するボトム部６が取り付けられる。さらに、前記サ イドフレーム２下方には、起動部受け部材５に軸着された起動部である背上げリ ンク７、膝上げリンク８に一端部を接続すると共に、サイドフレーム２下方に突 設したハンドル受け部９により保持してなる背上げ用ハンドル１０、膝上げ用ハ ンドル１１が設けられる。

【０００７】 前記ボトム部６は、背枠６ａ、膝枠６ｂおよび脚枠６ｃに分割構成され、それ ぞれ、一方向に屈曲可能なヒンジ１２、１３により連結した構成である。また、 脚枠６ｃの端部には、膝枠６ｂを膝上げ用ハンドル１１を操作して、膝上げを行 った際、一定の範囲に動く範囲を拘束すると共に支持する脚枠ステー１４が設け られる。

【０００８】 前記ヘッドフレーム３およびフットフレーム４は、ベッド本体の脚部を兼用し ており、サイドフレーム２を高さを変えて係止保持するための係止ピン１５が設 けられている。起動部受け部材５は、一対のサイドフレーム２間に掛け渡し係止 されるものである。また、起動部受け部材５には、背枠６ａと膝枠６ｂとを連結 するヒンジ１２に取り付けられた背枠受け具１６を受けるボトム受け１７が設け られ、背枠６ａと膝枠６ｂとの連結部を保持するようになっている。

【０００９】 前記サイドフレーム２は、両端部にヘッドフレーム３およびフットフレーム４ における係止ピン１５に係止するようにした鉤状部材１８が設けられる他、ボト ム部６を受ける枠受け金具１９、起動部受け部材５を保持する起動部受け保持金 具２０、そして、ハンドル受け部９を保持するハンドル受け保持金具２１が設け られる。さらに、前記脚枠ステー１４を一定の範囲において拘束支持する脚枠ス テー受け２２が設けられる。

【００１０】 本考案にかかるベッドのユニット構造１は以上のように構成されるので、例え ば図３に示すように、ボトム部６においては、背枠６ａをヒンジ１２を介し、膝 枠６ｂ側に、屈曲するようにすれば、小さく折り畳んだ状態となり、その折り畳 んだ際の専有面積に対応した梱包箱Ｐ1に収納することができる。 また、ヘッドフレーム３およびフットフレーム４と、起動部受け部材５、ハン ドル受け部９は、一方の長さがベッド幅とほぼ同一にあるので、フットフレーム ４の直立したときの長さと、ベッド幅に対応した梱包箱Ｐ2に収納することがで きる。さらに、サイドフレーム２は、ベッドを構成する中で、最も、長尺なもの であるので、サイドフレーム２全長に対応した長さの長尺な梱包箱Ｐ3に背上げ 用ハンドル１０、膝上げ用ハンドル１１と共に収納することができる。

【００１１】 このように、ベッドのユニット構造１を梱包箱Ｐ1、Ｐ2、Ｐ3にそれぞれ収納 することができるので、梱包を簡単化することができ、嵩張らず、重量も分散さ れるので、運搬が容易となり、通常のトラック輸送が可能となる。

【００１２】 以上のように、本考案にかかるベッドのユニット構造１は３つのユニットに分 け、運搬自在な梱包ユニットとする構成であるが、ベッドのユニット構造１を構 成する構成要素をどのようにユニット化して、梱包するかは適宜である。

【考案の効果】

以上の通り、本考案によれば、ベッドを構成する構成体をユニット化して、箱 詰梱包できるようにしたので、住宅事情が悪いところでも、通常の配送手段にて 、運搬することができ、特に、在宅ベッドとして活用することができる。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかるベッドの主たる構成体を示す分
解側面図である。

【図２】図１に示すベッドの分解斜視説明図である。

【図３】図２に示すベッドの構成体の一ユニットを梱包
する際の一例を示す説明図である。

【図４】図２に示すベッドの構成体の一ユニットを梱包
する際の一例を示す説明図である。

【図５】図２に示すベッドの構成体の一ユニットを梱包
する際の一例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ ベッド ２ サイドフレーム ３ ヘッドフレーム ４ フットフレーム ５ 起動部受け部材 ６ ボトム部 ６ａ 背枠 ６ｂ 膝枠 ６ｃ 脚枠 ７ 背上げリンク ８ 膝上げリンク ９ ハンドル受け部 １０ 背上げ用ハンドル １１ 膝上げ用ハンドル １２、１３ ヒンジ １４ 脚枠ステー １５ 係止ピン １６ 背枠受け具 １７ ボトム受け １８ 鉤状部材 １９ 枠受け金具 ２０ 起動部受け保持金具 ２１ ハンドル受け保持金具 ２２ 脚枠ステー受け Ｐ1、Ｐ2、Ｐ3 梱包箱

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 組立て自在な個々の構成要素に分離構
   成し、前記構成要素を適宜組合せてそれぞれ、運搬自在
   な構成ユニットとすることを特徴とするベッドのユニッ
   ト構造。
2. 【請求項２】 請求項１記載のベッドの個々の構成要
   素を、ボトム部と、ヘッドフレーム、フットフレーム、
   起動部およびハンドル受けと、背上げ用ハンドル、膝上
   げ用ハンドルおよびサイドフレームとに分類して梱包す
   る構成とすることを特徴とするベッドのユニット構造。