JPH0571379A - 内燃機関の始動時燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の始動時燃料供給装置

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Publication number
JPH0571379A
JPH0571379A JP3229945A JP22994591A JPH0571379A JP H0571379 A JPH0571379 A JP H0571379A JP 3229945 A JP3229945 A JP 3229945A JP 22994591 A JP22994591 A JP 22994591A JP H0571379 A JPH0571379 A JP H0571379A
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JP
Japan
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fuel injection
injection valve
engine
auxiliary fuel
fuel
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Application number
JP3229945A
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English (en)
Inventor
Hisashi Mitsumoto
久司 光本
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関の低温始動性をより向上することを目的
とする。 【構成】 機関が始動中であるか始動後であるかを判定
し(S1)フラグ1のON,OFFを判定し(S2)、
TとTo とを比較し(S4)、ALCとALCo とを比
較し(S5)、タイマをクリアして計測を開始し、フラ
グ1をONする(S7)。補助燃料噴射弁をONする
(S8)。アルコール濃度,水温を読み込み(S9)、
CsV1を演算する(S10)。t1 とtCsV1とを比較す
る(S3)。フラグ2のON,OFFを判定し(S1
2)、タイマをクリアして計測を開始し、かつフラグ2
をONする(S14)。アルコール濃度と水温とを読み
込み(S15)、tCsV2を演算する(S16)。t2
CsV2とを比較し(S13)、タイマの計測値をtCsV2
に固定し(S6)、補助燃料噴射弁4をOFFする(S
11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の燃料を混合し
た混合燃料を使用する内燃機関の始動時の燃料供給装置
に関し、特に、始動性を向上する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルコール(主にメタノール)等
の燃料とガソリン等の燃料等複数種の燃料を混合した混
合燃料を使用する内燃機関において、始動性を向上する
目的から、機関の吸気通路に各気筒毎に設けられる燃料
噴射弁とは別に、吸気通路の上流側の集合部(コレクタ
部)にコールドスタートバルブ(CSV)と称される低
温始動時用の単一の補助燃料噴射弁を設けるようにした
ものが知られている(特開平1−262337号公
報)。
【0003】かかる低温始動時用の補助燃料噴射弁は、
図9のフローチャートに示すように、機関始動時に、水
温Tが設定値T0 以下かつアルコール濃度ALCが設定
値ALC0 以上のときに、ONされて燃料を噴射するよ
うに制御され、燃料供給量を増量して始動性を向上す
る。又、補助燃料噴射弁は、始動後、水温Tが設定値T
0 より大きいとき、或いはアルコール濃度ALCが設定
値ALC0 より小さいときに、OFFされて燃料の噴射
を停止するように制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の補助燃料噴射弁の制御構造にあっては、上述し
たように、水温とアルコール濃度とに基づいて単に補助
燃料噴射弁のON・OFFを制御する構成であるため、
アルコール濃度に応じて補助燃料噴射弁による燃料の増
量分を制御できない。
【0005】例えば、始動性の悪いM85(アルコール
85%,ガソリン15%)等(特に、M60以上)の高
濃度アルコール燃料に合わせて最適となるように、補助
燃料噴射弁による燃料の増量分を設定した場合、始動性
の良好な低濃度アルコール燃料にあっては、燃料供給量
が多過ぎて、不整燃焼を誘発し、始動性が逆に悪化する
という問題点がある。
【0006】又、機関の始動後は単に補助燃料噴射弁を
OFFする構成であり、始動後の補助燃料噴射弁をOF
Fするタイミングがアルコール濃度に応じて適正に制御
されず、始動の持続性が悪化するという問題点がある。
更に、従来の構成では、機関の始動完了までは、補助燃
料噴射弁をONする構成であり、例えば、バッテリー等
が劣化して始動が完了しない等の場合に補助燃料噴射弁
から燃料噴射が継続されるため、コレクタ部に燃料が大
量に溜まってしまう等の問題点がある。
【0007】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、低温始動時等に用いる燃料供給手段の制御に
独特な構成を持たせることにより、機関の低温始動性等
をより向上すること等を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の内燃
機関の始動時燃料供給装置は、図1に示すように、機関
の吸気通路の上流側の集合部に設けられ、機関始動時に
複数種の燃料を混合した混合燃料を供給するべく作動さ
れる始動時用燃料供給手段を備えた内燃機関において、
前記混合燃料の組成を検出する燃料組成検出手段と、機
関始動中に前記始動時用燃料供給手段の作動を停止する
タイミングを前記燃料組成検出手段から出力される検出
信号に基づいて設定する第1の作動停止タイミング設定
手段と、機関始動後に前記始動時用燃料供給手段の作動
を停止するタイミングを前記燃料組成検出手段から出力
される検出信号に基づいて設定する第2の作動停止タイ
ミング設定手段と、前記第1及び第2の作動停止タイミ
ング設定手段により夫々設定した作動停止タイミングに
前記始動時用燃料供給手段の作動を停止する制御手段
と、を含んで構成した。
【0009】
【作用】かかる構成においては、燃料組成に基づいて機
関始動中に始動時用燃料供給手段の作動を停止するタイ
ミングが制御され、燃料組成に応じて始動時用燃料供給
手段による燃料の増量分を制御できる。例えば、始動性
の悪い高濃度アルコール燃料であっても、始動性の良好
な低濃度アルコール燃料にあっても、燃料供給量を適正
化でき、アルコール濃度を問わず始動性を良好にするこ
とができる。
【0010】又、機関の始動後の始動時用燃料供給手段
の作動を停止するタイミングが燃料組成に応じて制御さ
れ、始動の持続性を良好に保つことができる。更に、か
かる構成では、例えば、バッテリー等が劣化して始動が
完了しない等の場合に始動時用燃料供給手段から燃料供
給が継続されることがないため、コレクタ部に燃料が大
量に溜まってしまうのを防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。本発明の一実施例のシステム構成を示す図2に
おいて、機関1の吸気通路2には各気筒毎に主燃料供給
手段としての燃料噴射弁3が設けられている他に、補助
燃料供給手段として、吸気通路2の上流側の集合部(コ
レクタ部)にコールドスタートバルブ(CSV)と称さ
れる低温始動時用の補助燃料噴射弁4が設けられてい
る。この補助燃料噴射弁4はON・OFF制御されるも
のである。
【0012】コントロールユニット5には、スタータス
イッチ6,機関1の冷却水温検出手段としての水温セン
サ7,燃料組成検出手段としての電極又は静電容量式等
のアルコール濃度センサ8から夫々出力される検出信号
が入力され、該コントロールユニット5はこれら検出信
号に基づいて補助燃料噴射弁4を制御する。即ち、コン
トロールユニット5には、前記水温センサ7とアルコー
ル濃度センサ8から夫々出力される検出信号に基づいて
機関始動中に補助燃料噴射弁の作動を停止するタイミン
グを設定する第1の作動停止タイミング設定手段と、水
温センサ7とアルコール濃度センサ8から夫々出力され
る検出信号に基づいて機関始動後に補助燃料噴射弁の作
動を停止するタイミングを設定する第2の作動停止タイ
ミング設定手段と、第1及び第2の作動停止タイミング
設定手段により夫々設定した作動停止タイミングに補助
燃料噴射弁の作動を停止する制御手段の各機能がソフト
ウェア的に装備される。
【0013】かかる手段としての機能を、機関始動時の
補助燃料噴射弁制御ルーチンを示す図3のフローチャー
トに基づいて説明する。まず、ステップ1(図ではS1
と略記する。以下、同様。)では、スタータスイッチ6
からのON・OFF信号に基づいて機関がクランキング
中(始動中)であるか始動後であるかを判定する。クラ
ンキング中であれば、ステップ2に進みフラグ1がON
であるかOFFであるかを判定し、フラグ1がONであ
れば、ステップ3に、OFFであれば、ステップ4に進
む。ステップ4では、検出された水温Tと予め設定され
た設定値To とを比較し、T≦To であれば、ステップ
5に、T>To であれば、ステップ6に進む。ステップ
5では、検出されたアルコール濃度ALCと予め設定さ
れた設定値ALCo とを比較し、ALC≧ALCo であ
れば、ステップ7に、ALC<ALCo であれば、ステ
ップ6に進む。ステップ7では、コントロールユニット
5に設けられたタイマをクリアして計測を開始し、かつ
フラグ1をONする。ステップ8では、補助燃料噴射弁
4をONする。ステップ9では、アルコール濃度と水温
とを読み込み、ステップ10では、前記第1の作動停止
タイミングtCsV1を演算する。この場合、予めアルコー
ル濃度と水温とによって第1の作動停止タイミングt
CsV1を割り付けたマップ(図4参照)から、その時のア
ルコール濃度と水温と応じた第1の作動停止タイミング
CsV1を読み出す。ステップ3では、タイマによる計測
タイミングt1 と第1の作動停止タイミングtCsV1とを
比較し、t1≧tCsV1であれば、ステップ6に、t 1
CsV1であれば、ステップ1に戻る。
【0014】ここで、上記ステップ4でT>To と判定
された時と、ステップ5でALC<ALCo と判定され
た時は、補助燃料噴射弁4を作動する必要がないため、
後述するステップ6を経てステップ11に進み、補助燃
料噴射弁4をOFFする。ステップ3からステップ1に
戻って、該ステップ1の判定が再びクランキング中であ
れば、ステップ2に進む。ステップ2ではフラグ1のO
Nが判定されるため、ステップ2からステップ3へと進
み、再びステップ3での判定を行う。
【0015】一方、ステップ1において、始動後である
と判定されたならば、ステップ12に進みフラグ2がO
NであるかOFFであるかを判定し、フラグ2がONで
あれば、ステップ13に、OFFであれば、ステップ1
4に進む。ステップ14では、前記タイマをクリアして
計測を開始し、かつフラグ2をONする。ステップ15
では、アルコール濃度と水温とを読み込み、ステップ1
6では、前記第2の作動停止タイミングtCsV2を演算す
る。この場合、予めアルコール濃度と水温とによって第
2の作動停止タイミングtCsV2を割り付けたマップ(図
4参照)から、その時のアルコール濃度と水温と応じた
第2の作動停止タイミングtCsV2を読み出す。ステップ
13では、タイマによる計測タイミングt2 と第2の作
動停止タイミングtCsV2とを比較し、t2 ≧tCsV2であ
れば、ステップ6に、t2 <tCs V2であれば、ステップ
1に戻る。
【0016】ステップ6では、タイマの計測値をtCsV2
に固定し、ステップ11に進んで、補助燃料噴射弁4を
OFFする。ステップ11からステップ1に戻って、該
ステップ1の判定が始動後であれば、ステップ12に進
み、ステップ12ではフラグ2のONが判定されるた
め、ステップ12からステップ13へと進み、再びステ
ップ13での判定を行う。
【0017】かかる補助燃料噴射弁4のON・OFF制
御は、図5及び図6のタイムチャートの如く行われる。
尚、フローチャートにおいて、ステップ10の部分が、
本発明の第1の作動停止タイミング設定手段に、ステッ
プ16の部分が、本発明の第2の作動停止タイミング設
定手段に、ステップ11の部分が、本発明の制御手段
に、夫々相当する。
【0018】かかる構成によると、水温とアルコール濃
度とに基づいて単に補助燃料噴射弁4のON・OFFを
制御するだけでなく、水温とアルコール濃度とに基づい
て機関始動中に補助燃料噴射弁4をOFFするタイミン
グを制御する構成としたから、水温とアルコール濃度に
応じて補助燃料噴射弁による燃料の増量分を制御でき
る。
【0019】例えば、始動性の悪い高濃度アルコール燃
料であっても、始動性の良好な低濃度アルコール燃料に
あっても、燃料供給量を適正化でき、アルコール濃度を
問わず始動性を良好にすることができる。又、機関の始
動後は単に補助燃料噴射弁4をOFFするだけでなく、
始動後の補助燃料噴射弁をOFFするタイミングを水温
とアルコール濃度に応じて制御するようにしたから、始
動の持続性を良好に保つことができる。
【0020】更に、かかる構成では、例えば、バッテリ
ー等が劣化して始動が完了しない等の場合に補助燃料噴
射弁4から燃料噴射が継続されることがないため、コレ
クタ部に燃料が大量に溜まってしまうのを防止すること
ができる。尚、上記実施例においては、水温とアルコー
ル濃度に基づいて機関始動中に補助燃料噴射弁4をOF
Fするタイミングを制御する構成とし、始動後の補助燃
料噴射弁4をOFFするタイミングを水温とアルコール
濃度に応じて制御するようにしたが、アルコール濃度の
みに基づいて機関始動中に補助燃料噴射弁4をOFFす
るタイミングを制御する構成とし、始動後の補助燃料噴
射弁4をOFFするタイミングもアルコール濃度のみに
応じて制御するようにしても、充分に目的を達せられ
る。
【0021】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。上述した補助燃料噴射弁4による燃料噴射は、低温
始動性の悪化する条件の時、例えば、アルコール濃度が
M60以上かつ水温が−20°C以下の条件の時に行わ
れる。しかし、実用上、上記のような条件になる頻度は
それ程多くはない。このため、車両において、始めて上
記の条件になる時等は、補助燃料噴射弁4に接続される
燃料配管中にエアが溜まっており、良好な始動性が得ら
れない。
【0022】そこで、本実施例においては、高温再始動
時にも始動性が悪化する点を考慮して、高温再始動時に
補助燃料噴射弁4による燃料噴射を行うようにして、始
動性の向上を図ると共に、補助燃料噴射弁4に接続され
る燃料配管中のエア抜きを良好に行うことを目的とし
て、次のように構成する。即ち、コントロールユニット
5には、機関始動時に、水温センサ7から出力される検
出信号に基づいて、水温が低温の設定値以下でアルコー
ル濃度が設定値以上のときと、水温が高温の設定値以上
のときに補助燃料噴射弁4を作動する作動手段と、アル
コール濃度センサ8から出力される検出信号に基づいて
機関始動中に前記高水温時における補助燃料噴射弁4の
作動を停止するタイミングを設定する作動停止タイミン
グ設定手段と、該作動停止タイミング設定手段により設
定した作動停止タイミングに補助燃料噴射弁4の作動を
停止する制御手段の各機能がソフトウェア的に装備され
る。
【0023】かかる手段としての機能を、機関始動時の
補助燃料噴射弁制御ルーチンを示す図7のフローチャー
トに基づいて説明する。まず、ステップ21では、スタ
ータスイッチ6からのON・OFF信号に基づいて機関
がクランキング中(始動中)であるか始動後であるかを
判定する。クランキング中であれば、ステップ22に進
みフラグがONであるかOFFであるかを判定し、フラ
グがONであれば、ステップ23に、OFFであれば、
ステップ24に進む。ステップ24では、コントロール
ユニット5に設けられたタイマをクリアして計測を開始
し、ステップ25ではフラグをONする。ステップ26
では、水温Tと予め設定された低温設定値To とを比較
し、T≦To であれば、ステップ27に、T>To であ
れば、ステップ28に進む。ステップ27では、検出さ
れたアルコール濃度ALCと予め設定された設定値AL
o とを比較し、ALC≧ALCo であれば、ステップ
29に進んで、補助燃料噴射弁4をONし、ALC<A
LCo であれば、ステップ30に進んで、補助燃料噴射
弁4をOFFする。一方、ステップ28においては、水
温Tと予め設定された高温設定値T1 とを比較し、T≧
1 であれば、ステップ31に進んで、補助燃料噴射弁
4をONし、T<T1 であれば、ステップ30に進ん
で、補助燃料噴射弁4をOFFする。ステップ32で
は、アルコール濃度を読み込み、ステップ33では前記
作動停止タイミングtCsV を演算する。この場合、予め
アルコール濃度によって作動停止タイミングtCsV を割
り付けたマップ(図8参照)から、その時のアルコール
濃度に応じた作動停止タイミングtCsV を読み出す。ス
テップ23では、タイマによる計測タイミングtと作動
停止タイミングtCsV とを比較し、t≧tCsV であれ
ば、ステップ30に、t<tCsV であれば、ステップ2
1に戻る。
【0024】ここで、上記ステップ21で、クランキン
グ中でないと判定された時は、補助燃料噴射弁4を作動
する必要がないため、ステップ30に進み、補助燃料噴
射弁4をOFFする。ステップ30からステップ21に
戻って、該ステップ21の判定が再びクランキング中で
あれば、ステップ22に進み、ステップ22ではフラグ
1のONが判定されるため、ステップ22からステップ
23へと進み、再びステップ23での判定を行う。
【0025】かかる構成によると、補助燃料噴射弁4を
始動性の悪化する高温再始動時にも行うため、高温再始
動性の向上を図ることができ、しかも、この高温再始動
時の補助燃料噴射弁4からの燃料噴射によって、補助燃
料噴射弁4に接続される燃料配管中に溜まっているエア
を抜くことができるため、車両において、始めて低温始
動時の条件になる時等において、エアが溜まっている事
態を防止でき、良好な始動性が得られるようになる。
【0026】更に、アルコール濃度とに基づいて機関始
動中に補助燃料噴射弁4をOFFするタイミングを制御
する構成としたから、アルコール濃度に応じて補助燃料
噴射弁による燃料の増量分を制御でき、例えば、M0
(ガソリン)時に燃料供給量が過大となってプラグのか
ぶりを生じるのを防止でき、又、最も高温再始動性の悪
化するM10〜M30の燃料使用時に良好な始動性が得
られる等、アルコール濃度を問わず始動性を良好にする
ことができる。
【0027】尚、以上のように、特定の実施例を参照し
て本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、当該技術分野における熟練者等により、本発
明に添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、
種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべきで
ある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機関始動時に複数種の燃料を混合した混合燃料を供給す
るべく作動される始動時用燃料供給手段を備えた内燃機
関において、機関始動中に前記始動時用燃料供給手段の
作動を停止するタイミングを燃料組成に基づいて制御す
る構成とすると共に、機関の始動後の始動時用燃料供給
手段の作動を停止するタイミングを燃料組成に応じて制
御するようにしたから、燃料組成に係わらず燃料供給量
を適正化でき、始動性を良好にすることができ、かつ始
動の持続性を良好に保つことができ有用性大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内燃機関の始動時燃料供給装置
の構成図
【図2】 同上の燃料供給装置の一実施例のシステム図
【図3】 同上実施例の作用を説明するフローチャート
【図4】 同上実施例における補助燃料噴射弁OFFタ
イミングのマップ
【図5】 同上実施例における補助燃料噴射弁ON・O
FF制御のタイムチャート
【図6】 同上実施例における補助燃料噴射弁ON・O
FF制御のタイムチャート
【図7】 他の実施例の作用を説明するフローチャート
【図8】 同上実施例における補助燃料噴射弁OFFタ
イミングのマップ
【図9】 従来の内燃機関の補助燃料噴射弁の制御を説
明するフローチャート
【符号の説明】
1 機関 2 吸気通路 4 補助燃料噴射弁 5 コントロールユニット 6 スタータスイッチ 7 水温センサ 8 アルコール濃度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関の吸気通路の上流側の集合部に設けら
    れ、機関始動時に複数種の燃料を混合した混合燃料を供
    給するべく作動される始動時用燃料供給手段を備えた内
    燃機関において、前記混合燃料の組成を検出する燃料組
    成検出手段と、機関始動中に前記始動時用燃料供給手段
    の作動を停止するタイミングを前記燃料組成検出手段か
    ら出力される検出信号に基づいて設定する第1の作動停
    止タイミング設定手段と、機関始動後に前記始動時用燃
    料供給手段の作動を停止するタイミングを前記燃料組成
    検出手段から出力される検出信号に基づいて設定する第
    2の作動停止タイミング設定手段と、前記第1及び第2
    の作動停止タイミング設定手段により夫々設定した作動
    停止タイミングに前記始動時用燃料供給手段の作動を停
    止する制御手段と、を含んで構成されたことを特徴とす
    る内燃機関の始動時燃料供給装置。
JP3229945A 1991-09-10 1991-09-10 内燃機関の始動時燃料供給装置 Pending JPH0571379A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8200412B2 (en) 2006-04-04 2012-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller for internal combustion engine
US10010395B2 (en) 2012-04-05 2018-07-03 Zeus Industrial Products, Inc. Composite prosthetic devices

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8200412B2 (en) 2006-04-04 2012-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller for internal combustion engine
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