JPH0571315A - V型内燃機関 - Google Patents

V型内燃機関

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JPH0571315A
JPH0571315A JP22758991A JP22758991A JPH0571315A JP H0571315 A JPH0571315 A JP H0571315A JP 22758991 A JP22758991 A JP 22758991A JP 22758991 A JP22758991 A JP 22758991A JP H0571315 A JPH0571315 A JP H0571315A
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薫 芳賀
Toshiki Ohara
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    • F02B75/18Multi-cylinder engines
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
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    • F01L2001/34433Location oil control valves

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右バンクのカムシャフト10に油圧式の可
変バルブタイミング用アクチュエータを備えたものにお
いて、部品点数の削減および構成の簡略化を図るととも
に、機関の大型化を回避する。 【構成】 シリンダブロック1のVバンク間に、上方を
向いた制御弁取付用フランジ23が形成され、各バンク
へ向かう油圧通路25,26や油圧源に通じる油圧供給
通路27がそのフランジ面に開口する。このフランジ2
3には、各通路の連通状態を切り換える油圧制御弁33
が取り付けられており、左右バンクの可変バルブタイミ
ング用アクチュエータを単一の油圧制御弁33でもって
切り換えるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、左右バンクの動弁系
にそれぞれ油圧で切換作動する可変バルブタイミング機
構を備えてなるV型内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸排気弁の開閉時期やバルブ
オーバラップ量の最適値は、機関の運転条件、例えば機
関回転数等に応じて異なるものとなる。
【0003】そこで、タイミングベルトやタイミングチ
ェーンが巻き掛けられるカムプーリもしくはカムスプロ
ケットをカムシャフトに対し回動可能に取り付けるとと
もに、ヘリカルギヤ等を利用した油圧式アクチュエータ
によって両者を所定角度だけ相対回転させることで、カ
ムシャフトのクランク角に対する位相を2通りに変化さ
せ得るようにした可変バルブタイミング機構が従来から
種々提案され、かつ一部で実用に供されている(例えば
特開昭55−96311号公報等参照)。
【0004】この場合、上記公報に示されているよう
に、油圧式アクチュエータがカムシャフト端部に配設さ
れることになり、機関のオイルポンプから圧送されてき
た潤滑油がシリンダヘッドのカム軸受部を経てカムシャ
フト内部の油通路へ導入され、かつ該油通路を通して上
記アクチュエータへ供給されるようになっている。そし
て、バルブタイミングの切換つまり上記アクチュエータ
を作動させるか否かの切換は、シリンダヘッド側に設け
た油圧制御弁により行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、V型内燃機
関に上記の可変バルブタイミング機構を適用したとする
と、各バンクのカムシャフト端部に油圧式アクチュエー
タが設けられる関係から一般に上記油圧制御弁が各シリ
ンダヘッドに個別に配置されることになる。しかしなが
ら、V型内燃機関の左右バンクに個々に油圧制御弁を設
けたのでは、部品点数が多くなるのは勿論のこと、ハー
ネス等の構成が複雑化し、好ましくない。また一方のバ
ンクの油圧制御弁のみが作動不良となったような場合
に、各気筒のバルブ開閉時期が不整になるという不具合
もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、左
右バンクのカムシャフト端部に、該カムシャフトとクラ
ンクシャフトとの位相を油圧により相対変化させる可変
バルブタイミング用アクチュエータを備えてなるV型内
燃機関において、シリンダブロックのVバンク間位置
に、制御弁取付用フランジを上方に向けて形成し、油圧
源に連通する油圧通路および左右バンクの上記アクチュ
エータに連通する油圧通路をそれぞれ上記フランジのフ
ランジ面に開口させるとともに、これらの油圧通路の連
通状態を切換制御する油圧制御弁を上記フランジに取り
付けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】油圧源から供給される油圧は、シリンダブロッ
クのVバンク間位置に配置された油圧制御弁を介して左
右バンクの可変バルブタイミング用アクチュエータへ与
えられ、この油圧によって上記アクチュエータの作動状
態が切り換えられる。つまり、単一の油圧制御弁でもっ
て左右バンクのバルブ開閉時期が同時に切り換えられ
る。また上記油圧制御弁はバンク間の空スペースを有効
に利用する形で配設される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図6に基
づいて詳細に説明する。
【0009】この実施例は、V型6気筒機関の例であっ
て、図1に示すように、シリンダブロック1の左右バン
クの上面にそれぞれシリンダヘッド2が固定されてお
り、かつ図2に示すように、シリンダブロック1下面に
オイルパン3が取り付けられているとともに、機関前端
部にチェーンケースリヤ4とチェーンケースフロント5
とによってチェーン室6が形成されている。尚、図2に
おいて、7はクランクシャフト、8はクランクプーリ、
9はバンク間に位置する吸気マニホルドを示している。
【0010】各シリンダヘッド2は、DOHC型動弁機
構を有しており、バンク内側に吸気側カムシャフト10
(図4参照)が配置されているとともに、バンク外側に
排気側カムシャフト(図示せず)が配置されている。こ
れらのカムシャフト10等は、チェーン室6内を通るタ
イミングチェーン11によりクランクシャフト7に同期
して駆動されるようになっている。そして、吸気側カム
シャフト10の前端部には、図4のように、可変バルブ
タイミング用アクチュエータ12が配設されている。こ
のアクチュエータ12は、カムシャフト10に固着され
た内筒13と、外周にカムスプロケット部14を備えた
カップ状の外筒15と、内筒13外周面と外筒15内周
面にそれぞれ噛み合ったヘリカルギヤ状のピストン16
とを主体としており、そのヘリカルギヤ状の噛合によっ
て、ピストン16の軸方向の移動に伴い、内筒13と外
筒15とが相対回転するようになっている。つまり、タ
イミングチェーン11を介して連動するクランクシャフ
ト7とカムシャフト10との位相が所定角度だけ相対変
化可能となっている。また上記ピストン16の一端の受
圧面に向けてON作動用油圧通路17が連通していると
ともに、他端の受圧面に向けてOFF作動用油圧通路1
8が連通している。従って、いずれか一方から油圧を与
えることによりピストン16が軸方向に駆動される。
【0011】上記ON作動用油圧通路17は、カムシャ
フト10内を通って#1カムジャーナル部に開口してお
り、図示せぬカムブラケットを介してシリンダヘッド2
側の#1カム軸受部19近傍のON作動用油圧ポート2
0に連通している。またOFF作動用油圧通路18は、
同様にカムシャフト10内を通って#2カムジャーナル
部に開口しており、シリンダヘッド2側の#2カム軸受
部21のOFF作動用油圧ポート22に連通している。
【0012】一方、図1および図3に示すように、シリ
ンダブロック1のVバンク間に、制御弁取付用フランジ
23が上方を向いた形で形成されている。この制御弁取
付用フランジ23は、シリンダブロック1の前後方向の
中央よりやや前方に位置しており、その後方には、冷却
水出口用フランジ24が形成されている。
【0013】上記制御弁取付用フランジ23のフランジ
面23aには、左右バンクに対応する一対のON作動用
油圧通路25と、同じく左右バンクに対応する一対のO
FF作動用油圧通路26と、油圧供給通路27と、リタ
ーン通路28とがそれぞれ開口している。上記ON作動
用油圧通路25は、図1に示すように、略V字形に形成
されており、かつ先端がシリンダヘッド2側のON作動
用油圧通路29に接続している。そして、このシリンダ
ヘッド2側のON作動用油圧通路29を介して前述した
#1カム軸受部19のON作動用油圧ポート20に連通
している。尚、このON作動用油圧ポート20に至る油
圧経路は左右バンクで略同様の構成となっている。また
上記OFF作動用油圧通路26は、やはり略V字形に形
成されており、かつ先端が、油通路を兼ねるシリンダヘ
ッドボルト孔30に接続されている。そして、このシリ
ンダヘッドボルト孔30に更にシリンダヘッド2内部の
OFF作動用油圧通路31が接続されており、該OFF
作動用油圧通路31の先端が前述した#2カム軸受部2
1のOFF作動用油圧ポート22に連通している。尚、
このOFF作動用油圧ポート22に至る油圧経路も左右
バンクで略同様の構成となっている。
【0014】また油圧供給通路27は、下方に直線状に
延びており、シリンダヘッド2中央部のメインギャラリ
32に連通している。更に、リターン通路28は、図2
に示すように下方に延びており、その先端はクランクケ
ース内に開放されている。
【0015】上記制御弁取付用フランジ23には、上述
した各油圧通路の連通状態を切換制御する油圧制御弁3
3が取り付けられている。この油圧制御弁33は、上記
制御弁取付用フランジ23を覆うフランジ部33aと、
後述するスプール弁を収容した弁部33bと、斜め上方
に突出したソレノイド33cとを有している。図5は、
上記油圧制御弁33の詳細を示すもので、ハウジング3
4内に円筒状のバルブスリーブ35が嵌合固定されてい
るとともに、該バルブスリーブ35内周に円筒状のスプ
ール弁36が摺動可能に嵌合しており、かつ該スプール
弁36は、リターンスプリング37によってソレノイド
33cのプッシュロッド38に向けて付勢されている。
上記バルブスリーブ35には、ON作動用油圧通路25
に連通する第1出口ポート39と、油圧供給通路27に
連通する入口ポート40と、OFF作動用油圧通路26
に連通する第2出口ポート41とが並んで形成されてい
る。またスプール弁36には、入口ポート40を第1,
第2出口ポート39,41の何れか一方と連通させる凹
部42と、第1出口ポート39と連通可能な基端部の連
通孔43とが設けられている。そして、スプール弁36
およびバルブスリーブ35の中空部と常時連通したドレ
ンポート44が先端部に設けられており、該ドレンポー
ト44が前述したリターン通路28に連通している。
【0016】図5は、ソレノイド33cが非励磁状態に
あるときの流路状態を示しており、スプール弁36がリ
ターンスプリング37の付勢力によりソレノイド33c
側に位置している。そのため、油圧供給通路27から流
入した高圧潤滑油は、凹部42を通して入口ポート40
から第1出口ポート39へ向かい、ON作動用油圧通路
25,29,17を通して可変バルブタイミング用アク
チュエータ12へ供給される。これによって、該アクチ
ュエータ12がON状態となり、カムスプロケット部1
4に対し吸気側カムシャフト10が一定量だけ回動す
る。また、このとき第2出口ポート41がドレンポート
44と連通状態となるため、ピストン16の反対側に存
在していた潤滑油がOFF作動用油圧通路18,31,
26を通してリターン通路28へと排出される。
【0017】これに対し、図6は、ソレノイド33cが
励磁状態にあるときの流路状態を示しており、スプール
弁36がプッシュロッド38に押されて先端側に位置
し、入口ポート40と第2出口ポート41とが連通す
る。そのため、高圧潤滑油は、OFF作動用油圧通路2
6,31,18を通して可変バルブタイミング用アクチ
ュエータ12へ供給される。これによって該アクチュエ
ータ12がOFF状態となり、カムスプロケット部14
とカムシャフト10との位相関係が初期状態に復帰す
る。また、このとき、第1出口ポート39が連通孔43
により開放されるため、ピストン16の反対側に存在し
ていた潤滑油がON作動用油圧通路17,29,25を
通してリターン通路28へと排出される。
【0018】尚、制御弁取付用フランジ23に開口する
左右バンクの一対のON作動用油圧通路25およびOF
F作動用油圧通路26は、油圧制御弁33のフランジ部
33a裏面に設けた略L字形の油溝45,46(図3参
照)によってそれぞれ接続されている。
【0019】このように上記実施例の構成によれば、左
右バンクの可変バルブタイミング用アクチュエータ12
の油圧切換を1個の油圧制御弁33でもって行うことが
でき、部品点数が少なくなるとともに、構成が簡単とな
る。しかも、左右バンクのバルブタイミングを必ず同時
に切り換えることができる。そして、該アクチュエータ
12を有する吸気側カムシャフト10がバンク内側に配
置されるのに対し、油圧制御弁33がVバンク間に位置
するので、油圧制御弁33を左右バンクで共用してもア
クチュエータ12までの油圧経路が極端に長大化するこ
とがなく、応答性の低下等の不具合を招くことはない。
また油圧制御弁33は、図2に示すように、Vバンク間
においてシリンダブロック1と吸気マニホルド9との間
に生じる空スペースを有効に利用した形で配置され、外
部へ突出したりすることがないので、機関全体の小型化
が図れる。
【0020】尚、上記実施例では、可変バルブタイミン
グ用アクチュエータ12のON切換およびOFF切換の
双方を油圧供給により行うようにしているが、いずれか
一方のみを油圧供給により行い、他方をリターンスプリ
ングのばね力でもって行うように構成することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係るV型内燃機関によれば、左右バンクに設けられる
油圧式の可変バルブタイミング用アクチュエータの切換
を1個の油圧制御弁でもって行うので、部品点数の削減
および構成の簡略化が図れるとともに、左右バンクのバ
ルブタイミングの切換を必ず同時に行うことができる。
また、油圧制御弁をVバンク間の空スペースを利用して
配置することにより機関の大型化が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るV型内燃機関の要部の断面図。
【図2】この発明に係るV型内燃機関の縦断面図。
【図3】シリンダブロックの平面図。
【図4】シリンダヘッドを吸気側カムシャフトとともに
示す平面図。
【図5】油圧制御弁の要部の断面図。
【図6】油圧切換時の状態を示す油圧制御弁の要部の断
面図。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 2…シリンダヘッド 10…吸気側カムシャフト 12…可変バルブタイミング用アクチュエータ 23…制御弁取付用フランジ 25…ON作動用油圧通路 26…OFF作動用油圧通路 27…油圧供給通路 28…リターン通路 33…油圧制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右バンクのカムシャフト端部に、該カ
    ムシャフトとクランクシャフトとの位相を油圧により相
    対変化させる可変バルブタイミング用アクチュエータを
    備えてなるV型内燃機関において、シリンダブロックの
    Vバンク間位置に、制御弁取付用フランジを上方に向け
    て形成し、油圧源に連通する油圧通路および左右バンク
    の上記アクチュエータに連通する油圧通路をそれぞれ上
    記フランジのフランジ面に開口させるとともに、これら
    の油圧通路の連通状態を切換制御する油圧制御弁を上記
    フランジに取り付けたことを特徴とするV型内燃機関。
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