JPH0571209A - タイル張り施工法及びその装置 - Google Patents

タイル張り施工法及びその装置

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JPH0571209A
JPH0571209A JP3258473A JP25847391A JPH0571209A JP H0571209 A JPH0571209 A JP H0571209A JP 3258473 A JP3258473 A JP 3258473A JP 25847391 A JP25847391 A JP 25847391A JP H0571209 A JPH0571209 A JP H0571209A
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tile
sandwiching
tiles
frame
strip plate
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JP3258473A
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Hideo Nakajima
秀夫 中島
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 階段の踏面1上に基準台5を複数配置し、該
各基準台5に湾曲自在な帯板6を係止すると共に、該帯
板6を蹴上面2から所定の間隙βをおいてその蹴上面2
の曲面に沿って配設し、前部両端に設けた両タイル挟持
部7a間にタイル3を挟持せしめた多数のタイル挟持枠
7を上記帯板6と蹴上面2との間に数珠繋ぎ状に挿入す
ると共に、該各タイル挟持枠7を上記帯板6に掛止し、
各タイル挟持枠7に挟持されたタイル3と蹴上面2との
間にモルタル20を充填する。 【効果】 熟練者でなくても、多数のタイル3を蹴上面
2に正確にしかも迅速に張り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蹴上面が曲面状に形成
された階段の該蹴上面に多数のタイルを迅速且つ正確に
張り付けるためのタイル張り施工法とそれに用いられる
タイル張り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図13に示すように、踏面1に対
して直角に立ち上がる蹴上面2が曲面状に形成された階
段の該蹴上面2に多数のタイル3を張る場合には、その
蹴上面2の表面をその長手方向に沿って正確に目地割り
した後、その目地割りに沿ってタイル3をタイル職人が
手作業で一枚ずつ張っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の工法では、
タイル張りの基準となる目地割りがタイル職人の勘によ
って決められており、また手作業で、しかも曲面に沿っ
てタイル張りしなくてはならないことから、熟練を要す
ると共に、その張られたタイル3の位置が微妙にずれて
不揃いになりやすく、工期が長くかかるという欠点があ
った。本発明は上記欠点を解消したタイル張り施工法及
びその装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を実施例に対応する図面に基づいて説明
すると、本発明の請求項1は、図1〜図3に示すよう
に、踏面1に対して直角に立ち上がる蹴上面2が曲面状
に形成されてなる階段において、該踏面1上に適当間隔
ごとに基準台5を複数配置し、該各基準台5に湾曲自在
な帯板6を係止すると共に、その各基準台5を蹴上面2
に対し遠近移動調整させることにより、上記帯板6を上
記蹴上面2から所定の間隙βをおいてその蹴上面2の曲
面に沿って配設し、前部両端に所定のタイル幅αをおい
て一対のタイル挟持部7aが設けられ、その両タイル挟
持部7a間にタイル3を挟持せしめた多数のタイル挟持
枠7を上記帯板6と蹴上面2との間に数珠繋ぎ状に挿入
すると共に、該各タイル挟持枠7を上記帯板6に掛止
し、その各タイル挟持枠7に挟持されているタイル3と
蹴上面2との間にモルタル20を充填して、そのモルタ
ル20によりタイル3を蹴上面2に張り付けるものであ
る。
【0005】請求項2は、図1〜図3に示すように、蹴
上面2が曲面状に形成されてなる階段の該蹴上面2に多
数のタイル3を張り付けるためのタイル張り装置4であ
って、階段の踏面1上に適当間隔ごとに配置される複数
の基準台5と、該各基準台5に係止され、上記蹴上面2
から所定の間隙βをおいてその蹴上面2の曲面に沿って
配設される湾曲自在な帯板6と、該帯板6と蹴上面2と
の間に数珠繋ぎ状に多数挿入されると共に、上記帯板6
に掛止されるタイル挟持枠7とからなり、該各タイル挟
持枠7の前部両端に、タイル3を蹴上面2に沿って挟持
するためのタイル挟持部7aが設けられてなる構成を採
用するものである。
【0006】請求項3は、図4に示すように、前記タイ
ル挟持枠7の両タイル挟持部7aが、タイル挟持枠7の
前部に一体突設された突条部15と、該突条部15のタ
イル当接面に貼着または塗布されたゴム、合成樹脂材、
ラテックス等の弾性材16とからなる構成を採用するも
のである。
【0007】請求項4は、図7に示すように、前記タイ
ル挟持枠7の両タイル挟持部7aが、タイル挟持枠7の
前部に突設された板ばね21からなる構成を採用するも
のである。
【0008】請求項5は、図8に示すように、前記タイ
ル挟持枠7の両タイル挟持部7aのうち、その一方が、
タイル挟持枠7の前部に一体突設された突条部15と、
該突条部15のタイル当接面に貼着または塗布されたゴ
ム、合成樹脂材、ラテックス等の弾性材16とからな
り、またその他方が、タイル挟持枠7の前部に突設され
た板ばね21からなる構成を採用するものである。
【0009】請求項6は、図10〜図12に示すよう
に、蹴上面2が曲面状に形成されてなる階段の該蹴上面
2に多数のタイル3を張り付けるためのタイル張り装置
4であって、階段の踏面1上に適当間隔ごとに配置され
る複数の基準台5と、該各基準台5に係止され、上記蹴
上面2から所定の間隙βをおいてその蹴上面2の曲面に
沿って配設される湾曲自在な帯板6と、該帯板6と蹴上
面2との間に数珠繋ぎ状に多数挿入されると共に、上記
帯板6に掛止されるタイル挟持枠7とを有し、該各タイ
ル挟持枠7には、タイル挟持枠7内に配設されると共
に、両端部35aがタイル挟持枠7の両側面に形成した
カム面36に係合される略L字状の弾性挟持板35と、
該弾性挟持板35の両端部35aに一体延設されて、タ
イル挟持枠7の前面に当接されるタイル3を挟持する一
対のタイル挟持部7aと、上記各タイル挟持枠7に回転
自在に配設されると共に、上記弾性挟持板35の中央湾
曲部35bに係合する偏心軸37とが設けられ、該偏心
軸37を偏心回転させることにより、弾性挟持板35を
介してカム面36により両タイル挟持部7aが押し広げ
られるようにしてなる構成を採用するものである。
【0010】請求項7は、前記偏心軸37が磁石からな
る構成を採用するものである。
【0011】
【作用】階段の踏面1上に適当間隔ごとに配置した基準
台5に帯板6を係止すると共に、その基準台5を蹴上面
2に対して遠近移動調整するだけで、上記帯板6を蹴上
面2から所定の間隔βをおいてその蹴上面2の曲面に沿
って配設することができる。そして該帯板6と蹴上面2
との間に多数のタイル挟持枠7を数珠繋ぎ状に挿入する
と共に、該各タイル挟持枠7を帯板6に掛止するだけ
で、その各タイル挟持枠7に挟持されているタイル3を
蹴上面2の曲面に沿って配列ことができ、これがため、
その各タイル挟持枠7に挟持されているタイル3と蹴上
面2との間にモルタル20を充填するだけで、そのタイ
ル3を蹴上面2に迅速且つ正確に張り付けることができ
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例たるタイル張り
装置4により階段の凸曲面状に形成された蹴上面2に多
数のタイル3を張り付けている途中の状態を示すもので
あって、該タイル張り装置4は、図2〜図4にも示すよ
うに、階段の踏面1上に適当間隔ごとに配置される複数
の基準台5と、該各基準台5に係止され、上記蹴上面2
から所定の間隙βをおいてその蹴上面2の凸曲面に沿っ
て配設される湾曲自在な帯板6と、該帯板6と蹴上面2
との間に数珠繋ぎ状に多数挿入されると共に、上記帯板
6に掛止されるタイル挟持枠7とからなる。
【0013】前記基準台5は、踏面1上に載置される台
本体5aと、該台本体5aの上面中央部に立設されたね
じ軸5bと、該ねじ軸5bに螺合する基準枠部5cとか
らなり、上記台本体5aを適宜正逆転させることによ
り、上記基準枠部5cの高さを自在に調整することがで
きる。また該基準枠部5cは縦断面視略Y字状であっ
て、その上部に二股状に分かれて形成された一対の立ち
上がり部9a,9b間には、前記帯板6が遊嵌入するた
めの嵌入凹部10が形成され、上記一方の立ち上がり部
9aには、上記嵌入凹部10に遊嵌入する帯板6を他方
の立ち上がり部9bとで挟持するための挟持ボルト11
を螺着させてあり、更に上記帯板6を所望どうりに湾曲
させるために、他方の立ち上がり部9bの帯板当接面1
2を凸曲面状に形成している。
【0014】前記帯板6は、例えば板ばねのように、小
さな負荷で容易に湾曲させることができると共に、その
負荷を解除したときには元の直線状に復帰させることが
できる薄板状の鋼板からなっている。
【0015】前記タイル挟持枠7は、平面視略H状であ
って、その前部両端の内側に、凹段部14,14が形成
されると共に、その凹段部14の外側に、所定のタイル
幅αをおいて一対のタイル挟持部7a,7aが設けられ
ている。このタイル挟持部7aは、タイル挟持枠7の前
部両端に一体突設された突条部15,15と、該突条部
15のタイル当接面に貼着または塗布されたゴム、合成
樹脂材、ラテックス等からなる弾性材16とから構成さ
れており、タイル3の両端部を上記凹段部14に係嵌さ
せることにより、該タイル3を両タイル挟持部7aによ
り挟持することができる。
【0016】また上記タイル挟持枠7の後部両端に一対
の掛止片17が設けられている。この掛止片17は、略
L字状の鋼板からなり、上記タイル挟持枠7にビス18
により止着される基端部17aと、該基端部17aの上
端から後方へ突出する先端部17bとの間に前記帯板6
の厚さより僅かに広幅の掛止凹部19が形成されてお
り、該掛止凹部19を前記帯板6に係嵌させることによ
り、そのタイル挟持枠7を帯板6に掛止することができ
る。
【0017】タイル張りの要領について説明すると、ま
ず各基準台5を踏面1上に適当間隔をおいて配置し、該
各基準台5の嵌入凹部10に帯板6を嵌入させると共
に、挟持ボルト11をねじ込むことにより、その帯板6
を基準台5に係止し、上記基準台5の台本体5aを適宜
回転させて上記帯板6の高さ及び水平レベルを調整した
後、上記各基準台5を蹴上面2に対して遠近移動させる
ことにより、前記帯板6を蹴上面2から所定の間隙βを
おいてその蹴上面2の曲面に沿って配設する。
【0018】次に両タイル挟持部7a間にタイル3を挟
持せしめた多数のタイル挟持枠7を上記帯板6と蹴上面
2との間に数珠繋ぎ状に挿入すると共に、該各タイル挟
持枠7を、掛止片17を介して上記帯板6に掛止する。
これにより多数のタイル3が蹴上面2の凸曲面に沿って
配列されるので、その各タイル3と蹴上面2との間γに
モルタル20を充填すればよい。これにより上記各タイ
ル3が蹴上面2に所望どうり正確に張り付けられる。
【0019】所定時間経過してモルタル20が固化した
ならば、帯板6を蹴上面2から後退させることにより、
該蹴上面2に張り付けたタイル3からタイル挟持枠7を
取り外せばよい。
【0020】なお上述したタイル張り手順では、予めタ
イル3をタイル挟持枠7の両タイル挟持部7a間に挟持
せしめた後、そのタイル挟持枠7を帯板6に掛止するよ
うにしたが、この手順とは逆に、各タイル挟持枠7を帯
板6に掛止した後、該タイル挟持枠7の両タイル挟持部
7a間にタイル3を挟持せしめるよいうにしてもよい。
【0021】上記実施例では、基準枠部5cの嵌入凹部
10に遊嵌入させた帯板6を挟持ボルト11により挟持
したが、これ以外に、例えば図5に示すように、四角枠
状の基準台5に磁石26を埋設し、該磁石26の磁気吸
引力により帯板6を上記基準台5の帯板係止面5dに吸
着させてもよい(第2の実施例)。なお図5中、30は
基準台5の底辺部に螺着された高さ及び水平レベル調整
用の調整ボルトである。この構成によれば、基準台5に
対する帯板6の係脱を迅速容易に行うことができる。
【0022】また蹴上面2にタイル3を上下複数段張り
付ける場合には、図5に仮想線で示すように、帯板6に
掛止されているタイル挟持枠7の上に更にタイル挟持枠
7を積み重ねてもよいし、図6に示すように、上下複数
枚のタイル3を挟持することができるタイル挟持枠7を
用いてもよい(第3の実施例)。この構成によれば、蹴
上面2の高さに応じた上下複数枚のタイル3を同時に挟
持することができる。なおこの場合、上側タイル3の位
置決めのため、タイル挟持部7aにタイル用目盛り31
を形成することが好ましい。
【0023】上記実施例では、タイル挟持枠7の両タイ
ル挟持部7aとして、突条部15と弾性材16とからな
るものを用いたが、これに限定されるわけではなく、例
えば図7に示すように、板ばね21を用いて、それをタ
イル挟持枠7の前部両端にビス22により止着し、該各
板ばね21のタイル当接面に弾性材16を貼着または塗
布してもよい(第4の実施例)。
【0024】また図8に示すように、タイル挟持枠7の
両タイル挟持部7aのうち、その一方を、タイル挟持枠
7の前部に一体突設された突条部15とすると共に、そ
の他方を、タイル挟持枠7の前部に突設された板ばね2
1とし、該板ばね21及び上記突条部15のタイル当接
面に、それぞれ弾性材16を貼着または塗布してもよい
(第5の実施例)。
【0025】更に図9に示すように、タイル挟持枠7の
突条部15側前部にねじ軸27を固着し、該ねじ軸27
に螺合すると共に、その遊端がタイル挟持枠7の板ばね
21側前部を遊貫通するタイル挟持解除用ナット28を
設けてもよい(第6の実施例)。
【0026】この構成によれば、モルタル20の固化
後、上記タイル挟持解除用ナット28を回転させるだけ
で、該ナット28の遊端により板ばね21を押し曲げて
(同図仮想線参照)、タイル挟持枠7をタイル3から容
易に分離することができ、その際、タイル3がモルタル
20から剥離したり、動いたりする恐れがない。
【0027】図10〜図12は本発明の第7の実施例を
示すものであって、タイル挟持枠7は、側面視略コ字状
に形成され、その上辺部両側に突設された突起部33に
形成した係止凹部19を帯板6の上縁部に係合させると
共に、下辺部両側に突設された突起部34を帯板の側面
に当接することにより、帯板に掛止されている。また上
記タイル挟持枠7内に配設した略L字状板ばね製弾性挟
持板35の両端部35a,35aをタイル挟持枠7の両
側面に形成されたカム面36に係合させると共に、該両
端部35aに一体延設したタイル挟持部7a,7aをタ
イル挟持枠7の前面より前方に突出させている。更に両
端軸部37a,37aがタイル挟持枠7の上下辺部に回
転自在に支持された偏心軸37の上記両端軸部37aに
対して偏心している中央軸部37bを前記弾性挟持板3
5の中央湾曲部35bに係合させている。なお38は偏
心軸37の上端側軸部37aに設けた操作ハンドル、3
9は偏心軸37の両端軸部37a,37aにそれぞれ係
嵌させた偏心軸抜け止め用スナップリングである。
【0028】上記構成において、前述した実施例とほぼ
同様の手順でタイル3を蹴上面2に張り付けることがで
きる(図10及び図11参照)。そして、モルタル20
の固化後、タイル張り装置4をタイル3から取外す場合
には、偏心軸37を回転させればよい。これにより図1
1に仮想線で示すように、偏心軸37の中央軸部37b
が偏心移動して、弾性挟持板35が後退し、両タイル挟
持部7aがカム面36により押し広げられてタイル3か
ら離間し、該タイル3の挟持が解消される。次に帯板6
を後退させることにより、タイル挟持枠7をタイル3か
ら取り外せばよい。このときタイル3は固定状態のタイ
ル挟持枠7により支持されているので、該タイルが蹴上
面2から剥離される恐れがない。
【0029】上記のようにタイル挟持枠7をタイル3か
ら取り外した後、偏心軸37を回転させることにより、
中央軸部37bを元の位置に戻せば、弾性挟持板35が
その弾性力により元の状態に復帰する(図11実線状
態)。
【0030】前記偏心軸37の中央軸部37bを磁石に
より形成するならば、その磁気吸引力により弾性挟持板
35を中央軸部37bの偏心移動に一層確実に追従させ
ることができる。
【0031】上記各実施例では、凸曲面状に形成された
蹴上面2にタイル3を張る場合を例にあげて説明した
が、これに限定されるわけではなく、例えば凹曲面状の
蹴上面2や凸曲面と凹曲面とが連続的に形成された蹴上
面2にタイル3を張る場合にも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、、蹴上面の
曲面に沿って多数のタイルを簡単に配列することがで
き、その各タイルと蹴上面との間にモルタルを充填する
だけでよいから、熟練者でなくても、多数のタイルを蹴
上面に迅速且つ正確に張り付けることができる。
【0033】また請求項2によれば、基準台、帯板及び
タイル挟持枠を簡単に組み立てて、多数のタイルを蹴上
面の曲面に沿って正確に配列することができると共に、
その各タイルを蹴上面に能率良く張り付けることがで
き、その工期を従来に比べて著しく短縮することができ
る。
【0034】請求項3によれば、前記タイル挟持枠の両
タイル挟持部として、突条部と、弾性材とからなるもの
を用いているから、そのタイル挟持部間に挟持されたタ
イルを正確に位置決めすることができると共に、そのタ
イルがタイル挟持部間から外れないように確実に挟持す
ることができる。
【0035】請求項4によれば、前記タイル挟持枠の両
タイル挟持部として、板ばねを用いているから、該板ば
ねの付勢力を利用して、タイルを確実に挟持することが
できると共に、その板ばね間からタイルを容易に取り外
すことができる。
【0036】請求項5によれば、前記タイル挟持枠の両
タイル挟持部のうち、その一方として突条部と弾性材と
を用い、またその他方として板ばねを用いているから、
上記突条部によりタイルを正確に位置決めすることがで
きると共に、前記弾性材と板ばねによりタイルを確実に
挟持することができる。
【0037】請求項6によれば、偏心軸を偏心回転させ
るだけで、弾性挟持板を介してタイル挟持枠の両側面に
形成したカム面により両タイル挟持部を押し広げて、該
両タイル挟持部をタイルから離間させることができ、し
かもこのときタイルは固定状態のタイル挟持枠により支
持されているので、該タイルが蹴上面から剥離される恐
れがない。
【0038】請求項7によれば、上記偏心軸が磁石から
なるため、その磁気吸引力により弾性挟持板を偏心軸の
偏心回転に一層確実に追従させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例たるタイル張り装置によ
りタイルを階段の蹴上面に張っている途中の状態を示す
平面図である。
【図2】同要部の分解斜視図である。
【図3】同要部の縦断面図である。
【図4】同要部の水平断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す要部の縦断面図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施例を示す要部の縦断面図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施例を示す要部の平面図であ
る。
【図8】本発明の第5の実施例を示す要部の平面図であ
る。
【図9】本発明の第6の実施例を示す要部の一部切欠き
平面図である。
【図10】本発明の第7の実施例を示す要部の側面図で
ある。
【図11】同要部の水平断面図である。
【図12】同要部の分解斜視図である。
【図13】蹴上面が曲面状に形成された階段の一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 踏面 2 蹴上面 3 タイル 4 タイル張り装置 5 基準台 6 帯板 7 タイル挟持枠 7a タイル挟持部 20 モルタル 35 弾性挟持板 35a 弾性挟持板の両端部 35b 弾性挟持板の中央湾曲部 36 カム面 37 偏心軸 α タイル幅 β 蹴上面と帯板との間の間隙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】踏面に対して直角に立ち上がる蹴上面が曲
    面状に形成されてなる階段において、該踏面上に適当間
    隔ごとに基準台を複数配置し、該各基準台に湾曲自在な
    帯板を係止すると共に、その各基準台を蹴上面に対し遠
    近移動調整させることにより、上記帯板を上記蹴上面か
    ら所定の間隙をおいてその蹴上面の曲面に沿って配設
    し、前部両端に所定のタイル幅をおいて一対のタイル挟
    持部が設けられ、その両タイル挟持部間にタイルを挟持
    せしめた多数のタイル挟持枠を上記帯板と蹴上面との間
    に数珠繋ぎ状に挿入すると共に、該各タイル挟持枠を上
    記帯板に掛止し、その各タイル挟持枠に挟持されている
    タイルと蹴上面との間にモルタルを充填して、そのモル
    タルによりタイルを蹴上面に張り付けることを特徴とす
    るタイル張り施工法。
  2. 【請求項2】蹴上面が曲面状に形成されてなる階段の該
    蹴上面に多数のタイルを張り付けるためのタイル張り装
    置であって、階段の踏面上に適当間隔ごとに配置される
    複数の基準台と、該各基準台に係止され、上記蹴上面か
    ら所定の間隙をおいてその蹴上面の曲面に沿って配設さ
    れる湾曲自在な帯板と、該帯板と蹴上面との間に数珠繋
    ぎ状に多数挿入されると共に、上記帯板に掛止されるタ
    イル挟持枠とからなり、該各タイル挟持枠の前部両端
    に、タイルを蹴上面に沿って挟持するためのタイル挟持
    部が設けられてなるタイル張り装置。
  3. 【請求項3】前記タイル挟持枠の両タイル挟持部が、タ
    イル挟持枠の前部に一体突設された突条部と、該突条部
    のタイル当接面に貼着または塗布されたゴム、合成樹脂
    材、ラテックス等の弾性材とからなる請求項2に記載の
    タイル張り装置。
  4. 【請求項4】前記タイル挟持枠の両タイル挟持部が、タ
    イル挟持枠の前部に突設された板ばねからなる請求項2
    に記載のタイル張り装置。
  5. 【請求項5】前記タイル挟持枠の両タイル挟持部のう
    ち、その一方が、タイル挟持枠の前部に一体突設された
    突条部と、該突条部のタイル当接面に貼着または塗布さ
    れたゴム、合成樹脂材、ラテックス等の弾性材とからな
    り、またその他方が、タイル挟持枠の前部に突設された
    板ばねからなる請求項2に記載のタイル張り装置。
  6. 【請求項6】蹴上面が曲面状に形成されてなる階段の該
    蹴上面に多数のタイルを張り付けるためのタイル張り装
    置であって、階段の踏面上に適当間隔ごとに配置される
    複数の基準台と、該各基準台に係止され、上記蹴上面か
    ら所定の間隙をおいてその蹴上面の曲面に沿って配設さ
    れる湾曲自在な帯板と、該帯板と蹴上面との間に数珠繋
    ぎ状に多数挿入されると共に、上記帯板に掛止されるタ
    イル挟持枠とを有し、該各タイル挟持枠には、タイル挟
    持枠内に配設されると共に、両端部がタイル挟持枠の両
    側面に形成したカム面に係合される略L字状の弾性挟持
    板と、該弾性挟持板の両端部に一体延設されて、タイル
    挟持枠の前面に当接されるタイルを挟持する一対のタイ
    ル挟持部と、上記各タイル挟持枠に回転自在に配設され
    ると共に、上記弾性挟持板の中央湾曲部に係合する偏心
    軸とが設けられ、該偏心軸を偏心回転させることによ
    り、弾性挟持板を介してカム面により両タイル挟持部が
    押し広げられるようにしてなるタイル張り装置。
  7. 【請求項7】前記偏心軸が磁石からなる請求項6に記載
    のタイル張り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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