JPH0571074U - 坑内トロリ機関車 - Google Patents
坑内トロリ機関車Info
- Publication number
- JPH0571074U JPH0571074U JP1996192U JP1996192U JPH0571074U JP H0571074 U JPH0571074 U JP H0571074U JP 1996192 U JP1996192 U JP 1996192U JP 1996192 U JP1996192 U JP 1996192U JP H0571074 U JPH0571074 U JP H0571074U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locomotive
- cable
- power supply
- underground trolley
- cable reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給電方式を採用し、しかも給電設備から離れ
ている場所へも走行可能で、行動範囲の拡大を図り得る
坑内トロリ機関車を提供することにある。 【構成】 機関車10にケーブルリール13を搭載し、
このケーブルリール13に給電用のケーブル14を巻き
付けるとともに、前記ケーブル14を給電設備の集電子
16に電気的に接続して構成した。
ている場所へも走行可能で、行動範囲の拡大を図り得る
坑内トロリ機関車を提供することにある。 【構成】 機関車10にケーブルリール13を搭載し、
このケーブルリール13に給電用のケーブル14を巻き
付けるとともに、前記ケーブル14を給電設備の集電子
16に電気的に接続して構成した。
Description
【0001】
本考案は、シールドトンネル等、随道工事の資機材運搬や残土搬出等に使用さ れる坑内トロリ機関車に関する。
【0002】
従来、シールドトンネル等の構築において、資機材運搬およびずり運搬等には 、蓄電池を積載したバッテリ機関車を使用して行っていた。
【0003】 また、他の従来技術では坑内に給電する架線を設け、その架線を切り欠きを形 成した絶縁物で覆い、さらに坑内に移動可能な集電子を設け、集電子から被覆さ れたケーブルを介して機関車に給電し、機関車を走行させるようにしている。
【0004】
しかし、前記蓄電池を積載した従来技術では、バッテリ機関車を長時間作動さ せるためには大容量の蓄電池を必要とし、蓄電池の機関車本体に占める割合が大 きくなり、機関車全体が大型化する問題がある。また、蓄電池の性能を維持する ため、定期的に充電する必要があり、バッテリ液の補充等のメンテナンスに手数 が掛かる問題もあった。
【0005】 また、後述の集電子からケーブルを介して機関車に給電する型式の従来技術で は、坑内に設けられた給電設備以外の場所には走行が不可能であり、機関車の走 行範囲が刻々と変化するシールドトンネル等の隧道工事には即応できないという 問題があった。
【0006】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、給 電方式を採用し、しかも給電設備から離れている場所へも走行可能で、行動範囲 の拡大を図り得る坑内トロリ機関車を提供しようとするものである。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案の坑内トロリ機関車は機関車10にケーブル リール13を搭載し、このケーブルリール13に給電用のケーブル14を巻き付 けるとともに、前記ケーブル14を給電設備に接続したものである。
【0008】
本考案では、機関車10に搭載されたケーブルリール13にケーブル14を巻 き付けている。そして、前記ケーブル14を給電設備に電気的に接続している。 したがって、機関車10が給電設備から遠ざかる方向に走行すると、ケーブルリ ール13からケーブル14が繰り出されるので、ケーブルリール13に巻き付け られたケーブル14の長さの範囲で機関車10を自由に走行させることができる 。
【0009】 このように、本考案では給電方式を採用しているので、機関車全体の小型化を 図ることができ、充電やバッテリ液の補充等のメンテナンス上、煩わしい手数が 不要となり、しかも機関車10の行動範囲を拡大することができる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示すものであって、この実施例にかかる坑内トロリ 機関車を機械掘削によるトンネル工事に使用した状態を示す一部縦断側面図であ る。
【0011】 この図1に示す実施例では、掘削機1を用いてトンネル2を掘削するようにし ており、その資機材運搬やずり運搬等に、給電方式の坑内トロリ機関車を使用し ている。そして、前記掘削機1により掘削したトンネル2の後方で、セグメント 3を構築するようにしている。
【0012】 前記坑内トロリ機関車は、機関車10により台車11を軌条12に沿って牽引 するようになっている。
【0013】 前記機関車10の所定の場所、例えば天井部には、ケーブルリール13が搭載 されている。このケーブルリール13には、所要長さのケーブル14が巻き付け られている。そして、前記ケーブル14は、坑内の給電設備に接続されている。
【0014】 前記給電設備は、絶縁物で被覆された架線15と、これに付設された集電子1 6およびストッパ17とを有しており、前記架線15は電源(図示せず)に接続 されている。前記ケーブル14は、給電設備の前記集電子16に電気的に接続さ れ、機関車10に給電するようになっている。なお、前記ストッパ17は、集電 子16に障害物が衝突したり接触しないようにしている。
【0015】 この実施例の坑内トロリ機関車では、機関車10に電源,架線15,集電子1 6およびケーブル14を通じて給電され、機関車10が軌条12に沿って走行し 、資,機材やずりを積載した台車11を牽引する。
【0016】 そして、機関車10が集電子16から遠ざかる方向に走行すると、ケーブルリ ール13からケーブル14が繰り出される。したがって、ケーブルリール13に 巻き付けられているケーブル14の長さの範囲内で、機関車10が自由に走行す ることができるので、機関車10の行動範囲を拡大することが可能となる。なお 、機関車10が集電子16から離れた所から集電子16に接近する方向に走行し て来たときは、ケーブルリール13はケーブル14を自動的に巻き取るように構 成されている。
【0017】 次に、図2は本考案にかかる坑内トロリ機関車が立坑内に出てきた状態を示す 一部縦断側面図である。 この図2に示す状態では、立坑4から既に構築した横坑内に資機材等を搬入し 、かつ推進機(図示せず)によって地山を掘削しつつ、セグメント6を組み込む などし、トンネル5を構築するようにしている。
【0018】 この図2に示すトンネル工事においても、台車11上に資,機材やずりを積載 し、給電方式の機関車10により台車11を牽引するようにしている。このトン ネル工事で使用している坑内トロリ機関車の構成,作用は、前記図1に示す実施 例と同様である。
【0019】
以上説明したように、本考案にかかる坑内トロリ機関車では、機関車10にケ ーブルリール13を搭載し、このケーブルリール13に給電用のケーブル14を 巻き付けるとともに、前記ケーブル14を給電設備に電気的に接続しており、給 電方式を採用しているので、機関車全体を小型化でき、充電やバッテリ液の補充 等のメンテナンス上、煩わしい手数を不要となし得る効果があり、しかも機関車 10の行動範囲を拡大し得る効果がある。
【図1】本考案の一実施例を示す図であって、この実施
例にかかる坑内トロリ機関車を機械掘削によるトンネル
工事に使用した状態を示す一部縦断側面図である。
例にかかる坑内トロリ機関車を機械掘削によるトンネル
工事に使用した状態を示す一部縦断側面図である。
【図2】本考案にかかる坑内トロリ機関車をシールド工
法によるトンネル工事に使用した状態を示す一部縦断側
面図である。
法によるトンネル工事に使用した状態を示す一部縦断側
面図である。
2 トンネル 5 トンネル 10 機関車 13 ケーブルリール 14 ケーブル 15 給電設備の架線 16 給電設備の集電子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松本 秀広 東京都中央区新川1丁目24番4号 大豊建 設株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 機関車10にケーブルリール13を搭載
し、このケーブルリール13に給電用のケーブル14を
巻き付けるとともに、前記ケーブル14を前記機関車1
0とは別に設けられた給電設備に接続したことを特徴と
する坑内トロリ機関車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019961U JP2586766Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 坑内トロリ機関車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019961U JP2586766Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 坑内トロリ機関車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571074U true JPH0571074U (ja) | 1993-09-24 |
JP2586766Y2 JP2586766Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12013798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992019961U Expired - Lifetime JP2586766Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 坑内トロリ機関車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586766Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249799A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Shimizu Corp | 台車走行システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03103521A (ja) * | 1989-09-18 | 1991-04-30 | Kajima Corp | 室内スキー場のゲレンデ整備装置 |
JPH04146868A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-05-20 | Nippon Steel Corp | コイル供給台車における複合給電方法 |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP1992019961U patent/JP2586766Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03103521A (ja) * | 1989-09-18 | 1991-04-30 | Kajima Corp | 室内スキー場のゲレンデ整備装置 |
JPH04146868A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-05-20 | Nippon Steel Corp | コイル供給台車における複合給電方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249799A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Shimizu Corp | 台車走行システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586766Y2 (ja) | 1998-12-09 |
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