JPH0571074A - 水生生物の付着防止繊維並びにその使用方法 - Google Patents

水生生物の付着防止繊維並びにその使用方法

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JPH0571074A
JPH0571074A JP3305751A JP30575191A JPH0571074A JP H0571074 A JPH0571074 A JP H0571074A JP 3305751 A JP3305751 A JP 3305751A JP 30575191 A JP30575191 A JP 30575191A JP H0571074 A JPH0571074 A JP H0571074A
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JP
Japan
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fiber
adhesion
thermoplastic resin
aquatic organisms
copper powder
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JP3305751A
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English (en)
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Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
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Suzuki Sogyo Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Sogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は例えば網類など繊維から成るものに水
生生物が付着しないようになされた水生生物の付着防止
繊維に関するものであって、イオン化傾向の異なる二種
以上の金属粉、または銅粉とカーボンブラックとを熱可
塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成ることを特徴とす
る。 【効果】テストの結果、顕著な水生生物の付着防止効果
が確認された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は水生生物が付着すること
によって種々の支障を生じる漁網、はえ縄、生簀などに
使用される繊維並びにこれを適用した漁具に関する。
【0002】
【発明の背景】定置網、刺網等の漁網やはえ縄等の綱類
及び生簀などの漁具は海水に曝されている間に藻が付着
したり、フジツボ、イガイ等が生棲し、これら漁具の機
能低下や耐久性の劣化をもたらすことがある。
【0003】これら漁具の中にはいわゆる船底塗料を塗
布することで水生生物の付着を防止できるものもある
が、漁網等繊維から成るものには塗料を塗布することが
困難であり、また船底塗料の中には人体に有害な錫化合
物を含有するものもあるため、魚を捕獲するための漁具
にこのような塗料を使用すること自体危険である。一方
このような実情の中、本出願人は水生生物に電気的な刺
激を与えることによってその付着を防止できることに着
目するとともに、この理論を応用した船底塗料を実用化
するに当たって電気的刺激が持続的に発揮できるような
塗料の開発をも併せて研究開発している。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、水生生物が電気的な刺激を
忌避するという知見に基づき、この原理を特に漁網等繊
維から構成される用具に応用し、且つ電気的刺激が持続
的に発揮できるような水生生物の付着防止繊維並びにそ
の使用方法の開発を試みたものである。
【0005】
【発明の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る第一の発明たる水
生生物の付着防止繊維は、イオン化傾向の異なる二種以
上の金属粉を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成
ることを特徴として成るものである。
【0006】また本出願に係る第二の発明たる水生生物
の付着防止繊維は、前記要件に加えて前記イオン化傾向
の異なる二種以上の金属粉は銅と銀であることを特徴と
して成るものである。
【0007】更に本出願に係る第三の発明たる水生生物
の付着防止繊維は、銅粉とカーボンブラックとを熱可塑
性樹脂に分散し、これを紡糸して成ることを特徴として
成るものである。
【0008】更にまた本出願に係る第四の発明たる水生
生物の付着防止材料は、前記要件に加えて前記熱可塑性
樹脂は吸湿性を有することを特徴として成るものであ
る。
【0009】更にまた本出願に係る第五の発明たる水生
生物の付着防止材料は、前記要件に加えて前記熱可塑性
樹脂に、吸水性樹脂を併せ加えたものを紡糸して成るこ
とを特徴として成るものである。
【0010】更にまた本出願に係る第六の発明たる水生
生物の付着防止材料は、前記要件に加えて前記イオン化
傾向の異なる二種以上の金属粉は、吸水性樹脂に担持さ
れた状態で熱可塑性樹脂に分散されていることを特徴と
して成るものである。
【0011】更にまた本出願に係る第七の発明たる水生
生物の付着防止材料は、前記要件に加えて前記銅粉とカ
ーボンブラックとは、吸水性樹脂に担持された状態で熱
可塑性樹脂に分散されていることを特徴として成るもの
である。
【0012】更にまた本出願に係る第八の発明たる水生
生物の付着防止材料は、前記要件に加えて前記吸水性樹
脂はポリビニールアルコールであることを特徴として成
るものである。
【0013】更にまた本出願に係る第九の発明たる水生
生物の付着防止材料は、前記要件に加えて前記ポリビニ
ールアルコールは、ケン化度が98.5mol%以上
で、重合度が1000以下であることを特徴として成る
ものである。
【0014】更にまた本出願に係る第十の発明たる水生
生物の付着防止材料は、前記要件に加えて前記ポリビニ
ールアルコールは、ケン化度が78.5〜81.5mo
l%で、重合度が1500以上であることを特徴として
成るものである。
【0015】更にまた本出願に係る第十一の発明たる水
生生物の付着防止材料は、イオン化傾向の異なる二種以
上の金属粉を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成
る付着防止繊維を用いて製布することを特徴として成る
ものである。
【0016】更にまた本出願に係る第十二の発明たる水
生生物の付着防止材料は、銅粉とカーボンブラックとを
熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防止繊
維を用いて製布することを特徴として成るものである。
【0017】更にまた本出願に係る第十三の発明たる水
生生物の付着防止材料は、イオン化傾向の異なる二種以
上の金属粉を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成
る付着防止繊維を用いて製網することを特徴として成る
ものである。
【0018】更にまた本出願に係る第十四の発明たる水
生生物の付着防止材料は、銅粉とカーボンブラックとを
熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防止繊
維を用いて製網することを特徴として成るものである。
【0019】更にまた本出願に係る第十五の発明たる水
生生物の付着防止材料は、イオン化傾向の異なる二種以
上の金属粉を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成
る付着防止繊維を用いて製綱することを特徴として成る
ものである。
【0020】更にまた本出願に係る第十六の発明たる水
生生物の付着防止材料は、銅粉とカーボンブラックとを
熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防止繊
維を用いて製綱することを特徴として成るものである。
これら発明によって前記目的を達成しようとするもので
ある。
【0021】以下本発明を具体的に説明する。まず本発
明中、イオン化傾向の異なる二種以上の金属粉とは、下
記に示すイオン化列中から任意の二種以上の金属を選択
し、これらを粉状にしたものである。 Li>Cs>K>Ba>Sr>Ca>Na>Mg>Be
>Al>Mn>Zn>Cr>Fe>Cd>Co>Ni>
Sn>Pb>(H)>Sb>Cu>Hg>Ag>Pt>
Au このような組合せのうち、水生生物の付着防止効果と経
済性とを考慮して最も好ましい金属の組合せは銅と銀で
ある。尚、イオン化傾向の異なる二種以上の金属粉が電
解質中で混在することで電池が形成され、局部的な電流
を生ずるものである。この点については作用の項で具体
的に説明する。尚、上記イオン化列に記載されていない
金属であってもよい。
【0022】またこのような二種金属間での局部的な電
流を得るためには、必ずしも金属同士の組合せである必
要はなく、金属と導電性を有する非金属との組合せであ
ってもよい。このような組合せのうち、水生生物の付着
防止効果と経済性とを考慮して最も好ましい組合せは銅
粉とカーボンブラックである。
【0023】次に熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン及びビニリデン等の
公定水分率が0のものと、ポリエステル、ベンゾエー
ト、ポリウレタン、アクリル、アクリル系、ポリクラノ
ール、トリアセテート、ナイロン、ビニロン、プロミッ
クス及びアセテート等の公定水分率が0より大きい熱可
塑性吸湿樹脂とが適用できる。
【0024】尚、本発明では熱可塑性樹脂から成る繊維
が海水を吸収して二種金属間または金属とカーボンブラ
ックとの間で電解質の役目を果たすことで水生生物の種
々の忌避作用を発揮するわけであり、熱可塑性樹脂が吸
湿性を有するものであるときは、そのまま海水を吸収し
これを保持できるのでよいが、吸湿性を有さない公定水
分率が0の熱可塑性樹脂では、二種金属等の間に海水を
保持するためにポリビニルアルコール等の吸水性樹脂を
存在させることができる。また熱可塑性樹脂が吸湿性を
有する場合にも、吸水性樹脂を存在させることができ
る。
【0025】このような吸水性樹脂としてはポリビニル
アルコールの他、ポリアクリル酸ソーダ、メチルセルロ
ーズ、カルボキシメチルセルローズ、ポリエチレンオキ
サイド、ポリビニルピロリドン、アクリル酸アミド、ゼ
ラチン、ニカワ、カゼイン、ポリペプタイド、デンプ
ン、セルローズ、デキストリン、アルブミン、ダイズタ
ンパク、アラビアゴム、トラガントゴム、フノリ、寒
天、アルギン酸ソーダ等の水溶性樹脂が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。
【0026】尚、この他にも酢酸ビニル−アクリル酸メ
チル共重合体ケン化物、ビニルアルコール−アクリル酸
塩共重合体、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合
体、ポリアクリロニトリル系ケン化物、でんぷん−アク
リロニトリルグラフト共重合体またはでんぷん−アクリ
ル酸共重合体等の高吸収性樹脂を適用してもよい。
【0027】因みに吸水性樹脂の作用としては、イオン
化傾向の異なる二種以上の金属や銅粉とカーボンブラッ
クとを担持した状態で、繊維を構成する熱可塑性樹脂の
ピンホールから海水を吸収してゲル化し、二種以上の金
属間または銅粉とカーボンブラックとの間で電子e
移動を可能とすると共に、吸水性樹脂自体のぬめりによ
る水生生物の付着防止作用をもなすものである。尚、こ
れらの点については発明の作用の項で詳しく述べる。
【0028】また吸水性樹脂のうち特にポリビニルアル
コールは、重合度とケン化度とを容易に調整することが
でき、これらの調整により付着防止効果のライフを調節
することができる。
【0029】表1は、現在市販され入手しやすい製品の
うち、重合度とケン化度の組み合わせによってポリビニ
ルアルコールの種々のグレードを具えた日本合成化学株
式会社製のゴーセノールを重合度とケン化度との組み合
わせによってマトリックスにしたものであり、表中重合
度の表示Lは重合度1000以下、Mは重合度1000
〜1500及びHは重合度1500以上を意味し、また
表中ケン化度の表示Kは部分ケン化型(78.5〜8
1.5mol%)、Aは部分ケン化型(86.5〜8
9.0mol%)、Gは完全ケン化型(98.4〜9
7.7mol%)及びNは完全ケン化型(99.0〜1
00mol%)をそれぞれ意味する。
【0030】
【表1】
【0031】水生生物の付着防止効果のライフと製造上
の問題点を考慮した場合、表1において本発明に適用す
るのに最も適当なポリビニルアルコールは、重合度L
(重合度1000以下)、ケン化度N(99.0〜10
0mol%)の位置であり、また増粘し粉末化しにくい
という製造上の問題点はあるが、重合度H(重合度15
00以上)、ケン化度K(78.5〜81.5mol
%)の位置が次いで適当なものである。即ちケン化度が
大きく、重合度が小さいか、またはケン化度が小さく、
重合度が大きいポリビニルアルコールが本発明に適用す
る上で好ましい。
【0032】尚表1において、重合度L、ケン化度Kを
中心とする左上隅周辺の領域におけるポリビニルアルコ
ールは、水に溶け易いため付着防止効果が長続きせず、
また重合度H、ケン化度Nを中心とする右下隅周辺の領
域におけるポリビニルアルコールは、大変に水に溶けに
くく且つ粉末化も困難という欠点がある。
【0033】次に本発明たる水生生物の付着防止繊維の
構造について、その製造方法を示しながら説明する。付
着防止繊維1は図1に示すように繊維を構成する熱可塑
性樹脂2の中に、銅粉3及び銅よりもイオン化傾向の小
さな金属である例えば銀粉5あるいは非金属であるカー
ボンブラック6が担持されて成るものである。尚、熱可
塑性樹脂2の中にはポリビニルアルコール7を併せ担持
してもよい。因みにポリビニルアルコール7を併せ担持
させるのは、それ自体が海水を吸収してぬめりを生じ、
水生生物の付着を物理的に困難にするという理由の他、
重合度とケン化度とを容易に調整することができ、これ
らの調整により付着防止効果のライフを調節することが
できるからである。
【0034】このようにポリビニルアルコール7を繊維
に担持させる場合、ポリビニルアルコール7と銅粉3、
ポリビニルアルコール7と銀粉5あるいはカーボンブラ
ック6との関係は、図1(a)(b)に示すように銅3
と銀5またはカーボンブラック6とが、ポリビニルアル
コール7の粒と独立して存在してもよいし、また図1
(c)(d)に示すように銅3と銀5またはカーボンブ
ラック6とが、それぞれポリビニルアルコール7で被わ
れているものでもよいし、更には図1(e)(f)に示
すように銅3と銀5または銅3とカーボンブラック6と
が一緒になってポリビニルアルコール7で被われている
ものでもよい。
【0035】尚、図1(a)(b)に示す各構造や、図
には示さないが二種以上の金属粉または銅とカーボンブ
ラックのみが繊維に担持される構造では、熱可塑性樹脂
は吸湿性を有する必要があるが、図1(c)(d)
(e)(f)に示す各構造では、熱可塑性樹脂は吸湿性
を有するものでも有しないものでもよい。
【0036】以下各形態の付着防止繊維の製造法につい
て銅と銀との組み合わせ(図1(a)(c)(e))を
例にとって説明する。尚、銅と銀との組合せ以外のイオ
ン化傾向の異なる二種以上の金属の組合せや、銅とカー
ボンブラックとの組合せの場合も製造法は原則として同
様である。まず図1(a)に示す形態の付着防止繊維
は、銅粉3と銀粉5、それにポリビニルアルコール7の
粉体をそれぞれ別々に、加熱溶融している熱可塑性樹脂
2の中に混入して攪拌分散する。そしてこのものをエク
ストゥルーダEにより押し出して冷却することで図1
(a)に示す形態の付着防止繊維1が得られる。
【0037】また図1(c)に示す形態の付着防止繊維
1は、銅粉3と銀粉5とをそれぞれ別のポリビニルアル
コール7の水溶液に分散させ、その後、銅粉3と銀粉5
とをそれぞれ取り出して、これを加熱乾燥することによ
り銅粉3と銀粉5の表面がそれぞれポリビニルアルコー
ル7で覆われた粒体を作成する。そして、この粒体をそ
れぞれ加熱溶融している熱可塑性樹脂8の中に混入して
攪拌分散し、これをエクストゥルーダEにより押し出し
て冷却することで図1(c)に示す形態の付着防止繊維
1が得られる。
【0038】尚、ポリビニルアルコール7中に銅粉3と
銀粉5とを混入し、この状態でそのまま熱可塑性樹脂8
に混合分散する方法を採っても構わない。因みにこのよ
うな方法を採る場合には、銅粉3と銀粉5との表面がポ
リビニルアルコール7で覆われた粒体とポリビニルアル
コール7のみから成る分散滴とが混合されて存在するこ
とになる。
【0039】更にまた図1(e)に示す形態の付着防止
繊維1は、銅粉3と銀粉5とを一緒にポリビニルアルコ
ール7に分散させるか、あらかじめ銅粉3と銀粉5とを
混合しておき、このものをポリビニルアルコール7に分
散させる。そしてポリビニルアルコール7中から、銅粉
3と銀粉5とが一緒になってポリビニルアルコール7に
被われた粒体を取り出し、これを熱可塑性樹脂8中に混
合分散させる。尚以上の製造において、銅粉3と銀粉5
とをポリビニルアルコール7中に混合分散させる時に
は、ポーセレインボールミル、遠心式グラインドミル等
の適宜の分散装置を用いて行なう。
【0040】尚、以上の製法は研究室レベルでの方法で
あるが、銅粉と銀粉とを吸水性樹脂に担持させるまでの
段階で量産向きの製法としては、例えば銅粉と銀粉とを
吸水性樹脂に分散させた混合液を、ノズルから凍結室内
へ噴霧して瞬間凍結させ、この粒体を真空乾燥するいわ
ばフリーズドライ的製法がある。
【0041】また同様に量産方法として機械的表面改質
の方法が適用できる。即ち、例えば銅粉と銀粉と吸水性
樹脂とを、同一の処理室内の気相中で分散させながら、
衝撃力を主体とする機械的熱的エネルギーをこれらに与
え、吸水性樹脂に銅粉と銀粉とが突き刺さるように埋設
ないし固着させる。因みにこの種の処理方法としてはサ
ンドブラスト等の手法を適用できる他、特開昭62−8
3029号、特開昭62−262737号及び特開昭6
2−298443号等に記載されている方法を採り得
る。またこのような処理機械としては、株式会社奈良機
械製作所の奈良ハイブリダイゼーションシステムや株式
会社ホソカワミクロンのAngmill等がある。
【0042】以上のようにして水生生物の付着防止繊維
1が出来上がるが、図2に示すようにこのものの延伸工
程の際に、表面をしごいて繊維内の銅粉3と銀粉5ある
いはカーボンブラック6とを繊維表面に剥き出しになる
ようにしたり、オゾン雰囲気下でコロナ放電処理をして
表面を荒すことで、海水との接触の機会を高めるように
してもよい。
【0043】次にこのような付着防止繊維1の使用方法
としては、このものを布状に織って例えば堤防等の土止
め用に使用したり、あるいは漁網を編んで例えば定置網
として使用したり、更には綱を編んでこれを例えばはえ
縄漁業の幹縄として使用することができる。尚、布とす
る場合には、熱可塑性樹脂8中に銅粉3や銀粉5等を混
合分散させたものを、例えば繊維の段階を経ることなく
直接ジェット紡糸法により不織布を製造するようにして
もよい。
【0044】
【発明の作用】本発明では熱可塑性樹脂が吸湿性を有す
る場合には繊維自体が海水を吸収し、また吸水性樹脂が
繊維中に担持される場合には、吸水性樹脂が繊維のポア
ーから浸入した海水を吸収することにより、前記図1
(a)〜(f)にそれぞれ示す各形態の付着防止繊維に
おいて、金属イオンの溶出促進による忌避効果、発生電
流による忌避効果及び海水成分の変性による忌避効果が
相乗的に作用して水生生物の忌避作用を発揮する。また
繊維中にポリビニルアルコールを含めば、更に吸水性樹
脂のセルフクリーニング効果をも発揮すると共に、先に
述べたようにケン化度と重合度との調整により付着防止
効果のライフを調節することができる。以下これら各作
用効果について具体的に説明する。
【0045】〈金属イオンの溶出促進による忌避効果〉
金属は電解質溶液中では金属イオンとして一部溶出し、
Me⇔Men++neの平衡を保っている。しかし同
じ電解質溶液中に、この金属よりもイオン化傾向が小さ
かったり、電子受容性が大きい化学物質が存在すると、
このものが当該金属から放出される電子eを受け取
り、そこで海水中の塩素イオン等に電子を与えて塩素ガ
スを発生する等の一連の反応が進行するため、Me⇔M
n++neの平衡がくずれて右方向への進行が促進
される。従って電解質溶液中への金属イオンの溶出が促
進されて、当該金属イオンが持続的に供給されることに
よりこの金属イオンにより水生生物の持続的な忌避効果
が発揮される。
【0046】特に当該金属が銅である場合には、銀やカ
ーボンブラック等の存在によりCu⇔Cu2++2e
の反応が右方向へ進行して銅イオンによる水生生物の忌
避効果が持続的に発揮されることになる。
【0047】尚、前記図1(c)(d)に示す形態の付
着防止繊維では、銅と、銅よりもイオン化傾向が大きい
金属またはカーボンブラックとが、それぞれポリビニル
アルコールに被われているから、電子の移動は、銅と銅
よりもイオン化傾向が大きい金属またはカーボンブラッ
クとが出合う確率に支配される。
【0048】その一方、図1(e)(f)に示す形態の
付着防止繊維では、銅と銅よりもイオン化傾向が大きい
金属またはカーボンブラックとが同じポリビニルアルコ
ールに担持されているから、ポリビニルアルコールが海
水を吸収すれば直ちに電子が移動して銅イオンの溶出促
進が比較的容易になされるものである。因みに図1
(e)(f)では銅粉3と銀粉5とは互いに離して記載
されているが、銅粉3と銀粉5とが接触していても構わ
ない。尚、このように接触した形態の一例として例えば
銅と銀との合金を使用してもよい。
【0049】〈発生電流による忌避効果〉上述したよう
に銅イオンの溶出が促進される状況下では、銅のイオン
化に伴って放出された電子が銅よりもイオン化傾向の小
さい金属(例えば銀)側へ移動し、そこで海水中の塩素
イオン等に電子を与えて塩素等が発生する。このような
作用は一種の電池作用であり、イオン化傾向の異なる二
種以上の金属の間では、電流が流れていることになる。
この電流が水生生物の忌避作用をなす。また陽極となる
イオン化傾向の小さい金属の側で発生する塩素等も水生
生物の忌避作用をなす。
【0050】尚、本効果においても前記金属イオンの溶
出促進による忌避効果同様、電流の発生はそれぞれ図1
(c)(d)に示す形態の付着防止繊維では、銅と銅よ
りもイオン化傾向が大きい金属とが出合う確立に支配さ
れ、一方図1(e)(f)に示す形態の付着防止繊維で
は、ポリビニルアルコールが海水を吸収すれば直ちに電
子が移動して電流が発生することになる。
【0051】〈海水成分の変性による忌避効果〉先に述
べたように発生する電流は海水成分を電気分解等で変性
させる。また陽極となるイオン化傾向の小さい方の金属
側で発生する塩素等も海水成分に溶出することで周辺の
海水組成が変化する。このような海水環境の変化により
水生生物が生理現象を営むのに不都合となり、その結果
水生生物を忌避することができる。
【0052】〈ポリビニルアルコールのセルフクリーニ
ング効果〉ポリビニルアルコールが海水を吸収すると、
その表面にぬめりを生じ、水生生物がそのぬめりのため
物理的に付着が困難となる。また前記図1(c)〜
(f)に示す形態の付着防止繊維では、ポリビニルアル
コールが次第に自己研磨されていくことで銅イオンの溶
出速度が抑制されて徐々に海水中に拡散し、忌避効果の
持続性を図ることかできる。
【0053】更にポリビニルアルコールのケン化度を9
8.5mol%以上又は78.5〜81.5mol%と
し、これに対応して重合度を1000以下又は1500
以上とすれば、忌避効果の持続性を維持でき、しかも付
着防止繊維の製造を行ないやすい。
【0054】
【実施例】イオン化傾向の異なる金属として三井金属鉱
業株式会社製造の銅粉(MF−D平均粒径13μ)
と、福田金属箔粉工業株式会社製の銀粉シルコートAg
c−Bを適用した。またカーボンブラックは、大日本イ
ンキ化学工業株式会社製のドナカーボを適用した。更に
ポリビニルアルコールは、実施例1〜6では日本合成化
学株式会社製のゴーセノールGM−14(ケン化度G、
重合度M)、実施例7では同社製のゴーセノールKH1
7(ケン化度K、重合度H)、実施例8では同社製のゴ
ーセノールNL−05(ケン化度N、重合度L)をそれ
ぞれ用い、また熱可塑性樹脂はナイロン6を使用した。
【0055】〈実施例1〉銅粉1部、銀粉1部及びゴー
セノールGM−14の粉末10部を、溶融しているナイ
ロン6の100部中に混練し、所定形状のペレットを製
造したのち、これをエクストゥルーダで約200〜22
0℃で加熱押し出しした後、冷却し、これを100℃前
後に再加熱して延伸して実施例1の付着防止繊維とす
る。
【0056】〈実施例2〉銅粉1部、カーボンブラック
1部及びゴーセノールGM−14の粉末10部を、溶融
しているナイロン6の100部中に混練し、所定形状の
ペレットを製造したのち、これをエクストゥルーダで約
200〜220℃で加熱押し出しした後、冷却し、これ
を100℃前後に再加熱して延伸して実施例2の付着防
止繊維とする。
【0057】〈実施例3〉ゴーセノールGM−14の1
0%水溶液を二つ用意し、一方の水溶液9部に対して銅
粉1部を混入し、他方の水溶液9部に対して銀粉1部を
混入し、これらをそれぞれ攪拌しながら乾燥させたもの
をコーヒーミルとボールミルとで粉砕する。このように
して粉砕したものを各々ふるい分けして粒径を100μ
以下とし、このものを20部とって溶融しているナイロ
ン6の100部中に混練し、所定形状のペレットを製造
したのち、これをエクストゥルーダで約200〜220
℃で加熱押し出しした後、冷却し、これを100℃前後
に再加熱して延伸して実施例3の付着防止繊維とする。
【0058】〈実施例4〉ゴーセノールGM−14の1
0%水溶液を二つ用意し、一方の水溶液9部に対して銅
粉1部を混入し、他方の水溶液9部に対してカーボンブ
ラック1部を混入し、これらをそれぞれ攪拌しながら乾
燥させたものをコーヒーミルとボールミルとで粉砕す
る。このようにして粉砕したものを各々ふるい分けして
粒径を100μ以下とし、このものを20部とって溶融
しているナイロン6の100部中に混練し、所定形状の
ペレットを製造したのち、これをエクストゥルーダで約
200〜220℃て加熱押し出しした後、冷却し、これ
を100℃前後に再加熱して延伸して実施例4の付着防
止繊維とする。
【0059】〈実施例5〉ゴーセノールGM−14の1
0%水溶液を用意し、この水溶液18部に対して銅粉1
部と銀粉1部とを混入し、これを攪拌しながら乾燥させ
たものをコーヒーミルとボールミルとで粉砕する。この
ようにして粉砕したものをふるい分けして粒径を100
μ以下とし、このものを20部とって溶融しているナイ
ロン6の100部中に混練し、所定形状のペレットを製
造したのち、これをエクストゥルーダで約200〜22
0℃で加熱押し出しした後、冷却し、これを100℃前
後に再加熱して延伸して実施例5の付着防止繊維とす
る。
【0060】〈実施例6〉ゴーセノールGM−14の1
0%水溶液を用意し、この水溶液18部に対して銅粉1
部とカーボンブラック1部とを混入し、これを攪拌しな
がら乾燥させたものをコーヒーミルとボールミルとで粉
砕する。このようにして粉砕したものをふるい分けして
粒径を100μ以下とし、このものを20部とって溶融
しているナイロン6の100部中に混練し、所定形状の
ペレットを製造したのち、これをエクストゥルーダで約
200〜220℃で加熱押し出しした後、冷却し、これ
を100℃前後に再加熱して延伸して実施例6の付着防
止繊維とする。
【0061】〈実施例7〉ゴーセノールKH−17の1
0%水溶液を用意し、この水溶液18部に対して銅粉1
部と銀粉1部とを混入し、これを攪拌しながら乾燥させ
たものをコーヒーミルとボールミルとで粉砕する。この
ようにして粉砕したものをふるい分けして粒径を100
μ以下とし、このものを20部とって溶融しているナイ
ロン6の100部中に混練し、所定形状のペレットを製
造したのち、これをエクストゥルーダで約200〜22
0℃で加熱押し出しした後、冷却し、これを100℃前
後に再加熱して延伸して実施例7の付着防止繊維とす
る。
【0062】〈実施例8〉ゴーセノールNL−05の1
0%水溶液を用意し、この水溶液18部に対して銅粉1
部と銀粉1部とを混入し、これを攪拌しながら乾燥させ
たものをコーヒーミルとボールミルとで粉砕する。この
ようにして粉砕したものをふるい分けして粒径を100
μ以下とし、このものを20部とって溶融しているナイ
ロン6の100部中に混練し、所定形状のペレットを製
造したのち、これをエクストゥルーダで約200〜22
0℃で加熱押し出しした後、冷却し、これを100℃前
後に再加熱して延伸して実施例8の付着防止繊維とす
る。
【0063】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、海洋テストで次のような効果が確認され
た。尚、海洋テストは各実施例の付着防止繊雄をオゾン
雰囲気下でコロナ放電処理して表面を荒したもので60
本撚りに製綱し、これを50cm四方に切断したものを
一定期間海中に沈めておき、水生生物、特に藻の付着状
況を観察するものである。その結果は表2のとおりであ
る。尚、水生生物には藻以外にもムラサキイガイなど貝
類等の水生動物がいるが、これら水生動物は藻の胞子が
ロープ等に付着することを契機として繁殖するため、藻
がロープに付着している場合には胞子が付着しやすく従
って貝類が繁殖しやすく、逆に藻が付着しにくい場合に
は胞子が付着せず貝類等が繁殖しにくいことが判断でき
る。
【0064】
【表2】
【0065】表2によれば本発明の構成要素を全く具備
しないブランクとの比較において、実施例1〜8のいず
れも藻の付着する時期が遅く、本発明に係る水生生物の
付着防止繊維が水生生物の忌避効果を有することが顕著
に認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水生生物の付着防止繊維の種々の実施
例を示す骨格的縦断面図である。
【図2】同上付着防止繊維を延伸処理した実施例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 付着紡糸繊維 2 熱可塑性樹脂 3 銅粉 5 銀粉 6 カーボンブラック 7 ポリビニルアルコール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04G 1/00 B 7199−3B D06M 11/83 7199−3B D06M 15/333

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン化傾向の異なる二種以上の金属粉
    を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成ることを特
    徴とする水生生物の付着防止繊維。
  2. 【請求項2】 前記イオン化傾向の異なる二種以上の金
    属粉は銅と銀であることを特徴とする請求項1記載の水
    生生物の付着防止繊維。
  3. 【請求項3】 銅粉とカーボンブラックとを熱可塑性樹
    脂に分散し、これを紡糸して成ることを特徴とする水生
    生物の付着防止繊維。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂は吸湿性を有すること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の水生生物の付
    着防止繊維。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂に、吸水性樹脂を併せ
    加えたものを紡糸して成ることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の水生生物の付着防止繊維。
  6. 【請求項6】 前記イオン化傾向の異なる二種以上の金
    属粉は、吸水性樹脂に担持された状態で熱可塑性樹脂に
    分散されていることを特徴とする請求項1、2、4また
    は5記載の水生生物の付着防止繊維。
  7. 【請求項7】 前記銅粉とカーボンブラックとは、吸水
    性樹脂に担持された状態で熱可塑性樹脂に分散されてい
    ることを特徴とする請求項3、4または5記載の水生生
    物の付着防止繊維。
  8. 【請求項8】 前記吸水性樹脂はポリビニールアルコー
    ルであることを特徴とする請求項5、6または7記載の
    水生生物の付着防止繊維。
  9. 【請求項9】 前記ポリビニールアルコールは、ケン化
    度が98.5mol%以上で、重合度が1000以下で
    あることを特徴とする請求項8記載の水生生物の付着防
    止繊維。
  10. 【請求項10】 前記ポリビニールアルコールは、ケン
    化度が78.5〜81.5mol%で、重合度が150
    0以上であることを特徴とする請求項8記載の水生生物
    の付着防止繊維。
  11. 【請求項11】 イオン化傾向の異なる二種以上の金属
    粉を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防
    止繊維を用いて製布することを特徴とする水生生物の付
    着防止繊維の使用方法。
  12. 【請求項12】 銅粉とカーボンブラックとを熱可塑性
    樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防止繊維を用い
    て製布することを特徴とする水生生物の付着防止繊維の
    使用方法。
  13. 【請求項13】 イオン化傾向の異なる二種以上の金属
    粉を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防
    止繊維を用いて製網することを特徴とする水生生物の付
    着防止繊維の使用方法。
  14. 【請求項14】 銅粉とカーボンブラックとを熱可塑性
    樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防止繊維を用い
    て製網することを特徴とする水生生物の付着防止繊維の
    使用方法。
  15. 【請求項15】 イオン化傾向の異なる二種以上の金属
    粉を熱可塑性樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防
    止繊維を用いて製綱することを特徴とする水生生物の付
    着防止繊維の使用方法。
  16. 【請求項16】 銅粉とカーボンブラックとを熱可塑性
    樹脂に分散し、これを紡糸して成る付着防止繊維を用い
    て製綱することを特徴とする水生生物の付着防止繊維の
    使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019518124A (ja) * 2016-04-06 2019-06-27 ノヴェル・テクノロジーズ・ホールディングス・リミテッド 銀含有抗菌性材料
CN113652762A (zh) * 2021-08-30 2021-11-16 巢湖市翔宇渔具有限公司 一种防水生植物附着沉积渔网线的加工方法

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