JPH0570541A - ポリウレタンプレポリマー組成物及び二液性ポリウレタン組成物 - Google Patents

ポリウレタンプレポリマー組成物及び二液性ポリウレタン組成物

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JPH0570541A
JPH0570541A JP3231981A JP23198191A JPH0570541A JP H0570541 A JPH0570541 A JP H0570541A JP 3231981 A JP3231981 A JP 3231981A JP 23198191 A JP23198191 A JP 23198191A JP H0570541 A JPH0570541 A JP H0570541A
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JP
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polyol
chain extender
polyurethane
compound
composition
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JP3231981A
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English (en)
Inventor
Shigemi Tanaka
重巳 田中
Kiyotaka Wakabayashi
清孝 若林
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】芳香族ポリイソシアネート、ポリオール、鎖伸
長剤からなるポリウレタンプレポリマー組成物において
用いる鎖伸長剤及び/またはポリオールが、脂肪族ジイ
ソシアネートとポリオール及び/又は、鎖伸長剤とを付
加反応したポリオール化合物及び/または鎖伸長剤化合
物を用いる芳香族系ポリウレタンプレポリマー組成物。 【効果】促進耐候試験、屋外曝露試験、耐NOX試験等
に於いて、耐変色性、耐候性に優れるの。気泡質ポリウ
レタンエラストマー用途に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、促進耐候試験、屋外バ
クロ試験、耐NOx試験等に於ける耐変色性、耐候性を
改良した芳香族系ポリウレタンプレポリマー組成物及び
二液性ポリウレタン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンは、ウレタン特有の弾性を
持ち、且つ、機械的強度も要求に応じ調整が可能であ
り、更には、イソシアネート成分とポリオール成分との
反応性を自在に調整することも可能で成形品の大・小及
び形状の如何を問わないところから利用される分野は多
岐に亘っている。
【0003】ポリウレタンの自然条件における劣化の要
因は、光、温度、熱、湿度、塩分、ガス(NOx、O3 、SO
3 、H2S 等)など多くの因子によって生じる。ポリウレ
タンは幅広い用途に利用されているため、こうした耐候
性に対する改善要求は強く、また、化学構造上も耐光
性、耐熱性に弱いことからその安定化は重要な課題であ
る。
【0004】従来、芳香族ポリイソシアネート系ポリウ
レタンの耐候性の改良には、安定剤処方がとられて来
た。例えば、特開昭60−40119 号公報には、 4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネートの如きイソシアネート
成分(1) とポリエーテルポリオール、ポリヒドラゾジカ
ルボンアミドの分散物、エチレングリコールの如き鎖伸
長剤、水の如き発泡剤などを含んだ系(2) とからなる低
温曲げ−疲労抵抗ならびに生強度を改善したポリウレタ
ン樹脂の記載がある。
【0005】更に、特開昭61−199801号公報には、紫外
線吸収剤、セミカルバジド又はカルバジン酸エステル、
亜リン酸エステルを含んでなるポリウレタン樹脂で、耐
候性、特に耐変色性に優れる旨の記載がある。このポリ
ウレタン樹脂は、ポリヒドロキシ化合物とジイソシアネ
ートとの反応で得られるウレタンプレポリマーに亜リン
酸エステルを添加したイソシアネート成分(1) とポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオールの如きポリ
ヒドロキシ化合物、エチレングリコールの如き鎖伸長
剤、発泡剤、紫外線吸収剤、及びセミカルバジド類を添
加してポリオールコンパウンド(2) からなる。
【0006】更には、白色に着色されたポリウレタンエ
ラストマー成形体の白色度及び初期耐黄変度を極力向上
せしめ、商品価値を向上せしめる市場及び顧客からの強
いニーズがあった。また、成形サイクル、エラストマー
強度等の理由から分子末端芳香族ポリイソシアネートを
用いたウレタンプレポリマーとポリオールコンパウンド
との二液性気泡質ポリウレタンエラストマーが使用され
る例が多く、当該商品は安定化処方なしには、ポリウレ
タンの黄変色から逃げられる例がなく、従来技術に示す
処方が種々とられて来たが、技術の進歩に応じてニーズ
の段階も上がり、これを満足させるに至っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、芳香族系ポ
リウレタンプレポリマー組成物及び二液性ポリウレタン
組成物における芳香族系ポリウレタン、特に芳香族系ポ
リウレタンエラストマーの促進耐候試験、屋外バクロ試
験、耐NOx試験に於ける耐変色性を改良するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完成するに至
ったものである。
【0009】即ち、本発明は、芳香族ポリイソシアネー
ト、ポリオール、鎖伸長剤からなるポリウレタンプレポ
リマー組成物において、鎖伸長剤及び/またはポリオー
ルが、脂肪族ジイソシアネートとポリオール及び/又
は、鎖伸長剤とを付加反応したポリオール化合物及び/
または鎖伸長剤化合物を用いることを特徴とするポリウ
レタンプレポリマー組成物、ポリオール化合物と鎖伸長
剤化合物との比が、0〜0.8対0.2〜1.0モル比
であること、好ましくはポリオール化合物及び/または
鎖伸長剤化合物のポリオール及び/又は鎖伸長剤と脂肪
族ジイソシアネートとの比が、当量比で1.5〜2.
0:0.8〜1.0であること、好ましくは該ポリウレ
タンプレポリマー組成物と、ポリオール、鎖伸長剤、触
媒から成るポリオール組成物とからなる二液性ポリウレ
タン組成物であること、好ましくは気泡質ポリウレタン
エラストマー組成物を提供するものである。
【0010】(構成)本発明のポリウレタンプレポリマ
ー組成物は、芳香族ポリイソシアネート、ポリオール、
鎖伸長剤からなるもので、鎖伸長剤及び/またはポリオ
ールが、脂肪族ジイソシアネートとポリオール及び/又
は、鎖伸長剤とを付加反応したポリオール化合物及び/
または鎖伸長剤化合物を用いることを特徴とする。
【0011】本発明のポリウレタンプレポリマー組成物
は、用いるポリオール化合物:鎖伸長剤化合物の比を、
好ましくは0〜0.8:0.2〜1.0(モル比)、特
に好ましくは0.2〜0.7:0.3〜0.8(モル
比)とするものである。
【0012】ポリオール化合物:鎖伸長剤化合物の比に
於いて、ポリオール化合物が増加すると耐黄変性が低下
し、逆に鎖伸長剤化合物が増加すると耐黄変性が向上す
るが、最終ウレタンプレポリマーの粘度が上昇するの
で、特に好ましくは0.2〜0.7:0.3〜0.8
(モル比)で、ポリオール又は鎖伸長剤:脂肪族ジイソ
シアネートの当量比は、ポリオール過剰でなければなら
ない、これを外れると高粘度化して使用に耐えられな
い。
【0013】又、これらのポリオール化合物、鎖伸長剤
化合物中の脂肪族ジイソシアネートのNCO基が、未反
応で最終の芳香族ポリウレタンプレポリマー組成物中
に、5%以上残れば、反応性の差(通常脂肪族イソシア
ネートのNCO基の反応性が遅い)で、問題が生じる。
特に、二液性気泡質ポリウレタンエラストマーとすると
不具合が生じるので、未反応のNCO基を測定し、好ま
しくは5重量%以下で、特に好ましくは0.3重量%以
下になるように、ポリオール又は鎖伸長剤を追加反応さ
せる。
【0014】本発明の脂肪族ジイソシアネートの両末端
にポリオール及び/又は、鎖伸長剤を付加反応したポリ
オール化合物、鎖伸長剤化合物は、反応時、ポリオール
及び/又は、鎖伸長剤に対する脂肪族ジイソシアネート
の比が、好ましくは、1.5〜2.0:0.8〜1.0
(当量比)、特に好ましくは、2:1である。
【0015】これらの化合物の構造は、鎖伸長剤−脂
肪族ジイソシアネート−鎖伸長剤の構造からなる鎖伸長
剤化合物、ポリオール−脂肪族ジイソシアネート−ポ
リオールの構造からなるポリオール化合物、鎖伸長剤
−脂肪族ジイソシアネート−ポリオールの構造からなる
ポリオール化合物、ポリオール−脂肪族ジイソシアネ
ート−ポリオール−脂肪族ジイソシアネート−ポリオー
ルの構造からなるポリオール化合物、鎖伸長剤−脂肪
族ジイソシアネート−鎖伸長剤−脂肪族ジイソシアネー
ト−鎖伸長剤の構造からなる鎖伸長剤化合物、ポリオ
ール−脂肪族ジイソシアネート−鎖伸長剤−脂肪族ジイ
ソシアネート−ポリオールの構造からなるポリオール化
合物、鎖伸長剤−脂肪族ジイソシアネート−ポリオー
ル−脂肪族ジイソシアネート−鎖伸長剤の構造からなる
鎖伸長剤化合物等が挙げられる。
【0016】上記で得た分子末端ヒドロキシル基を有す
るポリオール化合物及び/又は鎖伸長剤化合物に対する
芳香族ポリイソシアネートとを反応してポリウレタンプ
レポリマーとする時の当量比は、1.0対1.6以上、
好ましくは1.0対2.0以上であり、1.0対1.6
より小さいとウレタンプレポリマーが高粘度化して使用
に耐えない。従って、未反応のポリイソシアネート(こ
の場合は芳香族ポリイソシアネート)が含まれるウレタ
ンプレポリマーを通常ウレタンセミプレポリマーと呼称
されるが、これらを含めウレタンプレポリマーのNCO
当量が、好ましくは260〜1,800で、特に好まし
くは、260〜500である。
【0017】このウレタンプレポリマーをポリオールと
併用して二液性ポリウレタン組成物とするには、その当
量比は 但し、a :ウレタンプレポリマーの当量数(NCO) b1:ホ゜リオール組成物中のホ゜リオールの当量数(OH) b2: 〃 鎖伸長剤の 〃 (OH) c : 〃 発泡剤(水)の 〃(OH)
【0018】「0.85>a/b1+b2+c」では、気泡質ポ
リウレタンエラストマーの分子末端は理論上OH基にな
るのでアロファネート結合や、ビュレット結合などのウ
レタン特有の架橋反応が進み難く、又ポリウレタンの分
子量も比較的小さくなり、強度が十分に発現しない。
【0019】また、「1.2<a/b1+b2+c」では、
気泡質ポリウレタンエラストマーの分子末端は理論上N
CO基となるのでアロファネート結合やビュレット結合
等のウレタン特有の架橋反応が進み易いが、NCO過剰
率がこの領域になると直鎖状のポリウレタン分子量が大
きくならず強度・伸度バランスが劣る。
【0020】使用されるポリオールのうち飽和ポリエス
テルポリオールは、短鎖ポリオールと二塩基酸の縮合反
応やラクトン系化合物の開環重合反応によって得られ
る。その分子量は、好ましくは500〜3000、特に
500〜2000である。
【0021】短鎖ポリオールは、脂肪族ポリオールとし
て、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペン
チルグリコール、ヘキサングリコール、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトールなど;芳香族ポリオー
ルとして例えばビスフェノールA、N,N´−ジハイドロ
キシエチルアニリン、N,N´−ジハイドロキシエチルア
ニリン、ビスハイドロキシエトキシベンゼン、1,4−ハ
イドロキシベンゼンなど;脂環族ポリオールとして例え
ば1,4−ハイドロキシシクロヘキサン、2,2−ビス(ハイ
ドロキシシクロヘキシル)プロパン、スピログリコール
などが挙げられる。
【0022】二塩基酸は、脂肪族二塩基酸として例えば
コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ドデカンジカル
ボン酸など;脂肪族二塩基酸として例えばシクロヘキシ
ルジカルボン酸等が挙げられる。
【0023】ラクトン系化合物としては、ε−カプロラ
クトン、γ−ブチルラクトン、バレロラクトン等が挙げ
られる。これらポリエステルポリオールは、2種以上の
短鎖ポリオール、又は2種以上のポリエステルポリオー
ル或は分子量の異なる他のポリエステルポリオールを混
合しても良い。分子量の異なる飽和ポリエステルポリオ
ールを混ぜたり、2種以上のポリエステルポリオールを
用いる場合の混合ポリオールの平均した分子量は、好ま
しくは500〜3000であり、特に好ましくは500
〜2000である。
【0024】又、所望により不飽和結合を有するフマル
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テレフタル酸等不
飽和系二塩基酸を前述の二塩基酸成分中0〜15当量%
併用しても良いし、所望により短鎖ポリオールを0〜1
0当量%併用してもよい。本発明に使用される好ましい
ポリエステルポリオールには、エチレンジエチレンアジ
ペート、エチレンブチレンアジペート、ジエチレンアジ
ペート、エチレンブチレンアジペート・ラクトンコポリ
エスてる、エチレンブチレンネオプレンアジペートが挙
げられる。
【0025】またポリエーテルポリオールは、多価のイ
ニシエーターにエポキシドなどの環状エーテルを付加し
て得られる化合物である。多価のイニシエーターとして
は、水酸基あるいはアミノ基を有する化合物、たとえば
多価アルコール、アルカノールアミン、多価フェノー
ル、モノあるいはポリアミンなどがある。エポキシドと
してはアルキレンオキシドが最も好ましいが、ハロゲン
含有アルキレンオキシド、グリシジルエーテル、グリシ
ジルエステル、スチレンオキシド、その他の3員環の環
状エ−テルを単独であるいはアルキレンオキシドと併用
して使用しうる。他の環状エーテルとしてはテトラヒド
ロフランなどの開環重合しうる環状エーテルを使用しう
る。多価のイニシエーターとしては、2〜8価の化合
物、特に2〜4価の化合物が適当であり、従って、高分
子量ポリオールも2〜8価、特に2〜4価のものである
ことが好ましい。
【0026】イニシエーターは2種以上を混合して使用
し、混合ポリエーテルポリオールを得ることもできる。
イニシエーターとしてはたとえば下記のような化合物が
あり、特に2〜4価の多価アルコールが好ましい。
【0027】多価アルコール:エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、デキストロ
ース、ソルビトール、シュークロース。
【0028】アルカノールアミン:モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイ
ソプロパノールアミン、N−アルキルジエタノールアミ
ン。アミン:エチレンジアミン、プロピレンジアミン、
トリレンジアミン。多価フェノール:ビスフェノール
A,ノボラック。
【0029】エポキシドとしてはアルキレンオキシド、
特に炭素数2〜4のアルキレンオキシドが好ましい。特
に好ましくは、エチレンオキシドとプロピレンオキシド
および/又はブチレンオキシドの組み合わせである。ポ
リエーテルポリオールとしては、分子量は260〜80
00であり、好ましくは1000〜5000である。
【0030】その他ポリブタジエンポリオール、アクリ
ルポリオール、高級脂肪酸エステルポリオール等もポリ
オールとして使用されうる。更にまた、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ビスヒドロキシベンゼン、メチレンビスヒドロキ
シベンゼン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール等の分子量が60〜300の水酸基を2〜4個有
する化合物及びこれらの混合物などのポリオール(架橋
剤)も、前記したポリオールと併用して使用される。
【0031】上記のポリオールは、いずれもポリオール
化合物の製造時、本発明の芳香族系ポリウレタンプレポ
リマー組成物の製造時のポリオールとして使用される。
【0032】鎖伸長剤としては、前記した飽和ポリエス
テルポリオール製造に用いられる短鎖ポリオール、ポリ
エーテルポリオールの製造に用いられる多価アルコール
が挙げられる。
【0033】ウレタンプレポリマーに用いられる鎖伸長
剤として特に好ましいものは、プロピレングリコール、
ジプロプレングリコール、トリプロピレングリコール、
1,2−ブチレングリコールの如き分子末端に2級のヒド
ロキシル基を少なくとも1ケ以上含有する化合物であ
る。
【0034】ポリオール組成物に用いられる鎖伸長剤と
しては、特に好ましいものはエチレングリコール、1,4
−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、の如き
分子末端1級のヒドロキシル基を少なくとも2ケ以上含
有する化合物である。
【0035】使用される脂肪族ジイソシアネートとして
は、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネートブチレ
ンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシ
アネート等の脂肪族、脂環式ジイソシアネートが挙げら
れる。特に好ましくは、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト及びジシクロヘキシルメタンジイソシアネートであ
る。
【0036】使用される芳香族ポリイソシアネートとし
ては、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート・カ
ルボジイミド変成ジフェニルメタンジイソシアネート
(液状化MDI)、ポリフェニレン・ポリイソシアネー
ト、トリレンジイソシアネート、フェレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、トリデンジイソシ
アネート、ナフタレンジイソシアネートが挙げられる。
特に好ましくは、ジイソシアネートで、4,4´−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート/液状化MDI(混合wt
比)=80〜95/5〜20の混合物である。
【0037】二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組
成物は、芳香族ポリイソシアネート系ウレタンプレポリ
マーからなるポリウレタンプレポリマー組成物と、ポリ
オール、鎖伸長剤、発泡剤、整泡剤、触媒等から成るポ
リオール組成物とからなるものである。
【0038】ポリオール組成物は、ポリオール、鎖伸長
剤、整泡剤、触媒、発泡剤、その他の添加剤を加温溶解
させ、液状に保てる温度、好ましくは25〜80℃に温
調されポリオールコンパウンドとして通常、成形に供せ
られる。
【0039】発泡剤としては、水の他に、トリクロルフ
ロロメタン、ジクロルジフロロメタン、ジクロルフロロ
メタン、トリクロルジフロロエタン、トリクロルトリフ
ロロエタンの如き、フロロカーボン類が挙げられる。
【0040】その他、整泡剤、ウレタン化触媒なども本
発明の気泡質ポリウレタンエラストマーでは多くの場合
において用いられる。
【0041】整泡剤のうち、シリコン系界面活性剤とし
ては例えばジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキ
レンポリオール変性ジメチルポリシロキサン、アルキレ
ングリコール変性ジメチルポリシロキサンが、天然油脂
系界面活性剤としては、脂肪酸のカルボン酸塩、脂肪酸
の硫酸エステル塩、脂肪酸のリン酸エステル塩、スルホ
ン酸塩(陰イオン界面活性剤)等が挙げられる。
【0042】特に好ましい整泡剤としては、アルキレン
ポリエーテル変性シリコン界面活性剤及びひまし油の硫
酸化及び苛性ソーダの中和によって得られるロート油が
ある。
【0043】ウレタン化触媒としては、適当な既知触媒
は第3級アミン例えばトリエチレンジアミン、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、
N−エチルモルホリン、N−ココ−モルホリン、 N,N,
N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、 1,4−ジア
ゾビシクロ−(2,2,2) −オクタン、N−メチル−N′−
ジメチルアミノエチルピペラジン、 N,N−ジメチルベン
ジルアミン、N,N−ジエチルベンジルアミン、ペンタメ
チルジエチレントリアミン、 N,N−ジメチルシクロヘキ
シルアミン、N,N,N ′,N′−テトラメチル− 1,3−ブタ
ンジアミン、 N,N−ジメチル−β−フェニルエチルアミ
ン、 1,2−ジメチルイミダゾールおよび2−メチルイミ
ダゾールを含む。有機金属化合物そしてより特定的には
有機錫化合物も触媒として使用しうる。
【0044】好ましい有機錫化合物は錫メルカプチドお
よび酢酸錫(II)、オクタン酸錫(II)、エチルヘキサ
ン酸錫(II)およびラウリン酸錫(II)のようなカルボ
ン酸の錫(II)塩およびジブチル錫オキシド、ジブチル
錫ジクロリド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジ
ラウレート、ジブチル錫ジマレートまたはジオクチル錫
ジアセテートのような錫化合物を含む。任意の上記触媒
を混合物の形で使用することも勿論できる。又、反応を
遅延するために、塩酸、クエン酸、ギ酸等の各種の酸を
使用しても良い。
【0045】使用される耐候安定剤としては酸化防止剤
として、フェノール系、リン系耐光安定剤として、ヒン
ダードアミン系。紫外線吸収剤として、ベンゾフェノン
系、サリチル酸系、ニトリル誘導体系、蓚酸アニリド
系、ベンゾトリアゾール系、セミカルバジド又はカルバ
ジン酸エステル系が挙げられる。特に好ましくは、酸化
防止剤(フェノール系及び/又はリン系)、紫外線吸収
剤(ベンゾトリアゾール系及びセミカルバジド又は、カ
ルバジン酸エステル)の併用が挙げられる。
【0046】使用されるフェノール系酸化防止剤として
は、2,6−ジt−ブチルpクレゾール、ブチル化ヒドロ
キシアニゾール(BHA)、2,6−ジt−ブチルフェノ
ール、ステアリル−β−(3,5−ジt−ブチル−4ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート、2,2´メチレン−ビ
ス−(4メチル−6−t−ブチルフェノール)、2´,2
´−メチレンビス−(4エチル6−tブチルフェノー
ル)、テトラキス〔メチレン3−(3´5´ジtブチル
−4´−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタ
ン、が挙げられ、ポリオールコンパウンドに添加使用さ
れる。使用されるリン系酸化防止剤としては、トリフェ
ニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイ
ト、フェニルジイソデシルホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、10−デシロキシ9,10
−ジヒドロ9オキサ10−ホスファフェナンスレンが挙
げられ、ウレタンプレポリマーに、添加して使用され
る。
【0047】使用されるセミカルバジド又はカルバジン
酸エステル系化合物としては、次の一般式で表わされ
る。
【0048】 式中R1、R2は、同一若しくは異なって、炭素類1〜10
のアルキル基若しくは置換アルキルを表し、R1、R2が共
に同一の環を構成しても良い。
【0049】具体例としては、1,6ヘキサメチレンビス
(N,N−ジメチルセミカルバジド(市販:日本ヒドラジ
ン工業(株)HN−130)、1,1,1´,1´−テトラメ
チル−4,4´(メチレン−ジ−p−フェニレン)ジセミ
カルバジド(市販:同 HN−150)(市販:同 H
N−300)のほか、ジメチルヒドラジンとイソシアネ
ート化合物D(例えば、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,4/2,6トリレンジイソシアネート、4,4´−メチ
レン−ジ−シクロヘキシルジイソシアネート、m−キシ
リレンジイソシアネート、p−フェニルイソシアネー
ト)等との反応物等が挙げられる。これらは、トルエ
ン、ジメチルホルムアミド、等の有機溶剤又はエチレン
グリコール等のグリコール類に溶解せしめ(ポリオール
コンパウンド)に添加して使用してもよい。所望によ
り、二種以上併用されてもよい。
【0050】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として
は、2-(2´-ヒドロキシ-5´-メチルフェニル) ベンゾ
トリアゾール、2-(2´-ヒドロキシ-5´-t-ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2-(2´-ヒドロキシ-3´,5
´-ジ-t-ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2
´-ヒドロキシ-3´-t-ブチル-5´-メチルフェニル)-5
-クロロベンゾトリアゾール、2-(2´-ヒドロキシ-3
´、5´ージーtーブチルフェニル)ー5クロロベンゾトリア
ゾール、2-(2´-ヒドロキシー4´ーオクトキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2ー{2´ーヒドロキシー3´ー
(3"、4"、5"、6"ーテトラヒドロフタルイミドメチル)ー5´
ーメチルフェニル}ベンゾトリアゾールが挙げられポリ
オールコンパウンドに添加使用される。
【0051】ウレタンプレポリマー組成物とポリオール
組成物とは、二液混合機、二液自動混合機(低圧発泡
機、射出型高圧発泡機、RIM or LIM高圧発泡
機)等で混合され、40〜55℃に温調された型に、適
量(目標の成形品密度になる量)の混合物を注入後3〜
6分間、常温〜55℃下熱成後、脱型し、好ましくは密
度0.10〜0.90g/cm3の気泡質ポリウレタン
エラストマーを得る。
【0052】本発明の組成物の反応性は、クリームタイ
ムは4〜15秒、ライズタイムは20〜60秒、タック
フリータイムは30〜90秒に、触媒量、混合温度によ
って調整される。
【0053】又、使用発泡機によっても反応性は調整さ
れ、通常低圧発泡機注入方法による場合は長くて遅い反
応性に、射出型高圧発泡機注入方法による場合は短くて
速い反応性に、大型品の成形に供されるRIM及びLI
M高圧成形機による場合は長くて遅い反応性にそれぞれ
温調される。
【0054】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、文中の「部」はいずれも重量基準である。
【0055】実施例1(芳香族ポリイソシアネート系ウ
レタンプレポリマーの調整) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量1000OH価11
1.7 酸価0.5)1000部を真空度5mmHg下、10
5℃30分脱ガス脱水後N2気流中、40℃迄降温し、
1,6ーヘキサンジイソシアネート(市販品、日本ポリウレ
タン工業製、HDI、以下HDIと略す。)84部を添
加し、混合後80℃下5時間反応させフリーNCO%を
0.01%を確認後、40℃迄降温し、ジプロピレン
グリコールを134部添加し、更にHDIを84部添加
し、80℃下1時間反応させ、フリーNCO%0.01
%を確認後、40℃迄降温し、4,4´−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(市販品 日本ポリウレタン工業
製、ミリオネートMTフレーク状、以下ミリオネートM
Tと略す)679.4部と液状化MDI(市販品 MD
化成製イソネート143ーL、以下イソネート143ー
Lと略す)119.9部を添加し、80〜130℃下1
5〜180分間反応させて、ウレタンプレポリマー(N
CO当量275)Exp No.To−91−1を得
た。
【0056】実施例2(芳香族ポリイソシアネート系ウ
レタンプレポリマーの調整) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量1000OH価11
1.7 酸価0.5)400部、HDI33.6部、ジプロピ
レングリコール214.4部 、HDI134.4部ミ
リオネートMT488.8部、イソネート143ーL8
6.3部を実施例1の製造方法に従って、ウレタンプレ
ポリマー(NCO当量275)ExpNo.To−91
−2を得た。
【0057】実施例3(芳香族ポリイソシアネート系ウ
レタンプレポリマーの調整) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量1000OH価11
1.7 酸価0.5)1400部 HDI 117.6 部、ジプロピ
レングリコール80.4部、HDI 50.4部ミリオ
ネートMT 806.5部、イソネート143ーL14
2.3部を実施例1の製造方法に従ってウレタンプレポ
リマー(NCO当量275)Exp No.To−91
−3を得た。
【0058】参考例1(ポリオール組成物の調整) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量1500OH価7
4.3 酸価0.5)100部、エチレングリコール7.0
部、シリコン整泡剤(市販品 東レシリコーンSRX−
274C、以下シリコンSRXー274Cと略す。)
0.5部、トリエチレンジアミン0.8部、蒸留水0.
5部、白系顔料2部、テトラキスー[メチレンー3−
(3´,5´−ジt−ブチル−4´ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン(市販品 チバガイギー
製、イルガノックス1010、以下イルガノックス10
10と略す)0.3部、2(2´−ヒドロキシ3´,5
´−ジt−ブチルフェニル)5クロロベンゾトリアゾー
ル(市販品チバガイギー製チニュービン327以下チニ
ュービン327と略す。)0.3部、1,1,1´,1
´−テトラメチル−4,4´(メチレン−ジ−p−フェ
ニレン)ジカセミカルバンド(以下セミカルバジド化合
物と略す。)0.3部を適当な温度で各々を溶解・混合
させたポリオールコンパウンドExp No.To−9
1−11を得た。
【0059】参考例2(ポリオール組成物の調整) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量1500、OH価
74.3、酸価0.5)100部、エチレングリコール7.0
部、シリコンSRX−274C0.5部、トリエチレン
ジアミン0.8部、蒸留水0.5部、白系顔料2部を適
当な温度で各々を溶解させたポリオールコンパウンドE
xp No.To−91−13を得た。
【0060】参考例3(ポリオール組成物の調整) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量1500OH価7
4.3 酸価0.5)100部、エチレングリコール7.0
部、シリコンSRX−274C0.5部、トリエチレン
ジアミン0.8部、蒸留水0.5部、白系顔料2部、イ
ルガノックス1010 0.3部、チニュービン327
0.3部を適当な温度で各々を溶解混合させたポリオー
ルコンパウンドExpNo.To−91−12を得た。
【0061】比較例1、2(ポリオール化合物単独使
用) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量1000、OH価
111.7、酸価0.5)2000部を実施例1と同様に脱ガ
ス、脱水後TPP 10.0部添加し、N2気流中40℃
迄降温し、HDI 168.0部添加し、混合後80℃
下5時間反応させ、フリーNCO%0.01%を確認後
40℃迄降温し、ミリオネートMTを997.0部とイ
ソネート143−L 176.0部を添加し80〜13
0℃下15〜180分間反応させてウレタンプレポリマ
ー(NCO当量276)Exp No.To−91−5を
得た。
【0062】比較例3(通常の芳香族系ウレタンプレポ
リマー使用) ポリエチレンブチレンアジペート(分子量2000OH価5
5.6 酸価0.5)1000部を真空度5mmHg下、10
5℃30分脱ガス、脱水後TPP6.3部を添加しN2
流中40℃迄降温し、ミリオネートMT935.4部イ
ソネート143ーL165.1部を添加し80〜130
℃下15〜180分間反応させてウレタンプレポリマー
(NCO当量276)Exp No.To−91−4を
得た。
【0063】実施例4(芳香族ポリイソシアネート系ウ
レタンプレポリマーの調整) ジプロピレングリコールを真空度5mmHg下、80
℃、30分脱ガス脱水後、N2気流中、40℃迄降温
し、HDI 168部を添加し、混合後80℃下1時間
反応させフリーNCO%が 0.01%であることを確
認する。次に、ポリエチレンブチレンアジペート(分子
量2000、OH価55.6、酸価0.5)2000
部、TPP9.6部を添加し混合して、40℃迄降温
し、ミリオネートMT648.6部とイソネート143
−L 114.5部を添加して、80〜130℃下15
〜180分間反応させて、ウレタンプレポリマー(NC
O当量275)Exp No.To−91−6を得た。
【0064】実施例5 参考例で得た40℃のポリオールコンパウンドExp
No.To−91−11対実施例1〜3で得た40℃の
ウレタンプレポリマーExp No.To−91−1を
100対100.4(重量比)で秤量し、3000RPMで
5〜10秒攪拌後、40℃に温調し、シリコン離型剤を
塗布した金型(6×120×290mm)へ、混合物12
5部を素早く注入後密栓し、5分後脱型して成形品密度
0.6±0.02g/cm3の気泡質ポリウレタンエラ
ストマー6mm厚シートを得た。以下、表1〜4の配合
により、実施例5と同様にして実施例6〜13 比較例
1〜3の気泡質ポリウレタンエラストマー6mm厚シー
トを得、その常態物性(硬度)を示した。
【0065】上記各例で得た成形品を用い、表5〜8に
このシートの耐変色性、耐候性(フェド・オ・メータ
ー、NOx等 )の試験の評価結果をまとめて記載した。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】
【表6】
【0072】
【表7】
【0073】
【表8】
【0074】尚、各種試験法は、以下に示す通りであ
る。 <常態の物性(6mm厚)試験> ・硬 度 ASKER-C : SRIS-0101 に準拠 ・ 〃 JIS-A : JIS-K-6301に準拠 <耐候性試験> (1)フェド・オ・メーター(紫外線カーボン)20,4
0hrs (JIS-A-1415に準拠) (2)サンシャイン・ウェサ゛ーメーター(紫外線カーボン) 20,40hr
s (JIS-A-1415に準拠) (3)天日バクロ試験 15,30日(但し、JIS-A-1415に準拠。但し、雨水を
避けて、ガラス板又は、ポリエチレンシートで覆う。) (4)NOx 3,7hrs (JIS-L-0885の3倍濃度で
測定) 尚、上記試験後の色度測定は、万能測色分光色差計CM
−25型で、(カラーマシン株式会社)N(イエローイ
ンデックス)△N(黄変度)を測定した。
【0075】
【発明の効果】本発明のポリウレタンプレポリマー組成
物は、二液性ポリウレタンとして用いることにより、促
進耐候試験、屋外曝露試験、耐NOX試験等に於いて、
耐候性、耐変色性に優れたものであり、且つ、耐湿熱性
(湿熱後の耐屈曲性)を改良されたものである。
【0076】特に、白色に着色されたポリウレタン成形
体の白色度を向上せしめ、且つ、成形後の初期黄変度
が、少なく商品価値を損うことのない安定なポリウレタ
ンエラストマーが得られる。
【0077】本発明の組成物の用途は、例えば、靴底:
婦人用サンダル,紳士靴底,スニーカー等の学童シュー
ズ,ジョギングシューズ,カジュルシューズ,安全靴、
自動車:緩衝材,ショックアブソーバー,サイレントブ
ロック,ブッシュ,スプリング併用材,ダストシール,
各種パッキング,バンパー、車両,運搬機器:軌道パッ
ト,耐震材,耐油性パッキング,ローラー,ソリッドタ
イヤ,吸音・制振部品、一般機械部品:吸音・制振部
品,各種パッキング,緩衝材,据付部品,ロール、 電
気機器:緩衝材,パッド,サスペンション台,防振ゴ
ム,各種シール材,吸音制振部品、カメラ・精密機器:
フェルト代替材,緩衝材,防振ゴム、造船:緩衝材,防
舷材,クレーンバッファ、紡績織機:各種緩衝材,ピッ
カーバッファー,防護材,ブッシュ、化学機械:緩衝
材,洗管ボール,フランジパッキング,サイレントブロ
ックなどがある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ポリイソシアネート、ポリオール、
    鎖伸長剤からなるポリウレタンプレポリマー組成物にお
    いて、鎖伸長剤及び/またはポリオールが、脂肪族ジイ
    ソシアネートとポリオール及び/又は、鎖伸長剤とを付
    加反応したポリオール化合物及び/または鎖伸長剤化合
    物を用いることを特徴とするポリウレタンプレポリマー
    組成物。
  2. 【請求項2】ポリオール化合物と鎖伸長剤化合物との比
    が、0〜0.8対0.2〜1.0モル比であることを特
    徴とする請求項1のポリウレタンプレポリマー組成物。
  3. 【請求項3】請求項1のポリオール化合物及び/または
    鎖伸長剤化合物中のポリオール及び/又は鎖伸長剤と脂
    肪族ジイソシアネートとの比が、当量比で1.5〜2.
    0対0.8〜1.0であることを特徴とする請求項1の
    ポリウレタンプレポリマー組成物。
  4. 【請求項4】請求項3のポリウレタンプレポリマー組成
    物と、ポリオール、鎖伸長剤、触媒から成るポリオール
    組成物とからなることを特徴とする二液性ポリウレタン
    組成物。
  5. 【請求項5】気泡質ポリウレタンエラストマーである請
    求項5の二液性ポリウレタン組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007211041A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd ロール部材用注型ウレタンエラストマー形成性組成物
CN113136021A (zh) * 2021-04-15 2021-07-20 浙江省三门县西陈橡胶厂 Ptm轨下垫板及其加工方法
CN114774061A (zh) * 2022-06-07 2022-07-22 广州市盛邦康体场地材料有限公司 一种预制型橡胶跑道粘合用胶粘剂

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