JPH0570436A - イソキノリン誘導体 - Google Patents
イソキノリン誘導体Info
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- JPH0570436A JPH0570436A JP6926892A JP6926892A JPH0570436A JP H0570436 A JPH0570436 A JP H0570436A JP 6926892 A JP6926892 A JP 6926892A JP 6926892 A JP6926892 A JP 6926892A JP H0570436 A JPH0570436 A JP H0570436A
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- Japan
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- lower alkyl
- compound
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- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 構造式
【化1】
で表されるイソキノリン誘導体及びその類縁化合物並び
にその用途。 【効果】 本発明化合物又はその医薬上許容される塩は
抗不整脈作用及び徐脈作用を有し、医薬の分野、特に不
整脈、心筋梗塞及び狭心症の治療剤としての利用が期待
される。
にその用途。 【効果】 本発明化合物又はその医薬上許容される塩は
抗不整脈作用及び徐脈作用を有し、医薬の分野、特に不
整脈、心筋梗塞及び狭心症の治療剤としての利用が期待
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗不整脈作用及び徐脈作
用を有する新規化合物及びその用途に関するものであ
る。従って、本発明の化合物は医薬の分野、特に不整
脈、心筋梗塞又は狭心症の治療剤として利用できる。
用を有する新規化合物及びその用途に関するものであ
る。従って、本発明の化合物は医薬の分野、特に不整
脈、心筋梗塞又は狭心症の治療剤として利用できる。
【0002】
【従来の技術】選択的徐脈作用を有する化合物としては
アリニジン(alinidine)、ベンズアゼピン誘
導体(UL−FS49)等[ドラッグズ・オブ・ザ・フ
ュ−チャ−(Drugs of the Futur
e)、10、639 (1985)参照]が知られてい
るが、本発明化合物類似のイソキノリン誘導体が徐脈作
用及び抗不整脈作用を有することは報告されていない。
アリニジン(alinidine)、ベンズアゼピン誘
導体(UL−FS49)等[ドラッグズ・オブ・ザ・フ
ュ−チャ−(Drugs of the Futur
e)、10、639 (1985)参照]が知られてい
るが、本発明化合物類似のイソキノリン誘導体が徐脈作
用及び抗不整脈作用を有することは報告されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】臨床上の死亡原因とし
て、現在、心臓疾患が重大な問題となっており、優れた
心疾患治療剤の出現が望まれる。 この様な現状に鑑み
本発明者らは抗不整脈作用及び徐脈作用を有する新規な
心疾患治療剤、特に不整脈、心筋梗塞及び狭心症の治療
剤を提供しようとするものである。
て、現在、心臓疾患が重大な問題となっており、優れた
心疾患治療剤の出現が望まれる。 この様な現状に鑑み
本発明者らは抗不整脈作用及び徐脈作用を有する新規な
心疾患治療剤、特に不整脈、心筋梗塞及び狭心症の治療
剤を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の化
合物を合成し、それらのラットにおける再灌流性不整脈
に対する影響を調べ、一般式[I]
合物を合成し、それらのラットにおける再灌流性不整脈
に対する影響を調べ、一般式[I]
【0005】
【化6】 [式中、R1及びR2はそれぞれ独立して低級アルキル基
を示すか又は、共に一緒になってメチレン基を示し;X
1は低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素数1〜5
個の2価のアルキレン鎖を示し(該アルキレン鎖を構成
する任意の1個のメチレン基はオキシ基、チオ基、スル
フィニル基、スルホニル基又は、式:−NR6−(式
中、R6は水素原子又は低級アルキル基を示す)で表さ
れる基よりなる群から選ばれる1個の基で置換されてい
てもよい。但し該メチレン基はイソキノリン環8位の酸
素原子に隣接するメチレン基以外のメチレン基であ
る)、X2は低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素
数1〜4個の2価のアルキレン鎖を示し;R3及びR
4は、それぞれ独立して、アリール基又はヘテロアリー
ル基(該アリール基及びヘテロアリール基は、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、メチレンジオキシ基、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、水酸基、シアノ基、低級アルコキ
シカルボニル基、低級アルカノイル基、アミノ基、N−
モノ低級アルキルアミノ基、N,N−ジ低級アルキルア
ミノ基、カルバモイル基、N−モノ低級アルキルカルバ
モイル基、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル基、ア
ミノ低級アルキル基、N−モノ低級アルキルアミノ低級
アルキル基、N,N−ジ低級アルキルアミノ低級アルキ
ル基、N−(ヒドロキシ低級アルキル)アミノ低級アル
キル基、N−低級アルキル−N−(ヒドロキシ低級アル
キル)アミノ低級アルキル基、N,N−ジ(ヒドロキシ
低級アルキル)アミノ低級アルキル基、N−(低級アル
コキシ低級アルキル)アミノ低級アルキル基、N−低級
アルキル−N−(低級アルコキシ低級アルキル)アミノ
低級アルキル基、N,N−ジ(低級アルコキシ低級アル
キル)アミノ低級アルキル基及び含窒素飽和複素環低級
アルキル基よりなる群から選ばれる1〜3個の同一又は
異なる置換基を有していてもよい)を示し;R5は、低
級アルコキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル
基、式:
を示すか又は、共に一緒になってメチレン基を示し;X
1は低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素数1〜5
個の2価のアルキレン鎖を示し(該アルキレン鎖を構成
する任意の1個のメチレン基はオキシ基、チオ基、スル
フィニル基、スルホニル基又は、式:−NR6−(式
中、R6は水素原子又は低級アルキル基を示す)で表さ
れる基よりなる群から選ばれる1個の基で置換されてい
てもよい。但し該メチレン基はイソキノリン環8位の酸
素原子に隣接するメチレン基以外のメチレン基であ
る)、X2は低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素
数1〜4個の2価のアルキレン鎖を示し;R3及びR
4は、それぞれ独立して、アリール基又はヘテロアリー
ル基(該アリール基及びヘテロアリール基は、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、メチレンジオキシ基、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、水酸基、シアノ基、低級アルコキ
シカルボニル基、低級アルカノイル基、アミノ基、N−
モノ低級アルキルアミノ基、N,N−ジ低級アルキルア
ミノ基、カルバモイル基、N−モノ低級アルキルカルバ
モイル基、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル基、ア
ミノ低級アルキル基、N−モノ低級アルキルアミノ低級
アルキル基、N,N−ジ低級アルキルアミノ低級アルキ
ル基、N−(ヒドロキシ低級アルキル)アミノ低級アル
キル基、N−低級アルキル−N−(ヒドロキシ低級アル
キル)アミノ低級アルキル基、N,N−ジ(ヒドロキシ
低級アルキル)アミノ低級アルキル基、N−(低級アル
コキシ低級アルキル)アミノ低級アルキル基、N−低級
アルキル−N−(低級アルコキシ低級アルキル)アミノ
低級アルキル基、N,N−ジ(低級アルコキシ低級アル
キル)アミノ低級アルキル基及び含窒素飽和複素環低級
アルキル基よりなる群から選ばれる1〜3個の同一又は
異なる置換基を有していてもよい)を示し;R5は、低
級アルコキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル
基、式:
【0006】
【化2】 (式中、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素原子又
は、水酸基及び低級アルコキシ基よりなる群から選ばれ
る1〜2個の同一又は異なる置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示すか、或は、隣接する窒素原子と共
に一緒になって含窒素飽和複素環基を示し、Xは酸素原
子又は硫黄原子を示す)で表される基、又は低級アルカ
ノイル基(該低級アルカノイル基は、低級アルキルスル
フィニル基、式:R9S−(式中、R9は水素原子、低級
アルキル基、低級アルカノイル基、カルバモイル基、N
−モノ低級アルキルカルバモイル基、N,N−ジ低級ア
ルキルカルバモイル基又は低級アルコキシカルボニル基
を示す)で表される基、式:R10O−(式中、R10は水
素原子、低級アルキル基、又は水酸基で置換されていて
もよい低級アルカノイル基を示す)で表される基及び
式:
は、水酸基及び低級アルコキシ基よりなる群から選ばれ
る1〜2個の同一又は異なる置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示すか、或は、隣接する窒素原子と共
に一緒になって含窒素飽和複素環基を示し、Xは酸素原
子又は硫黄原子を示す)で表される基、又は低級アルカ
ノイル基(該低級アルカノイル基は、低級アルキルスル
フィニル基、式:R9S−(式中、R9は水素原子、低級
アルキル基、低級アルカノイル基、カルバモイル基、N
−モノ低級アルキルカルバモイル基、N,N−ジ低級ア
ルキルカルバモイル基又は低級アルコキシカルボニル基
を示す)で表される基、式:R10O−(式中、R10は水
素原子、低級アルキル基、又は水酸基で置換されていて
もよい低級アルカノイル基を示す)で表される基及び
式:
【0007】
【化3】 (式中、R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子、低
級アルキル基、低級アルカノイル基を示すか、或は両者
が一緒になって隣接する窒素原子と共に炭素数3〜6個
の5〜7員の含窒素飽和複素環を形成していてもよく、
このとき環を形成する上記窒素原子に隣接しない1個の
メチレン基はオキシ基又はチオ基に置換されていてもよ
く、更に上記窒素原子に隣接する1個のメチレン基はカ
ルボニル基に置換されていてもよい)で表される基より
なる群から選ばれる1〜2個の同一又は異なる置換基で
置換されていてもよい)を示す]で表される本発明化合
物が、抗不整脈作用を示すことを見いだした。更に、本
発明化合物が充分な徐脈作用を示す用量で血圧に影響を
与えないことを見いだし、本発明を完成した。
級アルキル基、低級アルカノイル基を示すか、或は両者
が一緒になって隣接する窒素原子と共に炭素数3〜6個
の5〜7員の含窒素飽和複素環を形成していてもよく、
このとき環を形成する上記窒素原子に隣接しない1個の
メチレン基はオキシ基又はチオ基に置換されていてもよ
く、更に上記窒素原子に隣接する1個のメチレン基はカ
ルボニル基に置換されていてもよい)で表される基より
なる群から選ばれる1〜2個の同一又は異なる置換基で
置換されていてもよい)を示す]で表される本発明化合
物が、抗不整脈作用を示すことを見いだした。更に、本
発明化合物が充分な徐脈作用を示す用量で血圧に影響を
与えないことを見いだし、本発明を完成した。
【0008】次に、この明細書の記載において言及さ
れ、本発明の範囲内に包含される各種用語の定義と具体
例について述べる。
れ、本発明の範囲内に包含される各種用語の定義と具体
例について述べる。
【0009】「低級」なる語は、特に断わらないかぎり
この語で修飾される基又は化合物が炭素数6個以下であ
ることを意味する。従って、「低級アルキル基」とは、
炭素数が1〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を意味
し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチ
ルブチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプ
ロピル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘ
キシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル
基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルプ
ロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エ
チル−2−メチルプロピル基、1−エチル−1−メチル
プロピル基等が挙げられる。
この語で修飾される基又は化合物が炭素数6個以下であ
ることを意味する。従って、「低級アルキル基」とは、
炭素数が1〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を意味
し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチ
ルブチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプ
ロピル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘ
キシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル
基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルプ
ロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エ
チル−2−メチルプロピル基、1−エチル−1−メチル
プロピル基等が挙げられる。
【0010】「低級アルコキシ基」としては、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、te
rt−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオ
キシ基、ネオペンチルオキシ基、tert−ペンチルオ
キシ基、ヘキシルオキシ基、イソヘキシルオキシ基等が
挙げられる。
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、te
rt−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオ
キシ基、ネオペンチルオキシ基、tert−ペンチルオ
キシ基、ヘキシルオキシ基、イソヘキシルオキシ基等が
挙げられる。
【0011】「アリール基」としては、フェニル基、ナ
フチル基等が挙げられる。
フチル基等が挙げられる。
【0012】「ヘテロアリール基」とは、酸素原子、イ
オウ原子、窒素原子等のヘテロ原子を有する単環性のヘ
テロアリール基を意味し、具体的にはピリジル基、フリ
ル基、チエニル基、ピロリル基、チアゾリル基等が挙げ
られる。
オウ原子、窒素原子等のヘテロ原子を有する単環性のヘ
テロアリール基を意味し、具体的にはピリジル基、フリ
ル基、チエニル基、ピロリル基、チアゾリル基等が挙げ
られる。
【0013】「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0014】「低級アルコキシカルボニル基」として
は、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s
ec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカル
ボニル基、ペンチルオキシカルボニル基等が挙げられ
る。
は、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s
ec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカル
ボニル基、ペンチルオキシカルボニル基等が挙げられ
る。
【0015】「低級アルカノイル基」としては、ホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピ
バロイル、ヘキサノイル基等が挙げられる。
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピ
バロイル、ヘキサノイル基等が挙げられる。
【0016】「N−モノ低級アルキルアミノ基」とは、
1個の前記で定義した低級アルキル基で置換されたアミ
ノ基を意味し、具体的にはN−メチルアミノ基、N−エ
チルアミノ基、N−プロピルアミノ基、N−イソプロピ
ルアミノ基、N−ブチルアミノ基等が挙げられる。
1個の前記で定義した低級アルキル基で置換されたアミ
ノ基を意味し、具体的にはN−メチルアミノ基、N−エ
チルアミノ基、N−プロピルアミノ基、N−イソプロピ
ルアミノ基、N−ブチルアミノ基等が挙げられる。
【0017】「N,N−ジ低級アルキルアミノ基」と
は、同一又は異なる2個の前記で定義した低級アルキル
基で置換されたアミノ基を意味し、具体的にはN,N−
ジメチルアミノ基、N−エチル−N−メチルアミノ基、
N,N−ジエチルアミノ基、N−エチル−N−プロピル
アミノ基、N,N−ジプロピルアミノ基、N,N−ジブ
チルアミノ基等が挙げられる。
は、同一又は異なる2個の前記で定義した低級アルキル
基で置換されたアミノ基を意味し、具体的にはN,N−
ジメチルアミノ基、N−エチル−N−メチルアミノ基、
N,N−ジエチルアミノ基、N−エチル−N−プロピル
アミノ基、N,N−ジプロピルアミノ基、N,N−ジブ
チルアミノ基等が挙げられる。
【0018】「N−モノ低級アルキルカルバモイル基」
とは、1個の前記で定義した低級アルキル基で置換され
たカルバモイル基を意味し、具体的にはN−メチルカル
バモイル基、N−エチルカルバモイル基、N−プロピル
カルバモイル基、N−ブチルカルバモイル基等が挙げら
れる。
とは、1個の前記で定義した低級アルキル基で置換され
たカルバモイル基を意味し、具体的にはN−メチルカル
バモイル基、N−エチルカルバモイル基、N−プロピル
カルバモイル基、N−ブチルカルバモイル基等が挙げら
れる。
【0019】「N,N−ジ低級アルキルカルバモイル
基」とは、同一又は異なる2個の前記で定義した低級ア
ルキル基で置換されたカルバモイル基を意味し、具体的
にはN,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N
−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイ
ル基、N−エチル−N−プロピルカルバモイル基等が挙
げられる。
基」とは、同一又は異なる2個の前記で定義した低級ア
ルキル基で置換されたカルバモイル基を意味し、具体的
にはN,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N
−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイ
ル基、N−エチル−N−プロピルカルバモイル基等が挙
げられる。
【0020】「アミノ低級アルキル基」とは、アミノ基
で置換された前記で定義した低級アルキル基を意味し、
具体的にはアミノメチル基、1−アミノエチル基、2−
アミノエチル基、1−アミノプロピル基、2−アミノプ
ロピル基、3−アミノプロピル基、1−アミノ−1−メ
チルエチル基、2−アミノ−1−メチルエチル基、1−
アミノブチル基、2−アミノブチル基、3−アミノブチ
ル基、4−アミノブチル基等が挙げられる。
で置換された前記で定義した低級アルキル基を意味し、
具体的にはアミノメチル基、1−アミノエチル基、2−
アミノエチル基、1−アミノプロピル基、2−アミノプ
ロピル基、3−アミノプロピル基、1−アミノ−1−メ
チルエチル基、2−アミノ−1−メチルエチル基、1−
アミノブチル基、2−アミノブチル基、3−アミノブチ
ル基、4−アミノブチル基等が挙げられる。
【0021】「N−モノ低級アルキルアミノ低級アルキ
ル基」とは、前記で定義したN−モノ低級アルキルアミ
ノ基で置換された前記で定義した低級アルキル基を意味
し、具体的にはN−メチルアミノメチル基、1−(N−
メチルアミノ)エチル基、2−(N−メチルアミノ)エ
チル基、1−(N−メチルアミノ)プロピル基、2−
(N−メチルアミノ)プロピル基、3−(N−メチルア
ミノ)プロピル基、N−エチルアミノメチル基、1−
(N−エチルアミノ)エチル基、2−(N−エチルアミ
ノ)エチル基、1−(N−エチルアミノ)プロピル基、
N−プロピルアミノメチル基、N−イソプロピルアミノ
メチル基等が挙げられる。
ル基」とは、前記で定義したN−モノ低級アルキルアミ
ノ基で置換された前記で定義した低級アルキル基を意味
し、具体的にはN−メチルアミノメチル基、1−(N−
メチルアミノ)エチル基、2−(N−メチルアミノ)エ
チル基、1−(N−メチルアミノ)プロピル基、2−
(N−メチルアミノ)プロピル基、3−(N−メチルア
ミノ)プロピル基、N−エチルアミノメチル基、1−
(N−エチルアミノ)エチル基、2−(N−エチルアミ
ノ)エチル基、1−(N−エチルアミノ)プロピル基、
N−プロピルアミノメチル基、N−イソプロピルアミノ
メチル基等が挙げられる。
【0022】「N,N−ジ低級アルキルアミノ低級アル
キル基」とは、前記で定義したN,N−ジ低級アルキル
アミノ基で置換された前記で定義した低級アルキル基を
意味し、具体的にはN,N−ジメチルアミノメチル基、
1−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,
N−ジメチルアミノ)エチル基、1−(N,N−ジメチ
ルアミノ)プロピル基、2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)プロピル基、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロ
ピル基、N−エチル−N−メチルアミノメチル基、1−
(N−エチル−N−メチルアミノ)エチル基、2−(N
−エチル−N−メチルアミノ)エチル基、N,N−ジエ
チルアミノメチル基、1−(N,N−ジエチルアミノ)
エチル基、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル基、
N−エチル−N−プロピルアミノメチル基、N,N−ジ
プロピルアミノメチル基、N,N−ジイソプロピルアミ
ノメチル基等が挙げられる。
キル基」とは、前記で定義したN,N−ジ低級アルキル
アミノ基で置換された前記で定義した低級アルキル基を
意味し、具体的にはN,N−ジメチルアミノメチル基、
1−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,
N−ジメチルアミノ)エチル基、1−(N,N−ジメチ
ルアミノ)プロピル基、2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)プロピル基、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロ
ピル基、N−エチル−N−メチルアミノメチル基、1−
(N−エチル−N−メチルアミノ)エチル基、2−(N
−エチル−N−メチルアミノ)エチル基、N,N−ジエ
チルアミノメチル基、1−(N,N−ジエチルアミノ)
エチル基、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル基、
N−エチル−N−プロピルアミノメチル基、N,N−ジ
プロピルアミノメチル基、N,N−ジイソプロピルアミ
ノメチル基等が挙げられる。
【0023】「ヒドロキシ低級アルキル基」とは、1個
の水酸基で1位以外の水素原子が置換された前記で定義
した低級アルキル基を意味し、具体的には2−ヒドロキ
シエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキ
シプロピル基等が挙げられる。
の水酸基で1位以外の水素原子が置換された前記で定義
した低級アルキル基を意味し、具体的には2−ヒドロキ
シエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキ
シプロピル基等が挙げられる。
【0024】「N−(ヒドロキシ低級アルキル)アミノ
低級アルキル基」とは、1個の前記で定義したヒドロキ
シ低級アルキル基で置換されたアミノ基を有する前記で
定義した低級アルキル基を意味し、具体的にはN−(2
−ヒドロキシエチル)アミノメチル基、1−(N−(2
−ヒドロキシエチル)アミノ)エチル基、2−(N−
(2−ヒドロキシエチル)アミノ)エチル基、N−(2
−ヒドロキシプロピル)アミノメチル基、N−(3−ヒ
ドロキシプロピル)アミノメチル基等が挙げられる。
低級アルキル基」とは、1個の前記で定義したヒドロキ
シ低級アルキル基で置換されたアミノ基を有する前記で
定義した低級アルキル基を意味し、具体的にはN−(2
−ヒドロキシエチル)アミノメチル基、1−(N−(2
−ヒドロキシエチル)アミノ)エチル基、2−(N−
(2−ヒドロキシエチル)アミノ)エチル基、N−(2
−ヒドロキシプロピル)アミノメチル基、N−(3−ヒ
ドロキシプロピル)アミノメチル基等が挙げられる。
【0025】「N−低級アルキル−N−(ヒドロキシ低
級アルキル)アミノ低級アルキル基」とは、前記で定義
した低級アルキル基及び前記で定義したヒドロキシ低級
アルキル基で置換されたアミノ基を有する前記で定義し
た低級アルキル基を意味し、具体的にはN−(2−ヒド
ロキシエチル)−N−メチルアミノメチル基、1−(N
−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ)エチ
ル基、2−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノ)エチル基、3−(N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−N−メチルアミノ)プロピル基等が挙げられる。
級アルキル)アミノ低級アルキル基」とは、前記で定義
した低級アルキル基及び前記で定義したヒドロキシ低級
アルキル基で置換されたアミノ基を有する前記で定義し
た低級アルキル基を意味し、具体的にはN−(2−ヒド
ロキシエチル)−N−メチルアミノメチル基、1−(N
−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ)エチ
ル基、2−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノ)エチル基、3−(N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−N−メチルアミノ)プロピル基等が挙げられる。
【0026】「N,N−ジ(ヒドロキシ低級アルキル)
アミノ低級アルキル基」とは、同一又は異なる2個の前
記で定義したヒドロキシ低級アルキル基で置換されたア
ミノ基を有する前記で定義した低級アルキル基を意味
し、具体的にはN,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)ア
ミノメチル基、2−(N,N−ジ(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ)エチル基、3−(N,N−ジ(2−ヒドロ
キシエチル)アミノ)プロピル基、N−(2−ヒドロキ
シエチル)−N−(3−ヒドロキシプロピル)アミノメ
チル基等が挙げられる。
アミノ低級アルキル基」とは、同一又は異なる2個の前
記で定義したヒドロキシ低級アルキル基で置換されたア
ミノ基を有する前記で定義した低級アルキル基を意味
し、具体的にはN,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)ア
ミノメチル基、2−(N,N−ジ(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ)エチル基、3−(N,N−ジ(2−ヒドロ
キシエチル)アミノ)プロピル基、N−(2−ヒドロキ
シエチル)−N−(3−ヒドロキシプロピル)アミノメ
チル基等が挙げられる。
【0027】「低級アルコキシ低級アルキル基」とは、
1個の前記で定義した低級アルコキシ基で1位以外の水
素原子が置換された前記で定義した低級アルキル基を意
味し、具体的には2−メトキシエチル基、2−メトキシ
プロピル基、3−メトキシプロピル基等が挙げられる。
1個の前記で定義した低級アルコキシ基で1位以外の水
素原子が置換された前記で定義した低級アルキル基を意
味し、具体的には2−メトキシエチル基、2−メトキシ
プロピル基、3−メトキシプロピル基等が挙げられる。
【0028】「N−(低級アルコキシ低級アルキル)ア
ミノ低級アルキル基」とは、1個の前記で定義した低級
アルコキシ低級アルキル基で置換されたアミノ基を有す
る前記で定義した低級アルキル基を意味し、具体的には
N−(2−メトキシエチル)アミノメチル基、1−(N
−(2−メトキシエチル)アミノ)エチル基、2−(N
−(2−メトキシエチル)アミノ)エチル基、N−(3
−メトキシプロピル)アミノメチル基、N−(2−エト
キシエチル)アミノメチル基等が挙げられる。
ミノ低級アルキル基」とは、1個の前記で定義した低級
アルコキシ低級アルキル基で置換されたアミノ基を有す
る前記で定義した低級アルキル基を意味し、具体的には
N−(2−メトキシエチル)アミノメチル基、1−(N
−(2−メトキシエチル)アミノ)エチル基、2−(N
−(2−メトキシエチル)アミノ)エチル基、N−(3
−メトキシプロピル)アミノメチル基、N−(2−エト
キシエチル)アミノメチル基等が挙げられる。
【0029】「N−低級アルキル−N−(低級アルコキ
シ低級アルキル)アミノ低級アルキル基」とは、前記で
定義した低級アルキル基及び前記で定義した低級アルコ
キシ低級アルキル基で置換されたアミノ基を有する前記
で定義した低級アルキル基を意味し、具体的にはN−
(2−メトキシエチル)−N−メチルアミノメチル基、
1−(N−(2−メトキシエチル)−N−メチルアミ
ノ)エチル基、2−(N−(2−メトキシエチル)−N
−メチルアミノ)エチル基、N−エチル−N−(2−メ
トキシエチル)アミノメチル基等が挙げられる。
シ低級アルキル)アミノ低級アルキル基」とは、前記で
定義した低級アルキル基及び前記で定義した低級アルコ
キシ低級アルキル基で置換されたアミノ基を有する前記
で定義した低級アルキル基を意味し、具体的にはN−
(2−メトキシエチル)−N−メチルアミノメチル基、
1−(N−(2−メトキシエチル)−N−メチルアミ
ノ)エチル基、2−(N−(2−メトキシエチル)−N
−メチルアミノ)エチル基、N−エチル−N−(2−メ
トキシエチル)アミノメチル基等が挙げられる。
【0030】「N,N−ジ(低級アルコキシ低級アルキ
ル)アミノ低級アルキル基」とは、同一又は異なる2個
の前記で定義した低級アルコキシ低級アルキル基で置換
されたアミノ基を有する前記で定義した低級アルキル基
を意味し、具体的にはN,N−ジ(2−メトキシエチ
ル)アミノメチル基、2−(N,N−ジ(2−メトキシ
エチル)アミノエチル基、3−(N,N−ジ(2−メト
キシエチル)アミノプロピル基、N−(2−メトキシエ
チル)−N−(3−メトキシプロピル)アミノメチル基
等が挙げられる。
ル)アミノ低級アルキル基」とは、同一又は異なる2個
の前記で定義した低級アルコキシ低級アルキル基で置換
されたアミノ基を有する前記で定義した低級アルキル基
を意味し、具体的にはN,N−ジ(2−メトキシエチ
ル)アミノメチル基、2−(N,N−ジ(2−メトキシ
エチル)アミノエチル基、3−(N,N−ジ(2−メト
キシエチル)アミノプロピル基、N−(2−メトキシエ
チル)−N−(3−メトキシプロピル)アミノメチル基
等が挙げられる。
【0031】「含窒素飽和複素環低級アルキル基」と
は、1個以上窒素原子を環内に有しかつ該窒素原子に隣
接しないメチレン基がオキシ基、チオ基、スルフィニル
基、スルホニル基で置換されていてもよい炭素数3〜8
個の5〜9員環の飽和複素環を有する前記で定義した低
級アルキル基を意味し、具体的には、ピロリジノメチル
基、ピロリジン−2−イルメチル基、N−メチルピロリ
ジン−2−イルメチル基、1−ピロリジノエチル基、2
−ピロリジノエチル基、2−(ピロリジン−2−イル)
エチル基、2−(N−メチルピロリジン−2−イル)エ
チル基、1,3−チアゾリジン−3−イルメチル基、
1,3−チアゾリジン−2−イルメチル基、N−メチル
−1,3−チアゾリジン−2−イルメチル基、1−
(1,3−チアゾリジン−3−イル)エチル基、2−
(1,3−チアゾリジン−3−イル)エチル基、2−
(N−メチル−1,3−チアゾリジン−2−イル)エチ
ル基、ピペリジノメチル基、ピペリジン−2−イルメチ
ル基、N−メチルピペリジン−2−イルメチル基、1−
ピペリジノエチル基、2−ピペリジノエチル基、2−
(ピペリジン−2−イル)エチル基、2−(N−メチル
ピペリジン−2−イル)エチル基、モルホリノメチル
基、モルホリン−3−イルメチル基、N−メチルモルホ
リン−3−イルメチル基、1−モルホリノエチル基、2
−モルホリノエチル基、2−(モルホリン−3−イル)
エチル基、2−(N−メチルモルホリン−3−イル)エ
チル基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−4−イルメチ
ル基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−3−イルメチル
基、ペルヒドロ−N−メチル−1,4−チアジン−3−
イルメチル基、1−(ペルヒドロ−1,4−チアジン−
4−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−1,4−チア
ジン−4−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−1,4
−チアジン−3−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−
N−メチル−1,4−チアジン−3−イル)エチル基、
ペルヒドロ−1,4−チアジン−1−オキシド−4−イ
ルメチル基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−1−オキ
シド−3−イルメチル基、ペルヒドロ−N−メチル−
1,4−チアジン−1−オキシド−3−イルメチル基、
1−(ペルヒドロ−1,4−チアジン−1−オキシド−
4−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−1,4−チア
ジン−1−オキシド−4−イル)エチル基、ペルヒドロ
−1,4−チアジン−1,1−ジオキシド−4−イルメ
チル基、2−(ペルヒドロ−1,4−チアジン−1,1
−ジオキシド−4−イル)エチル基、ピペラジン−1−
イルメチル基、2−(ピペラジン−1−イル)エチル
基、N−メチルピペラジン−1−イルメチル基、2−
(N−メチルピペラジン−1−イル)エチル基、N,
N′−ジメチルピペラジン−2−イルメチル基、2−
(N,N′−ジメチルピペラジン−2−イル)エチル
基、ペルヒドロアゼピン−1−イルメチル基、1−(ペ
ルヒドロアゼピン−1−イル)エチル基等が挙げられ
る。
は、1個以上窒素原子を環内に有しかつ該窒素原子に隣
接しないメチレン基がオキシ基、チオ基、スルフィニル
基、スルホニル基で置換されていてもよい炭素数3〜8
個の5〜9員環の飽和複素環を有する前記で定義した低
級アルキル基を意味し、具体的には、ピロリジノメチル
基、ピロリジン−2−イルメチル基、N−メチルピロリ
ジン−2−イルメチル基、1−ピロリジノエチル基、2
−ピロリジノエチル基、2−(ピロリジン−2−イル)
エチル基、2−(N−メチルピロリジン−2−イル)エ
チル基、1,3−チアゾリジン−3−イルメチル基、
1,3−チアゾリジン−2−イルメチル基、N−メチル
−1,3−チアゾリジン−2−イルメチル基、1−
(1,3−チアゾリジン−3−イル)エチル基、2−
(1,3−チアゾリジン−3−イル)エチル基、2−
(N−メチル−1,3−チアゾリジン−2−イル)エチ
ル基、ピペリジノメチル基、ピペリジン−2−イルメチ
ル基、N−メチルピペリジン−2−イルメチル基、1−
ピペリジノエチル基、2−ピペリジノエチル基、2−
(ピペリジン−2−イル)エチル基、2−(N−メチル
ピペリジン−2−イル)エチル基、モルホリノメチル
基、モルホリン−3−イルメチル基、N−メチルモルホ
リン−3−イルメチル基、1−モルホリノエチル基、2
−モルホリノエチル基、2−(モルホリン−3−イル)
エチル基、2−(N−メチルモルホリン−3−イル)エ
チル基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−4−イルメチ
ル基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−3−イルメチル
基、ペルヒドロ−N−メチル−1,4−チアジン−3−
イルメチル基、1−(ペルヒドロ−1,4−チアジン−
4−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−1,4−チア
ジン−4−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−1,4
−チアジン−3−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−
N−メチル−1,4−チアジン−3−イル)エチル基、
ペルヒドロ−1,4−チアジン−1−オキシド−4−イ
ルメチル基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−1−オキ
シド−3−イルメチル基、ペルヒドロ−N−メチル−
1,4−チアジン−1−オキシド−3−イルメチル基、
1−(ペルヒドロ−1,4−チアジン−1−オキシド−
4−イル)エチル基、2−(ペルヒドロ−1,4−チア
ジン−1−オキシド−4−イル)エチル基、ペルヒドロ
−1,4−チアジン−1,1−ジオキシド−4−イルメ
チル基、2−(ペルヒドロ−1,4−チアジン−1,1
−ジオキシド−4−イル)エチル基、ピペラジン−1−
イルメチル基、2−(ピペラジン−1−イル)エチル
基、N−メチルピペラジン−1−イルメチル基、2−
(N−メチルピペラジン−1−イル)エチル基、N,
N′−ジメチルピペラジン−2−イルメチル基、2−
(N,N′−ジメチルピペラジン−2−イル)エチル
基、ペルヒドロアゼピン−1−イルメチル基、1−(ペ
ルヒドロアゼピン−1−イル)エチル基等が挙げられ
る。
【0032】「低級アルキルスルホニル基」としては、
メシル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル
基、イソプロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基、
イソブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホニル
基、tert−ブチルスルホニル基、ペンチルスルホニ
ル基等が挙げられる。
メシル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル
基、イソプロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基、
イソブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホニル
基、tert−ブチルスルホニル基、ペンチルスルホニ
ル基等が挙げられる。
【0033】「低級アルキルスルフィニル基」として
は、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、プ
ロピルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、
ブチルスルフィニル基等が挙げられる。
は、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、プ
ロピルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、
ブチルスルフィニル基等が挙げられる。
【0034】「低級アルキルチオ基」としては、メチル
チオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピル
チオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブ
チルチオ基等が挙げられる。
チオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピル
チオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブ
チルチオ基等が挙げられる。
【0035】式:
【0036】
【化7】 (式中、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素原子又
は、水酸基及び低級アルコキシ基よりなる群から選ばれ
る1〜2個の同一又は異なる置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示すか、或は、隣接する窒素原子と共
に一緒になって含窒素飽和複素環基を示し、Xは酸素原
子又は硫黄原子を示す)で表される基としては、カルバ
モイル基、N−メチルカルバモイル基、N−エチルカル
バモイル基、N−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイ
ル基、N−(2−メトキシエチル)カルバモイル基、N
−(2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル基、N−
(2−メトキシプロピル)カルバモイル基、N,N−ジ
メチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバ
モイル基、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル
カルバモイル基、N−(2−メトキシエチル)−N−メ
チルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル
基、N,N−ジプロピルカルバモイル基、N−エチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル基、N−エ
チル−N−(2−メトキシエチル)カルバモイル基、
N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル基、
N,N−ジ(2−メトキシエチル)カルバモイル基、ピ
ロリジノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、モル
ホリノカルボニル基、チオカルバモイル基、N−メチル
チオカルバモイル基、N−エチルチオカルバモイル基、
N−(2−ヒドロキシエチル)チオカルバモイル基、N
−(2−メトキシエチル)チオカルバモイル基、N−
(2−メトキシプロピル)チオカルバモイル基、N,N
−ジメチルチオカルバモイル基、N−エチル−N−メチ
ルチオカルバモイル基、N−(2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルチオカルバモイル基、N−(2−メトキシ
エチル)−N−メチルチオカルバモイル基、N,N−ジ
エチルチオカルバモイル基、ピロリジノチオカルボニル
基等が挙げられる。
は、水酸基及び低級アルコキシ基よりなる群から選ばれ
る1〜2個の同一又は異なる置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示すか、或は、隣接する窒素原子と共
に一緒になって含窒素飽和複素環基を示し、Xは酸素原
子又は硫黄原子を示す)で表される基としては、カルバ
モイル基、N−メチルカルバモイル基、N−エチルカル
バモイル基、N−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイ
ル基、N−(2−メトキシエチル)カルバモイル基、N
−(2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル基、N−
(2−メトキシプロピル)カルバモイル基、N,N−ジ
メチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバ
モイル基、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル
カルバモイル基、N−(2−メトキシエチル)−N−メ
チルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル
基、N,N−ジプロピルカルバモイル基、N−エチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル基、N−エ
チル−N−(2−メトキシエチル)カルバモイル基、
N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル基、
N,N−ジ(2−メトキシエチル)カルバモイル基、ピ
ロリジノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、モル
ホリノカルボニル基、チオカルバモイル基、N−メチル
チオカルバモイル基、N−エチルチオカルバモイル基、
N−(2−ヒドロキシエチル)チオカルバモイル基、N
−(2−メトキシエチル)チオカルバモイル基、N−
(2−メトキシプロピル)チオカルバモイル基、N,N
−ジメチルチオカルバモイル基、N−エチル−N−メチ
ルチオカルバモイル基、N−(2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルチオカルバモイル基、N−(2−メトキシ
エチル)−N−メチルチオカルバモイル基、N,N−ジ
エチルチオカルバモイル基、ピロリジノチオカルボニル
基等が挙げられる。
【0037】式:
【0038】
【化8】 (式中、R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子、低
級アルキル基、低級アルカノイル基を示すか、或は両者
が一緒になって隣接する窒素原子と共に炭素数3〜6個
の5〜7員の含窒素飽和複素環を形成していてもよく、
このとき環を形成する上記窒素原子に隣接しない1個の
メチレン基はオキシ基又はチオ基に置換されていてもよ
く、更に上記窒素原子に隣接する1個のメチレン基はカ
ルボニル基に置換されていてもよい)で表される基とし
ては、アミノ基、N−メチルアミノ基、N,N−ジメチ
ルアミノ基、N−エチル−N−メチルアミノ基、N,N
−ジエチルアミノ基、N−アセチルアミノ基、N−アセ
チル−N−メチルアミノ基、N−プロピオニルアミノ
基、N−メチル−N−プロピオニルアミノ基、1,3−
チアゾリジン−3−イル基、ピロリジノ基、ピペリジノ
基、モルホリノ基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−4
−イル基、ペルヒドロアゼピン−1−イル基、2−ピロ
リドン−1−イル、2−ピペリドン−1−イル等が挙げ
られる。
級アルキル基、低級アルカノイル基を示すか、或は両者
が一緒になって隣接する窒素原子と共に炭素数3〜6個
の5〜7員の含窒素飽和複素環を形成していてもよく、
このとき環を形成する上記窒素原子に隣接しない1個の
メチレン基はオキシ基又はチオ基に置換されていてもよ
く、更に上記窒素原子に隣接する1個のメチレン基はカ
ルボニル基に置換されていてもよい)で表される基とし
ては、アミノ基、N−メチルアミノ基、N,N−ジメチ
ルアミノ基、N−エチル−N−メチルアミノ基、N,N
−ジエチルアミノ基、N−アセチルアミノ基、N−アセ
チル−N−メチルアミノ基、N−プロピオニルアミノ
基、N−メチル−N−プロピオニルアミノ基、1,3−
チアゾリジン−3−イル基、ピロリジノ基、ピペリジノ
基、モルホリノ基、ペルヒドロ−1,4−チアジン−4
−イル基、ペルヒドロアゼピン−1−イル基、2−ピロ
リドン−1−イル、2−ピペリドン−1−イル等が挙げ
られる。
【0039】低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素
数1〜5個の2価のアルキレン鎖(該アルキレン鎖を構
成する任意の1個のメチレン基はオキシ基、チオ基、ス
ルフィニル基、スルホニル基又は、式:−NR6−(式
中、R6は水素原子又は低級アルキル基を示す)で表さ
れる基よりなる群から選ばれる1個の基で置換されてい
てもよい。但し該メチレン基はイソキノリン環8位の酸
素原子に隣接するメチレン基以外のメチレン基である)
の具体例としては、−CH2−、−CH(CH3)−、−
CH(CH2−CH3)−、−(CH2)2−、−CH(C
H3)−CH2−、−CH2−CH(CH3)−、−O−C
H2−、−S−CH2−、−N(CH3)−CH2−、−
(CH2)3−、−CH(CH3)−(CH2)2−、−C
H2−CH(CH3)−CH2−、−(CH2)2−CH
(CH3)−、−O−(CH2)2−、−S−(CH2)2
−、−SO−(CH2)2−、−SO2−(CH2)2−、
−NH−(CH2)2−、−NCH3−(CH2)2−、−
O−CH(CH3)−CH2−、−S−CH(CH3)−
CH2−、−SO−CH(CH3)−CH2−、−SO2−
CH(CH3)−CH2−、−NH−CH(CH3)−C
H2−、−NCH3−CH(CH3)−CH2−、−(CH
2)4−、−CH(CH3)−(CH2)3−、−CH2−C
H(CH3)−(CH2)2−、−(CH2)2−CH(C
H3)−CH2−、−(CH2)3−CH(CH3)−、−
O−(CH2)3−、−S−(CH2)3−、−SO−(C
H2)3−、−SO2−(CH2)3−、−NH−(CH2)
3−、−NCH3−(CH2)3−、−CH2−O−(C
H2)2−、−CH2−S−(CH2)2−、−CH2−SO
−(CH2)2−、−CH2−SO2−(CH2)2−、−C
H2−NH−(CH2)2−、−CH2−NCH3−(C
H2)2−、−(CH2)2−O−CH2−、−(CH2)2
−S−CH2−、−(CH2)2−NCH3−CH2−、−
O−CH(CH3)−(CH2)2−、−S−CH(C
H3)−(CH2)2−、−NCH3−CH(CH3)−
(CH2)2−、−(CH2)5−、−CH(CH3)−
(CH2)4−、−(CH2)4−CH(CH3)−、−O
−(CH2)4−、−S−(CH2)4−、−SO−(CH
2)4−、−SO2−(CH2)4−、−NH−(CH2)4
−、−NCH3−(CH2)4−、−CH2−O−(C
H2)3−、−CH2−S−(CH2)3−、−CH2−SO
−(CH2)3−、−CH2−SO2−(CH2)3−、−C
H2−NH−(CH2)3−、−CH2−NCH3−(C
H2)3−等が挙げられる。
数1〜5個の2価のアルキレン鎖(該アルキレン鎖を構
成する任意の1個のメチレン基はオキシ基、チオ基、ス
ルフィニル基、スルホニル基又は、式:−NR6−(式
中、R6は水素原子又は低級アルキル基を示す)で表さ
れる基よりなる群から選ばれる1個の基で置換されてい
てもよい。但し該メチレン基はイソキノリン環8位の酸
素原子に隣接するメチレン基以外のメチレン基である)
の具体例としては、−CH2−、−CH(CH3)−、−
CH(CH2−CH3)−、−(CH2)2−、−CH(C
H3)−CH2−、−CH2−CH(CH3)−、−O−C
H2−、−S−CH2−、−N(CH3)−CH2−、−
(CH2)3−、−CH(CH3)−(CH2)2−、−C
H2−CH(CH3)−CH2−、−(CH2)2−CH
(CH3)−、−O−(CH2)2−、−S−(CH2)2
−、−SO−(CH2)2−、−SO2−(CH2)2−、
−NH−(CH2)2−、−NCH3−(CH2)2−、−
O−CH(CH3)−CH2−、−S−CH(CH3)−
CH2−、−SO−CH(CH3)−CH2−、−SO2−
CH(CH3)−CH2−、−NH−CH(CH3)−C
H2−、−NCH3−CH(CH3)−CH2−、−(CH
2)4−、−CH(CH3)−(CH2)3−、−CH2−C
H(CH3)−(CH2)2−、−(CH2)2−CH(C
H3)−CH2−、−(CH2)3−CH(CH3)−、−
O−(CH2)3−、−S−(CH2)3−、−SO−(C
H2)3−、−SO2−(CH2)3−、−NH−(CH2)
3−、−NCH3−(CH2)3−、−CH2−O−(C
H2)2−、−CH2−S−(CH2)2−、−CH2−SO
−(CH2)2−、−CH2−SO2−(CH2)2−、−C
H2−NH−(CH2)2−、−CH2−NCH3−(C
H2)2−、−(CH2)2−O−CH2−、−(CH2)2
−S−CH2−、−(CH2)2−NCH3−CH2−、−
O−CH(CH3)−(CH2)2−、−S−CH(C
H3)−(CH2)2−、−NCH3−CH(CH3)−
(CH2)2−、−(CH2)5−、−CH(CH3)−
(CH2)4−、−(CH2)4−CH(CH3)−、−O
−(CH2)4−、−S−(CH2)4−、−SO−(CH
2)4−、−SO2−(CH2)4−、−NH−(CH2)4
−、−NCH3−(CH2)4−、−CH2−O−(C
H2)3−、−CH2−S−(CH2)3−、−CH2−SO
−(CH2)3−、−CH2−SO2−(CH2)3−、−C
H2−NH−(CH2)3−、−CH2−NCH3−(C
H2)3−等が挙げられる。
【0040】低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素
数1〜4個の2価のアルキレン鎖の具体例としては、−
CH2−、−CH(CH3)−、−CH(CH2−CH3)
−、−(CH2)2−、−CH(CH3)−CH2−、−C
H2−CH(CH3)−、−(CH2)3−、−CH(CH
3)−(CH2)2−、−CH2−CH(CH3)−CH
2−、−(CH2)2−CH(CH3)−、−(CH2)
4−、−CH(CH3)−(CH2)3−、−CH2−CH
(CH3)−(CH2)2−、−(CH2)2−CH(C
H3)−CH2−、−(CH2)3−CH(CH3)−等が
挙げられる。
数1〜4個の2価のアルキレン鎖の具体例としては、−
CH2−、−CH(CH3)−、−CH(CH2−CH3)
−、−(CH2)2−、−CH(CH3)−CH2−、−C
H2−CH(CH3)−、−(CH2)3−、−CH(CH
3)−(CH2)2−、−CH2−CH(CH3)−CH
2−、−(CH2)2−CH(CH3)−、−(CH2)
4−、−CH(CH3)−(CH2)3−、−CH2−CH
(CH3)−(CH2)2−、−(CH2)2−CH(C
H3)−CH2−、−(CH2)3−CH(CH3)−等が
挙げられる。
【0041】次に、本発明化合物[I]の製造法につい
て説明する。
て説明する。
【0042】上記一般式[I]で表される本発明化合物
は、一般式[II]で表される1,2,3,4−テトラ
ヒドロイソキノリン−8−オール誘導体[II]
は、一般式[II]で表される1,2,3,4−テトラ
ヒドロイソキノリン−8−オール誘導体[II]
【0043】
【化9】 [式中、R1、R2、X2及びR4は前記と同様の意味を有
する]のイソキノリン環2位をアルカノイル化、アルコ
キシカルボニル化、カルバモイル化、スルホニル化して
得られる誘導体[III]
する]のイソキノリン環2位をアルカノイル化、アルコ
キシカルボニル化、カルバモイル化、スルホニル化して
得られる誘導体[III]
【0044】
【化10】 [式中、R1、R2、X2及びR4は前記と同様の意味を有
する。R18は低級アルコキシカルボニル基、低級アルキ
ルスルホニル基、式:
する。R18は低級アルコキシカルボニル基、低級アルキ
ルスルホニル基、式:
【0045】
【化11】 (式中、R7及びR8は前記と同様の意味を有する)で表
される基、又は低級アルカノイル基(該低級アルカノイ
ル基は、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルチ
オ基、水酸基、低級アルコキシ基及びN,N−ジ低級ア
ルキルアミノ基よりなる群から選ばれる置換基で置換さ
れていてもよい)を示す]を、イソキノリン環の8位水
酸基において、一般式[IV]で表される化合物[I
V]
される基、又は低級アルカノイル基(該低級アルカノイ
ル基は、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルチ
オ基、水酸基、低級アルコキシ基及びN,N−ジ低級ア
ルキルアミノ基よりなる群から選ばれる置換基で置換さ
れていてもよい)を示す]を、イソキノリン環の8位水
酸基において、一般式[IV]で表される化合物[I
V]
【0046】
【化12】 [式中、R3及びX1は前記と同様の意味を有する。Yは
一般にアリールオキシ基により置換可能な脱離基を示
す]と、塩基の存在下に縮合反応させることにより製造
することができる(製法1)。または、α,α’−ジハ
ロキシレン(o−,m−,p−)の一方のハロゲン原子
の置換反応を、製法1と同様に化合物[III]と行っ
た後、残った一方のハロゲン原子を1級又は2級アミン
で置換して製造することができる(製法2)。更に上記
製法1、2で得られた化合物の中でR18がホルミル基で
ある化合物は、所望によりアルカリ加水分解による脱ホ
ルミル化反応を行い、得られる誘導体[V]
一般にアリールオキシ基により置換可能な脱離基を示
す]と、塩基の存在下に縮合反応させることにより製造
することができる(製法1)。または、α,α’−ジハ
ロキシレン(o−,m−,p−)の一方のハロゲン原子
の置換反応を、製法1と同様に化合物[III]と行っ
た後、残った一方のハロゲン原子を1級又は2級アミン
で置換して製造することができる(製法2)。更に上記
製法1、2で得られた化合物の中でR18がホルミル基で
ある化合物は、所望によりアルカリ加水分解による脱ホ
ルミル化反応を行い、得られる誘導体[V]
【0047】
【化13】 [式中、R1、R2、R3、R4、X1及びX2は前記と同様
の意味を有する]のイソキノリン環2位をアルカノイル
化、アルコキシカルボニル化、カルバモイル化、スルホ
ニル化し、更にアルカノイル化により得られる化合物の
中で、導入した置換基上に適当な脱離基を有する場合、
該脱離基をチオール化合物、1級又は2級アミン、アミ
ド化合物等の求核試剤で置換して目的とする化合物に変
換することができる(製法3)。製法3で得られた化合
物の中で、アシルチオ基を有する化合物は、所望により
アルカリ加水分解を行い該アシルチオ基をメルカプト基
に変換することができる(製法4)。製法1〜3で得ら
れた化合物の中でR3、R4にニトロ基を有する化合物
は、適当な還元剤を用いて該ニトロ基を1級アミノ基に
変換することができる(製法5)。製法1〜3で得られ
た化合物の中でチオ基を有する化合物は、所望により適
当な酸化剤を用いて該チオ基をスルフィニル基、スルホ
ニル基に変換することができる(製法6)。
の意味を有する]のイソキノリン環2位をアルカノイル
化、アルコキシカルボニル化、カルバモイル化、スルホ
ニル化し、更にアルカノイル化により得られる化合物の
中で、導入した置換基上に適当な脱離基を有する場合、
該脱離基をチオール化合物、1級又は2級アミン、アミ
ド化合物等の求核試剤で置換して目的とする化合物に変
換することができる(製法3)。製法3で得られた化合
物の中で、アシルチオ基を有する化合物は、所望により
アルカリ加水分解を行い該アシルチオ基をメルカプト基
に変換することができる(製法4)。製法1〜3で得ら
れた化合物の中でR3、R4にニトロ基を有する化合物
は、適当な還元剤を用いて該ニトロ基を1級アミノ基に
変換することができる(製法5)。製法1〜3で得られ
た化合物の中でチオ基を有する化合物は、所望により適
当な酸化剤を用いて該チオ基をスルフィニル基、スルホ
ニル基に変換することができる(製法6)。
【0048】以下、各製法について具体的に説明する。
【0049】[製法1]化合物[II]のイソキノリン
環2位のアルカノイル化は、適当な溶媒(例えばクロロ
ホルム、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド、テト
ラヒドロフラン、1,4−ジオキサン)中、導入すべき
アルカノイル基に対応するカルボン酸の反応性誘導体
(例えば、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性化アミド、
活性化エステル)を必要に応じ適当な塩基(例えばトリ
エチルアミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノ
ピリジン)の存在下、0℃〜室温で[II]と反応させ
ることにより行うことができる。アルコキシカルボニル
化、スルホニル化も同様にして、導入すべき基に対応す
るアルコキシカルボニルハライド、スルホニルハライド
を[II]と反応させることにより行うことができる。
カルバモイル化は、導入すべき基に対応するカルバモイ
ルハライドをアルカノイル化と同様にして[II]と反
応させるか又は、適当な溶媒(例えばクロロホルム、ジ
クロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン)中、イソシアナート又はイソチオシアナートを、0
℃〜室温で作用させることにより行うことができる。
環2位のアルカノイル化は、適当な溶媒(例えばクロロ
ホルム、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド、テト
ラヒドロフラン、1,4−ジオキサン)中、導入すべき
アルカノイル基に対応するカルボン酸の反応性誘導体
(例えば、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性化アミド、
活性化エステル)を必要に応じ適当な塩基(例えばトリ
エチルアミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノ
ピリジン)の存在下、0℃〜室温で[II]と反応させ
ることにより行うことができる。アルコキシカルボニル
化、スルホニル化も同様にして、導入すべき基に対応す
るアルコキシカルボニルハライド、スルホニルハライド
を[II]と反応させることにより行うことができる。
カルバモイル化は、導入すべき基に対応するカルバモイ
ルハライドをアルカノイル化と同様にして[II]と反
応させるか又は、適当な溶媒(例えばクロロホルム、ジ
クロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン)中、イソシアナート又はイソチオシアナートを、0
℃〜室温で作用させることにより行うことができる。
【0050】化合物[III]と化合物[IV]との該
縮合反応は、適当な溶媒を用いて行うことが好ましく、
用いる溶媒としては、例えばアセトン、アセトニトリ
ル、メタノール、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等
が挙げられる。反応に用いられる塩基としては、例えば
炭酸アルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、水酸化アル
カリ金属、水素化アルカリ金属、アルカリ金属アルコキ
シド等の無機塩基を挙げることができる。通常、反応
は、化合物[III]を上記溶媒に溶解したのち、適当
な塩基を加え、更に化合物[IV]を加えた後、0℃〜
80℃で反応させることにより行うことができる。
縮合反応は、適当な溶媒を用いて行うことが好ましく、
用いる溶媒としては、例えばアセトン、アセトニトリ
ル、メタノール、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等
が挙げられる。反応に用いられる塩基としては、例えば
炭酸アルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、水酸化アル
カリ金属、水素化アルカリ金属、アルカリ金属アルコキ
シド等の無機塩基を挙げることができる。通常、反応
は、化合物[III]を上記溶媒に溶解したのち、適当
な塩基を加え、更に化合物[IV]を加えた後、0℃〜
80℃で反応させることにより行うことができる。
【0051】[製法2]化合物[III]とα,α’−
ジハロキシレン(o−,m−,p−)の縮合反応は、製
法1と同様にして行うことができる。得られた化合物中
導入された基上の残された一方のハロゲン原子の1級又
は2級アミンによる置換反応は、適当な溶媒(例えば、
メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド)中、導入すべ
き1級又は2級アミンを該ハロゲン化物に対して過剰量
加え、0℃〜溶媒の沸点温度で作用させることで行うこ
とができる。
ジハロキシレン(o−,m−,p−)の縮合反応は、製
法1と同様にして行うことができる。得られた化合物中
導入された基上の残された一方のハロゲン原子の1級又
は2級アミンによる置換反応は、適当な溶媒(例えば、
メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド)中、導入すべ
き1級又は2級アミンを該ハロゲン化物に対して過剰量
加え、0℃〜溶媒の沸点温度で作用させることで行うこ
とができる。
【0052】[製法3]アルカリ加水分解による脱ホル
ミル化反応を経る化合物[V]の合成は、適当な溶媒
(メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン)中、
原料化合物に1当量〜過剰量の水酸化アルカリ金属の水
溶液を加え、室温〜溶媒の沸点温度で反応させることに
より行うことができる。得られた化合物[V]のイソキ
ノリン環2位のアルカノイル化、アルコキシカルボニル
化、カルバモイル化、スルホニル化は、製法1と同様に
して行うことができる。また、アルカノイル基が脱離基
を有する場合において、この脱離基の置換反応によるチ
オール化合物の導入は、適当な溶媒(例えば、メタノー
ル、エタノール、クロロホルム、テトラヒドロフラン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド)中、必
要に応じて適当な塩基(例えば、トリエチルアミン、ピ
リジン等の有機塩基、又は水酸化アルカリ金属、炭酸ア
ルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、水素化アルカリ金
属、アルカリ金属アルコキシド等の無機塩基)の存在
下、0℃〜溶媒の沸点温度にてチオール化合物と原料化
合物を反応させることで行うことができる。
ミル化反応を経る化合物[V]の合成は、適当な溶媒
(メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン)中、
原料化合物に1当量〜過剰量の水酸化アルカリ金属の水
溶液を加え、室温〜溶媒の沸点温度で反応させることに
より行うことができる。得られた化合物[V]のイソキ
ノリン環2位のアルカノイル化、アルコキシカルボニル
化、カルバモイル化、スルホニル化は、製法1と同様に
して行うことができる。また、アルカノイル基が脱離基
を有する場合において、この脱離基の置換反応によるチ
オール化合物の導入は、適当な溶媒(例えば、メタノー
ル、エタノール、クロロホルム、テトラヒドロフラン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド)中、必
要に応じて適当な塩基(例えば、トリエチルアミン、ピ
リジン等の有機塩基、又は水酸化アルカリ金属、炭酸ア
ルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、水素化アルカリ金
属、アルカリ金属アルコキシド等の無機塩基)の存在
下、0℃〜溶媒の沸点温度にてチオール化合物と原料化
合物を反応させることで行うことができる。
【0053】また、1級又は2級アミンの導入は、製法
2と同様にして行うことができる。アミド化合物の導入
は、適当な溶媒(テトラヒドロフラン、ジメチルホルム
アミド、1,4−ジオキサン)中、適当な塩基(例え
ば、水素化アルカリ金属)の存在下、0℃〜溶媒の沸点
温度にてアミド化合物と原料化合物反応させることで行
うことができる。
2と同様にして行うことができる。アミド化合物の導入
は、適当な溶媒(テトラヒドロフラン、ジメチルホルム
アミド、1,4−ジオキサン)中、適当な塩基(例え
ば、水素化アルカリ金属)の存在下、0℃〜溶媒の沸点
温度にてアミド化合物と原料化合物反応させることで行
うことができる。
【0054】[製法4]アルカリ加水分解によるアシル
チオ基からメルカプト基への変換反応は、適当な溶媒
(メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン)中、
原料化合物に適当な塩基(例えば、水酸化アルカリ金
属、炭酸アルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、アンモ
ニア)の水溶液を加え、0℃〜溶媒の沸点温度にて反応
させることで行うことができる。
チオ基からメルカプト基への変換反応は、適当な溶媒
(メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン)中、
原料化合物に適当な塩基(例えば、水酸化アルカリ金
属、炭酸アルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、アンモ
ニア)の水溶液を加え、0℃〜溶媒の沸点温度にて反応
させることで行うことができる。
【0055】[製法5]還元反応によるニトロ基から1
級アミノ基への変換は、例えば、適当な溶媒(例えば、
エタノール、酢酸エチル)中、原料化合物に塩化スズ
(II)を加え、60℃〜溶媒の沸点温度にて反応させ
ることにより行うことができる。
級アミノ基への変換は、例えば、適当な溶媒(例えば、
エタノール、酢酸エチル)中、原料化合物に塩化スズ
(II)を加え、60℃〜溶媒の沸点温度にて反応させ
ることにより行うことができる。
【0056】[製法6]酸化反応によるチオ基からスル
フィニル基、スルホニル基への変換は、例えば、適当な
溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、酢酸、
アセトン)中、原料化合物に適当な酸化剤(例えば、オ
キソン、メタクロロ過安息香酸、過酸化水素水)を加
え、0℃〜60℃にて反応させることにより行うことが
できる。酸化剤の使用料は、チオ基を有する原料化合物
に対し、スルフィニル化の場合1〜1.2等量、スルホ
ニル化の場合2〜3等量である。
フィニル基、スルホニル基への変換は、例えば、適当な
溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、酢酸、
アセトン)中、原料化合物に適当な酸化剤(例えば、オ
キソン、メタクロロ過安息香酸、過酸化水素水)を加
え、0℃〜60℃にて反応させることにより行うことが
できる。酸化剤の使用料は、チオ基を有する原料化合物
に対し、スルフィニル化の場合1〜1.2等量、スルホ
ニル化の場合2〜3等量である。
【0057】これらの製法によって得られる化合物
[I]は、イソキノリン環1位不斉炭素原子の存在に基
づく立体異性体が含まれている。原料である化合物[I
I]がラセミ混合物である場合、これを常法に従って適
当な光学活性な酸を用い光学分割した後に、前記の各製
法を行えば、各立体異性体を合成することができる。光
学分割に用いる適当な酸としては、(+)−酒石酸、
(−)−酒石酸、(+)−ジベンゾイル酒石酸、(−)
−ジベンゾイル酒石酸等が挙げられる。
[I]は、イソキノリン環1位不斉炭素原子の存在に基
づく立体異性体が含まれている。原料である化合物[I
I]がラセミ混合物である場合、これを常法に従って適
当な光学活性な酸を用い光学分割した後に、前記の各製
法を行えば、各立体異性体を合成することができる。光
学分割に用いる適当な酸としては、(+)−酒石酸、
(−)−酒石酸、(+)−ジベンゾイル酒石酸、(−)
−ジベンゾイル酒石酸等が挙げられる。
【0058】原料の1,2,3,4−テトラヒドロイソ
キノリン−8−オール誘導体[II]は、公知の方法
[例えばPCT/JP89/00825、WO90/0
2119参照]に従って合成される。即ち、フェニチル
アミン類からビシュラー・ナピエラルスキー反応(Bi
schler−Napieralski reacti
on)を経て合成される。
キノリン−8−オール誘導体[II]は、公知の方法
[例えばPCT/JP89/00825、WO90/0
2119参照]に従って合成される。即ち、フェニチル
アミン類からビシュラー・ナピエラルスキー反応(Bi
schler−Napieralski reacti
on)を経て合成される。
【0059】原料化合物[IV]は、公知の方法[例え
ば特開昭55−53247号公報、ジャーナル・オブ・
メディシナル・ケミストリー(J.Med.Che
m.),27,1047(1984)参照]に従って得
られるアミノアルコール類の水酸基を常法により脱離基
に変換して合成される。即ち、無溶媒又は適当な溶媒中
(例えばクロロホルム、ジクロロメタン等)、塩化チオ
ニル、臭化チオニル、五塩化リン、オキシ塩化リン等の
試薬を作用させてハライドに変換させるか又はメタンス
ルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリド等
の試薬を作用させてメシラート、トシラートに変換させ
ることにより合成される。
ば特開昭55−53247号公報、ジャーナル・オブ・
メディシナル・ケミストリー(J.Med.Che
m.),27,1047(1984)参照]に従って得
られるアミノアルコール類の水酸基を常法により脱離基
に変換して合成される。即ち、無溶媒又は適当な溶媒中
(例えばクロロホルム、ジクロロメタン等)、塩化チオ
ニル、臭化チオニル、五塩化リン、オキシ塩化リン等の
試薬を作用させてハライドに変換させるか又はメタンス
ルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリド等
の試薬を作用させてメシラート、トシラートに変換させ
ることにより合成される。
【0060】本発明の代表化合物を以下の表に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】 次に、本発明化合物の薬理作用について述べる。ラット冠動脈結紮再灌流による心室細動及び死亡率に対
する作用 雄性スプラ−グ・ド−リ−(SD)系ラットをペントバ
ルビタ−ル麻酔下に開胸し左冠動脈を5分間結紮後、再
灌流することにより起こる心室細動及び死亡に対する本
発明化合物の影響を検討した。また、頚動脈に挿入した
カニュ−レを介し同時に血圧及び心拍数を測定した。試
験化合物は結紮2分前に静脈内投与した。その結果を第
1表に示す。更に化合物1塩酸塩は結紮30分前に十二
指腸内投与した。その結果を第2表に示す。
する作用 雄性スプラ−グ・ド−リ−(SD)系ラットをペントバ
ルビタ−ル麻酔下に開胸し左冠動脈を5分間結紮後、再
灌流することにより起こる心室細動及び死亡に対する本
発明化合物の影響を検討した。また、頚動脈に挿入した
カニュ−レを介し同時に血圧及び心拍数を測定した。試
験化合物は結紮2分前に静脈内投与した。その結果を第
1表に示す。更に化合物1塩酸塩は結紮30分前に十二
指腸内投与した。その結果を第2表に示す。
【0067】
【表7】 第1表に示すように、本発明化合物は1.0mg/kg
で心室細動の発生及び死亡率を抑制し、その効果は対照
薬のリドカインより強かった。この時、顕著な徐脈作用
がみられた。以上のように、本発明化合物は冠動脈結紮
再灌流後に誘発される上記の症状に対して有効であるこ
とが示された。
で心室細動の発生及び死亡率を抑制し、その効果は対照
薬のリドカインより強かった。この時、顕著な徐脈作用
がみられた。以上のように、本発明化合物は冠動脈結紮
再灌流後に誘発される上記の症状に対して有効であるこ
とが示された。
【0068】
【表8】 第2表に示すように、化合物1塩酸塩は10mg/kg
十二指腸内投与により用量依存的に心室細動及び死亡率
を抑制した。以上のように、本発明化合物は十二指腸内
投与においても冠動脈結紮再灌流後に誘発される上記症
状に対し有効であることが示された。イヌ冠動脈結紮再灌流による心室細動に対する作用 雌雄ビ−グル犬をペントバルビタ−ル麻酔下に開胸し左
冠動脈を30分間結紮再灌流後に起こる心室細動に対す
る本発明化合物の影響を検討した。試験化合物(化合物
1塩酸塩)及びベラパミルは結紮5分前に静脈内投与し
た。その結果を第3表に示す。
十二指腸内投与により用量依存的に心室細動及び死亡率
を抑制した。以上のように、本発明化合物は十二指腸内
投与においても冠動脈結紮再灌流後に誘発される上記症
状に対し有効であることが示された。イヌ冠動脈結紮再灌流による心室細動に対する作用 雌雄ビ−グル犬をペントバルビタ−ル麻酔下に開胸し左
冠動脈を30分間結紮再灌流後に起こる心室細動に対す
る本発明化合物の影響を検討した。試験化合物(化合物
1塩酸塩)及びベラパミルは結紮5分前に静脈内投与し
た。その結果を第3表に示す。
【0069】
【表9】 第3表に示すように、化合物1塩酸塩は1.0mg/k
gで心室細動を顕著に抑制し、その効果は対照薬のベラ
パミルの0.1mg/kgより強かった。以上のよう
に、本発明化合物はイヌの冠動脈結紮再灌流後に誘発さ
れる心室細動に対しても有効であることが示された。
gで心室細動を顕著に抑制し、その効果は対照薬のベラ
パミルの0.1mg/kgより強かった。以上のよう
に、本発明化合物はイヌの冠動脈結紮再灌流後に誘発さ
れる心室細動に対しても有効であることが示された。
【0070】以上の薬理試験例の結果から、本発明化合
物は抗不整脈及び徐脈作用を有することが明かであり、
従って、本発明は、不整脈、心筋梗塞及び狭心症に対し
て、有効な治療法を提供することができる。
物は抗不整脈及び徐脈作用を有することが明かであり、
従って、本発明は、不整脈、心筋梗塞及び狭心症に対し
て、有効な治療法を提供することができる。
【0071】本発明の抗不整脈用剤又は抗狭心症用剤の
投与形態としては各種の形態を治療目的に応じて選択で
き、例えば錠剤、カプセル剤、粉剤、顆粒剤、液剤若し
くはエリキシル剤等の経口剤又は例えば液体若しくは懸
濁液等の殺菌した液状の形態の非経口剤が挙げられる。
投与形態としては各種の形態を治療目的に応じて選択で
き、例えば錠剤、カプセル剤、粉剤、顆粒剤、液剤若し
くはエリキシル剤等の経口剤又は例えば液体若しくは懸
濁液等の殺菌した液状の形態の非経口剤が挙げられる。
【0072】固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル
剤、顆粒剤又は粉末の形態として製造することもできる
が、適当な添加物を使用して製造することもできる。こ
のような添加物としては、例えば乳糖若しくはブドウ糖
等の糖類、例えばとうもろこし、小麦若しくは米等の澱
粉類、例えばステアリン酸等の脂肪酸、例えばメタケイ
酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カルシウ
ム等の無機塩、例えばポリビニルピロリドン若しくはポ
リアルキレングリコール等の合成高分子、例えばステア
リン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシウム等
の脂肪酸塩、例えばステアリルアルコール若しくはベン
ジルアルコール等のアルコール類、例えばメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース
若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロース等の合成
セルロース誘導体、その他、水、ゼラチン、タルク、植
物油、アラビアゴム等通常用いられる添加物が挙げられ
る。
剤、顆粒剤又は粉末の形態として製造することもできる
が、適当な添加物を使用して製造することもできる。こ
のような添加物としては、例えば乳糖若しくはブドウ糖
等の糖類、例えばとうもろこし、小麦若しくは米等の澱
粉類、例えばステアリン酸等の脂肪酸、例えばメタケイ
酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カルシウ
ム等の無機塩、例えばポリビニルピロリドン若しくはポ
リアルキレングリコール等の合成高分子、例えばステア
リン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシウム等
の脂肪酸塩、例えばステアリルアルコール若しくはベン
ジルアルコール等のアルコール類、例えばメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース
若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロース等の合成
セルロース誘導体、その他、水、ゼラチン、タルク、植
物油、アラビアゴム等通常用いられる添加物が挙げられ
る。
【0073】これらのカプセル、錠剤、顆粒及び粉末は
一般的に0.1〜100重量%、好ましくは1〜100
重量%の有効成分を含む。
一般的に0.1〜100重量%、好ましくは1〜100
重量%の有効成分を含む。
【0074】液状製剤は、水、アルコール類又は例えば
大豆油、ピーナツ油若しくはゴマ油等の植物由来の油等
液状製剤において通常用いられる適当な添加物を使用
し、懸濁液、シロップ剤若しくは注射剤等の形態として
製造される。
大豆油、ピーナツ油若しくはゴマ油等の植物由来の油等
液状製剤において通常用いられる適当な添加物を使用
し、懸濁液、シロップ剤若しくは注射剤等の形態として
製造される。
【0075】特に、非経口的に筋肉内注射、静脈内注射
又は皮下注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例
えば注射用蒸留水、塩酸リドカイン溶液(筋肉内注射
用)、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈
内注射用液体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウム
等の水溶液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内
注射用)等、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
又は皮下注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例
えば注射用蒸留水、塩酸リドカイン溶液(筋肉内注射
用)、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈
内注射用液体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウム
等の水溶液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内
注射用)等、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
【0076】また、これらの注射剤は予め溶解したもの
の他、粉末のまま或いは適当な添加物を加えたものを用
時溶解する形態もとり得る。これらの注射液は、通常
0.005〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量
%の有効成分を含む。
の他、粉末のまま或いは適当な添加物を加えたものを用
時溶解する形態もとり得る。これらの注射液は、通常
0.005〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量
%の有効成分を含む。
【0077】また、経口投与の懸濁剤又はシロップ剤等
の液剤は、0.1〜50重量%の有効成分を含む。
の液剤は、0.1〜50重量%の有効成分を含む。
【0078】本発明の抗不整脈剤、抗心筋梗塞剤又は抗
狭心症剤の投与量は、患者の年令、健康状態、体重又は
症状により異なるが、非経口投与で成人1日当り0.0
1〜1mg/kgであり、また経口投与で成人1日当り
0.1〜10mg/kgである。
狭心症剤の投与量は、患者の年令、健康状態、体重又は
症状により異なるが、非経口投与で成人1日当り0.0
1〜1mg/kgであり、また経口投与で成人1日当り
0.1〜10mg/kgである。
【0079】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、もとより本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではない。 参考例1 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オール(中間体1)の合成 6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(2.26g,6.86ミリモル)をクロロホルム6
0mlに懸濁し、0℃にてギ酸トリメチル酢酸無水物
(1.16g,8.91ミリモル)を加え30分間撹拌
した。減圧下に溶媒を留去して得られる残渣を酢酸エチ
ル−ヘキサンより再結晶し、無色結晶として中間体1を
2.23g得た。
に説明するが、もとより本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではない。 参考例1 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オール(中間体1)の合成 6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(2.26g,6.86ミリモル)をクロロホルム6
0mlに懸濁し、0℃にてギ酸トリメチル酢酸無水物
(1.16g,8.91ミリモル)を加え30分間撹拌
した。減圧下に溶媒を留去して得られる残渣を酢酸エチ
ル−ヘキサンより再結晶し、無色結晶として中間体1を
2.23g得た。
【0080】融点:171−173℃ FAB−MS(m/z,(C20H23NO5+H)+とし
て):358 以下の参考例2〜10では、それぞれ対応する1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オール誘導体
を用い、参考例1と同様の反応を行なって中間体2〜1
0を合成した。 参考例2 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オール(中間体2) 融点:163−167℃ FAB−MS(m/z,(C20H23NO5+H)+とし
て):358 参考例3 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(2−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オール(中間体3) 融点:156−157℃ FAB−MS(m/z,(C20H23NO5+H)+とし
て):358 参考例4 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3,4−ジ
メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体4) 融点:155−157℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO6+H)+とし
て):388 参考例5 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(2,5−ジ
メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体5) 融点:143.0−144.5℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO6+H)+とし
て):388 参考例6 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3,4,5
−トリメトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロイソキノリン−8−オール(中間体6) 融点:190−195℃ FAB−MS(m/z,(C22H27NO7+H)+とし
て):418 参考例7 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3−ピリジ
ルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ
ン−8−オール(中間体7) 融点:199−200℃ FAB−MS(m/z,(C18H20N2O4+H)+とし
て):329 参考例8 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シフェネチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキ
ノリン−8−オール(中間体8) 融点:151.0−152.5℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO5+H)+とし
て):372 参考例9 2−ホルミル−1−(3−メトキシベンジル)−6,7
−メチレンジオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体9) 融点:205−207℃ FAB−MS(m/z,(C19H19NO5+H)+とし
て):342 参考例10 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3,5−ジ
メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体10) 融点:176.5−178.0℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO6+H)+とし
て):388 参考例11 (1)(−)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オールの合成 (±)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベン
ジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−
8−オールと(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸を用い
常法により(−)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メ
トキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソ
キノリン−8−オールの(+)−ジベンゾイル−D−酒
石酸塩を得た。クロロホルム−アセトン−メタノール
(10:6:1)より再結晶を繰り返して精製した。
て):358 以下の参考例2〜10では、それぞれ対応する1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オール誘導体
を用い、参考例1と同様の反応を行なって中間体2〜1
0を合成した。 参考例2 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オール(中間体2) 融点:163−167℃ FAB−MS(m/z,(C20H23NO5+H)+とし
て):358 参考例3 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(2−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オール(中間体3) 融点:156−157℃ FAB−MS(m/z,(C20H23NO5+H)+とし
て):358 参考例4 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3,4−ジ
メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体4) 融点:155−157℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO6+H)+とし
て):388 参考例5 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(2,5−ジ
メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体5) 融点:143.0−144.5℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO6+H)+とし
て):388 参考例6 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3,4,5
−トリメトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロイソキノリン−8−オール(中間体6) 融点:190−195℃ FAB−MS(m/z,(C22H27NO7+H)+とし
て):418 参考例7 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3−ピリジ
ルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ
ン−8−オール(中間体7) 融点:199−200℃ FAB−MS(m/z,(C18H20N2O4+H)+とし
て):329 参考例8 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シフェネチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキ
ノリン−8−オール(中間体8) 融点:151.0−152.5℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO5+H)+とし
て):372 参考例9 2−ホルミル−1−(3−メトキシベンジル)−6,7
−メチレンジオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体9) 融点:205−207℃ FAB−MS(m/z,(C19H19NO5+H)+とし
て):342 参考例10 2−ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3,5−ジ
メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイ
ソキノリン−8−オール(中間体10) 融点:176.5−178.0℃ FAB−MS(m/z,(C21H25NO6+H)+とし
て):388 参考例11 (1)(−)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オールの合成 (±)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベン
ジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−
8−オールと(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸を用い
常法により(−)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メ
トキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソ
キノリン−8−オールの(+)−ジベンゾイル−D−酒
石酸塩を得た。クロロホルム−アセトン−メタノール
(10:6:1)より再結晶を繰り返して精製した。
【0081】 融点:173.0−174.0℃(dec) 旋光度:[α]25 D=+58.3°(C=0.336,
メタノール) 上記化合物をクロロホルム中飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で処理して表題化合物を無色結晶として得た。
メタノール) 上記化合物をクロロホルム中飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で処理して表題化合物を無色結晶として得た。
【0082】旋光度:[α]25 D=−15.8°(C=
0.419,クロロホルム) (2)(+)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オールの合成 上記(1)の処理における再結晶母液をすべて集め、溶
媒を留去して得られた残渣をクロロホルム中飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液で処理して低純度の(+)−6,7
−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−1,
2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オールを
得た。これを(−)−ジベンゾイル−L−酒石酸で処理
して(+)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシ
ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ
ン−8−オールの(−)−ジベンゾイル−L−酒石酸塩
を得た。クロロホルム−アセトン−メタノール(10:
6:1)より再結晶を繰り返して精製した。
0.419,クロロホルム) (2)(+)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキ
シベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン−8−オールの合成 上記(1)の処理における再結晶母液をすべて集め、溶
媒を留去して得られた残渣をクロロホルム中飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液で処理して低純度の(+)−6,7
−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−1,
2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オールを
得た。これを(−)−ジベンゾイル−L−酒石酸で処理
して(+)−6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシ
ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ
ン−8−オールの(−)−ジベンゾイル−L−酒石酸塩
を得た。クロロホルム−アセトン−メタノール(10:
6:1)より再結晶を繰り返して精製した。
【0083】 融点:172.0−173.0℃(dec) 旋光度:[α]25 D=−65.6°(C=0.308,
メタノール) 上記化合物をクロロホルム中飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で処理して表題化合物を無色結晶として得た。
メタノール) 上記化合物をクロロホルム中飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で処理して表題化合物を無色結晶として得た。
【0084】旋光度:[α]25 D=+16.6°(C=
0.445,クロロホルム) 実施例1 (1)化合物1の合成 参考例1で得られた中間体1(360mg,1.01ミ
リモル)をジメチルスルホキシド6mlに溶解し、窒素
雰囲気下、室温にて水酸化カリウム(245mg,3.
71ミリモル,純度85%)を加え5分間撹拌した。反
応混合物に3−クロロメチル−N,N−ジメチルベンジ
ルアミン塩酸塩(267mg,1.21ミリモル)のジ
メチルスルホキシド6ml溶液を1時間かけて滴下し、
室温にて4時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加
え、水及び飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を中
圧液体クロマトグラフィー(メルク社製,ローバーカラ
ム サイズB リクロクレップSI60/クロロホル
ム:メタノール=40:1〜10:1)にて精製し、表
題化合物を無色油状物として420mg得た。
0.445,クロロホルム) 実施例1 (1)化合物1の合成 参考例1で得られた中間体1(360mg,1.01ミ
リモル)をジメチルスルホキシド6mlに溶解し、窒素
雰囲気下、室温にて水酸化カリウム(245mg,3.
71ミリモル,純度85%)を加え5分間撹拌した。反
応混合物に3−クロロメチル−N,N−ジメチルベンジ
ルアミン塩酸塩(267mg,1.21ミリモル)のジ
メチルスルホキシド6ml溶液を1時間かけて滴下し、
室温にて4時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加
え、水及び飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を中
圧液体クロマトグラフィー(メルク社製,ローバーカラ
ム サイズB リクロクレップSI60/クロロホル
ム:メタノール=40:1〜10:1)にて精製し、表
題化合物を無色油状物として420mg得た。
【0085】IR(neat,cm-1):2944,1
677,1611,1515,1431,1344,1
248,1179,1122,1086,1032,7
53 FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+H)+とし
て):5051 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.27(6H,s×2),2.65(1
H,dd,J=10.7Hz,13.7Hz),2.7
0−2.91(2H,m),3.07(1H,dd,J
=2.5Hz,13.7Hz),3.10−3.29+
4.41(2H,m+ddd,J=2.1Hz,6.7
Hz,13.2Hz),3.39+3.44+3.48
−3.52(2H,d×2+m,J=13.5Hz,J
=13.5Hz),3.74+3.75(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.93
(3H,s),4.30+5.73(1H,dd×2,
J=2.5Hz,10.7Hz,J=3.4Hz,9.
0Hz),5.11(1H,d,J=10.9Hz),
5.28+5.35(1H,d×2,J=10.9H
z,J=10.9Hz),6.39+6.46(1H,
s×2),6.64−6.87(4H,m),7.19
(1H,s),7.30−7.39+7.46−7.5
2(3H,m×2),7.41+7.97(1H,s×
2) (2)化合物1塩酸塩の合成 化合物1を塩酸と処理後、メタノール−ジエチルエーテ
ルより再結晶し、無色粉末として化合物1塩酸塩を得
た。
677,1611,1515,1431,1344,1
248,1179,1122,1086,1032,7
53 FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+H)+とし
て):5051 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.27(6H,s×2),2.65(1
H,dd,J=10.7Hz,13.7Hz),2.7
0−2.91(2H,m),3.07(1H,dd,J
=2.5Hz,13.7Hz),3.10−3.29+
4.41(2H,m+ddd,J=2.1Hz,6.7
Hz,13.2Hz),3.39+3.44+3.48
−3.52(2H,d×2+m,J=13.5Hz,J
=13.5Hz),3.74+3.75(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.93
(3H,s),4.30+5.73(1H,dd×2,
J=2.5Hz,10.7Hz,J=3.4Hz,9.
0Hz),5.11(1H,d,J=10.9Hz),
5.28+5.35(1H,d×2,J=10.9H
z,J=10.9Hz),6.39+6.46(1H,
s×2),6.64−6.87(4H,m),7.19
(1H,s),7.30−7.39+7.46−7.5
2(3H,m×2),7.41+7.97(1H,s×
2) (2)化合物1塩酸塩の合成 化合物1を塩酸と処理後、メタノール−ジエチルエーテ
ルより再結晶し、無色粉末として化合物1塩酸塩を得
た。
【0086】融点:161−167℃ 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.2719 以下の実施例2〜6では、それぞれ対応するクロリド
類、即ち、N−(3−クロロメチルベンジル)ピロリジ
ン塩酸塩、N−(3−クロロメチルベンジル)モルホリ
ン塩酸塩、4−クロロメチル−N,N−ジメチルベンジ
ルアミン塩酸塩、N−(3−クロロメチルベンジル)−
N’−メチルピペラジン2塩酸塩、N−(3−クロロプ
ロピル)−N−メチルベンジルアミン塩酸塩を用い、そ
れぞれ実施例1−(1)と同様に、参考例1で得られた
中間体1との反応を行なって化合物2〜6を合成した。 実施例2 化合物2 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,1674,16
11,1515,1431,1344,1245,11
22,1083,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O5+
H)+として): 計算値 531.2859 測定値 531.28891 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.57(2H,brs),1.75(2H,br
s),2.46(4H,brs),2.64(1H,d
d,J=10.6Hz,13.8Hz),2.66−
2.91(2H,m),3.07(1H,dd,J=
2.7Hz,13.8Hz),3.13(1H,dd
d,J=5.4Hz,11.2Hz,13.3Hz),
3.46−3.72(2H,m),3.75(3H,
s),3.88(3H,s),3.93(3H,s),
4.29+5.69−5.77(1H,dd+m,J=
2.7Hz,10.6Hz),4.40(1H,dd
d,J=2.5Hz,6.4Hz,13.3Hz),
5.11(1H,d,J=11.3Hz),5.24−
5.31+5.34(1H,m+d,J=11.3H
z),6.39+6.45(1H,s×2),6.64
−6.76(4H,m),7.17(1H,s),7.
34(3H,m),7.41+7.97(1H,s×
2) 実施例3 化合物3 性状:無色油状物 FAB−MS(m/z,(C32H38N2O6+H)+とし
て):547 IR(neat,cm-1):2938,1677,16
08,1518,1458,1431,1269,11
79,1119,1083,1032,10081 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.38+2.41−2.47(4H,t+m,J=
4.7Hz),2.64(1H,dd,J=10.7H
z,13.5Hz),2.72−2.90(2H,
m),3.06(1H,dd,J=2.8Hz,13.
5Hz),3.10−3.30+4.40(2H,m+
ddd,J=2.5Hz,4.0Hz,13.0H
z),3.44+3.48(2H,d×2,J=13.
5Hz,J=13.5Hz),3.64+3.65−
4.00(4H,t+m,J=4.7Hz),3.74
+3.75(3H,s×2),3.86+3.88(3
H,s×2),3.93(3H,s),4.28+5.
72(1H,dd×2,J=2.5Hz,10.8H
z,J=4.2Hz,10.8Hz),5.13(1
H,d,J=11.3Hz),5.26+5.33(1
H,d×2,J=11.3Hz,J=11.3Hz),
6.39+6.46(1H,s×2),6.67−6.
85(4H,m),7.17(1H,s),7.33−
7.37(3H,m),7.38+7.97(1H,s
×2) 実施例4 化合物4 性状:淡黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27191 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.25+2.28(6H,s×2),2.66(1
H,dd,J=10.7Hz,13.9Hz),2.7
1−2.92(2H,m),3.08(1H,dd,J
=2.7Hz,13.9Hz),3.13−3.30
(1H,m),3.46+3.49(2H,s×2),
3.74+3.75(3H,s×2),3.86+3.
88(3H,s×2),3.93(3H,s),4.3
5+5.70−5.77(1H,dd+m,J=2.7
Hz,10.7Hz),4.36−4.45(1H,
m),5.11+5.12(1H,d×2,J=11.
1Hz,J=11.1Hz),5.24+5.33(1
H,d×2,J=11.1Hz,J=11.1Hz),
6.39+6.46(1H,s×2),6.67−6.
90(4H,m),7.22+7.97(1H,s×
2),7.34(2H,d,J=8.2Hz),7.4
2(2H,d,J=8.2Hz) 実施例5 化合物5 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2800,16
77,1518,1497,1458,1428,12
48,1122,1083,1032,825,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H41N3O5+
H)+として): 計算値 560.3124 測定値 560.31341 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.22−2.56(8H,m),2.27(3H,
s),2.64(1H,dd,J=10.6Hz,1
4.0Hz),2.72(1H,ddd,J=2.2H
z,5.3Hz,16.8Hz),2.85(1H,d
dd,J=6.3Hz,10.9Hz,16.8H
z),3.06(1H,dd,J=2.6Hz,14.
0Hz),3.14(1H,ddd,J=5.3Hz,
10.9Hz,12.8Hz),3.21−3.31+
4.40(1H,m+ddd,J=2.2Hz,6.3
Hz,12.8Hz),3.40−3.56(2H,
m),3.75(3H,s),3.88(3H,s),
3.93(3H,s),4.29+5.69−5.75
(1H,dd+m,,J=2.6Hz,10.6H
z),5.12(1H,d,J=11.1Hz),5.
22−5.28+5.33(1H,m+d,J=11.
1Hz),6.39+6.46(1H,s×2),6.
64−6.86(4H,m),7.18(1H,s),
7.24−7.51(3H,m),7.38+7.97
(1H,s×2) 実施例6 化合物6 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2840,27
96,1676,1606,1586,1516,14
98,1458,1432,1248,1122,10
34,738 FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+H)+とし
て):5191 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.06−2.15(2H,m),2.24+2.25
(3H,s×2),2.65(2H,brt,J=7.
3Hz),2.76(1H,dd,J=10.5Hz,
13.9Hz),2.70−2.92(2H,m),
3.14(1H,dd,J=2.8Hz,13.9H
z),3.17−3.25(1H,m),3.54(2
H,s),3.75+3.77(3H,s×2),3.
84(3H,s),3.85(3H,s),4.14−
4.21(1H,m),4.34−4.48(2H,
m),4.62+5.73(1H,dd×2,J=2.
8Hz,10.5Hz,J=4.2Hz,9.8H
z),6.35+6.42(1H,s×2),6.75
−6.85(2H,m),7.00−7.07(2H,
m),7.22−7.33(5H,m),7.51+
8.00(1H,s×2) 以下の実施例7〜12では、それぞれ対応するクロリド
類、即ち、3−クロロメチル−N,N−ジメチルベンジ
ルアミン塩酸塩、4−クロロメチル−N,N−ジメチル
ベンジルアミン塩酸塩、3−クロロメチル−4−メトキ
シ−N,N−ジメチルベンジルアミン塩酸塩、N−(3
−クロロメチルベンジル)モルホリン塩酸塩、2−クロ
ロメチルピリジン塩酸塩、3−クロロメチルピリジン塩
酸塩を用い、それぞれ実施例1−(1)と同様に、参考
例2で得られた中間体2との反応を行なって化合物7〜
12を合成した。 実施例7 化合物7 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):3466,2776,16
05,1497,1437,1344,1236,11
22,1032,800,703 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27301 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.22+2.29(6H,s×2),2.70(1
H,dd,J=10.7Hz,13.8Hz),2.6
8−2.91(2H,m),3.12(1H,dd,J
=2.8Hz,13.8Hz),3.11−3.18
(1H,m),3.42(1H,d,J=13.1H
z),3.48(1H,d,J=13.1Hz),3.
67+3.70(3H,s×2),3.86+3.88
(3H,s×2),3.92(3H,s),4.35−
4.42(2H,m),5.11+5.14(1H,d
×2,J=10.1Hz,J=11.2Hz),5.2
8+5.33(1H,d×2,J=10.1Hz,J=
11.2Hz),6.40+6.46(1H,s×
2),6.44+6.46(1H,s×2),6.69
−6.72(1H,m),7.07−7.10(1H,
m),7.23(1H,s),7.29−7.47(4
H,m),7.39+7.92(1H,s×2) 実施例8 化合物8 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2776,16
77,1605,1584,1497,1458,14
37,1122,1083,1035,966 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27131 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.28(6H,s×2),2.71(1
H,dd,J=10.7Hz,13.8Hz),2.7
0−2.89(2H,m),3.13(1H,dd,J
=2.5Hz,13.8Hz),3.12−3.20
(1H,m),3.46(2H,brs),3.68+
3.71(3H,s×2),3.86+3.88(3
H,s×2),3.92(3H,s),4.35−4.
43(1H,m),4.43(1H,dd,J=2.5
Hz,10.7Hz),5.15(1H,d,J=1
1.1Hz),5.31(1H,d,J=11.1H
z),6.40+6.44(1H,s×2),6.44
−6.59(2H,m),6.67−6.72(1H,
m),7.07−7.13(1H,m),7.29−
7.42(4H,m),7.42+7.98(1H,s
×2) 実施例9 化合物9 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2776,16
74,1605,1584,1500,1461,14
37,1260,1122,1083,1032,75
6 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28281 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.20+2.30(6H,s×2),2.67(1
H,dd,J=10.7Hz,13.6Hz),2.7
0−2.89(2H,m),3.13(1H,dd,J
=2.5Hz,13.6Hz),3.10−3.19
(1H,m),3.40(2H,brs),3.67+
3.71(3H,s×2),3.74(3H,s),
3.85+3.87(3H,s×2),3.91+3.
95(3H,s×2),4.36−4.43(1H,
m),4.54(1H,dd,J=2.5Hz,10.
7Hz),5.14(1H,d,J=10.9Hz),
5.42(1H,d,J=10.9Hz),6.37+
6.43(1H,s×2),6.43−6.54(2
H,m),6.68−6.71(1H,m),8.67
(1H,d,J=8.1Hz),7.05−7.13
(1H,m),7.27−7.29(2H,m),7.
43+7.98(1H,s×2) 実施例10 化合物10 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2854,16
77,1605,1584,1497,1458,14
34,1269,1119,864,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O6+
H)+として): 計算値 547.2808 測定値 547.27811 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.37+2.43(4H,brt×2,J=4.6H
z,J=4.6Hz),2.69(1H,dd,J=1
0.9Hz,13.6Hz),2.71−3.00(2
H,m),3.11(1H,dd,J=2.4Hz,1
3.6Hz),3.10−3.19(1H,m),3.
43(1H,d,J=3.2Hz),3.49(1H,
d,J=3.2Hz),3.64−3.69(4H,
m),3.71(3H,s),3.86+3.88(3
H,s×2),3.93(3H,s),4.32−4.
42(2H,m),5.16(1H,d,J=11.3
Hz),5.32(1H,d,J=11.3Hz),
6.40−6.55(3H,m),6.69−6.72
(1H,m),7.07−7.13(1H,m),7.
20(1H,s),7.31−7.38(3H,m),
7.38+7.98(1H,s×2) 実施例11 化合物11 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1497,1458,1437,1344,12
69,1122,1086,1038,762 高分解能FAB−MS(m/z,(C26H28N2O5+
H)+として): 計算値 449.2076 測定値 449.20911 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.76(1H,dd,J=10.9Hz,13.8H
z),2.73−2.95(2H,m),3.14−
3.24(2H,m),3.68+3.71(3H,s
×2),3.86+3.87(3H,s×2),3.9
1(3H,s),4.41(1H,ddd,J=2.7
Hz,6.6Hz,13.2Hz),4.71(1H,
dd,J=2.8Hz,10.9Hz),5.27+
5.29(1H,d×2,J=12.1Hz,J=1
2.7Hz),5.40+5.45(1H,d×2,J
=12.7Hz,J=12.1Hz),6.42+6.
47(1H,s×2),6.51−6.59(2H,
m),6.69−6.73(1H,m),7.08−
7.14(1H,m),7.26−7.30(1H,
m),7.41+7.99(1H,s×2),7.51
−7.54(1H,m),7.72−7.77(1H,
m),8.63−8.65(1H,m) 実施例12 化合物12 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1584,1497,1434,1344,12
67,1233,1122,1086,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C26H28N2O5+
H)+として): 計算値 449.2076 測定値 449.20771 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.59−2.91(2H,m),2.76(1H,d
d,J=10.5Hz,13.9Hz),3.10(1
H,dd,J=2.9Hz,13.9Hz),3.13
−3.29(1H,m),3.69+3.71(3H,
s×2),3.86+3.90(3H,s×2),3.
86+3.88(3H,s×2),4.37−4.45
(1H,m),4.47+5.76(1H,dd×2,
J=2.9Hz,10.5Hz,J=4.3Hz,9.
2Hz),5.13+5.20(1H,d×2,J=1
1.4Hz,J=11.6Hz),5.25+5.34
(1H,d×2,J=11.4Hz,J=11.6H
z),6.43+6.49(1H,s×2),6.51
−6.58(2H,m),6.69−6.74(1H,
m),7.09+7.14(1H,t×2,J=7.9
Hz,J=7.8Hz),7.32−7.38(1H,
m),7.37+8.00(1H,s×2),7.79
+7.90−7.94(1H,td+m,J=2.1H
z,7.8Hz),8.61−8.64(1H,m),
8.74−8.75(1H,m) 以下の実施例13〜21では、それぞれ対応するクロリ
ド類、即ち、3−クロロメチル−N,N−ジメチルベン
ジルアミン塩酸塩、N−(3−クロロメチルベンジル)
モルホリン塩酸塩、(4−クロロブチルチオ)ベンゼン
を用い、実施例1−(1)と同様にそれぞれ参考例3〜
9で得られた中間体3〜9との反応を行なって化合物1
3〜21を合成した。 実施例13 化合物13 性状:淡茶色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1500,1464,1434,1344,12
45,1122,1086,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2705 測定値 505.27041 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.27(6H,s×2),2.77−2.
83(2H,m),3.23(2H,d,J=6.3H
z),3.25−3.38(1H,m),3.41(1
H,d,J=13.1Hz),3.46(1H,d,J
=13.1Hz),3.64+3.67(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.86
+3.90(3H,s×2),4.23−4.30(1
H,m),4.53(1H,t,J=7.2Hz),
5.15(1H,d,J=11.3Hz),5.30
(1H,d,J=11.3Hz),6.41+6.47
(1H,s×2),6.72−6.79(3H,m),
7.12−7.18(1H,m),7.29−7.40
(5H,m) 実施例14 化合物14 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):3466,2944,16
68,1518,1500,1458,1431,12
69,1239,1122,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28381 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.29(6H,s×2),2.70(1
H,dd,J=10.4Hz,14.0Hz),2.6
8−2.94(2H,m),3.07(1H,dd,J
=2.8Hz,14.0Hz),3.11−3.19
(1H,m),3.41(1H,d,J=13.5H
z),3.45(1H,d,J=13.5Hz),3.
65+3.67(3H,s×2),3.82+3.83
(3H,s×2),3.85+3.88(3H,s×
2),3.93(3H,s),4.36−4.43(2
H,m),5.16(1H,d,J=11.5Hz),
5.33(1H,d,J=11.5Hz),6.46−
6.52(3H,m),6.65−6.70(1H,
m),7.28−7.50(4H,m),7.37+
8.01(1H,s×2) 実施例15 化合物15 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2836,16
71,1608,1506,1432,1227,11
22,1083,1032,790,745,695 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28251 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.01+2.28(6H,s×2),2.70−2.
91(2H,m),3.01(2H,d,J=7.1H
z),3.28(1H,ddd,J=6.3Hz,1
0.0Hz,13.4Hz),3.45(1H,d,J
=13.0Hz),3.47(1H,d,J=13.0
Hz),3.61+3.63(3H,s×2),3.6
3+3.66(3H,s×2),3.85+3.88
(3H,s×2),3.88+3.90(3H,s×
2),4.25(1H,ddd,J=3.5Hz,6.
3Hz,13.4Hz),4.54+5.89(1H,
t+dd,J=7.1Hz,J=3.8Hz,10.0
Hz),5.17+5.18(1H,d×2,J=1
1.2Hz,J=11.2Hz),5.27+5.28
(1H,d×2,J=11.2Hz,J=11.2H
z),6.41+6.46(1H,s×2),6.47
(1H,s),6.60−6.75(2H,m),7.
24−7.55(4H,m),7.38+7.92(1
H,s×2) 実施例16 化合物16 性状:黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O7+
H)+として): 計算値 565.2914 測定値 565.29201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.34(6H,s×2),2.73(1
H,dd,J=10.5Hz,13.9Hz),2.7
9−3.01(2H,m),3.06(1H,dd,J
=2.6Hz,13.9Hz),3.10−3.27
(1H,m),3.43(2H,s),3.68(6
H,s),3.78+3.79(3H,s×2),3.
87+3.88(3H,s×2),3.92(3H,
s),4.37−4.48(1H,m),4.41−
4.48+5.75−5.82(1H,m×2),5.
11+5.18(1H,d×2,J=11.5Hz,J
=11.5Hz),5.27+5.32(1H,d×
2,J=11.5Hz,J=11.5Hz),6.13
+6.17(2H,s×2),6.40+6.47(1
H,s×2),7.26−7.55(4H,m),7.
39+8.06(1H,s×2) 実施例17 化合物17 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,14
97,1458,1434,1344,1122,10
86,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C28H33N3O4+
H)+として): 計算値 476.2549 測定値 476.25201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.18+2.24(6H,s×2),2.60−2.
95(2H,m),2.73(1H,dd,J=10.
7Hz,13.9Hz),3.14(1H,dd,J=
2.6Hz,13.9Hz),3.15−3.40(1
H,m),3.40+3.47(2H,s×2),3.
86+3.88(3H,s×2),3.90+3.94
(3H,s×2),4.31+5.71(1H,dd×
2,J=2.6Hz,10.7Hz,J=2.8Hz,
9.0Hz),4.38−4.50(1H,m),5.
09+5.13(1H,d×2,J=10.5Hz,J
=10.5Hz),5.31+5.36(1H,d×
2,J=10.5Hz,J=10.5Hz),6.41
+6.46(1H,s×2),7.00−7.61(8
H,m),7.60+7.95(1H,s×2) 実施例18 化合物18 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2775,16
71,1611,1515,1434,1344,12
45,1122,1086,1032,827 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+
H)+として): 計算値 519.2859 測定値 519.28301 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.78−1.94+2.15−2.45(2H,m×
2),2.21+2.30(6H,s×2),2.48
−3.11(5H,m),3.43+3.57(2H,
s×2),3.75+3.78(3H,s×2),3.
82+3.84(3H,s×2),3.83+3.87
(3H,s×2),4.22+5.59(1H,dd×
2,J=3.0Hz,10.9Hz,J=3.0Hz,
10.7Hz),4.40(1H,ddd,J=2.5
Hz,6.8Hz,12.8Hz),5.04−5.2
1(2H,m),6.38+6.40(1H,s×
2),6.74+6.77(2H,d×2,J=8.3
Hz,J=8.8Hz),6.97+7.00(2H,
d×2,J=8.3Hz,J=8.8Hz),7.11
−7.45(4H,m),7.73+8.22(1H,
s×2) 実施例19 化合物19 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2780,16
74,1479,1440,1389,1263,11
55,1095,1038,695 高分解能FAB−MS(m/z,(C29H32N2O5+
H)+として): 計算値 489.2389 測定値 489.24081 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.26+2.32(6H,s×2),2.54−2.
92(3H,m),3.06−3.34(2H,m),
3.54+3.64(2H,s×2),3.68+3.
69(3H,s×2),3.43−3.52+4.39
(1H,m+ddd,J=2.4Hz,6.3Hz,1
3.2Hz),4.58+5.81(1H,dd×2,
J=10.4Hz,12.4Hz,J=3.8Hz,
9.4Hz),5.32+5.33(1H,d×2,J
=11.4Hz,J=11.2Hz),5.39+5.
42(1H,d×2,J=11.4Hz,J=11.2
Hz),5.92+5.96(1H,d+s,J=3.
0Hz),5.95+5.96(1H,d+s,J=
3.0Hz),6.30+6.37(1H,s×2),
6.46−6.76(3H,m),7.03−7.50
(5H,m),7.40+7.97(1H,s×2) 実施例20 化合物20 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2812,16
77,1626,1482,1440,1263,11
55,1116,1038,864,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H34N2O6+
H)+として): 計算値 531.2495 測定値 531.25001 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.38(4H,t,J=4.6Hz),2.51−
2.90(3H,m),3.08−3.35(2H,
m),3.48(2H,s),3.64(4H,t,J
=4.6Hz),3.65+3.68(3H,s×
2),4.39(1H,ddd,J=2.8Hz,6.
6Hz,13.1Hz),4.56+5.79(1H,
dd×2,J=2.6Hz,10.5Hz,J=4.0
Hz,9.4Hz),5.30+5.33(1H,d×
2,J=11.4Hz,J=11.3Hz),5.39
+5.42(1H,d×2,J=11.4Hz,J=1
1.3Hz),5.93+5.97(1H,d+s,J
=6.3Hz),5.94+5.97(1H,d+s,
J=6.3Hz),6.30+6.37(1H,s×
2),6.46−6.76(3H,m),7.10(1
H,t,J=8.0Hz),7.39−7.48(4
H,m),7.43+7.96(1H,s×2) 実施例21 化合物21 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1605,1404,13
11,1272,1236,1191,1026,71
7,693 高分解能FAB−MS(m/z,(C28H32N2O4S+
H)+として): 計算値 493.2161 測定値 493.21511 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.80−2.10(4H,m),2.55−2.65
+2.69−2.80(1H,m×2),2.87(1
H,dd,J=10.5Hz,14.2Hz),2.8
0−3.02(1H,m),3.00−3.10(2
H,m),3.22+3.24(1H,dd×2,J=
4.2Hz,14.2Hz,J=4.2Hz,14.2
Hz),3.40−3.62(1H,m),3.81+
3.82(3H,s×2),3.84+3.85(3
H,s×2),4.00−4.16(1H,m),4.
20−4.40(1H,m),4.46(1H,dd
d,J=2.4Hz,6.9Hz,13.2Hz),
4.67+5.71(1H,dd×2,J=4.2H
z,10.5Hz,J=4.2Hz,10.5Hz),
6.38+6.43(1H,s×2),7.12−7.
56(7H,m),7.60+7.99(1H,s×
2),8.26+8.45(1H,d,J=1.8H
z,J=1.8Hz),8.44+8.51(1H,d
d,J=1.8Hz,4.9Hz,J=1.8Hz,
4.9Hz) 実施例22 (1)8−(3−クロロメチルベンジルオキシ)−2−
ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキシベ
ンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
の合成 参考例2で得られた中間体2(350mg,0.98ミ
リモル)をジメチルスルホキシド7mlに溶解し、窒素
雰囲気下、室温にて水素化ナトリウム(80mg,1.
96ミリモル,60%)のジメチルスルホキシド懸濁液
1mlに加え10分間撹拌した。こうして調製した溶液
をα,α′−ジクロロ−m−キシレン(172mg,
0.98ミリモル)のジメチルスルホキシド1ml溶液
に室温にて滴下し、2時間撹拌した。氷冷した反応液に
水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル/酢酸エチル)にて
精製し、目的化合物を淡黄色油状物として387mg得
た。
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.2719 以下の実施例2〜6では、それぞれ対応するクロリド
類、即ち、N−(3−クロロメチルベンジル)ピロリジ
ン塩酸塩、N−(3−クロロメチルベンジル)モルホリ
ン塩酸塩、4−クロロメチル−N,N−ジメチルベンジ
ルアミン塩酸塩、N−(3−クロロメチルベンジル)−
N’−メチルピペラジン2塩酸塩、N−(3−クロロプ
ロピル)−N−メチルベンジルアミン塩酸塩を用い、そ
れぞれ実施例1−(1)と同様に、参考例1で得られた
中間体1との反応を行なって化合物2〜6を合成した。 実施例2 化合物2 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,1674,16
11,1515,1431,1344,1245,11
22,1083,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O5+
H)+として): 計算値 531.2859 測定値 531.28891 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.57(2H,brs),1.75(2H,br
s),2.46(4H,brs),2.64(1H,d
d,J=10.6Hz,13.8Hz),2.66−
2.91(2H,m),3.07(1H,dd,J=
2.7Hz,13.8Hz),3.13(1H,dd
d,J=5.4Hz,11.2Hz,13.3Hz),
3.46−3.72(2H,m),3.75(3H,
s),3.88(3H,s),3.93(3H,s),
4.29+5.69−5.77(1H,dd+m,J=
2.7Hz,10.6Hz),4.40(1H,dd
d,J=2.5Hz,6.4Hz,13.3Hz),
5.11(1H,d,J=11.3Hz),5.24−
5.31+5.34(1H,m+d,J=11.3H
z),6.39+6.45(1H,s×2),6.64
−6.76(4H,m),7.17(1H,s),7.
34(3H,m),7.41+7.97(1H,s×
2) 実施例3 化合物3 性状:無色油状物 FAB−MS(m/z,(C32H38N2O6+H)+とし
て):547 IR(neat,cm-1):2938,1677,16
08,1518,1458,1431,1269,11
79,1119,1083,1032,10081 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.38+2.41−2.47(4H,t+m,J=
4.7Hz),2.64(1H,dd,J=10.7H
z,13.5Hz),2.72−2.90(2H,
m),3.06(1H,dd,J=2.8Hz,13.
5Hz),3.10−3.30+4.40(2H,m+
ddd,J=2.5Hz,4.0Hz,13.0H
z),3.44+3.48(2H,d×2,J=13.
5Hz,J=13.5Hz),3.64+3.65−
4.00(4H,t+m,J=4.7Hz),3.74
+3.75(3H,s×2),3.86+3.88(3
H,s×2),3.93(3H,s),4.28+5.
72(1H,dd×2,J=2.5Hz,10.8H
z,J=4.2Hz,10.8Hz),5.13(1
H,d,J=11.3Hz),5.26+5.33(1
H,d×2,J=11.3Hz,J=11.3Hz),
6.39+6.46(1H,s×2),6.67−6.
85(4H,m),7.17(1H,s),7.33−
7.37(3H,m),7.38+7.97(1H,s
×2) 実施例4 化合物4 性状:淡黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27191 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.25+2.28(6H,s×2),2.66(1
H,dd,J=10.7Hz,13.9Hz),2.7
1−2.92(2H,m),3.08(1H,dd,J
=2.7Hz,13.9Hz),3.13−3.30
(1H,m),3.46+3.49(2H,s×2),
3.74+3.75(3H,s×2),3.86+3.
88(3H,s×2),3.93(3H,s),4.3
5+5.70−5.77(1H,dd+m,J=2.7
Hz,10.7Hz),4.36−4.45(1H,
m),5.11+5.12(1H,d×2,J=11.
1Hz,J=11.1Hz),5.24+5.33(1
H,d×2,J=11.1Hz,J=11.1Hz),
6.39+6.46(1H,s×2),6.67−6.
90(4H,m),7.22+7.97(1H,s×
2),7.34(2H,d,J=8.2Hz),7.4
2(2H,d,J=8.2Hz) 実施例5 化合物5 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2800,16
77,1518,1497,1458,1428,12
48,1122,1083,1032,825,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H41N3O5+
H)+として): 計算値 560.3124 測定値 560.31341 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.22−2.56(8H,m),2.27(3H,
s),2.64(1H,dd,J=10.6Hz,1
4.0Hz),2.72(1H,ddd,J=2.2H
z,5.3Hz,16.8Hz),2.85(1H,d
dd,J=6.3Hz,10.9Hz,16.8H
z),3.06(1H,dd,J=2.6Hz,14.
0Hz),3.14(1H,ddd,J=5.3Hz,
10.9Hz,12.8Hz),3.21−3.31+
4.40(1H,m+ddd,J=2.2Hz,6.3
Hz,12.8Hz),3.40−3.56(2H,
m),3.75(3H,s),3.88(3H,s),
3.93(3H,s),4.29+5.69−5.75
(1H,dd+m,,J=2.6Hz,10.6H
z),5.12(1H,d,J=11.1Hz),5.
22−5.28+5.33(1H,m+d,J=11.
1Hz),6.39+6.46(1H,s×2),6.
64−6.86(4H,m),7.18(1H,s),
7.24−7.51(3H,m),7.38+7.97
(1H,s×2) 実施例6 化合物6 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2840,27
96,1676,1606,1586,1516,14
98,1458,1432,1248,1122,10
34,738 FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+H)+とし
て):5191 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.06−2.15(2H,m),2.24+2.25
(3H,s×2),2.65(2H,brt,J=7.
3Hz),2.76(1H,dd,J=10.5Hz,
13.9Hz),2.70−2.92(2H,m),
3.14(1H,dd,J=2.8Hz,13.9H
z),3.17−3.25(1H,m),3.54(2
H,s),3.75+3.77(3H,s×2),3.
84(3H,s),3.85(3H,s),4.14−
4.21(1H,m),4.34−4.48(2H,
m),4.62+5.73(1H,dd×2,J=2.
8Hz,10.5Hz,J=4.2Hz,9.8H
z),6.35+6.42(1H,s×2),6.75
−6.85(2H,m),7.00−7.07(2H,
m),7.22−7.33(5H,m),7.51+
8.00(1H,s×2) 以下の実施例7〜12では、それぞれ対応するクロリド
類、即ち、3−クロロメチル−N,N−ジメチルベンジ
ルアミン塩酸塩、4−クロロメチル−N,N−ジメチル
ベンジルアミン塩酸塩、3−クロロメチル−4−メトキ
シ−N,N−ジメチルベンジルアミン塩酸塩、N−(3
−クロロメチルベンジル)モルホリン塩酸塩、2−クロ
ロメチルピリジン塩酸塩、3−クロロメチルピリジン塩
酸塩を用い、それぞれ実施例1−(1)と同様に、参考
例2で得られた中間体2との反応を行なって化合物7〜
12を合成した。 実施例7 化合物7 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):3466,2776,16
05,1497,1437,1344,1236,11
22,1032,800,703 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27301 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.22+2.29(6H,s×2),2.70(1
H,dd,J=10.7Hz,13.8Hz),2.6
8−2.91(2H,m),3.12(1H,dd,J
=2.8Hz,13.8Hz),3.11−3.18
(1H,m),3.42(1H,d,J=13.1H
z),3.48(1H,d,J=13.1Hz),3.
67+3.70(3H,s×2),3.86+3.88
(3H,s×2),3.92(3H,s),4.35−
4.42(2H,m),5.11+5.14(1H,d
×2,J=10.1Hz,J=11.2Hz),5.2
8+5.33(1H,d×2,J=10.1Hz,J=
11.2Hz),6.40+6.46(1H,s×
2),6.44+6.46(1H,s×2),6.69
−6.72(1H,m),7.07−7.10(1H,
m),7.23(1H,s),7.29−7.47(4
H,m),7.39+7.92(1H,s×2) 実施例8 化合物8 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2776,16
77,1605,1584,1497,1458,14
37,1122,1083,1035,966 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27131 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.28(6H,s×2),2.71(1
H,dd,J=10.7Hz,13.8Hz),2.7
0−2.89(2H,m),3.13(1H,dd,J
=2.5Hz,13.8Hz),3.12−3.20
(1H,m),3.46(2H,brs),3.68+
3.71(3H,s×2),3.86+3.88(3
H,s×2),3.92(3H,s),4.35−4.
43(1H,m),4.43(1H,dd,J=2.5
Hz,10.7Hz),5.15(1H,d,J=1
1.1Hz),5.31(1H,d,J=11.1H
z),6.40+6.44(1H,s×2),6.44
−6.59(2H,m),6.67−6.72(1H,
m),7.07−7.13(1H,m),7.29−
7.42(4H,m),7.42+7.98(1H,s
×2) 実施例9 化合物9 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2776,16
74,1605,1584,1500,1461,14
37,1260,1122,1083,1032,75
6 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28281 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.20+2.30(6H,s×2),2.67(1
H,dd,J=10.7Hz,13.6Hz),2.7
0−2.89(2H,m),3.13(1H,dd,J
=2.5Hz,13.6Hz),3.10−3.19
(1H,m),3.40(2H,brs),3.67+
3.71(3H,s×2),3.74(3H,s),
3.85+3.87(3H,s×2),3.91+3.
95(3H,s×2),4.36−4.43(1H,
m),4.54(1H,dd,J=2.5Hz,10.
7Hz),5.14(1H,d,J=10.9Hz),
5.42(1H,d,J=10.9Hz),6.37+
6.43(1H,s×2),6.43−6.54(2
H,m),6.68−6.71(1H,m),8.67
(1H,d,J=8.1Hz),7.05−7.13
(1H,m),7.27−7.29(2H,m),7.
43+7.98(1H,s×2) 実施例10 化合物10 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2854,16
77,1605,1584,1497,1458,14
34,1269,1119,864,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O6+
H)+として): 計算値 547.2808 測定値 547.27811 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.37+2.43(4H,brt×2,J=4.6H
z,J=4.6Hz),2.69(1H,dd,J=1
0.9Hz,13.6Hz),2.71−3.00(2
H,m),3.11(1H,dd,J=2.4Hz,1
3.6Hz),3.10−3.19(1H,m),3.
43(1H,d,J=3.2Hz),3.49(1H,
d,J=3.2Hz),3.64−3.69(4H,
m),3.71(3H,s),3.86+3.88(3
H,s×2),3.93(3H,s),4.32−4.
42(2H,m),5.16(1H,d,J=11.3
Hz),5.32(1H,d,J=11.3Hz),
6.40−6.55(3H,m),6.69−6.72
(1H,m),7.07−7.13(1H,m),7.
20(1H,s),7.31−7.38(3H,m),
7.38+7.98(1H,s×2) 実施例11 化合物11 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1497,1458,1437,1344,12
69,1122,1086,1038,762 高分解能FAB−MS(m/z,(C26H28N2O5+
H)+として): 計算値 449.2076 測定値 449.20911 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.76(1H,dd,J=10.9Hz,13.8H
z),2.73−2.95(2H,m),3.14−
3.24(2H,m),3.68+3.71(3H,s
×2),3.86+3.87(3H,s×2),3.9
1(3H,s),4.41(1H,ddd,J=2.7
Hz,6.6Hz,13.2Hz),4.71(1H,
dd,J=2.8Hz,10.9Hz),5.27+
5.29(1H,d×2,J=12.1Hz,J=1
2.7Hz),5.40+5.45(1H,d×2,J
=12.7Hz,J=12.1Hz),6.42+6.
47(1H,s×2),6.51−6.59(2H,
m),6.69−6.73(1H,m),7.08−
7.14(1H,m),7.26−7.30(1H,
m),7.41+7.99(1H,s×2),7.51
−7.54(1H,m),7.72−7.77(1H,
m),8.63−8.65(1H,m) 実施例12 化合物12 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1584,1497,1434,1344,12
67,1233,1122,1086,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C26H28N2O5+
H)+として): 計算値 449.2076 測定値 449.20771 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.59−2.91(2H,m),2.76(1H,d
d,J=10.5Hz,13.9Hz),3.10(1
H,dd,J=2.9Hz,13.9Hz),3.13
−3.29(1H,m),3.69+3.71(3H,
s×2),3.86+3.90(3H,s×2),3.
86+3.88(3H,s×2),4.37−4.45
(1H,m),4.47+5.76(1H,dd×2,
J=2.9Hz,10.5Hz,J=4.3Hz,9.
2Hz),5.13+5.20(1H,d×2,J=1
1.4Hz,J=11.6Hz),5.25+5.34
(1H,d×2,J=11.4Hz,J=11.6H
z),6.43+6.49(1H,s×2),6.51
−6.58(2H,m),6.69−6.74(1H,
m),7.09+7.14(1H,t×2,J=7.9
Hz,J=7.8Hz),7.32−7.38(1H,
m),7.37+8.00(1H,s×2),7.79
+7.90−7.94(1H,td+m,J=2.1H
z,7.8Hz),8.61−8.64(1H,m),
8.74−8.75(1H,m) 以下の実施例13〜21では、それぞれ対応するクロリ
ド類、即ち、3−クロロメチル−N,N−ジメチルベン
ジルアミン塩酸塩、N−(3−クロロメチルベンジル)
モルホリン塩酸塩、(4−クロロブチルチオ)ベンゼン
を用い、実施例1−(1)と同様にそれぞれ参考例3〜
9で得られた中間体3〜9との反応を行なって化合物1
3〜21を合成した。 実施例13 化合物13 性状:淡茶色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1500,1464,1434,1344,12
45,1122,1086,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2705 測定値 505.27041 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.27(6H,s×2),2.77−2.
83(2H,m),3.23(2H,d,J=6.3H
z),3.25−3.38(1H,m),3.41(1
H,d,J=13.1Hz),3.46(1H,d,J
=13.1Hz),3.64+3.67(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.86
+3.90(3H,s×2),4.23−4.30(1
H,m),4.53(1H,t,J=7.2Hz),
5.15(1H,d,J=11.3Hz),5.30
(1H,d,J=11.3Hz),6.41+6.47
(1H,s×2),6.72−6.79(3H,m),
7.12−7.18(1H,m),7.29−7.40
(5H,m) 実施例14 化合物14 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):3466,2944,16
68,1518,1500,1458,1431,12
69,1239,1122,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28381 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.29(6H,s×2),2.70(1
H,dd,J=10.4Hz,14.0Hz),2.6
8−2.94(2H,m),3.07(1H,dd,J
=2.8Hz,14.0Hz),3.11−3.19
(1H,m),3.41(1H,d,J=13.5H
z),3.45(1H,d,J=13.5Hz),3.
65+3.67(3H,s×2),3.82+3.83
(3H,s×2),3.85+3.88(3H,s×
2),3.93(3H,s),4.36−4.43(2
H,m),5.16(1H,d,J=11.5Hz),
5.33(1H,d,J=11.5Hz),6.46−
6.52(3H,m),6.65−6.70(1H,
m),7.28−7.50(4H,m),7.37+
8.01(1H,s×2) 実施例15 化合物15 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2836,16
71,1608,1506,1432,1227,11
22,1083,1032,790,745,695 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28251 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.01+2.28(6H,s×2),2.70−2.
91(2H,m),3.01(2H,d,J=7.1H
z),3.28(1H,ddd,J=6.3Hz,1
0.0Hz,13.4Hz),3.45(1H,d,J
=13.0Hz),3.47(1H,d,J=13.0
Hz),3.61+3.63(3H,s×2),3.6
3+3.66(3H,s×2),3.85+3.88
(3H,s×2),3.88+3.90(3H,s×
2),4.25(1H,ddd,J=3.5Hz,6.
3Hz,13.4Hz),4.54+5.89(1H,
t+dd,J=7.1Hz,J=3.8Hz,10.0
Hz),5.17+5.18(1H,d×2,J=1
1.2Hz,J=11.2Hz),5.27+5.28
(1H,d×2,J=11.2Hz,J=11.2H
z),6.41+6.46(1H,s×2),6.47
(1H,s),6.60−6.75(2H,m),7.
24−7.55(4H,m),7.38+7.92(1
H,s×2) 実施例16 化合物16 性状:黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O7+
H)+として): 計算値 565.2914 測定値 565.29201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.34(6H,s×2),2.73(1
H,dd,J=10.5Hz,13.9Hz),2.7
9−3.01(2H,m),3.06(1H,dd,J
=2.6Hz,13.9Hz),3.10−3.27
(1H,m),3.43(2H,s),3.68(6
H,s),3.78+3.79(3H,s×2),3.
87+3.88(3H,s×2),3.92(3H,
s),4.37−4.48(1H,m),4.41−
4.48+5.75−5.82(1H,m×2),5.
11+5.18(1H,d×2,J=11.5Hz,J
=11.5Hz),5.27+5.32(1H,d×
2,J=11.5Hz,J=11.5Hz),6.13
+6.17(2H,s×2),6.40+6.47(1
H,s×2),7.26−7.55(4H,m),7.
39+8.06(1H,s×2) 実施例17 化合物17 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,14
97,1458,1434,1344,1122,10
86,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C28H33N3O4+
H)+として): 計算値 476.2549 測定値 476.25201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.18+2.24(6H,s×2),2.60−2.
95(2H,m),2.73(1H,dd,J=10.
7Hz,13.9Hz),3.14(1H,dd,J=
2.6Hz,13.9Hz),3.15−3.40(1
H,m),3.40+3.47(2H,s×2),3.
86+3.88(3H,s×2),3.90+3.94
(3H,s×2),4.31+5.71(1H,dd×
2,J=2.6Hz,10.7Hz,J=2.8Hz,
9.0Hz),4.38−4.50(1H,m),5.
09+5.13(1H,d×2,J=10.5Hz,J
=10.5Hz),5.31+5.36(1H,d×
2,J=10.5Hz,J=10.5Hz),6.41
+6.46(1H,s×2),7.00−7.61(8
H,m),7.60+7.95(1H,s×2) 実施例18 化合物18 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2775,16
71,1611,1515,1434,1344,12
45,1122,1086,1032,827 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+
H)+として): 計算値 519.2859 測定値 519.28301 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.78−1.94+2.15−2.45(2H,m×
2),2.21+2.30(6H,s×2),2.48
−3.11(5H,m),3.43+3.57(2H,
s×2),3.75+3.78(3H,s×2),3.
82+3.84(3H,s×2),3.83+3.87
(3H,s×2),4.22+5.59(1H,dd×
2,J=3.0Hz,10.9Hz,J=3.0Hz,
10.7Hz),4.40(1H,ddd,J=2.5
Hz,6.8Hz,12.8Hz),5.04−5.2
1(2H,m),6.38+6.40(1H,s×
2),6.74+6.77(2H,d×2,J=8.3
Hz,J=8.8Hz),6.97+7.00(2H,
d×2,J=8.3Hz,J=8.8Hz),7.11
−7.45(4H,m),7.73+8.22(1H,
s×2) 実施例19 化合物19 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2780,16
74,1479,1440,1389,1263,11
55,1095,1038,695 高分解能FAB−MS(m/z,(C29H32N2O5+
H)+として): 計算値 489.2389 測定値 489.24081 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.26+2.32(6H,s×2),2.54−2.
92(3H,m),3.06−3.34(2H,m),
3.54+3.64(2H,s×2),3.68+3.
69(3H,s×2),3.43−3.52+4.39
(1H,m+ddd,J=2.4Hz,6.3Hz,1
3.2Hz),4.58+5.81(1H,dd×2,
J=10.4Hz,12.4Hz,J=3.8Hz,
9.4Hz),5.32+5.33(1H,d×2,J
=11.4Hz,J=11.2Hz),5.39+5.
42(1H,d×2,J=11.4Hz,J=11.2
Hz),5.92+5.96(1H,d+s,J=3.
0Hz),5.95+5.96(1H,d+s,J=
3.0Hz),6.30+6.37(1H,s×2),
6.46−6.76(3H,m),7.03−7.50
(5H,m),7.40+7.97(1H,s×2) 実施例20 化合物20 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2812,16
77,1626,1482,1440,1263,11
55,1116,1038,864,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H34N2O6+
H)+として): 計算値 531.2495 測定値 531.25001 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.38(4H,t,J=4.6Hz),2.51−
2.90(3H,m),3.08−3.35(2H,
m),3.48(2H,s),3.64(4H,t,J
=4.6Hz),3.65+3.68(3H,s×
2),4.39(1H,ddd,J=2.8Hz,6.
6Hz,13.1Hz),4.56+5.79(1H,
dd×2,J=2.6Hz,10.5Hz,J=4.0
Hz,9.4Hz),5.30+5.33(1H,d×
2,J=11.4Hz,J=11.3Hz),5.39
+5.42(1H,d×2,J=11.4Hz,J=1
1.3Hz),5.93+5.97(1H,d+s,J
=6.3Hz),5.94+5.97(1H,d+s,
J=6.3Hz),6.30+6.37(1H,s×
2),6.46−6.76(3H,m),7.10(1
H,t,J=8.0Hz),7.39−7.48(4
H,m),7.43+7.96(1H,s×2) 実施例21 化合物21 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1605,1404,13
11,1272,1236,1191,1026,71
7,693 高分解能FAB−MS(m/z,(C28H32N2O4S+
H)+として): 計算値 493.2161 測定値 493.21511 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.80−2.10(4H,m),2.55−2.65
+2.69−2.80(1H,m×2),2.87(1
H,dd,J=10.5Hz,14.2Hz),2.8
0−3.02(1H,m),3.00−3.10(2
H,m),3.22+3.24(1H,dd×2,J=
4.2Hz,14.2Hz,J=4.2Hz,14.2
Hz),3.40−3.62(1H,m),3.81+
3.82(3H,s×2),3.84+3.85(3
H,s×2),4.00−4.16(1H,m),4.
20−4.40(1H,m),4.46(1H,dd
d,J=2.4Hz,6.9Hz,13.2Hz),
4.67+5.71(1H,dd×2,J=4.2H
z,10.5Hz,J=4.2Hz,10.5Hz),
6.38+6.43(1H,s×2),7.12−7.
56(7H,m),7.60+7.99(1H,s×
2),8.26+8.45(1H,d,J=1.8H
z,J=1.8Hz),8.44+8.51(1H,d
d,J=1.8Hz,4.9Hz,J=1.8Hz,
4.9Hz) 実施例22 (1)8−(3−クロロメチルベンジルオキシ)−2−
ホルミル−6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキシベ
ンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
の合成 参考例2で得られた中間体2(350mg,0.98ミ
リモル)をジメチルスルホキシド7mlに溶解し、窒素
雰囲気下、室温にて水素化ナトリウム(80mg,1.
96ミリモル,60%)のジメチルスルホキシド懸濁液
1mlに加え10分間撹拌した。こうして調製した溶液
をα,α′−ジクロロ−m−キシレン(172mg,
0.98ミリモル)のジメチルスルホキシド1ml溶液
に室温にて滴下し、2時間撹拌した。氷冷した反応液に
水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル/酢酸エチル)にて
精製し、目的化合物を淡黄色油状物として387mg得
た。
【0087】FAB−MS(m/z,(C28H30NO5
Cl+H)+として):496 (2)化合物22の合成 (1)で得られた化合物(64.0mg,0.129ミ
リモル)に40%メチルアミンメタノール溶液(2m
l)を加え、室温にて4時間撹拌した。溶媒を留去して
得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー(メルク社
製 シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール
=10:1)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物とし
て51.2mg得た。
Cl+H)+として):496 (2)化合物22の合成 (1)で得られた化合物(64.0mg,0.129ミ
リモル)に40%メチルアミンメタノール溶液(2m
l)を加え、室温にて4時間撹拌した。溶媒を留去して
得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー(メルク社
製 シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール
=10:1)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物とし
て51.2mg得た。
【0088】IR(neat,cm-1):2938,2
794,1674,1605,1584,1497,1
458,1437,1377,1344,1269,1
236,1191,1151,1122,1083,1
032,1005,963,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C29H34N2O5+
H)+として): 計算値 491.2546 測定値 491.25401 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.42+2.53(3H,s×2),2.63−2.
91(3H,m),3.07−3.20(2H,m),
3.53−3.60+4.34−4.42(1H,m×
2),3.70+3.73(3H,s×2),3.88
(2H,s),3.81+3.87(3H,s×2),
3.92+3.96(3H,s×2),4.34−4.
42+5.37−5.42(1H,m×2),5.05
+5.14(1H,d×2,J=11.3Hz,J=1
1.3Hz),5.33+5.42(1H,d×2,J
=11.3Hz,J=11.3Hz),6.35−6.
50(3H,m),6.68−6.74(1H,m),
7.08−7.17(1H,m),7.30−7.45
(4H,m),7.47+7.78(1H,s×2) 以下の実施例23〜25では、実施例22−(1)で得
られた化合物と、それぞれ対応するアミン類、即ち、N
−メチルピペラジン、チオモルホリン、1,3−チアゾ
リジンを用い、実施例22−(2)と同様の反応を行な
って化合物23〜25を得た。実施例26では参考例2
で得られた中間体2、α,α′−ジクロロ−o−キシレ
ン及びジメチルアミンを用い、実施例27では参考例1
で得られた中間体1、α,α′−ジクロロ−o−キシレ
ン及びジメチルアミンを用い、実施例28では中間体
1、α,α′−ジクロロ−m−キシレン及びN−メチル
エタノールアミンを用い、実施例29では参考例10で
得られた中間体10、α,α′−ジクロロ−o−キシレ
ン及びジメチルアミンを用い、それぞれ実施例22と同
様の反応を行なって化合物26〜29を得た。 実施例23 化合物23 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2800,16
77,1605,1584,1497,1461,14
37,1374,1344,1269,1236,11
88,1167,1122,1086,1035,10
14,978,963,825,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H41N3O5+
H)+として): 計算値 560.3124 測定値 560.31431 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.29+2.31(3H,s×2),2.32−2.
56(8H,m),2.69(1H,dd,J=11.
0Hz,14.0Hz),2.74−2.91(2H,
m),3.11(1H,dd,J=3.0Hz,14.
0Hz),3.10−3.20(1H,m),3.47
+3.54(2H,s×2),3.70+3.73(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.93(3H,s),4.30−4.42(1H,
m),4.36+5.76−5.82(1H,dd+
m,J=3.0Hz,11.0Hz),5.12+5.
14(1H,d×2,J=11.2Hz,J=11.2
Hz),5.26+5.32(1H,d×2,J=1
1.2Hz,J=11.2Hz),6.40−6.58
(3H,m),6.68−6.73(1H,m),7.
09+7.10(1H,t×2,J=8.0Hz,J=
8.0Hz),7.20−7.50(4H,m),7.
37+7.98(1H,s×2) 実施例24 化合物24 性状:淡褐色油状物 IR(neat,cm-1):2938,1677,16
05,1584,1497,1458,1434,13
71,1344,1266,1236,1191,11
55,1122,1083,1035,1005,96
3,798,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O5S+
H)+として): 計算値 563.2579 測定値 563.25971 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.55−2.91(11H,m),2.69(1H,
dd,J=11.0Hz,13.8Hz),3.11
(1H,dd,J=3.0Hz,13.8Hz),3.
47+3.54(2H,s×2),3.67+3.70
(3H,s×2),3.86+3.88(3H,s×
2),3.93(3H,s),4.34+5.75−
5.81(1H,dd+m,J=3.0Hz,11.0
Hz),4.35−4.42(1H,m),5.12+
5.16(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.26+5.32(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.39−6.
57(3H,m),6.65−6.73(1H,m),
7.06+7.10(1H,t×2,J=7.7Hz,
J=7.7Hz),7.19−7.48(4H,m),
7.35+7.98(1H,s×2) 実施例25 化合物25 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1563,1497,1434,1374,13
44,1266,1233,1155,1122,10
83,1044 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H36N2O5S+
H)+として): 計算値 549.2423 測定値 549.24431 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.70(1H,dd,J=10.7Hz,13.6H
z),2.74−3.20(7H,m),3.11(1
H,dd,J=2.0Hz,13.6Hz),3.52
+3.58(2H,s×2),3.67+3.71(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.93(3H,s),3.96+4.04(2H,s
×2),4.33−4.43+5.74−5.80(2
H,m×2),5.13+5.16(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),5.27+5.
33(1H,d×2,J=11.2Hz,J=11.2
Hz),6.39−6.56(3H,m),6.66−
6.74(1H,m),7.09+7.10(1H,t
×2,J=8.0Hz,J=8.0Hz),7.20−
7.23(1H,m),7.33−7.42(3H,
m),7.44+7.97(1H,s×2) 実施例26 化合物26 性状:無色粉末 融点:126〜128℃ IR(KBr,cm-1):1677,1605,145
8,1434,1122,1086,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27161 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.18+2.21(6H,s×2),2.72(1
H,dd,J=11.0Hz,13.6Hz),2.8
0−2.95(1H,m),3.11(1H,dd,J
=2.8Hz,13.6Hz),3.10−3.24
(1H,m),3.38(1H,d,J=12.8H
z),3.57(1H,d,J=12.8Hz),3.
40−3.60(1H,m),3.65+3.66(3
H,s×2),3.87+3.89(3H,s×2),
3.87+3.92(3H,s×2),4.34−4.
46+5.79(2H,m+dd,J=3.0Hz,
6.7Hz),5.22+5.24(1H,d×2,J
=11.8Hz,J=11.8Hz),5.47+5.
57(1H,d×2,J=11.8Hz,J=11.8
Hz),6.37(1H,d,J=7.5Hz),6.
40(1H,d,J=2.4Hz),6.47(1H,
s),6.69(1H,dd,J=2.4Hz,7.5
Hz),7.08(1H,t,J=7.5Hz),7.
30−7.41(3H,m),7.50−7.58(1
H,m),7.36+7.98(1H,s×2) 実施例27 化合物27 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2860,27
70,1674,1611,1515,1458,14
34,1248,1179,1122,1032,84
3,756 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27251 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.20+2.25(6H,s×2),2.66(1
H,dd,J=10.7Hz,13.9Hz),2.7
0−2.84(2H,m),3.05(1H,dd,J
=2.9Hz,13.9Hz),3.16(1H,dd
d,J=5.4Hz,10.9Hz,13.2Hz),
3.42(1H,d,J=13.1Hz),3.62
(1H,d,J=13.1Hz),3.74+3.75
(3H,s×2),3.87+3.89(3H,s×
2),3.93(3H,s),4.33+5.70(1
H,dd×2,J=2.9Hz,10.7Hz,J=
2.9Hz,10.7Hz),4.40(1H,dd
d,J=2.4Hz,6.3Hz,13.2Hz),
5.21(1H,d,J=11.7Hz),5.46+
5.59(1H,d×2,J=11.5Hz,J=1
1.7Hz),6.41+6.47(1H,s×2),
6.61−6.83(4H,m),7.27−7.72
(4H,m),7.22+7.98(1H,s×2) 実施例28 化合物28 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1668,1516,14
98,1456,1432,1248,1122,10
84,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28291 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.17+2.28(3H,s×2),2.56(2
H,t,J=5.3Hz),2.65(1H,dd,J
=10.8Hz,13.9Hz),2.50−2.92
(2H,m),3.05(1H,dd,J=2.6H
z,13.9Hz),3.05−3.28(1H,
m),3.55+3.56(2H,s×2),3.60
(2H,t,J=5.3Hz),3.74+3.76
(3H,s×2),3.86+3.88(3H,s×
2),3.90+3.94(3H,s×2),4.26
+5.70(1H,dd×2,J=2.6Hz,10.
8Hz,J=4.3Hz,13.5Hz),4.39
(1H,ddd,J=2.3Hz,6.4Hz,13.
1Hz),5.08+5.13(1H,d×2,J=1
0.7Hz,J=11.1Hz),5.30+5.33
(1H,d×2,J=10.7Hz,11.1Hz),
6.40+6.46(1H,s×2),6.65−6.
83(4H,m),7.16(1H,s),7.29−
7.41(3H,m),7.38+7.96(1H,s
×2) 実施例29 化合物29 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2776,16
77,1602,1467,1434,1344,12
06,1155,1122,840,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28331 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.17+2.22(6H,s×2),2.70(1
H,dd,J=10.8Hz,13.6Hz),2.7
2−2.92(2H,m),3.09(1H,dd,J
=2.8Hz,13.6Hz),3.13−3.21
(1H,m),3.38(1H,d,J=12.8H
z),3.54(1H,d,J=12.8Hz),3.
63(6H,s),3.88(3H,s),3.91
(3H,s),4.33−4.41(1H,m),4.
45(1H,dd,J=2.8Hz,10.8Hz),
5.22+5.27(1H,d×2,J=11.7H
z,J=12.2Hz),6.04+6.13(2H,
d×2,J=2.2Hz,J=2.1Hz),6.24
−6.26(1H,m),6.42+6.47(1H,
s×2),7.28−7.34(4H,m),7.35
+8.00(1H,s×2),7.53−7.56(1
H,m) 実施例30 (1)6,7−ジメトキシ−8−(3−ジメチルアミノ
メチルベンジルオキシ)−1−(4−メトキシベンジ
ル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンの合
成 実施例1で得られた化合物1(268mg,0.531
ミリモル)のエタノール4.6ml溶液に水酸化ナトリ
ウム(500mg,12.5ミリモル)水溶液0.6m
lを加え、アルゴン雰囲気下22時間還流した。反応混
合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し
て目的物を黄色油状物として213mg得た。
794,1674,1605,1584,1497,1
458,1437,1377,1344,1269,1
236,1191,1151,1122,1083,1
032,1005,963,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C29H34N2O5+
H)+として): 計算値 491.2546 測定値 491.25401 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.42+2.53(3H,s×2),2.63−2.
91(3H,m),3.07−3.20(2H,m),
3.53−3.60+4.34−4.42(1H,m×
2),3.70+3.73(3H,s×2),3.88
(2H,s),3.81+3.87(3H,s×2),
3.92+3.96(3H,s×2),4.34−4.
42+5.37−5.42(1H,m×2),5.05
+5.14(1H,d×2,J=11.3Hz,J=1
1.3Hz),5.33+5.42(1H,d×2,J
=11.3Hz,J=11.3Hz),6.35−6.
50(3H,m),6.68−6.74(1H,m),
7.08−7.17(1H,m),7.30−7.45
(4H,m),7.47+7.78(1H,s×2) 以下の実施例23〜25では、実施例22−(1)で得
られた化合物と、それぞれ対応するアミン類、即ち、N
−メチルピペラジン、チオモルホリン、1,3−チアゾ
リジンを用い、実施例22−(2)と同様の反応を行な
って化合物23〜25を得た。実施例26では参考例2
で得られた中間体2、α,α′−ジクロロ−o−キシレ
ン及びジメチルアミンを用い、実施例27では参考例1
で得られた中間体1、α,α′−ジクロロ−o−キシレ
ン及びジメチルアミンを用い、実施例28では中間体
1、α,α′−ジクロロ−m−キシレン及びN−メチル
エタノールアミンを用い、実施例29では参考例10で
得られた中間体10、α,α′−ジクロロ−o−キシレ
ン及びジメチルアミンを用い、それぞれ実施例22と同
様の反応を行なって化合物26〜29を得た。 実施例23 化合物23 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2800,16
77,1605,1584,1497,1461,14
37,1374,1344,1269,1236,11
88,1167,1122,1086,1035,10
14,978,963,825,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H41N3O5+
H)+として): 計算値 560.3124 測定値 560.31431 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.29+2.31(3H,s×2),2.32−2.
56(8H,m),2.69(1H,dd,J=11.
0Hz,14.0Hz),2.74−2.91(2H,
m),3.11(1H,dd,J=3.0Hz,14.
0Hz),3.10−3.20(1H,m),3.47
+3.54(2H,s×2),3.70+3.73(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.93(3H,s),4.30−4.42(1H,
m),4.36+5.76−5.82(1H,dd+
m,J=3.0Hz,11.0Hz),5.12+5.
14(1H,d×2,J=11.2Hz,J=11.2
Hz),5.26+5.32(1H,d×2,J=1
1.2Hz,J=11.2Hz),6.40−6.58
(3H,m),6.68−6.73(1H,m),7.
09+7.10(1H,t×2,J=8.0Hz,J=
8.0Hz),7.20−7.50(4H,m),7.
37+7.98(1H,s×2) 実施例24 化合物24 性状:淡褐色油状物 IR(neat,cm-1):2938,1677,16
05,1584,1497,1458,1434,13
71,1344,1266,1236,1191,11
55,1122,1083,1035,1005,96
3,798,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O5S+
H)+として): 計算値 563.2579 測定値 563.25971 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.55−2.91(11H,m),2.69(1H,
dd,J=11.0Hz,13.8Hz),3.11
(1H,dd,J=3.0Hz,13.8Hz),3.
47+3.54(2H,s×2),3.67+3.70
(3H,s×2),3.86+3.88(3H,s×
2),3.93(3H,s),4.34+5.75−
5.81(1H,dd+m,J=3.0Hz,11.0
Hz),4.35−4.42(1H,m),5.12+
5.16(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.26+5.32(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.39−6.
57(3H,m),6.65−6.73(1H,m),
7.06+7.10(1H,t×2,J=7.7Hz,
J=7.7Hz),7.19−7.48(4H,m),
7.35+7.98(1H,s×2) 実施例25 化合物25 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1674,16
05,1563,1497,1434,1374,13
44,1266,1233,1155,1122,10
83,1044 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H36N2O5S+
H)+として): 計算値 549.2423 測定値 549.24431 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.70(1H,dd,J=10.7Hz,13.6H
z),2.74−3.20(7H,m),3.11(1
H,dd,J=2.0Hz,13.6Hz),3.52
+3.58(2H,s×2),3.67+3.71(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.93(3H,s),3.96+4.04(2H,s
×2),4.33−4.43+5.74−5.80(2
H,m×2),5.13+5.16(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),5.27+5.
33(1H,d×2,J=11.2Hz,J=11.2
Hz),6.39−6.56(3H,m),6.66−
6.74(1H,m),7.09+7.10(1H,t
×2,J=8.0Hz,J=8.0Hz),7.20−
7.23(1H,m),7.33−7.42(3H,
m),7.44+7.97(1H,s×2) 実施例26 化合物26 性状:無色粉末 融点:126〜128℃ IR(KBr,cm-1):1677,1605,145
8,1434,1122,1086,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27161 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.18+2.21(6H,s×2),2.72(1
H,dd,J=11.0Hz,13.6Hz),2.8
0−2.95(1H,m),3.11(1H,dd,J
=2.8Hz,13.6Hz),3.10−3.24
(1H,m),3.38(1H,d,J=12.8H
z),3.57(1H,d,J=12.8Hz),3.
40−3.60(1H,m),3.65+3.66(3
H,s×2),3.87+3.89(3H,s×2),
3.87+3.92(3H,s×2),4.34−4.
46+5.79(2H,m+dd,J=3.0Hz,
6.7Hz),5.22+5.24(1H,d×2,J
=11.8Hz,J=11.8Hz),5.47+5.
57(1H,d×2,J=11.8Hz,J=11.8
Hz),6.37(1H,d,J=7.5Hz),6.
40(1H,d,J=2.4Hz),6.47(1H,
s),6.69(1H,dd,J=2.4Hz,7.5
Hz),7.08(1H,t,J=7.5Hz),7.
30−7.41(3H,m),7.50−7.58(1
H,m),7.36+7.98(1H,s×2) 実施例27 化合物27 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2860,27
70,1674,1611,1515,1458,14
34,1248,1179,1122,1032,84
3,756 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H36N2O5+
H)+として): 計算値 505.2702 測定値 505.27251 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.20+2.25(6H,s×2),2.66(1
H,dd,J=10.7Hz,13.9Hz),2.7
0−2.84(2H,m),3.05(1H,dd,J
=2.9Hz,13.9Hz),3.16(1H,dd
d,J=5.4Hz,10.9Hz,13.2Hz),
3.42(1H,d,J=13.1Hz),3.62
(1H,d,J=13.1Hz),3.74+3.75
(3H,s×2),3.87+3.89(3H,s×
2),3.93(3H,s),4.33+5.70(1
H,dd×2,J=2.9Hz,10.7Hz,J=
2.9Hz,10.7Hz),4.40(1H,dd
d,J=2.4Hz,6.3Hz,13.2Hz),
5.21(1H,d,J=11.7Hz),5.46+
5.59(1H,d×2,J=11.5Hz,J=1
1.7Hz),6.41+6.47(1H,s×2),
6.61−6.83(4H,m),7.27−7.72
(4H,m),7.22+7.98(1H,s×2) 実施例28 化合物28 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1668,1516,14
98,1456,1432,1248,1122,10
84,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28291 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.17+2.28(3H,s×2),2.56(2
H,t,J=5.3Hz),2.65(1H,dd,J
=10.8Hz,13.9Hz),2.50−2.92
(2H,m),3.05(1H,dd,J=2.6H
z,13.9Hz),3.05−3.28(1H,
m),3.55+3.56(2H,s×2),3.60
(2H,t,J=5.3Hz),3.74+3.76
(3H,s×2),3.86+3.88(3H,s×
2),3.90+3.94(3H,s×2),4.26
+5.70(1H,dd×2,J=2.6Hz,10.
8Hz,J=4.3Hz,13.5Hz),4.39
(1H,ddd,J=2.3Hz,6.4Hz,13.
1Hz),5.08+5.13(1H,d×2,J=1
0.7Hz,J=11.1Hz),5.30+5.33
(1H,d×2,J=10.7Hz,11.1Hz),
6.40+6.46(1H,s×2),6.65−6.
83(4H,m),7.16(1H,s),7.29−
7.41(3H,m),7.38+7.96(1H,s
×2) 実施例29 化合物29 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2776,16
77,1602,1467,1434,1344,12
06,1155,1122,840,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28331 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.17+2.22(6H,s×2),2.70(1
H,dd,J=10.8Hz,13.6Hz),2.7
2−2.92(2H,m),3.09(1H,dd,J
=2.8Hz,13.6Hz),3.13−3.21
(1H,m),3.38(1H,d,J=12.8H
z),3.54(1H,d,J=12.8Hz),3.
63(6H,s),3.88(3H,s),3.91
(3H,s),4.33−4.41(1H,m),4.
45(1H,dd,J=2.8Hz,10.8Hz),
5.22+5.27(1H,d×2,J=11.7H
z,J=12.2Hz),6.04+6.13(2H,
d×2,J=2.2Hz,J=2.1Hz),6.24
−6.26(1H,m),6.42+6.47(1H,
s×2),7.28−7.34(4H,m),7.35
+8.00(1H,s×2),7.53−7.56(1
H,m) 実施例30 (1)6,7−ジメトキシ−8−(3−ジメチルアミノ
メチルベンジルオキシ)−1−(4−メトキシベンジ
ル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンの合
成 実施例1で得られた化合物1(268mg,0.531
ミリモル)のエタノール4.6ml溶液に水酸化ナトリ
ウム(500mg,12.5ミリモル)水溶液0.6m
lを加え、アルゴン雰囲気下22時間還流した。反応混
合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し
て目的物を黄色油状物として213mg得た。
【0089】FAB−MS(m/z,(C29H36N2O4
+H)+として):477 (2)化合物30の合成 上記(1)で得られた化合物(250mg,0.525
ミリモル)のジクロロメタン7ml溶液にヒドロキシ酢
酸(44mg,0.578ミリモル),HOBt(78
mg,0.577ミリモル)を加えた後、0℃にてED
CI(111mg,0.579ミリモル)を加え、窒素
雰囲気下同温にて3.5時間撹拌した。反応溶液にさら
にヒドロキシ酢酸(34mg,0.447ミリモル)及
びEDCI(82mg,0.428ミリモル)を加え、
0℃にて1.5時間撹拌した。反応混合物をドライカラ
ムフラッシクロマトグラフィー(シリカゲル/クロロホ
ルム:メタノール=10:1)で粗精製した後、分取用
薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60
F254/クロロホルム:メタノール=10:1)で精製
し、表題化合物を無色油状物として182mg得た。
+H)+として):477 (2)化合物30の合成 上記(1)で得られた化合物(250mg,0.525
ミリモル)のジクロロメタン7ml溶液にヒドロキシ酢
酸(44mg,0.578ミリモル),HOBt(78
mg,0.577ミリモル)を加えた後、0℃にてED
CI(111mg,0.579ミリモル)を加え、窒素
雰囲気下同温にて3.5時間撹拌した。反応溶液にさら
にヒドロキシ酢酸(34mg,0.447ミリモル)及
びEDCI(82mg,0.428ミリモル)を加え、
0℃にて1.5時間撹拌した。反応混合物をドライカラ
ムフラッシクロマトグラフィー(シリカゲル/クロロホ
ルム:メタノール=10:1)で粗精製した後、分取用
薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60
F254/クロロホルム:メタノール=10:1)で精製
し、表題化合物を無色油状物として182mg得た。
【0090】IR(neat,cm-1):2944,1
647,1611,1515,1500,1458,1
344,1248,1122,1083,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.31+2.46(6H,s×2),2.70(1
H,d,J=15.0Hz),2.65−3.51(5
H,m),3.43(1H,d,J=15.0Hz),
3.58+3.80(2H,s×2),3.75(3
H,s),3.86+3.88(3H,s×2),3.
88+3.93(3H,s×2),4.40+5.86
(1H,dd×2,J=1.8Hz,10.7Hz,J
=5.4Hz,8.3Hz),4.65−4.75(1
H,m),5.05+5.08(2H,d×2,J=1
1.1Hz,J=11.1Hz),5.24+5.41
(1H,d×2,J=11.1Hz,J=11.1H
z),6.40+6.45(1H,s×2),6.63
−6.78(4H,m),7.40−7.55(4H,
m) 以下の実施例31〜33では、それぞれ対応するカルボ
ン酸類、即ち、3−ヒドロキシプロピオン酸、DL−乳
酸、メトキシ酢酸を用い、実施例30−(1)で得られ
た化合物とそれぞれ溶媒としてテトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ジクロロメタン中、実施例30−
(2)と同様にして縮合反応を行ない化合物31〜33
を合成した。 実施例31 化合物31 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1743,1638,15
15,1464,1437,1344,1248,11
79,1122,1092,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29851 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.22+2.23+2.26(6H,s×
4),2.20−3.60(11H,m),3.74+
3.75(3H,s×2),3.86+3.88(3
H,s×2),3.92+3.94(3H,s×2),
4.20−4.40(1H,m),4.62−4.82
+5.93−6.05(1H,m×2),5.07+
5.14(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.38+5.41(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.41+6.
46(1H,s×2),6.65−6.85(4H,
m),7.30−7.50(4H,m) 実施例32 化合物32 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1644,1515,14
97,1458,1248,1122,1089,10
32 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29851 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
0.43+0.96+1.01+1.26(3H,d×
4,J=6.6Hz,J=6.6Hz,J=6.6H
z,J=6.6Hz),2.24+2.28+2.33
(6H,s×3),2.50−3.10(4H,m),
3.13−3.70(4H,m),3.74+3.86
(3H,s×2),3.86+3.87(3H,s×
2),3.88+3.89+3.92(3H,s×
3),4.96+5.03+5.08+5.12(1
H,d×4,J=11.0Hz,J=11.0Hz,J
=11.0Hz,J=11.0Hz),5.20+5.
30+5.42+5.46(1H,d×4,J=11.
0Hz,J=11.0Hz,J=11.0Hz,J=1
1.0Hz),4.75+4.88+5.88+5.9
9(1H,dd×4,J=10.9Hz,3.0Hz,
J=9.1Hz,2.4Hz,J=7.9Hz,5.5
Hz,J=9.7Hz,4.2Hz),4.28−4.
45+4.61−4.72(1H,m×2),6.41
+6.43+6.47(1H,s×3),6.63−
6.87(4H,m),7.30−7.60(4H,
m) 実施例33 化合物33 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2824,27
76,1659,1611,1584,1518,15
00,1458,1368,1344,1305,12
48,1179,1122,1089,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29861 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.26+2.31(6H,s×2),2.50−3.
10(4H,m),2.80(1H,d,J=14.2
Hz),3.02(3H,s),3.14−3.27
(1H,m),3.35(1H,d,J=14.2H
z),3.48(2H,s),3.73+3.74(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.87+3.93(3H,s×2),4.70−4.
82(1H,m),4.70−4.82+5.95−
6.02(1H,m×2),5.03+5.05(1
H,d×2,J=10.7Hz,J=10.7Hz),
5.22+5.39(1H,d×2,J=10.7H
z,J=10.7Hz),6.41+6.46(1H,
s×2),6.65−6.88(4H,m),7.30
−7.52(4H,m) 実施例34 (1)6,7−ジメトキシ−8−(3−ジメチルアミノ
メチルベンジルオキシ)−1−(3−メトキシベンジ
ル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンの合
成 実施例7で得られた化合物7(772mg,1.53ミ
リモル)を用い、実施例30−(l)と同様の反応を行
なって目的物を黄色油状物として622mg得た。
647,1611,1515,1500,1458,1
344,1248,1122,1083,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.31+2.46(6H,s×2),2.70(1
H,d,J=15.0Hz),2.65−3.51(5
H,m),3.43(1H,d,J=15.0Hz),
3.58+3.80(2H,s×2),3.75(3
H,s),3.86+3.88(3H,s×2),3.
88+3.93(3H,s×2),4.40+5.86
(1H,dd×2,J=1.8Hz,10.7Hz,J
=5.4Hz,8.3Hz),4.65−4.75(1
H,m),5.05+5.08(2H,d×2,J=1
1.1Hz,J=11.1Hz),5.24+5.41
(1H,d×2,J=11.1Hz,J=11.1H
z),6.40+6.45(1H,s×2),6.63
−6.78(4H,m),7.40−7.55(4H,
m) 以下の実施例31〜33では、それぞれ対応するカルボ
ン酸類、即ち、3−ヒドロキシプロピオン酸、DL−乳
酸、メトキシ酢酸を用い、実施例30−(1)で得られ
た化合物とそれぞれ溶媒としてテトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ジクロロメタン中、実施例30−
(2)と同様にして縮合反応を行ない化合物31〜33
を合成した。 実施例31 化合物31 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1743,1638,15
15,1464,1437,1344,1248,11
79,1122,1092,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29851 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.22+2.23+2.26(6H,s×
4),2.20−3.60(11H,m),3.74+
3.75(3H,s×2),3.86+3.88(3
H,s×2),3.92+3.94(3H,s×2),
4.20−4.40(1H,m),4.62−4.82
+5.93−6.05(1H,m×2),5.07+
5.14(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.38+5.41(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.41+6.
46(1H,s×2),6.65−6.85(4H,
m),7.30−7.50(4H,m) 実施例32 化合物32 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1644,1515,14
97,1458,1248,1122,1089,10
32 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29851 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
0.43+0.96+1.01+1.26(3H,d×
4,J=6.6Hz,J=6.6Hz,J=6.6H
z,J=6.6Hz),2.24+2.28+2.33
(6H,s×3),2.50−3.10(4H,m),
3.13−3.70(4H,m),3.74+3.86
(3H,s×2),3.86+3.87(3H,s×
2),3.88+3.89+3.92(3H,s×
3),4.96+5.03+5.08+5.12(1
H,d×4,J=11.0Hz,J=11.0Hz,J
=11.0Hz,J=11.0Hz),5.20+5.
30+5.42+5.46(1H,d×4,J=11.
0Hz,J=11.0Hz,J=11.0Hz,J=1
1.0Hz),4.75+4.88+5.88+5.9
9(1H,dd×4,J=10.9Hz,3.0Hz,
J=9.1Hz,2.4Hz,J=7.9Hz,5.5
Hz,J=9.7Hz,4.2Hz),4.28−4.
45+4.61−4.72(1H,m×2),6.41
+6.43+6.47(1H,s×3),6.63−
6.87(4H,m),7.30−7.60(4H,
m) 実施例33 化合物33 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):2938,2824,27
76,1659,1611,1584,1518,15
00,1458,1368,1344,1305,12
48,1179,1122,1089,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29861 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.26+2.31(6H,s×2),2.50−3.
10(4H,m),2.80(1H,d,J=14.2
Hz),3.02(3H,s),3.14−3.27
(1H,m),3.35(1H,d,J=14.2H
z),3.48(2H,s),3.73+3.74(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.87+3.93(3H,s×2),4.70−4.
82(1H,m),4.70−4.82+5.95−
6.02(1H,m×2),5.03+5.05(1
H,d×2,J=10.7Hz,J=10.7Hz),
5.22+5.39(1H,d×2,J=10.7H
z,J=10.7Hz),6.41+6.46(1H,
s×2),6.65−6.88(4H,m),7.30
−7.52(4H,m) 実施例34 (1)6,7−ジメトキシ−8−(3−ジメチルアミノ
メチルベンジルオキシ)−1−(3−メトキシベンジ
ル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンの合
成 実施例7で得られた化合物7(772mg,1.53ミ
リモル)を用い、実施例30−(l)と同様の反応を行
なって目的物を黄色油状物として622mg得た。
【0091】FAB−MS(m/z,(C29H36N2O4
+H)+として):477 (2)化合物34の合成 上記(1)で得られた化合物(62.1mg,0.13
0ミリモル)を用い実施例30−(2)と同様の反応を
行なって表題化合物を無色油状物として42.2mg得
た。
+H)+として):477 (2)化合物34の合成 上記(1)で得られた化合物(62.1mg,0.13
0ミリモル)を用い実施例30−(2)と同様の反応を
行なって表題化合物を無色油状物として42.2mg得
た。
【0092】IR(neat,cm-1):2944,1
647,1605,1584,1497,1458,1
344,1266,1122,1083,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28311 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.23+2.27(6H,s×2),2.68−2.
80(1H,m),2.80−3.00(1H,m),
2.75(1H,d,J=14.5Hz),2.78
(1H,dd,J=10.5Hz,13.4Hz),
3.09(1H,dd,J=2.6Hz,13.4H
z),3.20−3.40(1H,m),3.40(1
H,d,J=14.5Hz),3.46+4.07(2
H,s×2),3.65+3.69(3H,s×2),
3.86+3.88(3H,s×2),3.86+3.
93(3H,s×2),4.47+5.95(1H,d
d×2,J=2.6Hz,10.5Hz,J=4.6H
z,8.1Hz),4.65−4.76(1H,m),
5.06+5.09(1H,d×2,J=11.2H
z,J=10.9Hz),5.19+5.39(1H,
d×2,J=11.2Hz,J=10.9Hz),6.
40−6.52(3H,m),6.70+6.71(1
H,dd×2,J=1.9Hz,8.1Hz,J=1.
9Hz,8.1Hz),7.05+7.07(1H,t
×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),7.30−
7.50(4H,m) 以下の実施例35〜37では、それぞれ対応するカルボ
ン酸類、即ち、3−ヒドロキシプロピオン酸、メトキシ
酢酸、N−アセチルザルコシンを用い、実施例34−
(1)で得られた化合物とそれぞれ溶媒としてジメチル
ホルムアミド、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド
中、実施例30−(2)と同様の反応を行ない化合物3
5〜37を合成した。 実施例35 化合物35 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1638,1605,14
97,1458,1437,1266,1122,10
92,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29761 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.22+2.30(6H,s×2),2.60−2.
94(3H,m),3.06−3.26(2H,m),
3.30−3.95(4H,m),3.43(2H,
s),3.66+3.70(3H,s×2),3.85
+3.88(3H,s×2),3.86+3.93(3
H,s×2),4.70−4.82+6.05(2H,
m+dd,J=3.4Hz,8.0Hz),5.08+
5.11(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.38+5.39(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.40−6.
55(3H,m),6.69+6.71(1H,dd×
2,J=2.0Hz,7.7Hz,J=2.0Hz,
7.7Hz),7.05+7.07(1H,t×2,J
=7.7Hz,J=7.7Hz),7.25−7.50
(4H,m) 実施例36 化合物36 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1656,16
05,1497,1458,1440,1266,11
22,1089 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29791 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.25+2.29(6H,s×2),2.50−2.
65+2.65−2.77(1H,m×2),2.80
(1H,dd,J=10.6Hz,13.6Hz),
2.85(1H,d,J=14.3Hz),2.77−
2.96(1H,m),3.01+3.20(3H,s
×2),3.10(1H,dd,J=2.6Hz,1
3.6Hz),3.15−3.30(1H,m),3.
36(1H,d,J=14.3Hz),3.47+3.
49(2H,s×2),3.66+3.68(3H,s
×2),3.85+3.88(3H,s×2),3.8
6+3.93(3H,s×2),4.70−4.82
(1H,m),4.80+6.05(1H,dd×2,
J=2.6Hz,10.6Hz,J=3.5Hz,8.
9Hz),5.05+5.08(1H,d×2,J=1
1.0Hz,J=11.0Hz),5.20+5.38
(1H,d×2,J=11.0Hz,J=11.0H
z),6.41+6.46(1H,s×2),6.45
−6.58(2H,m),6.66+6.71(1H,
dd×2,J=1.8Hz,7.8Hz,J=1.8H
z,7.8Hz),7.05+7.08(1H,t×
2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),7.31−
7.55(4H,m) 実施例37 化合物37 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):1662,1605,14
97,1458,1437,1269,1122,10
89,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H43N3O6+
H)+として): 計算値 590.3230 測定値 590.31901 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.47+2.02+2.09(3H,s×3),2.
09(1H,d,J=16.1Hz),2.20+2.
25+2.29(6H,s×3),2.47+2.48
+2.79(3H,s×3),2.60−2.97(2
H,m),3.05−3.30(2H,m),3.38
−3.75(3H,m),3.66+3.70+3.7
3(3H,s×3),3.84+3.88+3.89
(3H,s×3),3.85+3.92+3.94(3
H,s×3),4.28+4.37(1H,d×2,J
=16.1Hz,J=16.1Hz),4.50−4.
60+4.70−4.82+6.03(2H,m×2+
dd,J=3.5Hz,7.6Hz),5.06+5.
14+5.26(1H,d×3,J=11.1Hz,J
=10.8Hz,J=11.4Hz),5.15+5.
38+5.40(1H,d×3,J=11.1Hz,J
=10.8Hz,J=11.4Hz),6.40−6.
60(3H,m),6.63−6.75(1H,m),
7.05+7.06+7.12(1H,t×3,J=
8.0Hz,J=8.0Hz,J=8.0Hz),7.
27−7.52(4H,m) 実施例38 化合物38の合成 実施例34−(1)で得られた化合物(57.8mg,
0.121ミリモル)をジクロロメタン1mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下0℃にてトリエチルアミン(26
μl,0.187ミリモル)及びメタンスルホニル=ク
ロリド(15μl,0.194ミリモル)を加え1時間
撹拌した。反応溶液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた
残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シ
リカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
5:1)で精製し、表題化合物を無色油状物として5
0.6mg得た。
647,1605,1584,1497,1458,1
344,1266,1122,1083,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28311 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.23+2.27(6H,s×2),2.68−2.
80(1H,m),2.80−3.00(1H,m),
2.75(1H,d,J=14.5Hz),2.78
(1H,dd,J=10.5Hz,13.4Hz),
3.09(1H,dd,J=2.6Hz,13.4H
z),3.20−3.40(1H,m),3.40(1
H,d,J=14.5Hz),3.46+4.07(2
H,s×2),3.65+3.69(3H,s×2),
3.86+3.88(3H,s×2),3.86+3.
93(3H,s×2),4.47+5.95(1H,d
d×2,J=2.6Hz,10.5Hz,J=4.6H
z,8.1Hz),4.65−4.76(1H,m),
5.06+5.09(1H,d×2,J=11.2H
z,J=10.9Hz),5.19+5.39(1H,
d×2,J=11.2Hz,J=10.9Hz),6.
40−6.52(3H,m),6.70+6.71(1
H,dd×2,J=1.9Hz,8.1Hz,J=1.
9Hz,8.1Hz),7.05+7.07(1H,t
×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),7.30−
7.50(4H,m) 以下の実施例35〜37では、それぞれ対応するカルボ
ン酸類、即ち、3−ヒドロキシプロピオン酸、メトキシ
酢酸、N−アセチルザルコシンを用い、実施例34−
(1)で得られた化合物とそれぞれ溶媒としてジメチル
ホルムアミド、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド
中、実施例30−(2)と同様の反応を行ない化合物3
5〜37を合成した。 実施例35 化合物35 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1638,1605,14
97,1458,1437,1266,1122,10
92,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29761 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.22+2.30(6H,s×2),2.60−2.
94(3H,m),3.06−3.26(2H,m),
3.30−3.95(4H,m),3.43(2H,
s),3.66+3.70(3H,s×2),3.85
+3.88(3H,s×2),3.86+3.93(3
H,s×2),4.70−4.82+6.05(2H,
m+dd,J=3.4Hz,8.0Hz),5.08+
5.11(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.38+5.39(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.40−6.
55(3H,m),6.69+6.71(1H,dd×
2,J=2.0Hz,7.7Hz,J=2.0Hz,
7.7Hz),7.05+7.07(1H,t×2,J
=7.7Hz,J=7.7Hz),7.25−7.50
(4H,m) 実施例36 化合物36 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1656,16
05,1497,1458,1440,1266,11
22,1089 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O6+
H)+として): 計算値 549.2965 測定値 549.29791 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.25+2.29(6H,s×2),2.50−2.
65+2.65−2.77(1H,m×2),2.80
(1H,dd,J=10.6Hz,13.6Hz),
2.85(1H,d,J=14.3Hz),2.77−
2.96(1H,m),3.01+3.20(3H,s
×2),3.10(1H,dd,J=2.6Hz,1
3.6Hz),3.15−3.30(1H,m),3.
36(1H,d,J=14.3Hz),3.47+3.
49(2H,s×2),3.66+3.68(3H,s
×2),3.85+3.88(3H,s×2),3.8
6+3.93(3H,s×2),4.70−4.82
(1H,m),4.80+6.05(1H,dd×2,
J=2.6Hz,10.6Hz,J=3.5Hz,8.
9Hz),5.05+5.08(1H,d×2,J=1
1.0Hz,J=11.0Hz),5.20+5.38
(1H,d×2,J=11.0Hz,J=11.0H
z),6.41+6.46(1H,s×2),6.45
−6.58(2H,m),6.66+6.71(1H,
dd×2,J=1.8Hz,7.8Hz,J=1.8H
z,7.8Hz),7.05+7.08(1H,t×
2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),7.31−
7.55(4H,m) 実施例37 化合物37 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):1662,1605,14
97,1458,1437,1269,1122,10
89,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H43N3O6+
H)+として): 計算値 590.3230 測定値 590.31901 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.47+2.02+2.09(3H,s×3),2.
09(1H,d,J=16.1Hz),2.20+2.
25+2.29(6H,s×3),2.47+2.48
+2.79(3H,s×3),2.60−2.97(2
H,m),3.05−3.30(2H,m),3.38
−3.75(3H,m),3.66+3.70+3.7
3(3H,s×3),3.84+3.88+3.89
(3H,s×3),3.85+3.92+3.94(3
H,s×3),4.28+4.37(1H,d×2,J
=16.1Hz,J=16.1Hz),4.50−4.
60+4.70−4.82+6.03(2H,m×2+
dd,J=3.5Hz,7.6Hz),5.06+5.
14+5.26(1H,d×3,J=11.1Hz,J
=10.8Hz,J=11.4Hz),5.15+5.
38+5.40(1H,d×3,J=11.1Hz,J
=10.8Hz,J=11.4Hz),6.40−6.
60(3H,m),6.63−6.75(1H,m),
7.05+7.06+7.12(1H,t×3,J=
8.0Hz,J=8.0Hz,J=8.0Hz),7.
27−7.52(4H,m) 実施例38 化合物38の合成 実施例34−(1)で得られた化合物(57.8mg,
0.121ミリモル)をジクロロメタン1mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下0℃にてトリエチルアミン(26
μl,0.187ミリモル)及びメタンスルホニル=ク
ロリド(15μl,0.194ミリモル)を加え1時間
撹拌した。反応溶液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた
残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シ
リカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
5:1)で精製し、表題化合物を無色油状物として5
0.6mg得た。
【0093】IR(neat,cm-1):1602,1
584,1497,1461,1320,1263,1
146,1122,1068,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H38N2O6S+
H)+として): 計算値 555.2529 測定値 555.25331 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.05(3H,s),2.26(6H,s),2.6
1(1H,ddd,J=1.6Hz,4.2Hz,1
6.8Hz),2.71(1H,dd,J=10.7H
z,13.9Hz),3.00(1H,ddd,J=
6.4Hz,11.7Hz,16.8Hz),3.19
(1H,dd,J=3.7Hz,13.9Hz),3.
38−3.48(1H,m),3.49(2H,s),
3.68(3H,s),3.80−4.00(1H,
m),3.86(3H,s),3.90(3H,s),
5.08(1H,d,J=11.0Hz),5.13
(1H,dd,J=3.7Hz,10.7Hz),5.
31(1H,d,J=11.0Hz),6.43(1
H,s),6.52(1H,d,J=7.8Hz),
6.55(1H,d,J=2.0Hz),6.70(1
H,dd,J=2.0Hz,7.8Hz),7.08
(1H,t,J=7.8Hz),7.32−7.44
(2H,m),7.46−7.51(2H,m) 実施例39 化合物39の合成 実施例34−(1)で得られた化合物(57.5mg,
0.121ミリモル)をクロロホルム1mlに溶解し、
アルゴン雰囲気下0℃にて無水酢酸(22μl,0.2
33ミリモル)を加え、室温に昇温後終夜撹拌した。反
応溶液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を分取用
薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60
F254/クロロホルム:メタノール=10:1)で精製
し、表題化合物を無色油状物として57.4mg得た。
584,1497,1461,1320,1263,1
146,1122,1068,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H38N2O6S+
H)+として): 計算値 555.2529 測定値 555.25331 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.05(3H,s),2.26(6H,s),2.6
1(1H,ddd,J=1.6Hz,4.2Hz,1
6.8Hz),2.71(1H,dd,J=10.7H
z,13.9Hz),3.00(1H,ddd,J=
6.4Hz,11.7Hz,16.8Hz),3.19
(1H,dd,J=3.7Hz,13.9Hz),3.
38−3.48(1H,m),3.49(2H,s),
3.68(3H,s),3.80−4.00(1H,
m),3.86(3H,s),3.90(3H,s),
5.08(1H,d,J=11.0Hz),5.13
(1H,dd,J=3.7Hz,10.7Hz),5.
31(1H,d,J=11.0Hz),6.43(1
H,s),6.52(1H,d,J=7.8Hz),
6.55(1H,d,J=2.0Hz),6.70(1
H,dd,J=2.0Hz,7.8Hz),7.08
(1H,t,J=7.8Hz),7.32−7.44
(2H,m),7.46−7.51(2H,m) 実施例39 化合物39の合成 実施例34−(1)で得られた化合物(57.5mg,
0.121ミリモル)をクロロホルム1mlに溶解し、
アルゴン雰囲気下0℃にて無水酢酸(22μl,0.2
33ミリモル)を加え、室温に昇温後終夜撹拌した。反
応溶液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を分取用
薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60
F254/クロロホルム:メタノール=10:1)で精製
し、表題化合物を無色油状物として57.4mg得た。
【0094】IR(neat,cm-1):1647,1
605,1497,1458,1428,1266,1
122,1101,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+
H)+として): 計算値 519.2859 測定値 519.28351 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.22+2.02(3H,s×2),2.22+2.
31(6H,s×2),2.40−2.60+2.60
−2.74(1H,m×2),2.79(1H,dd,
J=10.5Hz,13.4Hz),2.75−2.9
5(1H,m),3.11(1H,dd,J=2.6H
z,13.4Hz),3.07−3.26(1H,
m),3.43(2H,s),3.65+3.69(3
H,s×2),3.85+3.88(3H,s×2),
3.85+3.93(3H,s×2),4.70−4.
80(1H,m),4.80+6.07(1H,dd×
2,J=2.6Hz,10.5Hz,J=4.6Hz,
8.7Hz),5.02+5.12(1H,d×2,J
=10.9Hz,J=10.9Hz),5.17+5.
38(1H,d×2,J=10.9Hz,J=10.9
Hz),6.41+6.46(1H,s×2),6.4
5−6.55(2H,m),6.68+6.71(1
H,dd×2,J=2.1Hz,7.8Hz,J=2.
1Hz,7.8Hz),7.04+7.07(1H,t
×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),7.28−
7.50(4H,m) 実施例40 化合物40の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(54.7mg,
0.115ミリモル)をテトラヒドロフラン1.5ml
に溶解し、アルゴン雰囲気下0℃にてイソシアン酸メチ
ル(12μl,0.203ミリモル)を加え0℃にて1
時間、室温にて2時間撹拌した。溶媒を留去して得られ
た残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
0:1)で精製し、表題化合物を淡黄色不定形晶として
59.2mg得た。
605,1497,1458,1428,1266,1
122,1101,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+
H)+として): 計算値 519.2859 測定値 519.28351 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.22+2.02(3H,s×2),2.22+2.
31(6H,s×2),2.40−2.60+2.60
−2.74(1H,m×2),2.79(1H,dd,
J=10.5Hz,13.4Hz),2.75−2.9
5(1H,m),3.11(1H,dd,J=2.6H
z,13.4Hz),3.07−3.26(1H,
m),3.43(2H,s),3.65+3.69(3
H,s×2),3.85+3.88(3H,s×2),
3.85+3.93(3H,s×2),4.70−4.
80(1H,m),4.80+6.07(1H,dd×
2,J=2.6Hz,10.5Hz,J=4.6Hz,
8.7Hz),5.02+5.12(1H,d×2,J
=10.9Hz,J=10.9Hz),5.17+5.
38(1H,d×2,J=10.9Hz,J=10.9
Hz),6.41+6.46(1H,s×2),6.4
5−6.55(2H,m),6.68+6.71(1
H,dd×2,J=2.1Hz,7.8Hz,J=2.
1Hz,7.8Hz),7.04+7.07(1H,t
×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),7.28−
7.50(4H,m) 実施例40 化合物40の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(54.7mg,
0.115ミリモル)をテトラヒドロフラン1.5ml
に溶解し、アルゴン雰囲気下0℃にてイソシアン酸メチ
ル(12μl,0.203ミリモル)を加え0℃にて1
時間、室温にて2時間撹拌した。溶媒を留去して得られ
た残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
0:1)で精製し、表題化合物を淡黄色不定形晶として
59.2mg得た。
【0095】IR(KBr,cm-1):2944,16
32,1518,1497,1467,1425,13
44,1248,1122,1086,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H39N3O5+
H)+として): 計算値 534.2968 測定値 534.29811 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.23(6H,s),2.31(3H,d,J=4.
6Hz),2.58(1H,td,J=3.7Hz,1
4.9Hz),2.70(1H,dd,J=10.6H
z,13.4Hz),2.78−2.92(1H,
m),3.04−3.13(1H,m),3.07(1
H,dd,J=3.0Hz,13.4Hz),3.13
−3.30(1H,m),3.41(1H,d,J=1
2.8Hz),3.47(1H,d,J=12.8H
z),3.75(3H,s),3.87(3H,s),
3.91(3H,s),4.29−4.40(1H,
m),4.48−4.60(1H,m),5.05(1
H,d,J=11.3Hz),5.34(1H,d,J
=11.3Hz),6.44(1H,s),6.69
(2H,d,J=8.8Hz),6.78(2H,d,
J=8.8Hz),7.30−7.45(4H,m) 実施例41 化合物41の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(52.0mg,
0.109ミリモル)及びイソチオシアン酸メチル
(8.7mg,0.12ミリモル)を用い、実施例40
と同様の反応を行ない、表題化合物を淡黄色結晶として
57.8mg得た。
32,1518,1497,1467,1425,13
44,1248,1122,1086,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H39N3O5+
H)+として): 計算値 534.2968 測定値 534.29811 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.23(6H,s),2.31(3H,d,J=4.
6Hz),2.58(1H,td,J=3.7Hz,1
4.9Hz),2.70(1H,dd,J=10.6H
z,13.4Hz),2.78−2.92(1H,
m),3.04−3.13(1H,m),3.07(1
H,dd,J=3.0Hz,13.4Hz),3.13
−3.30(1H,m),3.41(1H,d,J=1
2.8Hz),3.47(1H,d,J=12.8H
z),3.75(3H,s),3.87(3H,s),
3.91(3H,s),4.29−4.40(1H,
m),4.48−4.60(1H,m),5.05(1
H,d,J=11.3Hz),5.34(1H,d,J
=11.3Hz),6.44(1H,s),6.69
(2H,d,J=8.8Hz),6.78(2H,d,
J=8.8Hz),7.30−7.45(4H,m) 実施例41 化合物41の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(52.0mg,
0.109ミリモル)及びイソチオシアン酸メチル
(8.7mg,0.12ミリモル)を用い、実施例40
と同様の反応を行ない、表題化合物を淡黄色結晶として
57.8mg得た。
【0096】IR(KBr,cm-1):3406,29
38,2830,2776,1611,1584,15
18,1497,1467,1374,1344,13
05,1245,1179,1122,1086,10
32,960,843,819,792 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H39N3O4S+
H)+として): 計算値 550.2739 測定値 550.27421 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.26(6H,s),2.65(3H,d,J=4.
1Hz),2.81(1H,dd,J=10.0Hz,
13.4Hz),2.95−3.10(1H,m),
3.17(1H,dd,J=2.9Hz,13.4H
z),3.40−3.58(3H,m),3.74(3
H,s),3.87(3H,s),3.90(3H,
s),4.22−4.35(1H,m),4.86−
5.17(2H,m),5.02(1H,d,J=1
1.1Hz),5.31(1H,d,J=11.1H
z),6.45(1H,s),6.68(2H,d,J
=8.6Hz),6.75(2H,d,J=8.6H
z),7.30−7.50(4H,m) 実施例42 化合物42の合成 2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)エチルアミ
ン(20.0mg,0.114ミリモル)をテトラヒド
ロフラン1mlに溶解し、アルゴン雰囲気下室温にて
1,1′−カルボニルジイミダゾール(18.5mg,
0.114ミリモル)を加え30分間撹拌した。反応混
合物に、実施例30−(1)で得られた化合物(30.
0mg,0.0629ミリモル)のテトラヒドロフラン
1ml溶液を加え室温にて6時間撹拌した。反応混合物
に酢酸エチルを加え、水及び飽和食塩水で順次洗浄後、
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して
得られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフ
ィー(シリカゲル/クロロホルム:メタノール=20:
1)にて精製して淡黄色油状物32.5mgを得た。こ
の油状物をテトラヒドロフラン2mlに溶解し、0℃に
て1.0Mテトラブチルアンモニウム=フルオリドテト
ラヒドロフラン溶液(60μl)を加え2時間撹拌し
た。反応混合物に酢酸エチルを加え、水及び飽和食塩水
で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラ
フィー(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホ
ルム:メタノール=8:1)にて精製し、表題化合物を
無色油状物として20.9mg得た。
38,2830,2776,1611,1584,15
18,1497,1467,1374,1344,13
05,1245,1179,1122,1086,10
32,960,843,819,792 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H39N3O4S+
H)+として): 計算値 550.2739 測定値 550.27421 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.26(6H,s),2.65(3H,d,J=4.
1Hz),2.81(1H,dd,J=10.0Hz,
13.4Hz),2.95−3.10(1H,m),
3.17(1H,dd,J=2.9Hz,13.4H
z),3.40−3.58(3H,m),3.74(3
H,s),3.87(3H,s),3.90(3H,
s),4.22−4.35(1H,m),4.86−
5.17(2H,m),5.02(1H,d,J=1
1.1Hz),5.31(1H,d,J=11.1H
z),6.45(1H,s),6.68(2H,d,J
=8.6Hz),6.75(2H,d,J=8.6H
z),7.30−7.50(4H,m) 実施例42 化合物42の合成 2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)エチルアミ
ン(20.0mg,0.114ミリモル)をテトラヒド
ロフラン1mlに溶解し、アルゴン雰囲気下室温にて
1,1′−カルボニルジイミダゾール(18.5mg,
0.114ミリモル)を加え30分間撹拌した。反応混
合物に、実施例30−(1)で得られた化合物(30.
0mg,0.0629ミリモル)のテトラヒドロフラン
1ml溶液を加え室温にて6時間撹拌した。反応混合物
に酢酸エチルを加え、水及び飽和食塩水で順次洗浄後、
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して
得られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフ
ィー(シリカゲル/クロロホルム:メタノール=20:
1)にて精製して淡黄色油状物32.5mgを得た。こ
の油状物をテトラヒドロフラン2mlに溶解し、0℃に
て1.0Mテトラブチルアンモニウム=フルオリドテト
ラヒドロフラン溶液(60μl)を加え2時間撹拌し
た。反応混合物に酢酸エチルを加え、水及び飽和食塩水
で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラ
フィー(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホ
ルム:メタノール=8:1)にて精製し、表題化合物を
無色油状物として20.9mg得た。
【0097】IR(neat,cm-1):3382,2
944,2782,1614,1518,1467,1
248,1122,1086,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H41N3O6+
H)+として): 計算値 564.3074 測定値 564.30551 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24(6H,s),2.55−2.67(1H,
m),2.72(1H,dd,J=10.4Hz,1
3.7Hz),2.74−2.96(3H,m),3.
08(1H,dd,J=2.7Hz,13.7Hz),
3.23(1H,ddd,J=4.5Hz,11.5H
z,13.3Hz),3.33(2H,t,J=5.1
Hz),3.44(1H,d,J=12.7Hz),
3.53(1H,d,J=12.7Hz),3.68−
3.74(2H,m),3.75(3H,s),3.8
7(3H,s),3.94(3H,s),4.30−
4.42(1H,m),4.46−4.58(1H,
m),5.00(1H,d,J=10.9Hz),5.
36(1H,d,J=10.9Hz),6.46(1
H,s),6.70(2H,d,J=8.5Hz),
6.80(2H,d,J=8.5Hz),7.31−
7.55(4H,m) 実施例43 化合物43の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(50.3mg,
0.106ミリモル)をジクロロメタン2mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下0℃にて4−ジメチルアミノピリ
ジン(8.0mg,0.065ミリモル)、ジメチルカ
ルバモイル=クロリド(15μl,0.163ミリモ
ル)を加え、室温に昇温後6時間撹拌した。溶媒を留去
して得られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグ
ラフィー(シリカゲル/クロロホルム:メタノール=3
0:1)にて精製し、表題化合物を淡黄色油状物として
47.8mg得た。
944,2782,1614,1518,1467,1
248,1122,1086,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H41N3O6+
H)+として): 計算値 564.3074 測定値 564.30551 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24(6H,s),2.55−2.67(1H,
m),2.72(1H,dd,J=10.4Hz,1
3.7Hz),2.74−2.96(3H,m),3.
08(1H,dd,J=2.7Hz,13.7Hz),
3.23(1H,ddd,J=4.5Hz,11.5H
z,13.3Hz),3.33(2H,t,J=5.1
Hz),3.44(1H,d,J=12.7Hz),
3.53(1H,d,J=12.7Hz),3.68−
3.74(2H,m),3.75(3H,s),3.8
7(3H,s),3.94(3H,s),4.30−
4.42(1H,m),4.46−4.58(1H,
m),5.00(1H,d,J=10.9Hz),5.
36(1H,d,J=10.9Hz),6.46(1
H,s),6.70(2H,d,J=8.5Hz),
6.80(2H,d,J=8.5Hz),7.31−
7.55(4H,m) 実施例43 化合物43の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(50.3mg,
0.106ミリモル)をジクロロメタン2mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下0℃にて4−ジメチルアミノピリ
ジン(8.0mg,0.065ミリモル)、ジメチルカ
ルバモイル=クロリド(15μl,0.163ミリモ
ル)を加え、室温に昇温後6時間撹拌した。溶媒を留去
して得られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグ
ラフィー(シリカゲル/クロロホルム:メタノール=3
0:1)にて精製し、表題化合物を淡黄色油状物として
47.8mg得た。
【0098】IR(neat,cm-1):1644,1
515,1497,1461,1248,1122,1
095,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H41N3O5+
H)+として): 計算値 548.3124 測定値 548.30941 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.25(6H,s),2.41(6H,s),2.5
8−2.69(1H,m),2.80(1H,dd,J
=10.7Hz,14.2Hz),2.80−3.00
(1H,m),3.06(1H,dd,J=3.2H
z,14.2Hz),3.48−3.52(1H,
m),3.47(2H,s),3.75−3.88(1
H,m),3.75(3H,s),3.85(3H,
s),3.90(3H,s),5.06(1H,d,J
=10.9Hz),5.33(1H,d,J=10.9
Hz),5.16(1H,dd,J=3.2Hz,1
0.7Hz),6.43(1H,s),6.68(2
H,d,J=8.6Hz),6.89(2H,d,J=
8.6Hz),7.30−7.53(4H,m) 実施例44 化合物44の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(29.8mg,
0.0625ミリモル)をアセトニトリル2mlに溶解
し、窒素雰囲気下0℃にてクロロスルホニルイソシアネ
ート(12μl,0.139ミリモル)を加え、室温に
昇温後3時間撹拌した。反応混合物に水0.2mlを加
え1時間撹拌後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残
渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリ
カゲル60F254/クロロホルム:メタノール=7:
1)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物として5.5
mg得た。
515,1497,1461,1248,1122,1
095,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H41N3O5+
H)+として): 計算値 548.3124 測定値 548.30941 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.25(6H,s),2.41(6H,s),2.5
8−2.69(1H,m),2.80(1H,dd,J
=10.7Hz,14.2Hz),2.80−3.00
(1H,m),3.06(1H,dd,J=3.2H
z,14.2Hz),3.48−3.52(1H,
m),3.47(2H,s),3.75−3.88(1
H,m),3.75(3H,s),3.85(3H,
s),3.90(3H,s),5.06(1H,d,J
=10.9Hz),5.33(1H,d,J=10.9
Hz),5.16(1H,dd,J=3.2Hz,1
0.7Hz),6.43(1H,s),6.68(2
H,d,J=8.6Hz),6.89(2H,d,J=
8.6Hz),7.30−7.53(4H,m) 実施例44 化合物44の合成 実施例30−(1)で得られた化合物(29.8mg,
0.0625ミリモル)をアセトニトリル2mlに溶解
し、窒素雰囲気下0℃にてクロロスルホニルイソシアネ
ート(12μl,0.139ミリモル)を加え、室温に
昇温後3時間撹拌した。反応混合物に水0.2mlを加
え1時間撹拌後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残
渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリ
カゲル60F254/クロロホルム:メタノール=7:
1)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物として5.5
mg得た。
【0099】IR(neat,cm-1):1584,1
515,1497,1467,1344,1248,1
122,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H37N3O5+
H)+として): 計算値 520.2812 測定値 520.27871 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.32+2.61(6H,s×2),2.40−3.
35(3H,m),2.72(1H,dd,J=10.
0Hz,13.7Hz),3.09(1H,dd,J=
3.0Hz,13.7Hz),3.59(2H,s),
3.75+3.84(3H,s×2),3.86+3.
87(3H,s×2),3.91+3.95(3H,s
×2),4.25−4.45(1H,m),4.60−
4.72(1H,m),5.03+5.06(1H,d
×2,J=11.2Hz,J=11.2Hz),5.3
6+5.45(1H,d×2,J=11.2Hz,J=
11.2Hz),6.38+6.44(1H,s×
2),6.67(2H,d,J=8.8Hz),6.7
7(2H,d,J=8.8Hz),7.35−7.60
(4H,m) 以下の実施例45,46では、実施例26で得られた化
合物26を用い、実施例30−(1)と同様の反応を行
なった後、それぞれ実施例40,30−(2)と同様の
反応を行ない化合物45,46を合成した。 実施例45 化合物45 性状:淡黄色不定形晶 IR(KBr,cm-1):1638,1605,153
9,1497,1461,1260,1122 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H39N3O5+
H)+として): 計算値 534.2968 測定値 534.29961 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.18(6H,s),2.32(3H,d,J=4.
6Hz),2.59(1H,td,J=3.3Hz,1
6.2Hz),2.76(1H,dd,J=10.0H
z,13.3Hz),2.87(1H,td,J=5.
3Hz,16.2Hz),3.10(1H,dd,J=
3.0Hz,13.3Hz),3.23(1H,dd
d,J=3.3Hz,5.3Hz,13.2Hz),
3.14−3.19(1H,m),3.43(1H,
d,J=12.9Hz),3.56(1H,d,J=1
2.9Hz),3.65(3H,s),3.87(3
H,s),3.90(3H,s),4.24−4.35
(1H,m),4.59−4.69(1H,m),5.
17(1H,d,J=11.7Hz),5.55(1
H,d,J=11.7Hz),6.36(1H,d,J
=7.8Hz),6.45(1H,s),6.47(1
H,d,J=2.0Hz),6.68(1H,dd,J
=2.0Hz,7.8Hz),7.04(1H,t,J
=7.8Hz),7.30−7.42(3H,m),
7.55−7.62(1H,m) 実施例46 化合物46 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):1650,1605,14
97,1458,1266,1122,1083,75
6 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28031 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.24(6H,s×2),2.70−3.
02(3H,m),2.77(1H,d,J=14.8
Hz),3.09(1H,dd,J=3.0Hz,1
3.7Hz),3.17−3.37(1H,m),3.
35−3.60(2H,m),3.52(1H,d,J
=14.8Hz),3.64(3H,s),3.84+
3.88(3H,s×2),3.89+3.92(3
H,s×2),4.45+5.90(1H,dd×2,
J=3.0Hz,10.5Hz,J=4.8Hz,7.
2Hz),4.65−4.76(1H,m),5.14
+5.21(1H,d×2,J=11.7Hz,J=1
1.7Hz),5.39+5.62(1H,d×2,J
=11.7Hz,J=11.7Hz),6.34(1
H,d,J=7.6Hz),6.41(1H,d,J=
2.0Hz),6.47(1H,s),6.69+6.
70(1H,dd×2,J=2.0Hz,7.6Hz,
J=2.0Hz,7.6Hz),7.03+7.05
(1H,t×2,J=7.6Hz,J=7.6Hz),
7.30−7.66(4H,m) 実施例47 (1)2−クロロアセチル−6,7−ジメトキシ−8−
(3−ジメチルアミノメチルベンジルオキシ)−1−
(4−メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロイソキノリンの合成 実施例30−(1)で得られた化合物(210mg,
0.440ミリモル)をジクロロメタン3mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下室温にて、無水クロロ酢酸(92
mg,0.538ミリモル)のジクロロメタン0.5m
l溶液を加え30分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチ
ルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩
水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、溶
媒を留去して目的物を淡黄色油状物として206mg得
た。
515,1497,1467,1344,1248,1
122,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H37N3O5+
H)+として): 計算値 520.2812 測定値 520.27871 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.32+2.61(6H,s×2),2.40−3.
35(3H,m),2.72(1H,dd,J=10.
0Hz,13.7Hz),3.09(1H,dd,J=
3.0Hz,13.7Hz),3.59(2H,s),
3.75+3.84(3H,s×2),3.86+3.
87(3H,s×2),3.91+3.95(3H,s
×2),4.25−4.45(1H,m),4.60−
4.72(1H,m),5.03+5.06(1H,d
×2,J=11.2Hz,J=11.2Hz),5.3
6+5.45(1H,d×2,J=11.2Hz,J=
11.2Hz),6.38+6.44(1H,s×
2),6.67(2H,d,J=8.8Hz),6.7
7(2H,d,J=8.8Hz),7.35−7.60
(4H,m) 以下の実施例45,46では、実施例26で得られた化
合物26を用い、実施例30−(1)と同様の反応を行
なった後、それぞれ実施例40,30−(2)と同様の
反応を行ない化合物45,46を合成した。 実施例45 化合物45 性状:淡黄色不定形晶 IR(KBr,cm-1):1638,1605,153
9,1497,1461,1260,1122 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H39N3O5+
H)+として): 計算値 534.2968 測定値 534.29961 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.18(6H,s),2.32(3H,d,J=4.
6Hz),2.59(1H,td,J=3.3Hz,1
6.2Hz),2.76(1H,dd,J=10.0H
z,13.3Hz),2.87(1H,td,J=5.
3Hz,16.2Hz),3.10(1H,dd,J=
3.0Hz,13.3Hz),3.23(1H,dd
d,J=3.3Hz,5.3Hz,13.2Hz),
3.14−3.19(1H,m),3.43(1H,
d,J=12.9Hz),3.56(1H,d,J=1
2.9Hz),3.65(3H,s),3.87(3
H,s),3.90(3H,s),4.24−4.35
(1H,m),4.59−4.69(1H,m),5.
17(1H,d,J=11.7Hz),5.55(1
H,d,J=11.7Hz),6.36(1H,d,J
=7.8Hz),6.45(1H,s),6.47(1
H,d,J=2.0Hz),6.68(1H,dd,J
=2.0Hz,7.8Hz),7.04(1H,t,J
=7.8Hz),7.30−7.42(3H,m),
7.55−7.62(1H,m) 実施例46 化合物46 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):1650,1605,14
97,1458,1266,1122,1083,75
6 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28031 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.24(6H,s×2),2.70−3.
02(3H,m),2.77(1H,d,J=14.8
Hz),3.09(1H,dd,J=3.0Hz,1
3.7Hz),3.17−3.37(1H,m),3.
35−3.60(2H,m),3.52(1H,d,J
=14.8Hz),3.64(3H,s),3.84+
3.88(3H,s×2),3.89+3.92(3
H,s×2),4.45+5.90(1H,dd×2,
J=3.0Hz,10.5Hz,J=4.8Hz,7.
2Hz),4.65−4.76(1H,m),5.14
+5.21(1H,d×2,J=11.7Hz,J=1
1.7Hz),5.39+5.62(1H,d×2,J
=11.7Hz,J=11.7Hz),6.34(1
H,d,J=7.6Hz),6.41(1H,d,J=
2.0Hz),6.47(1H,s),6.69+6.
70(1H,dd×2,J=2.0Hz,7.6Hz,
J=2.0Hz,7.6Hz),7.03+7.05
(1H,t×2,J=7.6Hz,J=7.6Hz),
7.30−7.66(4H,m) 実施例47 (1)2−クロロアセチル−6,7−ジメトキシ−8−
(3−ジメチルアミノメチルベンジルオキシ)−1−
(4−メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロイソキノリンの合成 実施例30−(1)で得られた化合物(210mg,
0.440ミリモル)をジクロロメタン3mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下室温にて、無水クロロ酢酸(92
mg,0.538ミリモル)のジクロロメタン0.5m
l溶液を加え30分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチ
ルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩
水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、溶
媒を留去して目的物を淡黄色油状物として206mg得
た。
【0100】FAB−MS(m/z,(C31H37N2O5
Cl+H)+として):553 (2)化合物47の合成 上記(1)で得られた化合物(100mg,0.187
ミリモル)をジメチルホルムアミド3mlに溶解し、ア
ルゴン雰囲気下室温にてS−チオ酢酸(20μl,0.
280ミリモル)を加え6時間撹拌した。溶媒を留去し
て得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メル
ク社製 シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノ
ール=10:1)で精製し、表題化合物を無色油状物と
して50.1mg得た。
Cl+H)+として):553 (2)化合物47の合成 上記(1)で得られた化合物(100mg,0.187
ミリモル)をジメチルホルムアミド3mlに溶解し、ア
ルゴン雰囲気下室温にてS−チオ酢酸(20μl,0.
280ミリモル)を加え6時間撹拌した。溶媒を留去し
て得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メル
ク社製 シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノ
ール=10:1)で精製し、表題化合物を無色油状物と
して50.1mg得た。
【0101】IR(neat,cm-1):2944,2
820,1695,1647,1515,1431,1
248,1122,1089,1032,960,83
5 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O6S+
H)+として): 計算値 593.2686 測定値 593.27101 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.26(6H,s×2),2.30+2.
35(3H,s×2),2.34(1H,d,J=1
5.4Hz),2.65−2.97(2H,m),2.
74(1H,dd,J=10.6Hz,13.6H
z),3.12(1H,dd,J=2.2Hz,13.
6Hz),3.13−3.27(1H,m),3.28
(1H,d,J=15.4Hz),3.49+3.56
(2H,s×2),3.75+3.76(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.94
(3H,s),4.70−4.80(1H,m),4.
91+5.95(1H,dd×2,J=2.2Hz,1
0.6Hz,J=4.7Hz,8.6Hz),5.02
+5.09(1H,d×2,J=10.9Hz,J=1
0.7Hz),5.16+5.43(1H,d×2,J
=10.9Hz,J=10.7Hz),6.41+6.
46(1H,s×2),6.63−6.85(4H,
m),7.34−7.57(4H,m) 実施例48 化合物48の合成 実施例47−(1)で得られた化合物(43.0mg,
0.077ミリモル)をジメチルスルホキシド0.5m
lに溶解し、アルゴン雰囲気下室温にて15%メチルメ
ルカプタンナトリウム塩水溶液55μlを加え終夜撹拌
した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出後有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られ
た残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
0:1)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物として1
8.2mg得た。
820,1695,1647,1515,1431,1
248,1122,1089,1032,960,83
5 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O6S+
H)+として): 計算値 593.2686 測定値 593.27101 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.26(6H,s×2),2.30+2.
35(3H,s×2),2.34(1H,d,J=1
5.4Hz),2.65−2.97(2H,m),2.
74(1H,dd,J=10.6Hz,13.6H
z),3.12(1H,dd,J=2.2Hz,13.
6Hz),3.13−3.27(1H,m),3.28
(1H,d,J=15.4Hz),3.49+3.56
(2H,s×2),3.75+3.76(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.94
(3H,s),4.70−4.80(1H,m),4.
91+5.95(1H,dd×2,J=2.2Hz,1
0.6Hz,J=4.7Hz,8.6Hz),5.02
+5.09(1H,d×2,J=10.9Hz,J=1
0.7Hz),5.16+5.43(1H,d×2,J
=10.9Hz,J=10.7Hz),6.41+6.
46(1H,s×2),6.63−6.85(4H,
m),7.34−7.57(4H,m) 実施例48 化合物48の合成 実施例47−(1)で得られた化合物(43.0mg,
0.077ミリモル)をジメチルスルホキシド0.5m
lに溶解し、アルゴン雰囲気下室温にて15%メチルメ
ルカプタンナトリウム塩水溶液55μlを加え終夜撹拌
した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出後有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られ
た残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
0:1)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物として1
8.2mg得た。
【0102】高分解能FAB−MS(m/z,(C32H
40N2O5S+H)+として): 計算値 565.2736 測定値 565.27461 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.92(3H,s),2.29+2.33(6H,s
×2),2.61(2H,s),2.73(1H,d
d,J=10.3Hz,13.4Hz),2.80−
2.95(1H,m),3.09(1H,dd,J=
2.8Hz,13.6Hz),3.12−3.24(1
H,m),3.53(2H,s),3.55−3.68
(1H,m),3.73+3.75(3H,s×2),
3.87+3.88(3H,s×2),3.93+3.
95(3H,s×2),4.90+5.95−6.02
(1H,dd+m,J=2.0Hz,10.3Hz),
4.72−4.81(1H,m),4.98+5.06
(1H,d×2,J=10.8Hz,J=10.8H
z),5.22+5.45(1H,d×2,J=10.
8Hz,J=10.8Hz),6.42+6.47(1
H,s×2),6.63−6.73+6.83−6.9
0(4H,m×2),7.38−7.55(4H,m) 実施例49 化合物49の合成 実施例47−(1)で得られた化合物(70.5mg,
0.127ミリモル)をエタノール1mlに溶解し、ア
ルゴン雰囲気下モルホリン(350μl,4.01ミリ
モル)を加え3時間還流した。溶媒を留去して得られた
残渣に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を分
取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル
60F254/クロロホルム:メタノール=10:1)に
て精製し、表題化合物を無色油状物として67.2mg
得た。
40N2O5S+H)+として): 計算値 565.2736 測定値 565.27461 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.92(3H,s),2.29+2.33(6H,s
×2),2.61(2H,s),2.73(1H,d
d,J=10.3Hz,13.4Hz),2.80−
2.95(1H,m),3.09(1H,dd,J=
2.8Hz,13.6Hz),3.12−3.24(1
H,m),3.53(2H,s),3.55−3.68
(1H,m),3.73+3.75(3H,s×2),
3.87+3.88(3H,s×2),3.93+3.
95(3H,s×2),4.90+5.95−6.02
(1H,dd+m,J=2.0Hz,10.3Hz),
4.72−4.81(1H,m),4.98+5.06
(1H,d×2,J=10.8Hz,J=10.8H
z),5.22+5.45(1H,d×2,J=10.
8Hz,J=10.8Hz),6.42+6.47(1
H,s×2),6.63−6.73+6.83−6.9
0(4H,m×2),7.38−7.55(4H,m) 実施例49 化合物49の合成 実施例47−(1)で得られた化合物(70.5mg,
0.127ミリモル)をエタノール1mlに溶解し、ア
ルゴン雰囲気下モルホリン(350μl,4.01ミリ
モル)を加え3時間還流した。溶媒を留去して得られた
残渣に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を分
取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル
60F254/クロロホルム:メタノール=10:1)に
て精製し、表題化合物を無色油状物として67.2mg
得た。
【0103】IR(neat,cm-1):1644,1
515,1458,1344,1248,1119,1
092,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C35H45N3O6+
H)+として): 計算値 604.3387 測定値 604.33671 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.05(1H,d,J=14.4Hz),2.14
(4H,t,J=4.6Hz),2.26+2.31
(6H,s×2),2.44(1H,d,J=14.4
Hz),2.60−3.00(3H,m),3.07
(1H,dd,J=2.5Hz,13.8Hz),3.
14−3.30(1H,m),3.45−3.65(6
H,m),3.72+3.75(3H,s×2),3.
86+3.88(3H,s×2),3.88+3.91
(3H,s×2),4.76+6.06(1H,dd×
2,J=5.9Hz,11.9Hz,J=3.5Hz,
10.0Hz),5.06+5.20(1H,d×2,
J=10.7Hz,J=11.0Hz),5.24+
5.35(1H,d×2,J=10.7Hz,J=1
1.0Hz),5.10−5.20(1H,m),6.
42+6.46(1H,s×2),6.66+6.69
(2H,d×2,J=8.8Hz,J=8.8Hz),
6.76+6.87(2H,d×2,J=8.8Hz,
J=8.8Hz),7.36−7.57(4H,m) 以下の実施例50,51では、実施例34−(1)で得
られた化合物を用い、それぞれ実施例48又は47と同
様の反応を行なって化合物50,51を合成した。実施
例52では、参考例5で得られた中間体5を用い、順次
実施例26,30−(1),47と同様の反応を行なっ
て化合物52を得た。実施例53では、実施例20で得
られた化合物20を用い、実施例30−(1),47と
同様の反応を行なって化合物53を得た。 実施例50 化合物50 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1644,1605,14
97,1458,1437,1266,1122,10
89 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O5S+
H)+として): 計算値 565.2736 測定値 565.27651 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.91(3H,s),2.26+2.28(6H,s
×2),2.33(1H,d,J=14.1Hz),
2.41(1H,d,J=14.1Hz),2.55−
2.80(1H,m),2.79(1H,dd,J=1
0.4Hz,13.4Hz),2.80−2.97(1
H,m),3.15(1H,dd,J=2.5Hz,1
3.4Hz),3.15−3.29(1H,m),3.
50(2H,s),3.65+3.66(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.87
+3.94(3H,s×2),4.71−4.82(1
H,m),4.99+6.06(1H,dd×2,J=
2.5Hz,10.4Hz,J=4.1Hz,8.8H
z),5.03+5.08(1H,d×2,J=10.
8Hz,J=10.8Hz),5.21+5.43(1
H,d×2,J=10.8Hz,J=10.8Hz),
6.48−6.60(3H,m),6.67+6.70
(1H,dd×2,J=2.1Hz,7.5Hz,J=
2.1Hz,7.5Hz),7.04+7.05(1
H,t×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),7.
35−7.55(4H,m) 実施例51 化合物51 性状:褐色油状物 IR(neat,cm-1):1698,1650,16
05,1497,1458,1437,1269,11
22,1089,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O6S+
H)+として): 計算値 593.2686 測定値 593.26901 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.29(6H,s×2),2.24+2.
35(3H,s×2),2.44(1H,d,J=1
5.4Hz),2.65−2.77(1H,m),2.
80(1H,dd,J=10.7Hz,13.4H
z),2.75−2.95(1H,m),3.13−
3.30(2H,m),3.28(1H,d,J=1
5.4Hz),3.47+3.54(2H,s×2),
3.65+3.68(3H,s×2),3.85+3.
88(3H,s×2),3.86+3.93(3H,s
×2),4.69−4.79(1H,m),4.95−
5.03+6.01(1H,m+dd,J=5.8H
z,8.1Hz),5.01+5.13(1H,d×
2,J=10.9Hz,J=10.9Hz),5.14
+5.39(1H,d×2,J=10.9Hz,J=1
0.9Hz),6.40−6.55(3H,m),6.
68+6.71(1H,dd×2,J=2.3Hz,
7.8Hz,J=2.3Hz,7.8Hz),7.04
+7.08(1H,t×2,J=7.8Hz,J=7.
8Hz),7.30−7.50(4H,m) 実施例52 化合物52 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2836,27
70,1695,1647,1506,1464,13
44,1227,1122,1089,966,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H42N2O7S+
H)+として): 計算値 623.2791 測定値 623.27831 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.26(6H,s×2),2.25+2.
33(3H,s×2),2.76−3.21(4H,
m),3.36−3.85(5H,m),3.53+
3.55(3H,s×2),3.57+3.59(3
H,s×2),3.80+3.85(3H,s×2),
3.86+3.88(3H,s×2),4.47(1
H,ddd,J=3.4Hz,5.9Hz,13.0H
z),5.11+5.25(1H,d×2,J=11.
8Hz,J=11.9Hz),5.19+6.06(1
H,dd×2,J=3.0Hz,8.7Hz,J=5.
1Hz,9.0Hz),5.32+5.46(1H,d
×2,J=11.8Hz,J=11.9Hz),6.3
3−6.52(1H,m),6.45+6.50(1
H,s×2),6.60−6.70(2H,m),7.
22−7.49(3H,m),7.63−7.74(1
H,m) 実施例53 化合物53 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):2920,2812,16
95,1647,1482,1440,1263,12
09,1116,1041,966,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H38N2O7S+
H)+として): 計算値 619.2478 測定値 619.24741 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.23+2.34(3H,s×2),2.33−2.
49(4H,m),2.52(1H,d,J=15.4
Hz),2.61−2.95(3H,m),3.08−
3.27(2H,m),3.38(1H,d,J=1
5.4Hz),3.50(2H,s),3.57−3.
73(4H,m),3.66+3.75(3H,s×
2),4.63−4.74(1H,m),5.03+
5.95−6.05(1H,dd+m,J=2.2H
z,10.3Hz),5.22+5.35(1H,s+
d,J=11.0Hz),5.22+5.44(1H,
s+d,J=11.0Hz),5.92+5.97(1
H,d+s,J=7.8Hz),5.93+5.97
(1H,d+s,J=7.8Hz),6.31+6.3
7(1H,s×2),6.45−6.56(2H,
m),6.64−6.77(1H,m),7.00−
7.12(1H,m),7.26−7.52(4H,
m) 実施例54 (1)2−クロロアセチル−6,7−ジメトキシ−8−
(2−ジメチルアミノメチルベンジルオキシ)−1−
(3−メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロイソキノリンの合成 実施例26で得られた化合物26(104mg)を用
い、実施例30−(1)と同様の反応を行なった後実施
例47−(1)と同様の反応を行ない目的物を淡黄色油
状物として83mg得た。
515,1458,1344,1248,1119,1
092,1029 高分解能FAB−MS(m/z,(C35H45N3O6+
H)+として): 計算値 604.3387 測定値 604.33671 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.05(1H,d,J=14.4Hz),2.14
(4H,t,J=4.6Hz),2.26+2.31
(6H,s×2),2.44(1H,d,J=14.4
Hz),2.60−3.00(3H,m),3.07
(1H,dd,J=2.5Hz,13.8Hz),3.
14−3.30(1H,m),3.45−3.65(6
H,m),3.72+3.75(3H,s×2),3.
86+3.88(3H,s×2),3.88+3.91
(3H,s×2),4.76+6.06(1H,dd×
2,J=5.9Hz,11.9Hz,J=3.5Hz,
10.0Hz),5.06+5.20(1H,d×2,
J=10.7Hz,J=11.0Hz),5.24+
5.35(1H,d×2,J=10.7Hz,J=1
1.0Hz),5.10−5.20(1H,m),6.
42+6.46(1H,s×2),6.66+6.69
(2H,d×2,J=8.8Hz,J=8.8Hz),
6.76+6.87(2H,d×2,J=8.8Hz,
J=8.8Hz),7.36−7.57(4H,m) 以下の実施例50,51では、実施例34−(1)で得
られた化合物を用い、それぞれ実施例48又は47と同
様の反応を行なって化合物50,51を合成した。実施
例52では、参考例5で得られた中間体5を用い、順次
実施例26,30−(1),47と同様の反応を行なっ
て化合物52を得た。実施例53では、実施例20で得
られた化合物20を用い、実施例30−(1),47と
同様の反応を行なって化合物53を得た。 実施例50 化合物50 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):1644,1605,14
97,1458,1437,1266,1122,10
89 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H40N2O5S+
H)+として): 計算値 565.2736 測定値 565.27651 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.91(3H,s),2.26+2.28(6H,s
×2),2.33(1H,d,J=14.1Hz),
2.41(1H,d,J=14.1Hz),2.55−
2.80(1H,m),2.79(1H,dd,J=1
0.4Hz,13.4Hz),2.80−2.97(1
H,m),3.15(1H,dd,J=2.5Hz,1
3.4Hz),3.15−3.29(1H,m),3.
50(2H,s),3.65+3.66(3H,s×
2),3.86+3.88(3H,s×2),3.87
+3.94(3H,s×2),4.71−4.82(1
H,m),4.99+6.06(1H,dd×2,J=
2.5Hz,10.4Hz,J=4.1Hz,8.8H
z),5.03+5.08(1H,d×2,J=10.
8Hz,J=10.8Hz),5.21+5.43(1
H,d×2,J=10.8Hz,J=10.8Hz),
6.48−6.60(3H,m),6.67+6.70
(1H,dd×2,J=2.1Hz,7.5Hz,J=
2.1Hz,7.5Hz),7.04+7.05(1
H,t×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),7.
35−7.55(4H,m) 実施例51 化合物51 性状:褐色油状物 IR(neat,cm-1):1698,1650,16
05,1497,1458,1437,1269,11
22,1089,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O6S+
H)+として): 計算値 593.2686 測定値 593.26901 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.29(6H,s×2),2.24+2.
35(3H,s×2),2.44(1H,d,J=1
5.4Hz),2.65−2.77(1H,m),2.
80(1H,dd,J=10.7Hz,13.4H
z),2.75−2.95(1H,m),3.13−
3.30(2H,m),3.28(1H,d,J=1
5.4Hz),3.47+3.54(2H,s×2),
3.65+3.68(3H,s×2),3.85+3.
88(3H,s×2),3.86+3.93(3H,s
×2),4.69−4.79(1H,m),4.95−
5.03+6.01(1H,m+dd,J=5.8H
z,8.1Hz),5.01+5.13(1H,d×
2,J=10.9Hz,J=10.9Hz),5.14
+5.39(1H,d×2,J=10.9Hz,J=1
0.9Hz),6.40−6.55(3H,m),6.
68+6.71(1H,dd×2,J=2.3Hz,
7.8Hz,J=2.3Hz,7.8Hz),7.04
+7.08(1H,t×2,J=7.8Hz,J=7.
8Hz),7.30−7.50(4H,m) 実施例52 化合物52 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2836,27
70,1695,1647,1506,1464,13
44,1227,1122,1089,966,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H42N2O7S+
H)+として): 計算値 623.2791 測定値 623.27831 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.21+2.26(6H,s×2),2.25+2.
33(3H,s×2),2.76−3.21(4H,
m),3.36−3.85(5H,m),3.53+
3.55(3H,s×2),3.57+3.59(3
H,s×2),3.80+3.85(3H,s×2),
3.86+3.88(3H,s×2),4.47(1
H,ddd,J=3.4Hz,5.9Hz,13.0H
z),5.11+5.25(1H,d×2,J=11.
8Hz,J=11.9Hz),5.19+6.06(1
H,dd×2,J=3.0Hz,8.7Hz,J=5.
1Hz,9.0Hz),5.32+5.46(1H,d
×2,J=11.8Hz,J=11.9Hz),6.3
3−6.52(1H,m),6.45+6.50(1
H,s×2),6.60−6.70(2H,m),7.
22−7.49(3H,m),7.63−7.74(1
H,m) 実施例53 化合物53 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):2920,2812,16
95,1647,1482,1440,1263,12
09,1116,1041,966,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H38N2O7S+
H)+として): 計算値 619.2478 測定値 619.24741 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.23+2.34(3H,s×2),2.33−2.
49(4H,m),2.52(1H,d,J=15.4
Hz),2.61−2.95(3H,m),3.08−
3.27(2H,m),3.38(1H,d,J=1
5.4Hz),3.50(2H,s),3.57−3.
73(4H,m),3.66+3.75(3H,s×
2),4.63−4.74(1H,m),5.03+
5.95−6.05(1H,dd+m,J=2.2H
z,10.3Hz),5.22+5.35(1H,s+
d,J=11.0Hz),5.22+5.44(1H,
s+d,J=11.0Hz),5.92+5.97(1
H,d+s,J=7.8Hz),5.93+5.97
(1H,d+s,J=7.8Hz),6.31+6.3
7(1H,s×2),6.45−6.56(2H,
m),6.64−6.77(1H,m),7.00−
7.12(1H,m),7.26−7.52(4H,
m) 実施例54 (1)2−クロロアセチル−6,7−ジメトキシ−8−
(2−ジメチルアミノメチルベンジルオキシ)−1−
(3−メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロイソキノリンの合成 実施例26で得られた化合物26(104mg)を用
い、実施例30−(1)と同様の反応を行なった後実施
例47−(1)と同様の反応を行ない目的物を淡黄色油
状物として83mg得た。
【0104】FAB−MS(m/z,(C31H37N2O5
Cl+H)+として):553 (2)化合物54の合成 水素化ナトリウム(6.5mg,0.162ミリモル,
60%)のジメチルホルムアミド1ml懸濁液に2−ピ
ロリドン(12μl,0.158ミリモル)を加え、ア
ルゴン雰囲気下70℃にて10分間撹拌した。室温に冷
却後反応混合物に、上記(1)で得られた化合物(8
3.0mg,0.150ミリモル)のジメチルホルムア
ミド1ml溶液を徐々に滴下し、1時間撹拌した。反応
混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留
去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー
(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホルム:
メタノール=10:1)にて精製後、エーテル中摩砕し
て表題化合物を無色粉末として65.4mg得た。
Cl+H)+として):553 (2)化合物54の合成 水素化ナトリウム(6.5mg,0.162ミリモル,
60%)のジメチルホルムアミド1ml懸濁液に2−ピ
ロリドン(12μl,0.158ミリモル)を加え、ア
ルゴン雰囲気下70℃にて10分間撹拌した。室温に冷
却後反応混合物に、上記(1)で得られた化合物(8
3.0mg,0.150ミリモル)のジメチルホルムア
ミド1ml溶液を徐々に滴下し、1時間撹拌した。反応
混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留
去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー
(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホルム:
メタノール=10:1)にて精製後、エーテル中摩砕し
て表題化合物を無色粉末として65.4mg得た。
【0105】IR(KBr,cm-1):2944,16
92,1659,1605,1497,1458,12
69,1122 高分解能FAB−MS(m/z,(C35H43N3O6+
H)+として): 計算値 602.3230 測定値 602.32301 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.80−2.05(2H,m),2.13(1H,
d,J=16.3Hz),2.22(6H,s),2.
20−2.40(2H,m),2.55(1H,dt,
J=5.4Hz,8.4Hz),2.60−3.00
(2H,m),2.81(1H,dd,J=10.7H
z,13.2Hz),3.13(1H,dd,J=2.
6Hz,13.2Hz),3.15−3.30(2H,
m),3.45−3.60(2H,m),3.62+
3.65(3H,s×2),3.84+3.89(3
H,s×2),3.87+3.91(3H,s×2),
4.02(1H,d,J=16.3Hz),4.70−
4.78+5.98(1H,m+dd,J=4.8H
z,14.9Hz),4.72−4.81(1H,
m),5.12+5.31(1H,d×2,J=11.
9Hz,J=11.9Hz),5.39+5.59(1
H,d×2,J=11.9Hz,J=11.9Hz),
6.32(1H,d,J=7.6Hz),6.35−
6.55(1H,m),6.46(1H,s),6.6
5+6.71(1H,dd×2,J=1.8Hz,7.
8Hz,J=1.8Hz,7.8Hz),7.04(1
H,t,J=7.8Hz),7.25−7.45(3
H,m),7.59−7.70(1H,m) 実施例55 化合物55の合成 6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(50.3mg,0.153ミリモル)をジクロロメ
タン1.5mlに懸濁し、0℃にてトリエチルアミン
(25μl,0.18ミリモル)、クロロギ酸メチル
(14μl,0.18ミリモル)を加え、室温に昇温後
4時間撹拌した。反応混合物にジクロロメタンを加え、
10%クエン酸及び飽和食塩水で順次洗浄後有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残
渣を用い、実施例1−(1)と同様の反応を行ない、表
題化合物を淡黄色油状物として22.5mg得た。
92,1659,1605,1497,1458,12
69,1122 高分解能FAB−MS(m/z,(C35H43N3O6+
H)+として): 計算値 602.3230 測定値 602.32301 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.80−2.05(2H,m),2.13(1H,
d,J=16.3Hz),2.22(6H,s),2.
20−2.40(2H,m),2.55(1H,dt,
J=5.4Hz,8.4Hz),2.60−3.00
(2H,m),2.81(1H,dd,J=10.7H
z,13.2Hz),3.13(1H,dd,J=2.
6Hz,13.2Hz),3.15−3.30(2H,
m),3.45−3.60(2H,m),3.62+
3.65(3H,s×2),3.84+3.89(3
H,s×2),3.87+3.91(3H,s×2),
4.02(1H,d,J=16.3Hz),4.70−
4.78+5.98(1H,m+dd,J=4.8H
z,14.9Hz),4.72−4.81(1H,
m),5.12+5.31(1H,d×2,J=11.
9Hz,J=11.9Hz),5.39+5.59(1
H,d×2,J=11.9Hz,J=11.9Hz),
6.32(1H,d,J=7.6Hz),6.35−
6.55(1H,m),6.46(1H,s),6.6
5+6.71(1H,dd×2,J=1.8Hz,7.
8Hz,J=1.8Hz,7.8Hz),7.04(1
H,t,J=7.8Hz),7.25−7.45(3
H,m),7.59−7.70(1H,m) 実施例55 化合物55の合成 6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(50.3mg,0.153ミリモル)をジクロロメ
タン1.5mlに懸濁し、0℃にてトリエチルアミン
(25μl,0.18ミリモル)、クロロギ酸メチル
(14μl,0.18ミリモル)を加え、室温に昇温後
4時間撹拌した。反応混合物にジクロロメタンを加え、
10%クエン酸及び飽和食塩水で順次洗浄後有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残
渣を用い、実施例1−(1)と同様の反応を行ない、表
題化合物を淡黄色油状物として22.5mg得た。
【0106】IR(neat,cm-1):2944,2
770,1704,1608,1518,1458,1
368,1248,1119,1032,840,79
2,759 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28411 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24(6H,s),2.40−2.91(2H,
m),2.69(1H,dd,J=10.3Hz,1
3.7Hz),3.06(1H,dd,J=3.2H
z,13.7Hz),3.22+3.58(3H,s×
2),3.28−3.42(1H,m),3.46(2
H,s),3.74(3H,s),3.87(3H,
s),3.86+3.90(3H,s×2),4.20
(1H,ddd,J=2.7Hz,6.2Hz,8.7
Hz),5.04(1H,d,J=10.8Hz),
5.18+5.30(1H,d×2,J=10.8H
z,J=10.8Hz),5.24+5.57(1H,
dd×2,J=3.2Hz,10.3Hz,J=3.2
Hz,10.3Hz),6.40+6.45(1H,s
×2),6.68(2H,d,J=8.8Hz),6.
78+6.84(2H,d×2,J=8.8Hz,J=
8.8Hz),7.30−7.50(4H,m) 以下の実施例56,57では、それぞれメタンスルホニ
ル=クロリド、アセチル=クロリドを用い、実施例55
と同様の反応を行ない、化合物56,57を合成した。 実施例56 化合物56 性状:淡黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H38N2O6S+
H)+として): 計算値 555.2529 測定値 555.25111 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.04(3H,s),2.25(6H,s),2.5
7−2.68(1H,m),2.65(1H,dd,J
=10.9Hz,13.9Hz),2.94−3.08
(1H,m),3.13(1H,dd,J=3.4H
z,13.9Hz),3.38−3.45(1H,
m),3.47(2H,s),3.75(3H,s),
3.84−3.89(1H,m),3.86(3H,
s),3.91(3H,s),5.02(1H,dd,
J=3.4Hz,10.9Hz),5.04(1H,
d,J=10.9Hz),5.32(1H,d,J=1
0.9Hz),6.43(1H,s),6.67−6.
72(2H,m),6.79−6.83(2H,m),
7.34−7.51(4H,m) 実施例57 化合物57 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,1650,16
08,1518,1458,1428,1368,13
64,1248,1122,1098,1029,83
4,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+
H)+として): 計算値 519.2859 測定値 519.28541 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.19(3H,s),2.22+2.25(6H,s
×2),2.62−2.92(2H,m),2.73
(1H,dd,J=10.7Hz,13.7Hz),
3.06(1H,dd,J=2.7Hz,13.7H
z),3.11−3.28(1H,m),3.42(2
H,s),3.74+3.75(3H,s×2),3.
85+3.88(3H,s×2),3.93(3H,
s),4.72+5.96−6.05(1H,dd+
m,J=2.7Hz,10.7Hz),4.69−4.
80(1H,m),5.03+5.08(1H,d×
2,J=11.1Hz,J=11.1Hz),5.16
+5.40(1H,d×2,J=11.1Hz,J=1
1.1Hz),6.40+6.45(1H,s×2),
6.65−6.83(4H,m),7.30−7.50
(4H,m) 実施例58 (1)6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジ
ル)−2−N,N−ジメチルアミノアセチル−1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オールの合成 6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(103mg,0.312ミリモル)をジクロロメタ
ン2mlに懸濁し、窒素雰囲気下室温にてN,N−ジメ
チルグリシン塩酸塩(52.2mg,0.374ミリモ
ル)、HOBt(57.3mg,0.374ミリモル)
を加えた後、0℃にてトリエチルアミン(56.5μ
l,0.405ミリモル)、EDCI(71.7mg,
0.374ミリモル)を順次加え1.5時間撹拌、さら
に室温に昇温後5時間撹拌した。溶媒を留去して得られ
た残渣に水を加えクロロホルムで抽出した。有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得ら
れた残渣をメタノールより再結晶して目的化合物を無色
結晶として78.4mg得た。
770,1704,1608,1518,1458,1
368,1248,1119,1032,840,79
2,759 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28411 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24(6H,s),2.40−2.91(2H,
m),2.69(1H,dd,J=10.3Hz,1
3.7Hz),3.06(1H,dd,J=3.2H
z,13.7Hz),3.22+3.58(3H,s×
2),3.28−3.42(1H,m),3.46(2
H,s),3.74(3H,s),3.87(3H,
s),3.86+3.90(3H,s×2),4.20
(1H,ddd,J=2.7Hz,6.2Hz,8.7
Hz),5.04(1H,d,J=10.8Hz),
5.18+5.30(1H,d×2,J=10.8H
z,J=10.8Hz),5.24+5.57(1H,
dd×2,J=3.2Hz,10.3Hz,J=3.2
Hz,10.3Hz),6.40+6.45(1H,s
×2),6.68(2H,d,J=8.8Hz),6.
78+6.84(2H,d×2,J=8.8Hz,J=
8.8Hz),7.30−7.50(4H,m) 以下の実施例56,57では、それぞれメタンスルホニ
ル=クロリド、アセチル=クロリドを用い、実施例55
と同様の反応を行ない、化合物56,57を合成した。 実施例56 化合物56 性状:淡黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H38N2O6S+
H)+として): 計算値 555.2529 測定値 555.25111 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.04(3H,s),2.25(6H,s),2.5
7−2.68(1H,m),2.65(1H,dd,J
=10.9Hz,13.9Hz),2.94−3.08
(1H,m),3.13(1H,dd,J=3.4H
z,13.9Hz),3.38−3.45(1H,
m),3.47(2H,s),3.75(3H,s),
3.84−3.89(1H,m),3.86(3H,
s),3.91(3H,s),5.02(1H,dd,
J=3.4Hz,10.9Hz),5.04(1H,
d,J=10.9Hz),5.32(1H,d,J=1
0.9Hz),6.43(1H,s),6.67−6.
72(2H,m),6.79−6.83(2H,m),
7.34−7.51(4H,m) 実施例57 化合物57 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2938,1650,16
08,1518,1458,1428,1368,13
64,1248,1122,1098,1029,83
4,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5+
H)+として): 計算値 519.2859 測定値 519.28541 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
1.19(3H,s),2.22+2.25(6H,s
×2),2.62−2.92(2H,m),2.73
(1H,dd,J=10.7Hz,13.7Hz),
3.06(1H,dd,J=2.7Hz,13.7H
z),3.11−3.28(1H,m),3.42(2
H,s),3.74+3.75(3H,s×2),3.
85+3.88(3H,s×2),3.93(3H,
s),4.72+5.96−6.05(1H,dd+
m,J=2.7Hz,10.7Hz),4.69−4.
80(1H,m),5.03+5.08(1H,d×
2,J=11.1Hz,J=11.1Hz),5.16
+5.40(1H,d×2,J=11.1Hz,J=1
1.1Hz),6.40+6.45(1H,s×2),
6.65−6.83(4H,m),7.30−7.50
(4H,m) 実施例58 (1)6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジ
ル)−2−N,N−ジメチルアミノアセチル−1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オールの合成 6,7−ジメトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(103mg,0.312ミリモル)をジクロロメタ
ン2mlに懸濁し、窒素雰囲気下室温にてN,N−ジメ
チルグリシン塩酸塩(52.2mg,0.374ミリモ
ル)、HOBt(57.3mg,0.374ミリモル)
を加えた後、0℃にてトリエチルアミン(56.5μ
l,0.405ミリモル)、EDCI(71.7mg,
0.374ミリモル)を順次加え1.5時間撹拌、さら
に室温に昇温後5時間撹拌した。溶媒を留去して得られ
た残渣に水を加えクロロホルムで抽出した。有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得ら
れた残渣をメタノールより再結晶して目的化合物を無色
結晶として78.4mg得た。
【0107】融点:185−187℃ FAB−MS(m/z,(C23H30N2O5+H)+とし
て):415 (2)化合物58の合成 上記(1)で得られた化合物53.5mgを用い、実施
例1−(1)と同様の反応を行ない、表題化合物を無色
油状物として35.6mg得た。
て):415 (2)化合物58の合成 上記(1)で得られた化合物53.5mgを用い、実施
例1−(1)と同様の反応を行ない、表題化合物を無色
油状物として35.6mg得た。
【0108】IR(neat,cm-1):2938,2
776,1611,1500,1344,1122,1
035 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H43N3O5+
H)+として): 計算値 562.3281 測定値 562.32571 H−NMR(300MHz,CDCl3+D2O,δp
pm):1.96+2.08(6H,s×2),1.9
9(1H,d,J=14.4Hz),2.25+2.2
6(6H,s×2),2.40(1H,d,J=14.
4Hz),2.77(1H,dd,J=10.6Hz,
13.6Hz),2.60−2.95(2H,m),
3.10(1H,dd,J=2.6Hz,13.6H
z),3.06−3.25(1H,m),3.48+
3.49(2H,s×2),3.72+3.75(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.87+3.92(3H,s×2),4.67−4.
75(1H,m),5.04(1H,d,J=10.9
Hz),5.22−5.26(1H,m),5.36
(1H,d,J=10.9Hz),6.41+6.47
(1H,s×2),6.66−6.73(2H,m),
6.79−6.89(2H,m),7.33−7.49
(4H,m) 以下の実施例59,60では、6,7−ジメトキシ−1
−(3−メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラ
ヒドロイソキノリン−8−オールを用い、それぞれ対応
するクロリド類、即ち、3−クロロメチル−N,N−ジ
メチルベンジルアミン塩酸塩、N−(3−クロロメチル
ベンジル)−N′−メチルピペラジン2塩酸塩を用い、
実施例55と同様の反応を行ない、化合物59,60を
合成した。 実施例59 化合物59 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1704,16
05,1497,1455,1341,1251,11
19,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28341 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24(6H,s),2.40−2.53+2.63
(1H,m+td,J=2.9Hz,14.6Hz),
2.76(1H,dd,J=10.3Hz,13.5H
z),2.75−2.92(1H,m),3.11(1
H,dd,J=3.2Hz,13.5Hz),3.24
+3.60(3H,s×2),3.28−3.45(1
H,m),3.45(2H,s),3.66+3.67
(3H,s×2),3.85+3.89(3H,s×
2),3.87(3H,s),4.19(1H,dd
d,J=2.9Hz,6.4Hz,13.2Hz),
5.05+5.07(1H,d×2,J=11.0H
z,J=11.0Hz),5.17+5.28(1H,
d×2,J=11.0Hz,J=11.0Hz),5.
30+5.62(1H,dd×2,J=3.2Hz,1
0.3Hz,J=3.2Hz,10.3Hz),6.4
1+6.45(1H,s×2),6.45−6.60
(2H,m),6.67(1H,dd,J=1.1H
z,8.1Hz),7.06(1H,t,J=8.1H
z),7.25−7.50(4H,m) 実施例60 化合物60 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2800,17
04,1605,1497,1458,1341,12
48,1164,1119,1014 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H43N3O6+
H)+として): 計算値 590.3230 測定値 590.32091 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.28(3H,s),2.33−2.60(8H,
m),2.50−2.70(1H,m),2.75(1
H,dd,J=10.1Hz,13.4Hz),2.7
5−2.91(1H,m),3.10(1H,dd,J
=3.6Hz,13.4Hz),3.24+3.60
(3H,s×2),3.25−3.46(1H,m),
3.53(2H,s),3.66+3.67(3H,s
×2),3.85+3.90(3H,s×2),3.8
7(3H,s),4.13−4.24(1H,m),
5.04+5.07(1H,d×2,J=11.1H
z,J=11.1Hz),5.15+5.26(1H,
d×2,J=11.1Hz,J=11.1Hz),5.
29+5.61(1H,dd×2,J=3.6Hz,1
0.1Hz,J=4.7Hz,8.2Hz),6.42
+6.45(1H,s×2),6.47−6.59(2
H,m),6.68(1H,d,J=8.2Hz,),
7.06(1H,t,J=8.2Hz),7.30−
7.50(4H,m) 実施例61 (1)6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキシベンジ
ル)−2−(N−メチルカルバモイル)−1,2,3,
4−テトラヒドロイソキノリン−8−オールの合成 6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(350mg,1.06ミリモル)をジクロロメタン
11mlに溶解し、アルゴン雰囲気下室温にてイソシア
ン酸メチル(69μl,1.17ミリモル)を加え3.
5時間撹拌した。溶媒を留去して得られた残渣をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル/クロロホルム:メタ
ノール=20:1)で精製し、目的化合物を無色粉末と
して410mg得た。
776,1611,1500,1344,1122,1
035 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H43N3O5+
H)+として): 計算値 562.3281 測定値 562.32571 H−NMR(300MHz,CDCl3+D2O,δp
pm):1.96+2.08(6H,s×2),1.9
9(1H,d,J=14.4Hz),2.25+2.2
6(6H,s×2),2.40(1H,d,J=14.
4Hz),2.77(1H,dd,J=10.6Hz,
13.6Hz),2.60−2.95(2H,m),
3.10(1H,dd,J=2.6Hz,13.6H
z),3.06−3.25(1H,m),3.48+
3.49(2H,s×2),3.72+3.75(3
H,s×2),3.86+3.88(3H,s×2),
3.87+3.92(3H,s×2),4.67−4.
75(1H,m),5.04(1H,d,J=10.9
Hz),5.22−5.26(1H,m),5.36
(1H,d,J=10.9Hz),6.41+6.47
(1H,s×2),6.66−6.73(2H,m),
6.79−6.89(2H,m),7.33−7.49
(4H,m) 以下の実施例59,60では、6,7−ジメトキシ−1
−(3−メトキシベンジル)−1,2,3,4−テトラ
ヒドロイソキノリン−8−オールを用い、それぞれ対応
するクロリド類、即ち、3−クロロメチル−N,N−ジ
メチルベンジルアミン塩酸塩、N−(3−クロロメチル
ベンジル)−N′−メチルピペラジン2塩酸塩を用い、
実施例55と同様の反応を行ない、化合物59,60を
合成した。 実施例59 化合物59 性状:淡黄色油状物 IR(neat,cm-1):2944,1704,16
05,1497,1455,1341,1251,11
19,1032 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28341 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24(6H,s),2.40−2.53+2.63
(1H,m+td,J=2.9Hz,14.6Hz),
2.76(1H,dd,J=10.3Hz,13.5H
z),2.75−2.92(1H,m),3.11(1
H,dd,J=3.2Hz,13.5Hz),3.24
+3.60(3H,s×2),3.28−3.45(1
H,m),3.45(2H,s),3.66+3.67
(3H,s×2),3.85+3.89(3H,s×
2),3.87(3H,s),4.19(1H,dd
d,J=2.9Hz,6.4Hz,13.2Hz),
5.05+5.07(1H,d×2,J=11.0H
z,J=11.0Hz),5.17+5.28(1H,
d×2,J=11.0Hz,J=11.0Hz),5.
30+5.62(1H,dd×2,J=3.2Hz,1
0.3Hz,J=3.2Hz,10.3Hz),6.4
1+6.45(1H,s×2),6.45−6.60
(2H,m),6.67(1H,dd,J=1.1H
z,8.1Hz),7.06(1H,t,J=8.1H
z),7.25−7.50(4H,m) 実施例60 化合物60 性状:無色油状物 IR(neat,cm-1):2944,2800,17
04,1605,1497,1458,1341,12
48,1164,1119,1014 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H43N3O6+
H)+として): 計算値 590.3230 測定値 590.32091 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.28(3H,s),2.33−2.60(8H,
m),2.50−2.70(1H,m),2.75(1
H,dd,J=10.1Hz,13.4Hz),2.7
5−2.91(1H,m),3.10(1H,dd,J
=3.6Hz,13.4Hz),3.24+3.60
(3H,s×2),3.25−3.46(1H,m),
3.53(2H,s),3.66+3.67(3H,s
×2),3.85+3.90(3H,s×2),3.8
7(3H,s),4.13−4.24(1H,m),
5.04+5.07(1H,d×2,J=11.1H
z,J=11.1Hz),5.15+5.26(1H,
d×2,J=11.1Hz,J=11.1Hz),5.
29+5.61(1H,dd×2,J=3.6Hz,1
0.1Hz,J=4.7Hz,8.2Hz),6.42
+6.45(1H,s×2),6.47−6.59(2
H,m),6.68(1H,d,J=8.2Hz,),
7.06(1H,t,J=8.2Hz),7.30−
7.50(4H,m) 実施例61 (1)6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキシベンジ
ル)−2−(N−メチルカルバモイル)−1,2,3,
4−テトラヒドロイソキノリン−8−オールの合成 6,7−ジメトキシ−1−(3−メトキシベンジル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オー
ル(350mg,1.06ミリモル)をジクロロメタン
11mlに溶解し、アルゴン雰囲気下室温にてイソシア
ン酸メチル(69μl,1.17ミリモル)を加え3.
5時間撹拌した。溶媒を留去して得られた残渣をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル/クロロホルム:メタ
ノール=20:1)で精製し、目的化合物を無色粉末と
して410mg得た。
【0109】融点:75−80℃ FAB−MS(m/z,(C21H26N2O5+H)+とし
て):387 (2)化合物61の合成 上記(1)で得られた化合物(57.2mg,0.14
8ミリモル)及び2−クロロメチルピリジン塩酸塩(3
2.0mg,0.195ミリモル)を用い、実施例1−
(1)と同様の反応を行ない、表題化合物を黄色油状物
として58.1mg得た。
て):387 (2)化合物61の合成 上記(1)で得られた化合物(57.2mg,0.14
8ミリモル)及び2−クロロメチルピリジン塩酸塩(3
2.0mg,0.195ミリモル)を用い、実施例1−
(1)と同様の反応を行ない、表題化合物を黄色油状物
として58.1mg得た。
【0110】IR(neat,cm-1):3376,2
938,1635,1608,1542,1497,1
461,1440,1374,1344,1260,1
194,1152,1122,1086,1044,1
005,759 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H31N3O5+
H)+として): 計算値 478.2342 測定値 478.23591 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.44(3H,d,J=4.7Hz),2.56−
2.68(1H,m),2.70−2.92(2H,
m),3.10(1H,dd,J=3.2Hz,13.
4Hz),3.24−3.36(1H,m),3.69
(3H,s),3.86(3H,s),3.90(3
H,s),4.03−4.10(1H,m),4.29
−4.37(1H,m),5.10−5.18(1H,
m),5.11(1H,d,J=12.0Hz),5.
41(1H,d,J=12.0Hz),6.46(1
H,s),6.52−6.60(2H,m),6.68
−6.71(1H,m),7.08(1H,t,J=
7.8Hz),7.25−7.31(1H,m),7.
53(1H,d,J=8.5Hz),7.76(1H,
t,J=8.5Hz),8.55−8.60(1H,
m) 以下の実施例62,63では、それぞれ3−クロロメチ
ルピリジン塩酸塩、4−クロロメチルピリジン塩酸塩を
用い、実施例61−(2)と同様の反応を行ない、化合
物62,63を合成した。実施例64〜67では、実施
例61−(1)で得られた化合物を用い、実施例22−
(1)と同様の反応を行なった後、それぞれ対応するア
ミン類、即ち、メチルアミン、ピペラジン、N−メチル
ピペラジン、モルホリンを用い、実施例22−(2)と
同様の反応を行ない、化合物64〜67を合成した。 実施例62 化合物62 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):3376,2944,16
35,1605,1584,1539,1497,14
70,1437,1374,1341,1263,12
21,1152,1122,1086,1029,75
6 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H31N3O5+
H)+として): 計算値 478.2342 測定値 478.23651 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.42(3H,d,J=4.9Hz),2.75−
2.92(1H,m),2.82(1H,dd,J=
9.7Hz,13.1Hz),3.07(1H,dd,
J=3.7Hz,13.1Hz),3.23−3.33
(1H,m),3.34−3.42(1H,m),3.
69(3H,s),3.86(3H,s),3.87
(3H,s),4.08−4.18(1H,m),4.
76−4.84(1H,m),5.12(1H,d,J
=11.6Hz),5.23(1H,d,J=11.6
Hz),6.47(1H,s),6.48−6.56
(2H,m),6.68−6.74(1H,m),7.
11(1H,t,J=8.1Hz),7.33(1H,
dd,J=4.9Hz,7.6Hz),7.77−7.
82(1H,m),8.58−8.64(1H,m),
8.71−8.77(1H,m) 実施例63 化合物63 性状:淡黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H31N3O5+
H)+として): 計算値 478.2342 測定値 478.23201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.47(3H,d,J=4.6Hz),2.50−
2.70(1H,m),2.78−2.95(2H,
m),3.08(1H,dd,J=4.1Hz,12.
2Hz),3.29−3.42(1H,m),3.49
−3.60(1H,m),3.66(3H,s),3.
78(3H,s),3.87(3H,s),3.94−
4.10(1H,m),5.01(1H,dd,J=
4.1Hz,8.7Hz),5.11(2H,s),
6.48(1H,s),6.50−6.70(2H,
m),6.66−6.76(1H,m),7.10(1
H,t,J=7.7Hz),7.41(2H,d,J=
5.4Hz),8.12−8.30(2H,m) 実施例64 化合物64 性状:淡黄色粉末 IR(KBr,cm-1):2944,1608,154
5,1497,1470,1260,1122,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H37N3O5+
H)+として): 計算値 520.2812 測定値 520.28041 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.46(3H,s),2.58(3H,d,J=4.
4Hz),2.50−2.64(1H,m),2.73
(1H,dd,J=9.5Hz,13.4Hz),2.
75−2.87(1H,m),2.98(1H,dd,
J=4.0Hz,13.4Hz),3.40−3.51
(1H,m),3.52−3.70(1H,m),3.
68(3H,s),3.86(3H,s),3.92
(3H,s),3.88(1H,d,J=12.1H
z),4.11(1H,d,J=12.1Hz),4.
94(1H,d,J=11.8Hz),5.41(1
H,d,J=11.8Hz),5.26−5.40(1
H,m),6.36(1H,d,J=7.7Hz),
6.40(1H,d,J=2.1Hz),6.42(1
H,s),6.68(1H,dd,J=2.1Hz,
7.7Hz),7.07(1H,t,J=7.7H
z),7.35(1H,d,J=7.6Hz),7.3
9(1H,t,J=7.6Hz),7.58(1H,
d,J=7.6Hz),7.61(1H,s) 実施例65 化合物65 性状:無色粉末 IR(KBr,cm-1):1635,1605,153
9,1497,1461,1341、1263,112
2,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H42N4O5+
H)+として): 計算値 575.3234 測定値 575.32441 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.33(3H,d,J=4.6Hz),2.38−
2.50(4H,m),2.56(1H,td,J=
4.0Hz,16.1Hz),2.74(1H,dd,
J=10.0Hz,13.3Hz),2.75−2.9
0(1H,m),2.85−2.97(4H,m),
3.11(1H,dd,J=2.8Hz,13.3H
z),3.16−3.30(1H,m),3.52(2
H,s),3.69(3H,s),3.87(3H,
s),3.91(3H,s),4.15−4.25(1
H,m),4.63(1H,dd,J=2.8Hz,1
0.0Hz),5.13(1H,d,J=11.2H
z),5.29(1H,d,J=11.2Hz),6.
44(1H,s),6.46(1H,d,J=7.7H
z),6.51(1H,d,J=2.4Hz),6.7
0(1H,dd,J=2.4Hz,7.7Hz),7.
07(1H,t,J=7.7Hz),7.25−7.4
5(4H,m) 実施例66 化合物66 性状:淡黄色粉末 IR(KBr,cm-1):1635,1605,153
9,1497,1461,1344,1260,112
2 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H44N4O5+
H)+として): 計算値 589.3390 測定値 589.33851 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.30(3H,s),2.33(3H,d,J=4.
6Hz),2.35−2.60(8H,m),2.57
(1H,td,J=3.6Hz,16.2Hz),2.
76(1H,dd,J=10.1Hz,13.3H
z),2.79−2.92(1H,m),3.12(1
H,dd,J=3.0Hz,13.3Hz),3.15
−3.30(1H,m),3.50(2H,s),3.
69(3H,s),3.87(3H,s),3.91
(3H,s),4.23−4.33(1H,m),4.
62(1H,dd,J=3.0Hz,10.1Hz),
5.11(1H,d,J=11.1Hz),5.29
(1H,d,J=11.1Hz),6.45(1H,
s),6.48(1H,d,J=7.5Hz),6.5
2(1H,d,J=2.5Hz),6.69(1H,d
d,J=2.5Hz,7.5Hz),7.07(1H,
t,J=7.5Hz),7.31−7.45(4H,
m) 実施例67 化合物67 性状:無色粉末 IR(KBr,cm-1):2944,1638,160
5,1536,1497,1458,1341、126
6,1119 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H41N3O6+
H)+として): 計算値 576.3074 測定値 576.30581 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.33(3H,d,J=4.6Hz),2.40(4
H,t,J=4.6Hz),2.57(1H,td,J
=3.4Hz,15.9Hz),2.76(1H,d
d,J=10.0Hz,13.3Hz),2.75−
2.90(1H,m),3.12(1H,dd,J=1
0.0Hz,13.3Hz),3.15−3.30(1
H,m),3.46(1H,d,J=13.4Hz),
3.50(1H,d,J=13.4Hz),3.66
(4H,t,J=4.6Hz),3.69(3H,
s),3.87(3H,s),3.90(3H,s),
4.20−4.32(1H,m),4.62(1H,d
d,J=2.8Hz,10.0Hz),5.12(1
H,d,J=11.2Hz),5.29(1H,d,J
=11.2Hz),6.45(1H,s),6.48
(1H,d,J=7.6Hz),6.53(1H,d,
J=2.2Hz),6.70(1H,dd,J=2.2
Hz,7.6Hz),7.07(1H,t,J=7.6
Hz),7.30−7.48(4H,m) 実施例68 化合物68の合成 実施例30−(2)で得られた化合物30(25.4m
g,0.0475ミリモル)をジクロロメタン0.6m
lに溶解し、室温にて4−ジメチルアミノピリジン
(5.8mg,0.047ミリモル)、無水酢酸(5.
3μl,0.056ミリモル)を加え2時間撹拌した。
溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラ
フィー(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホ
ルム:メタノール=10:1)にて精製し、表題化合物
を無色油状物として20.4mg得た。
938,1635,1608,1542,1497,1
461,1440,1374,1344,1260,1
194,1152,1122,1086,1044,1
005,759 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H31N3O5+
H)+として): 計算値 478.2342 測定値 478.23591 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.44(3H,d,J=4.7Hz),2.56−
2.68(1H,m),2.70−2.92(2H,
m),3.10(1H,dd,J=3.2Hz,13.
4Hz),3.24−3.36(1H,m),3.69
(3H,s),3.86(3H,s),3.90(3
H,s),4.03−4.10(1H,m),4.29
−4.37(1H,m),5.10−5.18(1H,
m),5.11(1H,d,J=12.0Hz),5.
41(1H,d,J=12.0Hz),6.46(1
H,s),6.52−6.60(2H,m),6.68
−6.71(1H,m),7.08(1H,t,J=
7.8Hz),7.25−7.31(1H,m),7.
53(1H,d,J=8.5Hz),7.76(1H,
t,J=8.5Hz),8.55−8.60(1H,
m) 以下の実施例62,63では、それぞれ3−クロロメチ
ルピリジン塩酸塩、4−クロロメチルピリジン塩酸塩を
用い、実施例61−(2)と同様の反応を行ない、化合
物62,63を合成した。実施例64〜67では、実施
例61−(1)で得られた化合物を用い、実施例22−
(1)と同様の反応を行なった後、それぞれ対応するア
ミン類、即ち、メチルアミン、ピペラジン、N−メチル
ピペラジン、モルホリンを用い、実施例22−(2)と
同様の反応を行ない、化合物64〜67を合成した。 実施例62 化合物62 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):3376,2944,16
35,1605,1584,1539,1497,14
70,1437,1374,1341,1263,12
21,1152,1122,1086,1029,75
6 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H31N3O5+
H)+として): 計算値 478.2342 測定値 478.23651 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.42(3H,d,J=4.9Hz),2.75−
2.92(1H,m),2.82(1H,dd,J=
9.7Hz,13.1Hz),3.07(1H,dd,
J=3.7Hz,13.1Hz),3.23−3.33
(1H,m),3.34−3.42(1H,m),3.
69(3H,s),3.86(3H,s),3.87
(3H,s),4.08−4.18(1H,m),4.
76−4.84(1H,m),5.12(1H,d,J
=11.6Hz),5.23(1H,d,J=11.6
Hz),6.47(1H,s),6.48−6.56
(2H,m),6.68−6.74(1H,m),7.
11(1H,t,J=8.1Hz),7.33(1H,
dd,J=4.9Hz,7.6Hz),7.77−7.
82(1H,m),8.58−8.64(1H,m),
8.71−8.77(1H,m) 実施例63 化合物63 性状:淡黄色油状物 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H31N3O5+
H)+として): 計算値 478.2342 測定値 478.23201 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.47(3H,d,J=4.6Hz),2.50−
2.70(1H,m),2.78−2.95(2H,
m),3.08(1H,dd,J=4.1Hz,12.
2Hz),3.29−3.42(1H,m),3.49
−3.60(1H,m),3.66(3H,s),3.
78(3H,s),3.87(3H,s),3.94−
4.10(1H,m),5.01(1H,dd,J=
4.1Hz,8.7Hz),5.11(2H,s),
6.48(1H,s),6.50−6.70(2H,
m),6.66−6.76(1H,m),7.10(1
H,t,J=7.7Hz),7.41(2H,d,J=
5.4Hz),8.12−8.30(2H,m) 実施例64 化合物64 性状:淡黄色粉末 IR(KBr,cm-1):2944,1608,154
5,1497,1470,1260,1122,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C30H37N3O5+
H)+として): 計算値 520.2812 測定値 520.28041 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.46(3H,s),2.58(3H,d,J=4.
4Hz),2.50−2.64(1H,m),2.73
(1H,dd,J=9.5Hz,13.4Hz),2.
75−2.87(1H,m),2.98(1H,dd,
J=4.0Hz,13.4Hz),3.40−3.51
(1H,m),3.52−3.70(1H,m),3.
68(3H,s),3.86(3H,s),3.92
(3H,s),3.88(1H,d,J=12.1H
z),4.11(1H,d,J=12.1Hz),4.
94(1H,d,J=11.8Hz),5.41(1
H,d,J=11.8Hz),5.26−5.40(1
H,m),6.36(1H,d,J=7.7Hz),
6.40(1H,d,J=2.1Hz),6.42(1
H,s),6.68(1H,dd,J=2.1Hz,
7.7Hz),7.07(1H,t,J=7.7H
z),7.35(1H,d,J=7.6Hz),7.3
9(1H,t,J=7.6Hz),7.58(1H,
d,J=7.6Hz),7.61(1H,s) 実施例65 化合物65 性状:無色粉末 IR(KBr,cm-1):1635,1605,153
9,1497,1461,1341、1263,112
2,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H42N4O5+
H)+として): 計算値 575.3234 測定値 575.32441 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.33(3H,d,J=4.6Hz),2.38−
2.50(4H,m),2.56(1H,td,J=
4.0Hz,16.1Hz),2.74(1H,dd,
J=10.0Hz,13.3Hz),2.75−2.9
0(1H,m),2.85−2.97(4H,m),
3.11(1H,dd,J=2.8Hz,13.3H
z),3.16−3.30(1H,m),3.52(2
H,s),3.69(3H,s),3.87(3H,
s),3.91(3H,s),4.15−4.25(1
H,m),4.63(1H,dd,J=2.8Hz,1
0.0Hz),5.13(1H,d,J=11.2H
z),5.29(1H,d,J=11.2Hz),6.
44(1H,s),6.46(1H,d,J=7.7H
z),6.51(1H,d,J=2.4Hz),6.7
0(1H,dd,J=2.4Hz,7.7Hz),7.
07(1H,t,J=7.7Hz),7.25−7.4
5(4H,m) 実施例66 化合物66 性状:淡黄色粉末 IR(KBr,cm-1):1635,1605,153
9,1497,1461,1344,1260,112
2 高分解能FAB−MS(m/z,(C34H44N4O5+
H)+として): 計算値 589.3390 測定値 589.33851 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.30(3H,s),2.33(3H,d,J=4.
6Hz),2.35−2.60(8H,m),2.57
(1H,td,J=3.6Hz,16.2Hz),2.
76(1H,dd,J=10.1Hz,13.3H
z),2.79−2.92(1H,m),3.12(1
H,dd,J=3.0Hz,13.3Hz),3.15
−3.30(1H,m),3.50(2H,s),3.
69(3H,s),3.87(3H,s),3.91
(3H,s),4.23−4.33(1H,m),4.
62(1H,dd,J=3.0Hz,10.1Hz),
5.11(1H,d,J=11.1Hz),5.29
(1H,d,J=11.1Hz),6.45(1H,
s),6.48(1H,d,J=7.5Hz),6.5
2(1H,d,J=2.5Hz),6.69(1H,d
d,J=2.5Hz,7.5Hz),7.07(1H,
t,J=7.5Hz),7.31−7.45(4H,
m) 実施例67 化合物67 性状:無色粉末 IR(KBr,cm-1):2944,1638,160
5,1536,1497,1458,1341、126
6,1119 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H41N3O6+
H)+として): 計算値 576.3074 測定値 576.30581 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.33(3H,d,J=4.6Hz),2.40(4
H,t,J=4.6Hz),2.57(1H,td,J
=3.4Hz,15.9Hz),2.76(1H,d
d,J=10.0Hz,13.3Hz),2.75−
2.90(1H,m),3.12(1H,dd,J=1
0.0Hz,13.3Hz),3.15−3.30(1
H,m),3.46(1H,d,J=13.4Hz),
3.50(1H,d,J=13.4Hz),3.66
(4H,t,J=4.6Hz),3.69(3H,
s),3.87(3H,s),3.90(3H,s),
4.20−4.32(1H,m),4.62(1H,d
d,J=2.8Hz,10.0Hz),5.12(1
H,d,J=11.2Hz),5.29(1H,d,J
=11.2Hz),6.45(1H,s),6.48
(1H,d,J=7.6Hz),6.53(1H,d,
J=2.2Hz),6.70(1H,dd,J=2.2
Hz,7.6Hz),7.07(1H,t,J=7.6
Hz),7.30−7.48(4H,m) 実施例68 化合物68の合成 実施例30−(2)で得られた化合物30(25.4m
g,0.0475ミリモル)をジクロロメタン0.6m
lに溶解し、室温にて4−ジメチルアミノピリジン
(5.8mg,0.047ミリモル)、無水酢酸(5.
3μl,0.056ミリモル)を加え2時間撹拌した。
溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラ
フィー(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホ
ルム:メタノール=10:1)にて精製し、表題化合物
を無色油状物として20.4mg得た。
【0111】IR(neat,cm-1):2944,2
820,2765,1755,1671,1614,1
515,1458,1371、1248,1122,1
032,838,785 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O7+
H)+として): 計算値 577.2914 測定値 577.29451 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.03+2.16(3H,s×2),2.24+2.
29(6H,s×2),2.64−2.96(2H,
m),2.74(1H,dd,J=10.5Hz,1
3.7Hz),3.02(1H,d,J=14.4H
z),3.07(1H,dd,J=2.0Hz,13.
7Hz),3.20(1H,dt,J=4.5Hz,1
2.5Hz),3.46+3.55(2H,s×2),
3.74+3.76(3H,s×2),3.85+3.
88(3H,s×2),3.86+3.93(3H,s
×2),4.17(1H,d,J=14.4Hz),
4.55+5.90(1H,dd×2,J=2.0H
z,10.5Hz,J=5.5Hz,7.3Hz),
4.67−4.77(1H,m),5.03+5.09
(1H,d×2,J=11.0Hz,J=11.0H
z),5.41(1H,d,J=11.0Hz),6.
39+6.45(1H,s×2),6.64−6.82
(4H,m),7.31−7.50(4H,m) 実施例69 化合物69の合成 実施例30−(2)で得られた化合物30(55.4m
g,0.104ミリモル)を用い実施例30−(2)と
同様の反応を行ない、表題化合物を無色油状物として2
1.8mg得た。
820,2765,1755,1671,1614,1
515,1458,1371、1248,1122,1
032,838,785 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O7+
H)+として): 計算値 577.2914 測定値 577.29451 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.03+2.16(3H,s×2),2.24+2.
29(6H,s×2),2.64−2.96(2H,
m),2.74(1H,dd,J=10.5Hz,1
3.7Hz),3.02(1H,d,J=14.4H
z),3.07(1H,dd,J=2.0Hz,13.
7Hz),3.20(1H,dt,J=4.5Hz,1
2.5Hz),3.46+3.55(2H,s×2),
3.74+3.76(3H,s×2),3.85+3.
88(3H,s×2),3.86+3.93(3H,s
×2),4.17(1H,d,J=14.4Hz),
4.55+5.90(1H,dd×2,J=2.0H
z,10.5Hz,J=5.5Hz,7.3Hz),
4.67−4.77(1H,m),5.03+5.09
(1H,d×2,J=11.0Hz,J=11.0H
z),5.41(1H,d,J=11.0Hz),6.
39+6.45(1H,s×2),6.64−6.82
(4H,m),7.31−7.50(4H,m) 実施例69 化合物69の合成 実施例30−(2)で得られた化合物30(55.4m
g,0.104ミリモル)を用い実施例30−(2)と
同様の反応を行ない、表題化合物を無色油状物として2
1.8mg得た。
【0112】IR(neat,cm-1):3412,2
944,2836,1755,1645,1611,1
515,1457,1240,1179,1122,1
080,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O8+
H)+として):5931 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.29(6H,s×2),2.43−2.
95(3H,m),2.74(1H,dd,J=10.
5Hz,13.9Hz),3.06(1H,dd,J=
2.3Hz,13.9Hz),3.11−3.29(1
H,m),3.16(1H,d,J=14.2Hz),
3.47(2H,s),3.76+3.77(3H,s
×2),3.86+3.88(3H,s×2),3.9
3+3.94(3H,s×2),4.08(1H,d,
J=14.2Hz),4.07−4.35(2H,
m),4.50+5.83(1H,dd×2,J=2.
3Hz,10.5Hz,J=5.7Hz,7.8H
z),4.60−4.71(1H,m),5.14+
5.16(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.39+5.40(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.39+6.
46(1H,s×2),6.63−6.71(4H,
m),7.29−7.48(4H,m) 実施例70 化合物70の合成 実施例47−(2)で得られた化合物47(19.5m
g,0.0329ミリモル)をメタノール0.5mlに
溶解し、アルゴン雰囲気下室温にて1N水酸化カリウム
水溶液(65μl)を加え4時間撹拌した。溶媒を留去
して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メ
ルク社製 シリカゲル60F254/クロロホルム:メタ
ノール=10:1)にて精製し、表題化合物を無色油状
物として14.5mg得た。
944,2836,1755,1645,1611,1
515,1457,1240,1179,1122,1
080,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C33H40N2O8+
H)+として):5931 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.24+2.29(6H,s×2),2.43−2.
95(3H,m),2.74(1H,dd,J=10.
5Hz,13.9Hz),3.06(1H,dd,J=
2.3Hz,13.9Hz),3.11−3.29(1
H,m),3.16(1H,d,J=14.2Hz),
3.47(2H,s),3.76+3.77(3H,s
×2),3.86+3.88(3H,s×2),3.9
3+3.94(3H,s×2),4.08(1H,d,
J=14.2Hz),4.07−4.35(2H,
m),4.50+5.83(1H,dd×2,J=2.
3Hz,10.5Hz,J=5.7Hz,7.8H
z),4.60−4.71(1H,m),5.14+
5.16(1H,d×2,J=11.2Hz,J=1
1.2Hz),5.39+5.40(1H,d×2,J
=11.2Hz,J=11.2Hz),6.39+6.
46(1H,s×2),6.63−6.71(4H,
m),7.29−7.48(4H,m) 実施例70 化合物70の合成 実施例47−(2)で得られた化合物47(19.5m
g,0.0329ミリモル)をメタノール0.5mlに
溶解し、アルゴン雰囲気下室温にて1N水酸化カリウム
水溶液(65μl)を加え4時間撹拌した。溶媒を留去
して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(メ
ルク社製 シリカゲル60F254/クロロホルム:メタ
ノール=10:1)にて精製し、表題化合物を無色油状
物として14.5mg得た。
【0113】IR(neat,cm-1):2938,2
820,1644,1515,1458,1434、1
248,1122,1089,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5S+
H)+として): 計算値 551.2579 測定値 551.25841 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.27+2.30(6H,s×2),2.28−2.
57(2H,m),2.59−2.98(3H,m),
3.01−3.39(3H,m),3.42−3.63
(2H,m),3.69+3.72(3H,s×2),
3.76+3.86(3H,s×2),3.89+3.
95(3H,s×2),4.57−4.71(1H,
m),4.71−4.86+5.96−5.97(1
H,m×2),4.93−5.11(1H,m),5.
33−5.51(1H,m),6.39+6.47(1
H,s×2),6.56−6.87(4H,m),7.
33−7.58(4H,m) 実施例71 化合物71の合成 参考例2で得られた中間体2(90.0mg,0.25
2ミリモル)及び3−ニトロベンジル=クロリド(5
6.1mg,0.327ミリモル)を用い、実施例1−
(1)と同様の反応を行ない表題化合物を黄色油状物と
して48.3mg得た。
820,1644,1515,1458,1434、1
248,1122,1089,1032,753 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O5S+
H)+として): 計算値 551.2579 測定値 551.25841 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.27+2.30(6H,s×2),2.28−2.
57(2H,m),2.59−2.98(3H,m),
3.01−3.39(3H,m),3.42−3.63
(2H,m),3.69+3.72(3H,s×2),
3.76+3.86(3H,s×2),3.89+3.
95(3H,s×2),4.57−4.71(1H,
m),4.71−4.86+5.96−5.97(1
H,m×2),4.93−5.11(1H,m),5.
33−5.51(1H,m),6.39+6.47(1
H,s×2),6.56−6.87(4H,m),7.
33−7.58(4H,m) 実施例71 化合物71の合成 参考例2で得られた中間体2(90.0mg,0.25
2ミリモル)及び3−ニトロベンジル=クロリド(5
6.1mg,0.327ミリモル)を用い、実施例1−
(1)と同様の反応を行ない表題化合物を黄色油状物と
して48.3mg得た。
【0114】FAB−MS(m/z,(C27H28N2O7
+H)+として):4931 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.60−3.00(2H,m),3.09(1H,d
d,J=2.7Hz,13.7Hz),3.14−3.
28(1H,m),3.45−3.53(1H,m),
3.69(3H,s),3.88(3H,s),3.8
9(3H,s),4.43(1H,ddd,J=2.5
Hz,6.3Hz,12.6Hz),4.55+5.7
1−5.77(1H,dd+m,J=2.7Hz,1
0.5Hz),5.19+5.25(1H,d×2,J
=12.0Hz,J=12.0Hz),5.39(1
H,d,J=12.0Hz),6.39+6.44(1
H,s×2),6.47−6.60(2H,m),6.
69−6.80(1H,m),7.08+7.12(1
H,t×2,J=7.7Hz,J=7.7Hz),7.
43+8.00(1H,s×2),7.58+7.60
(1H,t×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),
7.78−7.88(1H,m),8.19−8.30
(1H,m),8.36−8.42(1H,m) 実施例72 化合物72の合成 実施例71で得られた化合物71(48.0mg,0.
0975ミリモル)をエタノール2mlに溶解し、塩化
スズ(II)(93.2mg,0.492ミリモル)を
加え、窒素雰囲気下70℃にて1時間撹拌した。反応混
合物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム
で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒
を留去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィ
ー(メルク社製、シリカゲル60F254/クロロホル
ム:メタノール=20:1)で精製し、表題化合物を黄
色油状物として29.2mg得た。
+H)+として):4931 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.60−3.00(2H,m),3.09(1H,d
d,J=2.7Hz,13.7Hz),3.14−3.
28(1H,m),3.45−3.53(1H,m),
3.69(3H,s),3.88(3H,s),3.8
9(3H,s),4.43(1H,ddd,J=2.5
Hz,6.3Hz,12.6Hz),4.55+5.7
1−5.77(1H,dd+m,J=2.7Hz,1
0.5Hz),5.19+5.25(1H,d×2,J
=12.0Hz,J=12.0Hz),5.39(1
H,d,J=12.0Hz),6.39+6.44(1
H,s×2),6.47−6.60(2H,m),6.
69−6.80(1H,m),7.08+7.12(1
H,t×2,J=7.7Hz,J=7.7Hz),7.
43+8.00(1H,s×2),7.58+7.60
(1H,t×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz),
7.78−7.88(1H,m),8.19−8.30
(1H,m),8.36−8.42(1H,m) 実施例72 化合物72の合成 実施例71で得られた化合物71(48.0mg,0.
0975ミリモル)をエタノール2mlに溶解し、塩化
スズ(II)(93.2mg,0.492ミリモル)を
加え、窒素雰囲気下70℃にて1時間撹拌した。反応混
合物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム
で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒
を留去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィ
ー(メルク社製、シリカゲル60F254/クロロホル
ム:メタノール=20:1)で精製し、表題化合物を黄
色油状物として29.2mg得た。
【0115】IR(neat,cm-1):3370,2
938,1668,1605,1497,1458,1
437,1374,1344,1296,1266,1
236,1188,1155,1122,1083,1
032,1005,963,861,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H30N2O5+
H)+として): 計算値 463.2233 測定値 463.22701 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.71(1H,dd,J=11.0Hz,13.6H
z),2.62−2.92(2H,m),3.15(1
H,dd,J=2.4Hz,13.6Hz),3.10
−3.21(1H,m),3.69+3.73(3H,
s×2),3.85+3.88(3H,s×2),3.
89+3.93(3H,s×2),4.33−4.42
+5.85−5.90(2H,m×2),5.01+
5.02(1H,d×2,J=11.0Hz,J=1
1.0Hz),5.23+5.24(1H,d×2,J
=11.0Hz,J=11.0Hz),6.39+6.
46(1H,s×2),6.51−6.60(2H,
m),6.62−6.68(1H,m),6.69−
6.80(3H,m),7.07−7.20(2H,
m),7.22+7.97(1H,s×2) 実施例73 化合物73の合成 実施例24で得られた化合物24(20.0mg,0.
0355ミリモル)をアセトン2mlに溶解し、室温に
てオキソン(13.7mg,0.0223ミリモル)の
水溶液2mlを加え15時間撹拌した。反応混合物に水
を加えクロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄
層クロマトグラフィー(メルク社製,シリカゲル60F
254/クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製
し、表題化合物を無色油状物として14.3mg得た。
938,1668,1605,1497,1458,1
437,1374,1344,1296,1266,1
236,1188,1155,1122,1083,1
032,1005,963,861,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C27H30N2O5+
H)+として): 計算値 463.2233 測定値 463.22701 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.71(1H,dd,J=11.0Hz,13.6H
z),2.62−2.92(2H,m),3.15(1
H,dd,J=2.4Hz,13.6Hz),3.10
−3.21(1H,m),3.69+3.73(3H,
s×2),3.85+3.88(3H,s×2),3.
89+3.93(3H,s×2),4.33−4.42
+5.85−5.90(2H,m×2),5.01+
5.02(1H,d×2,J=11.0Hz,J=1
1.0Hz),5.23+5.24(1H,d×2,J
=11.0Hz,J=11.0Hz),6.39+6.
46(1H,s×2),6.51−6.60(2H,
m),6.62−6.68(1H,m),6.69−
6.80(3H,m),7.07−7.20(2H,
m),7.22+7.97(1H,s×2) 実施例73 化合物73の合成 実施例24で得られた化合物24(20.0mg,0.
0355ミリモル)をアセトン2mlに溶解し、室温に
てオキソン(13.7mg,0.0223ミリモル)の
水溶液2mlを加え15時間撹拌した。反応混合物に水
を加えクロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄
層クロマトグラフィー(メルク社製,シリカゲル60F
254/クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製
し、表題化合物を無色油状物として14.3mg得た。
【0116】IR(neat,cm-1):2938,2
830,1671,1605,1584,1497,1
458,1437,1368,1344,1269,1
236,1188,1155,1122,1083,1
056,1032,960,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O6S+
H)+として): 計算値 579.2529 測定値 579.25351 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.56−3.32(13H,m),3.53(2H,
s),3.67+3.71(3H,s×2),3.86
+3.88(3H,s×2),3.93(3H,s),
4.29−4.42+5.72−5.78(2H,m×
2),5.12+5.16(1H,d×2,J=11.
4Hz,J=11.4Hz),5.28+5.32(1
H,d×2,J=11.4Hz,J=11.4Hz),
6.40−6.54(3H,m),6.66−6.73
(1H,m),7.05+7.10(1H,t×2,J
=7.9Hz,J=7.9Hz),7.19−7.53
(4H,m),7.35−7.97(1H,s×2) 実施例74 (1)化合物1の(−)光学活性体の合成 参考例11−(1)で得られた(−)−6,7−ジメト
キシ−1−(4−メトキシベンジル)−1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリン−8−オールを用い、参考
例1及び実施例1−(1)と同様の反応を行ない、表題
化合物を無色油状物として得た。
830,1671,1605,1584,1497,1
458,1437,1368,1344,1269,1
236,1188,1155,1122,1083,1
056,1032,960,753,699 高分解能FAB−MS(m/z,(C32H38N2O6S+
H)+として): 計算値 579.2529 測定値 579.25351 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.56−3.32(13H,m),3.53(2H,
s),3.67+3.71(3H,s×2),3.86
+3.88(3H,s×2),3.93(3H,s),
4.29−4.42+5.72−5.78(2H,m×
2),5.12+5.16(1H,d×2,J=11.
4Hz,J=11.4Hz),5.28+5.32(1
H,d×2,J=11.4Hz,J=11.4Hz),
6.40−6.54(3H,m),6.66−6.73
(1H,m),7.05+7.10(1H,t×2,J
=7.9Hz,J=7.9Hz),7.19−7.53
(4H,m),7.35−7.97(1H,s×2) 実施例74 (1)化合物1の(−)光学活性体の合成 参考例11−(1)で得られた(−)−6,7−ジメト
キシ−1−(4−メトキシベンジル)−1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリン−8−オールを用い、参考
例1及び実施例1−(1)と同様の反応を行ない、表題
化合物を無色油状物として得た。
【0117】旋光度:[α]25 D=−83.0°(C=
0.684,クロロホルム) (2)化合物1の(+)光学活性体の合成 参考例11−(2)で得られた(+)−6,7−ジメト
キシ−1−(4−メトキシベンジル)−1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリン−8−オールを用い、参考
例1及び実施例1−(1)と同様の反応を行ない、表題
化合物を無色油状物として得た。
0.684,クロロホルム) (2)化合物1の(+)光学活性体の合成 参考例11−(2)で得られた(+)−6,7−ジメト
キシ−1−(4−メトキシベンジル)−1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリン−8−オールを用い、参考
例1及び実施例1−(1)と同様の反応を行ない、表題
化合物を無色油状物として得た。
【0118】旋光度:[α]25 D=+82.1°(C=
0.702,クロロホルム) 以下の実施例75では、実施例4で得られた化合物4を
用い、実施例30と同様の反応を行って化合物75を合
成した。 実施例75 化合物75 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):2932,2854,27
76,1650,1611,1584,1518,15
00,1461,1401,1374,1344,13
05,1248,1179,1122,1083,10
32,831 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28261 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.27+2.28(6H,s×2),2.37−2.
60(1H,m),2.67(1H,d,J=15.0
Hz),2.73(1H,dd,J=10.5Hz,1
3.7Hz),2.79−2.98(1H,m),3.
05(1H,dd,J=2.5Hz,13.7Hz),
3.18−3.36(1H,m),3.42(1H,
d,J=15.0Hz),3.49(2H,s),3.
74+3.75(3H,s×2),3.86+3.88
(3H,s×2),3.93(3H,s),4.34
(1H,dd+m,J=2.5Hz,10.5Hz),
4.65−4.74(1H,m),5.06+5.07
(1H,d×2,J=10.9Hz,J=10.9H
z),5.16+5.38(1H,d×2,J=10.
9Hz,J=10.9Hz),6.40+6.45(1
H,s×2),6.69+6.70(2H,d×2,J
=8.6Hz,J=8.6Hz),6.77+6.79
(2H,d×2,J=8.6Hz,J=8.6Hz),
7.32−7.55(4H,m)
0.702,クロロホルム) 以下の実施例75では、実施例4で得られた化合物4を
用い、実施例30と同様の反応を行って化合物75を合
成した。 実施例75 化合物75 性状:黄色油状物 IR(neat,cm-1):2932,2854,27
76,1650,1611,1584,1518,15
00,1461,1401,1374,1344,13
05,1248,1179,1122,1083,10
32,831 高分解能FAB−MS(m/z,(C31H38N2O6+
H)+として): 計算値 535.2808 測定値 535.28261 H−NMR(300MHz,CDCl3,δppm):
2.27+2.28(6H,s×2),2.37−2.
60(1H,m),2.67(1H,d,J=15.0
Hz),2.73(1H,dd,J=10.5Hz,1
3.7Hz),2.79−2.98(1H,m),3.
05(1H,dd,J=2.5Hz,13.7Hz),
3.18−3.36(1H,m),3.42(1H,
d,J=15.0Hz),3.49(2H,s),3.
74+3.75(3H,s×2),3.86+3.88
(3H,s×2),3.93(3H,s),4.34
(1H,dd+m,J=2.5Hz,10.5Hz),
4.65−4.74(1H,m),5.06+5.07
(1H,d×2,J=10.9Hz,J=10.9H
z),5.16+5.38(1H,d×2,J=10.
9Hz,J=10.9Hz),6.40+6.45(1
H,s×2),6.69+6.70(2H,d×2,J
=8.6Hz,J=8.6Hz),6.77+6.79
(2H,d×2,J=8.6Hz,J=8.6Hz),
7.32−7.55(4H,m)
【0119】
【発明の効果】本発明化合物又はその医薬上許容される
塩は抗不整脈作用及び徐脈作用を有し、医薬の分野、特
に不整脈、心筋梗塞及び狭心症の治療剤としての利用が
期待される。
塩は抗不整脈作用及び徐脈作用を有し、医薬の分野、特
に不整脈、心筋梗塞及び狭心症の治療剤としての利用が
期待される。
【0120】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 401/06 8829−4C 401/12 8829−4C 491/056 7019−4C //(C07D 401/06 213:00 6701−4C 217:00) 6701−4C (C07D 401/06 207:00 7019−4C 217:00) 6701−4C (C07D 401/12 213:00 6701−4C 217:00) 6701−4C (72)発明者 矢野 光夫 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬有 製薬株式会社中央研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1及びR2はそれぞれ独立して低級アルキル基
を示すか又は、共に一緒になってメチレン基を示し;X
1は低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素数1〜5
個の2価のアルキレン鎖を示し(該アルキレン鎖を構成
する任意の1個のメチレン基はオキシ基、チオ基、スル
フィニル基、スルホニル基又は、式:−NR6−(式
中、R6は水素原子又は低級アルキル基を示す)で表さ
れる基よりなる群から選ばれる1個の基で置換されてい
てもよい。但し該メチレン基はイソキノリン環8位の酸
素原子に隣接するメチレン基以外のメチレン基であ
る)、X2は低級アルキル基を鎖上に有してもよい炭素
数1〜4個の2価のアルキレン鎖を示し;R3及びR
4は、それぞれ独立して、アリール基又はヘテロアリー
ル基(該アリール基及びヘテロアリール基は、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、メチレンジオキシ基、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、水酸基、シアノ基、低級アルコキ
シカルボニル基、低級アルカノイル基、アミノ基、N−
モノ低級アルキルアミノ基、N,N−ジ低級アルキルア
ミノ基、カルバモイル基、N−モノ低級アルキルカルバ
モイル基、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル基、ア
ミノ低級アルキル基、N−モノ低級アルキルアミノ低級
アルキル基、N,N−ジ低級アルキルアミノ低級アルキ
ル基、N−(ヒドロキシ低級アルキル)アミノ低級アル
キル基、N−低級アルキル−N−(ヒドロキシ低級アル
キル)アミノ低級アルキル基、N,N−ジ(ヒドロキシ
低級アルキル)アミノ低級アルキル基、N−(低級アル
コキシ低級アルキル)アミノ低級アルキル基、N−低級
アルキル−N−(低級アルコキシ低級アルキル)アミノ
低級アルキル基、N,N−ジ(低級アルコキシ低級アル
キル)アミノ低級アルキル基及び含窒素飽和複素環低級
アルキル基よりなる群から選ばれる1〜3個の同一又は
異なる置換基を有していてもよい)を示し;R5は、低
級アルコキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル
基、式: 【化2】 (式中、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素原子又
は、水酸基及び低級アルコキシ基よりなる群から選ばれ
る1〜2個の同一又は異なる置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示すか、或は、隣接する窒素原子と共
に一緒になって含窒素飽和複素環基を示し、Xは酸素原
子又は硫黄原子を示す)で表される基、又は低級アルカ
ノイル基(該低級アルカノイル基は、低級アルキルスル
フィニル基、式:R9S−(式中、R9は水素原子、低級
アルキル基、低級アルカノイル基、カルバモイル基、N
−モノ低級アルキルカルバモイル基、N,N−ジ低級ア
ルキルカルバモイル基又は低級アルコキシカルボニル基
を示す)で表される基、式:R10O−(式中、R10は水
素原子、低級アルキル基、又は水酸基で置換されていて
もよい低級アルカノイル基を示す)で表される基及び
式: 【化3】 (式中、R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子、低
級アルキル基、低級アルカノイル基を示すか、或は両者
が一緒になって隣接する窒素原子と共に炭素数3〜6個
の5〜7員の含窒素飽和複素環を形成していてもよく、
このとき環を形成する上記窒素原子に隣接しない1個の
メチレン基はオキシ基又はチオ基に置換されていてもよ
く、更に上記窒素原子に隣接する1個のメチレン基はカ
ルボニル基に置換されていてもよい)で表される基より
なる群から選ばれる1〜2個の同一又は異なる置換基で
置換されていてもよい)を示す]で表される化合物又は
その医薬上許容される塩。 - 【請求項2】R1及びR2がそれぞれ独立して低級アルキ
ル基であるか又は、共に一緒になってメチレン基であ
り;R4がベンゼン環上の任意の1〜3個の水素原子が
低級アルコキシ基及びメチレンジオキシ基よりなる群か
ら選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフ
ェニル基であるか又は、ピリジル基であり;X2がCH2
又はCH2CH2であり;R3が式: 【化4】 (式中、R13は水素原子又は低級アルコキシ基を示し、
R14はアミノ基、N−モノ低級アルキルアミノ基、N,
N−ジ低級アルキルアミノ基を示すか又は式: 【化5】 (式中、R15、R16はそれぞれ独立して水素原子、上記
窒素原子に隣接しない炭素原子上の水素原子が水酸基又
は低級アルコキシ基で置換されていてもよい低級アルキ
ル基を示すか、或はR15、R16の両者が結合して隣接す
る窒素原子と一緒になって炭素数3〜6個の5〜7員環
の含窒素飽和複素環を形成していてもよく、このとき環
を形成する上記窒素原子に隣接しない任意の1個のメチ
レン基はオキシ基、チオ基、スルフィニル基、スルホニ
ル基、又は式:−NR17−(式中、R17は水素原子又は
低級アルキル基を示す)で表される基よりなる群から選
ばれる1個の基で置換されていてもよい)で表される基
を示す)で表される基であるか又は、ピリジン環上の1
〜2個の水素原子が低級アルコキシ基、N,N−ジ低級
アルキルアミノメチル基よりなる群から選ばれる1〜2
個の置換基で置換されていてもよいピリジル基であり他
は請求項1と同様である請求項1記載の化合物又はその
医薬上許容される塩。 - 【請求項3】請求項1記載の一般式[I]で表される化
合物又はその医薬上許容される塩を含有することを特徴
とする不整脈、心筋梗塞又は狭心症の治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6926892A JPH0570436A (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-18 | イソキノリン誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-55915 | 1991-02-27 | ||
JP5591591 | 1991-02-27 | ||
JP6926892A JPH0570436A (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-18 | イソキノリン誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570436A true JPH0570436A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=26396811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6926892A Pending JPH0570436A (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-18 | イソキノリン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0570436A (ja) |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP6926892A patent/JPH0570436A/ja active Pending
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