JPH0570418U - 連続蒸きよう、冷却装置 - Google Patents

連続蒸きよう、冷却装置

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JPH0570418U
JPH0570418U JP071055U JP7105592U JPH0570418U JP H0570418 U JPH0570418 U JP H0570418U JP 071055 U JP071055 U JP 071055U JP 7105592 U JP7105592 U JP 7105592U JP H0570418 U JPH0570418 U JP H0570418U
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steaming
steam
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temperature
steam supply
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Application number
JP071055U
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English (en)
Inventor
和鬼夫 荒木
Original Assignee
永田醸造機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀類の蒸きよう、冷却に際し、蒸気を有効か
つ効果的に利用すると共に同一装置内で冷却処理する装
置において、蒸きよう時、供給蒸気の適切な温度、水分
の調整ならびに一旦蒸きようの用に供した蒸気の再利用
に関する。 【構成】 通気性を有するネツトコンベア3上に蒸きよ
う資料を堆積し、その下方に複数個の蒸気供給室8a〜
8fを形成し、資料が投入口から出口に移行する間に前
記蒸気供給室8a〜8fの後段側に新規蒸気を供給して
後段の蒸きよう作業を行ない、その後段側蒸きよう終了
後の余剰蒸気を前段の蒸きように供する課程において、
蒸気を前段蒸きように適する温度に加熱し、前段の蒸き
よう作業を行ない、一方前段、後段の蒸きよう作業を完
了した蒸米は出口附近に配設されたネツトコンベア3下
方の半密閉室内17の空気吸引によつて所定温度に迅速
に冷却し、もつて蒸気の節約、蒸米中の脂肪酸の除去並
びに蒸米を軽く、かつ弾力性ある蒸し上りとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は穀類の蒸きよう、冷却に際し、蒸気を有効かつ効果的に利用すると 共に同一装置内で冷却処理する装置において、蒸きよう時、供給蒸気の適切な温 度、水分の調整ならびに一旦蒸きようの用に供した蒸気の再利用に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
この種装置に関しては、従来例えば特開昭55−136014号公報又は特開 昭58−4515号公報が存在している。 これらのうち、特開昭55−136014号公報には穀類を輸送するコンベア に沿つて蒸煮部を設けるとともに、前記蒸煮部へ蒸気を供給する給蒸部を設け、 前記給蒸部には気水分離装置を設け、さらに前記コンベアの下側に適数の加熱パ イプを設けた装置が示されている。
【0003】 また前記特開昭58−4515号公報には、食品積載部とその下方に設けた蒸 気供給部とを有する蒸し装置を装備した蒸気による食品加工装置において、前記 食品積載部の下方に吸気部を設け、この吸気部に通じる吸気管を前記蒸し装置の 蒸気エジエクタに結合した装置が記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこれら従来の技術においては、前段と後段等蒸煮部ごとに異なる条件 で蒸煮を行なう連続蒸きよう装置全体の構成については何ら開示されていないが 、これこそがこの考案において解決を要する課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの考案は、通気性を有するネツトコンベア上に蒸きよう資料を堆積 し、その下方に複数個の蒸気供給室を形成し、資料が投入口から出口に移行する 間に前記蒸気供給室の後段側に新規蒸気を供給して後段の蒸きよう作業を行ない 、その後段側蒸きよう終了後の余剰蒸気を前段の蒸きように供する課程において 、蒸気を前段蒸きように適する温度に加熱し、前段の蒸きよう作業を行ない、一 方前段、後段の蒸きよう作業を完了した蒸米は出口附近に配設されたネツトコン ベア下方の半密閉室内の空気吸引によつて所定温度に迅速に冷却し、もつて蒸気 の節約、蒸米中の脂肪酸の除去並びに蒸米を軽く、かつ弾力性ある蒸し上りとす ることを特徴とする連続蒸きよう、冷却装置を提案するものである。
【0006】
【作用】
この考案は、上記構成において、多段式蒸米機に供給すべき新規蒸気を、蒸き ように最適な温度102〜105゜Cに加熱すると共に、後段蒸しに供した蒸き よう終了後の95〜97゜Cの余剰蒸気を前段蒸きように供する場合、その供給 課程或いは蒸気供給室内において熱交換器により温度、水分の調整を行なつた後 、前段の蒸きよう作業を行ない、続いて蒸気完了後の蒸米は、冷却処理を行なわ せ、弾力ある軽い蒸米とし、併わせて省エネルギを計ろうとするものである。
【0007】 例えば酒造用蒸米において、蒸きようの後段側に新規蒸気を供給して後段の蒸 きよう作業を行なわせ、その余剰蒸気95〜97゜Cの飽和蒸気を直接前段蒸し に供給すると、蒸気は蒸米に接触してドレン化し、吸収されることは必定である 。かような状況下においては、蒸気の通過抵抗が高く、蒸米は当然過剰な水分を 吸収して重い蒸米となる。
【0008】 蒸気の再熱利用は、このような欠陥を克服するために後段蒸きよう作業に供し た95〜97゜Cを有する余剰蒸気を前段蒸きよう作業に供給する導入管の課程 或いは前段の蒸気供給室内において、他の熱源により前段蒸しに最適な温度に加 熱し、蒸しの硬軟を調整しつつ、前段の蒸きよう作業の完璧を期し弾力ある軽い 蒸し上りを達成させ続いて、冷却工程で目的の品温に冷却処理するのである。
【0009】 蒸米は原料の産地及び品種によつて含有水分、性状等を起因として蒸しの条件 を異にするため、その条件に応じ後段側に供給する蒸気を適切な温度に調整して 、後段側に供給し、蒸きよう終了後の95〜97゜Cの余剰蒸気を加熱機によつ て任意適切の温度に加熱して前段蒸きように供給し、蒸気の再利用における経済 性を高めるほか、弾力ある軽い蒸し上りの達成にも効果をあげるものである。 また資料の蒸きようの条件、蒸気の温度如何によつては、新規供給側の蒸気加 熱機を省略して蒸きようすることもできる。
【0010】 蒸きよう完了後は、出口附近に配設されたネツトコンベア−下方の半密閉室の 空気吸引によつて、堆積された蒸きよう資料に冷気を通気し、個々の米粒と熱交 換して迅速、均等に所定温度に冷却するのである。 上記したような同一機内での蒸きよう、冷却の処理の適用は、従来の竪型蒸米 機の場合にはその構造上不可能であり、別にあらためて冷却装置を必要とするの である。
【0011】
【実施例】
蒸気を前段蒸きように適切な温度に加熱する手段として、図1は後段蒸きよう 終了後の余剰蒸気を導入管を介して前段の蒸気供給室に導く課程で行なう場合で 、図2の図中19a〜19cは前記加熱手段を前段の蒸気供給室で行なう場合を 示すものであるが、その他の構成は図1と同様であるので、以下主として図1に よつてこの考案を詳細に説明することとする。
【0012】 図1において、機体1の両端部に支承される一対のロ−ラ2,2間に無端帯状 のネツトコンベア3が装架され、供給蒸気は熱交換機5の導管4から供給される 他の熱源によつて、蒸きように適する温度として導入管6から室内に導入し、そ れぞれバルブ7で供給量を調整されて蒸気供給室8a〜8fに至り、通気性を有 する前記ネツトコンベア3上の蒸きよう資料の堆積層9を通過し、後段の蒸きよ う作業を行なう。
【0013】 後段の蒸きよう作業完了後の余剰蒸気は、本機上部に設けられた吸引フアン1 0により吸引される。この吸引フアン10により吸引された95〜97゜Cの蒸 気は導入管11を介して熱交換機12に至り、導管13を経て他の熱源、例えば 蒸気或いは電気等の加熱源により蒸気と熱交換して、適切な蒸気温度に調整され 、蒸気供給室8a〜8cに導入されて蒸きよう資料の前段の蒸きよう作業に供さ れる。
【0014】 或いは図2に示すように吸引フアン10により吸引された蒸気を導入管11を 介して前段の蒸気供給室8a〜8cに導入し、これら蒸気供給室8a〜8c内に 設けられた他の熱源による加熱体19a〜19cによつて、前段蒸きように適す る温度とし、蒸きよう作業に供給する。
【0015】 前段の蒸きよう作業完了後の余剰蒸気は吸引フアン14に吸引され、機外に放 出されるのである。なお15,16は蒸気漏洩防止用の仕切りで、11’は供給 蒸気の調整バルブであり、蒸気供給室8a,8b,8cに対する新規蒸気供給配 管は、必要に応じ、前記バルブ7の操作によつて後段蒸きよう或いは蒸きよう作 業開始時用として使用するものである。
【0016】 蒸きよう完了後、資料は出口付近に至り、ネツトコンベア3の下方に設けられ た半密閉室17内の空気を排風機18で吸引排出させ、冷気の資料内の通気によ つて、米粒との熱交換により所定温度に迅速均一に冷却され、資料は機外に排出 される。資料の品温は排風機18の排風量によつて、任意自在に調整できる。
【0017】
【考案の効果】
上記したようにこの考案は、蒸気の多段利用の蒸きよう装置で後段蒸しに供し た蒸きよう終了後の未だ95〜97゜C有している余剰蒸気を、前段の蒸きよう に供する課程において、蒸気を前段蒸きように適する温度に加熱し、前段蒸きよ う作業を行ない、一方前段、後段の蒸きよう作業を完了した蒸米は、出口付近に 配設されたネツトコンベア下方の半密閉室内の空気吸引によつて所定温度に迅速 に冷却し、もつて蒸気の節約、蒸米中の脂肪酸の除去並びに蒸米を軽くかつ弾力 性のある蒸し上りとすることを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の装置の一実施例の構成図である。
【図2】この考案の装置の他の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 機体 2 ロ−ラ 3 ネツトコンベア 6 導入管 8a〜8f 蒸気供給室 9 堆積層 10,14 吸引フアン 17 半密閉室 18 排風機

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有するネツトコンベア上に蒸き
    よう資料を堆積し、その下方に複数個の蒸気供給室を形
    成し、資料が投入口から出口に移行する間に前記蒸気供
    給室の後段側に新規蒸気を供給して後段の蒸きよう作業
    を行ない、その後段側蒸きよう終了後の余剰蒸気を前段
    の蒸きように供する課程において、蒸気を前段蒸きよう
    に適する温度に加熱し、前段の蒸きよう作業を行ない、
    一方前段、後段の蒸きよう作業を完了した蒸米は出口附
    近に配設されたネツトコンベア下方の半密閉室内の空気
    吸引によつて所定温度に迅速に冷却し、もつて蒸気の節
    約、蒸米中の脂肪酸の除去並びに蒸米を軽く、かつ弾力
    性ある蒸し上りとすることを特徴とする連続蒸きよう、
    冷却装置。
  2. 【請求項2】 新規蒸気として供給すべき蒸気の温度
    を、蒸きように適する蒸気温度に加熱して供給すること
    を特徴とする請求項1記載の連続蒸きよう、冷却装置。
  3. 【請求項3】 後段側蒸きよう終了後の余剰蒸気を、導
    入管を介して前段の蒸気供給室に導く課程において、他
    の熱源により前記蒸きように適する蒸気温度に加熱し蒸
    きようすることを特徴とする請求項1記載の連続蒸きよ
    う、冷却装置。
  4. 【請求項4】 後段側蒸きよう終了後の余剰蒸気を、前
    段側の蒸気供給室に導入し、これら蒸気供給室上部に設
    けられた他の熱源による加熱体によつて、蒸きように適
    切な蒸気温度に加熱し、蒸きようすることを特徴とする
    請求項1記載の連続蒸きよう、冷却装置。
JP071055U 1992-09-18 1992-09-18 連続蒸きよう、冷却装置 Pending JPH0570418U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107338158A (zh) * 2017-08-22 2017-11-10 泸州老窖集团有限责任公司 蒸粮装置以及蒸粮方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55136014A (en) * 1979-04-12 1980-10-23 Nakagawa Seisakusho Co Continuous cooking apparatus
JPS584515A (ja) * 1981-07-02 1983-01-11 アデカエンジニアリング株式会社 蒸気によるめん類加工装置

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