JPH057033U - バインダーの車輪の上下調節構造 - Google Patents

バインダーの車輪の上下調節構造

Info

Publication number
JPH057033U
JPH057033U JP6462291U JP6462291U JPH057033U JP H057033 U JPH057033 U JP H057033U JP 6462291 U JP6462291 U JP 6462291U JP 6462291 U JP6462291 U JP 6462291U JP H057033 U JPH057033 U JP H057033U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever member
body frame
axle
binder
displacement link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6462291U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 谷
勝 鈴木
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイレイ工業株式会社 filed Critical セイレイ工業株式会社
Priority to JP6462291U priority Critical patent/JPH057033U/ja
Publication of JPH057033U publication Critical patent/JPH057033U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バインダーの機体フレームに枢着したレバー
部材を前後に傾動するだけで、車輪の上下動が容易に行
われるようにする。 【構成】 レバー部材11をその下端上方の所定位置で機
体フレーム7に枢支し、またレバー部材11の下端と、車
軸17を貫装したチェンケース9先端とを変位リンク14を
介して連結し、かつ、レバー部材11の下端と変位リンク
14との枢着部15がレバー部材11の前傾時、及び後傾時に
それぞれ機体フレーム7に当接して係止されると共に、
レバー部材11と変位リンク14とが直線状態で保持される
ように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バインダーの車輪を上下方向に変位する調節構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
刈取機の機体フレームと、車軸を貫装したチェンケース先端部との間にダンパ スプリングを介装し、かつ、チェンケースを所望の傾斜角度でミッションケース にロックピンにより係合させて、走行部を前処理部に対し所望の高さに調節でき るようにした技術(実公昭61−7534号公報参照)や、機体フレームに固設した調 節板の長孔に、ミッションケース側に設けた調節ボルトを任意位置で締付固定し て、走行部の高さ調節を行うようにした技術(実公平1−42440 号公報参照)が 開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術は重い機体を支えるために大形のダンパスプリングを 設けたり、調節ボルトにより締付固定して高さ調節を行なわなければならず、構 造が大形化、或いは複雑化すると云う問題がある。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、操作レバーとリンクとを連結し ただけの、構造が簡単なバインダーの車輪を上下方向に調節する構造を提供する ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、図1〜図5に示すように、レバー部材11をその下端部の上位の所定 の位置で機体フレーム7に枢支し、また車軸17を貫装したチェンケース9の先端 と上記レバー部材11の下端とを変位リンク14を介して連結し、且つ、レバー部材 11の下端と変位リンク14との枢着部15がレバー部材11の前傾時、及び後傾時にそ れぞれ上記機体フレーム7に当接して係止されるようにすると共に、レバー部材 11と変位リンク14とが直線状態に保持されるように構成されたことを、その要旨 とする。
【0005】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基ずいて詳述する。 図1はバインダーの全体側面図、図2は本考案の要部を示す側面図、図3は図 2のIII −III 視図、図4、及び図5は本考案の他の作動状態を示す側面図であ る。 図中符号1はバインダーで、前方より順に前処理部2、結束部3、走行部4、 駆動機構部5、及び操作部6を有しており、これらを機体フレーム7に一体装備 している。 上記駆動機構部5には、ミッションケース8が連結されており、更に、ミッシ ョンケース8にはチェンケース9が後端部のカウンタ軸10を軸芯として上下に回 動できるように取り付けられている。 一方、機体フレーム7には、レバー部材11がその下端部の上位の所定の位置で 枢支されている。 即ち、図2以降に示すように、レバー部材11は操作レバー11a とレバーリンク11 b とを2本のボルト11c により接続したもので、レバーリンク11b の所定の位置 に枢支孔が穿けられていて、この枢支孔と機体フレーム7に設けたブラケット12 に穿けられた枢支孔とにピン13を挿通することによって、機体フレーム7に枢支 されている。 また、レバー部材11の下端、つまりレバーリンク11b の下端とチェンケース9 の先端のブラケット9aとの間に変位リンク14が枢着ボルト15、16により連結され ている。この枢着ボルト15は、図3に示すように先端部15a が内方に突出してい て、機体フレーム7の下縁に当接するようになっている。 上記チエンケース9の前端部には車軸17が貫装されていて、これに車輪21が取り 付けられている。
【0006】 続いて、上記の如く構成したバインダーの車輪を上下方向に調節する操作を説 明する。 先ず、作業者がレバー部材11、即ち操作レバー11a を後方に引いてピン13周りに 回動させて、これを後傾させる。 すると、枢着ボルト15がピン13を中心にして前方に向かって移行し、やがて機体 フレーム7の下縁に当接して係支される。 つまり、図2に示すように、レバー部材11の後傾時には、前処理部2に対する車 輪21の相対的高さは、機体フレーム7の下縁と車軸17との間隔D1で示され、後述 する他の2段階の高さ調節に対し、中間的高さとなる。 次に、図4に示すようにレバー部材11を起こし、レバー部材11と変位リンク14 とを直線状態に保持する。これらには直線方向に荷重が作用するため、その直線 状態は保持されるが、これを確実にするため機体フレーム7とレバー部材11との 間にディテント18を介装してもよい。このとき機体フレーム7と車軸17との間隔 はD2となる。 更に、図5に示すようにレバー部材11を前傾させると、枢着ボルト15は後方に向 かって移行し、やがて機体フレーム7の下縁に当接して係支され、機体フレーム 7と車軸17との間隔はD3となる。 従って、機体フレーム7と車軸17との間隔はD2>D1>D3の関係となる。この間 隔が大きい程走行部4の前処理部2に体する相対的高さは低くなるので、走行部 4の高さは、図4に示す場合(D2)が最下位となり、図5に示す場合(D3)が最 高位となる。 上記のように本考案に係るバインダーは、レバー部材11を前後に回動させるだ けで走行部4の高さの調節を容易に行うことが出来、その調節構造も簡単である 。
【0007】 次に、図6及び図7に基ずいて本考案の他の実施例を説明する。 図6は要部側面図、図7は図6のVII −VII 線断面図を示すもので、符号20は 機体フレーム、21は車輪、22は車軸で、チェンケース23の先端部に貫装されてい る。 チェンケース23はミッションケース24の下端部に回動自在に軸支24a されてい る。 上記車軸22には図7に示すようにカム駆動軸25が遊嵌されており、このカム駆 動軸25にカム部材26が固設されている。 カム部材26の内面側には楕円形の偏心溝26a が凹設されており、一方、機体フレ ーム20にはガイドピン27が固設されていて、その先端が偏心溝26a に係合されて いる。 上記カム駆動軸25の内端25a は、車軸22と共にチェンケース23内に貫入されて いて、カム駆動用クラッチ28に係脱可能に連結されている。また、カム部材26の 内面には軸周りに複数個のディテント29が設けられており、これをチェンケース 23から突出する係合片30と係合させることにより、カム部材26が所定回動位置で 有段に固定されるようになっている。 また、機体フレーム20の下面には、断面逆U字形のガイド部材31が固設されて おり、チェンケース23には係合突起32が突設されていて、これがガイド部材31に 遊嵌されている。 尚、符号33はストッパーで、カム駆動軸25が軸方向に移動するのを阻止するよう になっている。
【0008】 上記の如く構成したバインダーの車輪を上下方向に調節する操作を説明する。 作業者がバインダーの操作部でカム駆動用クラッチ28をON、或いはOFF操作 する。 ONの場合は、カム駆動軸25が車軸22に係合されて車軸22と共に回転する。この カム駆動軸25に固設されたカム部材26は、ガイドピン27によって規制されている ため偏心回転するので、車軸22はチェンケース23の軸支24a 部を回動中心として 半径Rの円弧状に上下動することゝなる。 尚、このときチェンケース23は、その係合突起32を介してガイド部材31により横 方向の振れが規制される。従って、偏心溝26a の長経と短経の差だけ車軸22と機 体フレーム20との間隔が変動し、それだけ車輪21が上下動することになる。 そして、車輪21の高さが適当な位置で、カム駆動用クラッチ28をOFF操作す ると、カム部材26の回転は止まり、その位置でディテント29が係支片30と係合し て、チェンケース23は機体フレーム20に固定される。 即ち、車輪21の上下方向の調節は、車軸22の駆動力を利用して行われるため、 作業中でも調節操作が容易に行われ、且つ、作業精度の向上が図られる等の利点 がある。
【0009】
【考案の効果】
本考案は、レバー部材を、車軸を貫装したチェンケース先端に変位リンクを介 して連結したことにより、レバー部材を前後に傾動するだけで車輪を容易に上下 させることが出来る。 従って、従来装置のように大形のダンパスプリングを設けたり、調節ボルトによ り締付固定する必要がないので、構造が簡単であり、且つ、車輪の上下動の調節 操作も極めて容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバインダーの全体側面図である。
【図2】本考案要部の側面図である。
【図3】図2のIII −III 視図である。
【図4】本考案要部の他の作動状態を示す側面図であ
る。
【図5】本考案要部の他の作動状態を示す側面図であ
る。
【図6】本考案の他の実施例を示す要部側面図である。
【図7】図6のVII −VII 線断面図である。
【符号の説明】
7 機体フレーム 9 チェンケース 11 レバー部材 14 変位リンク 15 枢着部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 レバー部材をその下端部の上位の所定の
    位置で機体フレームに枢支し、また車軸を貫装したチェ
    ンケースの先端と上記レバー部材の下端とを変位リンク
    を介して連結し、且つ、レバー部材の下端と変位リンク
    との枢着部がレバー部材の前傾時、及び後傾時にそれぞ
    れ上記機体フレームに当接して係止されると共に、レバ
    ー部材と変位リンクとが直線状態に保持されるように構
    成されたことを特徴とするバインダーの車輪の上下調節
    構造
JP6462291U 1991-07-19 1991-07-19 バインダーの車輪の上下調節構造 Pending JPH057033U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6462291U JPH057033U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 バインダーの車輪の上下調節構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6462291U JPH057033U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 バインダーの車輪の上下調節構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH057033U true JPH057033U (ja) 1993-02-02

Family

ID=13263547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6462291U Pending JPH057033U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 バインダーの車輪の上下調節構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH057033U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233699U (ja) * 1975-08-30 1977-03-09

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233699U (ja) * 1975-08-30 1977-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6964432B2 (en) Automotive steering system
US10300755B2 (en) Suspension device for non-steered driving wheel incorporating in-wheel motor
EP0464923B1 (en) Device for adjusting the position of a vehicle gear-shift lever
EP0950482B1 (en) Portable cutting apparatus
US5078022A (en) Tilt type steering apparatus
US7059434B2 (en) Hand controls for small loader
EP3771626A1 (en) Traveling vehicle
US4087970A (en) Hydrostatic transmission control
EP0971073B1 (en) Hand guide roller of manually steering type
JP2005014681A (ja) 車両用ステアリングコラム装置
JPH057033U (ja) バインダーの車輪の上下調節構造
JPH0292779A (ja) チルト及びテレスコ式ステアリングコラム
EP3135525B1 (en) Working vehicle
JPH0327413B2 (ja)
JPS6314582Y2 (ja)
JPH0633878Y2 (ja) ランバーサポート装置
JPS6134942Y2 (ja)
JP3601039B2 (ja) 移動車輌の可倒式安全フレーム装置
JPS6232906Y2 (ja)
JPH0224368Y2 (ja)
JPS641173Y2 (ja)
JPH0451630Y2 (ja)
JPS61253247A (ja) 自動車の可動式バンパ−構造
JP2012166711A (ja) 車両用ステアリングコラム
JPH0518194Y2 (ja)