JPH0570251A - マイカ−ドープセラミツクマトリツクスを含む繊維強化複合体製品 - Google Patents

マイカ−ドープセラミツクマトリツクスを含む繊維強化複合体製品

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JPH0570251A
JPH0570251A JP4053625A JP5362592A JPH0570251A JP H0570251 A JPH0570251 A JP H0570251A JP 4053625 A JP4053625 A JP 4053625A JP 5362592 A JP5362592 A JP 5362592A JP H0570251 A JPH0570251 A JP H0570251A
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fibers
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ハルシー ビオール ジヨージ
Kenneth Chyung
チヤン ケネス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭化ケイ素繊維強化セラミック複合体におい
て、高温下で強度を維持するように改善する。 【構成】 セラミックマトリックス内に補強繊維を含
む。このセラミックマトリックスは分散されたマイカク
リスタライトを含み、このマイカクリスタライトは前記
マトリックスの20重量%以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は概してセラミックマトリ
ックス複合体に関し、さらに詳しくは無機繊維により強
化され、前記マトリックスが分散マイカ結晶の添加を含
むセラミックマトリックス複合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無機ウィスカおよび繊維を使用してガラ
ス、ガラスセラミックおよびセラミックを強化すること
が以前より行なわれている。繊維によってガラスまたは
セラミックボディを強化する機構は、せん断による繊維
に対するマトリックスからの荷重移動の機構であると考
えられている。この荷重移動はガラスまたはセラミック
マトリックスから比較的長い高モジュラス繊維に応力を
移す。一方同時に繊維は、マトリックス材料中でクラッ
クが生じるのを妨げるように作用する。ウィスカは類似
の機構によって強度を与えると考えられているが、マト
リックスによるウィスカへの荷重移動はウィスカの限ら
れた長さとアスペクト比のためにより制限されている。
【0003】無機マトリックス材料の補強材への使用が
提案されている繊維とウィスカの中に、炭化ケイ素、窒
化ケイ素、アルミナウィスカおよび炭素ウィスカがあ
る。例えば、米国特許第4,324,843号はガラス
セラミックマトリックスがアルミノシリケート組成物で
あるSiC繊維強化ガラスセラミック複合ボディについ
て記載している。米国特許第4,464,475号は、
同様に、主結晶相としてバリウム大隅石を含む強化ガラ
スセラミックマトリックスについて記載しており、一方
米国特許第4,464,192号は、アルミノシリケー
ト組成物であるウィスカ強化ガラスセラミック複合体に
ついて記載している。
【0004】高温適応下のガラス、セラミックおよびガ
ラスセラミック中のウィスカ補強材の主目的は、その材
料の靭性を増大させることである。靭性を有するセラミ
ック材料は、使用に際して生じたひびからのクラック発
生に対して改善された抵抗を示し、疲労寿命を延ばす可
能性を示す。米国特許第4,626,515号に記載さ
れているように、アルカリを含まないアルカリ土類アル
ミノシリケートのようなガラスに対しての繊維補強材の
添加は本質的な強化になる。一方そのようなガラスへの
ウィスカの添加はそのガラスの靭性を増大させる効果が
あることが解った。ガラスセラミックマトリックス材料
を含み繊維補強材およびウィスカタフニング剤(混成複
合体と称する)の両方を用いた複合体が米国特許4,6
51,987号に記載されている。
【0005】セラミックマトリックス複合体システムに
ある粒子材料の添加を行ないウィスカの添加より優れた
そのマトリックスのタフニング剤として作用させること
が米国特許第4,919,991号に記載されている。
この特許によると、炭化ケイ素粒子のようなマトリック
ス添加剤が、層状繊維補強材を含むガラスセラミックマ
トリックス中における横方向および中間層せん断強度の
ような特性を改善するのに効果的であることが解った。
【0006】米国特許第4,935,387号は、セラ
ミックマトリックス複合体構造の機能成分としてマイカ
材料の最初の使用を記載している。この特許は、繊維強
化セラミック複合体構造において、この複合体中で繊維
に隣接する少なくとも1層のマイカの薄膜の存在により
このシステムにタフな破壊挙動を与える。この効果は、
マトリックスから繊維を引き抜くことを促進させる材料
中に弱い酸化物繊維/マトリックス界面を提供するマイ
カの能力に帰するものであった。マイカを含まない同様
な複合体において繊維接着および/または脆化そしてそ
れゆえのもろい複合体破壊挙動を生じるほど十分に高い
温度でさえ、良好な引き抜き能力が観察された。
【0007】上述したようなセラミックマトリックス複
合体の補強材にしばしば用いられる繊維材料の1つは炭
化ケイ素繊維である。この繊維の商業的に入手できる形
態のほとんどはニカロン繊維として販売されているシリ
コンオキシカーバイド繊維であり、この形態は、灰長石
(カルシウムアルミノシリケート)キン青石(マグネシ
ウムアルミノシリケート)、スポジュメン(リチウムア
ルミノシリケート)、そして多くの他のアルカリおよび
アルカリ土類ケイ酸塩に基づくガラスセラミック複合体
用の補強繊維として広く研究されている。
【0008】炭化ケイ素繊維は適度な高温(例えば、6
00℃)においてきわめて強く堅い複合体を提供する
が、室温における値の50%未満の欠陥応力およびひず
みにおける還元がより高温(例えば1000℃)にて観
察される。この強度の減少は、通常の複合体圧密工程に
対するでき事としてのシリコンオキシカーバイド繊維上
に形成された弱い黒鉛界面層の酸化に帰する。この層の
繊維引抜き特性は、これら繊維複合体の強度と靭性に対
して肝要なことであり、このセラミックマトリックス中
の微小なクラックを通じての空気浸透による高温下にお
ける著しい層酸化を通じて失なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めにいくつかの方法が研究されている。最近になって、
米国特許第4,935,387号および米国特許第4,
948,758号に記載されているように、テトラシリ
シックフルオマイカと他のマイカマトリックスおよび被
覆システムが、炭素界面よりもより酸化抵抗を有する弱
い酸化物界面を提供する手段として評価されている。し
かしながら、この方法は1000℃にて繊維状破壊を示
す複合体を提供するけれども、弱いヘキ開強度により制
御されるマイカマトリックスの低いせん断強度により、
これらの複合体の強度は比較的低い(25℃と1000
℃にて40と50ksi)。また被覆繊維を用いる必要性に
より製造工程は複雑なものとなり、それゆえ製品の価格
を上昇させる。
【0010】したがって、本発明の主な目的は、高温下
において改善された強度維持を供する炭化ケイ素繊維強
化セラミック複合体を提供することにある。
【0011】本発明のさらなる目的は、酸化による脆化
に対する改善された抵抗を供する炭化ケイ素繊維強化セ
ラミック複合体および炭化ケイ素補強繊維の被覆を必要
とせずにその複合体を製造する方法を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的および利点は後述する記
載により明確なものとなる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラックタワ
ミがセラミックマトリックス複合体中の酸化可能な繊維
または繊維成分に対する酸素または他の酸化体による還
元導入において作用する役割の新しい概念の一部におい
て見いだされた。ある特定の理論または本発明での操作
方法に制限されることなく、セラミックマトリックス材
料中に小板(platelet)/マトリックス境界面
にて微小クラックをたわませる可能性を有する微小板を
含有することにより、繊維/マトリックス境界面区域へ
のクラックの発生を遅らせたり妨げたりするように効果
的に操作できる。作用する場合には、この効果は、上昇
する温度にて繊維強化材料により改善された強度維持に
よるものである。
【0014】マイカクリスタライトの形状の小板をガラ
スセラミックのようなセラミックマトリックス材料に含
有することにより、マトリックスを含む小板を含む繊維
強化複合体の酸化抵抗において著しく改善できることを
発見した。それゆえ、操作の方法にかかわらず、小板を
添加することにより高温下において著しく改善された複
合体曲げ強度が得られる。
【0015】第1の特徴として、本発明はセラミックマ
トリックス中に配された炭化ケイ素のような補強繊維を
含むセラミックマトリックス複合体製品を含む。この製
品は、セラミックマトリックスが約20重量%を超えな
い範囲で分散したマイカクリスタライトを含むことを特
徴とするものである。マトリックスの約2〜20重量%
の範囲内のマイカクリスタライトの濃度により、複合体
の好ましくない耐火性の減少なくして良好な酸化保護と
室温強度が与えられるように思われる。
【0016】もう1つの特徴として、本発明はマトリッ
クス内に配された補強繊維を含むセラミックマトリック
ス複合体製品の高温酸化抵抗を改善する方法を含むもの
である。この方法は、少なくとも複合体の高温曲げ強度
を改善するのに効果的な割合いでマイカクリスタライト
をセラミックマトリックス中に分散させる工程を含む。
【0017】本発明による強度改善は、繊維が酸化劣化
にさらされるどの繊維強化システムにも得られるものと
思われるが、本発明は特に、炭化ケイ素繊維、最も典型
的にはシリコンオキシカーバイド繊維が、供される繊維
強化のある程度または全部を構成する繊維強化複合体に
適応される。
【0018】本発明の高温複合体性能における改善を達
成することは、使用するマイカクリスタライトの化学組
成に厳密にはよらないと思われる。十分に小さなクリス
タライトサイズで得られるどの非ヒドロキシルマイカも
(すなわち、約500ミクロンを超えず、より好ましく
は約50ミクロンを超えない)酸化保護において有効な
改善をもたらすことが予想される。この結晶は十分に耐
火性があり強化中にマトリックスセラミックによる攻撃
に対して抵抗を有し複合体製造に使用される高温圧密工
程を通じて小板分散として存在する。
【0019】しかしながら、本発明の使用される特に好
ましいマイカは、合成フルオマイカであり、最も好まし
くはガラスからの結晶化により調製され、それゆえ組成
とクリスタライトサイズが制御される合成マイカであ
る。米国特許第3,689,293号、同第3,73
2,087号および同第3,756,838号は、結晶
化可能なガラスからマイカ含有ガラスセラミックの合成
を開示している。一方米国特許第4,239,519号
は、水中で扱かわれマイカゾルまたはゲルを生じる類似
のガラスセラミックを開示している。
【0020】これらの特許による結晶化可能なガラスに
おいて製造され得るマイカの種類またはいわゆる板状ケ
イ酸塩の中には、標準のホウ素およびサブポタシックフ
ルオフロゴパイト(subpotassic fluo
rphlogopite)(米国特許第3,689,2
93号)を含むフルオフロゴパイトマイカ、トリシリシ
ックアルカリ土類フルオマイカ(組成式R0.5-1 Mg
1.0-2.5 (AlSi3 10)F2、RはBaとSrから
なる群より選択されるアルカリ土類金属、米国特許第
3,756,838号記載)、およびテトラシリシック
フルオマイカ(組成式X3 Mg2.5 Si4 102 、X
はK,Rb,Cs,Sr,BaまたはCd、米国特許第
3,732,087号記載)がある。RMg3 (Al2
Si2 10)F2 の組成式を有するジシリシックフルオ
マイカ(RはBa,SrおよびCaからなる群より選択
される陽イオンである)もまた有用である。これらの物
質はよく知られ、無機フッ化物金属の結晶化を通じて容
易に製造可能である。
【0021】これらの種々の板状ケイ酸塩の中から、フ
ルオロタルク、フルオロピロフィライトおよび主な中間
層陽イオンがBa,CaおよびSrからなる群より選択
されるジシリシックフルオマイカのようなテトラシリシ
ック板状ケイ酸塩は一般的に、マトリックスの添加物と
しての使用に好まれる。このような用途は、複合体製品
の高耐火性が主な要望事項である時に特に有利である。
【0022】種々のガラスおよびガラスセラミック材料
が、本発明により与えられた複合体製品のマトリックス
を提供するために用いられるが、好ましい材料はアルミ
ノシリケートガラスおよびアルカリ土類アルミノシリケ
ートガラスセラミックからなる群より選択される。最も
好ましくは、この材料は、アルカリ土類酸化物がBa
O,CaO,SrOおよびMgOからなる群より選択さ
れ、灰長石、灰長石とアルミナの混合物、重土長石、キ
ン青石およびスタッフドキン青石からなる群より選択さ
れる結晶種が主結晶相を含むアルカリ土類アルミノシリ
ケートガラスセラミックである。主結晶相という単語に
より、ガラスセラミック/添加マトリックのガラスセラ
ミック成分中の結晶相または相群を示すものとする。す
なわち、マイカ添加物以外のガラスセラミック成分の5
0容積%以上を構成する。
【0023】これらのガラスセラミック組成物は特許文
献からよく知られている。灰長石(三斜晶CaO・Al
2 3 ・2SiO2 )およびムライト(3Al2 3
SiO2 )を有する灰長石二凝体、キン青石(2MgO
・2Al2 3・5SiO2 )、バリウム大隅石(Ba
O・2Mg・3Al2 3 ・9SiO2 )およびスタッ
フドキン青石(例えば、Sr,Ba,CsまたはKから
選択されたオンを有するキン青石)からなる群より選択
された主結晶相を有するガラスセラミックが複合体製造
に用いられ、また米国特許第4,615,987号に記
載されている。それらは典型的に、酸化物基準の重量%
で表した次に示す範囲の組成を有する。
【0024】 CaO : 0〜25 MgO :0〜15 SrO : 0〜30 Na2 O :0〜4 BaO : 0〜45 K2 O :0〜6 Al2 3 :25〜38 TiO2 :0〜12 SiO2 :35〜60 ZrO2 :0〜15 CaO+BaO+SrO:10〜45 As2 3 :0〜3 Na2 O+K2 O+TiO2 +ZrO2 +As2 3 :0〜15 本発明による複合体製造に好ましい組成的に見たガラス
セラミックは、過剰のAl2 3 を有する灰長石を含
み、主結晶相が少なくともムライトとアルファアルミナ
の1つと結合した灰長石を含むものである。米国特許第
4,755,489号に記載してあるように、これらの
ガラスセラミックは典型的に、約16〜20%のCa
O、約38.5〜46%のAl2 3 、約35〜42%
のSiO2 、約0.25〜1.5%のAs2 3 および
合計が10%までの0.1〜3%のCr2 3 、0.2
5〜3%のHfO2 、2〜5%のMoO3 、0.25〜
3%のNb2 5 、0.25〜3%のTa2 5 、0.
25〜3%のWO3 および1〜10%のZrO2 からな
る群より指示された割合いで選択された少なくとも1つ
の核剤、の範囲内の組成を有する。この組成は化学量論
的な三斜晶灰長石において一般的に、実質的にTiO2
を有さず、少なくとも10モルパーセントの、過剰の場
合も50モルパーセントまでの、Al2 3 を含む。
【0025】米国特許第4,485,179号により知
られているように、Nb2 5 および/またはTa2
5 はセラミックマトリックス複合体において核剤として
だけでなく使用に際しての劣化からSiC繊維を保護す
る点で有用である。それゆえ、本発明によるマトリック
スガラスセラミックはある場合において、付加的な成分
としてこれらの酸化物を含み、典型的にはTa2 5
たはNb2 5 の合計が1〜10%を超えない量を含
む。同様に、0.5〜3%のAs2 3 を含むこともこ
れらのマトリックスにおいて有用であり、このことによ
り繊維を酸化から保護することを助ける。
【0026】本発明への使用に適したガラスセラミック
マトリックス材料の組成物の特定な例を下記の表Iに示
した。表Iの例AとBは熱的に結晶化し主結晶相として
バリウムスタッフドキン青石となるガラス組成を示し、
一方組成EとFは、主結晶相として灰長石/キン青石混
合物を形成する。組成GとHは熱的に結晶化してガラス
セラミック材料となるガラスを示し、この主結晶相はム
ライトおよび/またはアルミナの一方または両方を有す
る固溶体の三斜晶灰長石である。表Iに示した組成はバ
ッチから計算した重量%で示してある。
【0027】
【表1】
【0028】セラミック複合体製造に最もひんぱんに用
いられる製造工程では微細粉の形状でマトリックスと他
の粒子添加物を使用する。最も好ましくは、このマトリ
ックスは結晶化可能なガラスの粉体として与えられ、こ
の粉末は均一な粒径の完全な微粉砕を行なうあらゆる技
術により実質的に調製される。
【0029】マトリックス材料の好ましい粉末形成工程
は、ドライゲージングのような技術により粒の粗い粉末
ガラスを製造し、次いでボールミル粉砕により粉末ガラ
スに粉砕して微細な均一粉末を製造する工程である。好
ましくはミル粉砕されたガラス粒子は大きさが325メ
ッシュ(米国のふるい)を超えず、平均粒径が50ミク
ロンを超えないものである。
【0030】マトリックスの場合と対照的に、マトリッ
クス添加物を構成するマイカ小板は、アモルファスガラ
スまたは別のマイカ前駆材料の形状というよりはむしろ
完全に結晶化された材料として最も好ましく用いられ
る。合成フルオマイカの場合には、所望の小板は完全に
結晶化されたガラスセラミック材料を微粉砕することに
よりマイカガラスセラミックから都合よく製造される。
【0031】これらの合成マイカにおいて、マイカ小板
の大きさはガラスセラミック結晶化熱処理により制御さ
れ、必要であれば製造される特定の複合体システムに適
した粒径を提供するためにさらなるミル粉砕によりさら
に調整される。適切に大きさの調整されたマイカクリス
タライトは粉末添加物としてマトリックスガラス粉末へ
単に取り入れられ、この粉末混合物は従来の加工工程に
より選択された補強繊維と結合する。
【0032】繊維にとって本発明のマイカ添加により与
えられた酸化保護が有益である場合、本発明の複合材強
化に用いられる繊維は、セラミックマトリックス補強繊
維としての使用に知られているどの繊維からも選択され
る。このような繊維の例は、炭素、B4 C,BNまたは
窒化ケイ素またはオキシニトライド繊維と同様に炭化ケ
イ素またはオキシカーバイド繊維を含む。
【0033】本目的に特に好ましい繊維強化材料は炭化
ケイ素繊維およびシリコンオキシカーバイド繊維からな
る群より選択される。これらの繊維は、そして特にシリ
コンオキシカーバイド繊維は、複合材料の靭性を著しく
高めるセラミック複合体圧密中に機能的中間面を生じさ
せることが知られている。
【0034】あるいは繊維材料はまた、特に炭素、カー
バイドまたは窒化物被覆のような機能的中間面が人工的
にほどこされた繊維として用いられる場合に、セラミッ
ク複合体に良好な靭性を与えることができる。そしてほ
どこされた被覆が高温酸化劣化にさらされた場合、本発
明によるマイカ添加物の使用からの同様な利点が認識さ
れる。
【0035】シリコンオキシカーバイド繊維は、選択さ
れたマトリックス材料に都合よく含浸されて、巻取り等
により繊維強化プリプレグシートに形成される連続繊維
トウまたはヤーンの形状のニカロンR 繊維として容易に
商業的に入手可能である。得られたシートは積層され、
あらゆる有機成分を燃焼させるために加熱され、最後に
圧密と結晶化を行なう処理が施され、密度の大きい実質
的にボイドがないガラスセラミックマトリックス複合材
料となる。圧密は焼成、ホットプレス、ホットイソスタ
チックプレス、または類似の既知の圧密工程により行な
われる。
【0036】上述した工程により得られた特別な繊維強
化セラミックマトリックス複合体の最終的な特性は、も
ちろん多くの制御変化要因による。そのような変化要因
は、マトリックスの組成、そのマトリックス中に存在す
るマイカ小板の組成と大きさ、使用するマイカ添加物の
割合いおよびその小板とマトリックスガラスセラミック
との相対的相溶性を含む。言うまでもなく、優れた室温
強度と高温酸化条件下での強度維持が上述した本発明の
視野内でこれらの変化要因を通常に能率的に活用するこ
とにより容易に達成される。
【0037】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。後述する例は、制限というよりむしろ説明を目的
としたものであり、さらに本発明のセラミックマトリッ
クス複合体製品の製造を実証するものであり、これらの
製品を従来技術による複合体と比較するものである。
【0038】(例1〜5)熱的に結晶化され主結晶相と
して灰長石とアルミナの混合物を生成するアルカリ土類
アルミノシリケートガラスを複合体マトリックス材料と
しての使用に選択する。このガラスは酸化物基準の重量
%で、約16.5%のCaO、約45%のAl2 3
約35.4%のSiO2 、約3%のZrO2 および約
0.5%のAs2 3 の組成を有するものである。この
組成物の溶融物をドライゲージングし、このドライゲー
ジを平均粒径約10μmにミル粉砕することにより、マ
トリックスのガラス粉末を製造する。
【0039】次に主に合成フルオマイカ結晶からなるマ
イカ粉末を、選択したマイカ前駆ガラスの結晶化と微粉
砕により調製する。このガラスは重量%で、約58.6
%のSiO2 、約13.4%のMgO、約17.3%の
MgF2 、約1.0%のAs2 3 および約11.5%
のK2 Oのバッチ組成を有する。この溶融ガラスはるつ
ぼ溶融物から注型されガラスパテを形成し、次いでこの
ガラスパテは徐冷され最終的に800℃で4時間熱結晶
化され、主結晶としてテトラシリシックフルオマイカ
(K3 Mg2.5 Si4 102 )を含む高結晶性ガラス
セラミックに変わる。このガラスセラミックパテは砕か
れ、粉砕されて約10ミクロンの平均粒径を有するテト
ラシリシックフルオマイカ粉末となる。
【0040】このマイカマトリックスを含むセラミック
マトリックス複合体を製造するために、約5〜20重量
パーセントの範囲のマイカ粉末添加物をアルミノシリケ
ートガラスマトリックス粉末の試料とする。この得られ
た粉末混合物をウェアリング(Waring)ブレンダ
ー中のイソプロパノール溶媒中で5分間完全に混合し、
ろ過によって溶媒から分離し、乾燥させた。
【0041】このようにして得られた各混合粉末バッチ
を粉末含包シリコンオキシカーバイド繊維を含むプリプ
レグの調製に用いる。最初に各バッチをロプレックス
(Rhoplex)アクリル結合剤を含む水溶性スラリ
ー中に分散させ、ニカロン繊維トウの形状の繊維をこの
スラリーを通じて移送し、このトウを粉末に浸透させ
る。次いでこの粉末含浸トウをドラム上に集積して連続
した巻き物とし、乾燥し、そしてプリプレグマットの形
状にドラムから切断する。
【0042】このようにして得られたプリプレグマット
を次いで積層して数層の複合体の予備形成体とし、そし
てこの積層体に約450℃の空気中での結合剤燃焼熱処
理を施し、さらに約1200〜1340℃の範囲の温度
における窒素雰囲気下で黒鉛ダイによるホットプレス圧
密処理を施す。圧密による製品は密度が大きく、実質的
にボイドのないセラミックマトリックス複合体バーであ
る。
【0043】このようにして得られたセラミックマトリ
ックス複合体バーに、マイカを有さないマトリックスを
含むが各別の組成と工程の経歴を有する類似のバーとと
もに4点曲げの曲げ試験を行なう。曲げ試験は環境温度
(25℃)と1000〜1200℃の範囲の高温下にて
行なう。これらの試験により強度と複合体試料の酸化劣
化に対する抵抗を決定する。
【0044】表IIは、環境温度と高温下の両方におい
て、セラミックマトリックス中のマイカ小板の濃度(マ
イカ%)と各複合体に圧密が施されたホットプレス温度
(HP温度)の関数として複合体の曲げ試験結果を示す
ものである。各マトリックス組成と試験温度が示された
表2には、試料のマイクロクラックを生じさせる応力
(σMCY)とひずみ(εMCY)をksi と%で示し
た。それぞれ、マイカドープマトリックス材料中に最初
にマイクロクラックが生じた時に記録された応力値およ
びひずみ(試料の伸び)値を示すものである。また、極
限応力(σULT)と極限ひずみ(εULT)をksi と
%で示し、これらはそれぞれ試料の極限曲げ欠陥点にて
記録される。複合体例1はマトリックス中にマイカを含
まず、一方例2〜5はテトラシリシックフルオマイカ添
加物を5〜20重量%含むものであった。
【0045】
【表2】
【0046】表2のデータによると、高温(1000
℃)と同様室温下での試料の極限強度と欠陥ひずみは、
マトリックスに対するマイカ添加の水準が5重量%から
10重量%に増加するにしたがって増加している。10
重量%ドーピング水準にて得られた強度は、25℃と1
000℃において、それぞれ111ksiと80ksi であ
る。
【0047】改良していないセラミックマトリックスを
含む試料において、環境温度下での高強度(110〜1
20ksi)が0.3〜0.4%のオーダーの極限欠陥ひず
みと共に、40〜45ksi の範囲の値に著しく劣化する
ことが観察される。これらの結果は、採用した高試験温
度にて改善されていないマトリックスの複合体に生じる
繊維脆化の実質的な水準に帰するものである。
【0048】これらのデータにより示したように、マイ
カ結晶を有するドーピングマトリックスは実質的に複合
体の極限曲げ強度と伸びを高める。そして、例4と5に
おいてドーピング水準は15〜20重量%のマイカまで
増大するにつれ、極限特性におけるある減少が観察され
るが、ドープした複合体の極限特性は実質的に改良して
いない材料の特性よりもまだ優れている。
【0049】1000℃にて強度維持が素晴しく改善さ
れたのは上記例2〜5のテトラシリシックフルオマイカ
マトリックス添加物または変性剤の添加により達成され
るものであるが、1200℃でのある程度より良い曲げ
性能が望まれる。このような改善は実際に、マトリック
ス添加物としてより耐火性の良いマイカ結晶を用いるこ
とにより達成される。本発明のマイカドープ複合体の製
造のさらなる例においてこのような使用を説明する。
【0050】(例6〜11)上述した例2〜5のセラミ
ックマトリックス複合体を含むマイカの製造に用いた製
造工程を繰り返し行なうが、複合体製品へのマトリック
ス添加物としてより耐火性の良いバリウムジシリシック
マイカを選択することが異なっている。例2〜5のよう
に、バリウムジシリシックフルオマイカをマイカ前駆体
溶融物を結晶化し微粉砕することにより調製した。この
溶融物は重量%で、約23.2%のSiO2 、約19.
7%のAl2 3 、約14.5%のMgO、約13.6
%のMgF2 および約29.6%のBaOの組成を有す
るものである。
【0051】最初に記載した組成のバッチを1400℃
の白金るつぼ内で溶融させる。その後、この溶融物を1
200℃に冷却し、この温度で4時間保持して、るつぼ
の全成分を主結晶相としてバリウムジシリシックフルオ
マイカ(BaMg3 (Al2 Si2 10)F2 )を含む
高結晶性塊に変える。この結晶化した溶融物をるつぼか
ら掘り出して砕き、ミル粉砕して約10ミクロンの平均
粒径を有するバリウムジシリシックフルオマイカ粉末に
する。
【0052】セラミックマトリックス複合体をこのマイ
カ粉末と例2〜5のアルミノシリケートガラス粉末を含
むガラス粉末バッチから調製する。このマイカ粉末をマ
イカ添加物5および10重量%の割合でマトリックス粉
末と混合し、得られた粉末混合物を記載した水溶性溶媒
と供にスラリーする。同様なニカロン炭化ケイ素繊維ト
ウを用いて、含浸、燃焼、積層、そして最終的な圧密工
程を行なう。
【0053】バリウムジシリシックフルオマイカマトリ
ックスを含むセラミックマトリックス複合体試料の試験
を前述したように行なう。再び4点曲げの曲げ試験を環
境温度、1000℃および1200℃にて行なった。マ
イクロクラック応力とひずみの性能のデータおよび観察
された極限応力とひずみ値を表に示した。
【0054】表III は、灰長石ガラスセラミックマトリ
ックスに対するバリウムジシリシックフルオマイカ結晶
の5重量%の添加物を含む試料群の試験結果を示すもの
である。試験された各複合体試料に関する表III は、複
合体の圧密に採用されたホットプレス温度(HP温度)
を示すデータと各試験が行なわれた試験温度(曲げ試験
温度)を示すデータを示すものである。極限応力(σU
LT)とひずみ(εULT)と同様各マイクロクラック
イールド応力とひずみ(εMCY)もまた記載する。
【0055】
【表3】
【0056】表III に示すように、高温強度維持(繊維
脆化に対する)における最良の結果は、約1250℃の
圧密温度にて達成された。しかしながら、前述した例2
の5%テトラシリシックフルオマイカ添加に観察された
結果を超えた1200℃の極限強度と試料の伸びにおけ
る著しい改善は試みた圧密処理の全てを基になされたも
のである。
【0057】マトリックスに10重量%のバリウムジシ
リシックフルオマイカを含む複合体の対応する曲げ試験
結果を下記の表IVに示す。
【0058】
【表4】
【0059】このマトリックスに5%のマイカ添加した
場合のように、表IVのセラミック複合体の中で高温(1
200℃)極限強度およびひずみ許容の点からの最良の
結果が1250℃で圧密した試料において得られる。し
かしながら、この場合、1000℃におけるより良好な
応力とひずみ性能の維持が観察される。より耐火性の良
いジシリシックマイカのかわりに等重量のテトラシリシ
ックマイカの添加を含む例3の複合体と比較して最も顕
著に実質的な改善がここにおいて得られる。
【0060】前記したデータが示すように、本発明のガ
ラスセラミックマトリックスへのマイカ結晶の添加は、
酸化雰囲気中の高温下でSiC繊維強化ガラスセラミッ
クマトリックス複合体の酸化脆化を減少させる優れた方
法を提供する。再び、操作の方法に関する制限なくし
て、この方法の有効性は、存在するマイカ結晶の任意に
延伸された弱い裂け目平面により促進されるマトリック
ス内のクラックゆがみや枝分かれを含み、脆化させる酸
化効果に対して繊維/マトリックス界面の露出を妨げた
り遅らせたりすると仮定する。極めて明確に、このよう
な機構は炭化ケイ素繊維のみに限られるものではなく、
酸化保護を受けられる機能的な繊維/マトリックス境界
面を含むどの繊維強化セラミックマトリックス複合体シ
ステムにおいても作用する。このような複合体の特定例
は炭化ケイ素繊維以外を含むものをも含むが、その繊維
は炭素、カーバイドまたは窒化物の機能的な酸化可能な
被覆とともに提供される。
【0061】それゆえ、本発明は特に特定材料と特定工
程に関して上述のごとく記載されたものであるが、それ
らの材料と工程は説明のみを目的としたものであり、限
定を目的とするものではない。このように、ここに明白
に記載された組成物と工程への数多くの改良と変更が、
添付した請求項の範囲内において可能であることは言う
までもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス チヤン アメリカ合衆国 ニユーヨーク州 14870 ペインテツド ポスト テインバーレー ン 16 (72)発明者 キシヨー プルシヨツタム ガツカリー アメリカ合衆国 ニユーヨーク州 14814 ビツグ フラツツ オーチヤード ドラ イヴ 273

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックマトリックス内に配された補
    強繊維を含むセラミックマトリックス複合体製品であっ
    て、該セラミックマトリックスが分散したマイカクリス
    タライトを含み、該マイカクリスタライトが前記マトリ
    ックスの20重量%以下であることを特徴とするセラミ
    ックマトリックス複合体製品。
  2. 【請求項2】 前記繊維が炭化ケイ素繊維およびシリコ
    ンオキシカーバイド繊維よりなる群から選択されること
    を特徴とする請求項1記載のセラミックマトリックス複
    合体製品。
  3. 【請求項3】 前記マイカクリスタライトが合成フルオ
    マイカであり、前記マトリックスの2〜20重量%を構
    成することを特徴とする請求項1記載のセラミックマト
    リックス複合体製品。
  4. 【請求項4】 前記マイカクリスタライトがカリウムテ
    トラシリシックフルオマイカクリスタライト、アルカリ
    土類トリシリシックフルオマイカクリスタライトおよび
    アルカリ土類ジシリシックフルオマイカクリスタライト
    よりなる群から選択されることを特徴とする請求項3記
    載のセラミックマトリックス複合体製品。
  5. 【請求項5】 前記セラミックマトリックスがガラスセ
    ラミックからなることを特徴とする請求項1記載のセラ
    ミックマトリックス複合体製品。
  6. 【請求項6】 前記ガラスセラミックがアルカリ土類ア
    ルミノシリケートガラスセラミックであることを特徴と
    する請求項5記載のセラミックマトリックス複合体製
    品。
  7. 【請求項7】 前記ガラスセラミックがキン青石、灰長
    石、灰長石とアルミナの混合物、灰長石とキン青石の混
    合物およびスタッフドキン青石よりなる群から選択され
    た主結晶相を含むことを特徴とする請求項6記載のセラ
    ミックマトリックス複合体製品。
  8. 【請求項8】 セラミックマトリックス内に配された補
    強繊維を含むセラミックマトリックス複合体製品の高温
    酸化抵抗を改善する方法であって、該方法がマイカクリ
    スタライトの分散を前記マトリックスの2〜20重量%
    の割合で該セラミックマトリックス中に含む工程を含む
    ことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 前記繊維が炭化ケイ素繊維およびシリコ
    ンオキシカーバイド繊維よりなる群から選択されること
    を特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記マイカクリスタライトが合成フル
    オマイカであり、前記マトリックスの5〜20重量%を
    構成することを特徴とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記マイカクリスタライトがカリウム
    テトラシリシックフルオマイカクリスタライト、アルカ
    リ土類トリシリシックフルオマイカクリスタライトおよ
    びアルカリ土類ジシリシックフルオマイカクリスタライ
    トよりなる群から選択されることを特徴とする請求項1
    0記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記セラミックマトリックスがガラス
    セラミックからなることを特徴とする請求項8記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 前記ガラスセラミックがアルカリ土類
    アルミノシリケートガラスセラミックであることを特徴
    とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ガラスセラミックがキン青石、灰
    青石、灰長石とアルミナの混合物、灰青石とキン青石の
    混合物およびスタッフドキン青石から選択される主結晶
    相を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
JP4053625A 1991-03-26 1992-03-12 マイカ−ドープセラミツクマトリツクスを含む繊維強化複合体製品 Withdrawn JPH0570251A (ja)

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