JPH0570232A - 窒化ケイ素系焼結体の製造法 - Google Patents

窒化ケイ素系焼結体の製造法

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JPH0570232A
JPH0570232A JP3117314A JP11731491A JPH0570232A JP H0570232 A JPH0570232 A JP H0570232A JP 3117314 A JP3117314 A JP 3117314A JP 11731491 A JP11731491 A JP 11731491A JP H0570232 A JPH0570232 A JP H0570232A
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JP
Japan
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sintered body
silicon nitride
sintering
auxiliary
raw material
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JP3117314A
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Inventor
Takao Nishioka
隆夫 西岡
Takehisa Yamamoto
剛久 山本
Akira Yamakawa
晃 山川
Masaya Miyake
雅也 三宅
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は優れた機械的強度を有し、生産性、
コスト面において有利に窒化ケイ素系焼結体を製造する
方法を提供する。 【構成】 Si34−第1助剤(Y23+MgO)−第
2助剤(Al23、AlNの1種又は2種)の組成範囲
が図1のABCDの範囲の組成の圧粉体を1300〜1
650℃、1.1気圧以下のN2ガス中で相対密度が9
6%以上でα−Si34とβ−Si34の双方を含むよ
うに1次焼結した後、1300〜1650℃、10気圧
以上のN2ガス中で相対密度が99%以上になるように
2次焼結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はとくに常温において優れ
た機械的強度を有し、生産性、コスト面において優れた
窒化ケイ素系焼結体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窒化ケイ素系材料の強度向上を目
的として、焼結方法、焼結助剤、含有結晶相の限定など
様々な研究開発が行われてきた。たとえば、焼結法に関
しては、ホットプレス焼結法では、Am.Ceram.
Soc.Bull.,52(1973)pp560で〜
100kg/mm2(曲げ強度)が実現されており、ま
たガラスカプセルによる熱間静水圧プレス法(HIP
法)等も開発されている。こうした手法では焼結体の強
度特性の面では優れた特性が得られているものの、生産
性、コストの面で優れた手法とは言えない。一方、こう
した問題に対して、ガス圧焼結法(例えば、三友、粉体
と工業、12巻、12号、pp27、1989)がある
が、本方法では最終の焼結体の緻密化をβ−Si34
晶の粒成長に伴なうため、粗大結晶粒の析出による強度
劣化をまねく可能性が高いことに加え、一般には、10
気圧以上のN2ガス圧をかけ焼結を実施するため、ホッ
トプレス法やHIP法と同様に焼結設備が大型となり、
特性面、生産面で十分優れた手法とは言えない。他方、
焼結助剤に関しては、主たる助剤としてY23を用いた
Si34−Al23−Y23系の窒化ケイ素系焼結体が
特公昭49−21091号、特公昭48−38448号
に開示されている。これらは、該特許明細書中に示され
ているように、β−Si34結晶粒が焼結体中で繊維状
組織を形成し、これがマトリックス中に分散することか
ら強度、靭性を向上しうるものと考えられている。すな
わちこれは、β−Si34結晶形が六方晶でありC軸方
向に結晶が異方性成長をすることを積極的に利用したも
のであり、とくに特公昭48−38448号や窯業協会
誌、94巻、pp96、1986に示されるように、繊
維状のβ−Si34結晶粒がC軸方向に10数μm以上
に成長している場合がある。しかしながら、本技術にお
いては、やはりこの粒成長が異常成長や気孔の発生をま
ねき、強度劣化をまねく可能性があり、また本方法での
焼結助剤だけを用いた焼結体では、焼結温度を1700
〜1900℃に上昇させなければ、緻密化が十分図れ
ず、大気圧付近のN2ガス圧焼結では、窒化ケイ素の昇
華分解が生じ、安定した焼結体を得られない場合があ
る。このため同じく、焼結体特性と生産性両面で十分優
れているとは言えない。一方、以上で述べてきた手法で
は、いずれも得られる焼結体の強度が、例えばJIS−
R1601に準拠した3点曲げ強度でせいぜい100k
g/mm2前後であり、様々な窒化ケイ素系材料の応用
を考えた場合、必ずしも十分な特性が得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来技術にお
ける生産性と焼結体の機械的特性の両立を満足させる手
法を提供するのが本発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、Si34−第
1助剤−第2助剤の3元組成図において、Si34原料
粉末のα結晶化率が93%以上であり、一方第1助剤が
23及びMgOの2種よりなる組合わせからなり、
又、第2助剤がAl23及びAlNの1種または2種よ
り選ばれた組合わせよりなり、その組成の範囲が図1に
示される範囲、すなわちSi34と第1助剤の添加組成
比がモル%で85:15から95:5の範囲であり、か
つSi34と第2助剤の添加組成比がモル%で90:1
0から98:2の範囲で示される図1中の点A、B、
C、Dで囲まれる範囲の組成の混合粉末よりなる圧粉体
を1300〜1650℃、1.1気圧以下のN2ガス雰
囲気中で焼結体相対密度が96%以上で焼結体中の結晶
相にα−Si34とβ−Si34(β’−サイアロンを
含む)の双方を双方の比率でα−Si34結晶相を5〜
30%含むように1次焼結を行った後、1300〜16
50℃、10気圧以上のN2ガス雰囲気中で焼結体の相
対密度が99%以上になるように2次焼結を行うことを
特徴とする窒化ケイ素系焼結体の製造法である。
【0005】本発明では、かかる製法で製造した焼結体
が、JISR−1601に準拠した3点曲げ強度が容易
に100kg/mm2以上の特性を有する知見を得たも
のである。
【0006】又、本発明は生産性にも十分優れた焼結体
を得る手法であると同時に、その焼結温度が低いため異
常粒成長に伴う焼結体の特性劣化を生じることもない。
本発明の焼結体が優れた強度特性を得る効果に関しさら
に詳細な説明を加える。一般に窒化ケイ素の焼結は焼結
過程において、低温安定型のα結晶相から高温安定型の
β結晶相に結晶変態する際に収縮、緻密化が生じ焼結し
ていくが、とくにこれは焼結温度と助剤として添加した
成分によりもたらされる液相が関与している。この間に
変態した結晶相は順次粒成長を伴いながら最終の焼結体
の緻密化に寄与する。従ってこの変態後のβ結晶相の粒
径分布と変態以後に必要な最終焼結体を得るまでの緻密
度の割合が重要である。すなわち変態を十分遅らせ焼結
体の緻密化を変態に先行して生じさせることで、変態後
の結晶粒の粒径分布が狭くかつ最終の終結体緻密化に伴
う粒成長も抑制される。更に同時に最終の焼結温度を低
く抑えることにより結晶粒の粒成長を抑制でき、従って
得られた焼結体は極めて微細で均一な結晶粒により構成
され、高強度高信頼性を有すると考えられる。本発明者
らは、この材料思想に立ち、鋭意検討した結果、上記の
手法によりこの焼結体を得ることが可能であるという知
見を得たものである。本発明により得られた焼結体は、
ヤング率、硬度も向上する。これは材料の変形抵抗を示
す物性値でありセラミック材料のような脆性材料では、
この値を向上させることが広義では材料の強度向上につ
ながるためである。さらに脆性材料の破壊の基本概念で
あるGriffithの理論に従えば、焼結体の破壊強
度σfは次式で与えられる。
【0007】σf=E・γs/4a E;ヤング率、γs;破壊の表面エネルギ―、a;先在
亀裂長さ ここでγsは粒界相の組成と厚みに依存すると考えられ
るため、とくに厚みの点で結晶粒の存在密度を向上させ
る結晶相の複合化は有利である。また本式に従えば、破
壊強度を向上させるためにはEの増大とaの減少が重要
である。aの値は工程上不可避な欠陥寸法を排除すれ
ば、結晶粒径に依存するため、微細結晶粒で充填性を向
上させた本発明はE、γsの点で強度向上に有効であ
る。
【0008】本発明で用いた助剤の効果は第1助剤は窒
化ケイ素原料粉末の表面に存在するSiO2と反応し主
として表面拡散を伴う焼結を生じさせα→β結晶変態に
先行して焼結体の緻密化を促進するもので、上述の緻密
化の主たる効果を発生させるものと考えられる。また第
2助剤の効果は主として1次焼結の最終温度を低減させ
るものである。本発明の詳細な作用の説明を行うと、組
成の範囲が図1に示される範囲、すなわちSi34と第
1助剤の添加組成比がモル%で85:15から95:5
の範囲であり、かつSi34と第2助剤の添加組成比が
モル%で90:10から98:2の範囲で示される図1
中の点A、B、C、Dで囲まれる範囲に組成の範囲とす
る。本組成範囲の限定はα−Si34及びβ’−サイ
アロンの結晶相の1次焼結体の析出比率を5〜30%に
限定するためSi34と第1助剤の添加組成比を限定
し、1次焼結の最終温度を1650℃までに低減させ
るためSi34と第2助剤の添加組成比を限定するもの
である。その詳細を以下に示すとSi34と第1助剤の
添加組成比がモル%で85:15より第1助剤側へずれ
るとα’−サイアロンを生成し、この結晶相と最終の焼
結体中の主たる構成結晶相であるβ−Si34(β’−
サイアロンを含む)の間の熱膨張に大きな差があり、こ
れが焼結後の焼結体中に引張の残留応力を残し、焼結体
の強度を劣化させる可能性があると共に、焼結中の雰囲
気の影響を受け、焼結体表面に強度等の特性を劣化させ
る表面層を生成するためである。また同組成比が95:
5よりSi34側へずれると焼結性が低下しホットプレ
ス法等の加圧焼結法を用いなければ十分緻密な焼結体を
得ることができないためである。一方Si34と第2助
剤の添加組成比がモル%で90:10を越えて第2助剤
側へずれるとβ’−サイアロン(β−Si34を含む)
の粗大結晶が選択的に生成するため強度劣化をまねくと
ともに、やはり焼結中の雰囲気の影響を受け、焼結体表
面に強度等の特性を劣化させる表面層を生成するためで
ある。また同組成比が98:2よりSi34側へずれる
と焼結性が低下しホットプレス法等の加圧焼結法を用い
なければ十分緻密な焼結体を得ることができないためで
ある。また窒化ケイ素原料に関しては、α結晶化率が9
3%以上であることが上述の緻密化に効果的である。更
に本発明の効果を顕著にするためには、次の条件があ
る。
【0009】1 1次焼結体が相対密度96%以上で、
焼結体中の結晶相の内、α−Si34結晶相を5〜30
%含むこと。
【0010】2 窒化ケイ素原料粉末を予めその表面を
SiO2成分を付与する酸化処理を実施した後助剤と混
合すること。
【0011】3 酸化ケイ素原料粉末の製法がイミド分
解法によること。
【0012】の3条件が好ましい。2については、第1
助剤と反応しその表面拡散による焼結性を促進するもの
である。2についての具体的な手法は、例えば窒化ケイ
素原料粉末を大気中で500〜1000℃で酸化処理し
たり、Siを含む無機系、もしくは有機系塩と溶媒中で
分散処理し窒化ケイ素原料粉末の表面に被覆したのち、
やはり大気中で500〜1000℃で分解、酸化処理し
たり、更には加圧蒸気中で酸化処理する等の手法などが
考えられる。更に3についてはイミド分解法による窒化
ケイ素原料粉末は粉末表面に主としてSiO2が存在し
ており、上述の2の効果が得られるからである。以上述
べてきた本発明の手法を用いることにより、同時に、1
次焼結がプッシャー式あるいはベルト式等の開放型連続
焼結炉により、生産性の優れた焼結が可能となる。この
詳細な説明を加えると、一般に強度特性に優れた窒化ケ
イ素系材料の焼結法としては、いわゆるバッチ式焼結炉
によるガス圧焼結が主であるが、この方式では炉内の温
度分布のばらつきやロット間の条件ばらつき等が必ず生
じるために、量産部品等の用途のセラミック材料を安定
して供給する製法としては十分とは言えない。また窒化
ケイ素は大気圧のN2雰囲気下では1700℃以上の温
度域で昇華分解するため、加圧N2雰囲気下で焼結する
必要があり、設備面でバッチ式焼結炉を用いていた。こ
の点からも本発明はその生産性を同時に向上させた点で
工業的に重要である。
【0013】ここで焼結温度を1300〜1650℃と
したのは、上述した理由の他に1300℃未満では焼結
体の緻密化が十分図れず、1650℃を越える温度で
は、上述したα−Si34とβ’−サイアロンの析出比
率がX線回折のピーク強度比でα−Si34が5〜30
%の範囲に入らないことに加え、結晶粒の粗大化が顕著
になり強度特性の劣化やばらつきの原因となるためであ
る。また1次焼結体の相対密度を96%以上に焼結する
のは、2次焼結において焼結体の緻密化を十分達成する
ためである。一方2次焼結条件の焼結温度を1300〜
1650℃としたのは、やはり1300℃未満では焼結
体の緻密化が十分図れず、1650℃を越えると、上述
したα−Si34とβ’−サイアロンの析出比率がX線
回折のピーク強度比でα−Si34が5〜30%の範囲
に入らないことに加え、結晶粒の粗大化が顕著になり強
度特性の劣化やばらつきの原因となるためである。とく
に2次焼結温度に関しては、1次焼結温度以下が前述の
点で好ましい。また2次焼結を10気圧未満のN2雰囲
気下で行うと最終の焼結体が十分に緻密化しないため1
0気圧以上が好ましい。一方得られた焼結体の相対密度
が99%未満あると、強度特性にばらつきが生じるため
好ましくない。本発明により得られた焼結体は最大の結
晶粒径が5〜10μm、平均の結晶粒径が2〜5μmで
構成されその結晶粒の密度が高く、JIS R1601
に準拠した曲げ強度が100kg/mm2を容易に越え
るばかりでなく、そのばらつきもきわめて少ない。以上
により本発明の焼結体が強度特性、及び生産性、コスト
に優れたものであることが明らかとなった。
【0014】
【実施例】
実施例1 平均粒径0.5μm、α結晶化率95%、酸素量1.5
重量%のイミド分解法によりつくられた窒化ケイ素原料
粉末および、平均粒径0.8μm、0.3μm、0.5
μm、0.2μmのY203、Al203、AlN、M
gOの各粉末を表1に示す組成で、エタノール中、10
0時間、ナイロン製ボールミルにて湿式混合したのち、
乾燥して得られた混合粉末を3000kg/cm2でC
IP成形し、この成形体をN2ガス1気圧中で1450
℃で6時間、1600℃で3時間1次焼結した。得られ
た焼結体を1600℃、1000気圧N2ガス雰囲気中
で1時間、2次焼結した。この焼結体よりJIS R1
601に準拠した3mm×4mm×40mm相当の抗折
試験片を切り出し、#800ダイヤモンド砥石により研
削加工仕上げした後、引張面については#3000のダ
イアモンドペーストによりラッピング仕上げ加工した
後、JIS R1601に準拠して3点曲げ強度を15
本ずつ実施した。表2中には1次焼結体の相対密度、結
晶相の比率と2次焼結体の相対密度と曲げ強度及びワイ
ブル係数の値を示した。なお、結晶相の比率に関しては
X線回折法により求めた各結晶相のピーク高さ比より算
出した。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】 実施例2 市販の直接窒化法により得られた窒化ケイ素原料粉末
(平均粒径=0.7μm、α結晶化率=93%、酸素量
=1.2重量%)を大気中650℃において、5時間酸
化処理した後、酸素量を測定したところ、1.5重量%
に増加した。この処理粉末に、実施例1と同様の助剤粉
末を実施例1の組成1〜5になるよう、実施例1と同様
の手法で混合、乾燥し成形した。この成形体をN2ガス
1気圧中で1450℃で5時間、1600℃で2時間1
次焼結した後、1600℃、1000気圧N2ガス雰囲
気中で1時間、2次焼結した。この焼結体より実施例1
と同様の手法によりJISR1601に準拠した抗折試
験片を加工し、同様の評価に供試した。この結果を表3
に示す。
【0017】
【表3】 実施例3 実施例1と同様の原料粉末を、実施例1で示した組成1
〜5について同様の手法で混合、乾燥、成形した。得ら
れた成形体をN2ガス1気圧中で1450℃で6時間、
1600℃で3時間1次焼結した後、連続して1600
℃、80気圧N2ガス雰囲気中で3時間、2次焼結し
た。得られた焼結体より、実施例1と同様の手法でJI
SR1601に準拠した抗折試験片を切り出し、実施例
1と同様の手法で評価した。この結果を表4に示す。
【0018】
【表4】
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、優れた機械的強度を有
する窒化ケイ素系焼結体を、生産性、コスト面において
有利に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における組成範囲を示す3元組成図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 雅也 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si34−第1助剤−第2助剤の3元組
    成図において、Si34原料粉末のα結晶化率が93%
    以上であり、一方第1助剤がY23及びMgOの2種よ
    りなる組合わせからなり、又、第2助剤がAl23及び
    AlNの1種または2種より選ばれた組合わせよりな
    り、その組成の範囲が図1に示される範囲、すなわちS
    34と第1助剤の添加組成比がモル%で85:15か
    ら95:5の範囲であり、かつSi34と第2助剤の添
    加組成比がモル%で90:10から98:2の範囲で示
    される図1中の点A、B、C、Dで囲まれる範囲の組成
    の混合粉末よりなる圧粉体を1300〜1650℃、
    1.1気圧以下のN2ガス雰囲気中で焼結体相対密度が
    96%以上で焼結体中の結晶相にα−Si34とβ−S
    34(β’−サイアロンを含む)の双方を双方の比率
    でα−Si34結晶相を5〜30%含むように1次焼結
    を行った後、1300〜1650℃、10気圧以上のN
    2ガス雰囲気中で焼結体の相対密度が99%以上になる
    ように2次焼結を行うことを特徴とする窒化ケイ素系焼
    結体の製造法。
  2. 【請求項2】 窒化ケイ素原料粉末を予めその表面をS
    iO2成分を付与する酸化処理を実施した後、助剤と混
    合することを特徴とする請求項1記載の窒化ケイ素系焼
    結体の製造法。
  3. 【請求項3】 窒化ケイ素原料粉末の製法がイミド分解
    法によることを特徴とする請求項1記載の窒化ケイ素系
    焼結体の製造法。
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