JPH0570153U - モートル用ブラシ装置 - Google Patents

モートル用ブラシ装置

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JPH0570153U
JPH0570153U JP8637292U JP8637292U JPH0570153U JP H0570153 U JPH0570153 U JP H0570153U JP 8637292 U JP8637292 U JP 8637292U JP 8637292 U JP8637292 U JP 8637292U JP H0570153 U JPH0570153 U JP H0570153U
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JP
Japan
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brush
pigtail
holding plate
pair
motor
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Pending
Application number
JP8637292U
Other languages
English (en)
Inventor
宗三郎 尾崎
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モートルの組立ないし修理の際に、特殊の専用
工具を使用する必要がなく、取扱いの容易なブラシ装置
を提供することにある。 【構成】ブラシにピグテールを固着し、ブラシ保持板に
ピグテールを係止するピグテール係止ピンを配置したも
のである。 【効果】モートルの組立に際し、ブラシの先端が整流子
の外周より離れた位置まで後退させるのに、ピグテール
をピグテール係止ピンに係止させることですむので特殊
の専用工具は不要である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモートルのブラシ装置に係り、特にモートルハウジングの直径数10 mm以下の、ブラシ箱を用いたブラシ装置を有するモートルの組立ないし修理に好 適なブラシ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のモートル用ブラシ装置に関しては、板ばねによってブラシと整流子との 間に接触圧を与えるものがある。また、コイルばねによって付勢された板ばねに よってブラシと整流子との間に接触圧を与えるいわゆる板ばね方式があった。
【0003】 しかし上記板ばね方式において、電機子をハウジング内に組み込む際、ピンセ ット等を用いて一対の板ばねの間隔を拡げる必要があるが、板ばねの変形やブラ シを損傷するおそれがあるなどの問題があった。
【0004】 さらにまたブラシ箱内にブラシとコイルばねを収容し、該コイルばねの押圧に より、ブラシと整流子との間に接触圧を付与する方式のブラシ装置であって、モ ートルの整流特性は上記板ばねを用いた方式に比べて良好であるが、モートルの 組立ないし、修理の際にブラシがコイルばねの押圧力により、ブラシ箱の外に呼 び出して電機子をハウジングに組込む作業に支障をきたすという問題があり、従 ってこの支障をきたさないために、特殊な組立専用工具を用意しなければならな かった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、上述のブラシ箱を用いたブラシ装置を有するモートルにおい て、モートルの組立ないし修理の際に、特殊の専用工具を使用する必要がなく、 しかも取扱いの容易なブラシ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、筒状のハウジングと、このハウジングの両端に設けられたエンドブ ラケットと、ハウジングの内側に設けられる界磁マグネットと、この界磁マグネ ットの内側で回転する電機子と、この電機子を支持するとともに前記両エンドブ ラケットに回転自在に支持されているシャフトと、このシャフトに支持されてい る整流子と、一方のエンドブラケットに取り付けられるブラシ装置を備えている モートルブラシ装置において、ブラシ装置は、ほぼ盤状のブラシ保持板と、この ブラシ保持板にかしめ固定する一対のブラシ箱を有し、ブラシ箱は外周側端部を 閉塞し、内周側端部を開放し、ブラシ箱には閉塞側にコイルばねを、開放側にブ ラシを摺動自在に挿入し、ブラシ箱は電機子に対向する側のブラシ保持板面に位 置させるとともにブラシ箱の開放側がブラシ保持板の中心に向って対向するよう に配置し、ブラシ保持板に支持される外部電源接続用の一対のターミナルには両 ブラシに付いているピグテールの先端をそれぞれ固着し、ピグテールが係止する 一対のピグテール係止ピンをブラシ保持板に設け、一対のターミナルとピグテー ル係止ピンはブラシ箱が取り付けられる同面で、かつ一対のブラシ箱によって二 分されるブラシ保持板側面の一方にまとめて配置し、しかもピグテール係止ピン をシャフトの長手方向に沿って先端まで直線状に形成したことを特徴とするモー トル用ブラシ保持装置にある。
【0007】
【作用】
モートルの組立に際し、ブラシの先端が整流子の外周より離れた位置まで後退 させるのに、ピグテールをピグテール係止ピンに係止させることですむので特殊 の専用工具は不要である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4によって説明する。
【0009】 図1は本考案に係るブラシ装置を有するモートルの縦断面図であって、円筒状 のハウジング4の内周面に界磁用マグネット5を固定すると共に、該ハウジング 4は電機子3と整流子12を同軸上に固定したシャフト11及びブラシ装置9を 内蔵している。
【0010】 またシャフト11は、両端部においてベアリング1を内装するPエンドブラケ ット2及び反Pエンドブラケット10を介してハウジング4にそれぞれ固定され ている。なおシャフト11の一端はPエンドブラケット10を貫通している。
【0011】 本実施例のブラシ装置9は図2に示すように、ブラシ保持板16,ブラシ箱7 ,ブラシ6,コイルばね13,ピグテール係止ピン14,ピグテール15,ター ミナル8から成っている。
【0012】 ブラシ保持板16にかしめ固定したブラシ箱7は、一端が解放、他端が閉塞さ れている。該ブラシ箱7に閉塞端側にコイルばね13,解放端側にブラシ6を摺 動自在に封入してある。
【0013】 ブラシ6はコイルばね13によって整流子12に対し軽い接触圧が付与され整 流子12と電気的に導通する。
【0014】 ブラシ6についているピグテーブル12は細かい可撓性の軟銅線でターミナル 8に連結して固着されている。
【0015】 また、ブラシ保持板16には一対の電気絶縁材のピグテーブル係止ピン14が 設けられている。
【0016】 上記の構成において、ターミナル8を外部電源につなぐことにより、ブラシ装 置9及び整流子12を介して電機子3へ供給される電流と、マグネット5による 磁束の作用によってシャフト11が回転する。
【0017】 次に本考案の一実施例に係る特徴部分について詳しく説明する。
【0018】 ブラシ保持板16はほぼ盤状になっており、このブラシ保持板16の電機子3 に対向する側面にブラシ箱7,7が配置されている。ブラシ箱7,7はブラシ箱 7の開放側がブラシ保持板16の中心に向って対向するように配置されている。 つまり、ブラシ箱7,7はブラシ保持板16の中心を通る線上にほぼ沿うように ほぼ一直線状に置かれている。
【0019】 外部電源につながれる一対のターミナル8,8と、ピグテール15を係止する 一対のピグテール係止14,14はブラシ箱7と同様に電機子3に対向するブラ シ保持板16の側面に配置されている。さらにターミナル8,8とピグテール 14,14は一対のブラシ箱7によって左右に二分されるブラシ保持板16の側 面の一方にまとめて配置されている。さらにまたピグテール係止ピン14,14 はシャフト11の長手方向に沿って先端まで直線状に形成されている。このよう な構成において、モータ組立前にブラシ6はコイルばね13に抗して後退させた 位置に置く。すなわち、図3,図4に示すようにピグテール15をピグテール係 止ピン14に係止する。ブラシ6はピグテール15で引っ張られ、コイルばね 13に抗して後退する。ブラシ6の先端が整流子12の外周から離れ、ブラシ保 持板16の整流子挿入孔12′のところまで後退する。ピグテール係止ピン14 へのピグテール15の係止は、ピグテール係止ピン14が先端まで直線状になっ ているので単に引っ掛けるだけで済み、作業性がよいものである。しかもピグテ ール係止ピン14へのピグテール15の係止は一時的な仮止めであるので、この 程度の係止で十分である。ピグテール係止ピンへの係止が行なわれたブラシ装置 は、エンドブラケット10に組込まれる。この後、ロータのシャフト11および 整流子12を両ブラシ6の先端間から整流子挿入孔12′に挿入する。
【0020】 ここで、ピグテール15をピグテール係止ピン14から外す。ブラシ6はコイ ルばね13に押されて突き出て来るので、ブラシ6の先端が整流子12に接合し 、図2に示す状態になる。この後、電機子3をハウジング4に挿入し、シャフト 11の反対側をエンドブラケット2に挿入してモータが組立てられる。
【0021】 先のピグテール15の外し作業は、ピグテール係止ピン14が先端までまっす ぐであるのでピグテール15を、ピグテール係止ピン14の先側に単にすベらす だけで簡単に外すことができ、作業性のよいものである。また両ピグテール係止 ピン14および両ターミナル8が一対のブラシ箱7,7で左右に分けられたブラ シ保持板16の側面の一方にまとめて配置されているので、ピグテール15の脱 着作業がし易いものである。
【0022】 このブラシ装置は小型のモータに用いるのでブラシ装置は小さく、細かいピグ テールの脱着作業は、殊のほか作業性の良さが望まれるものである。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたとおり、本考案は、筒状のハウジングと、このハウジングの両端に 設けられるエンドブラケットと、ハウジングの内側に設けられる界磁マグネット と、この界磁マグネットの内側で回転する電機子と、この電機子を支持するとと もに前記両エンドブラケットに回転自在に支持されているシャフトと、このシャ フトに支持されている整流子と、一方のエンドブラケットに取り付けられるブラ シ装置を備えているモートルブラシ装置において、ブラシ装置は、ほぼ盤状のブ ラシ保持板と、このブラシ保持板にかしめ固定する一対のブラシ箱を有し、ブラ シ箱は外周側端部を閉塞し、内周側端部を開放し、ブラシ箱には閉塞側にコイル ばねを、開放側にブラシを摺動自在に挿入し、ブラシ箱は電機子に対向する側の ブラシ保持板面に位置させるとともにブラシ箱の開放側がブラシ保持板の中心に 向って対向するように配置し、ブラシ保持板に支持される外部電源接続用の一対 のターミナルには両ブラシに付いているピグテールの先端をそれぞれ固着し、ピ グテールが係止する一対のピグテール係止ピンをブラシ保持板に設け、一対のタ ーミナルとピグテール係止ピンはブラシ箱が取り付けられる同面で、かつ一対の ブラシ箱によって二分されるブラシ保持板側面の一方にまとめて配置し、しかも ピグテール係止ピンをシャフトの長手方向に沿って先端まで直線状に形成したこ とを特徴とするものである。
【0024】 この構成によれば次のような良さがある。
【0025】 (1)モートルの組立に際し、ブラシの先端が整流子の外周より離れた位置まで後 退させるのに、ピグテールをピグテール係止ピンに係止させることですむので 特殊の専用工具は不要である。
【0026】 (2)ピグテール係止ピンは先端まで直線状であるので、ピグテールの係合,離脱 の作業性が極めて良いものである。
【0027】 (3)ターミナル,ピグテール係止ピンは一対のブラシ箱によって二分されるブラ シ保持板の側面の一方にまとめて配置されているので両方に分けて分散配置す るものに比べ、ピグテールの係合,離脱の作業性が良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のブラシ装置を有するモート
ルの縦断面図。
【図2】本考案の一実施例のブラシ装置の平面図。
【図3】図2の実施例において、ピグテールをピグテー
ル係止ピンに係止した状態の平面図。
【図4】ピグテール係止時におけるピグテールとピグテ
ール係止ピンとの関係を示す側面図。
【符号の説明】
1…ベアリング、3…反Pエンドブラケット、3…電機
子、4…ハウジング、5…界磁マグネット、6…ブラ
シ、7…ブラシ箱、8…ターミナル、9…ブラシ装置、
10…Pエンドブラケット、11…シャフト、12…整
流子、13…コイルばね、14…ピグテール係止ピン、
15…ピグテール、16…ブラシ保持板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のハウジングと、このハウジングの両
    端に設けられるエンドブラケットと、ハウジングの内側
    に設けられる界磁マグネットと、この界磁マグネットの
    内側で回転する電機子と、この電機子を支持するととも
    に前記両エンドブラケットに回転自在に支持されている
    シャフトと、このシャフトに支持されている整流子と、
    一方のエンドブラケットに取り付けられるブラシ装置を
    備えているモートルブラシ装置において、 ブラシ装置は、ほぼ盤状のブラシ保持板と、このブラシ
    保持板にかしめ固定する一対のブラシ箱を有し、ブラシ
    箱は外周側端部を閉塞し、内周側端部を開放し、ブラシ
    箱には閉塞側にコイルばねを、開放側にブラシを摺動自
    在に挿入し、ブラシ箱は電機子に対向する側のブラシ保
    持板間に位置させるとともにブラシ箱の開放側がブラシ
    保持板の中心に向って対向するように配置し、ブラシ保
    持板に支持される外部電源接続用の一対のターミナルに
    は両ブラシに付いているピグテールの先端をそれぞれ固
    着し、ピグテールが係止する一対のピグテール係止ピン
    をブラシ保持板に設け、一対のターミナルとピグテール
    係止ピンはブラシ箱が取り付けられる同面で、かつ一対
    のブラシ箱によって二分されるブラシ保持板側面の一方
    にまとめて配置し、しかもピグテール係止ピンをシャフ
    トの長手方向に沿って先端まで直線状に形成したことを
    特徴とするモートル用ブラシ保持装置。
JP8637292U 1992-12-16 1992-12-16 モートル用ブラシ装置 Pending JPH0570153U (ja)

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JPH0570153U true JPH0570153U (ja) 1993-09-21

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JP8637292U Pending JPH0570153U (ja) 1992-12-16 1992-12-16 モートル用ブラシ装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812557A (ja) * 1981-07-15 1983-01-24 Hitachi Ltd 刷子装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812557A (ja) * 1981-07-15 1983-01-24 Hitachi Ltd 刷子装置

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