JPH0570148U - 非常用照明装置 - Google Patents

非常用照明装置

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JPH0570148U
JPH0570148U JP761292U JP761292U JPH0570148U JP H0570148 U JPH0570148 U JP H0570148U JP 761292 U JP761292 U JP 761292U JP 761292 U JP761292 U JP 761292U JP H0570148 U JPH0570148 U JP H0570148U
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JP761292U
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克生 宮田
茂章 山崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点検スイッチによって非常点灯確認を行って
も、タイマ回路をリセットさせず、2次電池の不必要な
発熱を防止するとともに、2次電池が過充電となるのを
防止する。 【構成】 商用交流電源1により2次電池BT1を充電
する充電回路5を設け、商用交流電源1の停電の検出時
に2次電池BT1にランプ負荷3を接続して非常点灯さ
せる非常点灯切替回路6を設ける。充電回路5には、タ
イマ回路2を付設し、商用交流電源1の停電回復後の一
定時間は充電電流の設定を大きくし一定時間の経過後は
充電電流の設定を小さくする。また、非常点灯確認のた
めに、2次電池BT1および非常点灯切替回路6に対し
て商用交流電源1を擬似的に停電状態とする点検スイッ
チMS1を設ける。点検スイッチMS1は、商用交流電
源1の入力点からタイマ回路2までの配線経路から外れ
た配線経路に挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、非常用照明器具に適用される2次電池を内蔵した非常用照明装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に従来の非常用照明装置の一例の回路図を示す。図7において、この非常 用照明装置は、商用交流電源1にマイクロスイッチ等からなる点検スイッチMS 1を介して充電トランス(降圧トランス)TX1の1次巻線を接続し、充電トラ ンスTX1の2次巻線に全波整流器REC1および平滑コンデンサC1よりなる 整流平滑回路4を接続している。マイクロスイッチ等からなる点検スイッチMS 1は、常時オン状態にあり、スイッチ操作を行うことによりオフとなる切換型で ある。
【0003】 整流平滑回路4の出力端には、抵抗R1およびツェナーダイオードZD1の直 列回路が接続され、この回路がタイマ回路2の電源回路を構成している。タイマ 回路3は、例えばAN6780(松下電子部品株式会社製)等の長時間タイマ用 集積回路により構成されており、電源投入に応答して起動しリセットされた状態 から計時を始め、設定時間が経過すると出力信号をハイレベルからローレベルに 切り替えるものである。タイマ回路2の設定時間は15〜20時間程度である。
【0004】 整流平滑回路4の出力端には、抵抗R2,ダイオードD1および抵抗R3から なる充電電流の制限要素を介して電池電圧VB の2次電池BT1が接続されてい る。抵抗R3には、トランジスタTR1が並列接続されている。このトランジス タTR1のベースには、タイマ回路2の出力信号が抵抗R4を介して入力され、 タイマ回路2の出力信号がハイレベルのときは、トランジスタTR1がオンとな って抵抗R3を短絡し、ローレベルのときはトランジスタTR1がオフとなって 充電電流は抵抗R3を通ることになる。
【0005】 抵抗R2,ダイオードD1,抵抗R3,抵抗R4およびトランジスタTR1よ りなる回路は、2次電池BT1を充電する充電回路5を構成し、商用交流電源1 が正常時に2次電池BT1を充電する。 上記の充電回路5およびタイマ回路2により、商用交流電源1が停電から回復 したときからタイマ回路2が起動し、このとき、タイマ回路2の出力信号がハイ レベルであるので、トランジスタTR1がオンとなって抵抗R3が短絡され、2 次電池BT1には、最初(1/10)C程度(Cは2次電池の容量を意味する) の充電電流が流れる。その後、タイマ設定時間(15〜20時間)が経過すると 、タイマ回路2の出力信号がローレベルに変化し、トランジスタTR1がオフと なって、充電電流が(1/100)C程度以上の2次電池BT1の自己放電によ る充電電気量の損失を補填する程度の電流値(トリクル電流)に切り替えられる 。
【0006】 図8は、2次電池BT1を充電している途中における2次電池BT1の電池電 圧VB および充電電流IB の時間変化を示している。図8において、時刻t0 は タイマ回路2が起動した時刻であり、時刻t1 はタイマ回路2がタイムアップし た時刻である。時刻t0 から時刻t1 までの間は、充電電流IB が約(1/10 )CmAとなっており、時刻t1 以降は充電電流IB が約(1/100)CmA となっている。
【0007】 図7に戻って、バイポーラトランジスタTR2,MOS型電界効果トランジス タTR3および抵抗R5〜R7は非常点灯切替回路6を構成し、ミニハロゲン電 球またはミニ電球等の白熱ランプからなるランプ負荷3の点灯・消灯を切り替え る機能を有する。 具体的には、商用交流電源1が正常で商用交流電源1より電力が供給されてい るときは、バイポーラトランジスタTR2のベースにはベース電流が供給される ので、バイポーラトランジスタTR2がオンとなり、MOS型電界効果トランジ スタTR3のゲート・ソース間が短絡されて、MOS型電界効果トランジスタT R3がオフとなる。したがって、ランプ負荷3は点灯しない。
【0008】 ところが、商用交流電源1が停電して商用交流電源1よりの電力供給が停止す ると、2次電池BT1への充電が停止し、同時にバイポーラトランジスタTR2 へのベース電流の供給が停止し、バイポーラトランジスタTR2がオフとなり、 MOS型電界効果トランジスタTR3のゲート・ソース間の短絡が解除される。 この結果、2次電池BT1からMOS型電界効果トランジスタTR3のゲート電 圧が印加されてMOS型電界効果トランジスタがオンとなり、2次電池BT1か らランプ負荷3への給電が始まり、ランプ負荷3が非常点灯する。
【0009】 2次電池BT1は、その放電に従い、電池電圧VB が低下し、その電圧値がM OS型電界効果トランジスタTR3のゲートしきい値電圧より低くなるとMOS 型電界効果トランジスタTR3がオフとなってランプ負荷3が消灯し、2次電池 BT1の過放電が防止される。 上記の点検スイッチMS1をオフにすると、擬似的に商用交流電源1を停電状 態となる。この結果、2次電池BT1への充電が停止し、また非常点灯切替回路 6への電圧印加が停止するので、2次電池BT1からランプ負荷3への給電が行 われ、ランプ負荷3を点灯させることができる。つまり、点検スイッチMS1を オフにすることで、非常点灯確認を行うことができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
図7に示した非常用照明装置においては、2次電池BT1に大きな充電電流が 流れるため、2次電池BT1の自己発熱の度合いが高い。また、この非常用照明 装置の回路部を収容する器具本体部分の容積は小型化の要望から小さく設計され 、器具本体内の放熱性は悪く、2次電池BT1の周囲温度が約60℃に達する。
【0011】 2次電池BT1として多用されているNi−Cd電池は、その特性上、周囲温 度が高温下での使用は、その寿命に悪影響を及ぼし、2次電池BT1の劣化につ ながる。 一方、タイマ制御方式による短時間充電方式は、上記のような欠点を考慮して 、短時間に必要な電気量を充電した後は、充電電流を小さくして2次電池BT1 の自己発熱による2次電池BT1の周囲温度の上昇を抑制している。
【0012】 しかしながら、点検スイッチMS1の操作によって非常点灯確認を行うと、タ イマ回路2の電源も落とされてしまうことになり、点検スイッチMS1が再度オ ンとなると、このときにタイマ回路2が初期状態にリセットされて再起動するこ とになり、充電電流のモードが初期状態から再スタートし、所定時間の間、大き な充電電流が流れ続けることになる。
【0013】 このことは、2次電池BT1の不必要な発熱を招くだけでなく、既に十分な電 気量が充電されている2次電池BT1に過剰な電気量を供給することになり、2 次電池BT1は過充電状態となり、電池温度の上昇による劣化の促進あるいは過 充電による電解液の漏れ等の事故につながる。 したがって、この考案の目的は、点検スイッチによって非常点灯確認を行って も、タイマ回路がリセットされることがなく、2次電池の不必要な発熱を防止す ることができるとともに、2次電池が過充電となるのを防止することができ、2 次電池の寿命を損なうことがない信頼性の高い非常用照明装置を提供することで ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この考案の非常用照明装置は、商用交流電源により2次電池を充電する充電回 路を設け、商用交流電源の停電を検出して2次電池に光源を接続して光源を非常 点灯させる非常点灯切替回路を設けている。充電回路には、タイマ回路を付設し てあり、商用交流電源の停電回復後の一定時間は充電回路から2次電池へ供給さ れる充電電流の設定を大きくし、一定時間の経過後は充電回路から2次電池への 充電電流の設定を小さくするようにしている。
【0015】 また、非常点灯確認のために、2次電池および非常点灯切替回路に対して商用 交流電源を擬似的に停電状態とする点検スイッチを設けている。点検スイッチは 、商用交流電源の入力点からタイマ回路までの配線経路から外れた配線経路に挿 入している。
【0016】
【作用】
この考案の構成によれば、点検スイッチをオフにすることによって、2次電池 および非常点灯切替回路に対して商用交流電源を擬似的に停電状態とすると、2 次電池への充電が停止する。また、非常点灯切替回路は、商用交流電源の停電を 検出して2次電池に光源を接続して光源を非常点灯させる。点検スイッチをオフ にしたときに、光源の点灯の有無により、非常点灯確認を行うことができる。
【0017】 また、点検スイッチは、商用交流電源の入力点からタイマ回路までの配線経路 から外れた配線経路に挿入しているので、点検スイッチをオフにしてもタイマ回 路がリセットされることはなく、充電回路による充電動作が初期状態にリセット されることはなく、点検スイッチの操作以前の状態が保持される。
【0018】
【実施例】
〔第1の実施例〕 図1に、この考案の第1の実施例の非常用照明装置の回路図を示す。図1にお いて、この非常用照明装置は、図1に示すように、点検スイッチMS1を、商用 交流電源1から充電トランスTX1の1次巻線への給電経路中に挿入するのに代 えて、商用交流電源1からタイマ回路2への給電経路から外れた場所で、かつ2 次電池BT1への充電を一時停止させるとともに非常点灯切替回路6への電圧印 加を停止させる(擬似的に停電させる)ことができる場所、例えば整流平滑回路 4から2次電池BT1への充電経路中に挿入したもので、その他の構成は図7の 従来例と同様である。
【0019】 この非常用照明装置は、点検スイッチMS1のオン時の動作は図7の非常用照 明装置と同様である。 また、点検スイッチMS1をオフにすると、整流平滑回路4から2次電池BT 1への給電が停止して、2次電池BT1の充電が停止し、また、非常点灯切替回 路6への電圧印加が停止し、非常点灯切替回路6はMOS型電界効果トランジス タTR3をオンにしてランプ負荷3を非常点灯させる。この結果、非常点灯確認 を行うことができる。
【0020】 点検スイッチMS1をオフにする際、タイマ回路2へは商用交流電源MS1か らの給電は継続しているので、タイマ回路2はリセットされず、タイマ回路2は 以前の状態を継続する。 このように、点検スイッチMS1を、商用交流電源1からタイマ回路2への給 電経路から外れた場所で、かつ2次電池BT1への充電を一時停止させるととも に非常点灯切替回路6への電圧印加を停止させることができる場所に挿入したの で、非常点灯確認のために、点検スイッチMS1をオフにしても、タイマ回路2 はリセットされないので、2次電池の不必要な発熱を防止することができるとと もに、2次電池が過充電となるのを防止することができ、2次電池の寿命を損な うことがない信頼性の高い非常用照明装置を提供することができる。
【0021】 また、点検スイッチMS1が降圧トランスである充電トランスTX1の2次側 (低圧側)に挿入されているので、点検スイッチMS1の耐量を低減することが できる。また、これによって、点検スイッチMS1自体の小型化、低コスト化の みならず、非常用照明装置(器具を含む)全体の小型化、低コスト化の実現に寄 与する。
【0022】 〔第2の実施例〕 図2にこの考案の第2の実施例の非常用照明装置を回路図を示す。図2におい て、この非常用照明装置は、2次電池BT2の充電に1石式フォワード型のスイ ッチ電源を用いた構成であり、商用交流電源11にヒューズFUSE1,サージ 吸収素子ZNRおよび入力フィルタ回路12を介して整流平滑回路13を接続し て直流電源を得ている。
【0023】 整流平滑回路13の出力端子には、高周波トランスTX2の1次巻線とMOS 型電界効果トランジスタTR11の直列回路を接続し、高周波トランスTX2の 1次巻線に流れる電流をMOS型電界効果トランジスタTR11でスイッチ制御 し、高周波トランスTX2の2次側に誘起された電圧をダイオードD11,D1 2,インダクタL11およびコンデンサC12よりなる2次側整流平滑回路14 で再び直流化し、端子A,A′間に所定の直流電圧を得る。
【0024】 この直流電圧で2次電池BT2が充電される。つまり、2次側整流平滑回路1 4の出力端子A,A′間には、マイクロスイッチ等からなる点検スイッチMS2 とダイオードD13および抵抗R12よりなる電流制限要素を介して2次電池B T2を接続し、二次電池BT2を充電するようになっている。 MOS型電界効果トランジスタTR11は発振制御回路19によりスイッチン グ動作が制御されるが、この発振制御回路19としては、例えばNEC製のμP C1094等のスイッチング電源制御用集積回路が用いられる。この発振制御回 路19は、タイマ回路18の出力によって出力信号のデューティを制御し、これ によって、2次電池BT2の充電電流を制御する。上記のタイマ回路18および 発振制御回路19は、いずれも、整流平滑回路13の出力端子から給電を受ける 制御電源回路17から動作電源が供給される構成となっている。
【0025】 タイマ回路18は、図1の実施例におけるタイマ回路2と同様の機能を有し、 例えば商用交流電源11の投入開始後の所定時間が経過するまで出力がハイレベ ルの状態を維持し、その後出力がローレベルに変化するような動作をする。 このタイマ回路18によって制御動作が切り替えられる発振制御回路19は、 商用交流電源11の投入開始後の所定時間が経過するまでの期間は、2次電池B T1を例えは図1と同様に(1/10)C程度の充電電流で充電し、その後は( 1/100)C程度の充電電流で2次電池BT1を充電するように、MOS型電 界効果トランジスタTR11のゲートに入力されるゲート信号のオンデューティ を切り替えることになる。
【0026】 つまり、充電電流の切り替えは、タイマ回路18の出力により、発振制御回路 19からMOS型電界効果トランジスタTR11のゲートに入力されるゲート信 号のオンデューティを、最初は大きく(広く)、その後小さく(狭く)すること で、端子A,A′間に現れる電圧を低下させることで実現することができる。 MOS型電界効果トランジスタTR11に並列接続されたコンデンサC11お よび抵抗R11はスナバ回路15を構成し、MOS型電界効果トランジスタTR 11のオフ時に高周波トランスTX2に貯えられたエネルギーを消費することで 、高周波トランスTX2のリセットを行うためのものである。
【0027】 バイポーラトランジスタTR12,MOS型電界効果トランジスタTR13, 抵抗R13〜R15よりなる回路は、図1と同様の動作をする非常点灯切替回路 16を構成し、白熱ランプからなるランプ負荷20の点灯を制御している。つま り、商用交流電源11の通電時は、バイポーラトランジスタTR12がオンとな りMOS型電界効果トランジスタTR13がオフとなってランプ負荷20が消灯 し、商用交流電源11が停電すると、バイポーラトランジスタTR12がオフと なりMOS型電界効果トランジスタTR13がオンとなってランプ負荷20が消 灯する。非常点灯切替回路16の動作は図1の非常点灯切替回路6と同様の動作 をすることになる。
【0028】 また、擬似的な停電状態とするために点検スイッチMS2をオフにすると、2 次側整流平滑回路14から2次電池BT2への給電が停止して、2次電池BT2 の充電が停止し、また、非常点灯切替回路16への電圧印加が停止し、非常点灯 切替回路16はMOS型電界効果トランジスタTR13をオンにしてランプ負荷 20を非常点灯させる。この結果、非常点灯確認を行うことができる。
【0029】 点検スイッチMS2をオフにする際、タイマ回路18へは商用交流電源MS2 からの給電は継続しているので、タイマ回路18はリセットされず、タイマ回路 18は以前の状態を継続する。 図3に図2の非常用照明装置の各部のタイムチャートを示す。図3において、 (a)は整流平滑回路13の出力端子、つまりd点の電圧Vd を示し、(b)は MOS型電界効果トランジスタTR11のドレイン、つまりa点の電圧(ドレイ ン・ソース間電圧VDS)を示し、(c)はMOS型電界効果トランジスタTR1 1のドレイン電流IDSを示し、(d)はダイオードD11に流れる電流ID1を示 し、(e)はダイオードD12に流れる電流ID2を示し、(f)はインダクタL 11に流れる電流IL1を示している。同図(g)は2次側整流平滑回路14の出 力端子A,A′間の電圧VA を示し、(h)はタイマ回路18の出力、つまりc 点の電圧を示し、(i)は発振制御回路19の出力、つまりb点の電圧、すなわ ちMOS型電界効果トランジスタTR11のゲート・ソース間電圧VGSを示して いる。
【0030】 図3から、時刻t1 以前は、タイマ回路18の出力が図3(h)に示すように ハイレベルで、発振制御回路19の出力信号のオンデューティが同図(i)に示 すように大きく、2次側整流平滑回路14の出力端子A,A′間の電圧が同図( g)に示すように高く、時刻t1 以後は、タイマ回路18の出力が図3(h)に 示すようにローレベルに変化し、発振制御回路19の出力信号のオンデューティ が同図(i)に示すように小さくなり、2次側整流平滑回路14の出力端子A, A′間の電圧が同図(g)に示すように低くなることが明らかである。
【0031】 この非常用照明装置においても、点検スイッチMS2を、商用交流電源11か らタイマ回路18への給電経路から外れた場所で、かつ2次電池BT2への充電 を一時停止させるとともに非常点灯切替回路16への電圧印加を停止させること ができる場所に挿入したので、非常点灯確認のために、点検スイッチMS2をオ フにしても、タイマ回路16はリセットされないので、第1の実施例と同様の効 果を奏する。
【0032】 〔第3の実施例〕 図4にこの考案の第3の実施例の非常用照明装置の回路図を示す。図4におい て、この非常用照明装置は、点検スイッチMS2を、2次側整流平滑回路14の 負荷側に挿入するのに代えて、制御電源回路17から発振制御回路19への給電 経路に挿入したもので、その他の構成は図2の非常用照明装置と同様である。
【0033】 この実施例では、発振制御回路19への給電を点検スイッチMS2で遮断する ことにより、スイッチング電源回路を構成するMOS型電界効果トランジスタT R11のスイッチング動作を停止させ、2次側整流平滑回路14の出力端子A, A′の電圧を零とすることで、擬似的な停電状態としたものである。具体的に説 明すると、擬似的な停電状態とするために点検スイッチMS2をオフにすると、 2次側整流平滑回路14の発生電圧が零となって2次電池BT2への給電が停止 して、2次電池BT2の充電が停止し、また、非常点灯切替回路16への電圧印 加が停止し、非常点灯切替回路16はMOS型電界効果トランジスタTR13を オンにしてランプ負荷20を非常点灯させる。この結果、非常点灯確認を行うこ とができる。
【0034】 点検スイッチMS2をオフにする際、タイマ回路18へは商用交流電源11か らの給電は継続しているので、タイマ回路18はリセットされず、タイマ回路1 8は以前の状態を継続する。 上記以外の構成、作用等の説明は、図2の非常用照明装置と同様であるので、 説明を省略する。
【0035】 この実施例の効果は、第1の実施例と同様である。 なお、発振制御回路19の動作を停止させる手段は、上記の制御電源回路17 からの給電を点検スイッチMS2で遮断する他に、発振制御回路19として使用 されるμPC1094には、リモートコントロール端子が設けられていることか ら、点検スイッチMS2の操作によってこのリモートコントロール端子への入力 信号のレベルを切り替えることによっても実現することが可能である。
【0036】 また、上記以外の電源制御用集積回路においても、発振停止制御機能を有する ものは、それを利用することができる。 〔第4の実施例〕 図5にこの考案の第4の実施例の非常用照明装置の回路図を示す。図5におい て、この非常用照明装置は、点検スイッチMS2を整流平滑回路14から高周波 トランスTX2およびMOS型電界効果トランジスタTR11の直列回路へ至る 経路中に挿入したもので、その他の構成は図2の非常用照明装置と同様である。
【0037】 この実施例においても、点検スイッチMS2をオフにすることで、2次側整流 平滑回路14の出力端子A,A′間の電圧を零にすることができるので、図4の ものと同様に、タイマ回路18への給電は継続したまま、2次電池BT2および 非常点灯切替回路16に対して擬似的な停電状態を実現することができる。 この実施例の効果は上記の実施例と同様である。
【0038】 〔第5の実施例〕 図6にこの考案の第5の実施例の非常用照明装置の回路図を示す。図6におい て、この非常用照明装置は、充電トランスTX3の1次側に供給される電気量を 制御することにより、2次電池BT3に流れる充電電流を制御するもので、タイ マ回路23により位相制御回路の導通角を切り替えることにより、充電電流を変 更する構成である。
【0039】 具体的には、商用交流電源21にヒューズFUSE2および位相制御用のトラ イアックTHを介して充電トランス(降圧トランス)TX3の1次巻線を接続し 、充電トランスTX3の2次巻線にマイクロスイッチ等の点検スイッチMS3を 介して整流平滑回路25を接続し、整流平滑回路25に充電電流制限要素となる 抵抗R21およびダイオードD21を介して2次電池BT3を接続し、さらに2 次電池BT3と並列的にバイポーラトランジスタTR21,MOS型電界効果ト ランジスタTR22および抵抗R22〜R24よりなる非常点灯切替回路26お よび白熱ランプからなるランプ負荷27を接続している。
【0040】 整流平滑回路25以降の回路の動作は前記実施例と同様である。 また、位相制御素子であるトライアックTHは位相制御回路24によって制御 され、位相制御回路24はタイマ回路23によって動作が切り替えられる。タイ マ回路23は制御電源回路22から給電されて動作する。タイマ回路23は前記 各実施例のタイマ回路と同様であり、位相制御回路24はタイマ回路23の出力 に応答してトライアックTHの導通角を制御して2次電池BT3の充電電流を切 り替えることになる。
【0041】 この実施例も、上記各実施例と同様の効果を有する。
【0042】
【考案の効果】
この考案の構成によれば、商用交流電源の入力点からタイマ回路までの配線経 路から外れた配線経路に点検スイッチを挿入しているので、点検スイッチをオフ にすることによって、2次電池および非常点灯切替回路に対して商用交流電源を 擬似的に停電状態として非常点灯確認を行う場合において、点検スイッチをオフ にしても、つまり商用交流電源が現実に停電しない限り充電電流の値を切り替え るタイマ回路がリセットされることはなく、充電回路による充電動作が初期状態 にリセットされることはなく、点検スイッチの操作以前の状態が保持されること になる。この結果、充電電流のモードが初期状態にリセットされて、2次電池に 十分な電気量が貯えられているにもかかわらず、さらに過剰な充電電流を流し込 み、過充電状態に至り、2次電池の過熱から2次電池の劣化、さらには電解液漏 れ等の事故に至るといった、危険性を解消することができる。このことは、非常 用照明装置の安全性、信頼性の向上に多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例の非常用照明装置の構
成を示す回路図である。
【図2】この考案の第2の実施例の非常用照明装置の構
成を示す回路図である。
【図3】図2の非常用照明装置の各部のタイムチャート
である。
【図4】この考案の第3の実施例の非常用照明装置の構
成を示す回路図である。
【図5】この考案の第4の実施例の非常用照明装置の構
成を示す回路図である。
【図6】この考案の第5の実施例の非常用照明装置の構
成を示す回路図である。
【図7】従来の非常用照明装置の一例の構成を示す回路
図である。
【図8】図7の非常用照明装置における電池電圧および
充電電流の時間変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 タイマ回路 3 ランプ負荷 4 整流平滑回路 5 充電回路 6 非常点灯切替回路 MS1 点検スイッチ TX1 充電トランス BT1 2次電池

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源により2次電池を充電する
    充電回路を設け、前記商用交流電源の停電の検出時に前
    記2次電池に光源を接続して前記光源を非常点灯させる
    非常点灯切替回路を設け、前記商用交流電源の停電回復
    後の一定時間は前記充電回路から前記2次電池へ供給さ
    れる充電電流の設定を大きくし前記一定時間の経過後は
    前記充電回路から前記2次電池への充電電流の設定を小
    さくするタイマ回路を設け、前記2次電池および前記非
    常点灯切替回路に対して前記商用交流電源を擬似的に停
    電状態とする点検スイッチを設けた非常用照明装置にお
    いて、 前記点検スイッチを前記商用交流電源の入力点から前記
    タイマ回路までの配線経路から外れた配線経路に挿入し
    たことを特徴とする非常用照明装置。
JP761292U 1992-02-21 1992-02-21 非常用照明装置 Pending JPH0570148U (ja)

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JP761292U Pending JPH0570148U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 非常用照明装置

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JP (1) JPH0570148U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004527138A (ja) * 2001-05-25 2004-09-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Led用の電源
JP2008011600A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Kyoritsu Keiki Co Ltd 電源切替装置

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