JPH0570063A - 油圧エレベータ用ジヤツキ - Google Patents
油圧エレベータ用ジヤツキInfo
- Publication number
- JPH0570063A JPH0570063A JP22902991A JP22902991A JPH0570063A JP H0570063 A JPH0570063 A JP H0570063A JP 22902991 A JP22902991 A JP 22902991A JP 22902991 A JP22902991 A JP 22902991A JP H0570063 A JPH0570063 A JP H0570063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- plunger
- cylinder
- stroke
- jack
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- Pending
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 加工、再製、組替等の作業をすることなく、
容易にエレベータの昇降行程に合致した油圧エレベータ
用ジャッキを提供すること。 【構成】 プランジャ４の下端に取り付けられたストッ
パー８が、シリンダ３の上端に取り付けられたグランド
５に当たるとき、乗りかご２は最上階レベルとなり、こ
れを基準に乗りかご２が最下階レベルで、直接式油圧エ
レベータは乗りかご２の底部、間接式油圧エレベータは
プーリ枠６の底部が当たるように、グランド５にプラン
ジャ４の行程を調整する台１１を取付け、この台１１の
長さＨを調整することにより、シリンダ３、プランジャ
４を加工することなく建屋寸法の変更に対処することが
できる。 【効果】 建築設計の変更、建築工事の不良、施工の誤
差等によりエレベータの昇降行程が大幅な変更になって
も、簡便な作業で対処でき、更に標準数ピッチなどによ
る油圧ジャッキの標準化ができ、原価低減、納期短縮な
どの効果がある。
容易にエレベータの昇降行程に合致した油圧エレベータ
用ジャッキを提供すること。 【構成】 プランジャ４の下端に取り付けられたストッ
パー８が、シリンダ３の上端に取り付けられたグランド
５に当たるとき、乗りかご２は最上階レベルとなり、こ
れを基準に乗りかご２が最下階レベルで、直接式油圧エ
レベータは乗りかご２の底部、間接式油圧エレベータは
プーリ枠６の底部が当たるように、グランド５にプラン
ジャ４の行程を調整する台１１を取付け、この台１１の
長さＨを調整することにより、シリンダ３、プランジャ
４を加工することなく建屋寸法の変更に対処することが
できる。 【効果】 建築設計の変更、建築工事の不良、施工の誤
差等によりエレベータの昇降行程が大幅な変更になって
も、簡便な作業で対処でき、更に標準数ピッチなどによ
る油圧ジャッキの標準化ができ、原価低減、納期短縮な
どの効果がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベータ用ジャッ
キに係り、特にエレベータ昇降行程の変動に容易に対応
することのできる油圧エレベータ用ジャッキに関する。
キに係り、特にエレベータ昇降行程の変動に容易に対応
することのできる油圧エレベータ用ジャッキに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の油圧エレベータ用ジャッキは、特
開昭５２−２０５４８号公報に記載のように、プランジ
ャの下端に、プランジャがシリンダから抜け出すのを防
止するストッパーを取付けてあるが、このストッパーと
同一外径のジスタントピースをストッパー上に着脱し、
エレベータの昇降行程変更に対処する構造となってい
た。また、特開昭５４−１６２３６３号公報に記載のよ
うに、シリンダを２分割とし、エレベータの昇降行程変
更に見合った長さのシリンダを継ぎ足し、エレベータの
昇降行程変更に対処する構造であった。
開昭５２−２０５４８号公報に記載のように、プランジ
ャの下端に、プランジャがシリンダから抜け出すのを防
止するストッパーを取付けてあるが、このストッパーと
同一外径のジスタントピースをストッパー上に着脱し、
エレベータの昇降行程変更に対処する構造となってい
た。また、特開昭５４−１６２３６３号公報に記載のよ
うに、シリンダを２分割とし、エレベータの昇降行程変
更に見合った長さのシリンダを継ぎ足し、エレベータの
昇降行程変更に対処する構造であった。
【０００３】また、昇降行程の調整のためにシリンダ側
を伸縮させて対処する油圧エレベータ用ジャッキの公知
例としては、特開昭４９−１３４０４９号公報に記載の
ものがある。
を伸縮させて対処する油圧エレベータ用ジャッキの公知
例としては、特開昭４９−１３４０４９号公報に記載の
ものがある。
【０００４】その他、利用分野が異なるが、実開昭５０
−１５５７６２号公報にはグランド部の外側に調整機構
を設けたものが記載されているが、しかし、これはピス
トンロッドの突出高さを位置決めして固定する機構であ
って、シリンダのストロークを調整することはできない
し、又そのためのものではない。
−１５５７６２号公報にはグランド部の外側に調整機構
を設けたものが記載されているが、しかし、これはピス
トンロッドの突出高さを位置決めして固定する機構であ
って、シリンダのストロークを調整することはできない
し、又そのためのものではない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】通常、シリンダおよび
プランジャで構成する油圧ジャッキにより乗りかごを上
下させる構成の油圧エレベータにおいて、油圧ジャッキ
は、建築計画時の建屋寸法を基に設計、製作するもので
あるが、工事途中での建築設計の変更、建築工事の不良
および施工誤差などにより、エレベータの昇降行程が変
更になることがある。このような場合に対応するために
油圧ジャッキはある程度の余裕行程分をもたせて製作し
てあるが、この余裕行程を越えた建屋変更があった場
合、または昇降行程が小さくなった場合は、油圧ジャッ
キの再製または加工をしなければならず、多大な費用を
要するとともに、納期遅れの原因となっていた。
プランジャで構成する油圧ジャッキにより乗りかごを上
下させる構成の油圧エレベータにおいて、油圧ジャッキ
は、建築計画時の建屋寸法を基に設計、製作するもので
あるが、工事途中での建築設計の変更、建築工事の不良
および施工誤差などにより、エレベータの昇降行程が変
更になることがある。このような場合に対応するために
油圧ジャッキはある程度の余裕行程分をもたせて製作し
てあるが、この余裕行程を越えた建屋変更があった場
合、または昇降行程が小さくなった場合は、油圧ジャッ
キの再製または加工をしなければならず、多大な費用を
要するとともに、納期遅れの原因となっていた。
【０００６】これらの問題に対し上記の従来技術は、組
立作業の変更によりある程度の範囲については対処でき
るものであるが、昇降行程が大きく変更になったときは
対処できない。また、シリンダおよびプランジャに対す
る変更作業が伴なうものであり、シリンダ内の油を除去
しなければならず組替作業に多くの時間と油の無駄が生
じていた。
立作業の変更によりある程度の範囲については対処でき
るものであるが、昇降行程が大きく変更になったときは
対処できない。また、シリンダおよびプランジャに対す
る変更作業が伴なうものであり、シリンダ内の油を除去
しなければならず組替作業に多くの時間と油の無駄が生
じていた。
【０００７】なお、特開昭４９−１３４０４９号公報に
記載のものは、凹及び凸のシリンダを螺合し、ネジ部を
回転させてシリンダを伸縮させるものであるが、ネジ部
に必要なあそびのために、凹シリンダ及びその上部に固
定したグランドと、凸シリンダとの芯が通らず、ガタが
生じ、重量物を昇降させるシリンダとして、垂直な或い
は直線的なシリンダを加工製作することが困難であっ
た。
記載のものは、凹及び凸のシリンダを螺合し、ネジ部を
回転させてシリンダを伸縮させるものであるが、ネジ部
に必要なあそびのために、凹シリンダ及びその上部に固
定したグランドと、凸シリンダとの芯が通らず、ガタが
生じ、重量物を昇降させるシリンダとして、垂直な或い
は直線的なシリンダを加工製作することが困難であっ
た。
【０００８】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくして、油圧ジャッキを加工、再製、および組替作
業することなく容易にエレベータの昇降行程に合致した
油圧エレベータ用ジャッキを提供することにある。
をなくして、油圧ジャッキを加工、再製、および組替作
業することなく容易にエレベータの昇降行程に合致した
油圧エレベータ用ジャッキを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に挿
入されて上下動するプランジャとからなり、該プランジ
ャの上下動によりエレベータ乗りかごを移動させる油圧
エレベータ用ジャッキにおいて、前記シリンダの上端部
に固定されたグランドの上部に、前記プランジャの下降
限度を規制する伸縮可能な行程調整手段を設けたことを
特徴とするものである。また、前記シリンダの上端部に
固定されたグランドの上部に、前記プランジャの下降限
度を規制する調整台を設け、該調整台は、上下に分割し
て複数個のボルト孔の形成された側板どうしが互いに重
ねられ、該ボルト孔を利用してボルト締めにより高さを
調整するものであることを特徴とするものである。ま
た、前記シリンダの上端部に固定されたグランドの上部
に、前記プランジャの下降限度を規制する調整台を備え
たジャッキボルトを設けたことを特徴とするものであ
る。
めに本発明は、油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に挿
入されて上下動するプランジャとからなり、該プランジ
ャの上下動によりエレベータ乗りかごを移動させる油圧
エレベータ用ジャッキにおいて、前記シリンダの上端部
に固定されたグランドの上部に、前記プランジャの下降
限度を規制する伸縮可能な行程調整手段を設けたことを
特徴とするものである。また、前記シリンダの上端部に
固定されたグランドの上部に、前記プランジャの下降限
度を規制する調整台を設け、該調整台は、上下に分割し
て複数個のボルト孔の形成された側板どうしが互いに重
ねられ、該ボルト孔を利用してボルト締めにより高さを
調整するものであることを特徴とするものである。ま
た、前記シリンダの上端部に固定されたグランドの上部
に、前記プランジャの下降限度を規制する調整台を備え
たジャッキボルトを設けたことを特徴とするものであ
る。
【００１０】
【作用】上記構成によれば、シリンダの外部でプランジ
ャの下降限度を調整することにより、プランジャの行程
を調整することができ、シリンダ又はプランジャの加
工、再製作、組替等をすることなくエレベータ昇降行程
に合致した油圧ジャッキとすることができる。そのた
め、建屋寸法の変更などによるエレベータ昇降行程の変
更に容易に対処することができる。
ャの下降限度を調整することにより、プランジャの行程
を調整することができ、シリンダ又はプランジャの加
工、再製作、組替等をすることなくエレベータ昇降行程
に合致した油圧ジャッキとすることができる。そのた
め、建屋寸法の変更などによるエレベータ昇降行程の変
更に容易に対処することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。まず、本発明を適用する油圧エレベータの概要
を図４及び図５により説明する。図４は直接式油圧エレ
ベータ、図５は間接式油圧エレベータの構造図である。
これらの図において、昇降路１をエレベータの乗りかご
２が上下する。プランジャ４は直接式では乗りかご２の
底に連結され、間接式ではプランジャ４上端のプーリ６
を介したロープ７で乗りかご２の底に連結され、シリン
ダ３の上部に取り付けられたグランド５に案内され、シ
リンダ３内の油圧操作（油圧操作装置は図示を省略し
た）により上下運動し、乗りかご２は昇降路１内で建屋
のエレベータ昇降行程Ａを上下する。
明する。まず、本発明を適用する油圧エレベータの概要
を図４及び図５により説明する。図４は直接式油圧エレ
ベータ、図５は間接式油圧エレベータの構造図である。
これらの図において、昇降路１をエレベータの乗りかご
２が上下する。プランジャ４は直接式では乗りかご２の
底に連結され、間接式ではプランジャ４上端のプーリ６
を介したロープ７で乗りかご２の底に連結され、シリン
ダ３の上部に取り付けられたグランド５に案内され、シ
リンダ３内の油圧操作（油圧操作装置は図示を省略し
た）により上下運動し、乗りかご２は昇降路１内で建屋
のエレベータ昇降行程Ａを上下する。
【００１２】この場合従来技術では、図６及び図７にお
いて、シリンダ３の長さをＤ、プランジャ４の下端に取
り付けられ、プランジャ４がシリンダ３から抜け出すの
を防止するストッパー８の厚さをＥ、余裕行程をＢ及び
Ｃとすると、ある程度まで建屋変更に追従することがで
きるのは、この余裕行程Ｂ及びＣ内である。
いて、シリンダ３の長さをＤ、プランジャ４の下端に取
り付けられ、プランジャ４がシリンダ３から抜け出すの
を防止するストッパー８の厚さをＥ、余裕行程をＢ及び
Ｃとすると、ある程度まで建屋変更に追従することがで
きるのは、この余裕行程Ｂ及びＣ内である。
【００１３】図６は建屋のエレベータ昇降行程Ａが当初
の建屋設計寸法より短くなったときで、外径はストッパ
ー８の外径と同一、内径はプランジャ４の外径と同一の
ドーナツ状の建屋寸法が短くなった分に見合った厚さＦ
のジスタントピース９を、プランジャ４に装着してエレ
ベータ昇降行程Ａの変更に対処している。
の建屋設計寸法より短くなったときで、外径はストッパ
ー８の外径と同一、内径はプランジャ４の外径と同一の
ドーナツ状の建屋寸法が短くなった分に見合った厚さＦ
のジスタントピース９を、プランジャ４に装着してエレ
ベータ昇降行程Ａの変更に対処している。
【００１４】図７は建屋のエレベータ昇降行程Ａが当初
の建屋設計寸法より長くなったときで、この場合は、内
径、外径共シリンダ３と同一のものを建屋寸法が長くな
った分に見合った長さＧの継ぎ足しシリンダ１０を装着
し、エレベータ昇降行程Ａの変更に対処している。
の建屋設計寸法より長くなったときで、この場合は、内
径、外径共シリンダ３と同一のものを建屋寸法が長くな
った分に見合った長さＧの継ぎ足しシリンダ１０を装着
し、エレベータ昇降行程Ａの変更に対処している。
【００１５】これら図６及び図７に示すいずれの方法
も、シリンダ３内の油を除去しなければならず、更に、
部品の追加により油圧ジャッキの解体、再組立て作業が
必要であり多くの時間と労力を要していた。
も、シリンダ３内の油を除去しなければならず、更に、
部品の追加により油圧ジャッキの解体、再組立て作業が
必要であり多くの時間と労力を要していた。
【００１６】ここで、本発明の実施例を図面を用いて説
明する。図１は本発明の第１の実施例、図３は本発明の
第２の実施例を示し、それぞれ要部であるエレベータ昇
降行程Ａの変動に対応できる油圧ジャッキの詳細図であ
る。図２は図１の側面図で、プランジャ４の行程Ａを調
整する台１１を示し、複数個の穴とボルト締め１２によ
り調整する方式を示している。図３はこの台１１をジャ
ッキボルト１３により調整する方式を示している。
明する。図１は本発明の第１の実施例、図３は本発明の
第２の実施例を示し、それぞれ要部であるエレベータ昇
降行程Ａの変動に対応できる油圧ジャッキの詳細図であ
る。図２は図１の側面図で、プランジャ４の行程Ａを調
整する台１１を示し、複数個の穴とボルト締め１２によ
り調整する方式を示している。図３はこの台１１をジャ
ッキボルト１３により調整する方式を示している。
【００１７】建屋のエレベータ昇降行程Ａが当初の建屋
設計寸法に対し、余裕行程Ｂ及びＣ以内（通常１００ｍ
ｍ以内）であれば、余裕行程Ｂ及びＣを小さくするか又
は大きくすることで対処できるが、余裕行程Ｂ及びＣを
超えたときでも油圧ジャッキの設計及び製作変更をする
ことなく対処することができるものである。
設計寸法に対し、余裕行程Ｂ及びＣ以内（通常１００ｍ
ｍ以内）であれば、余裕行程Ｂ及びＣを小さくするか又
は大きくすることで対処できるが、余裕行程Ｂ及びＣを
超えたときでも油圧ジャッキの設計及び製作変更をする
ことなく対処することができるものである。
【００１８】シリンダ３の長さＤは、エレベータ昇降行
程Ａ、余裕行程Ｂ及びＣに建屋行程変動分が大きくなっ
たときを考慮し長めに製作しておき、プランジャ４の下
端に取り付けられたストッパー８が、シリンダー３の上
端に取り付けられたグランド５に当たるとき、エレベー
タの乗りかご２は最上階レベルとなり、これを基準にし
て乗りかご２が最下階レベルで、直接式油圧エレベータ
（図４に例示）は乗りかご２の底部、間接式油圧エレベ
ータ（図５に例示）はジャッキプーリ枠６の底部が、そ
れぞれグランド５に取り付けたプランジャ４の行程を調
整する台１１に当たるように、調整台１１の長さＨを調
整し、第１の実施例に示すように、この調整台１１に複
数個明けた穴を利用してボルト締め１２とするか、又は
第２の実施例に示すように、ジャッキボルト１３方式に
より調整台１１の長さＨを調整する。
程Ａ、余裕行程Ｂ及びＣに建屋行程変動分が大きくなっ
たときを考慮し長めに製作しておき、プランジャ４の下
端に取り付けられたストッパー８が、シリンダー３の上
端に取り付けられたグランド５に当たるとき、エレベー
タの乗りかご２は最上階レベルとなり、これを基準にし
て乗りかご２が最下階レベルで、直接式油圧エレベータ
（図４に例示）は乗りかご２の底部、間接式油圧エレベ
ータ（図５に例示）はジャッキプーリ枠６の底部が、そ
れぞれグランド５に取り付けたプランジャ４の行程を調
整する台１１に当たるように、調整台１１の長さＨを調
整し、第１の実施例に示すように、この調整台１１に複
数個明けた穴を利用してボルト締め１２とするか、又は
第２の実施例に示すように、ジャッキボルト１３方式に
より調整台１１の長さＨを調整する。
【００１９】即ち建屋のエレベータ昇降行程Ａが変更に
なった場合、シリンダ３の上端に取り付けられたグラン
ド５にプランジャ４の行程を調整する台１１を取付け、
調整台１１の長さＨを変えることにより建屋寸法の変更
に対処でき、シリンダ３及びプランジャ４を加工、組替
え又は再製作する必要がなくなる。
なった場合、シリンダ３の上端に取り付けられたグラン
ド５にプランジャ４の行程を調整する台１１を取付け、
調整台１１の長さＨを変えることにより建屋寸法の変更
に対処でき、シリンダ３及びプランジャ４を加工、組替
え又は再製作する必要がなくなる。
【００２０】これらの実施例によれば、プランジャの最
大行程はシリンダの長さで決定するため、シリンダは建
築計画時のエレベータ昇降行程より長目の設計にしてお
き、上記の台の長さが一番短いときエレベータ昇降行程
は最大、また上記の台の長さが一番長いときエレベータ
昇降行程は最小となる。そのため、エレベータ昇降行程
の変動に対し、加工、再製作および組替等をすることな
くグランド上に取付けた台の長さを調整することで、エ
レベータ昇降行程に合致した油圧ジャッキとなる。
大行程はシリンダの長さで決定するため、シリンダは建
築計画時のエレベータ昇降行程より長目の設計にしてお
き、上記の台の長さが一番短いときエレベータ昇降行程
は最大、また上記の台の長さが一番長いときエレベータ
昇降行程は最小となる。そのため、エレベータ昇降行程
の変動に対し、加工、再製作および組替等をすることな
くグランド上に取付けた台の長さを調整することで、エ
レベータ昇降行程に合致した油圧ジャッキとなる。
【００２１】例えば、プランジャと乗りかごの移動方向
が同じ場合、プランジャの行程を調整する台が一番短い
とき、プランジャがシリンダから抜け出すのを防止する
ために、プランジャの下端に取り付けられたストッパー
がシリンダーの上端にとりつけられたグランドに当たっ
たとき、エレベータの乗りかごは最上階となり、ストッ
パーがシリンダーの底部に当たったとき、エレベータの
乗りかごは最下階となり、このときプランジャの行程が
最大となる。
が同じ場合、プランジャの行程を調整する台が一番短い
とき、プランジャがシリンダから抜け出すのを防止する
ために、プランジャの下端に取り付けられたストッパー
がシリンダーの上端にとりつけられたグランドに当たっ
たとき、エレベータの乗りかごは最上階となり、ストッ
パーがシリンダーの底部に当たったとき、エレベータの
乗りかごは最下階となり、このときプランジャの行程が
最大となる。
【００２２】また上記調整台が一番長いとき、前記スト
ッパーが前記グランドに当たったとき、エレベータの乗
りかごは最上階となり、前記ストッパーがシリンダーの
底部に当たる前に、直接式油圧エレベータにあっては例
えば乗りかごの底部が、また間接式油圧エレベータにあ
っては例えばジャッキプーリ枠が上記調整台に当たった
とき、エレベータの乗りかごは最下階となり、このとき
プランジャの行程が最小となる。
ッパーが前記グランドに当たったとき、エレベータの乗
りかごは最上階となり、前記ストッパーがシリンダーの
底部に当たる前に、直接式油圧エレベータにあっては例
えば乗りかごの底部が、また間接式油圧エレベータにあ
っては例えばジャッキプーリ枠が上記調整台に当たった
とき、エレベータの乗りかごは最下階となり、このとき
プランジャの行程が最小となる。
【００２３】即ち、プランジャの下端に取付けられたス
トッパーが、シリンダの上端に取付けられたグランドに
当たるとき、エレベータの乗りかごは最上階レベルと
し、これを基準に乗りかごが最下階レベルで、直接式油
圧エレベータにあっては乗りかごの底部が、また間接式
油圧エレベータにあってはジャッキプーリ枠が上記の調
整台に当たるるように、調整台の長さを調節することに
よってプランジャの行程を設定することができる。これ
により建屋寸法の変更などによるエレベータ昇降行程の
変更に対処することができるものである。
トッパーが、シリンダの上端に取付けられたグランドに
当たるとき、エレベータの乗りかごは最上階レベルと
し、これを基準に乗りかごが最下階レベルで、直接式油
圧エレベータにあっては乗りかごの底部が、また間接式
油圧エレベータにあってはジャッキプーリ枠が上記の調
整台に当たるるように、調整台の長さを調節することに
よってプランジャの行程を設定することができる。これ
により建屋寸法の変更などによるエレベータ昇降行程の
変更に対処することができるものである。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、従来建屋のエレベータ
昇降行程が大幅に変更になったときは、シリンダやプラ
ンジャを加工、再製及び部品の追加又は除去による組替
えが必要であったが、あらかじめ建屋寸法の変更分を考
慮したシリンダにしておき、更にプランジャの行程を調
整する台を取り付けておき、この台の長さを調整するこ
とにより容易に建屋のエレベータ昇降行程の変更に対処
できるという効果がある。
昇降行程が大幅に変更になったときは、シリンダやプラ
ンジャを加工、再製及び部品の追加又は除去による組替
えが必要であったが、あらかじめ建屋寸法の変更分を考
慮したシリンダにしておき、更にプランジャの行程を調
整する台を取り付けておき、この台の長さを調整するこ
とにより容易に建屋のエレベータ昇降行程の変更に対処
できるという効果がある。
【００２５】更にシリンダ、プランジャの長さにおいて
も、エレベータ昇降行程１ｍｍ単位に設計、製作してい
たものが、標準数ピッチなどによる標準化が可能とな
り、原価低減、納期短縮などの効果がある。
も、エレベータ昇降行程１ｍｍ単位に設計、製作してい
たものが、標準数ピッチなどによる標準化が可能とな
り、原価低減、納期短縮などの効果がある。
【図１】図１は本発明の第１の実施例を示す要部拡大
図。
図。
【図２】図２は図１の側面図。
【図３】図３は本発明の第２の実施例を示す要部拡大
図。
図。
【図４】図４は直接式油圧エレベータ構造図。
【図５】図５は間接式油圧エレベータ構造図。
【図６】図６は従来技術を示す説明図。
【図７】図７は従来技術を示す説明図。
１ 昇降路 ２ 乗りかご ３ シリンダ ４ プランジャ ５ グランド ６ プーリ枠 ７ ロープ ８ ストッパー ９ ジスタントピース １０ 継足しシリンダ １１ プランジャ行程調整台 １２ 締付けボルト １３ ジャッキボルト Ａ エレベータ昇降行程 Ｄ シリンダ長さ Ｈ プランジャ行程調整台長さ
Claims (3)
- 【請求項１】 油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に挿
入されて上下動するプランジャとからなり、該プランジ
ャの上下動によりエレベータ乗りかごを移動させる油圧
エレベータ用ジャッキにおいて、 前記シリンダの上端部に固定されたグランドの上部に、
前記プランジャの下降限度を規制する伸縮可能な行程調
整手段を設けたことを特徴とする油圧エレベータ用ジャ
ッキ。 - 【請求項２】 油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に挿
入されて上下動するプランジャとからなり、該プランジ
ャの上下動によりエレベータ乗りかごを移動させる油圧
エレベータ用ジャッキにおいて、 前記シリンダの上端部に固定されたグランドの上部に、
前記プランジャの下降限度を規制する調整台を設け、該
調整台は、上下に分割して複数個のボルト孔の形成され
た側板どうしが互いに重ねられ、該ボルト孔を利用して
ボルト締めにより高さを調整するものであることを特徴
とする油圧エレベータ用ジャッキ。 - 【請求項３】 油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に挿
入されて上下動するプランジャとからなり、該プランジ
ャの上下動によりエレベータ乗りかごを移動させる油圧
エレベータ用ジャッキにおいて、 前記シリンダの上端部に固定されたグランドの上部に、
前記プランジャの下降限度を規制する調整台を備えたジ
ャッキボルトを設けたことを特徴とする油圧エレベータ
用ジャッキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22902991A JPH0570063A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 油圧エレベータ用ジヤツキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22902991A JPH0570063A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 油圧エレベータ用ジヤツキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570063A true JPH0570063A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16885633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22902991A Pending JPH0570063A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 油圧エレベータ用ジヤツキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0570063A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52135975A (en) * | 1976-05-08 | 1977-11-14 | Hitachi Ltd | Opening control unit for guide vane control motor |
| JPS5531040B2 (ja) * | 1972-01-12 | 1980-08-15 | ||
| JPS6115035A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-23 | Kojima Press Co Ltd | 空気調和装置における風向板駆動装置 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP22902991A patent/JPH0570063A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5531040B2 (ja) * | 1972-01-12 | 1980-08-15 | ||
| JPS52135975A (en) * | 1976-05-08 | 1977-11-14 | Hitachi Ltd | Opening control unit for guide vane control motor |
| JPS6115035A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-23 | Kojima Press Co Ltd | 空気調和装置における風向板駆動装置 |
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