JPH0569481U - 流体供給装置 - Google Patents

流体供給装置

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Publication number
JPH0569481U
JPH0569481U JP926292U JP926292U JPH0569481U JP H0569481 U JPH0569481 U JP H0569481U JP 926292 U JP926292 U JP 926292U JP 926292 U JP926292 U JP 926292U JP H0569481 U JPH0569481 U JP H0569481U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
passage
liner
clamp ring
rotary shaft
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Pending
Application number
JP926292U
Other languages
English (en)
Inventor
芳太郎 坂本
章宏 三宅
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Publication of JPH0569481U publication Critical patent/JPH0569481U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプリングを取外すだけでライナを回転
軸から容易に取外すことができ、またライナ外面の流体
入口の口径を最少限に抑えることができる。 【構成】 内部に流体通路2を有する回転軸1にクラン
プリング4を介して円筒状ライナ5を取付け、該ライナ
5の外面に形成した流体入口6から上記流体通路2に流
体を供給する装置において、上記ライナ5内に流体入口
6からクランプリング4内に通じる軸方向の第1通路7
を形成し、クランプリング4内に第1通路7から流体通
路2に通じる半径方向の第2通路8を形成したことを特
徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転軸内に形成した流体通路に外部から流体を供給するための流体 供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、船舶の推進装置として、二重反転プロペラが知られているが、これは 同心の二つの回転軸を有し、その外側の回転軸の先端部には内側の回転軸を回転 自在に支持する軸受が設けられている。この軸受に潤滑油を供給するために、図 3の(a)または(b)に示すように回転軸1内には流体通路2が形成され、回 転軸1には図示しないクランプリングを介して円筒状のライナ5が取付けられて いる。
【0003】 上記ライナ5の外周にはこれを囲繞するケーシング16と一対のシールリング 18,18で囲まれる環状の流体供給部17が形成され、ライナ5の外面にはそ の流体供給部17に望んで開口する流体入口6が形成されている。
【0004】 特に従来の流体供給装置においては、ライナ5にその流体入口6から半径方向 に貫通する通路20が形成され、この通路20から回転軸1の外面に一端が開口 した流体通路2に直接潤滑油を供給するようになっていた。この場合、ライナ5 と回転軸1の間をシールする必要があるため、同図の(a)に示すように通路2 0に押え金具21を介してOリング22を嵌めたり、あるいは(b)に示すよう に回転軸1に一対のOリング23,23を嵌めていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(a)(b)いずれの流体供給装置も、ライナ5と回転軸 1の間にOリング22または23を設けているので、クランプリングを取外すだ けでは、ライナ5を回転軸1から容易に取外す(軸方向に移動させる)ことがで きないという問題があった。また、前者のように押え金具21を用いる流体供給 装置においては、流体入口6および通路20の口径が大きくなるため、一対のシ ールリング18,18間の間隔が大きくなり、複数の流体を扱う場合にはシール リング18の本数も増えることから、ライナ5およびケーシング16が益々軸方 向に長くなるという問題があった。
【0006】 そこで、本考案の目的は、クランプリングを取外すだけでライナを回転軸から 容易に取外すことができ、またライナ外面の流体入口の口径を最少限に抑えるこ とができる流体供給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、内部に流体通路を有する回転軸にクラン プリングを介して円筒状ライナを取付け、該ライナの外面に形成した流体入口か ら上記流体通路に流体を供給する装置において、上記ライナ内に流体入口からク ランプリング内に通じる軸方向の第1通路を形成し、クランプリング内に第1通 路から流体通路に通じる半径方向の第2通路を形成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
流体はライナの流体入口から第1通路を通ってクランプリング内に導かれ、更 にクランプリング内から第2通路を通って回転軸の流体通路に導かれる。この様 にライナから直接ではなく、クランプリングを経由して流体を供給するようにし たので、従来の流体供給装置では不可欠であったライナと回転軸の間のOリング が不要になり、これによりクランプリングを取外すだけでライナを回転軸から容 易に取外すことができる。また、ライナからOリングの押え金具が不要になるた め、ライナ外面の流体入口の口径を最少限に抑えることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0010】 図1ないし図2において、1は二重反転プロペラの内側回転軸の如き回転軸で あり、その内部には潤滑油あるいは圧縮空気等の比較的低圧の流体を軸方向に沿 って導くための流体通路2が形成されている。この流体通路2の一端(入口)2 aは流体導入用として回転軸1の外面に開口している。
【0011】 この回転軸1の流体通路2に流体を供給する流体供給装置3として、回転軸1 にはクランプリング4を介して円筒状のライナ5が取付けられている。ライナ5 の外面には流体入口6が開口され、ライナ5内にはその流体入口6からクランプ リング4内に通じる軸方向に沿った第1通路7が形成され、クランプリング4内 にはその第1通路7から回転軸1の流体通路2に通じる半径方向に沿った第2通 路8が形成されている。なお、実施例では、流体入口6、第1通路7、第2通路 8および流体通路2が二つずつ形成され、二つの流体を扱ったり、あるいは流体 を循環させたりできるようになっている。
【0012】 更に具体的には、上記クランプリング4は二つ割りのクランプ片4a,4bか ら構成され、これらがボルト9とナット10の締付けにより回転軸1に取付けら れている。このクランプリング4には第2通路8が半径方向に貫通するように形 成され、この第2通路8の内側の開口が回転軸1の外面に開口した流体通路2の 入口2aと連通し、第2通路8の外側の開口にはこれを閉塞するためのプラグ1 1が取付けられている。
【0013】 クランプリング4の一端には回転軸1に緩く嵌められた円筒状のライナ5の一 端がボルト12の締付けにより取付けられ、ライナ5およびクランプリング4の 一部には流体入口6と第2通路8を連通するように軸方向に沿って第1通路7が 形成されている。クランプリング4とライナ5の間には第1通路7を囲繞するよ うにOリング13が介設され、クランプリング4と回転軸1の間には第2通路8 および流体通路2の入口2aを囲繞するようにOリング14が介設されている。 この第2通路のOリング14は、第2通路8内にネジ込められた押え金具15に よりクランプリング4側から回転軸1側に押付けられている。
【0014】 ライナ5の外周にはこれを囲繞するように円筒状のケーシング16が図示しな い固定側より配置され、このケーシング16の内側には流体入口6と連通する流 体供給部17を区画形成する一対のシールリング18,18が取付けられている 。シールリング18の内周部はライナ5の外面に摺接している。ケーシング16 には流体供給部17に流体を導入する導入口19が形成されている。
【0015】 次に実施例の作用を述べる。流体はケーシング16の導入口19から一対のシ ールリング18,18で区画される流体供給部17に導入され、この流体供給部 17に導入された流体はライナ5の流体入口6から第1通路7を通ってクランプ リング4内に導かれ、更にクランプリング4内から第2通路8を通って回転軸1 の流体通路2に導かれる。この様にライナ5から直接ではなく、クランプリング 4を経由して流体を供給するようにしたので、従来の流体供給装置では不可欠で あったライナと回転軸の間のOリングが不要になり、これによりクランプリング 4を取外すだけでライナ5を回転軸1から容易に取外すことができる。また、ラ イナ5からOリングの押え金具が不要になるため、ライナ5外面の流体入口6の 口径を最少限に抑えることができ、ライナ5およびケーシング16の長尺化を防 止できる。
【0016】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、ライナから直接ではなく、クランプリングを経 由して流体を供給するようにしたので、従来の流体供給装置では不可欠であった ライナと回転軸の間のOリングが不要になり、クランプリングを取外すだけでラ イナを回転軸から容易に取外すことができ、またライナからOリングの押え金具 が不要になり、ライナ外面の流体入口の口径を最少限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る流体供給装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来の流体供給装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 流体通路 4 クランプリング 5 ライナ 6 流体入口 7 第1通路 8 第2通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流体通路を有する回転軸にクラン
    プリングを介して円筒状ライナを取付け、該ライナの外
    面に形成した流体入口から上記流体通路に流体を供給す
    る装置において、上記ライナ内に流体入口からクランプ
    リング内に通じる軸方向の第1通路を形成し、クランプ
    リング内に第1通路から流体通路に通じる半径方向の第
    2通路を形成したことを特徴とする流体供給装置。
JP926292U 1992-02-27 1992-02-27 流体供給装置 Pending JPH0569481U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP926292U JPH0569481U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 流体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP926292U JPH0569481U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 流体供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569481U true JPH0569481U (ja) 1993-09-21

Family

ID=11715523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP926292U Pending JPH0569481U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 流体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0569481U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022249705A1 (ja) * 2021-05-26 2022-12-01 ジャパン マリンユナイテッド株式会社 船尾管の船首側シール構造と船舶

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