JPH0569220A - 型材の切断加工装置 - Google Patents

型材の切断加工装置

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JPH0569220A
JPH0569220A JP13446891A JP13446891A JPH0569220A JP H0569220 A JPH0569220 A JP H0569220A JP 13446891 A JP13446891 A JP 13446891A JP 13446891 A JP13446891 A JP 13446891A JP H0569220 A JPH0569220 A JP H0569220A
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JP
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mold material
circular saw
jig
moulding material
pressing
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JP13446891A
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Inventor
Takahiro Muranaka
孝浩 村中
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 型材Wがセットされる治具20と、この治具
20にセットされた型材Wを切断するカッター機構30
と、これら治具20及びカッター機構30の作動を制御
する制御盤80とで構成され、治具20に設けれた型材
Wの挿通孔40には、型材Wの先端部が当接されるスト
ッパー70が治具20から突出して設けられている。 【効果】 型材Wの切断位置の前後方向及び切断角度の
調整を簡便に行うことができ、作業能率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型材の端部を切欠手段
によりほぼ直角に切り欠いて型材の端面に直角の切欠部
を成形するようにした型材の切断加工装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】住宅用建具の中で、例えばドア枠、窓枠
等には、従来よりアルミ製のサッシ枠等が適用される場
合が多い。この種のサッシ枠は、押し出し成形で作られ
た特殊な形状をした専用の型材を組子として用いている
が、通常、型材は端面を単に突き付け接合するのではな
く、端面を一部切り欠く等して型材の端面同士を相互に
突き付け接合して組み立てるようにしている。
【0003】ところで、このような型材の切欠部の一つ
として、図5および図6に示すように、型材Wの端部を
ほぼ直角に切り欠くことを要求されることがある。
【0004】従来、この種の型材Wの切欠は、例えば、
図5に示すように、型材Wの切り欠くべき部分(図5鎖
線X、Yで囲まれた部分)を、円盤状の切削盤を使い、
型材の端面から徐徐に切削していく方法や、鎖線X、Y
に沿って丸鋸盤により別々に切り込みを入れて切断する
方法などが採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術では、型材の切削屑が散らかり、作業環境を
悪くするといった問題がある。また、型材を円盤状の切
削盤により切り欠く方法では、切欠部表面が粗くなり加
工精度や美観を維持することが難しく、一方、丸鋸盤に
より別々に型材に切り込みを入れる方法では、加工の度
に型材の位置決め等をやり直す必要が生じてその作業能
率が悪いといった問題があった。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、切削屑の飛散を防止し、かつ型材の位置決めが簡
便で切断加工の作業能率が向上する型材の切断加工装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の型材の切断加工
装置は、柱状の型材をその端部より治具に挿入してセッ
トし、治具にセットした状態で型材の端面をカッター手
段により斜めに切り欠くようにした切断加工装置であっ
て、前記治具は、型材の外形に応じた形態の挿入孔を備
えた治具本体と、この治具本体の挿入孔に挿入された型
材の側面を押圧して型材を治具本体にクランプするシリ
ンダー機構と、治具本体の挿入孔に挿入された型材の一
部に係合して型材の切断加工位置を設定するストッパー
とを具備し、前記カッター手段は型材を斜めに切り欠く
丸鋸盤と、この丸鋸盤を上下動させる昇降機構とから構
成することを前記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】本発明の型材の切断加工装置によれば、型材を
挿入孔に挿入してストッパーに当接させることにより、
型材の切断加工位置をカッター手段の作動位置に一致さ
せることができ、型材の切断加工位置の前後方向の位置
合わせを簡略化する。
【0009】また、丸鋸機構を所定の角度に設定するこ
とにより、型材を前記切断加工位置で所定の角度に切断
することができ、型材の切断角度の設定を簡略化する。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図4を
参照して説明する。
【0011】なお、前記図5ないし図6と同一の構成部
分には、同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0012】図中符号10は、本実施例の切断加工装置
である。切断加工装置10は、装置本体11と、この装
置本体11の上部に取り付けられて型材Wがセットされ
る治具20と、この治具20にセットされた型材Wを切
断するカッター機構30と、これら治具20及びカッタ
ー機構30の作動を制御する制御盤80とで構成されて
いる。
【0013】なお、本実施例で用いる型材Wは、図2に
示すように、断面矩形に形成された本体部W1と、この
本体部W1の角の一側の側部から上方に延びる係合支持
部W2と、これら本体部W1及び係合支持部W2の接点か
ら双方に垂直に延びる第1のフランジW3とで構成され
ている。本体部W1には、係合支持部W2と反対側の下部
から下方及び外方に突出して突出部W4が形成されてい
る。係合支持部W2には、中央部から本体部W1の側に突
出して係合部W5と上端から第1のフランジW3側に略水
平に突出する第2のフランジW6が形成されている。
【0014】装置本体11は、床に設置された平面視長
方形状のベース12と、このベース12上部に固定され
た筐型の治具支持部13と、制御盤80を支持する制御
盤支持部14と、上部に制御スイッチ81が取り付けら
れたスイッチ取り付け部15と、カッター機構30を支
持するスライドバー16とで構成されている。
【0015】治具支持部13には、治具支持部材17が
上部の中央部から上方に突出して溶着されている。治具
支持部材17の上部の左右両端には、円柱状の治具支持
部材17が前後方向に沿って水平に設けられている。治
具取り付け軸18は、後端部が治具取り付け軸18、1
8に固定されて、互いに平行に配置されている。そして
治具支持部13は、これら治具取り付け軸18、17と
治具20の下端部に設けられた係合孔21を互いに係合
することにより治具20を支持している。
【0016】また、図4に示すように、治具支持部13
の上部には、切断片降下台19が治具支持部材17の上
部から左右下方にそれぞれ傾斜して取り付けられてい
る。治具支持部13の左右両側部には、型材Wの切断片
を回収する回収ボックスBが取り付けられる四角枠状の
ボックス支持部13aが切断片降下台19、19の下方
で突出して形成されている。
【0017】制御盤支持部14は、ベース12の正面視
左側の端部から略垂直に延びる円柱状のポール14a
と、このポール14aの上端部に水平にして固定された
プレート状の支持板14bとでなっている。支持板14
bの上部には、筐型に形成された制御盤80が固定され
ている。
【0018】スイッチ取り付け部15は、治具支持部1
3の正面視右側の前端部にアングル材を垂設してなって
いる。スイッチ取り付け部15の上部には、カッター機
構30の作動をON、OFFする制御スイッチ81が取
り付けられている。
【0019】図4に示すように、スライドバー16は、
円柱状に形成され、治具支持部13の後部において幅方
向左右に互いに平行となるように前後に立設されてい
る。それぞれのスライドバー16は、カッター機構30
の昇降機構31が設置されることによりカッター機構3
0を昇降自在に支持している。
【0020】前記治具20は、型材Wの外形に応じた形
態の挿入孔40を備えた治具本体20と、この治具本体
20の挿入孔40に挿入された型材Wの側面を押圧して
型材Wを治具本体40にクランプするシリンダー機構6
0と、治具本体40の挿入孔40に挿入された型材Wの
一部に係合して型材Wの切断加工位置を設定するストッ
パー70とで構成されている。
【0021】図1ないし図3に示すように、治具本体5
0は、装置の前後方向に沿って配設されたプレート状の
基台51と、自身の上部中央部に設けられた第1の支持
部材52と、この第1の支持部材52の上部に固定され
た第2の支持部材53と、第1の支持部材52の正面視
左右に第1の支持部材52に対して対向配置された第3
の支持部材54と、それぞれの第3の支持部材54の上
部に固定された第4の支持部材55とでなっている。
【0022】第2の支持部材53は、両側部が係合支持
部W2の係合部W5と反対の側の側面に当接可能に突出し
て形成されている。第3の支持部材54には、突出部W
4が挿入可能な第1の挿入溝54aが53側の側面に前
後にわたって形成されている。第4の支持部材55に
は、係合部W5が挿入可能な第2の挿入孔55aが第2
の支持部材53側の側面に前後にわたって形成されてい
る。また、第4の支持部材55の中央部には、上面を幅
方向に貫通するガイド溝55bが形成され、自身の上部
に設けられたシリンダー機構60の押圧部材61を第2
の挿入孔55aで摺動自在に支持している。ガイド溝5
5bの後部に位置する第4の支持部材55には、型材W
の先端部が当接されるストッパー70が挿入孔40に突
出して形成されている。
【0023】第1の支持部材52と第2の支持部材53
の間には、第1のフランジW3が挿入可能な第3の挿入
溝56が形成されている。そして、第1、第2、第3、
第4の支持部材52、53、54、55の間は型材Wが
挿入可能な挿入孔40に形成されている。
【0024】シリンダー機構60は、第1の支持部材5
2及び第2の支持部材53の外側面に固着された支圧板
62の外側に固定されている。シリンダー機構60は、
ロッド(図示せず)を支圧板62に水平動自在に貫設す
るとともに、その端部が前記押圧部材61に固定されて
いる。そしてシリンダー機構60は、ロッドを伸縮させ
ることにより押圧部材61を第4の支持部材55の幅方
向に水平動可能に構成されている。
【0025】図1、図2及び図4に示すように、カッタ
ー機構30は、上部に設置された昇降機構31と、型材
Wを幅方向に切断する第1の丸鋸盤32と、型材Wを長
さ方向に切断する第2の丸鋸盤33とで構成されてい
る。
【0026】昇降機構31は、前記スライドバー16に
昇降自在に取り付けられた昇降ブラケット34と、スラ
イドバー16の上端部に固定された押圧機構35と、第
1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33の水平回動を調節
する位置調整機構36とで構成されている。
【0027】第1、第2の丸鋸盤32、33は、それぞ
れ中央部に金属製のブラケットが取りつけられて、安定
して回転するようになっている。
【0028】図1及び図4に示すように、昇降ブラケッ
ト34は、概略直方体状に形成されている。昇降ブラケ
ット34の長さ方向両端部には、自身を上下に貫通する
軸挿通孔34aが形成されている。昇降ブラケット34
は、軸挿通孔34aをスライドバー16と嵌合させるこ
とによりスライドバー16に沿って昇降自在となってい
る。
【0029】また、昇降ブラケット34には、位置調整
機構36を介して型材Wを長さ方向に略沿って切断する
角度で第1の丸鋸盤32が固定されるとともに、この第
1の丸鋸盤32の上部に型材Wを幅方向に略沿って切断
する角度で第2の丸鋸盤33が固定されている。第1の
丸鋸盤32と第2の丸鋸盤33は、互いにほぼ直角に取
り付けられている。
【0030】図4に示すように、押圧機構35は、スラ
イドバー16の上端部に固定された油圧式押圧機構35
aと手動式押圧機構35bとでなっている。
【0031】図1及び図4に示すように、油圧式押圧機
構35aは、装置本体11に設けられたエアコンプレッ
サー(図示せず)に接続されて空気圧を油圧に変えるハ
イドロユニット35cと、このハイドロユニット35c
に接続されて伸縮自在に構成された油圧シリンダー35
dと、この油圧シリンダー35dの押圧ロッド35eの
先端に水平回動自在に取り付けられて上下動する押圧板
35fとで構成されている。
【0032】ハイドロユニット35cは、円筒状であっ
て、スライドバー16、18の上端部で双方を連結する
ように設けられた固定部材18aの正面視左側に立設さ
れている。
【0033】油圧シリンダー35dは、ハイドロユニッ
ト35cより小型に形成された円筒状であって、前記固
定部材18aの中央部に立設されている。
【0034】押圧板35fは、平面視長方形の板状を水
平に配置してなる支圧部35gと、この支圧部35gの
中央部から下方に突出した連結部35hとでなり、切断
加工装置10の幅方向に平行に配されている。押圧板3
5fは、中央部の上部に押圧ロッド35eが取り付けら
れるとともに、押圧ロッド35eが方向制御治具35i
に遊嵌された状態で油圧シリンダー35dから伸縮する
ことにより水平を保持したまま上下動するように取り付
けられている。連結部35hの下端部には、中央部の連
結金具35jを介して前記昇降ブラケット34の上部に
固定された駆動力支持プレート34bが固定されてい
る。駆動力支持プレート34bは、正面視凸型であっ
て、上端が連結部35hの下端に略一致する平面に形成
されるとともに、この上端部を連結部35hの下端部に
当接して連結されている。なお連結金具35jの近傍に
は第1、第2の丸鋸盤32、33に切削油を供給する油
供給ノズル(図示せず)が取りつけられている。
【0035】手動式押圧機構35bは、固定部材18a
の端部に回動自在に取り付けられた押圧ハンドル35k
と、固定部材18aの中央部を固定部材18aの上部へ
引き上げる引き上げばね35lと、押圧ハンドル35k
の中央部と昇降ブラケット34を連結する押圧リンク3
5mとで構成されている。図4に示すように、押圧ハン
ドル35kは、中央部が下方に屈曲されたバー状であっ
て、基端部が固定部材18aの背面視右端部の下部に回
動自在に取り付けられている。
【0036】引き上げばね35lは、一端が固定部材1
8aの押圧ハンドル35kの上部で固定部材18aの側
面から後方に突出して設けられた第1の係合部材35n
に固定され、かつ他端が押圧ハンドル35kの中央部に
設けられた第2の係合部材35oに固定されている。そ
して引き上げばね35lは、押圧ハンドル35kが水平
より下方に回動することにより引き伸ばされて、第1の
係合部材35nと、第2の係合部材35oの間に引っ張
り力を作用させるようになっている。
【0037】押圧リンク35mは、上端が第1の係合部
材35nに回動自在に取り付けられるとともに、下端も
昇降ブラケット34の上部の中央部にリンクピン35p
を介して回動自在に取り付けられて縦回動自在に設けら
れている。
【0038】そして手動式押圧機構35bは、押圧ハン
ドル35kを下方に回動することにより、リンクピン3
5pが回動しながら昇降ブラケット34に下方への押圧
力を伝達して昇降ブラケット34が下降する様になって
いる。
【0039】なお、昇降ブラケット34は、治具支持部
材17の自身の下面とベース12との間に介装されたば
ね16aにより上方に付勢されており、下方に押し下げ
られた後に下方への押圧力が解除された際に、ばね16
aの付勢力と引き上げばね35lの引っ張り力が作用し
て自動的に上昇する。
【0040】図3及び図4に示すように、位置調整機構
36は、第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33の切断
加工装置10bにおける幅方向に移動させる水平調整機
構36aと、所定の位置で回動させて型材Wの切断角度
を調節する角度調整機構36bとで構成されている。
【0041】水平調整機構36aは、ロッド状に形成さ
れた水平バー36cを昇降ブラケット34の前面に水平
に取り付けてなり、この水平バー36cに水平動ブラケ
ット(図示せず)を介して第1の丸鋸盤32及び第2の
丸鋸盤33を取り付けることによりこれら第1の丸鋸盤
32及び第2の丸鋸盤33を水平動自在に支持してい
る。
【0042】角度調整機構36bは、第1の丸鋸盤32
及び第2の丸鋸盤33を押圧ロッド35eを中心に水平
回動させる回転ハンドル36dと、回動角度を表示する
角度表示装置36eとで構成されている。
【0043】回転ハンドル36dは、端部が第1の丸鋸
盤32及び第2の丸鋸盤33を支持する支持金具(図示
せず)に螺合されて、回転することによりこの支持金具
を押圧ロッド35eを中心に回動させることによって、
第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33を所定角度回動
させる。
【0044】図4に示すように、角度表示装置36e
は、所定半径に湾曲して形成され、切断加工装置10の
左側の側部に突出するようにして第4の支持部材55の
上部に固定して設けられている。角度表示装置36eに
は、第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33の回動にと
もなって移動する指示板表示板36fが湾曲面36gに
沿って回動するように近接して設けられている。そし
て、角度表示装置36eは、湾曲面36gに刻設されて
いる角度目盛上の表示板36fの位置が、第1の丸鋸盤
32及び第2の丸鋸盤33の回動角度を示すように構成
されている。
【0045】図1及び図3に示すように、第1の丸鋸盤
32は、駆動力支持プレート34bの下部に切断加工装
置10の長さ方向に向けて取り付けられた第1の電動モ
ーター32aと、この第1の電動モーター32aの駆動
軸に略水平に取り付けられた第1の丸鋸32bとでなっ
ている。第2の丸鋸盤33は、駆動力支持プレート34
bの下部に切断加工装置10の幅方向に向けて設けれた
第2の電動モーター33aと、この第2の電動モーター
33aに略水平に取り付けられた第2の丸鋸33bとで
なっている。そして、第1の電動モーター32aと第2
の電動モーター33aは、ともに昇降機構31の昇降ブ
ラケット34に取り付けられて昇降自在となっている。
【0046】以下、切断加工装置10の作用を説明す
る。本実施例の切断加工装置10により型材Wを切断す
るには、まず、第1の丸鋸32b及び第2の丸鋸33b
の位置を水平調整機構36a及び角度調整機構36bを
作動して型材Wの切断位置に合わせる。第1の丸鋸32
b及び第2の丸鋸33bの位置のセットは、まず前記水
平動ブラケットを水平バー36c上で水平動させること
により第1の丸鋸32b及び第2の電動モーター33a
を所定の位置にセットする。次いで、その位置で回転ハ
ンドル36dを回転させて第1の丸鋸盤32及び第2の
丸鋸盤33を水平回動させることにより第1の丸鋸32
b及び第2の電動モーター33aを所定の角度に設定す
る。この時、第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33の
回動角度は、角度表示装置36eにおける表示板36f
の移動量により把握することができる。
【0047】第1の丸鋸32b及び第2の電動モーター
33aのセットが完了したら、第1の丸鋸盤32及び第
2の丸鋸盤33を上方に上げた状態で型材Wを型材の切
断加工装置に挿入する。型材Wを先端部がストッパー7
0に当接するように押し込むことにより、型材Wの切断
の前後方向の位置をセットすることができる。
【0048】以下、切断加工装置10は、制御盤80が
制御することによりその作動を自動に行う。型材Wのセ
ットが完了したら、シリンダー機構60を作動して押圧
部材61を突出することにより、押圧部材61を型材W
の側面に押圧して型材Wを押圧部材61と第2の支持部
材53の間に把持する。
【0049】型材Wの把持が完了したら、作業者が制御
スイッチ81をONして第1の電動モーター32a及び
第2の電動モーター33aを作動して第1の丸鋸32b
及び第2の丸鋸33bを回転させ、この状態で第1の丸
鋸盤32及び第2の丸鋸盤33を下方に移動することに
より型材Wを切断する。
【0050】第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33の
移動は、押圧機構35を作動して昇降ブラケット34を
スライドバー16に沿って下方に移動させる。押圧機構
35により昇降ブラケット34を下方へ移動させるに
は、前記エアコンプレッサーを作動してハイドロユニッ
ト35cに圧縮空気を送り込み、軸挿通孔34aを作動
させる。そして、圧入された空気圧が軸挿通孔34a内
で油圧に変換され、軸挿通孔34aから油圧シリンダー
35dに圧油が送り出され、油圧シリンダー35dがこ
の油圧に応じた押圧力で押圧ロッド35eを突出する。
この押圧ロッド35eが、押圧板35fを下方に押し下
げる結果、駆動力支持プレート34bが下方に移動して
第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33を押し下げる。
【0051】第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33の
下方への押しつけ力は、エアコンプレッサーの圧力がハ
イドロユニット35cを介して作用することにより、上
方への反力に対して押圧ロッド35eが遅動して連続的
に作用される。
【0052】また、手動式押圧機構35bを作動して第
1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤33を下方へ押し下げ
るには、作業者が押圧ハンドル35kを下方に回動する
ことにより押圧リンク35mが下方に移動して昇降ブラ
ケット34を下方に押し下げる。
【0053】型材Wを切断を完了したら、エアコンプレ
ッサーからの空気の圧入を停止することにより押圧ロッ
ド35eを縮小して第1の丸鋸盤32及び第2の丸鋸盤
33を上昇させる。そして、シリンダー機構60を収縮
して型材Wの把持を解除する。
【0054】なお、型材Wの切断により生じた切断片
は、落下して切断片降下台19に沿って滑落して回収ボ
ックスBに回収される。
【0055】前記の様に構成される本実施例の切断加工
装置10によれば、型材Wを挿入孔40に挿入してスト
ッパー70に当接させることにより、型材Wの切断加工
位置の前後方向を第1の丸鋸32b及び第2の丸鋸33
bの作動位置に一致させることができるから、型材Wの
前後方向のセットを簡略化することができ、作業能率が
向上する。
【0056】また、第1、第2の丸鋸機構31、32を
所定の角度に設定することにより、型材Wを前記切断加
工位置で所定の角度に切断することができるから、型材
Wの切断角度の設定を簡略化することができ、さらなる
作業能率の向上が可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の型材の切
断加工装置によれば、前記治具は、型材の外形に応じた
形態の挿入孔を備えた治具本体と、この治具本体の挿入
孔に挿入された型材の側面を押圧して型材を治具本体に
クランプするシリンダー機構と、治具本体の挿入孔に挿
入された型材の一部に係合して型材の切断加工位置を設
定するストッパーとを具備し、前記カッター手段は型材
を斜めに切り欠く丸鋸盤と、この丸鋸盤を上下動させる
昇降機構とから構成することを特徴とするから、型材を
挿入孔に挿入してストッパーに当接させることにより、
型材の切断加工位置の前後方向を丸鋸機構の作動位置に
一致させることができるから、型材の前後方向のセット
を簡略化することができ、作業能率が向上する。
【0058】また、丸鋸機構を予め所定の角度に設定す
ることにより、型材を前記切断加工位置で所定の角度に
切断することができるから、型材の切断角度の設定を簡
略化することができ、さらなる作業能率の向上が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例示す正面図である。
【図2】前記支持部材及び挿入孔40を示す要部拡大図
である。
【図3】前記角度調整機構36bを示す要部拡大図であ
る。
【図4】前記斜視背面図である。
【図5】型材の切り欠き部分を示す図である。
【符号の説明】
10 切断加工装置 20 治具 30 カッター装置 31 第1の丸鋸盤 32 第2の丸鋸盤 33 昇降機構 60 シリンダー機構 70 ストッパー W 型材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の型材をその端部より治具に挿入し
    てセットし、治具にセットした状態で型材の端面をカッ
    ター手段により斜めに切り欠くようにした切断加工装置
    であって、 前記治具は、型材の外形に応じた形態の挿入孔を備えた
    治具本体と、この治具本体の挿入孔に挿入された型材の
    側面を押圧して型材を治具本体にクランプするシリンダ
    ー機構と、治具本体の挿入孔に挿入された型材の一部に
    係合して型材の切断加工位置を設定するストッパーとを
    具備し、前記カッター手段は型材を斜めに切り欠く丸鋸
    盤と、この丸鋸盤を上下動させる昇降機構とから構成さ
    れていることを特徴とする型材の切断加工装置。
JP13446891A 1991-06-05 1991-06-05 型材の切断加工装置 Pending JPH0569220A (ja)

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