JPH0569212A - 携帯用ドリル自動機の加工補助装置 - Google Patents

携帯用ドリル自動機の加工補助装置

Info

Publication number
JPH0569212A
JPH0569212A JP23185291A JP23185291A JPH0569212A JP H0569212 A JPH0569212 A JP H0569212A JP 23185291 A JP23185291 A JP 23185291A JP 23185291 A JP23185291 A JP 23185291A JP H0569212 A JPH0569212 A JP H0569212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
work
arm
portable
screw shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23185291A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Okuno
昇 奥野
Keiichi Okuno
惠一 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP23185291A priority Critical patent/JPH0569212A/ja
Publication of JPH0569212A publication Critical patent/JPH0569212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯用ドリル自動機に簡単に装着でき、ワー
クに大きな送り力を与えて穴加工を確実に行なえるよう
にする。 【構成】 携帯用の電動ドリル1の上部に、アーム10
を移動可能に取付け、そのアーム10の先端に、ドリル
Aに向き合う押え板11を設け、アーム10の後端に、
回転モータ12に接続したねじ軸13をねじ込む。回動
モータ12の作動によりねじ軸13を回転させると、押
え板11がドリルAに向かって接近離反し、ワークBに
送り力を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動ドリルやエアド
リル等の携帯用ドリル自動機の穴明け作業において、ワ
ークに大きな送り力を与えて加工を補助するための装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、各種作業場の穴明け
作業には、電動ドリルや、空気圧を利用したエアドリル
等の携帯用ドリル自動機が数多く用いられているが、こ
のようなドリル自動機は、自動機に設けた把手を手で保
持し、作業者がドリルに送り力を与えながら穴加工を行
なうようになっている。
【0003】しかしながら、穴明けの穴の数が多い場合
や、無理な姿勢で加工を行なう場合、手による送り作業
は著しい疲労を伴なう不具合があった。
【0004】また、硬度の高い難削材料等を穴明けする
場合、人間の手による押し込み力だけでは、十分な送り
力や保持力が得られず、加工中にドリルが大きく振られ
たり、所要の穴形状が形成できない欠点があった。
【0005】そこで、この発明は、携帯用ドリル自動機
に簡単に取付けることができ、ワークに手による押し込
み以上の大きな送り力を与えて穴加工を確実に安定して
行なえるようにした加工補助装置を提供することを技術
的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の加工補助装置は、携帯用ドリル自動機
に、その自動機に装着されるドリルの先端にワークを向
き合わせるワーク押え部材を設け、その押え部材又は上
記ドリル自動機のスピンドルの一方を他方に向かって接
近離反させる移動機構を備えた構造としたものである。
【0007】なお、上記の移動機構は、スピンドルの駆
動機構に連動させるように構成することができる。
【0008】
【作用】上記の構造においては、押え部材によりドリル
にワークを向かい合せ、移動機構の作動により押え部材
又はドリルの一方を他方に向かって移動させる。これに
より、ドリルとの間でワークに送り力が加わり、ワーク
を穴明けする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1及び図2は第1実施例を示す。この図
において、1は、携帯用の電動ドリルであり、本体ケー
ス2の先端に、ドリルAを着脱自在に保持する保持具3
が取付けられ、本体ケース2の内部には、上記保持具3
を回転駆動するための駆動機構(図示省略)が組込まれ
ている。
【0010】また、本体ケース2の端部に形成された把
手4には、上記駆動機構を作動停止させるボタンスイッ
チ5が設けられ、その把手5の下部から駆動機構を外部
の電源(図示省略)に接続させるコード6が延びてい
る。
【0011】加工補助装置7は、本体ケース2の上部に
ブラケット8を取付け、そのブラケット8に設けた直線
状のガイド溝9に、アーム10をドリルAの軸線方向に
スライド可能に取付け、そのアーム10の先端に、ドリ
ルAの先端と向き合う押え板11を設けている。また、
アーム10の後端部に、ねじ軸13をねじ込み、そのね
じ軸13を回転モータ12に接続している。
【0012】上記の構造では、回転モータ12の作動に
よりねじ軸13を正逆転させると、そのねじ軸13の送
りとガイド溝9の案内により、アーム10が前後方向に
直線移動し、押え板11がドリルAに対して接近離反す
る。
【0013】この第1実施例は、上記のような構造であ
り、穴加工を行なうには、保持具3に装着したドリルA
と、押え板11との間にワークBをはさみ、電動ドリル
1のボタンスイッチ5をONにしてドリルAを回転させ
る。
【0014】次に、回転モータ12を作動してねじ軸1
3を回転させ、押え板11をドリルAに向かって移動さ
せる。これにより、押え板11とドリルAの間でワーク
Bに送り力が加わり、ワークBはドリルAにより穴明け
される。
【0015】穴明けが終了すると、ボタンスイッチ5を
OFFにしてドリルAの回転を止め、ついで回転モータ
12を逆転させて、押え板11をドリルAから離反させ
る。これにより、加工後のワークBを、ドリルAと押え
板11の間から簡単に取り出すことができ、続けて次の
加工を行なうことができる。
【0016】図3は第2実施例を示す。図において21
は、携帯用のエアドリルであり、その本体ケース22の
先端部22aに、エアホース23から導入された高圧空
気の圧力を回転運動に変換してドリル保持具24に伝え
るブースタ機構(図示省略)が内蔵されている。
【0017】加工補助装置25は、本体ケース22の上
部にエアシリンダ26を固定し、そのエアシリンダ26
に連結したアーム27の端部に、ドリルAの先端に向き
合う押え板28を設けて構成されている。また、本体ケ
ース22の先端部には、アーム27の動きを案内するブ
ッシュ29が取付けられ、そのブッシュ29とエアシリ
ンダ26の間に、アーム27の戻り方向の動きを補助す
る圧縮バネ30が組込まれている。
【0018】上記の構造では、エアシリンダ21を作動
してアーム27を前後に移動させると、押え板28がド
リルAに向かって移動し、ワークに機械的な送り力が与
えられる。
【0019】図4は第3実施例を示す。この例では、携
帯用エアドリル31に取付けたアーム32の先端に、ド
リルAと軸線が一致するエアシリンダ33を取付け、そ
のエアシリンダ33のピストン杆に、ドリルAの先端に
向き合う押え板34を取付けている。上記の構造におい
ては、エアシリンダ33が作動すると、押え板34がド
リルAに向かって接近離反し、ワークに送り力を与え
る。
【0020】図5及び図6は、第4実施例を示してい
る。この例では、携帯用の電動ドリル41上部に設けた
2個の案内部材42、43の間に、先端に押え板44を
備えるアーム45を、前後方向に移動可能に取付け、そ
のアーム45の側部に連結したラック歯46に、ピニオ
ン47を噛み合せている。
【0021】また、ピニオン47は、電動ドリル41に
設けた回転軸48に一体に取付け、その回転軸48の端
部に、全長がピニオン47の半径より数倍長いレバー4
9を取付けている。
【0022】上記の構造では、レバー49を回動操作す
ると、挺子の作用により操作力が数倍に増大されてアー
ム45を前後に移動させ、押え板44とドリルAとの間
で大きな送り力を発生させる。
【0023】図7及び図8は第5実施例を示している。
この例では、携帯用電動ドリル51の本体ケース52の
内部において、ドリル保持具53が連結するスピンドル
54を、ガイド部材55に軸受56を介して回転自在に
貫通させ、そのスピンドル54の先端に形成したスプラ
イン57に、ギヤ58を取付け、そのギヤ58を、回転
モータ59に連結した駆動ギヤ60に噛み合せている。
【0024】また、上記駆動ギヤ60に、多数のギヤで
構成した歯車減速機構61を介してねじ軸62が連結し
ており、そのねじ軸62が、上記ガイド部材55に設け
たねじ孔63にねじ込まれている。
【0025】このガイド部材55は、図8に示すよう
に、上下の両端部が本体ケース52の内壁面に設けた直
線状の案内溝64、65に嵌合して前後方向にのみ移動
可能になっており、スピンドル54に対して両側から挾
み付けたナット66、66により一体で前後移動するよ
うになっている。
【0026】また、本体ケース52の上部にはブラケッ
ト67が固定され、そのブラケット67に設けた前後方
向のガイド孔68に、先端に押え板69を設けたアーム
70が抜き差し自在に挿入されている。このアーム70
をガイド孔68に対し抜き差ししてボルト71により固
定することにより、押え板69とドリルAとの間の距離
を、加工するワークの寸法に合せて簡単に調節すること
ができる。
【0027】上記の構造においては、モータ59により
駆動ギヤ60を回転させると、スピンドル54を介して
ドリル保持具53が回転すると共に、歯車減速機構61
を介してねじ軸62が低速で回転し、そのねじ軸62の
送りと案内溝64、65の案内により、ガイド部材55
とスピンドル54が一体で前後方向に移動する。このた
め、ドリルAは、回転しつつ押え板69に向かって接近
離反することになり、ドリルAと押え板69の間に挟ん
だワークBを機械的な力で穴明けする。
【0028】図9は第6実施例を示す。この例では、携
帯用電動ドリル81の上部にエアシリンダ82を取付
け、そのエアシリンダ82のピストン杆に、ワーク押え
部材としての空気吸引具83を取付けている。図中の8
4は、空気吸引用のパイプである。
【0029】上記の構造では、吸引具83をワークBに
吸着して、ドリルA先端に向き合うようにワークBを押
え、その状態で、エアシリンダ82を収縮させる。これ
により、ドリルAがワークBに接近し、ワークを穴明け
する。
【0030】なお、上記第6実施例のようにワークを保
持する押え部材の構造は、図示したような空気吸引方法
に限らず、ボルト等で機械的に保持する方法や、磁石な
どで吸着させる方法を採ることもできる。
【0031】図10及び図11は第7実施例を示してい
る。この例においては、押え板91を前後方向に移動さ
せる主シリンダ92とは別に副シリンダ93を設け、そ
の副シリンダ93に、押え板91との間でワークBを挾
み付ける挾み板94を連結している。この挾み板94
は、図11に示すようにドリルAを囲むような2叉形状
で形成され、途中に設けた調整スリーブ95により押え
板91との距離が調節できるようになっている。
【0032】また、主シリンダ92と副シリンダ93の
シリンダ室は、エア給排パイプ96により接続されてお
り、主シリンダ92が押え板91をドリル側に引くと、
副シリンダ93が挾み板94を押し出し、両板の間でワ
ークBを挾み付けるように設定されている。なお、両シ
リンダ92、93内部に組込んだバネ97、98は、ピ
ストンを戻すための復帰用バネである。
【0033】上記の構造では、押え板91と挾み板94
との間でワークBを挾み、その状態から押え板91をド
リル側に移動させて、ワークBを加工する。
【0034】このため、ワークBは、押え板91と挾み
板94の間で確実に固定された状態で穴明けされること
になり、ドリルAの穴明け終了時の振れや、ドリル径が
大きくなり切削トルクが大きくなった場合でも、安定し
た穴明けを行なうことができる。
【0035】図12は第8実施例を示し、この例は、上
記第7実施例の副シリンダ93に代えて、コイルバネ9
9で挾み板94を付勢するようにしたものである。
【0036】他の構造は第7実施例と同じなので、同一
部品に同一符号を付して、説明を省略する。
【0037】なお、押え部材又はスピンドルを移動させ
る移動機構は、上述の各実施例で示した構造に限定され
るものではなく、例えば、油圧シリンダやバネ機構等を
用いた他の構造を利用することもできる。
【0038】
【効果】以上のように、この発明の加工補助装置は、押
え部材とドリルの間でワークに送り力を与えるようにし
たので、ドリルに振れを生じることなくワークを大きな
送り力で穴明けすることができ、短時間で確実な穴加工
が行なえる効果がある。
【0039】また、ドリル自動機に簡単に取付けること
ができるので、市販の携帯用ドリル自動機に広く利用で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】第2実施例の一部縦断正面図
【図4】第3実施例の正面図
【図5】第4実施例の一部縦断正面図
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図
【図7】第5実施例の一部縦断正面図
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図
【図9】第6実施例の一部縦断正面図
【図10】第7実施例の一部縦断正面図
【図11】図10のXI−XI線に沿った断面図
【図12】第8実施例の一部縦断正面図
【符号の説明】
1、41、51、81 携帯用電動ドリル 21、31 エアドリル 3、24、53 ドリル保持具 7、25 加工補助装置 10、27、32、45、70 アーム 11、28、34、44、69、91 押え板 12、59 回転モータ 13、62 ねじ軸 26、33、82 エアシリンダ 46 ラック歯 47 ピニオン 54 スピンドル 83 空気吸引具 94 挾み板 A ドリル B ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用ドリル自動機に、その自動機に装
    着されるドリルの先端にワークを向き合わせるワーク押
    え部材を設け、その押え部材又は上記ドリル自動機のス
    ピンドルの一方を他方に向かって接近離反させる移動機
    構を備えた携帯用ドリル自動機の加工補助装置。
  2. 【請求項2】 上記移動機構を、スピンドルの駆動機構
    に連動させた請求項1に記載の携帯用ドリル自動機の加
    工補助装置。
JP23185291A 1991-09-11 1991-09-11 携帯用ドリル自動機の加工補助装置 Pending JPH0569212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23185291A JPH0569212A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 携帯用ドリル自動機の加工補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23185291A JPH0569212A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 携帯用ドリル自動機の加工補助装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569212A true JPH0569212A (ja) 1993-03-23

Family

ID=16930028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23185291A Pending JPH0569212A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 携帯用ドリル自動機の加工補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0569212A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014039992A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Fuji Heavy Ind Ltd 工具駆動装置、工具駆動方法及び工具駆動装置用の工具送り機構

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52127699A (en) * 1976-04-20 1977-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Control device of motor driver
JPS5871017A (ja) * 1982-04-08 1983-04-27 Michiharu Tsukai スポツト「鎔」接部切離し工具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52127699A (en) * 1976-04-20 1977-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Control device of motor driver
JPS5871017A (ja) * 1982-04-08 1983-04-27 Michiharu Tsukai スポツト「鎔」接部切離し工具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014039992A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Fuji Heavy Ind Ltd 工具駆動装置、工具駆動方法及び工具駆動装置用の工具送り機構
US10252386B2 (en) 2012-08-23 2019-04-09 Subaru Corporation Tool driving device, tool driving method, and tool feeding mechanism for tool driving device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090022555A1 (en) Positive-Feed Machine Tool Permitting a Clearing Operation
GB2377903A (en) Combination drilling and tapping electric discharge machine
CN102513978A (zh) 一种新型电锤
JPH0569212A (ja) 携帯用ドリル自動機の加工補助装置
JP4199617B2 (ja) 複合加工旋盤の心押台駆動装置
US4740120A (en) Thread tapping machine tool
CN213105502U (zh) 加工中心用的自动换刀钻攻铣一体加工装置
JP4712186B2 (ja) バー面仕上げ装置を備えたバー供給機
JP2721720B2 (ja) エアフィードペックドリル装置
KR100473543B1 (ko) 톱날 가공장치
CN215392495U (zh) 一种新型主轴箱
CN114102415B (zh) 装卸加工可分离式的汽车方形钢管件自动抛光机及其方法
CN211465446U (zh) 一种手动钻孔工具
KR20020064096A (ko) 마찰용접 장치
US5348427A (en) Airfeed peck drill configuration
JPS6239154A (ja) 工作機械のスピンドルヘツド
ITVI970099A1 (it) Unita' di foratura profonda applicabile particolarmente a macchine fresatrici e/o centri di lavoro
US20220324078A1 (en) File belt sander
KR20110078330A (ko) 선반의 공작물 자동 수취장치
CN112440386A (zh) 一种具有辅助夹持功能的电钻附加装置
JPH0718517Y2 (ja) 工作機械のスピンドルヘッド
JPS61209801A (ja) 外周旋削装置
CN112077604A (zh) 自动换刀钻攻铣一体加工装置
JPH0435805A (ja) 携帯用電動ドリルの加工補助装置
JPS6113221Y2 (ja)