JPH0568954A - 洗浄方法 - Google Patents
洗浄方法Info
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- JPH0568954A JPH0568954A JP22922691A JP22922691A JPH0568954A JP H0568954 A JPH0568954 A JP H0568954A JP 22922691 A JP22922691 A JP 22922691A JP 22922691 A JP22922691 A JP 22922691A JP H0568954 A JPH0568954 A JP H0568954A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗浄面の洗浄痕を極めて小さくできるととも
に、大きい洗浄効果が得られ、洗浄コストも小さくでき
て広範囲に利用できる。 【構成】 洗浄面5に洗剤溶液を洗剤ノズル14から吹き
付けて表面に洗剤溶液膜6を形成した後、洗浄面5に砕
氷粒を噴射して砕氷粒の運動エネルギーにより汚れを剥
離させ、衝突による摩擦熱により砕氷粒を溶かして傷が
生じるのを防ぎ、つぎに高圧の洗浄水により洗浄する。
に、大きい洗浄効果が得られ、洗浄コストも小さくでき
て広範囲に利用できる。 【構成】 洗浄面5に洗剤溶液を洗剤ノズル14から吹き
付けて表面に洗剤溶液膜6を形成した後、洗浄面5に砕
氷粒を噴射して砕氷粒の運動エネルギーにより汚れを剥
離させ、衝突による摩擦熱により砕氷粒を溶かして傷が
生じるのを防ぎ、つぎに高圧の洗浄水により洗浄する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗剤や高圧水の噴射だ
けでは、こびりついた汚れが落ちない洗浄体、たとえば
屋外に設置された造形物や建物表面、貯水槽、食品製造
機械、車両など、広範囲に利用できる洗浄方法に関す
る。
けでは、こびりついた汚れが落ちない洗浄体、たとえば
屋外に設置された造形物や建物表面、貯水槽、食品製造
機械、車両など、広範囲に利用できる洗浄方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、屋外に設置された造形物
や建物表面や、定期的に洗浄の必要な貯水槽、食品製造
機械、車両などの洗浄方法は、(1)洗剤と高圧水とを
併用する。(2)洗剤とブラシ等の補助手段を併用す
る。(3)研掃材を吹き付ける。等の方法が採用されて
いる。
や建物表面や、定期的に洗浄の必要な貯水槽、食品製造
機械、車両などの洗浄方法は、(1)洗剤と高圧水とを
併用する。(2)洗剤とブラシ等の補助手段を併用す
る。(3)研掃材を吹き付ける。等の方法が採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(1)の洗剤
と高圧水とを併用する方法では、表面に高圧水を噴射す
るだけなので洗浄痕跡は極めて少ないが、洗浄効果が小
さく、水あかやこびりついた汚れ等を完全に除去するこ
とはできない。洗浄コストは低い。(2)洗剤と補助手
段を併用する方法では、洗剤とブラシなどを使用して洗
浄面を擦り洗浄を行い、洗浄効果は大きいが、付着した
金属粉や砂などが洗浄面に擦り付けられて表面にひっか
き傷が生じやすく、人手に頼ることが多いため、洗浄コ
ストが高くなる。(3)研掃材を吹き付ける方法では、
たとえばサンドブラストなど、洗浄面を研掃材により削
り取るため、洗浄効果は極めて大きいが、対称物によっ
ては使用できず、外部にある大型の洗浄体などに対して
研掃材の研掃後の回収後処理などに問題が多い。洗浄コ
ストは高い。などの問題があった。
と高圧水とを併用する方法では、表面に高圧水を噴射す
るだけなので洗浄痕跡は極めて少ないが、洗浄効果が小
さく、水あかやこびりついた汚れ等を完全に除去するこ
とはできない。洗浄コストは低い。(2)洗剤と補助手
段を併用する方法では、洗剤とブラシなどを使用して洗
浄面を擦り洗浄を行い、洗浄効果は大きいが、付着した
金属粉や砂などが洗浄面に擦り付けられて表面にひっか
き傷が生じやすく、人手に頼ることが多いため、洗浄コ
ストが高くなる。(3)研掃材を吹き付ける方法では、
たとえばサンドブラストなど、洗浄面を研掃材により削
り取るため、洗浄効果は極めて大きいが、対称物によっ
ては使用できず、外部にある大型の洗浄体などに対して
研掃材の研掃後の回収後処理などに問題が多い。洗浄コ
ストは高い。などの問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、洗浄面
の洗浄痕を極めて小さくできるとともに、大きい洗浄効
果が得られ、洗浄コストも小さくできて広範囲に利用で
きる洗浄方法を提供することを目的とする。
の洗浄痕を極めて小さくできるとともに、大きい洗浄効
果が得られ、洗浄コストも小さくできて広範囲に利用で
きる洗浄方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の洗浄方法は、洗浄面に洗剤溶液膜を形成し
た後、洗浄面に高圧水と砕氷粒とを噴射するものであ
る。
めに本発明の洗浄方法は、洗浄面に洗剤溶液膜を形成し
た後、洗浄面に高圧水と砕氷粒とを噴射するものであ
る。
【0006】
【作用】上記方法によれば、洗剤溶液により洗浄面の汚
れが落ちやすくなっている所に高圧水を衝突させるとと
もに、砕氷粒を衝突させて汚れを洗浄面から分離させ
る。砕氷粒は、高圧水とほぼ同じ比重であり、衝突速度
を同一とすれば両者の持つ運動エネルギーはほぼ等しい
が、高圧水は全体が均等に洗浄面に接触するのに対し
て、砕氷粒はその前端部のみが洗浄面に接触するので、
運動エネルギーを1点に集中させることができ、こびり
着いた汚れでも容易に汚れを剥離させることができる。
しかも、洗浄面は洗剤液膜により保護されているととも
に、砕氷粒は衝突時に発生する熱により衝突と同時に溶
解して表面に被膜を形成するので、衝撃痕跡を残すこと
はほとんどない。さらに、砕氷粒は溶解したのち洗浄水
と共に後処理することができるので、研掃材を使用する
のに比べて取扱が極めて容易であり、また補助手段を使
用するのに比べて労力も少なくてすみ、洗浄コストも低
くできる。
れが落ちやすくなっている所に高圧水を衝突させるとと
もに、砕氷粒を衝突させて汚れを洗浄面から分離させ
る。砕氷粒は、高圧水とほぼ同じ比重であり、衝突速度
を同一とすれば両者の持つ運動エネルギーはほぼ等しい
が、高圧水は全体が均等に洗浄面に接触するのに対し
て、砕氷粒はその前端部のみが洗浄面に接触するので、
運動エネルギーを1点に集中させることができ、こびり
着いた汚れでも容易に汚れを剥離させることができる。
しかも、洗浄面は洗剤液膜により保護されているととも
に、砕氷粒は衝突時に発生する熱により衝突と同時に溶
解して表面に被膜を形成するので、衝撃痕跡を残すこと
はほとんどない。さらに、砕氷粒は溶解したのち洗浄水
と共に後処理することができるので、研掃材を使用する
のに比べて取扱が極めて容易であり、また補助手段を使
用するのに比べて労力も少なくてすみ、洗浄コストも低
くできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る洗浄設備の第1実施例を
図1〜図3に基づいて説明する。この洗浄装置は、洗剤
系設備1と砕氷粒系設備2と高圧水系設備3と洗浄水後
処理設備4がそれぞれ独立して設けられ、上記各設備
1,2,3,4をそれぞれ運搬用トラックに搭載して、
可搬式の洗浄設備としてもよいし、または据え付け式と
してもよい。
図1〜図3に基づいて説明する。この洗浄装置は、洗剤
系設備1と砕氷粒系設備2と高圧水系設備3と洗浄水後
処理設備4がそれぞれ独立して設けられ、上記各設備
1,2,3,4をそれぞれ運搬用トラックに搭載して、
可搬式の洗浄設備としてもよいし、または据え付け式と
してもよい。
【0008】洗剤系設備1は、対称洗浄面5の洗浄に適
した洗剤を目的とする割合に調合する洗剤調合装置11
と、洗剤調合装置11で調合された洗剤溶液を貯留して
おく洗剤貯留槽12と、洗剤貯留槽12内の洗剤溶液を
洗剤ノズル14から洗浄面5に噴射させる洗剤ポンプ1
3とを具備し、洗剤設備1は洗浄面5全体にわたって洗
剤溶液膜6を形成し、汚れを溶解させるとともに、砕氷
粒設備2から噴射される砕氷粒7の衝撃を緩和させるも
のである。
した洗剤を目的とする割合に調合する洗剤調合装置11
と、洗剤調合装置11で調合された洗剤溶液を貯留して
おく洗剤貯留槽12と、洗剤貯留槽12内の洗剤溶液を
洗剤ノズル14から洗浄面5に噴射させる洗剤ポンプ1
3とを具備し、洗剤設備1は洗浄面5全体にわたって洗
剤溶液膜6を形成し、汚れを溶解させるとともに、砕氷
粒設備2から噴射される砕氷粒7の衝撃を緩和させるも
のである。
【0009】砕氷粒系設備2は、氷を砕いて対称洗浄面
5の洗浄に適した直径、たとえば2〜10mm程度の大き
さの砕氷粒7を製造する砕氷粒製造装置21と、この砕
氷粒製造装置21で製造された砕氷粒7を貯留保冷する
砕氷粒保冷庫22と、この砕氷粒保冷庫22内の砕氷粒
7を圧縮空気を利用して所定量ずつ砕氷粒噴射ノズル2
4から洗浄面5に噴射させる砕氷粒噴射装置23とを具
備し、図2に示すように、砕氷粒7を洗剤溶液膜6を介
して洗浄面5に衝突させ、砕氷粒7の持つ運動エネルギ
ーを利用してその衝撃により汚れ9を洗浄面5から分離
除去するものである。
5の洗浄に適した直径、たとえば2〜10mm程度の大き
さの砕氷粒7を製造する砕氷粒製造装置21と、この砕
氷粒製造装置21で製造された砕氷粒7を貯留保冷する
砕氷粒保冷庫22と、この砕氷粒保冷庫22内の砕氷粒
7を圧縮空気を利用して所定量ずつ砕氷粒噴射ノズル2
4から洗浄面5に噴射させる砕氷粒噴射装置23とを具
備し、図2に示すように、砕氷粒7を洗剤溶液膜6を介
して洗浄面5に衝突させ、砕氷粒7の持つ運動エネルギ
ーを利用してその衝撃により汚れ9を洗浄面5から分離
除去するものである。
【0010】高圧水系設備3は、洗浄水を貯留する洗浄
水タンク31と、洗浄水タンク31内の洗浄水を加圧し
て対称洗浄面5の洗浄に適した高圧の洗浄水8を造り、
これを高圧水噴射ノズル33から洗浄面に噴射高圧水噴
射装置32を具備し、高圧水噴射ノズル33から洗浄面
5に噴射される洗浄水により、汚れ9を除去するととも
に洗剤溶液膜6を除去する。
水タンク31と、洗浄水タンク31内の洗浄水を加圧し
て対称洗浄面5の洗浄に適した高圧の洗浄水8を造り、
これを高圧水噴射ノズル33から洗浄面に噴射高圧水噴
射装置32を具備し、高圧水噴射ノズル33から洗浄面
5に噴射される洗浄水により、汚れ9を除去するととも
に洗剤溶液膜6を除去する。
【0011】洗浄水後処理系設備4は、洗浄後で洗剤溶
液や洗浄水、水垢、汚れ、金属粉、砂等が混入された洗
浄処理水を処理するもので、詳細には図示しないが、混
入物の濾過除去装置や洗剤の中和装置、処理水貯留タン
クなどを具備している。
液や洗浄水、水垢、汚れ、金属粉、砂等が混入された洗
浄処理水を処理するもので、詳細には図示しないが、混
入物の濾過除去装置や洗剤の中和装置、処理水貯留タン
クなどを具備している。
【0012】なお、上記各設備1〜4間の装置はフレキ
シブルホースなどで接続されている。次に上記構成にお
ける洗浄方法を説明する。 (1)洗剤ポンプ13を駆動して洗剤貯留槽12の洗剤
溶液を洗剤ノズル14から洗浄面5に向かって吹き付
け、洗浄面5に洗剤溶液膜6を形成する。 (2)砕氷粒噴射装置23を駆動し、圧縮空気により砕
氷粒保冷庫22内の砕氷粒を所定量砕氷粒噴射ノズル2
4に送り、砕氷粒噴射ノズル24から洗浄面5に吹き付
けつつ移動し、洗浄面5全体を洗浄する。すると、図2
に示すように、砕氷粒7が洗浄面に衝突する運動エネル
ギーにより、付着した汚れ9が剥離されるとともに、衝
突により発生する熱により砕氷粒が溶けて液状になり、
洗浄面5を傷付けることもなく洗浄痕跡を残すこともな
い。このように、衝突洗浄時の砕氷粒は、あまり低温で
は固すぎて砕氷粒が溶けずに洗浄面5を傷付けるおそれ
があり、反対に砕氷粒7が溶けかけている状態では衝突
による洗浄効果が得られないため、外気温度や砕氷粒保
冷庫22から砕氷粒噴射ノズル24に到るまでの温度上
昇も考慮して、砕氷粒保冷庫22内の温度を設定する必
要がある。 (3)高圧水噴射装置32を駆動して高圧水ノズル33
から高圧の洗浄水を洗浄面5に吹き付けつつ移動し、洗
浄面5全体を洗浄する。 (4)洗浄処理水は一か所に集められて洗浄水後処理設
備により濾過および中和されて排水されるか、または再
度洗浄用に利用される。
シブルホースなどで接続されている。次に上記構成にお
ける洗浄方法を説明する。 (1)洗剤ポンプ13を駆動して洗剤貯留槽12の洗剤
溶液を洗剤ノズル14から洗浄面5に向かって吹き付
け、洗浄面5に洗剤溶液膜6を形成する。 (2)砕氷粒噴射装置23を駆動し、圧縮空気により砕
氷粒保冷庫22内の砕氷粒を所定量砕氷粒噴射ノズル2
4に送り、砕氷粒噴射ノズル24から洗浄面5に吹き付
けつつ移動し、洗浄面5全体を洗浄する。すると、図2
に示すように、砕氷粒7が洗浄面に衝突する運動エネル
ギーにより、付着した汚れ9が剥離されるとともに、衝
突により発生する熱により砕氷粒が溶けて液状になり、
洗浄面5を傷付けることもなく洗浄痕跡を残すこともな
い。このように、衝突洗浄時の砕氷粒は、あまり低温で
は固すぎて砕氷粒が溶けずに洗浄面5を傷付けるおそれ
があり、反対に砕氷粒7が溶けかけている状態では衝突
による洗浄効果が得られないため、外気温度や砕氷粒保
冷庫22から砕氷粒噴射ノズル24に到るまでの温度上
昇も考慮して、砕氷粒保冷庫22内の温度を設定する必
要がある。 (3)高圧水噴射装置32を駆動して高圧水ノズル33
から高圧の洗浄水を洗浄面5に吹き付けつつ移動し、洗
浄面5全体を洗浄する。 (4)洗浄処理水は一か所に集められて洗浄水後処理設
備により濾過および中和されて排水されるか、または再
度洗浄用に利用される。
【0013】なお、汚れが強く付着している場合は、そ
の部分の洗浄を念入りに行ったり、または砕氷粒7の温
度を下げて砕氷粒7の硬度を上げ洗浄効果を高めたり、
または(2)と(3)の作業を繰り返し行うことにより
効果的な洗浄が行える。
の部分の洗浄を念入りに行ったり、または砕氷粒7の温
度を下げて砕氷粒7の硬度を上げ洗浄効果を高めたり、
または(2)と(3)の作業を繰り返し行うことにより
効果的な洗浄が行える。
【0014】図4および図5は第2実施例を示すし、こ
れは砕氷粒と高圧洗浄水とを同時に同一の噴射ノズルに
から洗浄面5に噴射するものであり、第1実施例と同一
の部材には同一の符号を付して説明は省略する。
れは砕氷粒と高圧洗浄水とを同時に同一の噴射ノズルに
から洗浄面5に噴射するものであり、第1実施例と同一
の部材には同一の符号を付して説明は省略する。
【0015】51は高圧噴射装置32から排出される高
圧の洗浄水8に、砕氷粒保冷庫22から機械式または気
送式の砕氷粒供給装置52により取り出された砕氷粒7
をほぼ均一に混合する砕氷粒・高圧水混合装置で、この
砕氷粒・高圧水混合装置により洗浄水・砕氷粒の混合流
を砕氷粒高圧水噴射ノズル53に送り出し、砕氷粒・高
圧水噴射ノズル53から高圧洗浄水8と共に砕氷粒7を
洗浄面5に噴射衝突させるものである。ここで、目的と
する洗浄面5に応じて、洗浄水8の量や洗浄水の圧力,
速度、砕氷粒7の混合量、砕氷粒7の大きさが決定され
る。たとえば傷の着きやすい塗装面などであれば、砕氷
粒7の直径は小さくされ、汚れ9の少ないものでは砕氷
粒7の量は少なく設定される。
圧の洗浄水8に、砕氷粒保冷庫22から機械式または気
送式の砕氷粒供給装置52により取り出された砕氷粒7
をほぼ均一に混合する砕氷粒・高圧水混合装置で、この
砕氷粒・高圧水混合装置により洗浄水・砕氷粒の混合流
を砕氷粒高圧水噴射ノズル53に送り出し、砕氷粒・高
圧水噴射ノズル53から高圧洗浄水8と共に砕氷粒7を
洗浄面5に噴射衝突させるものである。ここで、目的と
する洗浄面5に応じて、洗浄水8の量や洗浄水の圧力,
速度、砕氷粒7の混合量、砕氷粒7の大きさが決定され
る。たとえば傷の着きやすい塗装面などであれば、砕氷
粒7の直径は小さくされ、汚れ9の少ないものでは砕氷
粒7の量は少なく設定される。
【0016】上記第2実施例によれば、砕氷粒・高圧水
噴射ノズル53により高圧洗浄水8の噴射と砕氷粒7の
噴射洗浄を同時に行うので、砕氷粒噴射ノズル24と高
圧水噴射ノズル33による洗浄作業を一度に行えて洗浄
作業を効率よく行うことができる。
噴射ノズル53により高圧洗浄水8の噴射と砕氷粒7の
噴射洗浄を同時に行うので、砕氷粒噴射ノズル24と高
圧水噴射ノズル33による洗浄作業を一度に行えて洗浄
作業を効率よく行うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の洗浄方法に
よれば、洗剤溶液により洗浄面の汚れが落ちやすくなっ
ている所に高圧水を衝突させるとともに、砕氷粒を衝突
させて汚れを洗浄面から分離させる。砕氷粒は、高圧水
とほぼ同じ比重であり、衝突速度を同一とすれば両者の
持つ運動エネルギーはほぼ等しいが、高圧水は全体が均
等に洗浄面に接触するのに対して、砕氷粒はその前端部
のみが洗浄面に接触するので、運動エネルギーを1点に
集中させることができ、こびり着いた汚れでも容易に汚
れを剥離させることができる。しかも、洗浄面は洗剤液
膜により保護されているとともに、砕氷粒は衝突時に発
生する熱により衝突と同時に溶解して表面に被膜を形成
するので、衝撃痕跡を残すことはほとんどない。さら
に、砕氷粒は溶解したのち洗浄水と共に後処理すること
ができるので、研掃材を使用するのに比べて取扱が極め
て容易であり、また補助手段を使用するのに比べて労力
も少なくてすみ、洗浄コストも低くできる。
よれば、洗剤溶液により洗浄面の汚れが落ちやすくなっ
ている所に高圧水を衝突させるとともに、砕氷粒を衝突
させて汚れを洗浄面から分離させる。砕氷粒は、高圧水
とほぼ同じ比重であり、衝突速度を同一とすれば両者の
持つ運動エネルギーはほぼ等しいが、高圧水は全体が均
等に洗浄面に接触するのに対して、砕氷粒はその前端部
のみが洗浄面に接触するので、運動エネルギーを1点に
集中させることができ、こびり着いた汚れでも容易に汚
れを剥離させることができる。しかも、洗浄面は洗剤液
膜により保護されているとともに、砕氷粒は衝突時に発
生する熱により衝突と同時に溶解して表面に被膜を形成
するので、衝撃痕跡を残すことはほとんどない。さら
に、砕氷粒は溶解したのち洗浄水と共に後処理すること
ができるので、研掃材を使用するのに比べて取扱が極め
て容易であり、また補助手段を使用するのに比べて労力
も少なくてすみ、洗浄コストも低くできる。
【0018】また、従来の高圧水洗浄設備に砕氷粒系設
備を付加するだけて、比較的簡単な設備で実施が可能
で、洗浄面を傷付けず洗浄効果が高く、また洗浄後の処
理水の処理も容易なため、乗用車やバス,トラック,建
設機械などの車両、屋外設置の銅像や彫刻,建物外壁、
定期的に洗浄が必要な食品製造機械、集合住宅やビル等
の大型貯水槽、水洗いが可能な美術品などに、その使用
用途は極めて広範囲である。
備を付加するだけて、比較的簡単な設備で実施が可能
で、洗浄面を傷付けず洗浄効果が高く、また洗浄後の処
理水の処理も容易なため、乗用車やバス,トラック,建
設機械などの車両、屋外設置の銅像や彫刻,建物外壁、
定期的に洗浄が必要な食品製造機械、集合住宅やビル等
の大型貯水槽、水洗いが可能な美術品などに、その使用
用途は極めて広範囲である。
【図1】本発明に係る洗浄装置の第1実施例を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図2】同作業状態の砕氷粒噴射ノズルの断面図であ
る。
る。
【図3】同作業状態の高圧水噴射ノズルの断面図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る洗浄装置の第2実施例を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図5】同作業状態の砕氷粒・高圧水噴射ノズルの断面
図である。
図である。
1 洗剤系設備 2 砕氷粒系設備 3 高圧水系設備 4 洗浄水後処理設備 5 洗浄面 6 洗剤溶液膜 7 砕氷粒 8 洗浄水 13 洗剤ポンプ 14 洗剤ノズル 21 砕氷粒製造装置 22 砕氷粒保冷庫 23 砕氷粒噴射装置 24 砕氷粒噴射ノズル 32 高圧水噴射ノズル 33 高圧水噴射ノズル 51 砕氷粒・高圧水混合装置 53 砕氷粒・高圧水噴射ノズル
Claims (1)
- 【請求項1】 洗浄面に洗剤溶液膜を形成した後、洗浄
面に高圧水と砕氷粒とを噴射することを特徴とする洗浄
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22922691A JPH0568954A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22922691A JPH0568954A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568954A true JPH0568954A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16888815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22922691A Pending JPH0568954A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0568954A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002066483A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-05 | Nippon Sanso Corp | ドライアイス噴射洗浄方法とその装置 |
JP2014083503A (ja) * | 2012-10-24 | 2014-05-12 | Central Japan Railway Co | 車軸塗装剥離装置 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP22922691A patent/JPH0568954A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002066483A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-05 | Nippon Sanso Corp | ドライアイス噴射洗浄方法とその装置 |
JP2014083503A (ja) * | 2012-10-24 | 2014-05-12 | Central Japan Railway Co | 車軸塗装剥離装置 |
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