JPH0568519A - 液体加圧用高圧容器の可撓性膜体の検査方法 - Google Patents
液体加圧用高圧容器の可撓性膜体の検査方法Info
- Publication number
- JPH0568519A JPH0568519A JP3228058A JP22805891A JPH0568519A JP H0568519 A JPH0568519 A JP H0568519A JP 3228058 A JP3228058 A JP 3228058A JP 22805891 A JP22805891 A JP 22805891A JP H0568519 A JPH0568519 A JP H0568519A
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- Japan
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- liquid
- pressurized water
- pressure container
- flexible membrane
- film body
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体加圧用高圧容器の可撓性膜体の異常を、
開放点検することなく確実に容量に行うようにする。 【構成】 円筒型高圧容器内に、上蓋30と下蓋31の
少くともいづれか一方によって固定支持された円筒状担
持体40を配設し、該円筒状担持体40の内面に可撓性
膜体48を密着状態に取付固定するとともに、前記円筒
状担持体の側壁に加圧水流出入孔65を穿設した流体加
圧用高圧容器において、加圧水の電気伝導度を測定する
ことによって被処理液の加圧水への洩れ込みを検知し、
これによって可撓性膜体48の異常の有無を検査する。
開放点検することなく確実に容量に行うようにする。 【構成】 円筒型高圧容器内に、上蓋30と下蓋31の
少くともいづれか一方によって固定支持された円筒状担
持体40を配設し、該円筒状担持体40の内面に可撓性
膜体48を密着状態に取付固定するとともに、前記円筒
状担持体の側壁に加圧水流出入孔65を穿設した流体加
圧用高圧容器において、加圧水の電気伝導度を測定する
ことによって被処理液の加圧水への洩れ込みを検知し、
これによって可撓性膜体48の異常の有無を検査する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状食品等の被処理物
を高圧容器内で高圧処理して高圧殺菌、物性変化、風味
変化等を行なう高圧処理装置内に設けられた可撓性膜体
の検査方法に関する。
を高圧容器内で高圧処理して高圧殺菌、物性変化、風味
変化等を行なう高圧処理装置内に設けられた可撓性膜体
の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧処理装置内に可撓性膜体を用いた液
体加圧用高圧容器の1例を図1に示す。この高圧容器は
下記のように構成されている。
体加圧用高圧容器の1例を図1に示す。この高圧容器は
下記のように構成されている。
【0003】即ち、圧力容器の内部61に上蓋30と下
蓋31および胴体35とで固定支持される円筒状の担持
体(以下スリーブという)40を配設し、このスリーブ
40の内径側にゴム膜体48を密着状態で取付ける。ゴ
ム膜体48の上下端は固定用の分割型シール体50によ
りゴム膜体48をスリーブ40の内径面に押付けて固定
している。スリーブ40の上方側壁には加圧水流出入孔
65が穿設され、加圧処理作業時チェック弁43を介し
て下蓋42に設けた流路42を通してゴム膜体48の内
部に注入された被処理液60は、別の流路41から圧送
された加圧水が胴体35とスリーブ40の間の間隔部6
1を経て加圧水流出入孔65からゴム膜体48の外周に
流入してゴム膜体48を内方に向けて圧縮することによ
り被処理液体積を減少させる加圧処理を行う。これによ
って、被処理液60の高圧殺菌、物性変化、風味変化等
の処理がなされる。
蓋31および胴体35とで固定支持される円筒状の担持
体(以下スリーブという)40を配設し、このスリーブ
40の内径側にゴム膜体48を密着状態で取付ける。ゴ
ム膜体48の上下端は固定用の分割型シール体50によ
りゴム膜体48をスリーブ40の内径面に押付けて固定
している。スリーブ40の上方側壁には加圧水流出入孔
65が穿設され、加圧処理作業時チェック弁43を介し
て下蓋42に設けた流路42を通してゴム膜体48の内
部に注入された被処理液60は、別の流路41から圧送
された加圧水が胴体35とスリーブ40の間の間隔部6
1を経て加圧水流出入孔65からゴム膜体48の外周に
流入してゴム膜体48を内方に向けて圧縮することによ
り被処理液体積を減少させる加圧処理を行う。これによ
って、被処理液60の高圧殺菌、物性変化、風味変化等
の処理がなされる。
【0004】前記の加圧終了後は、加圧水の圧力を解除
することによって、被処理液60の体積は初期状態に復
帰し、スリーブ40内の加圧水62はスリーブ40外へ
排出される。ゴム膜体48内の処理済液は、チェック弁
45を介して上蓋30に設けた流路からガスを流入させ
ることにより下蓋31に設けた流路42を介して回収タ
ンクに圧送される。
することによって、被処理液60の体積は初期状態に復
帰し、スリーブ40内の加圧水62はスリーブ40外へ
排出される。ゴム膜体48内の処理済液は、チェック弁
45を介して上蓋30に設けた流路からガスを流入させ
ることにより下蓋31に設けた流路42を介して回収タ
ンクに圧送される。
【0005】従来、以上の高圧容器におけるゴム膜体5
0の異常は、装置を解体しゴム膜体を取出した上検査さ
れている。
0の異常は、装置を解体しゴム膜体を取出した上検査さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の液体加圧用高圧
容器に用いられる可撓体膜体には、前記ゴム膜の外に加
圧水及び被処理液の透過率の小さい又は熱可塑性樹脂膜
等が用いられるが、長時間使用している場合、清掃時に
キズが付いたり、接着部又は取付部等にピンホール、微
細なクラック、剥離部を生じる。
容器に用いられる可撓体膜体には、前記ゴム膜の外に加
圧水及び被処理液の透過率の小さい又は熱可塑性樹脂膜
等が用いられるが、長時間使用している場合、清掃時に
キズが付いたり、接着部又は取付部等にピンホール、微
細なクラック、剥離部を生じる。
【0007】このように、可撓性膜体に貫通した個所が
生じると、加圧時には加圧水が被処理液中に洩れ込み、
常圧に戻すと被処理液が加圧水側に洩れ込む現象が生
じ、被処理液の品質低下につながている。
生じると、加圧時には加圧水が被処理液中に洩れ込み、
常圧に戻すと被処理液が加圧水側に洩れ込む現象が生
じ、被処理液の品質低下につながている。
【0008】このような原因となる微細な異常は、開放
点検においてなかなか検出し難く、かなり時間が経過
し、キズが大きくなってから異常に気付くことが多い。
点検においてなかなか検出し難く、かなり時間が経過
し、キズが大きくなってから異常に気付くことが多い。
【0009】本発明は、以上のような問題点を解決しよ
うとするものである。
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の液体加圧用高圧
容器の可撓性膜体の検査方法は、円筒型高圧容器内に、
上蓋と下蓋の少くともいづれか一方によって固定支持さ
れた円筒状担持体を配設し、該円筒状担持体の内面に可
撓性膜体を密着状態に取付固定するとともに、前記円筒
状担持体の側壁に加圧水流出入孔を穿設した液体加圧用
高圧容器において、加圧水の電気伝導度を測定すること
によって、前記可撓性膜体の異常を検知することを特徴
とする。
容器の可撓性膜体の検査方法は、円筒型高圧容器内に、
上蓋と下蓋の少くともいづれか一方によって固定支持さ
れた円筒状担持体を配設し、該円筒状担持体の内面に可
撓性膜体を密着状態に取付固定するとともに、前記円筒
状担持体の側壁に加圧水流出入孔を穿設した液体加圧用
高圧容器において、加圧水の電気伝導度を測定すること
によって、前記可撓性膜体の異常を検知することを特徴
とする。
【0011】
【作用】前記高圧容器に用いられる加圧水はイオン交換
水又は蒸留水等非常に電気伝導度の低い水である。これ
に対して被処理液、例えば液状食品中には、有機酸、エ
ステル系化合物など多量の電解質が含まれている。この
ような電解質が加圧水中に洩れ込んだ場合、加圧水の電
気伝導度は増加する。
水又は蒸留水等非常に電気伝導度の低い水である。これ
に対して被処理液、例えば液状食品中には、有機酸、エ
ステル系化合物など多量の電解質が含まれている。この
ような電解質が加圧水中に洩れ込んだ場合、加圧水の電
気伝導度は増加する。
【0012】本発明では、加圧水の電気伝導度を測定す
ることによって、前記可撓性膜体から被処理液が加圧水
に洩れ込んだか否かが容易かつ確実に検知され、これに
よって該可撓性膜体の異常の有無が検出される。
ることによって、前記可撓性膜体から被処理液が加圧水
に洩れ込んだか否かが容易かつ確実に検知され、これに
よって該可撓性膜体の異常の有無が検出される。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を、以下に説明する。
【0014】本実施例は、図1に示される液体加圧用高
圧容器のゴム膜体48の異常の有無を検知するものであ
って、被処理液60を加圧処理した加圧水62の電気伝
導度が測定される。この電気伝導度の測定は、胴体35
とスリーブ40の間隔部61内の加圧水を計器へ導く等
の手段によって行われる。
圧容器のゴム膜体48の異常の有無を検知するものであ
って、被処理液60を加圧処理した加圧水62の電気伝
導度が測定される。この電気伝導度の測定は、胴体35
とスリーブ40の間隔部61内の加圧水を計器へ導く等
の手段によって行われる。
【0015】前記の加圧水62としては、イオン交換水
又は蒸溜水等の電気伝導度が非常に低い水が用いられる
ために、電解質を含む液状食品等の被処理液60がゴム
膜体48を通って加圧水62に洩れ込んだ時には、同加
圧水62の電気伝導度が著しく増加する。従って、該加
圧水62の電気伝導度を測定することによって、ゴム膜
体45に異常があるか否かを、高圧容器の開放点検を行
うことなく、確実に検出することができる。
又は蒸溜水等の電気伝導度が非常に低い水が用いられる
ために、電解質を含む液状食品等の被処理液60がゴム
膜体48を通って加圧水62に洩れ込んだ時には、同加
圧水62の電気伝導度が著しく増加する。従って、該加
圧水62の電気伝導度を測定することによって、ゴム膜
体45に異常があるか否かを、高圧容器の開放点検を行
うことなく、確実に検出することができる。
【0016】一例として、電気伝導度3320μs/cm
のグレープフルーツジュースと電気伝導度2μs/cmの
水とを混合した場合のジュース混合率に対する電気伝導
度の変化を測定した結果を図2に示す。水側にジュース
が混入した場合の電気伝導度の変化は非常に大きく、電
気伝導度を検出することによって、前記ゴム膜体45の
洩れ検出、従って、同ゴム膜体45の異常検出を有効に
行うことができることが確認された。
のグレープフルーツジュースと電気伝導度2μs/cmの
水とを混合した場合のジュース混合率に対する電気伝導
度の変化を測定した結果を図2に示す。水側にジュース
が混入した場合の電気伝導度の変化は非常に大きく、電
気伝導度を検出することによって、前記ゴム膜体45の
洩れ検出、従って、同ゴム膜体45の異常検出を有効に
行うことができることが確認された。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、加圧水
によって被処理液を加圧処理する液体加圧用高圧容器の
可撓性膜体の異常を開放点検することなく早期に確実に
検出することができ、被処理液の品質の低下を未然に防
止できると共に、加圧水の水質汚染による加圧装置の腐
食を未然に防ぐことができる。
によって被処理液を加圧処理する液体加圧用高圧容器の
可撓性膜体の異常を開放点検することなく早期に確実に
検出することができ、被処理液の品質の低下を未然に防
止できると共に、加圧水の水質汚染による加圧装置の腐
食を未然に防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施例が適用される液体加圧用高圧
容器の説明図である。
容器の説明図である。
【図2】ジュースと水混合溶液のジュース混合率と電気
伝導度の関係を示すグラフである。
伝導度の関係を示すグラフである。
30 上蓋 31 下蓋 35 胴体 40 スリーブ(円筒状担持体) 41,42,44 流路 48 ゴム膜体 50 シール体 60 被処理液 62 加圧水 65 加圧水流出入孔
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒型高圧容器内に、上蓋と下蓋の少く
ともいづれか一方によって固定支持された円筒状担持体
を配設し、該円筒状担持体の内面に可撓性膜体を密着状
態に取付固定するとともに、前記円筒状担持体の側壁に
加圧水流出入孔を穿設した液体加圧用高圧容器におい
て、加圧水の電気伝導度を測定することによって、前記
可撓性膜体の異常を検知することを特徴とする液体加圧
用高圧容器の可撓性膜体の検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3228058A JPH0568519A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 液体加圧用高圧容器の可撓性膜体の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3228058A JPH0568519A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 液体加圧用高圧容器の可撓性膜体の検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568519A true JPH0568519A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16870538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3228058A Withdrawn JPH0568519A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 液体加圧用高圧容器の可撓性膜体の検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0568519A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8218795B2 (en) | 2004-10-21 | 2012-07-10 | Shure Incorporated | Methods for forming and using thin film ribbon microphone elements and the like |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP3228058A patent/JPH0568519A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8218795B2 (en) | 2004-10-21 | 2012-07-10 | Shure Incorporated | Methods for forming and using thin film ribbon microphone elements and the like |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |