JPH0568389A - 指令入力フイルタ - Google Patents

指令入力フイルタ

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Publication number
JPH0568389A
JPH0568389A JP3172648A JP17264891A JPH0568389A JP H0568389 A JPH0568389 A JP H0568389A JP 3172648 A JP3172648 A JP 3172648A JP 17264891 A JP17264891 A JP 17264891A JP H0568389 A JPH0568389 A JP H0568389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
input
switching
output signal
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3172648A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuo Ikemoto
真寿夫 池本
Akiho Hasuo
顕穂 蓮尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP3172648A priority Critical patent/JPH0568389A/ja
Publication of JPH0568389A publication Critical patent/JPH0568389A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボ制御装置の制御応答を鈍らせることな
く、制御入力信号にのったノイズを実質的に除去する指
令入力フィルタを提供することである。 【構成】 制御入力信号と制御出力信号との差を積算
し、積分値が予め定められた設定値に達する都度、制御
出力信号をその時の入力信号に切替え、切替えた後はそ
の積分値をクリアし新たに積算を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボ制御装置の指令
入力部に用いるフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】モータを制御するときなど、アナログ指
令入力により動作するサーボ制御装置では、指令信号に
ノイズがのり、ノイズによってモータの動作が害される
ことがある。図4はモータ制御装置に入力する指令信号
にノイズがのり、モータの動きがノイズによって乱れる
ことを示している。例えば、ステッピングモータを用い
る位置決めにおいて、位置指令アナログ電圧にのったノ
イズによってモータが動いてしまうことがあり、特に、
位置決め後モータを完全に停止させておきたい場合で
も、ノイズによって微小にモータが動いてしまうような
ことがある。従来、これを防ぐために装置の指令入力部
に1次フィルタや2次フィルタを入れてノイズを取除い
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した1次フィルタ
や2次フィルタによりノイズを取除く場合は、フィルタ
の時定数をかなり大きくする必要があるが、このため指
令信号に遅れが生じ、その結果、制御の応答が悪くなる
という欠点がある。図5は、フィルタ挿入によりノイズ
によるモーターの微動はなくなるが、モータの応答が鈍
くなり指令よりかなり遅れることを示している。前述の
ステッピングモータによる位置決めのような場合にはで
きるだけ短時間に位置決めをする必要があるので、時定
数の大きなフィルタの使用には問題がある。
【0004】本発明の目的は、サーボ制御装置における
制御の応答を鈍らせることなく、入力指令にのっている
ノイズによる悪影響を実質的に除去する入力指令用のフ
ィルタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の指令入力フィル
タは、入力されたアナログ指令信号をディジタル変換す
るA/D変換器と、ディジタル化された入力信号と前記
フィルタの出力信号との差を求める減算手段と、減算手
段の出力を積算し、別途入力された切替信号により積算
値をクリアされる積分手段と、前記積算値の絶対値と予
め定められた設定値とを比較して、絶対値が設定値に達
したとき前記切替信号を出力する比較手段と、前記入力
信号を保持するとともに前記出力信号として出力し、前
記切替信号により前記出力信号が更新される切替保持手
段とを有する。
【0006】
【作用】本発明のフィルタに一定レベルの入力信号が継
続して入力されているものとすると、この入力信号は切
替保持手段を介してそのまま一定レベルの出力信号とし
て出力される。このとき減算手段および積分手段の出力
はいずれも0を継続する。いま、この入力信号にノイズ
がのって到来した場合、このノイズ分が減算手段を介し
て積分手段の積算値として出力される。しかし、ノイズ
は通常、レベルが低く短時間で終り、比較手段の設定値
は実際のノイズ発生状況を考慮してノイズレベル以上に
設定してあるため、切替信号は出力されず、出力信号に
対するノイズの影響を阻止することができる。次に、入
力信号のレベルが増加または減少されるときは減算手段
による差が積算手段により積算され、その積分値の絶対
値は短時間のうちに設定値のレベルを超えるので、切替
保持手段により出力信号は短時間の遅れのみで入力信号
に追従することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の指令入力フィルタの一実施例
の機能構成を示すブロック図、図2は同実施例における
ディジタル入出力信号と積分器出力値との関係例を示す
タイミング図、図3は本実施例を有するモータ制御装置
のアナログ指令信号とモータの動きを示す説明図であ
る。
【0008】図1において、モータ制御装置に入力され
たアナログ指令信号はA/D変換器1によりディジタル
変換されて切替保持器2に向うとともに減算器3に入
る。減算器3はディジタル変換された入力信号Iとその
時点における出力信号Oとの差を求め、積分器4はこれ
を積算する。積分器4の出力Sは絶対値生成器5により
絶対値|S|がとられ、比較器6は絶対値|S|を予め
定められた設定値Cと比較して、|S|がCに達すれば
切替保持器2と積分器4に切替信号を出力する。切替保
持器2は切替信号が入力されると出力信号0をその時の
入力信号Iに切替え出力信号0を保持する。またこの切
替信号により積分器4の積分値がクリアされる。
【0009】次に、本実施例の動作例を図2を参照して
説明する。
【0010】いま、時刻t0 に入力信号Iのレベルが0
ボルトから3ボルトに立上がると、次の動作タイミング
の時刻t1 でその時点での減算器3における出力信号O
(レベルは0ボルト)との差3ボルトが入力されて積分
器4の積分値Sは3ボルトとなる。このレベルは設定値
Cのレベル(1ボルトとする)を超えるので、比較器6
から切替信号が出力され、出力信号Oのレベルは切替保
持器2により0ボルトからそのときの入力信号Iの3ボ
ルトに切替えられ、同時に積分値Sは0ボルトにクリア
される。以後、入力信号が3ボルトで継続する間は入力
信号Iと出力信号Oの差I−Oは0ボルトであって積分
値Sは0ボルトのまま、したがって出力信号Oも3ボル
トのまま継続する。次に、時刻t2 で入力信号Iが、ノ
イズnが重なったため短時間3.3ボルトに変化する
と、時刻t3 で出力信号Oのレベルとの差0.3Vが積
算される。この場合は積算値が設定値Cに達しないので
出力信号Oは3ボルトのまま継続し、また、ノイズは短
時間で解消するので積分値Sも0.3ボルトを継続す
る。次に、時刻t4 で入力信号Iが3.3ボルトに変化
し、継続した場合には、積分値Sは0.3ボルトづつ積
算されるので、時刻t5で設定値Cのレベルを超えたと
き、出力レベルは3.3Vに切替わり、積分値Sはクリ
ヤされる。この場合出力信号Oのレベルの切替が入力信
号Iのレベルの変化より短時間遅れ、図2の場合サンプ
リング時間の2倍程度の遅れが生じている。このように
設定値をノイズのレベルに合わせて適宜に設定すること
により、サンプリング時間の数倍程度の遅れが生じるの
みで、入力信号Iにのったノイズの出力信号Oへの影響
を阻止することができる。
【0011】図3は、上述のフィルタをモータ制御装置
の入力部に設けた場合の入力アナログ指令信号とモータ
の動きが画かれ、制御信号にのったノイズはモータの動
きを鈍らせることなく、応答が実質的に遅れず、かつノ
イズによるモータの微動が生じない状況を示している。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディジタ
ル化された入力信号と出力信号の差を積分し、これが適
宜に選定されたある設定値を超える都度、そのときの入
力信号に出力信号を切替えることにより、入力信号に比
してレベルが低く、また安定に継続しないノイズの混入
を実質的に遅滞なく抑制することができるので、ノイズ
が及ぼす悪影響を解消することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の指令入力フィルタの一実施例の機能構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例におけるディジタル入出力信号と
積分器出力との関係例を示すタイミング図である。
【図3】本実施例を有するモータ制御装置の入力アナロ
グ指令信号とモータの動きを示す説明図である。
【図4】モータ制御装置に入力するアナログ指令信号に
ノイズがのりモータの動きにノイズによる乱れが生じる
ことを示す説明図である。
【図5】モータ制御装置に時定数の大きなフィルタをつ
けてノイズを除去すると、モータ制御の応答が鈍り、遅
れを生ずることを示す説明図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 切替保持器 3 減算器 4 積分器 5 絶対値生成器 6 比較器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ制御装置におけるアナログ指令入
    力部に設置するための指令入力フィルタであって、 入力されたアナログ指令信号をディジタル変換するA/
    D変換器と、 ディジタル化された入力信号と前記フィルタの出力信号
    との差を求める減算手段と、 減算手段の出力を積算し、別途入力された切替信号によ
    り積算値をクリアされる積分手段と、 前記積算値の絶対値と予め定められた設定値とを比較し
    て、絶対値が設定値に達したとき前記切替信号を出力す
    る比較手段と、 前記入力信号を保持するとともに前記出力信号として出
    力し、前記切替信号により前記出力信号が更新される切
    替保持手段とからなる指令入力フィルタ。
JP3172648A 1991-07-12 1991-07-12 指令入力フイルタ Pending JPH0568389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3172648A JPH0568389A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 指令入力フイルタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3172648A JPH0568389A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 指令入力フイルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0568389A true JPH0568389A (ja) 1993-03-19

Family

ID=15945787

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3172648A Pending JPH0568389A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 指令入力フイルタ

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JP (1) JPH0568389A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7603399B2 (en) 2004-07-24 2009-10-13 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Method and device for forming noise-filtered output values from input values encumbered with noise

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