JPH0568167U - マークシート読み取り器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】コンパクトで、かつ大幅にコストを低減したマ
ークシート読み取り器に関する。 【構成】ハウジング１内に、マークシート２の挿入口３
と、少なくとも内蔵プリンター１７用のプリンターＩ／
Ｆ１１、データ通信用のシリアル通信Ｉ／Ｆ１２、操作
表示入出力Ｉ／Ｆ１３とＣＰＵ９とを内蔵した制御部８
を搭載した配線基板と、マークシート２のセンサー部４
を搭載したマークシートセンサー基板７と、内蔵プリン
ター１７からなる印字部１６とを収納するとともに、ハ
ウジング１表面に操作表示部２１を設けたことを特徴と
する。 【効果】制御部のワンボード化や、プリンター等の必要
な機構をすべて１ボックスからなるハウジング内に収納
することにより、機器をコンパクトにしたので広いスペ
ースを必要とせず、また大幅にコストを低減したので、
どこにでもまた多数導入することが可能となった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はコンパクトで、かつ大幅にコストを低減したマークシート読み取り 器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のマークシート読み取り機器の構成は、マークシートのセンサーを備えた 読み取り機構のほかに、パーソナルコンピュータ等によるデータ処理機構、およ びデータ処理の結果を印字して表示するためのプリンターとが必要であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、機器の構成が大掛かりなものとなり、また広いスペースが必要であ った。

【０００４】 この考案は、上記従来例のマークシート読み取り機器の欠点を解消しようとす るもので、必要な機構をすべて１ボックスからなるハウジング内に収納してコン パクトにするとともに、大幅にコストを低減したマークシート読み取り器を提供 しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案のマークシート読み取り器は、ハウジング内に、マークシー トの挿入口と、少なくとも内蔵プリンター用のプリンターＩ／Ｆ、データ通信用 のシリアル通信Ｉ／Ｆ、操作表示入出力Ｉ／ＦとＣＰＵとを内蔵した制御部を搭 載した配線基板と、マークシートの挿入口に付設されるセンサー部を搭載したマ ークシートセンサー基板と、内蔵プリンターからなる印字部とを収納するととも に、ハウジング表面に操作表示部を設けたことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】 この考案のマークシート読み取り器によれば、制御部のワンボード化や、プリ ンター等の必要な機構をすべて１ボックスからなるハウジング内に収納すること により、機器をコンパクトにしたので広いスペースを必要とせず、また大幅にコ ストを低減したので、どこにでもまた多数導入することが可能となった。

【０００７】 また、マークシートの挿入口にソータを付設することにより、大量の読み取り 処理を自動的に行なうことができる。

【０００８】 さらに、データ通信用のＲＳ−２３２Ｃ端子等のシリアル通信Ｉ／Ｆで、外部 のホストコンピューター等に読み取り結果のデータを送信して、読み取り結果の データ管理をすることができる。もちろん外部ホストコンピューター等からの制 御も可能である。

【０００９】 プリンターＩ／Ｆから外部のプリンターを利用して読み取り結果の詳細等を印 字することもできる。

【００１０】

【実施例】

以下この考案のマークシート読み取り器の一実施例を図面に基いて説明する。

【００１１】 図１は基本的な機器の構成を示すもので、外部プリンター３１を除いてすべて 一点鎖線で示した１ボックスからなるハウジング１内に収納固定されている。す なわち、ハウジング１の側面にはマークシート２の挿入口３が形成され、これに 付設したセンサー部４がハウジング１内に内蔵されている。

【００１２】 上記センサー部４は、発光部５および受光部６からなる光学センサーを挿入口 ３から導入されるマークシート２の通路に面して配置するとともに、光学センサ ー等をワンボード化してマークシートセンサー基板７に搭載したものである。

【００１３】 上記センサー部４は、やはりワンボード化した制御部８に接続される。この制 御部８は、少なくとも内蔵プリンター１７用のプリンターＩ／Ｆ１１、データ通 信用のシリアル通信Ｉ／Ｆ１２、操作表示入出力Ｉ／Ｆ１３とＣＰＵ９とを内蔵 して、配線基板上に搭載したものである。図では、センサー部４は配線基板上に 搭載した白黒レベル検出回路１４、および入力Ｉ／Ｆ１５を介して制御部８に接 続されている。

【００１４】 またプリンターＩ／Ｆ１１、シリアル通信Ｉ／Ｆ１２、操作表示入出力Ｉ／Ｆ １３は、それぞれＣＰＵ９に付設したＲＯＭおよびＲＡＭとともにＣＰＵに並列 に接続されている。１６はハウジング１に内蔵したプリンター１７を有する印字 部で、プリンターＩ／Ｆ１１に接続されている。またプリンターＩ／Ｆ１１には 外部プリンター３１が連結可能である。１８はＲＡＭ用のバックアップ電池であ る。

【００１５】 上記ＲＯＭ、ＲＡＭを備えたＣＰＵと、プリンターＩ／Ｆ１１、シリアル通信 Ｉ／Ｆ１２等のＩ／Ｆ間には、操作表示入出力Ｉ／Ｆ１４を介して操作表示部２ １が接続されている。この操作表示部２１は、正解読込み用のＯＮ・ＯＦＦスイ ッチ２２と、正常に読み込めたか否かを表示する表示灯２３と、正解パターンＮ ｏ．を入力する正解Ｎｏ．スイッチ２４と、合計の採点結果を得たり正解パター ンの確認をするための採点・確認モードスイッチ２５と、リセットスイッチ２６ および開始スイッチ２７を備えている。

【００１６】 上記シリアル通信Ｉ／Ｆ１２はデータ通信用のＲＳ−２３２Ｃ端子等からなり 、ＲＳ−２３２Ｃコネクターで外部のホストコンピューター等に読み取り結果の データを送信して、読み取り結果のデータ管理をすることができるようになって いる。また各種採点方式の制御データを外部ホストコンピューターより受信する 機能をも有している。

【００１７】 図２はマークシート２の搬送機構を示すものである。この搬送機構は上記１ボ ックスからなるハウジング１内に内蔵され、マークシート２の挿入口３に連設し た従動ローラ（図示せず）を備えた第１の搬送ローラ４１と、マークシート２の 排出口（図示せず）に連設した従動ローラ（図示せず）を備えた第２の搬送ロー ラ４２とを有し、これらをタイミングベルト４３等を介してモータ４４で駆動す るようになっている。

【００１８】 ４５は挿入口３と第１の搬送ローラ４１との間に設けたマークシート検知セン サーで、マークシート２が通過すると自動的にモータ４４を駆動してマークシー ト２を搬送するようになっている。またセンサー部４の発光部５および受光部６ からなる光学センサー４６が第１の搬送ローラ４１と第２の搬送ローラ４２との 間に配置されている。なおこの発光部５および受光部６からなる光学センサー４ ６は、マークシートの搬送方向に対してその後部が５〜２０°の角度で持ち上が るように傾斜させてある。こうすることによって読み取り精度が大幅に向上する 。

【００１９】 操作表示部２１は図ではハウジング１の上面に設置した状態が示されており、 １ボックスからなるハウジング１と別体としたものではない。

【００２０】 以上のマークシート読み取り器の動作を、図３および図４のフローチャートを 用いて説明する。

【００２１】 まず開始スイッチ２７を入力する。そして正解読込みモードスイッチ２２を入 力する。次に読み込みモードスイッチ２２がＯＮになっているか否かを確認して 正解Ｎｏ．スイッチ２４を入力し、正解マークシートをマークシート２の挿入口 ３から入力する。マークシート２が正常に挿入された場合はＯ．Ｋランプが点灯 し、正解パターンが内蔵プリンター１７に印字される。正解マークシート２に異 常があった場合はＮ．Ｇランプが点灯し、再度最初からの操作が繰り返される。

【００２２】 次に採点、または正解の確認の場合は、開始スイッチ２７を入力する。正解読 込みモードスイッチ２２がＯＦＦになっているか否かを確認して、採点・確認モ ードスイッチ２５を入力する。採点モードになっている場合、正解Ｎｏ．スイッ チ２４を入力して採点すべきマークシート２をマークシート２の挿入口３から入 力する。そしてマークシート２が正常に挿入された場合はＯ．Ｋランプが点灯し 、正解Ｎｏ．による採点結果が内蔵プリンター１７に印字される。正解マークシ ート２に異常があった場合はＮ．Ｇランプが点灯し、再度最初からの操作が繰り 返される。また採点モードになっていない場合には、正解Ｎｏ．スイッチ２４を 入力して登録済正解パターンを印字した上、再度最初からの操作が繰り返される 。

【００２３】

【考案の効果】

この考案のマークシート読み取り器によれば、制御部のワンボード化や、プリ ンター等の必要な機構をすべて１ボックスからなるハウジング内に収納すること により、機器をコンパクトにしたので広いスペースを必要とせず、また大幅にコ ストを低減したので、どこにでもまた多数導入することが可能となった。

【００２４】 また、マークシートの挿入口にソータを付設することにより、大量の読み取り 処理を自動的に行なうことができる。

【００２５】 さらに、データ通信用のＲＳ−２３２Ｃ端子等のシリアル通信Ｉ／Ｆで、外部 のホストコンピューター等に読み取り結果のデータを送信して、読み取り結果の データ管理をすることができる。

【００２６】 プリンターＩ／Ｆから外部のプリンターを利用して読み取り結果の詳細等を印 字することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】基本的な機器の構成を示す概略図である。

【図２】マークシート２の搬送機構を示す概略図であ
る。

【図３】マークシート読み取り器の動作を説明するフロ
ーチャートである。

【図４】マークシート読み取り器の動作を説明するフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１ ハウジング ２ マークシート ３ 挿入口 ４ センサー部 ５ 発光部 ６ 受光部 ７ マークシートセンサー基板 ８ 制御部 ９ ＣＰＵ １１ プリンターＩ／Ｆ １２ シリアル通信Ｉ／Ｆ １３ 操作表示入出力Ｉ／Ｆ １４ 白黒レベル検出回路 １５ 入力Ｉ／Ｆ １６ 印字部 １７ プリンターリンター １８ バックアップ電池 ２１ 操作表示部 ２２ ＯＮ・ＯＦＦスイッチ ２３ 表示灯 ２４ 正解Ｎｏ．スイッチ ２５ 採点・確認モードスイッチ ２６ リセットスイッチ ２７ 開始スイッチ ３１ 外部プリンター ４１ 第１の搬送ローラ ４２ 第２の搬送ローラ ４３ タイミングベルト ４４ モータ ４５ マークシート検知センサー ４６ 光学センサー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハウジング内に、マークシートの挿入口
   と、少なくとも内蔵プリンター用のプリンターＩ／Ｆ、
   データ通信用のシリアル通信Ｉ／Ｆ、操作表示入出力Ｉ
   ／ＦとＣＰＵとを内蔵した制御部を搭載した配線基板
   と、マークシートの挿入口に付設されるセンサー部を搭
   載したマークシートセンサー基板と、内蔵プリンターか
   らなる印字部とを収納するとともに、ハウジング表面に
   操作表示部を設けたことを特徴とするマークシート読み
   取り器。