JPH0568148U - 補聴器対応式コードレス電話機 - Google Patents

補聴器対応式コードレス電話機

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JPH0568148U JP1403992U JP1403992U JPH0568148U JP H0568148 U JPH0568148 U JP H0568148U JP 1403992 U JP1403992 U JP 1403992U JP 1403992 U JP1403992 U JP 1403992U JP H0568148 U JPH0568148 U JP H0568148U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補聴器をコードレス電話機の子機ユニットの
送受話器として代用させ、補聴器を着用した難聴者が着
信確認や通話を行う場合の不利不便を解消させる。 【構成】 子機ユニット2のマイコン回路46は通常時に
おいてスイッチ回路52をY-R接続とし、親機ユニットか
らの着呼信号の受信によりリンギング回路51を作動さ
せ、接続線3を介して補聴器1の補聴回路31でイヤフォン
部11からリンギング音を出力させる。次に、通話/リン
ガ切換えボタン23のON入力があると、スイッチ回路52を
Y-M接続にすると共に電話モード設定信号を出力させて
補聴回路31を電話モードにし、またオフフック信号を親
機ユニットへ出力させる。一方、補聴器1のマイクロフ
ォン部13は伸縮機構を介して耳かけ部に連結されてお
り、着用者はマイクロフォン部13を口元付近へ移動させ
て送話音声を集音させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は補聴器対応式コードレス電話機に係り、補聴器を子機ユニットの送受 話器として利用できるようにして難聴者の便宜を図るための電話機システムに関 する。
【0002】
【従来の技術】
最近、コードレス電話機の普及が目覚ましく、1台の親機に対して単数又は複 数の子機を対応させ、一定距離の範囲内で子機から自由に宛先を発呼でき、また 何れの子機からでも親機への着信に応答できるという便利さから、家庭や事務所 等において設置されるケースが多くなっている。
【0003】 一方、従来から難聴者は補聴器を利用して社会生活における不自由さを補って おり、その補聴器に関しても小型化が図られると共に音質や感度の改善が図られ ている。 特に、我国においては近い将来に全人口に対する老人の人口の占める割合が飛 躍的に増加することが必至であり、必然的に補聴器の需要台数も大幅に増大する ものと考えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近の電話機では着信時の呼出し音や受話音の音量を調整できるよ うになっているが、呼出し音に関しては室内の環境を考慮して比較的小さな音量 に設定されることが多く、また通話の際の音声出力に関しても通常の聴覚を有し た者が聴き取れる程度の範囲で音量が設定されている。 従って、難聴者にとっては着呼の確認が困難な場合が多く、また通話の際に補 聴器を着用していると受話部を補聴器に接近させて相手の会話を聴き取ることに なるため、受話器の位置調整が微妙で非常に煩わしくなる。更に、その場合には 音声の伝送効率も低下するため、周囲の騒音が大きいような場所では非常に聴き 難くなる。
【0005】 ここで、補聴器の機能に着目すると、通常の補聴器はイヤフォン部とマイクロ フォン部と耳かけ部とから構成されており、イヤフォン部を受話部として、マイ クロフォン部を送話部として利用すれば電話機の送受話器として代用させること が可能である。また、コードレス電話機の子機はその送受話部を除けば非常に小 型化でき、ポケットに入れて常時携帯することについて支障がない程度の大きさ と重量で構成できる。
【0006】 そこで、本考案は、補聴器を着用した状態でそれを必要に応じて電話機の送受 話器として利用できるようにした補聴器対応式コードレス電話機を提供し、もっ て難聴者における前記の不利不便を解消させることを目的として創作された。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、イヤフォン部と耳かけ部と前記耳かけ部に伸縮機構を介して連結さ れたマイクロフォン部から構成されていると共に補聴モードと電話モードの切換 え設定が可能な補聴回路を内蔵した補聴器と、コードレス親子電話システムの送 受話器部分を除いた子機ユニットとからなり、前記補聴器の補聴回路と前記子機 ユニットの送受話回路が送話信号線と受話信号線で接続されており、且つ前記子 機ユニットが、親機ユニットからの着呼信号の受信によってリンギング信号を発 生させるリンギング手段と、補聴モードと電話モードの切換え指示入力を行うモ ード指示手段と、通常時は前記送受話回路を前記リンギング手段と接続させてお り、前記モード指示手段から電話モードの指示入力があった場合に前記送受話回 路をモデムとの接続状態に切換えるスイッチ手段と、前記モード指示手段から切 換え指示入力があった場合にその指示モードに対応させて前記補聴回路のモード を切換えるための制御信号を信号線へ出力させるモード制御手段を具備したこと を特徴とする補聴器対応式コードレス電話機に係る。
【0008】
【作用】 本考案では、補聴器の耳かけ部とマイクロフォン部の間を伸縮機構で連結して いる。これは、補聴器を電話機の送受話器として用いる際にマイクロフォン部を 口元に近い位置に移動させて送話音声を効率良く集音させるためである。
【0009】 また、補聴器の通常の補聴回路はマイクロフォン部で集音した音を増幅してイ ヤフォン部へ出力させる回路構成になっているが、送受話器として用いる場合に は側音を防止する必要があり、マイクロフォン部側の回路とイヤフォン部側の回 路を独立させて側音防止回路へ接続させる必要がある。そのため、本考案の補聴 器の補聴回路は補聴モードと電話モードでその回路の接続状態を変更できるよう になっており、補聴モードでは補聴器としての接続回路を構成するが、電話モー ドではイヤフォン部側の回路を子機ユニットと接続された受話信号線と接続させ 、またマイクロフォン部側の回路を送話信号線と接続させる。 尚、このモードの切換えは子機ユニット側から送話信号線又は/及び受話信号 線を通じて入力される制御信号によって実行される。
【0010】 一方、子機ユニットは次のように機能する。 先ず、スイッチ手段は通常時においてリンギング手段を送受話回路に接続させ ており、親機ユニットから着呼信号が受信されるとリンギング手段がリンギング 信号を発生させ、その信号を送受話回路から送話信号線を介して補聴器側へ出力 させる。 この段階で、補聴器の補聴回路は補聴モードになっているが、リンギング信号 についてはイヤフォン部へ出力させて着呼を通知する。
【0011】 イヤフォン部でのリンギング音による着呼の確認によって、補聴器の着用者が モード指示手段から指示入力を与えると、スイッチ手段は送受話回路とモデムの 接続状態へ切換えると共にモード制御手段が前記信号線を介して補聴器側へモー ド切換え信号を出力させ、補聴器の補聴回路を電話モードに切換える。 また、着呼の確認によって、補聴器の着用者はマイクロフォン部を耳かけ部か ら伸ばして口元に近い位置に移動させる。
【0012】 その結果、補聴器を送受話器の代用とした通話が可能になり、且つ子機ユニッ トの送受話回路は側音防止回路を内蔵していることから、正常な通話を行うこと ができる。 尚、電話モードと補聴モードの切換えは、前記の着呼時に限らずに、モード指 示手段から切換え指示を行うことにより、スイッチ手段の切換えとモード制御信 号の出力を実行させることで何時でも可能である。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面を用いて説明する。 先ず、図1は補聴器とコードレス電話機の送受話器部分を除いた子機ユニット が絶縁被覆された信号線で接続された構成を示す外観図である。 同図において、1は補聴器を、2は子機ユニットを、3は信号線を示し、補聴器1 はイヤフォン部11と耳かけ部12とマイクロフォン部13とからなる構成を有してお り、また子機ユニット2はポケットに挿入できる程度の大きさの筐体内に後述の システム回路を内蔵させていると共に、その操作面にテンキー21と電源ボタン22 と通話/リンガ切換えボタン23とを備え、また側面に音量調整用ダイヤル24の一 部を突出させている。 そして、この補聴器対応式コードレス電話機の機構的特徴は、補聴器1のマイ クロフォン部13が耳かけ部12とそのまま一体化されておらず、図2に示すように 、耳かけ部12の延長方向へ自在に伸縮できる点、及び子機ユニット2が送受話部 を装備せずに信号線3で補聴器1と接続されており、且つ通話/リンガ切換えボタ ン23を備えている点にある。
【0014】 ここに補聴器1の機構の詳細は図2及び図3に示される。尚、図3(A)は補聴器 1の側面図を、図3(B)はその正面図を示し、図3(B)のハッチング部分は図3(A) のX-X矢視部分断面に相当する。 この補聴器1ではその耳かけ部12を上部12aと下部12bに分割し、上部12aの中に マイクロフォン部13への接続線を兼ねた2本のステンレス製板材14が長手方向に 沿ってほぼ平行に埋設されており、且つその各板材14は上部12aの端面から3〜 4cm程度延長せしめられている。 そして、その各延長部は下部12bの内部に長手方向に沿って平行に形成された 2本のガイド溝15に嵌挿されており、各延長部の端部とマイクロフォン部13の端 子が3〜4cm程度の細い柔軟なリード線16で接続されている。尚、各板材14の端 部は他の部分より幅広く形成されており、下部12bが上部12aから最大限離れた状 態でその端部が各ガイド溝15の入口部分と係合してストッパ機能が働き、逆に上 部12aと下部12bの対向端面が接合する状態では、各板材14に形成されている小突 起17と下部12bのガイド溝15に形成されている凹部(図示せず)が弾力的に嵌合し 、下部12bが各板材14で係止されるようになっている。
【0015】 従って、この補聴器1は耳かけ部12とマイクロフォン部13の間に伸縮機構を設 けたことになり、図2に示すように、耳かけ部12の下部12bを引き出すことによ り板材14の延長方向へ伸ばすことができ、逆に下部12bを板材14の方向へ押し戻 すことにより通常形態の耳かけ部12を構成させることができる。 その結果、この補聴器1は通常の着用時においては耳かけ部12の下部12aを縮め た状態で耳に係止させておくことができ、逆にその着用状態から下部12aを引き 伸ばすと、図4に示すようにマイクロフォン部13を口元に近い位置へ移動させる ことができる。
【0016】 一方、補聴器1と子機ユニット2のシステム回路図は図5に示される。 補聴器1は、前記のようにイヤフォン部11とマイクロフォン部13を有している と共に、増幅器やモード切換え回路を含んだ補聴回路31、イヤフォン部11での出 力を制御するボリューム32、及び電源電池33を内蔵しており、更に子機ユニット 2との接続線3(受話信号線La,送話信号線Lb,GND線)が接続されるジャック34を備 えている。
【0017】 また、子機ユニット2側は、通常のユニットのように送受話器を装備していな いが、側音防止回路や増幅回路を含む送受話回路41、送受話回路の出力を制御す るボリューム42(図1の音量調整用ダイヤル24で操作される)、モデム43、高周 波部に相当する受信部44と送信部45、マイクロコンピュータ回路(以下、「マイコ ン回路」という)46、モデム43の出力をA/D変換してマイコン回路46へ入力させるA /D変換器47、マイコン回路46の出力をD/A変換して主回路へ出力させるD/A変換器 48、テンキー21(図1参照)、テンキー21等の出力をマイコン回路46へ入力させ る入力用I/F49、電源電池50、電源スイッチ22(図1参照)等の必須の回路は内蔵 しており、更に、この子機ユニット2については、送受話回路41の受話信号線La と送話信号線LbをGND線でシールドした接続線3として補聴器2側に接続させてお り、マイコン回路46でON/OFF制御されるリンギング回路51を設けると共にモデム 43と送受話回路41を接続している主回路にスイッチ回路52を介在させ、操作面に 設けた通話/リンガ切換えボタン23からの入力に対応してマイコン回路46がスイ ッチ回路52を制御することによって送受話回路41をリンギング回路51又はモデム 43に切換え接続させる点に特徴がある。 また、この子機ユニット2の高周波部44,45に接続されているアンテナ線53は前 記の接続線3に沿って配線されている。
【0018】 次に、この補聴器対応式コードレス電話機の動作を図6のフローチャートを参 照しながら説明する。 先ず、補聴器1が着用されている状態で補聴回路31が補聴モードに設定されて いる(S1)。 そして、公衆回線を通じて親機ユニット(図示せず)に着呼があると、親機ユニ ットはその送信部から着呼コード信号を発信するが、子機ユニット2ではその着 呼コード信号をアンテナ線53を介して受信部44で受信し、モデム43がその信号を 復調する(S2)。
【0019】 前記に復調された信号はA/D変換器47でA/D変換されてマイコン回路46に取込ま れるが、マイコン回路46ではその信号が着呼コードであることを確認すると、直 ちにリンギング回路51をONに設定する(S3)。 この段階で、スイッチ回路52は送受話回路41とリンギング回路51を接続してい る状態(Y-R接続状態)にあり、リンギング回路51が出力するリンギング信号は送 受話回路41を介して接続線3の受話信号線Laへ出力され、補聴器1の補聴回路31へ 入力される。 一方、補聴回路31は受話信号線Laの信号を常にイヤフォン部11へ出力させる接 続回路を構成しており、イヤフォン部11はリンギング信号によって呼出し音を出 力させる。
【0020】 イヤフォン部11から呼出し音が出力されると、補聴器1の着用者は親機ユニッ トに着信があったことを確認でき、自らが通話を行う意思がある場合には、通話 /リンガ切換えボタン23を押してONにすると共に、図4に示したように耳かけ部 12の下部12bを引き出してマイクロフォン部13を口元に近い位置へ移動させる。 そして、通話/リンガ切換えボタン23からのON設定があると、その設定信号は I/F49を介してマイコン回路46へ取込まれ、マイコン回路46はそれに基づいて直 ちにスイッチ回路52を送受話回路41とモデム43の接続状態(Y-M接続状態)へ切換 え、またリンギング回路51をOFFにしてリンギング信号の出力を停止させる(S5) 。
【0021】 また、マイコン回路46は電話モード設定信号と擬似的なオフフックコードをD/ A変換器48へ出力させる。 ここで出力された電話モード設定信号は送受話回路41から接続線3の受話信号 線Laを通じて補聴器1の補聴回路31へ入力され、補聴回路31はその信号を受信す ることにより補聴モードから電話モードへ切換える(S6,S7)。 即ち、補聴回路31は補聴モードにおいてマイクロフォン部13の出力を内蔵の増 幅器へ接続させてイヤフォン部11へ出力させる回路を構成しているが、電話モー ドが設定されると内蔵の増幅器を受話信号線Laに、マイクロフォン部13を送話信 号線Lbに接続させる回路構成に切換える。尚、前記の電話モード設定手段として は、例えば、補聴回路31に対して入力される通常の電圧値より遥かに高い電圧値 をD/A変換器48へセットし、一方、補聴回路31側にはその電圧値の検出回路を設 けておき、検出回路が電圧閾値を超えた信号を検出した場合にモードを切換える ようにする手段が採用できる。
【0022】 更に、マイコン回路46は擬似的なオフフックコードをD/A変換器48へ出力させ ているが、そのコード信号はスイッチ回路52を介してモデム43へ出力され、モデ ム43が変調した後、送信部45がアンテナ線53から送信させる(S8)。 そして、このオフフックコード信号は親機ユニットで受信され、親機ユニット が公衆回線へオフフック信号を出力させることにより回線が接続される。
【0023】 その結果、補聴器1が子機ユニット2の送受話器として利用できる状態になり、 子機ユニット2の送受話回路41が内蔵している側音防止回路が有効に機能しなが ら、親機ユニットを介して発信元と通話することが可能になる(S9)。この場合、 前記のように補聴器1のマイクロフォン部13は着用者の口元近くに移動されてい るために通常の受話器と同様に送話音声を集音することができ、また受話音はイ ヤフォン部11を通じて聴取できるために周囲の騒音に煩わされることがない。 尚、受話音が小さい場合には子機ユニット2のボリューム42を調整して大きく することができる。
【0024】 一方、通話が終了した場合には、子機ユニット2の通話/リンガ切換えボタン2 3を再度ON操作するだけで足りる。 即ち、通話/リンガ切換えボタン23から再びON信号が入力されると、マイコン 回路46は上記の手順と逆の手順を実行させ、D/A変換器48に擬似的なオンフック コードを出力させて親機ユニット側へそのコードを出力させ、またスイッチ回路 52を送受話回路41とリンギング回路51を接続する状態(Y-R接続状態)へリセット し、更にD/A変換器48に補聴モード設定信号を出力させて補聴器1の補聴回路31を 補聴モードにリセットさせる(S10〜S13)。 その結果、親機ユニットは公衆回線へオンフック信号を出力させて回線断とし 、補聴器1が補聴モードに復帰する共に子機ユニット2は着呼待機状態に戻る。 そして、補聴器1の着用者は耳かけ部12の下部12bを押し縮めて元の状態へ戻し 、通常の補聴機能で使用することになる。
【0025】 尚、逆にこの補聴器対応式コードレス電話機から宛先を発呼する場合には、子 機ユニット2の通話/リンガ切換えボタン23を押してONにし、上記の通話時と同 様のモードと回路を構成させ、テンキー21から宛先のダイヤル番号を入力する。 その場合には、マイコン回路46が入力されたダイヤルデータをD/A変換器48へ 出力させ、スイッチ回路52とモデム43と送信部45を介してアンテナ線53から親機 ユニットへ出力させる。そして、親機ユニットが宛先を発呼し、回線の接続があ ると上記と同様の通話状態へ移行する。
【0026】 ところで、本実施例ではアンテナ線53を補聴器1と子機ユニット2の接続線3に 沿わせて配線させている。通常のコードレス電話機の子機ユニットではロッドア ンテナを筐体の側部から突出させるようになっているが、接続線3に沿わせたこ とによってロッドアンテナを設ける必要がなくなり、比較的長くできるために送 受信感度を高めることができ、また子機ユニット2自体も小型・軽量化される。
【0027】
【考案の効果】
本考案の補聴器対応式コードレス電話機は以上の構成を有していることにより 、次のような効果を奏する。 請求項1の考案は、補聴器をコードレス電話機の送受話器として代用せしめ、 補聴器の着用者が着呼を確実に確認できるようにすると共に、極めて簡単な操作 で補聴器を送受話器として利用しながら通話することを可能にし、難聴者が最も 一般的な通信手段である電話機を使用する場合の不利不便を合理的に解消させる 。 請求項2の考案は、子機ユニットのアンテナ線を補聴器と子機ユニットの接続 線に沿わせて長く配線できるようにし、親機ユニットとの交信時の送受信感度を 向上させ、また子機ユニットの小型・軽量化を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る補聴器対応式コードレス電話機の
補聴器と子機ユニットが信号線で接続された構成を示す
外観図である。
【図2】マイクロフォン部を内蔵した耳かけ部が伸縮す
る状態を示す補聴器の外観図である。
【図3】補聴器の伸縮機構を示す側面図と正面図(要部
断面を含む)を対応させた図である。
【図4】補聴器の着用者がマイクロフォン部を口元付近
に引き出した状態(通話状態)を示す図である。
【図5】補聴器と子機ユニットのシステム回路図であ
る。
【図6】補聴器対応式コードレス電話機の着呼・通話・復
帰時における動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…補聴器、2…子機ユニット、3…接続線、11…イヤフ
ォン部、12…耳かけ部、12a…耳かけ部の上部、12b…耳
かけ部の下部、13…マイクロフォン部、14…板材、15…
ガイド溝、16…リード線、17…小突起、21…テンキー、
23…通話/リンガ切換えボタン、31…補聴回路、41…送
受話回路、43…モデム、44…受信部、45…送信部、46…
マイクロコンピュータ回路、47…A/D変換器、48…D/A変
換器、49…入力用I/F、51…リンギング回路、52…スイ
ッチ回路、53…アンテナ線、La…受話信号線、Lb…送話
信号線。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イヤフォン部と耳かけ部と前記耳かけ部
    に伸縮機構を介して連結されたマイクロフォン部から構
    成されていると共に補聴モードと電話モードの切換え設
    定が可能な補聴回路を内蔵した補聴器と、コードレス親
    子電話システムの送受話器部分を除いた子機ユニットと
    からなり、前記補聴器の補聴回路と前記子機ユニットの
    送受話回路が送話信号線と受話信号線で接続されてお
    り、且つ前記子機ユニットが、親機ユニットからの着呼
    信号の受信によってリンギング信号を発生させるリンギ
    ング手段と、補聴モードと電話モードの切換え指示入力
    を行うモード指示手段と、通常時は前記送受話回路を前
    記リンギング手段と接続させており、前記モード指示手
    段から電話モードの指示入力があった場合に前記送受話
    回路をモデムとの接続状態に切換えるスイッチ手段と、
    前記モード指示手段から切換え指示入力があった場合に
    その指示モードに対応させて前記補聴回路のモードを切
    換えるための制御信号を信号線へ出力させるモード制御
    手段を具備したことを特徴とする補聴器対応式コードレ
    ス電話機。
  2. 【請求項2】 子機ユニットのアンテナ線を補聴器と子
    機ユニットを接続する信号線に沿わせた請求項1の補聴
    器対応式コードレス電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004274544A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 振動子保持構造
JP2008118636A (ja) * 2006-10-18 2008-05-22 Siemens Audiologische Technik Gmbh 基地局としての遠隔操作部を有する聴取システム及び対応する通信方法

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