JPH0568014A - 時分割多重通信方法および装置 - Google Patents
時分割多重通信方法および装置Info
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- JPH0568014A JPH0568014A JP3227993A JP22799391A JPH0568014A JP H0568014 A JPH0568014 A JP H0568014A JP 3227993 A JP3227993 A JP 3227993A JP 22799391 A JP22799391 A JP 22799391A JP H0568014 A JPH0568014 A JP H0568014A
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Abstract
に判定して、干渉がないタイミングにバーストをずらし
て通信を行うことにより、周波数の有効利用を図った時
分割多重通信方法および装置を提供すること。 【構成】 少なくとも二局間で時分割多重方式により双
方向通信を行う無線通信システムにおいて、前記局の少
なくとも一方が送信するバーストの先頭部分と末尾部分
に、それぞれnビットおよびkビット(n,k:自然数)の
誤り検出用符号化ビットまたは誤り訂正用のビットを付
加し、該ビットを用いて誤りがバーストの先頭部分で起
きているか末尾部分で起きているかを判定し、バースト
の先頭部分で誤りが多いときは位相を遅らせ、末尾部分
で誤りが多いときは位相を進ませることを特徴とする時
分割多重通信方法およびそのための装置。
Description
び装置に関し、特に、干渉を受けているバーストの干渉
位置を正確に判定して、干渉がないタイミングにバース
トをずらして通信を行うことにより、周波数の有効利用
を図った時分割多重通信方法および装置に関する。
テムにおいて、例えば、同一の周波数を用いて、時分割
でゾーン内の基地局と子局との間で双方向通信を行って
いる。自律分散システムでは、ゾーン間の同期は通常と
れていないので、隣接したゾーン間で干渉を起こし、使
用できるバーストが減少するという問題がある。例え
ば、図7(b)において、ゾーンAの4多重フレーム中
の、T(送信)およびR(受信)の使用バースト(ハッチン
グの施されたバースト)が、ゾーンBのフレーム中の使
用バースト(同じくハッチングの施されたバースト)と共
存する部分が干渉の発生する部分である。なお、これに
関しては、例えば、奥村善久,進士昌明著「移動通信の基
礎」(電子情報通信学会,昭和61年10月発行)208〜211頁、
または、川崎良治,門馬宏二著「分散型無線チャネル制御
における周波数利用率」(昭和59年電子情報通信学会総合
全国大会654,3-49頁)の記載を参考にすることができ
る。この場合、従来は、図8に示すように、TDMA
(Time Division MultipleAccess)受信機9で受信し
た信号から、受信フレームパルス発生器1で、時分割信
号のフレームを発生させ、そのフレームパルスに同期し
てTDMA復号器4で復号し、このときに干渉検出器2
0を用いて受信信号の干渉波を検出して、フレームパル
スと干渉を受けている時間との関係から、送信フレーム
パルス発生器5のタイミングを制御していた。
は、干渉を検出するようにしているが、干渉波は微弱な
ので、長時間観測する必要があることからその検出に時
間がかかり、また、干渉の位置を正確に判定できないと
いう問題があった。また、干渉の検出は、それを実現す
るハードウェアが大きく、アナログ回路を含むので、調
整が必要であり、また、経年変化の問題もあった。更
に、受信レベルが低いときには、干渉信号の検出が困難
であるという問題もあった。また、従来の方式で、誤り
検出や誤り訂正等の符号を用いても、干渉波の位置の特
定はできなかった。本発明は上記事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、従来の技術における
上述の如き問題を解消し、干渉を受けているバーストの
干渉位置を正確に判定して、干渉がないタイミングにバ
ーストをずらして通信を行うことにより、周波数の有効
利用を図った時分割多重通信方法および装置を提供する
ことにある。
なくとも二局間で時分割多重方式により双方向通信を行
う無線通信システムにおいて、前記局の少なくとも一方
が送信するバーストの先頭部分と末尾部分に、それぞれ
nビットおよびkビット(n,k:自然数)の誤り検出用符
号化ビットまたは誤り訂正用のビットを付加し、受信側
装置においては、復調信号を入力とし時分割信号を抽出
する受信フレームパルス発生器と、前記復調信号と受信
フレームパルス発生器の出力から時分割信号の復号を行
うTDMA復号器の出力信号を入力とし、誤りがバース
トの先頭部分で起きているか末尾部分で起きているかを
判定し、バーストの先頭部分で誤りが多いときは位相を
遅らせ、末尾部分で誤りが多いときは位相を進ませるこ
とを特徴とする時分割多重通信方法およびそのための装
置により達成される。
時分割多重した信号の中で干渉を受けて、誤りがフレー
ムの先頭で多く起きているか、フレームの末尾で多く起
きているかを判定して、干渉を受けている位置を検出す
る。この誤り検出は、誤り検出用の符号を用いるか、ま
たは、送信側と受信側で既知であるプリアンブルビット
やユニークワードビットを用いる。上述の如き位相差の
判定結果に基づき、送信フレームの進ませるか、また
は、遅らせる制御を行う。これにより、干渉のないタイ
ミングでの通信が可能になるという効果が得られる。
を説明した後、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。まず、図1は、本発明の時分割多重通信方法
の概要を説明する図であり、一実施例に係る時分割多重
通信装置の概略構成を示している。図1に示す、本実施
例に係る時分割多重通信装置は、受信機の復調信号を入
力とし、その信号のバーストのフレームパルスを発生さ
せる受信フレームパルス発生器1と、そのフレームパル
スに従い、時分割信号を復号するTDMA復号器4と、
それらの信号から誤りの位置を検出する誤り位置検出器
2と、積分器3,送信フレームパルス発生器5,TDM
A送信装置6から構成される。本装置においては、受信
機の復調信号を入力とし、その信号のバーストのフレー
ムパルスを発生させる受信フレームパルス発生器1から
の信号と、そのフレームパルスに従い、時分割信号を復
号するTDMA復号器4からの信号から、誤り位置検出
器2により「誤りの位置」を検出する。ここで、誤りの位
置は、バーストの先頭か末尾かを出力する。図2は、バ
ーストの先頭および末尾に付加して伝送する誤り検出用
のビットを示している。図2に示す例では、希望波バー
ストの先頭(右端)は、干渉波の影響を受けて誤りが起こ
り易い。上述の判定は、干渉信号と、目的とする信号と
のバーストの位相関係を2値判定していることになり、
その判定結果を積分器3で積分することで、雑音による
位相比較結果の誤りを取り除き、送信フレームパルス発
生器5を制御する。上述の如き作用により、干渉信号と
希望信号との位相差を正確に判定して、干渉信号をさけ
て通信を行うことが可能になるので、無効になるフレー
ム数が減少し、周波数の有効利用になる。
(以下、単に「装置」ともいう)の第1の実施例を示すブロ
ック構成図である。本実施例に示す装置は、図7に示し
た従来の時分割多重通信装置とは、以下の点で異なる。
すなわち、従来の装置で用いられていた干渉検出器20
の代りに、後述する誤り位置検出器2と、誤り検出数の
積算を行う双方向カウンタ12を用いる点である。誤り
位置検出器2は、フレーム前端誤り検出器10と、フレ
ーム後端誤り検出器11から構成され、前述の如き判定
方法により、誤り検出を行う。以下、装置全体としての
動作を説明する。受信フレームパルス発生器1では、受
信フレームパルス発生器1で受信し復調した信号から、
復号に必要なフレームパルスを発生させる。誤り位置検
出器2では、復号したバースト信号の先頭および末尾を
フレームパルスによって知り、誤り検出を行う。誤りが
検出されたときには、誤りの位置により双方向カウンタ
12をカウントアップまたはカウントダウンさせる。双
方向カウンタ12をカウント値が最大値または最小値に
なったら、送信フレームの位相を進ませるか、または、
遅らせる制御を行う。この制御が行われたときに双方向
カウンタ12を予め定めた値にセットする。通常、この
値はカウンタの最小値と最大値の平均値とする。上記実
施例によれば、送信フレームパルスの位相をずらせて、
干渉がないタイミングに通信を行うことが可能になる。
ト信号の構成例である。図4(a)では、バーストの先頭
または末尾に誤り検出用のビットを付加している。この
符号化ビットに誤りが含まれるときには、誤りが検出さ
れるので、干渉波の位置が特定できる。誤り検出ビット
の代りに誤り訂正符号を用いて、訂正および誤り検出を
行うことも可能である。図4(b)は、誤り検出用のビッ
トとして、受信側で既知であるユニークワードやプリア
ンブルビットを用いた例である。これも上述の例と同様
に、受信側で、送られてくるビットが既知であるので誤
り検出を行うことができる。
のブロック構成図である。本実施例が、第1の実施例と
異なる点は、送信フレームパルス発生をシステムのクロ
ックを基にして行うようにしている点である。以下、図
6(a)および(b)を用いて、この点について説明する。
図6(a)および(b)は、それぞれ、図3および図5に示
した実施例で用いている送信フレームパルス発生器5の
構成および制御動作例である。図6(a)に示す例では、
受信フレームパルスをシフトレジスタ13で遅延させ、
必要な遅延量となるレジスタから出力させる。その選択
は積分器出力に従って行う。シフトレジスタ13の段数
はバースト1周期分である。図6(b)に示す例は、シス
テムのクロックを分周してフレームパルスとする送信フ
レームパルス発生器の構成例である。分周する値は、積
分器の出力によって制御を行い、所要の値とする。な
お、この他にも、図示は省略するが、図6(b)に示した
構成例のクロックの代りに適当な周波数を発生するクロ
ック発生器を用いることも可能である。
が低く、干渉の有無の判定が困難な場合においても、誤
りがバーストの先頭部分で多く起きるか、末尾で多く起
きるかを判定できるので、干渉バーストの位相を特定で
き、通信するバーストの位相を、干渉のないタイミング
にずらせて通信できるので、干渉によって使用できない
チャネルが減少し、周波数の有効利用が図れる。また、
上記各実施例に示した装置は、いずれも干渉バーストの
位置の特定が容易であり、ハードウェアも簡易なディジ
タル回路で実現することができる。なお、本発明に係る
時分割多重通信方法においては、受信信号に、干渉以外
の雑音で誤りが多い場合でも、その場合には前述のバー
ストの両端で発生する誤りが等確率で発生することか
ら、その影響を受けることがなく、また、誤動作するこ
ともない。
れば、干渉を受けているバーストの干渉位置を正確に判
定して、干渉がないタイミングにバーストをずらして通
信を行うことにより、周波数の有効利用を図った時分割
多重通信方法および装置を実現できるという顕著な効果
を奏するものである。
図である。
誤り検出用のビットを示す図である。
ック構成図である。
例を示す図である。
ック構成図である。
作例を示す図である。
ある。
ク構成図である。
3:積分器、4:TDMA復号器、5:送信フレームパ
ルス発生器、6:TDMA送信装置、7:TDMA多重
器、8:TDMA送信機、9:TDMA受信器、10:
フレーム前端誤り検出器、11:フレーム後端誤り検出
器、12:双方向カウンタ、13:シフトレジスタ、1
4:遅延量を決めるためのカウンタ、15:選択器、1
6:クロックを分周して送信フレームパルスを得るため
のカウンタ、17:分周する値を定めるプリセット値設
定器、20:干渉検出器。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも二局間で時分割多重方式によ
り双方向通信を行う無線通信システムにおいて、前記局
の少なくとも一方が送信するバーストの先頭部分と末尾
部分に、それぞれnビットおよびkビット(n,k:自然
数)の誤り検出用符号化ビットまたは誤り訂正用のビッ
トを付加し、 受信側装置においては、復調信号を入力とし時分割信号
を抽出する受信フレームパルス発生器と、前記復調信号
と受信フレームパルス発生器の出力から時分割信号の復
号を行うTDMA復号器の出力信号を入力とし、誤りが
バーストの先頭部分で起きているか末尾部分で起きてい
るかを判定し、バーストの先頭部分で誤りが多いときは
位相を遅らせ、末尾部分で誤りが多いときは位相を進ま
せることを特徴とする時分割多重通信方法。 - 【請求項2】 前記誤り検出用符号化ビットの代りに、
バースト同期等に用いられるプリアンブルビットまたは
ユニークワードビットのいずれか一方もしくはその両方
を用いて誤り検出を行うことを特徴とする請求項1記載
の時分割多重通信方法。 - 【請求項3】 少なくとも二局間で時分割多重方式によ
り双方向通信を行う無線通信システムにおいて、前記局
の少なくとも一方が送信するバーストの先頭部分と末尾
部分に、それぞれnビットおよびkビット(n,k:自然
数)の誤り検出用符号化ビットまたは誤り訂正用のビッ
トを付加し、 受信側装置に、復調信号を入力とし時分割信号を抽出す
る受信フレームパルス発生器と、前記復調信号と受信フ
レームパルス発生器の出力から時分割信号の復号を行う
TDMA復号器に加えて、前記受信フレームパルス発生
器とTDMA復号器の出力信号を入力とし、誤りがバー
ストの先頭部分で起きているか末尾部分で起きているか
を判定する誤り位置検出器と、該誤り位置検出器出力を
入力としその出力の雑音成分を除去する積分器と、該積
分器出力と前記受信フレームパルス発生器出力を入力と
し、周期は受信フレームパルス発生器出力に従い、前記
積分器出力が、バーストの先頭部分で誤りが多いことを
出力するときは位相を遅らせ、末尾部分で誤りが多いこ
とを出力するときは位相を進ませる制御を行う送信フレ
ームパルス発生器とを備えたことを特徴とする時分割多
重通信装置。 - 【請求項4】 前記誤り検出用符号化ビットの代りに、
バースト同期等に用いられるプリアンブルビットまたは
ユニークワードビットのいずれか一方もしくはその両方
を用いて誤り検出を行うことを特徴とする請求項3記載
の時分割多重通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227993A JPH0568014A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 時分割多重通信方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227993A JPH0568014A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 時分割多重通信方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568014A true JPH0568014A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16869495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3227993A Pending JPH0568014A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 時分割多重通信方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0568014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001515298A (ja) * | 1997-08-29 | 2001-09-18 | モトローラ・リミテッド | 同期装置およびそのための方法 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP3227993A patent/JPH0568014A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001515298A (ja) * | 1997-08-29 | 2001-09-18 | モトローラ・リミテッド | 同期装置およびそのための方法 |
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