JPH0568011U - ヘッドランプのエイミング機構 - Google Patents
ヘッドランプのエイミング機構Info
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- JPH0568011U JPH0568011U JP650692U JP650692U JPH0568011U JP H0568011 U JPH0568011 U JP H0568011U JP 650692 U JP650692 U JP 650692U JP 650692 U JP650692 U JP 650692U JP H0568011 U JPH0568011 U JP H0568011U
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- screw
- aiming screw
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で操作性が損なわれることがないエイミ
ング機構の提供。 【構成】 リフレクター側ナット20bに螺合するエイ
ミングスクリュー30を合成樹脂製ランプボディ10を
前後に貫通させて貫通部において回転可能に支承し、エ
イミングスクリュー30の後端にエイミングスクリュー
回動操作用の歯車40を一体化して、エイミングスクリ
ュー30の回動によってリフレクター側ナット20bが
エイミングスクリュー30に沿って進退してリフレクタ
ー20が傾動するように構成したヘッドランプのエイミ
ング機構において、エイミングスクリュー30と歯車4
0とを、ヘッダを用いた塑性加工により金属製の棒材か
ら一体成形するようにした。
ング機構の提供。 【構成】 リフレクター側ナット20bに螺合するエイ
ミングスクリュー30を合成樹脂製ランプボディ10を
前後に貫通させて貫通部において回転可能に支承し、エ
イミングスクリュー30の後端にエイミングスクリュー
回動操作用の歯車40を一体化して、エイミングスクリ
ュー30の回動によってリフレクター側ナット20bが
エイミングスクリュー30に沿って進退してリフレクタ
ー20が傾動するように構成したヘッドランプのエイミ
ング機構において、エイミングスクリュー30と歯車4
0とを、ヘッダを用いた塑性加工により金属製の棒材か
ら一体成形するようにした。
Description
【0001】
本考案は、自動車等のリフレクター可動タイプのヘッドランプのエイミング機 構に関する。
【0002】
図4は、従来のリフレクター可動タイプのヘッドランプのエイミング機構を説 明する図である。リフレクター2は、ランプボディ5に固定された図示しない傾 動支点と、ランプボディ5に貫通支持されたエイミングスクリュー1の先端部と で支持されている。エイミングスクリュー1の先端部には雄ねじ1aが形成され ており、この雄ねじ1aがリフレクター2の端部3に固定されたナット4に螺合 されている。即ち、エイミングスクリュー1を回動させるとナット4が雄ねじ1 aに沿って前後に進退してリフレクター端部3が前後に移動させられ、リフレク ター2が図示しない傾動支点まわりに傾動してエイミングが調整できるようにさ れている。そして、エイミングスクリュー1の後端には金属製の冠歯車6が一体 化されており、この冠歯車6の歯6aにプラスドライバー9の先端9aを噛合さ せてプラスドライバー9を回動させることにより、エイミングスクリュー1を回 動させることができる。なお、ランプボディ5の背面には、プラスドライバー9 が挿嵌される円筒形状の合成樹脂製ガイドホルダ7が固定されており、ガイドホ ルダ7内部に形成されたストッパ片7cにプラスドライバー先端9aが受止され て冠歯車歯6aとプラスドライバー先端9aの噛合が確保される。
【0003】
しかし、前記した従来技術では、冠歯車6は、エイミングスクリュー1とは別 途に形成されて後でカシメあるいは溶接によってエイミングスクリュー1の後端 に固着一体化されているので、冠歯車6とエイミングスクリュー1との一体化強 度はあまり高いとはいえない。このため、プラスドライバー9で冠歯車6を何回 も回動させているうちに、冠歯車6がエイミングスクリュー1の後端から外れて しまう可能性があった。
【0004】 また、冠歯車6をエイミングスクリュー1の後端に固着一体化する作業は煩わ しいという問題もあった。 本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、安価で操 作性が損なわれることがないエイミング機構を提供することにある。
【0005】
前記目的を達成するために、本考案に係るヘッドランプのエイミング機構にお いては、 リフレクター側ナットに螺合するエイミングスクリューを合成樹脂製ランプボ ディを前後に貫通させて貫通部において回転可能に支承し、エイミングスクリュ ーの後端にエイミングスクリュー回動操作用の歯車を一体化して、エイミングス クリューの回動によってリフレクター側ナットがエイミングスクリューに沿って 進退してリフレクターが傾動するように構成したヘッドランプのエイミング機構 において、 前記エイミングスクリューと歯車とを、ヘッダを用いた塑性加工により金属製 の棒材から一体成形するようにした。
【0006】
エイミングスクリューと歯車とを、ヘッダを用いた塑性加工により金属製の棒 材から一体成形している。このため、冠歯車をエイミングスクリューと別途に形 成して後でカシメあるいは溶接によってエイミングスクリューの後端に固着一体 化する従来例に比べ、歯車とエイミングスクリューとの一体化強度が高い。また 、従来例とは異なり、歯車をエイミングスクリューの後端に固着一体化する作業 も不要となる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係るヘッドランプのエイミング機構の一実施例を示す縦断面図 、図2は同エイミング機構の要部縦断面図、図3は同エイミング機構の一部(図 2のIII−III線)を破断して示す正面図である。
【0008】 これらの図において、符号10は容器状の合成樹脂製ランプボディで、ランプ ボディ10の前面開口部には前面レンズ10bが組付けられて灯室空間が形成さ れ、この灯室空間内にバルブが挿着されたリフレクター20が収容配置されてい る。符号30は、ランプボディ10を前後に貫通するとともに貫通部において回 転可能に支承された金属製のエイミングスクリューを示しており、リフレクター 20は、このスクリュー30の先端部とランプボディ10に設けられた図示しな い傾動支点とによって支持されている。リフレクター20の背面に延出形成され た延出部20aには、合成樹脂製ナット20bが嵌着(固定)されており、エイ ミングスクリュー30の先端部に形成された雄ねじ31がこのナット20bに螺 合している。そして、スクリュー30を回動させるとナット20bが雄ねじ31 に沿って前後に進退してリフレクター延出部20aが前後に移動させられ、リフ レクター20が図示しない傾動支点まわりに傾動してエイミングが調整できる。
【0009】 ランプボディ10背面に突出する金属製エイミングスクリュー30の後端部分 には、ランプボディ10背面に当接するフランジ30aが一体に設けられ、この フランジ30aの直ぐ後にすぐば傘歯車40が一体に設けられている。即ちエイ ミングスクリュー30とフランジ30aおよび傘歯車40は、1本の金属製の棒 材がヘッダによって塑性加工されることによって、一体に成形されたものである 。傘歯車40の歯40aは、プラスドライバー50の先端50aと噛合可能とさ れるとともにランプボディ10背面側に向けて形成されている。一方、ボディ1 0の背面には、プラスドライバー50が挿嵌できるガイド筒11と、プラスドラ イバー先端50aを受止してプラスドライバー先端50aと傘歯車40の噛合を 確保させるドライバー受部12とが、合成樹脂で一体に形成されている。即ち、 ガイド筒11にプラスドライバー50を挿嵌してドライバー受部12にプラスド ライバー先端50aを当接させると、傘歯車歯40aとプラスドライバー先端5 0aとが噛合し、プラスドライバー50を回動させるとともにスクリュー30が スムーズに回動し、リフレクター20を傾動させてエイミングを調整することが できる。
【0010】 エイミングスクリュー30は、フランジ30aがランプボディ10の背面に当 接することで前方に抜け止めされている。一方、スクリュー30のランプボディ 10の前面に突出する位置には、周方向に溝30dが形成されており、この溝3 0dにランプボディ10の前面を押圧する方向にプッシュオンフィックス60が 取付けられ、スクリュー30は後方に抜け止めされるとともに前方に付勢されて いる。このようにしてスクリュー30は、ランプボディ10に回転可能に支承さ れている。
【0011】 また、ランプボディ10の背面のエイミングスクリュー30貫通部分には、凹 部10aが形成されてボディ10とスクリュー30間を密閉するOリング70が 挿嵌されている。Oリング70とフランジ30a間には、Oリング70を隠蔽す るとともにボディ10の背面とフランジ30aとの摺動接触を円滑にしてスクリ ュー30を回動させやすくするプレーンワッシャー80が介装されている。
【0012】 また、傘歯車40の後部には、ソケットレンチが係合できる六角形のボルトヘ ッド40bが一体に形成されている。
【0013】
以上の説明から明かなように、本考案に係るヘッドランプのエイミング機構に おいては、 従来例に比べ、歯車とエイミングスクリューとの一体化強度が高いため、プラ スドライバーで歯車を何回回動させても、従来例とは異なり、歯車がエイミング スクリューの後端から外れる心配がなく、耐久性が高い。
【0014】 また、従来例とは異なり、歯車をエイミングスクリューの後端に固着一体化す る作業も不要となるので、それだけ作業工程が少なく製造コストが下がり、より 安価なエイミング機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘッドランプのエイミング機構の
一実施例を示す縦断面図
一実施例を示す縦断面図
【図2】同エイミング機構の要部縦断面図
【図3】同エイミング機構の一部を破断して示す正面図
(図2に示すIII−III線断面図)
(図2に示すIII−III線断面図)
【図4】従来のヘッドランプのエイミング機構の断面図
10 合成樹脂製ランプボディ 20 リフレクター 20b リフレクター側ナット 30 エイミングスクリュー 40 歯車
Claims (1)
- 【請求項1】 リフレクター側ナットに螺合するエイミ
ングスクリューが合成樹脂製ランプボディを前後に貫通
し貫通部において回転可能に支承され、エイミングスク
リューの後端にエイミングスクリュー回動操作用の歯車
が一体化され、エイミングスクリューの回動によってリ
フレクター側ナットがエイミングスクリューに沿って進
退させられてリフレクターが傾動するように構成された
ヘッドランプのエイミング機構において、 前記エイミングスクリューと歯車とは、ヘッダを用いた
塑性加工により金属製の棒材から一体成形されたことを
特徴とするヘッドランプのエイミング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992006506U JP2561831Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | ヘッドランプのエイミング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992006506U JP2561831Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | ヘッドランプのエイミング機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568011U true JPH0568011U (ja) | 1993-09-10 |
JP2561831Y2 JP2561831Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=11640320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992006506U Expired - Fee Related JP2561831Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | ヘッドランプのエイミング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561831Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009259654A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用灯具 |
WO2020083321A1 (zh) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 华域视觉科技(上海)有限公司 | 车辆前照灯初级光学元件的安装结构、车灯和汽车 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58138697A (ja) * | 1982-02-13 | 1983-08-17 | 三菱鉛筆株式会社 | セラミツクス製ペン先 |
JPS61163707A (ja) * | 1985-01-14 | 1986-07-24 | Matsushita Electric Works Ltd | マイクロストリツプラインアンテナ |
JPH0214939A (ja) * | 1988-04-28 | 1990-01-18 | Robert Bosch Gmbh | 自動車用の前照灯 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP1992006506U patent/JP2561831Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58138697A (ja) * | 1982-02-13 | 1983-08-17 | 三菱鉛筆株式会社 | セラミツクス製ペン先 |
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WO2020083321A1 (zh) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 华域视觉科技(上海)有限公司 | 车辆前照灯初级光学元件的安装结构、车灯和汽车 |
US11466832B2 (en) | 2018-10-25 | 2022-10-11 | HASCO Vision Technology Co., LTD | Mounting structure of primary optical element for vehicle headlamp, vehicle lamp and vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561831Y2 (ja) | 1998-02-04 |
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