JPH0567590A - 半導体装置のエツチングにおける終点検出方法 - Google Patents

半導体装置のエツチングにおける終点検出方法

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JPH0567590A
JPH0567590A JP23033291A JP23033291A JPH0567590A JP H0567590 A JPH0567590 A JP H0567590A JP 23033291 A JP23033291 A JP 23033291A JP 23033291 A JP23033291 A JP 23033291A JP H0567590 A JPH0567590 A JP H0567590A
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JP
Japan
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film
etching
end point
etched
fluorocarbon
Prior art date
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Application number
JP23033291A
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English (en)
Inventor
Hideo Nagata
秀夫 永田
Yasuki Kimura
泰樹 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半導体装置の製造におけるエッチ
ングの際のその終点検出を、より容易にかつ正確に行な
う方法を提供することを目的とするものである。 【構成】 前記目的実現のために本発明は、被エッチン
グ膜の下に、その被エッチング膜とは波長の異なる発光
を生じる材料を成膜しておき、エッチングの終点、つま
りその膜が露出した時点でその発光を計測することによ
り前記終点を検出するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の製造に
おけるエッチング、中でも多層構造レジストリソグラフ
ィーに用いられる有機材料の反応性イオンエッチング
(O2 RIE)の際の終点検出方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造におけるエッチ
ングの際のその終点検出方法としては種々の方法がある
が、発光分光法が信頼性、経済性の点で優れており多く
用いられている。このことは例えば文献:菅野卓雄「半
導体プラズマプロセス技術」第1版、第2刷(昭57−
6−27)産業図書p.111−116に記載されてい
る。
【0003】その文献にも説明されているように、発光
分光法とは、プラズマ中の原子、分子、イオンのエネル
ギー準位に応じた発光を計測する手法である。
【0004】以下、半導体基板上に成膜したポリシリコ
ン(以下Poly−Siと記す)膜のエッチングを例に
とり、その概要を説明する。
【0005】図4はフレオンガスを用いてPoly−S
iのエッチングをモニタリングした例の発光強度変化を
示した図である。条件としては、その膜厚3500Å、
ガス:CF4 +O2 (5%)、圧力:0.35Tor
r、RFバワー:150W、測定波長704nmのフィ
ルター使用である。
【0006】そうすると、Poly−Siのエッチング
は、 Si+4F* →SiF4 ↑ で表わされるように反応する。即ち、反応開始後F
* (フッ素ラジカル)はSi(シリコン)と反応するた
め、F* の発光強度(スペクトル強度)は減少する。そ
して、終了(Poly−Siがエッチングの終了点)に
近づくに従い徐々に強くなり、終了とともにSiとの反
応がなくなり飽和する。このような現象を利用して、F
* からの発光強度(本例では704nmの発光強度)を
計測することによってPoly−Siのエッチングの終
点を検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
終点検出方法では以下のような欠点がある。
【0008】(1)被エッチング膜の下地が段差状態で
ある場合(図1参照)、またはエッチング速度がウエハ
(半導体基板)面内で不均一な場合、エッチングの終点
が明確に定まらないため、発光強度(スエクトル)の変
化が緩慢になり正確なその終点検出が困難である。
【0009】(2)本来エッチング終点の検出は、下地
が一部露出した時点(つまり終点の初期)を正確に知り
たいのであるが、それは発光強度の変化が小さいために
困難である。
【0010】以上のことは、まとめて言えばエッチング
の終点即ち被エッチング膜の消滅が同時に起こらないこ
とに起因する。
【0011】本発明は、以上述べたエッチングの終点が
困難な問題点を除去するために、被エッチング膜に関す
る構造を改良し、正確な終点検出を可能とした方法を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的実現
のために、被エッチング膜の下に、その被エッチング膜
とは著しく異なる波長の発光を生じる膜で、かつエッチ
ング特性は被エッチング膜と同様の膜(例えばフロロカ
ーボン膜)を成膜しておき、その発光が発生する時点を
検出することにより終点を知るようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明は前述のように、被エッチング膜の下に
異なる波長の発光を生じる膜を形成するようにしたの
で、エッチング終点になると、検出対象つまり被エッチ
ング膜からの発光の強度がそれまで殆ど無い状態から急
速に上昇するため、非常にその検出がし易くかつ正確に
できる。
【0014】
【実施例】図1に本発明の第1の実施例を示し、以下に
説明する。
【0015】この第1の実施例は、多層レジストのエッ
チングの終点検出の例である。つまりエッチングする膜
(被エッチング膜)のはレジスト膜である。
【0016】図2はそのエッチングにおける発光強度の
変化を示す図であり、図3は本実施例を実施するドライ
エッチング装置の概略図である。
【0017】図3のエッチング装置は公知のものである
から、多くの説明は要しないであろう。電極4,5を有
する反応室には側部に覗き窓2があり、近辺に発光スペ
クトルメータ1を設けてある。周知のように、その処理
はウエハを陰極4の上の台(図示してない)に載せ、ガ
ス(O2 )を導入し、高周波(RF)の印加によりプラ
ズマを発生させてエッチングを行なう。発光スペクトル
メータ1には反応室内のプラズマ光のスペクトラム変化
を光ファイバーを通して導入し、それを電気変換してエ
ッチング状況をモニターするのが普通である。本実施例
では、F* からの704nmの発光強度を計測するよう
にした。
【0018】本実施例は図1(a)に示すように、例と
して段差のある基板5の上に先ず500Å程度のフロロ
カーボン膜6を成膜する。この成膜は、CHF3 ガスに
よるプラズマCVDによって行なう。その後、フロロカ
ーボン膜6の上にレジスト7とO2 RIEのマスク8を
公知の技術により形成する。
【0019】前記フロロカーボン膜6はそれから発生す
るF* が700nm付近に発光ピークをもっており、普
通のレジスト7の発光ピークである480nm前後とは
著しく異なる。
【0020】前述のように成膜した後、前述した図3の
装置内にその基板5をセットしてエッチングを行なうの
であるが、その状態を図1(b)(c)に示す。
【0021】条件は、O2 ガス流量:20sccm、圧
力:10mTorr、RFパワー:200Wとした。
【0022】前述したようにレジスト7は700nm付
近には大きな発光ピークを持たないので、図1(b)の
ようにフロロカーボン膜6が露出しない状態では、殆ど
0に近い(図2のa〜b部分参照)。
【0023】エッチングが進んで図1(c)のようにフ
ロロカーボン膜6が露出した状態になると、前記膜6か
ら発生するF* からの704nm発光強度は急速に立ち
上がる(図2のc部分)。従って、この立ち上がりを計
測することによりエッチングの終点が開始した時点、つ
まり被エッチング膜であるレジスト7がエッチングさ
れ、下地のフロロカーボン膜6が露出した時点で、極め
て容易にかつ正確に検出できる。
【0024】次に、図示はしないが本発明の第2の実施
例を説明する。それはO2 RIEによるスパッタエッチ
ング速度の計測に適用した例である。エッチング装置は
無論前述した図3のものを使用する。ただし、この実施
例では計測する波長は後述するようにCOからの発光で
ある483.5nmを採用している。
【0025】この第2の実施例は、被エッチング膜はS
iO2 、W、Tiなどの主に無機膜を約500Åの厚さ
形成したものであり、その下に厚さ約2μmのホトレジ
ストを設けるものである。いわば成膜の厚さは異なる
が、図1とレジストの位置が逆の構造である。つまり、
被エッチング膜の下に、それと異なる波長の膜としてホ
トレジストを形成したものである。従って、前記エッチ
ング速度の計測は前記SiO2 、Wなどの被エッチング
膜である。
【0026】前記計測は、まずスパッタエッチング速度
を計測する対象の被エッチング膜の厚さを、あらかじめ
計測しておく。
【0027】そして、O2 RIEを行なうのであるが、
エッチングが進み、前記レジストが露出すると有機膜で
あるレジスト膜からCOが発生しその発光が検出でき
る。即ちエッチングの終点が検出できる。従って、それ
が検出されるまでの時間を計測し、初期膜厚をCOから
の発光が検出されるまでに要したO2 RIEの時間で除
算すれば前記エッチング速度が容易にかつ正確に求めら
れる。
【0028】なお、被エッチング膜の下に成膜する膜
は、本実施例に使用したフロロカーボンやレジストに限
るものではないことは言うまでもない。終点検出に都合
のよい発光をする材料であれば原則として何でもよい。
例えばフロロカーボンなどでも同様の効果を実現でき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
エッチング膜の下にその膜とは異なる波長の発光を生じ
る膜を形成したので、そのエッチングの終点をその発光
により初期の時点で検出できる。
【0030】従って、下地に段差が存在する場合でも、
またエッチング速度が不均一な場合でもエッチングの終
点を容易にかつ正確に検出でき、半導体装置の製造効率
の向上と品質の信頼性向上に寄与すること大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例説明図
【図2】O2 RIE中の704nmの発光強度の変化
【図3】本発明を実施する反応性イオンエッチング装置
【図4】Poly−Siの発光強度の変化例
【符号の説明】
5 基板 6 フロロカーボン膜 7 レジスト 8 O2 RIEのマスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造におけるエッチングの
    際のエッチングの終点を検出する方法として、 半導体基板上に形成する被エッチング膜の下に、あらか
    じめ該被エッチング膜とは異なる波長の発光を発生する
    材料の膜を成膜しておき、その膜からの発光を計測する
    ことにより前記被エッチング膜のエッチングの終点を検
    出することを特徴とする半導体装置のエッチングにおけ
    る終点検出方法。
  2. 【請求項2】 前記被エッチング膜とは異なる波長の膜
    を、フロロカーボン膜としたことを特徴する請求項1記
    載の半導体装置のエッチングにおける終点検出方法。
JP23033291A 1991-09-10 1991-09-10 半導体装置のエツチングにおける終点検出方法 Pending JPH0567590A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922921B2 (en) * 2003-04-17 2011-04-12 Au Optronics Corp. Method for fabricating liquid crystal display panel array
JP2012054615A (ja) * 2007-01-04 2012-03-15 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd Tftアレイ構造及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012054615A (ja) * 2007-01-04 2012-03-15 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd Tftアレイ構造及びその製造方法
US8816346B2 (en) 2007-01-04 2014-08-26 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co., Ltd. TFT array substrate and manufacturing method thereof

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